JPH10120709A - エマルジョン粒子のカルボキシル基濃度の制御方法 - Google Patents

エマルジョン粒子のカルボキシル基濃度の制御方法

Info

Publication number
JPH10120709A
JPH10120709A JP8272571A JP27257196A JPH10120709A JP H10120709 A JPH10120709 A JP H10120709A JP 8272571 A JP8272571 A JP 8272571A JP 27257196 A JP27257196 A JP 27257196A JP H10120709 A JPH10120709 A JP H10120709A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
meth
acrylic acid
carboxyl group
emulsion
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8272571A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3655408B2 (ja
Inventor
Kiyotaka Ikami
清隆 井神
Hidenobu Kurokawa
秀信 黒川
Shinsuke Urabe
信輔 浦部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daicel Chemical Industries Ltd filed Critical Daicel Chemical Industries Ltd
Priority to JP27257196A priority Critical patent/JP3655408B2/ja
Publication of JPH10120709A publication Critical patent/JPH10120709A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3655408B2 publication Critical patent/JP3655408B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F2/00Processes of polymerisation
    • C08F2/12Polymerisation in non-solvents
    • C08F2/16Aqueous medium
    • C08F2/22Emulsion polymerisation

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Polymerization Catalysts (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 乳化重合により、エマルジョンのポリマー粒
子表面のカルボキシル基濃度を簡便かつ効率よくコント
ロールする。 【解決手段】 スチレン系単量体および(メタ)アクリ
ル酸エステルから選択された少なくとも一種の重合性単
量体と、(メタ)アクリル酸とを、重合開始剤の存在
下、乳化重合する方法において、過硫酸アルカリ金属塩
と過硫酸アンモニウム塩との割合をコントロールするこ
とにより、エマルジョンのポリマー粒子表面のカルボキ
シル基濃度を制御する。この方法では、乳化重合系に
(メタ)アクリル酸を含む重合性単量体[少なくともス
チレン系単量体とアクリル酸とを含む重合性単量体]を
反応系に一括仕込みして乳化重合することにより、エマ
ルジョン粒子表面のカルボキシル基濃度を、アクリル酸
換算で、0.3〜7.5重量%にコントロールでき、コ
ア/シェル構造に類似のポリマー粒子が生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乳化重合によりエ
マルジョンのポリマー粒子のカルボキシル基濃度を制御
する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】塗料、接着剤、コーティング剤には、安
定性を改善したり、反応性を付与するため、カルボキシ
ル化エマルジョンが使用されている。このカルボキシル
化エマルジョンの調製には、通常、カルボキシル基含有
単量体、特に(メタ)アクリル酸が使用されている。特
に、ポリマー粒子表面のカルボキシル基濃度を高めるた
め、スチレン系単量体や(メタ)アクリル酸エステルを
乳化重合してシードを調製し、このシードの存在下、
(メタ)アクリル酸を含む単量体を重合し、ポリマー粒
子の表層部(シェル部)のカルボキシル基濃度の高いコ
ア/シェル型エマルジョンを調製する方法も利用されて
いる。これらの方法では、通常、ポリマー粒子表面のカ
ルボキシル基濃度を(メタ)アクリル酸の添加量により
コントロールしている。
【0003】しかし、コア/シェル型エマルジョンで
は、多段に乳化重合する必要があり、製造作業性を低下
させるとともに、コスト高を招く。しかも、水溶性の高
い(メタ)アクリル酸は、乳化重合工程においてポリマ
ー粒子表面ではなく、水相で重合する可能性が高い。そ
のため、これらの方法では、ポリマー粒子表面にカルボ
キシル基を有効に導入することが困難であるとともに、
ポリマー粒子表面のカルボキシル基濃度を精度よくコン
トロールできない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、エマルジョンのポリマー粒子表面のカルボキシル基
濃度を簡便かつ効率よくコントロールできる方法を提供
することにある。本発明の他の目的は、簡単な乳化重合
プロセスにより、ポリマー粒子表面のカルボキシル基濃
度を高い作業性で経済的に有利に制御できる方法を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するために鋭意研究を重ねた結果、過硫酸カリウ
ムと過硫酸アンモニウムとの割合をコントロールする
と、乳化重合系に(メタ)アクリル酸を含む重合性単量
体を一括仕込みしても、ポリマー粒子表面のカルボキシ
ル基濃度を有効に制御でき、コア/シェル構造に類似の
ポリマー粒子が生成することを見いだし、本発明を完成
した。すなわち、本発明の方法では、スチレン系単量体
および(メタ)アクリル酸エステルから選択された少な
くとも一種の重合性単量体と、(メタ)アクリル酸と
を、過硫酸塩で構成された重合開始剤の存在下、乳化重
合する方法であって、過硫酸アルカリ金属塩と過硫酸ア
ンモニウム塩との割合をコントロールすることによりエ
マルジョンのポリマー粒子表面のカルボキシル基濃度を
制御する。この方法において、単一の乳化重合ステップ
又は複数の乳化重合ステップのうち少なくとも最終重合
ステップにおいて、少なくともスチレン系単量体を含む
重合性単量体とアクリル酸とをそれぞれ反応系に一括導
入して乳化重合し、ポリマー粒子表面のカルボキシル基
濃度を、アクリル酸換算で、0.3〜7.5重量%程度
にコントロールできる。
【0006】なお、本明細書において、特に言及しない
限り、ポリマー粒子表面とは、ポリマー粒子の表層部を
も含む意味に用いる。また、ポリマー粒子表面、ポリマ
ー粒子の表層部(シェル部)とは、仕込んだ親油性単量
体のうち90重量%以上の親油性単量体が重合した領域
を意味し、親油性単量体とは室温において水に不溶な非
水溶性単量体を意味する。また、アクリル系単量体とメ
タクリル系単量体とを(メタ)アクリル系単量体として
総称する。さらに、「ガラス転移温度」とは、下記のト
ボルスキ(Tobolsky) の計算式により算出される値を意
味する。 1/Tg =W1 /Tg1+W2 /Tg2+…+Wn /Tgn [式中、Tg は共重合体のガラス転移温度(゜K)、T
g1,Tg2,…Tgnはそれぞれ単量体1,2,…nのホモ
ポリマーのガラス転移温度(゜K)、W1 ,W2,…Wn
はそれぞれ単量体1,2,…nの重量分率を示す]
【0007】
【発明の実施の形態】本発明においては、スチレン系単
量体および(メタ)アクリル酸エステルから選択された
少なくとも一種の重合性単量体と、(メタ)アクリル酸
とを、重合開始剤の存在下、水系で乳化重合する。乳化
重合は、通常、乳化剤の存在下で行われる。
【0008】[重合性単量体]スチレン系単量体として
は、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、p−メチ
ルスチレン、ビニルトルエン、t−ブチルスチレン、ク
ロロスチレン、ジビニルベンゼンなどが含まれる。好ま
しいスチレン系単量体はスチレンである。
【0009】(メタ)アクリル酸エステルとしては、例
えば、(メタ)アクリル酸C1-20アルキルエステル[例
えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)ア
クリレート、プロピル(メタ)アクリレート、イソプロ
ピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレー
ト、イソブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メ
タ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、オ
クチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メ
タ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、ドデ
シル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリ
レートなど],シクロアルキル(メタ)アクリレート
[シクロヘキシル(メタ)アクリレートなど]、アリー
ル(メタ)アクリレート[フェニル(メタ)アクリレー
トなど]、アラルキル(メタ)アクリレート[ベンジル
(メタ)アクリレートなど]、ヒドロキシル基含有(メ
タ)アクリル酸エステル[例えば、2−ヒドロキシエチ
ル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレートなど]、グリシジル基含有(メタ)ア
クリル酸エステル[例えば、グリシジル(メタ)アクリ
レートなど]などが挙げられる。これらの(メタ)アク
リル酸エステルは一種又は二種以上使用できる。(メ
タ)アクリル酸エステルのうち、(メタ)アクリル酸C
1-12アルキルエステル、特に(メタ)アクリル酸C1-10
アルキルエステルが好ましく、アルキル基は、直鎖状又
は分岐鎖状のいずれであってもよい。さらには、(メ
タ)アクリル酸エステルは、親油性単量体、例えば、メ
タクリル酸C1-12アルキルエステル,アクリル酸C2-12
アルキルエステルを主たる成分とするのが好ましい。
【0010】さらに、必要に応じて、(メタ)アクリロ
ニトリル、置換アミノ基含有(メタ)アクリル酸エステ
ル[例えば、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレー
トなど]、(メタ)アクリルアミド類又はその誘導体
[(メタ)アクリルアミドなど、N−メチロール(メ
タ)アクリルアミドなど]、ビニルエステル[例えば、
酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなど]、フマル酸エス
テルやマレイン酸エステル[例えば、ジエチルフマレー
ト、ジブチルフマレート、ジ(2−エチルヘキシル)フ
マレートなど]、塩化ビニル、塩化ビニリデン、ビニル
ピロリドン、ビニルエーテル類などを併用してもよい。
【0011】好ましい重合性単量体は、親油性単量体で
構成でき、例えば、スチレン系単量体(特にスチレン)
及び/又はメタクリル酸エステル(特にメタクリル酸メ
チルなどのメタクリル酸C1-4 アルキルエステル)と、
アクリル酸エステル(特にアクリル酸C2-10アルキルエ
ステル)との組み合わせが含まれる。さらに、ポリマー
粒子表面のカルボキシル基濃度を精度よくコントロール
するためには、スチレン系単量体(特にスチレン)単
独、又はスチレン系単量体(特にスチレン)と、アク
リル酸エステル(好ましくはアクリル酸C2-10アルキル
エステル、さらに好ましくはアクリル酸C4-10アルキル
エステル)との組み合わせが有利である。
【0012】本発明では、ポリマー粒子表面へカルボキ
シル基を導入するため、(メタ)アクリル酸を用いる。
ポリマー粒子表面のカルボキシル基濃度を効率よく制御
するためには、(メタ)アクリル酸のうち、アクリル酸
を用いるのが有利である。なお、(メタ)アクリル酸
は、必要に応じて、他のカルボキシル基含有単量体(例
えば、クロトン酸、イタコン酸、マレイン酸又はその酸
無水物、フマル酸、マレイン酸モノエステル、フマル酸
モノエステルなど)、エチレン性不飽和スルホン酸(例
えば、スチレンスルホン酸ナトリウム、ビニルスルホン
酸ナトリウムなど)と併用してもよい。(メタ)アクリ
ル酸の使用量は、ポリマー粒子表面へのカルボキシル基
の導入料に応じて選択でき、例えば、重合性単量体全体
の1〜10重量%、好ましくは1.5〜8重量%、さら
に好ましくは2〜5重量%程度である。
【0013】複数の重合性単量体の組成割合は、エマル
ジョンの用途に応じて選択でき、例えば、ガラス転移温
度−60℃〜50℃、好ましくは−50℃〜40℃、さ
らに好ましくは−40℃〜30℃程度となる範囲で選択
できる。ガラス転移温度は、通常、スチレン、メタクリ
ル酸メチルなどの硬質単量体と、アクリル酸C2-10アル
キルエステルなどの軟質単量体とを適当な割合で組み合
わせることにより調整できる。
【0014】[重合開始剤]本発明の特色は、過硫酸塩
で構成された重合開始剤として、過硫酸アルカリ金属塩
と過硫酸アンモニウム塩との割合をコントロールして、
前記重合性単量体を乳化重合し、ポリマー粒子表面のカ
ルボキシル基濃度を制御する点にある。
【0015】過硫酸アルカリ金属塩としては、過硫酸カ
リウム、過硫酸ナトリウムなどが例示できる。好ましい
過硫酸アルカリ金属塩には過硫酸カリウムが含まれる。
前記過硫酸塩系重合開始剤は、還元剤などと組み合わせ
ることによりレドックス重合開始剤系を構成してもよ
い。還元剤としては、例えば、重亜硫酸アルカリ金属塩
(重亜硫酸ナトリウム,重亜硫酸カリウムなど)、鉄
塩、銅塩などが例示できる。
【0016】過硫酸アルカリ金属塩と過硫酸アンモニウ
ム塩との割合は、エマルジョンのポリマー粒子表面のカ
ルボキシル基濃度に応じて選択でき、例えば、前者/後
者=100/0〜0/100(重量%)、好ましくは9
5/5〜5/95(重量%)(例えば、90/10〜1
0/90(重量%))、さらに好ましくは70/30〜
30/70(重量%)程度の範囲から選択できる。な
お、過硫酸アンモニウム塩に対する過硫酸アルカリ金属
塩(過硫酸カリウムなど)の割合が多くなると、ポリマ
ー粒子表面のカルボキシル基濃度を有効に高めることが
できる。前記過硫酸塩系重合開始剤の使用量は、重合性
単量体の総量100重量部に対して0.1〜5重量部
(例えば、0.3〜3重量部)、好ましくは0.2〜2
重量部(例えば、0.5〜1.5重量部)程度の範囲か
ら選択できる。
【0017】[乳化剤など]乳化重合は、通常、水性媒
体中、乳化剤の存在下で行うことができる。乳化剤とし
ては、例えば、界面活性剤[アニオン系界面活性剤(例
えば、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、アルキ
ルナフタレンスルホン酸ナトリウム、アルキルジフェニ
ルエーテルスルホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリ
ウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリ
ウム、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫
酸ナトリウム、ジアルキルスルホコハク酸ナトリウムな
ど)、ノニオン系界面活性剤(例えば、ポリオキシエチ
レンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルフ
ェニルエーテル、ポリエキシエチレンノニルフェニルエ
ーテル、オキシエチレン−オキシプロピレンブロックコ
ポリマーなど)など]、保護コロイド[ポリビニルアル
コールや水溶性ポリマーなど]、重合性不飽和基を有す
る反応性乳化剤などが例示できる。乳化剤の使用量は、
例えば、重合性単量体の総量100重量部に対して0.
1〜10重量部、好ましくは1〜5重量部程度である。
【0018】さらに、ポリマーの分子量を調整するた
め、連鎖移動剤[例えば、カテコール類などのアルコー
ル類、チオール類、メルカプタン類など]を用いてもよ
い。連鎖移動剤の使用量は、例えば、重合性単量体の総
量100重量部に対して0.01〜3重量部、好ましく
は0.05〜2.5重量部程度である。
【0019】[乳化重合方法]本発明の方法では、(メ
タ)アクリル酸を含む重合性単量体を連続的に供給して
乳化重合してもよいが、少なくとも1つの乳化重合ステ
ップにおいて、(メタ)アクリル酸を含む重合性単量体
を一括して仕込んで重合することにより、表層部のカル
ボキシル基濃度が高いコア/シェル構造に類似のポリマ
ー粒子を生成させることができる。乳化重合は、例え
ば、(メタ)アクリル酸を含む重合性単量体を一括導入
して重合する方法、(メタ)アクリル酸を含む重合性単
量体を間欠的又は段階的に一括導入して重合する方法が
好ましい。特に、単一の乳化重合ステップ又は複数の乳
化重合ステップの少なくとも最終重合ステップにおい
て、(メタ)アクリル酸を含む重合性単量体を一括導入
して重合する方法が好ましい。なお、一括仕込みにおい
て、(メタ)アクリル酸を含む重合性単量体は予め乳化
した乳化液(プレエマルジョン)として使用してもよ
い。乳化重合工程が、複数の乳化重合ステップ(多段重
合)で構成されている場合、少なくとも最終重合ステッ
プにおいて、(メタ)アクリル酸を含む重合性単量体を
一括導入して重合するのが好ましい。例えば、複数のス
テップ(1)〜(n)で乳化重合工程が構成され、先行ステッ
プ(1)〜(x-1)で(メタ)アクリル酸を含まない重合性単
量体を重合した後、後続ステップ(x)〜(n)で(メタ)ア
クリル酸を含む重合性単量体を重合する場合、少なくと
も最終重合ステップ(n)を含む後続重合ステップ(x)〜
(n)において、(メタ)アクリル酸を含む重合性単量体
を重合するのが好ましい。特に、重合性単量体(特に少
なくともスチレン系系単量体を含む重合性単量体)と、
(メタ)アクリル酸(特にアクリル酸)は、それぞれ、
後続重合ステップ(x)〜(n)で使用する全量を最終重合ス
テップ(n)で反応系に一括して導入して乳化重合するの
が有利である。乳化重合ステップ数nは、例えば、2〜
5程度であってもよい。なかでも単一の乳化重合ステッ
プ(1段重合)において、(メタ)アクリル酸を含む重
合性単量体(特に少なくともスチレン系系単量体を含む
重合性単量体と(メタ)アクリル酸とで構成された単量
体)を重合すると、ポリマー粒子の表層部におけるカル
ボキシル基濃度を有効に高めることができる。
【0020】このような方法により、カルボキシル基濃
度の小さなコア層(芯部)と、カルボキシル基濃度の高
いシェル層(表層部)とで構成されたコア/シェル構造
に類する構造を有する重合体粒子を得ることができる。
エマルジョン粒子表面(表層部)のカルボキシル基濃度
は、(メタ)アクリル酸の使用量、重合開始剤の種類な
どにより適当な濃度、例えば、アクリル酸換算で、0.
3〜7.5重量%、好ましくは0.4〜5.5重量%、
さらに好ましくは0.5〜5重量%(例えば、0.6〜
3重量%)程度にコントロールでき、エマルジョン粒子
表面(表層部)のカルボキシル基濃度は、例えば、1〜
5重量%程度であってもよい。より具体的には、スチレ
ン96重量%及びアクリル酸4重量%の重合性単量体を
乳化重合系に一括で仕込み、重合性単量体100重量部
に対して、重合開始剤約0.5重量部を用いて乳化重合
すると、過硫酸カリウムと過硫酸アンモニウムとの割合
に応じて、ポリマー粒子の表層部のアクリル酸濃度を2
〜2.6重量%程度の範囲で制御できる。なお、ポリマ
ー粒子表面(表層部)のカルボキシル基濃度は、種々の
方法、例えば、ガスクロマトグラフィ及び高速液体クロ
マトグラフィによる単量体の反応速度などから測定でき
る。なお、生成したエマルジョンを超遠心分離し、分離
した水相をガスクロマトグラフィに供しても、ポリ(メ
タ)アクリル酸の生成はほとんど認められない。そのた
め、すべての(メタ)アクリル酸はポリマー粒子に導入
されていると判断される。
【0021】乳化重合は、通常、窒素ガスなどの不活性
ガスの流通下、温度30〜100℃、好ましくは50〜
90℃、さらに好ましくは60〜85℃程度で行うこと
ができ、反応時間は、通常1〜12時間(例えば、2〜
10時間)程度である。
【0022】(メタ)アクリル酸を用いる本発明の方法
において、乳化重合の開始から終了に至る適当な段階、
または乳化重合後に、塩基性物質[有機塩基(例えば、
トリメチルアミン、トリエチルアミン、モルホリン、モ
ノエタノールアミン、ジメチルエタノールアミン、トリ
エタノールアミンなど)、無機塩基(例えば、アンモニ
ア、水酸化カリウム、水酸化ナトリウムなど)]を加え
て、pH6〜9程度の中性〜弱アルカリ性領域に調整し
てもよい。前記水性エマルジョンのポリマー粒子の粒子
径は、例えば、0.01〜1μm、好ましくは0.01
〜0.5μm、さらに好ましくは0.01〜0.3μm
程度である。
【0023】本発明の方法により得られた水性エマルジ
ョンには、用途に応じて種々の添加剤、例えば、架橋
剤、成膜助剤、分散剤や乳化剤、防腐剤、防菌剤、防錆
剤、消泡剤、増粘剤、可塑剤、充填剤、有機溶剤、着色
顔料、体質顔料などを添加してもよい。本発明の方法に
より得られた水性エマルジョンでは、ポリマー粒子表面
(表層部)のカルボキシル基濃度、ひいては活性点の濃
度を制御できる。そのため、カルボキシル基に対して反
応性を有する化合物(エポキシ化合物など)を用いるこ
とにより、ポリマー粒子表面へのグラフト量、ポリマー
の架橋密度などをコントロールできる。また、被膜のア
ルカリ成分の透過速度もコントロールできる。そのた
め、水性エマルジョンは、被覆剤、塗料、印刷インキ、
接着剤(粘着剤)、紙加工、繊維加工、セメント混和剤
などの広い用途に利用できる。
【0024】
【発明の効果】本発明の方法では、過硫酸アルカリ金属
塩と過硫酸アンモニウム塩との割合をコントロールして
(メタ)アクリル酸を含む重合性単量体を乳化重合する
ため、水性エマルジョンのポリマー粒子表面(表層部)
のカルボキシル基濃度を簡便かつ効率よくコントロール
できる。さらに、(メタ)アクリル酸を含む重合性単量
体を、乳化重合系に一括添加して重合するという簡単な
乳化重合プロセスにより、ポリマー粒子表面(表層部)
のカルボキシル基濃度を、高い作業性で経済的に有利に
制御できる。
【0025】
【実施例】以下に、本発明を実施例を用いて具体的に説
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。なお、ポリマー粒子の芯部(コア部)及び表層
部(シェル部)のスチレン及びアクリル酸の分布量は、
ガスクロマトグラフィ及び高速液体クロマトグラフィに
よるモノマーの反応速度から測定した。ガスクロマトグ
ラフィ及び高速液体クロマトグラフィの測定条件は以下
の通りである。 ガスクロマトグラフィの測定条件:検出器:FID,カ
ラム:FFAP,カラム温度:80℃×10分後、10
℃/分の昇温速度で180℃まで昇温,注入量:0.5
μl,試料:適当な濃度に水で希釈 高速液体クロマトグラフィの測定条件:検出器:UV,
カラム:Shodex Ionpak KC-811,カラム温度:40℃,
溶出液:0.1%リン酸水溶液,溶出液流量:0.8m
l/分,注入量:20μl,試料:3%NaCl水溶液
で塩析した後、濾過し、適当な濃度に水で希釈 実施例1 撹拌器、還流冷却器、滴下漏斗、窒素導入管及び温度計
を備えた2000mlの反応容器に、イオン交換水67
8.6g、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル
0.75g及びアルキルジフェニルエーテルスルホン酸
ナトリウム2.79gを添加し、内容物が完全に溶解す
るまで十分に撹拌した。次いで、塩化第一鉄0.000
7gを添加した後、スチレン111.9gとアクリル酸
9.0gを添加し、50℃まで加熱した後、過硫酸カリ
ウム0.30g、重亜硫酸ナトリウム0.11g、25
%アンモニア水0.24gを添加し、重合反応を開始し
た。2時間反応後、さらに、過硫酸カリウム0.30
g、重亜硫酸ナトリウム0.11g、25%アンモニア
水0.24gを添加し、3時間重合することにより反応
を終了した。
【0026】実施例2 重合開始時及び2時間反応後にそれぞれ添加した過硫酸
カリウムの添加量0.30gに代えて、過硫酸カリウム
0.22g及び過硫酸アンモニウム0.08gを用いる
以外、実施例1と同様にして重合反応を行った。
【0027】実施例3 重合開始時及び2時間反応後にそれぞれ添加した過硫酸
カリウムの添加量0.30gに代えて、過硫酸カリウム
0.15g及び過硫酸アンモニウム0.15gを用いる
以外、実施例1と同様にして重合反応を行った。
【0028】実施例4 重合開始時及び2時間反応後にそれぞれ添加した過硫酸
カリウムの添加量0.30gに代えて、過硫酸カリウム
0.08g及び過硫酸アンモニウム0.22gを用いる
以外、実施例1と同様にして重合反応を行った。
【0029】実施例5 重合開始時及び2時間反応後にそれぞれ添加した過硫酸
カリウムの添加量0.30gに代えて、過硫酸アンモニ
ウム0.30gを用いる以外、実施例1と同様にして重
合反応を行った。
【0030】そして、コア部及びシェル部のスチレン及
びアクリル酸の分布量を測定したところ、表1に示す結
果を得た。なお、コア部とシェル部は親油性単量体(ス
チレン)が90重量%以上が重合したか否かを指標とし
た。
【0031】
【表1】 実施例6および7 スチレン(St)49.7重量%,アクリル酸n−ブチ
ル(BA)42.3重量%、アクリル酸4.0重量%、
およびN−メチロールアクリルアミド4.0重量%で構
成された重合性単量体と、この重合性単量体100重量
部に対して過硫酸カリウム0.5重量部(実施例6)又
は過硫酸アンモニウム0.5重量部(実施例7)を用い
る以外、実施例1と同様にして乳化重合した。
【0032】そして、ガスクロマトグラフィ及び高速液
体クロマトグラフィにより未反応の重合性単量体を定量
し、親油性単量体であるスチレン(St)およびアクリ
ル酸n−ブチル(BA)の反応率[(St+BA)反応
率]と、アクリル酸の反応率との関係を調べたところ、
図1および図2に示す結果を得た。図1から明らかなよ
うに、過硫酸カリウム(実施例6)を用いると、アクリ
ル酸の反応率が約40%の領域に変曲点があり、反応率
が約40%を越える領域では、スチレンおよびアクリル
酸n−ブチルの反応率が約90%以上となるり、重合性
単量体の重合が進行するにつれて、ポリマー粒子の表層
部でのアクリル酸の導入量が多くなる。また、図2から
明らかなように、過硫酸アンモニウム(実施例7)を用
いると、アクリル酸の反応率が約30%および約50%
の領域に変曲点があり、反応率が約50%を越える領域
で、スチレンおよびアクリル酸n−ブチルの反応率が約
90%以上となるものの、過硫酸カリウム(実施例6)
に比べて、ポリマー粒子の表層部でのアクリル酸の導入
量が少ない。
【0033】実施例8および9 スチレン(St),アクリル酸n−ブチル(BA)及び
アクリル酸(AA)を下記割合で含む重合性単量体10
0重量部に対して過硫酸カリウム0.5重量部(実施例
8)又は過硫酸アンモニウム0.5重量部(実施例9)
を用いる以外、実施例1と同様にして乳化重合した。 St52.4重量%,BA44.6重量%、AA3.
0重量% St51.9重量%,BA44.1重量%、AA4.
0重量% St51.3重量%,BA43.7重量%、AA5.
0重量% St50.8重量%,BA43.2重量%、AA6.
0重量% そして、重合性単量体中のアクリル酸量(重量%)と、
ポリマー粒子の表層部のアクリル酸含有量(重合性単量
体のアクリル酸量に対する重量%)との関係を調べたと
ころ、図3に示す結果を得た。図3から明らかなよう
に、過硫酸アンモニウム(実施例9)よりも過硫酸カリ
ウム(実施例8)を用いると、アクリル酸をポリマー粒
子の表層部に効率よく共重合して導入できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は実施例6における結果を示すグラフであ
る。
【図2】図2は実施例7における結果を示すグラフであ
る。
【図3】図3は実施例8および実施例9における結果を
示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08F 220:06) (C08F 220/10 220:06)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スチレン系単量体および(メタ)アクリ
    ル酸エステルから選択された少なくとも一種の重合性単
    量体と、(メタ)アクリル酸とを、過硫酸塩で構成され
    た重合開始剤の存在下、乳化重合する方法であって、過
    硫酸アルカリ金属塩と過硫酸アンモニウム塩との割合を
    コントロールすることによりエマルジョンのポリマー粒
    子表面のカルボキシル基濃度を制御する方法。
  2. 【請求項2】 単一の乳化重合ステップ又は複数の乳化
    重合ステップのうち少なくとも最終重合ステップにおい
    て、少なくともスチレン系単量体を含む重合性単量体と
    アクリル酸とをそれぞれ反応系に一括導入して乳化重合
    し、ポリマー粒子表面のカルボキシル基濃度を、アクリ
    ル酸換算で、0.3〜7.5重量%にコントロールする
    請求項1記載の制御方法。
JP27257196A 1996-10-15 1996-10-15 エマルジョン粒子のカルボキシル基濃度の制御方法 Expired - Fee Related JP3655408B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27257196A JP3655408B2 (ja) 1996-10-15 1996-10-15 エマルジョン粒子のカルボキシル基濃度の制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27257196A JP3655408B2 (ja) 1996-10-15 1996-10-15 エマルジョン粒子のカルボキシル基濃度の制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10120709A true JPH10120709A (ja) 1998-05-12
JP3655408B2 JP3655408B2 (ja) 2005-06-02

Family

ID=17515775

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27257196A Expired - Fee Related JP3655408B2 (ja) 1996-10-15 1996-10-15 エマルジョン粒子のカルボキシル基濃度の制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3655408B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001240619A (ja) * 1999-12-14 2001-09-04 Rohm & Haas Co 耐水性インクジェット用インクのポリマーバインダー
JP2008088446A (ja) * 2007-12-27 2008-04-17 Nippon Shokubai Co Ltd (メタ)アクリル酸系共重合体の製造方法
JP2008088437A (ja) * 2007-12-25 2008-04-17 Soken Chem & Eng Co Ltd シード粒子、ビニル系重合体およびこれらの製造方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103103768A (zh) * 2012-12-14 2013-05-15 常熟市琴达针织印染有限公司 一种涤纶仿棉手感整理剂及其制备方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04224810A (ja) * 1990-12-26 1992-08-14 Kao Corp 床光沢組成物用乳化共重合体
JPH06179726A (ja) * 1992-12-11 1994-06-28 Dainippon Ink & Chem Inc 共重合体エマルジョンの製造方法
JPH083418A (ja) * 1994-06-23 1996-01-09 Asahi Chem Ind Co Ltd 水系架橋型塗料用重合体ラテックスおよびそのラテックスを用いた塗料組成物
JPH08127737A (ja) * 1994-10-27 1996-05-21 Nippon Oil & Fats Co Ltd 熱硬化型エマルション塗料
JPH08337738A (ja) * 1995-04-10 1996-12-24 Mitsubishi Rayon Co Ltd Crtアルミバックアンダーコート被膜用エマルション組成物およびその製造方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04224810A (ja) * 1990-12-26 1992-08-14 Kao Corp 床光沢組成物用乳化共重合体
JPH06179726A (ja) * 1992-12-11 1994-06-28 Dainippon Ink & Chem Inc 共重合体エマルジョンの製造方法
JPH083418A (ja) * 1994-06-23 1996-01-09 Asahi Chem Ind Co Ltd 水系架橋型塗料用重合体ラテックスおよびそのラテックスを用いた塗料組成物
JPH08127737A (ja) * 1994-10-27 1996-05-21 Nippon Oil & Fats Co Ltd 熱硬化型エマルション塗料
JPH08337738A (ja) * 1995-04-10 1996-12-24 Mitsubishi Rayon Co Ltd Crtアルミバックアンダーコート被膜用エマルション組成物およびその製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001240619A (ja) * 1999-12-14 2001-09-04 Rohm & Haas Co 耐水性インクジェット用インクのポリマーバインダー
JP2008088437A (ja) * 2007-12-25 2008-04-17 Soken Chem & Eng Co Ltd シード粒子、ビニル系重合体およびこれらの製造方法
JP2008088446A (ja) * 2007-12-27 2008-04-17 Nippon Shokubai Co Ltd (メタ)アクリル酸系共重合体の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3655408B2 (ja) 2005-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2545727C (en) Aqueous dispersions containing multi-stage emulsion polymers
EP0157928B1 (en) Aqueous dispersion of vinyl copolymer resin
EP1008635B1 (en) Dirt pickup resistant coating binder and coatings
JPH1171417A (ja) フッ素化ポリマーの製造方法
IE57180B1 (en) Crotonate-containing copolymers,processes for their preparation and their use as thickeners in aqueous systems and as sizing agents
JP2002179719A (ja) 水性エマルジョンポリマーの調製方法
CN111349190A (zh) 水性聚合物乳液、其制备方法及其应用
JP2008525547A (ja) 組成勾配を有するコポリマーの、乳化フリーラジカル重合での安定化剤としての使用
JPH10120709A (ja) エマルジョン粒子のカルボキシル基濃度の制御方法
JP3121818B2 (ja) 水性アクリルポリマー分散液及びその製造方法
EP1268564A1 (en) Aqueous polymer dispersion
CN110049806B (zh) 对有机增量剂颗粒的分散体进行汽提的方法
JP2002121225A (ja) 水性アクリルエマルジョンポリマー組成物
JP3644432B2 (ja) 水性樹脂分散体の製造方法
JP3130563B2 (ja) エマルション組成物
JP3225105B2 (ja) コア・シェル型エマルジョンの製造方法
JP2559894B2 (ja) 複合中空粒子
JP2697443B2 (ja) 高分子乳化剤
JPH044270A (ja) 電着塗料製造に利用される重合性乳化剤組成物
CN113508144A (zh) 水性核-壳聚合物、其制备方法及其应用
Emelie et al. CONTROL OF SURFACE AND STRUCTURAL PROPERTIES IN (METHYL METHACRYLATE-BUTYL ACRYLATE) EMULSION TERPOLYMERS
JPH05339328A (ja) 共重合体樹脂水性分散液の製造方法
JPH08302287A (ja) 水性樹脂分散体
JPS61209273A (ja) ビニル共重合体樹脂水分散液の製造法
JP2000109747A (ja) シリコン含有水性コーティング剤組成物の製造法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040802

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040907

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041029

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041130

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050222

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050303

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080311

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080311

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080311

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090311

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees