JPH08337387A - 建物ユニットのシート掛け装置 - Google Patents
建物ユニットのシート掛け装置Info
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- JPH08337387A JPH08337387A JP14605895A JP14605895A JPH08337387A JP H08337387 A JPH08337387 A JP H08337387A JP 14605895 A JP14605895 A JP 14605895A JP 14605895 A JP14605895 A JP 14605895A JP H08337387 A JPH08337387 A JP H08337387A
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- sheet
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 建物ユニットのシート掛け作業を効率よく行
なうこと。 【構成】 挟持具14は、レバー25を引張バネ26の
中心軸26Aが回動の中心36Aを超えてストッパピン
27側となる位置までワンタッチで回動させると、レバ
ー25が引張バネ26の縮もうとする力によりストッパ
ピン27に当接するまで自動的に回動し、挟持片23が
シート71を挟持した状態に付勢する構造になっている
とともに、レバー25を引張バネ26の中心軸26Aが
回動の中心36Aを超えてストッパピン27側とは反対
側となる位置までワンタッチで回動させた場合には、レ
バー25が引張バネ26の縮もうとする力によりシート
71の挟持が解除される方向に自動的に回動する構造に
なっている。
なうこと。 【構成】 挟持具14は、レバー25を引張バネ26の
中心軸26Aが回動の中心36Aを超えてストッパピン
27側となる位置までワンタッチで回動させると、レバ
ー25が引張バネ26の縮もうとする力によりストッパ
ピン27に当接するまで自動的に回動し、挟持片23が
シート71を挟持した状態に付勢する構造になっている
とともに、レバー25を引張バネ26の中心軸26Aが
回動の中心36Aを超えてストッパピン27側とは反対
側となる位置までワンタッチで回動させた場合には、レ
バー25が引張バネ26の縮もうとする力によりシート
71の挟持が解除される方向に自動的に回動する構造に
なっている。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物ユニットのシート
掛け装置に係り、例えば工場内のストックヤードに建物
ユニットを保管する際、建物ユニット生産ラインの最後
で建物ユニットにシートを掛けるために利用できる。
掛け装置に係り、例えば工場内のストックヤードに建物
ユニットを保管する際、建物ユニット生産ラインの最後
で建物ユニットにシートを掛けるために利用できる。
【0002】
【背景技術】ユニット式建物を構成する建物ユニット
は、工場内の生産ラインにより効率よく生産されてい
る。通常、このような建物ユニットは、生産ラインで生
産された後、工場内のストックヤードに保管される。従
って、建物ユニットには、例えば雨から保護するための
シートを掛けなければならず、このシート掛け作業は、
生産ラインの最後で行なわれる。
は、工場内の生産ラインにより効率よく生産されてい
る。通常、このような建物ユニットは、生産ラインで生
産された後、工場内のストックヤードに保管される。従
って、建物ユニットには、例えば雨から保護するための
シートを掛けなければならず、このシート掛け作業は、
生産ラインの最後で行なわれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このシート掛け作業
は、シートをシート掛け装置の挟持具で挟持した後、こ
のシートを建物ユニットの上方に吊るし、さらに、シー
トを挟持具から離脱させるという作業により行なわれ
る。このため、建物ユニットの生産効率という観点か
ら、挟持具によるシートの挟持と離脱とに手間を掛けず
に、建物ユニットのシート掛け作業を効率よく行なうこ
とが望まれている。
は、シートをシート掛け装置の挟持具で挟持した後、こ
のシートを建物ユニットの上方に吊るし、さらに、シー
トを挟持具から離脱させるという作業により行なわれ
る。このため、建物ユニットの生産効率という観点か
ら、挟持具によるシートの挟持と離脱とに手間を掛けず
に、建物ユニットのシート掛け作業を効率よく行なうこ
とが望まれている。
【0004】本発明の目的は、建物ユニットのシート掛
け作業を効率よく行なうことができる建物ユニットのシ
ート掛け装置を提供することにある。
け作業を効率よく行なうことができる建物ユニットのシ
ート掛け装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の建物ユニットの
シート掛け装置は、建物ユニットに掛けられるシートを
挟持する挟持具を備え、このシートを建物ユニットの上
方から掛ける建物ユニットのシート掛け装置であって、
挟持具はシートの挟持と離脱とが各一度の操作で行なわ
れるワンタッチ構造になっていることを特徴とする。
シート掛け装置は、建物ユニットに掛けられるシートを
挟持する挟持具を備え、このシートを建物ユニットの上
方から掛ける建物ユニットのシート掛け装置であって、
挟持具はシートの挟持と離脱とが各一度の操作で行なわ
れるワンタッチ構造になっていることを特徴とする。
【0006】また、ワンタッチ構造は、複数のリンク部
材を含んで構成されたリンク機構であることが望まし
い。
材を含んで構成されたリンク機構であることが望まし
い。
【0007】そして、挟持具の本体には、シートが下方
から狭入される欠切部が形成され、この欠切部には挟持
面が設けられ、ワンタッチ構造のリンク機構は、本体に
対して直角な軸を中心に回動し、かつ、挟持面との間で
シートを挟持する第一リンク部材と、本体に対して直角
な軸を中心に回動自在とされ、一方の端部が第一リンク
部材の縁部に回動自在に連結され、他方の端部が本体に
形成された長い係合部に沿って摺動自在に係合された第
二リンク部材と、一方の端部が本体に対して直角な軸を
中心に回動自在とされた第三リンク部材と第二リンク部
材の一方の端部近傍と第三リンク部材の他方の端部近傍
とに掛け渡されているとともに、第三リンク部材の回動
に伴ってこの回動の中心を横切る引張バネと、本体に対
して直角に突設し、第三リンク部材の他方の端部が当接
されてこの第三リンク部材の回動を止めるストッパピン
とを含んで構成されていることを特徴とする。
から狭入される欠切部が形成され、この欠切部には挟持
面が設けられ、ワンタッチ構造のリンク機構は、本体に
対して直角な軸を中心に回動し、かつ、挟持面との間で
シートを挟持する第一リンク部材と、本体に対して直角
な軸を中心に回動自在とされ、一方の端部が第一リンク
部材の縁部に回動自在に連結され、他方の端部が本体に
形成された長い係合部に沿って摺動自在に係合された第
二リンク部材と、一方の端部が本体に対して直角な軸を
中心に回動自在とされた第三リンク部材と第二リンク部
材の一方の端部近傍と第三リンク部材の他方の端部近傍
とに掛け渡されているとともに、第三リンク部材の回動
に伴ってこの回動の中心を横切る引張バネと、本体に対
して直角に突設し、第三リンク部材の他方の端部が当接
されてこの第三リンク部材の回動を止めるストッパピン
とを含んで構成されていることを特徴とする。
【0008】ここで、欠切部に設けられた挟持面の第一
リンク部材が当接する部位には、欠切部内に突出した当
て部材が取り付けられていることが望ましい。
リンク部材が当接する部位には、欠切部内に突出した当
て部材が取り付けられていることが望ましい。
【0009】さらに、第三リンク部材の他方の端部に
は、下方に延びた紐状操作部材が取り付けられているこ
とが望ましい。
は、下方に延びた紐状操作部材が取り付けられているこ
とが望ましい。
【0010】以上において、挟持具は建物ユニットの水
平方向の大きさよりも大きい枠組みに複数取り付けら
れ、この枠組みは上方に配設されたレールに沿って移動
するホイストで吊られていることが望ましい。
平方向の大きさよりも大きい枠組みに複数取り付けら
れ、この枠組みは上方に配設されたレールに沿って移動
するホイストで吊られていることが望ましい。
【0011】
【作用】このような本発明においては、挟持具がシート
の挟持と離脱とを各一度の操作で行なえるワンタッチ構
造になっているため、建物ユニットに掛けるシートを挟
持具に一度の操作で容易に挟持し、この挟持具を吊るす
等してシートを建物ユニットの上方に位置させた後、シ
ートを一度の操作で挟持具から容易に離脱させることに
より、挟持具によるシートの挟持と離脱とを手間を掛け
ずに行なえるようになり、シート掛け作業を効率よく行
なえるようになる。
の挟持と離脱とを各一度の操作で行なえるワンタッチ構
造になっているため、建物ユニットに掛けるシートを挟
持具に一度の操作で容易に挟持し、この挟持具を吊るす
等してシートを建物ユニットの上方に位置させた後、シ
ートを一度の操作で挟持具から容易に離脱させることに
より、挟持具によるシートの挟持と離脱とを手間を掛け
ずに行なえるようになり、シート掛け作業を効率よく行
なえるようになる。
【0012】また、挟持具のワンタッチ構造を複数のリ
ンク部材を含んで構成したリンク機構にした場合には、
構造が簡単になるため、挟持具を安価に製作可能にな
る。
ンク部材を含んで構成したリンク機構にした場合には、
構造が簡単になるため、挟持具を安価に製作可能にな
る。
【0013】そして、ワンタッチ構造とされたリンク機
構を、第一〜第三リンク部材と、第二リンク部材と第三
リンク部材とに掛け渡されて第三リンクの回動の中心を
横切る引張バネと、第三リンクの回動を止めるストッパ
ピンとを含んで構成した場合には、第三リンクの回動の
中心が引張バネの死点となるため、第三リンク部材をス
トッパピン側に引張バネの死点を超えた位置まで回動さ
せることにより、シートを挟持面と第一リンク部材との
間で容易に挟持可能になり、また、第三リンク部材をス
トッパピンとは反対側に引張バネの死点を超えた位置ま
で回動させることにより、シートを挟持面と第一リンク
部材との間から容易に離脱可能になる。
構を、第一〜第三リンク部材と、第二リンク部材と第三
リンク部材とに掛け渡されて第三リンクの回動の中心を
横切る引張バネと、第三リンクの回動を止めるストッパ
ピンとを含んで構成した場合には、第三リンクの回動の
中心が引張バネの死点となるため、第三リンク部材をス
トッパピン側に引張バネの死点を超えた位置まで回動さ
せることにより、シートを挟持面と第一リンク部材との
間で容易に挟持可能になり、また、第三リンク部材をス
トッパピンとは反対側に引張バネの死点を超えた位置ま
で回動させることにより、シートを挟持面と第一リンク
部材との間から容易に離脱可能になる。
【0014】ここで、挟持面の第一リンク部材が当接す
る部位に、欠切部内に突出した当て部材を取り付けた場
合には、第一リンク部材が挟持面に直接当接することが
ないため、挟持操作の繰り返しによる挟持面の変形等が
防止され、シートの挟持を長期的に確実に行なえるよう
になる。
る部位に、欠切部内に突出した当て部材を取り付けた場
合には、第一リンク部材が挟持面に直接当接することが
ないため、挟持操作の繰り返しによる挟持面の変形等が
防止され、シートの挟持を長期的に確実に行なえるよう
になる。
【0015】さらに、第三リンク部材の他方の端部に、
下方に延びた紐状操作部材を取り付けた場合には、この
紐状操作部材を引くことにより、シートを建物ユニット
の上方に位置させた状態においても、このシートを地上
からの操作で挟持具から容易に離脱させることが可能に
なる。
下方に延びた紐状操作部材を取り付けた場合には、この
紐状操作部材を引くことにより、シートを建物ユニット
の上方に位置させた状態においても、このシートを地上
からの操作で挟持具から容易に離脱させることが可能に
なる。
【0016】以上において、挟持具を建物ユニットの水
平方向の大きさよりも大きい枠組みに複数取り付け、こ
の枠組みを上方に配設されたレールに沿って移動するホ
イストで吊る場合には、シートを建物ユニットの上方か
ら覆うような略無底箱状に吊るすことが可能になり、挟
持具からシートを離脱させるだけで、建物ユニットの底
面を除く全ての面に確実にシート掛けが行なえるように
なり、また、ホイストを操作することで、挟持具をシー
トが挟持される作業エリアに容易に移動させることや、
挟持具を降下させてシートの挟持を容易に行なうことも
可能になる。
平方向の大きさよりも大きい枠組みに複数取り付け、こ
の枠組みを上方に配設されたレールに沿って移動するホ
イストで吊る場合には、シートを建物ユニットの上方か
ら覆うような略無底箱状に吊るすことが可能になり、挟
持具からシートを離脱させるだけで、建物ユニットの底
面を除く全ての面に確実にシート掛けが行なえるように
なり、また、ホイストを操作することで、挟持具をシー
トが挟持される作業エリアに容易に移動させることや、
挟持具を降下させてシートの挟持を容易に行なうことも
可能になる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、本実施例に係るシート掛け装置10の
概略全体を示すものである。シート掛け装置10は、図
中の二点鎖線で示した建物ユニット70にシート71を
掛ける装置であり、この建物ユニット70の上方に配設
された二本の天井レール11と、これらの天井レール1
1に沿って移動する四つのホイスト12と(ここでは三
つのみを図示)、これらのホイスト12に上下動自在に
吊られた枠組み13と、この枠組み13に複数取り付け
られてシート71を挟持する挟持具14とを含んで構成
されている。
明する。図1は、本実施例に係るシート掛け装置10の
概略全体を示すものである。シート掛け装置10は、図
中の二点鎖線で示した建物ユニット70にシート71を
掛ける装置であり、この建物ユニット70の上方に配設
された二本の天井レール11と、これらの天井レール1
1に沿って移動する四つのホイスト12と(ここでは三
つのみを図示)、これらのホイスト12に上下動自在に
吊られた枠組み13と、この枠組み13に複数取り付け
られてシート71を挟持する挟持具14とを含んで構成
されている。
【0018】ここで、72は、建物ユニット70を載置
して移動する車輪付きの運搬治具であり、73は、運搬
治具72の移動のために配置された地上レールである。
して移動する車輪付きの運搬治具であり、73は、運搬
治具72の移動のために配置された地上レールである。
【0019】天井レール11は、例えばチャンネル材等
からなり、吊り部材(図示略)によって工場の天井から
吊られたものである。また、レール11は、シート71
を挟持具14に挟持させる作業エリア(図示略)と、建
物ユニット70にシート71を掛ける作業エリア(図1
で示されたエリア)とを結ぶものである。
からなり、吊り部材(図示略)によって工場の天井から
吊られたものである。また、レール11は、シート71
を挟持具14に挟持させる作業エリア(図示略)と、建
物ユニット70にシート71を掛ける作業エリア(図1
で示されたエリア)とを結ぶものである。
【0020】ホイスト12は、電動機、ドラム、および
ワイヤーロープあるいはチェーンが一体となった一般的
なものであり、枠組み13を水平に上下動させるため、
四つ同時に作動するようになっている。
ワイヤーロープあるいはチェーンが一体となった一般的
なものであり、枠組み13を水平に上下動させるため、
四つ同時に作動するようになっている。
【0021】枠組み13は、角形鋼材からなり、建物ユ
ニット70の水平方向の大きさよりも大きく設けられた
主枠13Aと、建物ユニット70の搬入側に設けられた
副枠13Bとから構成されている。
ニット70の水平方向の大きさよりも大きく設けられた
主枠13Aと、建物ユニット70の搬入側に設けられた
副枠13Bとから構成されている。
【0022】つまり、枠組み13に取り付けられた複数
の挟持具14のうちの副枠13Bに取り付けられた挟持
具14Aには、建物ユニット70を枠組み13の下方に
搬入させるため、シート71の巻き上げられた部分が挟
持されるようになっている。また、建物ユニット70の
搬入の後、副枠13Bの挟持具14Aを解除すること
で、主枠13Aの挟持具14のみで挟持されるシート7
1は、建物ユニット70を上方から覆う無底箱状にな
る。
の挟持具14のうちの副枠13Bに取り付けられた挟持
具14Aには、建物ユニット70を枠組み13の下方に
搬入させるため、シート71の巻き上げられた部分が挟
持されるようになっている。また、建物ユニット70の
搬入の後、副枠13Bの挟持具14Aを解除すること
で、主枠13Aの挟持具14のみで挟持されるシート7
1は、建物ユニット70を上方から覆う無底箱状にな
る。
【0023】挟持具14は、チェーン15を介して枠組
み13に取り付けられており、図2に示すように、この
挟持具14とチェーン15の間には、さらにシャックル
16が介装されている。なお、17は、シャックル16
が取り付けられる取付ピンである。
み13に取り付けられており、図2に示すように、この
挟持具14とチェーン15の間には、さらにシャックル
16が介装されている。なお、17は、シャックル16
が取り付けられる取付ピンである。
【0024】図2において、挟持具14は、鋳造により
略円形板状に形成された一対のケーシング部材18が互
いに間隔をおいて組み合わされた本体19を有してお
り、この本体19には、シート71が下方から狭入され
る欠切部20が形成されており、この欠切部20の辺縁
の一部には、本体19に対して垂直方向内部側に延びた
挟持面21が設けられている。
略円形板状に形成された一対のケーシング部材18が互
いに間隔をおいて組み合わされた本体19を有してお
り、この本体19には、シート71が下方から狭入され
る欠切部20が形成されており、この欠切部20の辺縁
の一部には、本体19に対して垂直方向内部側に延びた
挟持面21が設けられている。
【0025】また、本体19の内部は、複数のリンク部
材から構成されたリンク機構22になっており、このリ
ンク機構22は、第一リンク部材である挟持片23と、
第二リンク部材であるスライダ24と、第三リンク部材
であるレバー25と、引張バネ26と、ストッパピン2
7とを含んで構成されている。そして、レバー25に
は、リング28を介して紐状操作部材であるロープ29
が取り付けられている。
材から構成されたリンク機構22になっており、このリ
ンク機構22は、第一リンク部材である挟持片23と、
第二リンク部材であるスライダ24と、第三リンク部材
であるレバー25と、引張バネ26と、ストッパピン2
7とを含んで構成されている。そして、レバー25に
は、リング28を介して紐状操作部材であるロープ29
が取り付けられている。
【0026】以下には、リンク機構21の詳細について
説明する。図3に示すように、挟持片23は、欠切部2
0の図中右側、つまりは挟持面21とは反対側に設けら
れたものであり、本体19に対して垂直な軸30を中心
に回動し、かつ、挟持面21との間でシート71を挟持
するものである。
説明する。図3に示すように、挟持片23は、欠切部2
0の図中右側、つまりは挟持面21とは反対側に設けら
れたものであり、本体19に対して垂直な軸30を中心
に回動し、かつ、挟持面21との間でシート71を挟持
するものである。
【0027】ただし、本実施例において、この挟持面2
1の挟持片23が当接する部位には、欠切部20内に突
出した円形板状の当て部材31が取り付けられており、
こうすることで、挟持片23が挟持面21に直接当接す
ることがなくなり、挟持操作の繰り返しによる挟持面2
1の変形等が防止されるようになっている。
1の挟持片23が当接する部位には、欠切部20内に突
出した円形板状の当て部材31が取り付けられており、
こうすることで、挟持片23が挟持面21に直接当接す
ることがなくなり、挟持操作の繰り返しによる挟持面2
1の変形等が防止されるようになっている。
【0028】スライダ24は、一対のL字状部材24A
が本体19に対して直角な三本の軸材32〜34を介し
て互いに重ね合わされたものであり、長手方向の一方の
端部が軸材32により挟持片23の縁部に回動自在に連
結され、他方の端部が軸材33により本体19における
欠切部20の上方に形成された長い係合部である長溝3
5に係合され、この長溝35に沿って摺動自在かつ軸材
33を中心に回動自在になっているものである。
が本体19に対して直角な三本の軸材32〜34を介し
て互いに重ね合わされたものであり、長手方向の一方の
端部が軸材32により挟持片23の縁部に回動自在に連
結され、他方の端部が軸材33により本体19における
欠切部20の上方に形成された長い係合部である長溝3
5に係合され、この長溝35に沿って摺動自在かつ軸材
33を中心に回動自在になっているものである。
【0029】なお、軸材32、34は、二枚のL字状部
材24Aの互いの内面間に設けられているものである
が、軸材33は、これらのL字状部材24Aの表面から
突出して設けられており、この突出した部分が長溝35
に係合されているものである。
材24Aの互いの内面間に設けられているものである
が、軸材33は、これらのL字状部材24Aの表面から
突出して設けられており、この突出した部分が長溝35
に係合されているものである。
【0030】レバー25は、所定の長さを有する金属プ
レートが長手方向の中央からコ字形に曲げられて形成さ
れたものであり、コ字形における開口側の端部には、前
記軸材33と同様に、レーバー25の表面から本体19
に対して直角に突出した軸材36が設けられている。そ
して、この軸材36は、本体に形成された軸孔(図示
略)に嵌合されており、レバー25は、この軸材36を
中心に回動自在になっている。また、レバー25の他方
の端部側には、別の軸材37が内設されている。
レートが長手方向の中央からコ字形に曲げられて形成さ
れたものであり、コ字形における開口側の端部には、前
記軸材33と同様に、レーバー25の表面から本体19
に対して直角に突出した軸材36が設けられている。そ
して、この軸材36は、本体に形成された軸孔(図示
略)に嵌合されており、レバー25は、この軸材36を
中心に回動自在になっている。また、レバー25の他方
の端部側には、別の軸材37が内設されている。
【0031】引張バネ26は、スライダ24の軸材34
とレバー25の軸材37に掛け渡されており、伸縮方向
に沿ったの中心軸26Aは、レバー25の回動に伴って
この回動の中心である軸材36の中心36Aを横切るよ
うなっている。つまり、引張バネ26は、回動の中心3
6Aが死点となっているものであり、引張バネ26の中
心軸26Aが軸材36の中心36Aに重なる位置では、
バネとして作用しない。
とレバー25の軸材37に掛け渡されており、伸縮方向
に沿ったの中心軸26Aは、レバー25の回動に伴って
この回動の中心である軸材36の中心36Aを横切るよ
うなっている。つまり、引張バネ26は、回動の中心3
6Aが死点となっているものであり、引張バネ26の中
心軸26Aが軸材36の中心36Aに重なる位置では、
バネとして作用しない。
【0032】ストッパピン27は、本体19内にこの本
体19に対して直角に内設されたものであり、図示した
ように、レバー部材25の端部が当接されて、このレバ
ー部材25の回動を止めるものである。
体19に対して直角に内設されたものであり、図示した
ように、レバー部材25の端部が当接されて、このレバ
ー部材25の回動を止めるものである。
【0033】次ぎに、図3、図4に基づいて挟持具14
の作用を説明する。レバー25を図3中矢印Aの方向に
回動させた場合には、このレバー25の回動中におい
て、引張バネ26の中心軸26Aが、死点であるレバー
25の回動の中心36Aをストッパピン27寄りに超え
た時、レバー25が引張バネ26の縮もうとする力によ
りストッパピン27に当接するまで自動的に回動する。
の作用を説明する。レバー25を図3中矢印Aの方向に
回動させた場合には、このレバー25の回動中におい
て、引張バネ26の中心軸26Aが、死点であるレバー
25の回動の中心36Aをストッパピン27寄りに超え
た時、レバー25が引張バネ26の縮もうとする力によ
りストッパピン27に当接するまで自動的に回動する。
【0034】そして、引張バネ26を介してレバー25
に連結されたスライダ24が長溝35に沿って上方に移
動した状態に付勢し、このスライダ24に連結された挟
持片23が挟持面21側に回動した状態に付勢する。こ
れにより、シート71が挟持片21と当て部材31との
間に挟持される。
に連結されたスライダ24が長溝35に沿って上方に移
動した状態に付勢し、このスライダ24に連結された挟
持片23が挟持面21側に回動した状態に付勢する。こ
れにより、シート71が挟持片21と当て部材31との
間に挟持される。
【0035】一方、図4に示すように、ロープ29を下
方に引き下げることにより(図中矢印B)、レバー25
を矢印Cの方向に回動させた場合には、レバー25の回
動中において、引張バネ26の中心軸26Aが、死点で
あるレバー25の回動の中心36Aをストッパピン27
とは反対側に超えた時、レバー25が引張バネ26の縮
もうとする力によりストッパピン27とは反対側に自動
的に回動する。
方に引き下げることにより(図中矢印B)、レバー25
を矢印Cの方向に回動させた場合には、レバー25の回
動中において、引張バネ26の中心軸26Aが、死点で
あるレバー25の回動の中心36Aをストッパピン27
とは反対側に超えた時、レバー25が引張バネ26の縮
もうとする力によりストッパピン27とは反対側に自動
的に回動する。
【0036】そして、スライダ24が長溝35に沿って
下方に移動した状態に付勢し、挟持片23が挟持面21
とは反対側に回動した状態に付勢し、図示略のシートが
挟持片23と当て部材31との間から離脱する。
下方に移動した状態に付勢し、挟持片23が挟持面21
とは反対側に回動した状態に付勢し、図示略のシートが
挟持片23と当て部材31との間から離脱する。
【0037】このような本実施例によれば以下のような
効果がある。すなわち、シート71を挟持具14に挟持
させるためには、レバー25を引張バネ26の中心軸2
6Aが回動の中心36Aをストッパピン27寄りに超え
るまで回動させればよく、一度の操作で容易に挟持する
ことができる。
効果がある。すなわち、シート71を挟持具14に挟持
させるためには、レバー25を引張バネ26の中心軸2
6Aが回動の中心36Aをストッパピン27寄りに超え
るまで回動させればよく、一度の操作で容易に挟持する
ことができる。
【0038】一方、シート71を挟持具14から離脱さ
せるためには、ロープ29を下方に引き下げて、レバー
25を引張バネ26の中心軸26Aが回動の中心36A
をストッパピン27とは反対寄りに超えるまで回動させ
ればよく、一度の操作で挟持具から容易に離脱させるこ
とができる。
せるためには、ロープ29を下方に引き下げて、レバー
25を引張バネ26の中心軸26Aが回動の中心36A
をストッパピン27とは反対寄りに超えるまで回動させ
ればよく、一度の操作で挟持具から容易に離脱させるこ
とができる。
【0039】以上により、挟持具14によるシート71
の挟持と離脱とを、手間を掛けずにワンタッチで行なえ
るため、シート掛け作業を効率よく行なうことができ
る。
の挟持と離脱とを、手間を掛けずにワンタッチで行なえ
るため、シート掛け作業を効率よく行なうことができ
る。
【0040】またワンタッチ機構は、挟持片23、スラ
イダ24、レバー25、引張バネ26、ストッパピン2
7を含んで構成されたリンク機構であるため、部品コス
トを低く抑えることができるうえ、構造も簡単であるこ
とから、挟持具14を安価に製作することができる。
イダ24、レバー25、引張バネ26、ストッパピン2
7を含んで構成されたリンク機構であるため、部品コス
トを低く抑えることができるうえ、構造も簡単であるこ
とから、挟持具14を安価に製作することができる。
【0041】そして、挟持面21の挟持片23が当接す
る部位には、欠切部20内に突出した当て部材31が取
り付けられているため、挟持片23が挟持面21に直接
当接することがなく、挟持操作の繰り返しによる挟持面
21の変形等を防止することができ、シート71を長期
的に確実に挟持することができる。
る部位には、欠切部20内に突出した当て部材31が取
り付けられているため、挟持片23が挟持面21に直接
当接することがなく、挟持操作の繰り返しによる挟持面
21の変形等を防止することができ、シート71を長期
的に確実に挟持することができる。
【0042】さらに、レバー部材24の端部には、下方
に延びたロープ29が取り付けられているため、このロ
ープ29を引くことにより、シート71が建物ユニット
70の上方に位置されていても、このシート71を地上
からの操作で挟持具14から容易に離脱させることがで
きる。
に延びたロープ29が取り付けられているため、このロ
ープ29を引くことにより、シート71が建物ユニット
70の上方に位置されていても、このシート71を地上
からの操作で挟持具14から容易に離脱させることがで
きる。
【0043】また、挟持具14は、建物ユニット70の
水平方向の大きさよりも大きい主枠13Aに複数取り付
けられているため、シート71を建物ユニット70の上
方から覆うような略無底箱状に吊るすことができ、挟持
具14からシート71を離脱させるだけで、建物ユニッ
ト70の底面を除く全ての面に確実にシート掛けを行な
うことができる。
水平方向の大きさよりも大きい主枠13Aに複数取り付
けられているため、シート71を建物ユニット70の上
方から覆うような略無底箱状に吊るすことができ、挟持
具14からシート71を離脱させるだけで、建物ユニッ
ト70の底面を除く全ての面に確実にシート掛けを行な
うことができる。
【0044】そして、この主枠13Aを含む枠組み13
は、上方に配設されたレール11に沿って移動するホイ
スト12で吊られているため、ホイスト12を操作する
ことで、挟持具14をシート71が挟持される作業エリ
アに容易に移動させることや、挟持具14を降下させて
シート71の挟持を容易に行なうこともできる。
は、上方に配設されたレール11に沿って移動するホイ
スト12で吊られているため、ホイスト12を操作する
ことで、挟持具14をシート71が挟持される作業エリ
アに容易に移動させることや、挟持具14を降下させて
シート71の挟持を容易に行なうこともできる。
【0045】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含
み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。例え
ば、前記実施例では、挟持具14の本体19が、一対の
ケーシング部材18からなっていたが、例えば一つのケ
ーシング部材に挟持片23、スライダ24、レバー25
等が外れることなく確実に装着されたものであってもよ
い。
のではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含
み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。例え
ば、前記実施例では、挟持具14の本体19が、一対の
ケーシング部材18からなっていたが、例えば一つのケ
ーシング部材に挟持片23、スライダ24、レバー25
等が外れることなく確実に装着されたものであってもよ
い。
【0046】また、前記実施例では、挟持具14は、シ
ート71が挟持片23と当て部材31との間で挟持され
るものであったが、例えば挟持面21や当て部材31の
代りに挟持片23と同様な他の挟持片を設けておき、一
つのレバーあるいはロープ等を操作することで二つの挟
持片を回動させ、シート71を互いの挟持片の当接部で
挟持するようにしてもよい。
ート71が挟持片23と当て部材31との間で挟持され
るものであったが、例えば挟持面21や当て部材31の
代りに挟持片23と同様な他の挟持片を設けておき、一
つのレバーあるいはロープ等を操作することで二つの挟
持片を回動させ、シート71を互いの挟持片の当接部で
挟持するようにしてもよい。
【0047】そして、前記実施例では、挟持具14が、
リンク機構22により、シート71の挟持と離脱とがワ
ンタッチで行なわれるようになっていたが、本発明の挟
持具は、例えば本体に紐状操作部材を引くことにより作
動する電磁クラッチ等を設けておき、この電磁クラッチ
で挟持片を回動させるような構造であってもよい。しか
しながら、ワンタッチ構造を前記実施例のようなリンク
機構にすることで、挟持具を安価に製作できるという効
果が得られるのでよい。
リンク機構22により、シート71の挟持と離脱とがワ
ンタッチで行なわれるようになっていたが、本発明の挟
持具は、例えば本体に紐状操作部材を引くことにより作
動する電磁クラッチ等を設けておき、この電磁クラッチ
で挟持片を回動させるような構造であってもよい。しか
しながら、ワンタッチ構造を前記実施例のようなリンク
機構にすることで、挟持具を安価に製作できるという効
果が得られるのでよい。
【0048】
【発明の効果】以上に述べたように本発明によれば、挟
持具がシートの挟持と離脱とを各一度の操作で行なえる
ワンタッチ構造になっているため、挟持具によるシート
の挟持と離脱とを手間を掛けずに行なうことができ、シ
ート掛け作業を効率よく行なうことができるという効果
がある。
持具がシートの挟持と離脱とを各一度の操作で行なえる
ワンタッチ構造になっているため、挟持具によるシート
の挟持と離脱とを手間を掛けずに行なうことができ、シ
ート掛け作業を効率よく行なうことができるという効果
がある。
【0049】また、挟持具のワンタッチ構造を複数のリ
ンク部材を含んで構成したリンク機構にした場合には、
構造を簡単にでき、挟持具を安価に製作することができ
るという効果がある。
ンク部材を含んで構成したリンク機構にした場合には、
構造を簡単にでき、挟持具を安価に製作することができ
るという効果がある。
【0050】そして、ワンタッチ構造とされたリンク機
構を、第一〜第三リンク部材と、第二リンク部材と第三
リンク部材とに掛け渡されて第三リンクの回動の中心を
横切る引張バネと、第三リンクの回動を止めるストッパ
ピンとを含んで構成し、第三リンク部材を回動させる
と、第一リンク部材が回動してシートが挟持面との間で
挟持されるようにした場合には、第三リンク部材を引張
バネの中心軸が死点を超えた位置までストッパピン側に
回動させることにより、シートをワンタッチで容易に挟
持させることができ、第三リンク部材を引張バネの中心
軸が死点を超えた位置までストッパピンとは反対側に回
動させることにより、シートをワンタッチで容易に離脱
させることができるという効果がある。
構を、第一〜第三リンク部材と、第二リンク部材と第三
リンク部材とに掛け渡されて第三リンクの回動の中心を
横切る引張バネと、第三リンクの回動を止めるストッパ
ピンとを含んで構成し、第三リンク部材を回動させる
と、第一リンク部材が回動してシートが挟持面との間で
挟持されるようにした場合には、第三リンク部材を引張
バネの中心軸が死点を超えた位置までストッパピン側に
回動させることにより、シートをワンタッチで容易に挟
持させることができ、第三リンク部材を引張バネの中心
軸が死点を超えた位置までストッパピンとは反対側に回
動させることにより、シートをワンタッチで容易に離脱
させることができるという効果がある。
【0051】さらに、挟持面の第一リンク部材が当接す
る部位に、欠切部内に突出した当て部材を取り付けた場
合には、第一リンク部材が挟持面に直接当接することが
ないため、挟持操作の繰り返しによる挟持面の変形等が
防止され、シートの挟持を長期的に確実に行なうことが
できるという効果がある。
る部位に、欠切部内に突出した当て部材を取り付けた場
合には、第一リンク部材が挟持面に直接当接することが
ないため、挟持操作の繰り返しによる挟持面の変形等が
防止され、シートの挟持を長期的に確実に行なうことが
できるという効果がある。
【0052】また、第三リンク部材の端部に、下方に延
びた紐状操作部材を取り付けた場合には、この紐状操作
部材を引くことにより、シートを建物ユニットの上方に
位置させた状態においても、シートを地上からの操作で
挟持具から容易に離脱させることができるという効果が
ある。
びた紐状操作部材を取り付けた場合には、この紐状操作
部材を引くことにより、シートを建物ユニットの上方に
位置させた状態においても、シートを地上からの操作で
挟持具から容易に離脱させることができるという効果が
ある。
【0053】そして、挟持具を建物ユニットの水平方向
の大きさよりも大きい枠組みに複数取り付け、この枠組
みを上方に配設されたレールに沿って移動するホイスト
で吊る場合には、シートを建物ユニットの上方から覆う
ような略無底箱状に吊るすことができ、挟持具からシー
トを離脱させるだけで、建物ユニットの底面を除く全て
の面に確実にシート掛けを行なうことができるうえ、ホ
イストを操作することで、挟持具をシートが挟持される
作業エリアに容易に移動させることや、挟持具を降下さ
せてシートの挟持を容易に行なうこともできるという効
果がある。
の大きさよりも大きい枠組みに複数取り付け、この枠組
みを上方に配設されたレールに沿って移動するホイスト
で吊る場合には、シートを建物ユニットの上方から覆う
ような略無底箱状に吊るすことができ、挟持具からシー
トを離脱させるだけで、建物ユニットの底面を除く全て
の面に確実にシート掛けを行なうことができるうえ、ホ
イストを操作することで、挟持具をシートが挟持される
作業エリアに容易に移動させることや、挟持具を降下さ
せてシートの挟持を容易に行なうこともできるという効
果がある。
【図1】本発明の一実施例に係る建物ユニットのシート
掛け装置を示す全体図である。
掛け装置を示す全体図である。
【図2】前記実施例の挟持具を示す斜視図である。
【図3】図2におけるIII-III線断面図である。
【図4】図3における挟持具のシートを離脱させた状態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
11 レールである天井レール 12 ホイスト 14 挟持具 19 本体 20 欠切部 21 挟持面 22 リンク機構 23 第一リンク部材である挟持片 24 第二リンク部材であるスライダ 25 第三リンク部材であるレバー 26 引張バネ 26A 中心軸 27 ストッパピン 29 紐上操作部材であるロープ 31 当接部材 35 係合部である長溝 36A 回動の中心 70 建物ユニット 71 シート
Claims (6)
- 【請求項1】 建物ユニットに掛けられるシートを挟持
する挟持具を備え、このシートを前記建物ユニットの上
方から掛ける建物ユニットのシート掛け装置であって、
前記挟持具は、前記シートの挟持と離脱とが各一度の操
作で行なわれるワンタッチ構造になっていることを特徴
とする建物ユニットのシート掛け装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載された建物ユニットのシ
ート掛け装置において、前記ワンタッチ構造は、複数の
リンク部材を含んで構成されたリンク機構からなること
を特徴とする建物ユニットのシート掛け装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載された建物ユニットのシ
ート掛け装置において、前記挟持具の本体には、前記シ
ートが下方から狭入される欠切部が形成され、この欠切
部には挟持面が設けられ、 前記ワンタッチ構造のリンク機構は、 前記本体に対して直角な軸を中心に回動し、かつ、前記
挟持面との間で前記シートを挟持する第一リンク部材
と、 前記本体に対して直角な軸を中心に回動自在とされ、一
方の端部が前記第一リンク部材の縁部に回動自在に連結
され、他方の端部が前記本体に形成された長い係合部に
沿って摺動自在に係合された第二リンク部材と、 一方の端部が前記本体に対して直角な軸を中心に回動自
在とされた第三リンク部材と、 前記第二リンク部材の前記一方の端部近傍と前記第三リ
ンク部材の他方の端部近傍とに掛け渡されているととも
に、前記第三リンク部材の回動に伴ってこの回動の中心
を横切る引張バネと、 前記本体に対して直角に突設し、前記第三リンク部材の
前記他方の端部が当接されてこの第三リンク部材の回動
を止めるストッパピンとを含んで構成されていることを
特徴とする建物ユニットのシート掛け装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載された建物ユニットのシ
ート掛け装置において、前記欠切部に設けられた前記挟
持面の前記第一リンク部材が当接する部位には、前記欠
切部内に突出した当て部材が取り付けられていることを
特徴とする建物ユニットのシート掛け装置。 - 【請求項5】 請求項3または4に記載された建物ユニ
ットのシート掛け装置において、前記第三リンク部材の
前記他方の端部には、下方に延びた紐状操作部材が取り
付けられていることを特徴とする建物ユニットのシート
掛け装置。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載された建
物ユニットのシート掛け装置において、前記挟持具は前
記建物ユニットの水平方向の大きさよりも大きい枠組み
に複数取り付けられ、この枠組みは上方に配設されたレ
ールに沿って移動するホイストで吊られていることを特
徴とする建物ユニットのシート掛け装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14605895A JPH08337387A (ja) | 1995-06-13 | 1995-06-13 | 建物ユニットのシート掛け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14605895A JPH08337387A (ja) | 1995-06-13 | 1995-06-13 | 建物ユニットのシート掛け装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08337387A true JPH08337387A (ja) | 1996-12-24 |
Family
ID=15399137
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14605895A Withdrawn JPH08337387A (ja) | 1995-06-13 | 1995-06-13 | 建物ユニットのシート掛け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08337387A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006263092A (ja) * | 2005-03-23 | 2006-10-05 | Takano Co Ltd | 身体支持装置 |
JP2018001306A (ja) * | 2016-06-29 | 2018-01-11 | 株式会社デンソー | 把持装置及びロボットシステム |
-
1995
- 1995-06-13 JP JP14605895A patent/JPH08337387A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006263092A (ja) * | 2005-03-23 | 2006-10-05 | Takano Co Ltd | 身体支持装置 |
JP4611070B2 (ja) * | 2005-03-23 | 2011-01-12 | タカノ株式会社 | 身体支持装置 |
JP2018001306A (ja) * | 2016-06-29 | 2018-01-11 | 株式会社デンソー | 把持装置及びロボットシステム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020903 |