JPH08337047A - インクジェット用記録媒体および記録物 - Google Patents

インクジェット用記録媒体および記録物

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JPH08337047A
JPH08337047A JP7147456A JP14745695A JPH08337047A JP H08337047 A JPH08337047 A JP H08337047A JP 7147456 A JP7147456 A JP 7147456A JP 14745695 A JP14745695 A JP 14745695A JP H08337047 A JPH08337047 A JP H08337047A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 基材の少なくとも片方の面にインク受容層を
有するインクジェット用記録媒体を用いた記録物であっ
て、イエオロー、マゼンタ、シアンの各100%ベタ部
を有し、そのベタ部の測定角度20度〜75度における
鏡面光沢度を測定した際、イエロー、マゼンタ、シアン
の3色中少なくとも1色が測定角度20度〜60度の範
囲に鏡面光沢度の最大値を有することを特徴とする記録
物。 【効果】 光沢度の最大値を記録物に正対した形で観察
可能としたため、優れた装飾性を有し、かつ、ダイナミ
ックな色彩・色調表現が可能となった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は基材の少なくとも片方の
面上にインク受容層を有するインクジェット記録媒体お
よび記録物に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式は、種々のイン
ク吐出方式、例えば、静電吸引方式、圧電素子を用いて
インクに機械的振動または変移を与える方式、インクを
加熱して発泡させその圧力を利用する方式等により、イ
ンクの小滴を発生、飛翔させ、それらの一部もしくは全
部を紙あるいはインク受容層を塗工したプラスチックフ
ィルム等の被記録材(記録媒体)に付着させて記録を行
うものであるが、騒音の発生が少なく、高速印字、多色
印字の行える方式として注目されている。
【0003】インクジェット記録方式用のインクとして
は、安全性、記録特性等の面から主に水を主成分とする
ものが使用され、ノズルの目詰まり防止および吐出安定
性向上のために多価アルコール類等が添加されている場
合が多い。
【0004】インクジェット記録に用いられる記録媒体
としては、各種紙、OHPフィルム、光沢紙、光沢フィ
ルム、布等が開発されユーザーに提供されてきた。それ
と同時にプリンター本体の搬送方法も変化し、従来主流
であった手差し搬送に代わり、オート・シート・フィー
ダー(以下ASF)による記録媒体の搬送が主流となっ
てきた。
【0005】従来インクジェット記録に用いられる記録
媒体としては、特開昭60−220750号公報に記載
されているように、ポリエステルフィルム上にけん化度
70〜90モル%の水溶性ポリビニルアルコールからな
る親水性皮膜を設けたオーバーヘッドプロジェクター
(以下、OHP)用記録シート、さらに、特公平3−2
6665号公報に記載されているように、基紙上に微粉
シリカとポリビニルアルコールのような水溶性バインダ
ーを含む塗工層を設けた記録紙や、特公平5−3623
7号公報に記載されているように、合成紙等の不透明基
材上に水溶性樹脂を主体とする皮膜を形成した光沢紙が
用いられてきた。また、特開昭63−265680号公
報には、シリカとバインダーを主体とする塗工層をキャ
スト法により設けたインクジェット記録用のキャストコ
ート紙が記載されている。
【0006】近年、記録の高速化、多色化等インクジェ
ット記録装置の性能の向上に伴い、インクジェット用記
録媒体に対しても、より高度で広範な特性が要求されて
いる。
【0007】すなわち、 (1)インクの吸収能力が高いこと(吸収容量が大き
く、吸収時間が速い) (2)ドットの光学濃度が高く、ドット周辺がぼけない
こと (3)ドット形状が真円に近く、その周辺が滑らかであ
ること (4)温度、湿度の変化で特性の変化が小さく、カール
をおこさないこと (5)ブロッキングをおこさないこと (6)画像が長期保存に安定で変質しないこと(特に、
高温高湿環境下) (7)記録媒体自体が長期保存に安定で変質しないこと
(特に、高温高湿環境下) 等の特性を同時に満足させることが要求されている。ま
た、記録の高速化、画像の高密度化、カラー化、インク
の多様化が進むにつれて、様々な記録媒体が要求される
ようになってきた。
【0008】特公平3−26665号公報に記載されて
いるインクジェット記録シートでは、表面がマット調で
あり光沢がない。一方、特公平5−36237号公報に
記載の光沢紙は従来の紙に比べると高光沢、高濃度の画
像が形成可能であるとあるが、未印字部の光沢自体十分
満足できるものでない。また、従来の記録媒体の鏡面光
沢は20度から75度まで連続して測定すると徐々に光
沢度を増加する傾向にあり、記録媒体を斜め方向から見
た場合の75度鏡面光沢が最大値を有するものであっ
た。そのため、従来のものでは未印字部の光沢度のメリ
ハリがないためダイナミックな色彩・色調表現が不十分
であった。さらに、75度鏡面光沢で光沢度の最大値を
有していたため、記録媒体を斜め方向より観察しなけれ
ば記録媒体に十分な光沢が得られなかった。
【0009】従来のインクジェット記録物の鏡面光沢度
は、20度から75度まで連続して測定すると徐々に光
沢度が増加する傾向にあり、記録物を斜め方向から見た
場合の75度鏡面光沢が最大値を有するものであった。
そのため、従来のものでは印字部の光沢度にメリハリが
ないためダイナミックな色彩・色調表現が不十分であっ
た。さらに、75度鏡面光沢で光沢度の最大値を有して
いたため、記録物を斜め方向より観察しなければ記録物
に十分な光沢が得られなかった。
【0010】さらに、本発明に類似した記録物はオフセ
ット印刷、凸版印刷、グラビア印刷等の印刷方式による
印刷物ですでにユーザに提供されているが、印刷方式が
独特なものであるため全てのユーザーに満足されるもの
ではなかった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の第1
の目的は、記録媒体が十分な光沢が得られることにより
すぐれた装飾性を有し、かつ、ダイナミックな色彩・色
調表現可能な記録媒体を提供することである。
【0012】本発明の第2の目的はイエロー、マゼン
タ、シアンの色相を有する記録物において、十分な光沢
度が得られることにより、優れた装飾性を有し、かつ、
ダイナミックな色彩・色調表現がなされる記録物を提供
することである。
【0013】
【課題を解決するための手段および作用】上記第1の目
的は以下の本発明すなわち、「基材の少なくとも片方の
面上にインク受容層を有するインクジェット記録媒体に
おいて、測定角度20度〜60度の範囲に鏡面光沢の最
大値を有するインクジェット用記録媒体であり、さらに
測定角度20度〜75度において鏡面光沢度100%以
上が存在すること、基材が紙であること、および/また
は基材がプラスチックフィルムであることを含むインク
ジェット用記録媒体」によって達成される。
【0014】優れた装飾性を有し、さらに、ダイナミッ
クな色彩・色調表現が可能な記録媒体とは、基材の少な
くとも片方の面上にインク受容層を有するインクジェッ
ト用記録媒体において、20度〜60度の範囲に鏡面光
沢の最大値を有する記録媒体であり、さらに20度〜7
5度の測定角度中に鏡面光沢度の値が100%以上であ
るものが存在するインクジェット用記録媒体である。6
0度より大きいところで鏡面光沢度の最大値が得られる
場合、目線を記録媒体に対して、かなり斜めにして観察
しなくては鏡面光学度の最大値が得られない。また、鏡
面光沢度が全ての角度で100%に満たない場合、従来
より提供されている光沢紙同様全体的な光沢度の不足感
が拭いきれない。さらに、実用上、記録媒体を斜めより
観察する機会に比べ、記録媒体に正対して観察する機会
の方が多い。上記の記録媒体を使用することにより、十
分な光沢度および優れた装飾性を有し、かつ、ダイナミ
ックな色彩・色調表現を観察者に与えることが可能とな
る。
【0015】次に、上記の第2の目的は以下の本発明す
なわち、「基材の少なくとも片方の面上にインク受容層
を有する記録物のイエロー、マゼンタ、シアンの各10
0%ベタ部において、測定角度20度〜75度の鏡面光
沢度を測定した際、イエロー、マゼンタ、シアンの3色
中少なくとも1色が測定角度20度〜60度の範囲に鏡
面光沢の最大値を有するインクジェット記録物であり、
さらに測定角度20度〜75度中に鏡面光沢度100%
以上であるものを含み、基材が紙であること、基材がプ
ラスチックフィルムであることを含むこともある記録
物」によって達成される。
【0016】本発明者は、インクジェット記録に適した
記録媒体の開発を行う中で、前記記録物が、優れた装飾
性を有し、かつ、ダイナミックな色彩・色調表現がなさ
れた記録物であることを見いだし、本発明を完成するに
至ったものである。
【0017】優れた装飾性を有し、さらにダイナミック
な色彩・色調表現がなされた記録物とは、記録媒体の基
材の少なくとも片方の面上にインク受容層を有する記録
媒体を用いた記録物のイエロー、マゼンタ、シアンの各
100%ベタ部において、測定角度20度〜75度の鏡
面光沢度を測定した際、イエロー、マゼンタ、シアンの
3色中少なくとも1色が測定角度20度〜60度の範囲
に鏡面光沢度の最大値を有する記録物であり、さらに測
定角度20度〜75度の鏡面光沢度の値の中には100
%以上のものが存在する記録物である。
【0018】光の入射光が60度より大きいところで鏡
面光沢度の最大値が得られる場合、目線を記録媒体に対
して、かなり斜めにして観察しなくては鏡面光沢度の最
大値が得られない。また、鏡面光沢度が全ての角度で1
00%に満たない場合、従来より提供されている光沢紙
同様全体的な光沢度の不足感が拭いきれない。さらに、
実用上、記録媒体を斜めより観察する機会に比べ、記録
媒体に正対して観察する機会の方が多い。つまり、上記
の記録物を使用することにより、十分な光沢度および優
れた装飾性を有し、かつダイナミックな色彩・色調表現
可能となる。
【0019】次に、好ましい実施態様を挙げて本発明を
さらに詳しく説明する。
【0020】本発明で使用する基材の種類としては、記
録媒体または記録物の表面が前記の物性値を有していれ
ば特に限定されるものではなく、上質紙、中質紙、アー
ト紙、ボンド紙、再生紙、バライタ紙、キャストコート
紙、ダンボール紙等の紙や、ポリエチレンテレフタレー
ト、ジアセテート、トリアセテート、セロハン、セルロ
イド、ポリカーボネート、ポリイミド、ポリビニルクロ
ライド、ポリビニリデンクロライド、ポリアクリレー
ト、ポリエチレン、ポリプロピレン等のプラスチックか
らなるフィルム、もしくは、板、ガラス板あるいは、木
綿、レーヨン、アクリル、絹、ポリエステル等の布を使
用できる。また、前記基材の表面が滑らかな表面であっ
ても、凹凸のついたものであってもよいし、透明、半透
明、不透明のいずれであってもよい。また、これら前記
基材の中より2種類以上を互いに張り合わせたものでも
よい。もちろん、基材がこれらに限定されるものではな
い。
【0021】さらに基材の少なくとも片方の面あるいは
両面に金属膜を有するもの、印字面の反対側にマット
層、剥離粘着層等を設けたもの、また、印字後、印字面
に粘着層等を設けたものであってもよい。金属膜の厚み
は、1オングストローム〜20μmが好ましい。1オン
グストロームより薄い場合は金属特有の金属光沢が得ら
れず、20μmより厚い場合には厚くしただけの効果が
得られない。また、金属膜を有していない基材において
は、インク受容層中に金属粉体を混合させる、インク受
容層と基材の間、あるいはインク受容層とは反対の面に
少なくとも一層金属粉体を含有する層を設けるなどの方
法で本発明の記録媒体が得られる。上記した金属粉体の
一例として、金、銀、銅、真鍮、アルミニウム、チタ
ン、マグネシウム、ベリリウム、白金、ニッケル、コバ
ルト、クロム、パラジウム、亜鉛等の金属粉体、あるい
はこれらが酸化されたもの、またこれらの合金であって
もよいし、もちろんこれらの金属などに限定されるもの
ではない。また、金属粉体の代わりに形成された金属膜
を細かく裁断した粉状の物を用いても良い。金属膜を有
する基材に対して、本発明の目的達成を妨げない範囲で
上記した加工などを施しても良い。
【0022】さらに本発明においては、基材又はインク
受容層表面に、微細な凹凸模様を形成することにより、
反射光が干渉現象を起こし、虹色に輝く画像を形成する
ことができる。
【0023】記録媒体の記録目的、記録画像の用途、あ
るいはその上部に被覆される組成物との密着性等の諸条
件に応じて上記基材の中から適宜選択される。
【0024】インク受容層材料として用いるものとして
は、特に限定されるものではないが、いわゆる水性イン
クを受容できる、水性インクに対して溶解性あるいは親
和性を示すものなら限られるものでなく、ポリビニルピ
ロリドン、ポリビニルアルコール、アニオン変性ポリビ
ニルアルコール、カチオン変性ポリビニルアルコール、
ポリウレタン、カルボキシメチルセルロース、ポリエス
テル、ポリアクリル酸(エステル)、ヒドロキシエチル
セルロース、カチオン化ヒドロキシエチルセルロース、
メラミン樹脂、あるいはこれらの変性物等の合成樹脂、
また、アルブミン、ゼラチン、カゼイン、でんぷん、カ
チオン化でんぷん、アラビアゴム、アルギン酸ソーダ等
の天然樹脂を挙げることができるがこれらに限られるも
のではない。そしてこれらの複数を同時に用いることも
可能である。
【0025】さらに、水分散型樹脂をインク受容層材料
として用いてもよく、例えば、ポリ酢酸ビニル、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、ポリスチレン、スチレン−
(メタ)アクリル酸エステル共重合体、(メタ)アクリ
ル酸エステル系重合体、酢酸ビニル−(メタ)アクリル
酸(エステル)共重合体、ポリ(メタ)アクリルアミ
ド、(メタ)アクリルアミド系共重合体、スチレン−イ
ソプレン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、エ
チレン−プロピレン共重合体、ポリビニルエーテル等多
数列挙することができるが、もちろんこれらに限られる
ものではない。そしてこれらの水溶性樹脂、水分散性樹
脂は複数を同時に用いてもよい。
【0026】さらに、画像保存性を向上させる意味で、
カチオン性化合物をさらに含有させてもよい。このカチ
オン性化合物は、分子内にカチオン性部分を含むもので
あれば特に限られるものではない。
【0027】例えば、モノアルキルアンモニウムクロラ
イド、ジアルキルアンモニウムクロライド、テトラメチ
ルアンモニウムクロライド、トリメチルフェニルアンモ
ニウムクロライド、エチレンオキサイド付加アンモニウ
ムクロライド等の4級アンモニウム塩型のカチオン性界
面活性剤、あるいは、アミン塩型のカチオン性界面活性
剤、さらには、カチオン性部分を含むアルキルベタイ
ン、イミダゾリミウムベタイン、アラニン系等の両性界
面活性剤でもよい。
【0028】また、ポリマー、あるいはオリゴマーとし
ては、ポリアクリルアミドのカチオン変性物あるいはア
クリルアミドとカチオン性モノマーの共重合体、ポリア
リルアミン、ポリアミンスルホン、ポリビニルアミン、
ポリエチレンイミン、ポリアミド−エピクロルヒドリン
樹脂、ポリビニルピリジニウムハライド等が挙げられ
る。
【0029】さらに、ビニルピロリドン系モノマーの単
独あるいは、他の一般的なモノマーとの共重合体、ビニ
ルオキサゾリドン系モノマーの単独あるいは、他の一般
的なモノマーとの共重合体、ビニルイミダゾール系モノ
マーの単独あるいは、他の一般的なモノマーとの共重合
体等が挙げられる。上記の一般的なモノマーとしてはメ
タクリレート、アクリレート、アクリロニトリル、ビニ
ルエーテル、酢酸ビニル、エチレン、スチレン等が挙げ
られる。
【0030】以上のようなカチオン性化合物が好適に用
いられるが、単独でも複数を混合してもよく、低分子カ
チオン物質と高分子カチオン物質とを併用してもよい。
もちろん、これらに限られるものではない。本発明によ
る構成では、上記のカチオン性化合物は必須成分ではな
く、あくまで補助的な役割を示すものである。
【0031】さらに、メチロール化メラミン、メチロー
ル化尿素、メチロール化ヒドロキシプロピレン尿素、イ
ソシアネート等、これらに限られるものではないが、架
橋剤を含んでいてもよい。
【0032】インク受容層やフィルムの表面の平滑度を
適正なものにするために、本発明の目的達成を妨げない
範囲において各種フィラー添加剤を併用することができ
る。フィラーの一例としては、シリカ、アルミナ、ケイ
酸アルミニウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウ
ム、塩基性炭酸マグネシウム、タルク、クレイ、ウン
モ、ハイドロタルサイト、炭酸カルシウム、炭酸バリウ
ム、酸化チタン、酸化亜鉛、およびポリエチレン、ポリ
スチレン、ポリアクリレート等のプラスチックピグメン
ト、ガラスビーズ等が挙げられるがこれに限定されな
い。
【0033】添加剤の具体的な例としては各種界面活性
剤、染料固着剤(耐水化剤)、消泡剤、酸化防止剤、蛍
光増白剤、紫外線吸収剤、分散剤、粘度調整剤、pH調
整剤、防カビ剤、可塑剤が挙げられる。これらの添加剤
については従来公知の化合物から目的に応じて任意に選
択すればよい。
【0034】本発明の記録媒体または記録物のインク受
容層を作成するに当たっては、まず前記組成物を、必要
により他の添加剤とともに、水あるいはアルコール、多
価アルコール類、または他の適当な有機溶媒に溶解、ま
たは分散し、塗工液を調整する。
【0035】得られた塗工液を、例えば、ロールコータ
ー法、ブレードコーター法、エアナイフコーター法、ゲ
ートロールコーター法、バーコーター法、サイズプレス
法、スプレーコート法、グラビアコーター法、カーテン
コーター法等により基材表面に塗工する。その後、例え
ば熱風乾燥炉、熱ドラム等を用いて乾燥し、本発明の被
記録媒体が得られる。
【0036】インク受容層の塗工量としては総量として
0.2〜50g/m2 、より好ましくは1〜30g/m
2 の範囲内である。塗工量が少ない場合には基材の一部
が表面に露出していてもよい。塗工量が0.2g/m2
に満たない場合には、インク受容層を設けなかった場合
に比べて塗料の発色性の点で効果がなく、50g/m 2
を越えて設けた場合には特に、低温低湿環境下における
カールの発生が著しく、好ましくない。塗工量を厚さで
表した場合の塗工量は0.5〜100μmの厚みになる
範囲が好適である。
【0037】以上説明した記録媒体にインクジェット記
録を行う場合のインクそれ自体は、公知のものが何ら問
題なく使用可能である。記録剤としては直接染料、酸性
染料、塩基性染料、反応性染料、食用色素に代表される
水溶性染料、さらに分散性染料、顔料が使用可能であ
り、通常のインクジェット記録用のものであれば特に制
限なく使用することができる。このような水溶性染料あ
るいは分散性染料、顔料は、従来のインク中においても
一般には約0.1〜20重量%を占める割合で使用され
ており、本発明においてもこの割合と同様でよい。
【0038】
【実施例】以下実施例により本発明をさらに詳細に説明
する。なお、文中、部または%とあるのは、特に断りの
ない限り重量基準である。
【0039】実施例1 光の入射角45度付近に鏡面光沢の最大値を有する基材
「村田金箔社製サンプル台帳No.56」を用い、イン
ク受容層としてポリビニルアルコール(商品名:PVA
217、クラレ製)10%水溶液をワイヤーバーを用い
て乾燥後の塗布厚が10μmとなるように塗布した後1
20℃にて3分間乾燥して本発明の記録媒体を調製し
た。上記記録媒体に、キヤノン製カラーバブルジェット
プリンターBJC−600(商品名)を用いて印字し
た。
【0040】実施例2 光の入射角45度付近に鏡面光沢の最大値を有する基材
を、「村田金箔社製サンプル台帳No.03」としたほ
かは実施例1と全く同様にして記録媒体を調製し、カラ
ー記録を行った。
【0041】実施例3 光の入射角45度付近に鏡面光沢の最大値を有する基材
を、「村田金箔社製サンプル台帳No.75」としたほ
かは実施例1と全く同様にして記録媒体を調製し、カラ
ー記録を行った。
【0042】実施例4 光の入射角45度付近に鏡面光沢の最大値を有する基材
を、「村田金箔社製サンプル台帳No.101」とした
ほかは実施例1と全く同様にして記録媒体を調製し、カ
ラー記録を行った。
【0043】実施例5 光の入射角45度付近に鏡面光沢の最大値を有する基材
を、「村田金箔社製サンプル台帳No.109」とした
ほかは実施例1と全く同様にして記録媒体を調製し、カ
ラー記録を行った。
【0044】実施例6 光の入射角45度付近に鏡面光沢の最大値を有する基材
を、「村田金箔社製サンプル台帳No.104」とした
ほかは実施例1と全く同様にして記録媒体を調製し、カ
ラー記録を行った。
【0045】実施例7 インク受容層をポリビニルアセタール(商品名:KW−
1、積水化学製)としたほかは実施例1と全く同様にし
て記録媒体を調製し、カラー記録を行った。
【0046】実施例8 インク受容層をヒドロキシエチルセルロース(商品名:
AL−15、フジケミカル製)としたほかは実施例1と
全く同様にして記録媒体を調製し、カラー記録を行っ
た。
【0047】実施例9 インク受容層をカチオン変性ポリビニルアルコール(商
品名:CM−318、クラレ製)としたほかは実施例1
と全く同様にして記録媒体を調製し、カラー記録を行っ
た。
【0048】実施例10 記録媒体の基材として、骨白色PETフィルム(厚さ1
00μm、骨白色ルミラー100E20(商品名)、東
レ製)を用い、インク受容層としてポリビニルアルコー
ル(商品名:PVA217、クラレ製)100部に対し
て、添加粒子としてレインボーピース(発売元・株式会
社クラチ、No.608G)を10部混合し、実施例1
と同様にして記録媒体を調製し、カラー記録を行った。
【0049】実施例11 記録媒体の基材として、LC−201(商品名、Can
on社製 コート紙)を用いたほかは実施例10と同様
にして記録媒体を調製し、カラー記録を行った。
【0050】実施例12 記録媒体の基材として、PPC用紙TYPE6000
(商品名、RICOH社製 PPC用紙)を用いたほか
は実施例10と同様にして記録媒体を調製し、カラー記
録を行った。
【0051】比較例1 記録媒体の基材として、白色PETフィルム(厚さ10
0μm、白色ルミラー(商品名)東レ製)としたほかは
実施例1と同様にして記録媒体を調製し、カラー記録を
行った。
【0052】比較例2 記録媒体の基材として、骨白色PETフィルム(厚さ1
00μm、骨白色ルミラー100E20 (商品名)東
レ製)としたほかは実施例1と同様にして記録媒体を調
製し、カラー記録を行った。
【0053】比較例3 記録媒体として、HP 51636J(商品名、HEWLETT
PACKARD社製 GlossyPaper)を用い、カラー記録を行っ
た。
【0054】比較例4 記録媒体として、NS−101(商品名、Canon社
製 光沢紙)を用い、カラー記録を行った。
【0055】比較例5 記録媒体として、色紙(BIO TOP COLOR(商品名), ITO
YA DTP PAPER) を用い、カラー記録を行った。
【0056】比較例6 記録媒体の基材として、骨白色PETフィルム(厚さ1
00μm、骨白色ルミラー100E20(商品名)、東
レ製)を用い、インク受容層としてポリビニルアルコー
ル(商品名:PVA217、クラレ製)100部に対し
てシリカ微粒子(サイリシア470、平均粒径12μ
m、富士シリシア化学社製)10部を混合し、実施例1
と全く同様にして記録媒体を調製し、カラー記録を行っ
た。
【0057】比較例7 記録媒体の基材として、LC−201(商品名、Can
on社製 コート紙)を用いたほかは比較例6と全く同
様にして記録媒体を調製し、カラー記録を行った。
【0058】比較例8 記録媒体の基材として、PPC用紙TYPE6000
(商品名、RICOH社製 PPC用紙)を用いたほか
は比較例6と全く同様にして記録媒体を調製し、カラー
記録を行った。
【0059】以上の実施例および比較例で得た記録物に
ついて、以下の評価を行った。
【0060】評価項目および評価方法 鏡面光沢度 下記の測定機器および測定方法により鏡面光沢度を測定
した。デジタル変角光沢計UGV−5D(スガ試験機
製)を用いて、記録媒体未印字部のJIS−Z−874
1に基づく鏡面光沢度を測定角度20度、45度、60
度、75度の4点でそれぞれ測定し、その平均値をそれ
らの角度における鏡面光沢度とした。鏡面光沢度が、7
5度以外で最大値を有するものは○、75度の鏡面光沢
が最大値であるものを×とした。
【0061】装飾性 未印字部および印字部についてPPC用紙に比べ装飾性
の富むものは○、装飾性が劇的に向上していないものは
×とした。
【0062】評価結果 図1および図2にそれぞれ本発明および従来例の測定角
度と鏡面光沢度との関係を表す概念図を示し、上記評価
結果をまとめて表1に記す。
【0063】
【表1】 実施例13 光の入射角45度付近に鏡面光沢の最大値を有する基材
「村田金箔社製サンプル台帳506」を用い、インク受
容層としてポリビニルアルコール(商品名:PVA21
7、クラレ製)10%水溶液をワイヤーバーを用いて乾
燥後の塗布厚が10μmとなるように塗布した後120
℃にて3分間乾燥して記録媒体を調製した。得られた記
録媒体をキヤノン製カラーバブルジェットプリンターB
JC−600(商品名)によって、シアン、マゼンタ、
イエロー各100%印字し本発明の記録物を得た。
【0064】実施例14 光の入射角45度付近に鏡面光沢の最大値を有する基材
を、「村田金箔社製サンプル台帳84」としたほかは実
施例13と全く同様にして記録媒体を調製し、印字を
し、本発明の記録物を得た。
【0065】実施例15 光の入射角45度付近に鏡面光沢の最大値を有する基材
を、「村田金箔社製サンプル台帳103」としたほかは
実施例13と全く同様にして記録媒体を調製し、印字を
し、本発明の記録物を得た。 実施例16 光の入射角45度付近に鏡面光沢の最大値を有する基材
を、「村田金箔社製サンプル台帳117」としたほかは
実施例13と全く同様にして記録媒体を調製し、印字を
し、本発明の記録物を得た。
【0066】実施例17 光の入射角45度付近に鏡面光沢の最大値を有する基材
を、「村田金箔社製サンプル台帳155」としたほかは
実施例13と全く同様にして記録媒体を調製し、印字を
し、本発明の記録物を得た。
【0067】実施例18 光の入射角45度付近に鏡面光沢の最大値を有する基材
を、「村田金箔社製サンプル台帳204」としたほかは
実施例13と全く同様にして記録媒体を調製し、印字を
し、本発明の記録物を得た。
【0068】実施例19 記録媒体の基材として、Infinitoneフィルム(村田金箔
社製)を用いたほかは実施例13と全く同様にして記録
媒体を調製し、印字をし、本発明の記録物を得た。
【0069】実施例20 記録媒体の基材として、アルミ蒸着フィルム(厚さ10
0μm、メタルミー、商品名、東レ製)を用いたほかは
実施例13と全く同様にして記録媒体を調製し、印字を
し、本発明の記録物を得た。
【0070】実施例21 インク受容層をポリビニルアセタール(商品名:KW−
1、積水化学製)としたほかは実施例13と全く同様に
して記録媒体を調製し、印字をし、本発明の記録物を得
た。
【0071】実施例22 インク受容層をヒドロキシエチルセルロース(商品名:
AL−15、フジケミカル製)としたほかは実施例13
と全く同様にして記録媒体を調製し、印字をし、本発明
の記録物を得た。
【0072】実施例23 インク受容層をカチオン変性ポリビニルアルコール(商
品名:CM−318、クラレ製)としたほかは実施例1
3と全く同様にして記録媒体を調製し、印字をし、本発
明の記録物を得た。
【0073】実施例24 記録媒体の基材として、白色PETフィルム(厚さ10
0μm、白色ルミラー、商品名、東レ製)を用いインク
受容層材料としてカチオン変性ポリビニルアルコール
(商品名:CM−318、クラレ製)100部に対し
て、添加粒子として銅粉10部を混合し、実施例13と
同様にして記録媒体を調製し、印字をし、本発明の記録
物を得た。
【0074】実施例25 記録媒体の基材として、NS−101(商品名、Can
on社製 光沢紙)を用いたほかは実施例24と同様に
して記録媒体を調製し、印字をし、本発明の記録物を得
た。
【0075】実施例26 記録媒体の基材として、PPC用紙4024(商品名、
Xerox社製 PPC用紙)を用いたほかは実施例2
4と同様にして記録媒体を調製し、印字をし、本発明の
記録物を得た。
【0076】比較例9 記録媒体の基材として、白色PETフィルム(厚さ10
0μm、白色ルミラー(商品名)東レ製)としたほかは
実施例13と同様にして記録媒体を調製し、印字をし、
記録物を得た。
【0077】比較例10 記録媒体の基材として、骨白色PETフィルム(厚さ1
00μm、骨白色ルミラー100E20 (商品名)東
レ製)としたほかは実施例13と同様にして記録媒体を
調製し、印字をし、記録物を得た。
【0078】比較例11 記録媒体の基材として、HP 51636J(商品名、
HEWLETT PACKARD 社製Glossy Paper)を用い、実施例1
3と同様に印字をし、記録物を得た。
【0079】比較例12 記録媒体として、NS−101(商品名、Canon社
製 光沢紙)を用い、実施例13と同様に印字をし、記
録物を得た。
【0080】比較例13 記録媒体として、色紙(BIO TOP COLOR(商品名), ITO
YA DTP PAPER) を用い、実施例13と同様に印字をし、
記録物を得た。
【0081】比較例14 記録媒体として、PPC用紙4024(商品名、Xer
ox社製 PPC用紙)を用い、実施例13と同様に印
字をし、記録物を得た。
【0082】比較例15 記録媒体の基材として、白色PETフィルム(厚さ10
0μm,白色ルミラー(商品名)東レ製)とし、インク
受容層としてカチオン変性ポリビニルアルコール(商品
名:CM13−318、クラレ製)100部に対してシ
リカ微粒子(サイリシア470、平均粒子12μm、富
士シリア化学社製)10部を混合し、実施例13と全く
同様にして記録媒体を調製し、印字をし、記録物を得
た。
【0083】比較例16 記録媒体の基材として、NS−101(商品名、Can
on社製 光沢紙)を用いたほかは比較例15と全く同
様にして記録媒体を調製し、印字をし、記録物を得た。
【0084】比較例17 記録媒体の基材として、PPC用紙4024(商品名、
Xerox社製 PPC用紙)を用いたほかは比較例1
5と全く同様にして記録媒体を調製し、印字をし、記録
物を得た。
【0085】以上の実施例および比較例で得た記録物に
ついて、以下の評価を行った。
【0086】評価項目および評価方法 鏡面光沢度 下記の測定機器および測定方法により鏡面光沢度を測定
した。
【0087】デジタル変角光沢計UGV−5D(スガ試
験機製)を用いて、イエロー、マゼンタ、シアンの各1
00%ベタ部のJIS−Z−8741に基づく鏡面光沢
度を測定角度20度、45度、60度、75度の4点を
それぞれ5回測定し、その平均値をそれらの角度におけ
る鏡面光沢度とした。
【0088】イエロー、マゼンタ、シアンの3色中少な
くとも1色の鏡面光沢度が、75度鏡面光沢度以外で最
大値を有するものは○、3色全てが75度の鏡面光沢で
最大値であるものを×とした。
【0089】鏡面光沢度達成度 イエロー、マゼンタ、シアン全ての色で75度鏡面光沢
度以外で最大値を有し、かつその最大値が100%以上
のものを「A」、3色中2色が75度鏡面光沢度以外で
最大値を有し、かつその最大値が100%以上のものを
「B」、3色中1色が75度鏡面光沢度以外で最大値を
有し、かつその最大値が100%以上のものを「C」、
イエロー、マゼンタ、シアンの少なくとも1色が75度
鏡面光沢度以外で最大値を有し、かつその最大値が10
0%未満のものを「D」、全ての色で75度鏡面光沢度
で最大値を有するものを「E」とした。
【0090】記録物の装飾性 PPC用紙に比べ装飾性の富むものは○、装飾性が劇的
に向上しないものは×とした。
【0091】評価結果 図3および図4にそれぞれ本発明および従来例の測定角
度と鏡面光沢度との関係を表す概念図を示し、上記評価
結果をまとめて表2および表3に記す。
【0092】
【表2】
【0093】
【表3】
【0094】
【発明の効果】本発明により提供されるインクジェット
記録媒体を用いることにより、従来より提供されてきた
記録媒体では表現できない画像品位、画像表現を可能と
し、さらに従来より提供されてきた光沢を有する記録媒
体に比べ、光沢度の最大値を記録媒体に正対した形で観
察可能としたため、優れた装飾性を有し、かつ、ダイナ
ミックな色彩・色調表現を可能としたインクジェット記
録媒体を提供することができる。
【0095】さらに本発明により提供される記録物は、
従来の印刷方法により提供されてきた記録媒体とは異な
り、手間がかからず、ユーザー本位の記録物が提供され
るだけでなく、従来の記録物では表現することが困難で
あった記録物としての画像品位、画像表現を可能とし、
さらに従来より提供されてきた光沢を有する記録物に比
べ、光沢度の最大値を記録物に正対した形で観察可能と
したため、優れた装飾性を有し、ダイナミックな色彩・
色調表現を可能とした記録物を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録媒体の測定角度と鏡面光沢度との
関係を表わす概念図である。
【図2】従来の記録媒体の測定角度と鏡面光沢度との関
係を表わす概念図である。
【図3】本発明の記録物の測定角度と鏡面光沢度との関
係を表わす概念図である。
【図4】従来の記録物の測定角度と鏡面光沢度との関係
を表わす概念図である。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の少なくとも片方の面上にインク受
    容層を有するインクジェット用記録媒体において、記録
    面の鏡面光沢度の最大値が測定角度の20度〜60度の
    範囲にあることを特徴とするインクジェット用記録媒
    体。
  2. 【請求項2】 鏡面光沢度の最大値が100%以上であ
    る請求項1に記載のインクジェット用記録媒体。
  3. 【請求項3】 基材の少なくとも片面上にインク受容層
    を有するインクジェット用記録媒体において、測定角度
    20度〜75度の範囲に100%以上の鏡面光沢度があ
    ることを特徴とするインクジェット用記録媒体。
  4. 【請求項4】 基材が紙である請求項1ないし3に記載
    のインクジェット用記録媒体。
  5. 【請求項5】 基材がプラスチックフィルムである請求
    項1ないし3に記載のインクジェット用記録媒体。
  6. 【請求項6】 基材の少なくとも片方の面に金属膜を有
    し、金属膜と同一面又は反対の面にインク受容層を設け
    たことを特徴とする請求項1ないし3に記載のインクジ
    ェット用記録媒体。
  7. 【請求項7】 基材の少なくとも片方の面に金属を蒸着
    し、金属蒸着層とは反対の面、または同一面上にインク
    受容層を設けたことを特徴とする請求項1ないし3に記
    載のインクジェット用記録媒体。
  8. 【請求項8】 インク受容層中に金属粉体又は金属膜を
    有する粉状物質を含有することを特徴とする請求項1な
    いし3に記載のインクジェット用記録媒体。
  9. 【請求項9】 インク受容層と基材の間又はインク受容
    層とは反対の面に少なくとも一層の金属粉体又は金属膜
    を有する粉状物質を含有する層を有することを特徴とす
    る請求項1ないし3に記載のインクジェット用記録媒
    体。
  10. 【請求項10】 インク受容層を有する面の反対側の面
    に剥離粘着層を設けたことを特徴とする請求項1ないし
    3に記載のインクジェット用記録媒体。
  11. 【請求項11】 基材の少なくとも片方の面上にインク
    受容層を有する記録媒体を用いたインクジェット記録物
    であって、イエロー、マゼンタ、シアンの各100%ベ
    タ部を有し、その100%ベタ部の測定角度20〜75
    度における鏡面光沢度を測定した際、イエロー、マゼン
    タ、シアンの3色中少なくとも1色が測定角度20度〜
    60度の範囲に鏡面光沢度の最大値を有することを特徴
    とする記録物。
  12. 【請求項12】 イエロー、マゼンタ、シアンの各10
    0%ベタ部において、測定角度20度〜75度における
    鏡面光沢度を測定した際、3色中少なくとも1色の鏡面
    光沢度の最大値が100%以上である請求項11に記載
    の記録物。
  13. 【請求項13】 イエロー、マゼンタ、シアンの各10
    0%ベタ部において、測定角度20度〜75度における
    鏡面光沢度を測定した際、3色中少なくとも1色の鏡面
    光沢度が100%以上であることを特徴とする請求項1
    1に記載の記録物。
  14. 【請求項14】 イエロー、マゼンタ、シアンの各10
    0%ベタ部において、測定角度20度〜75度の鏡面光
    沢度の測定した際、イエロー、マゼンタ、シアンの3色
    全てが測定角度20度〜60度の範囲に鏡面光沢度の最
    大値を有する請求項11に記載の記録物。
  15. 【請求項15】 イエロー、マゼンタ、シアンの各10
    0%ベタ部において、測定角度20度〜75度の鏡面光
    沢度を測定した際、鏡面光沢度の最大値が3色とも10
    0%以上である請求項12に記載の記録物。
  16. 【請求項16】 イエロー、マゼンタ、シアンの各10
    0%ベタ部において、測定角度20度〜75度の鏡面光
    沢度を測定した際、100%以上の鏡面光沢度が3色全
    てに存在することを特徴とする請求項14に記載の記録
    物。
  17. 【請求項17】 基材が紙である請求項11ないし請求
    項16に記載の記録物。
  18. 【請求項18】 基材がプラスチックフィルムである請
    求項11ないし請求項16に記載の記録物。
  19. 【請求項19】 基材の少なくとも片方の面に金属を蒸
    着し、金属蒸着層とは反対の面上、または同一面上にイ
    ンク受容層を設けたことを特徴とする請求項11ないし
    請求項16に記載の記録物。
  20. 【請求項20】 インク受容層を有する面の反対側に剥
    離粘着層を設けたことを特徴とする請求項11ないし請
    求項16に記載の記録物。
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