JPH08336750A - ダイヤモンドワイヤーソー - Google Patents
ダイヤモンドワイヤーソーInfo
- Publication number
- JPH08336750A JPH08336750A JP16461495A JP16461495A JPH08336750A JP H08336750 A JPH08336750 A JP H08336750A JP 16461495 A JP16461495 A JP 16461495A JP 16461495 A JP16461495 A JP 16461495A JP H08336750 A JPH08336750 A JP H08336750A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire rope
- diamond
- wire
- central strand
- lubricant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23D—PLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23D61/00—Tools for sawing machines or sawing devices; Clamping devices for these tools
- B23D61/18—Sawing tools of special type, e.g. wire saw strands, saw blades or saw wire equipped with diamonds or other abrasive particles in selected individual positions
- B23D61/185—Saw wires; Saw cables; Twisted saw strips
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】石材、コンクリートなどを切断するダイヤモン
ドワイヤーソーを、切断中にワイヤー素線が擦れ合って
も破断しないようにする。 【構成】ダイヤモンドワイヤーソーのワイヤーロープ内
部に、油脂類からなる潤滑剤を含浸させたこと。潤滑剤
は中央ストランドに塗布したと。潤滑剤は含浸させた繊
維類を中央ストランドに被覆したこと。中央ストランド
をゴムや合成樹脂で被覆したこと。潤滑剤を含浸させ
た、もしくは中央ストランドをゴムや合成樹脂で被覆し
たワイヤーロープに、ダイヤモンドビーズを固着した切
断刃を芯金を介してかしめ加工により圧着固定したこ
と。芯金の端部周方向には3つ以上のスリットを形成し
たことを要件としている。
ドワイヤーソーを、切断中にワイヤー素線が擦れ合って
も破断しないようにする。 【構成】ダイヤモンドワイヤーソーのワイヤーロープ内
部に、油脂類からなる潤滑剤を含浸させたこと。潤滑剤
は中央ストランドに塗布したと。潤滑剤は含浸させた繊
維類を中央ストランドに被覆したこと。中央ストランド
をゴムや合成樹脂で被覆したこと。潤滑剤を含浸させ
た、もしくは中央ストランドをゴムや合成樹脂で被覆し
たワイヤーロープに、ダイヤモンドビーズを固着した切
断刃を芯金を介してかしめ加工により圧着固定したこ
と。芯金の端部周方向には3つ以上のスリットを形成し
たことを要件としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、石材、コンクリート、
建材、その他の切断を行なう際に用いられるダイヤモン
ドワイヤーソーに関する。
建材、その他の切断を行なう際に用いられるダイヤモン
ドワイヤーソーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、石材、コンクリート、建材、その
他の切断を行なう際に用いられるダイヤモンドワイヤー
ソーは、図7、図8に示すごとく、複数本の金属素線1
aを撚って複数本数のストランドとし、中央ストランド
1cと、その周囲を取り囲む側ストランド1bとでワイ
ヤーロープ1を構成する。そして、このワイヤーロープ
1の長手方向に、芯金2を介してダイヤモンドビーズを
固着した切断刃3を、所定の間隔でかしめ加工により固
定し、これらを樹脂類4で被覆したものが知られてい
る。
他の切断を行なう際に用いられるダイヤモンドワイヤー
ソーは、図7、図8に示すごとく、複数本の金属素線1
aを撚って複数本数のストランドとし、中央ストランド
1cと、その周囲を取り囲む側ストランド1bとでワイ
ヤーロープ1を構成する。そして、このワイヤーロープ
1の長手方向に、芯金2を介してダイヤモンドビーズを
固着した切断刃3を、所定の間隔でかしめ加工により固
定し、これらを樹脂類4で被覆したものが知られてい
る。
【0003】このようなダイヤモンドワイヤーソーにお
いては、ワイヤーロープ1と樹脂類4の固着を強固に
し、あわせて芯金2を堅固に固着させるべく、予めワイ
ヤーロープ1の脱脂洗浄を行うか、または、ワイヤーグ
リスを塗布していないワイヤーロープが用いられる。
いては、ワイヤーロープ1と樹脂類4の固着を強固に
し、あわせて芯金2を堅固に固着させるべく、予めワイ
ヤーロープ1の脱脂洗浄を行うか、または、ワイヤーグ
リスを塗布していないワイヤーロープが用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようにワ
イヤーロープ1の脱脂を行ったり、ワイヤーグリスを塗
布していないワイヤーロープを用いたりした場合は、ワ
イヤーロープ1のストランド1b、1cはもちろん、素
線1a同士が相互に擦れ合い、激しい内部摩擦を起こし
て作業中にワイヤーロープが破断し、非常に危険である
という問題があった。
イヤーロープ1の脱脂を行ったり、ワイヤーグリスを塗
布していないワイヤーロープを用いたりした場合は、ワ
イヤーロープ1のストランド1b、1cはもちろん、素
線1a同士が相互に擦れ合い、激しい内部摩擦を起こし
て作業中にワイヤーロープが破断し、非常に危険である
という問題があった。
【0005】そこで、本発明は、ワイヤーロープの素線
同士が擦れ合っても破断しないダイヤモンドワイヤーソ
ーを提供するのを目的とする。
同士が擦れ合っても破断しないダイヤモンドワイヤーソ
ーを提供するのを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、ダイヤモンドビーズを固着した切断刃を、芯
金を介してワイヤーロープの長手方向に所定間隔で取付
けたダイヤモンドワイヤーソーにおいて、ワイヤーロー
プ内部に、油脂類からなる潤滑剤を含浸させたこと。ダ
イヤモンドワイヤーソーは、ワイヤーロープの中央スト
ランドに潤滑剤を塗布したこと。ワイヤーロープの中央
ストランドを、潤滑剤を含浸させた繊維類で被覆したこ
と。ワイヤーロープの中央ストランドを、ゴムもしくは
合成樹脂で被覆したこと。切断刃は、潤滑剤を含浸させ
た、もしくは中央ストランドをゴムもしくは合成樹脂で
被覆したワイヤーロープに、金属製の芯金を介してかし
め加工で圧着固定してなること。金属製の芯金は、端部
周方向に、3つ以上のスリットを形成してなることをそ
の手段としている。
するため、ダイヤモンドビーズを固着した切断刃を、芯
金を介してワイヤーロープの長手方向に所定間隔で取付
けたダイヤモンドワイヤーソーにおいて、ワイヤーロー
プ内部に、油脂類からなる潤滑剤を含浸させたこと。ダ
イヤモンドワイヤーソーは、ワイヤーロープの中央スト
ランドに潤滑剤を塗布したこと。ワイヤーロープの中央
ストランドを、潤滑剤を含浸させた繊維類で被覆したこ
と。ワイヤーロープの中央ストランドを、ゴムもしくは
合成樹脂で被覆したこと。切断刃は、潤滑剤を含浸させ
た、もしくは中央ストランドをゴムもしくは合成樹脂で
被覆したワイヤーロープに、金属製の芯金を介してかし
め加工で圧着固定してなること。金属製の芯金は、端部
周方向に、3つ以上のスリットを形成してなることをそ
の手段としている。
【0007】
【作用】本発明によれば、ワイヤーロープ内部に、油脂
類からなる潤滑剤を含浸させるようにしたから、切断中
に、ストランドや素線同士が擦れ合ってもワイヤーロー
プは破断することがない。
類からなる潤滑剤を含浸させるようにしたから、切断中
に、ストランドや素線同士が擦れ合ってもワイヤーロー
プは破断することがない。
【0008】ワイヤーロープ内部に、油脂類からなる潤
滑剤を含浸させるにあたっては、ワイヤーロープの中央
ストランドに塗布するようにしたから、ワイヤーロープ
とその周囲を被覆する樹脂類との固着力が低下すること
はない。
滑剤を含浸させるにあたっては、ワイヤーロープの中央
ストランドに塗布するようにしたから、ワイヤーロープ
とその周囲を被覆する樹脂類との固着力が低下すること
はない。
【0009】ワイヤーロープ内部に、油脂類からなる潤
滑剤を含浸させるにあたっては、ワイヤーロープの中央
ストランドを、潤滑剤を含浸させた繊維類で被覆したか
ら、繊維類が潤滑剤の供給源となり、潤滑剤を各部に供
給するので、更に内部摩擦が起きにくくなる。
滑剤を含浸させるにあたっては、ワイヤーロープの中央
ストランドを、潤滑剤を含浸させた繊維類で被覆したか
ら、繊維類が潤滑剤の供給源となり、潤滑剤を各部に供
給するので、更に内部摩擦が起きにくくなる。
【0010】更にまた、ワイヤーロープの中央ストラン
ドを、ゴムもしくは合成樹脂で被覆したから、中央スト
ランドと側ストランドの素線が直接摩擦を起こすことが
なく、破断しにくくなる。
ドを、ゴムもしくは合成樹脂で被覆したから、中央スト
ランドと側ストランドの素線が直接摩擦を起こすことが
なく、破断しにくくなる。
【0011】そしてまた、切断刃は、潤滑剤を含浸させ
た、もしくは中央ストランドをゴムもしくは合成樹脂で
被覆したワイヤーロープに、金属製の芯金を介してかし
め加工で圧着固定するようにしたから、ワイヤー内の潤
滑剤とかしめ加工との相乗効果により、ワイヤーソーの
寿命を大幅に延長させることが出来る。しかも、金属製
の芯金は、端部周方向に、3つ以上のスリットを形成し
てあるから、かしめ加工を施した時に、芯金端部がワイ
ヤーロープに外圧を加え、ワイヤーロープとの固着力を
高めると共に、過度の張力や曲げがワイヤーロープに加
わった時、スリットとスリットとの間の芯金部がワイヤ
ーロープに押されて、弾性変形もしくは塑性変形し、ワ
イヤーロープを過度に拘束することを避け、ひいてはワ
イヤーロープ素線の内部摩擦力を低下させたり、素線の
塑性変形を回避する役目を果たすことになり、ワイヤー
ロープの破断を著しく少なくすることが出来る。
た、もしくは中央ストランドをゴムもしくは合成樹脂で
被覆したワイヤーロープに、金属製の芯金を介してかし
め加工で圧着固定するようにしたから、ワイヤー内の潤
滑剤とかしめ加工との相乗効果により、ワイヤーソーの
寿命を大幅に延長させることが出来る。しかも、金属製
の芯金は、端部周方向に、3つ以上のスリットを形成し
てあるから、かしめ加工を施した時に、芯金端部がワイ
ヤーロープに外圧を加え、ワイヤーロープとの固着力を
高めると共に、過度の張力や曲げがワイヤーロープに加
わった時、スリットとスリットとの間の芯金部がワイヤ
ーロープに押されて、弾性変形もしくは塑性変形し、ワ
イヤーロープを過度に拘束することを避け、ひいてはワ
イヤーロープ素線の内部摩擦力を低下させたり、素線の
塑性変形を回避する役目を果たすことになり、ワイヤー
ロープの破断を著しく少なくすることが出来る。
【0012】尚、芯金にスリットを形成するにあたっ
て、端部周方向に3つ以上としたのは、3つ未満ではか
しめ効果がなく、かといってあまり多くすると強度が失
われることから、3つ以上の適宜の数としたものであ
る。
て、端部周方向に3つ以上としたのは、3つ未満ではか
しめ効果がなく、かといってあまり多くすると強度が失
われることから、3つ以上の適宜の数としたものであ
る。
【0013】
【実施例】図1は、本発明の1実施例を示すワイヤーソ
ーの断面図、図2は一部切欠全体斜視図である。本発明
では、ワイヤーロープ1の内部に、油脂類からなる潤滑
剤5を含浸させるようにした。しかも、潤滑剤5を含浸
させるにあたっては、中央ストランド1cの周囲に塗布
するようにした。これによって、ワイヤーロープ1とそ
の周囲を被覆する樹脂類4との固着力が低下することは
ない。図中2aは芯金、2bはスリットを表わす。
ーの断面図、図2は一部切欠全体斜視図である。本発明
では、ワイヤーロープ1の内部に、油脂類からなる潤滑
剤5を含浸させるようにした。しかも、潤滑剤5を含浸
させるにあたっては、中央ストランド1cの周囲に塗布
するようにした。これによって、ワイヤーロープ1とそ
の周囲を被覆する樹脂類4との固着力が低下することは
ない。図中2aは芯金、2bはスリットを表わす。
【0014】尚、潤滑剤5を含浸させるにあたっては、
本実施例の場合、中央ストランド1cの周囲に潤滑剤を
塗布したワイヤーを用いることで行なったが、中央スト
ランド1cはもちろん、その周囲を取り囲む側ストラン
ド1bの内部中央に充填したり、軽度の脱脂洗浄を行な
うなど、潤滑剤5が各ストランドの外側に浸出せず、樹
脂類4の固着力を損なわない範囲内であれば適宜の手段
を採用することが出来る。
本実施例の場合、中央ストランド1cの周囲に潤滑剤を
塗布したワイヤーを用いることで行なったが、中央スト
ランド1cはもちろん、その周囲を取り囲む側ストラン
ド1bの内部中央に充填したり、軽度の脱脂洗浄を行な
うなど、潤滑剤5が各ストランドの外側に浸出せず、樹
脂類4の固着力を損なわない範囲内であれば適宜の手段
を採用することが出来る。
【0015】図3は、本発明の他の実施例を示すワイヤ
ーソーの断面図で、この実施例では、ワイヤーロープの
中央ストランド1cを、潤滑剤を含浸させた繊維類6で
被覆したものである。繊維類としては、麻のような天然
繊維、炭素繊維、ガラスウールなどの合成化学繊維や他
の各種合成繊維の中から適宜のものを選択し、これら
を、糸状のまま、或は網状にしたりして使用する。実施
例では、繊維類の中から麻を選択して使用した。このよ
うにすることで、繊維類が潤滑剤の供給源となり、潤滑
剤を各部に供給するので、更に内部摩擦が起きにくくな
る。
ーソーの断面図で、この実施例では、ワイヤーロープの
中央ストランド1cを、潤滑剤を含浸させた繊維類6で
被覆したものである。繊維類としては、麻のような天然
繊維、炭素繊維、ガラスウールなどの合成化学繊維や他
の各種合成繊維の中から適宜のものを選択し、これら
を、糸状のまま、或は網状にしたりして使用する。実施
例では、繊維類の中から麻を選択して使用した。このよ
うにすることで、繊維類が潤滑剤の供給源となり、潤滑
剤を各部に供給するので、更に内部摩擦が起きにくくな
る。
【0016】図4は、本発明の他の実施例を示すワイヤ
ーソーの断面図で、この実施例では、ワイヤーロープの
中央ストランド1cを、ゴム7もしくは合成樹脂で被覆
したものである。実施例ではゴムを使用した。このよう
にすることで、中央ストランド1cと側ストランド1b
の素線が直接摩擦を起こすことがなく、破断しにくくな
る。
ーソーの断面図で、この実施例では、ワイヤーロープの
中央ストランド1cを、ゴム7もしくは合成樹脂で被覆
したものである。実施例ではゴムを使用した。このよう
にすることで、中央ストランド1cと側ストランド1b
の素線が直接摩擦を起こすことがなく、破断しにくくな
る。
【0017】図5は図6のB−B視断面図、図6は本発
明のワイヤーソー縦断面図を示す。本実施例において、
切断刃3は、潤滑剤5を含浸させたワイヤーロープ1
に、金属製の芯金2aを介してかしめ加工で圧着固定す
るようにした。潤滑剤5を含浸させたワイヤーロープ1
を用いるにあたっては、潤滑剤を中央ストランド1cの
周囲に塗布したり、中央ストランド1cを、潤滑剤を含
浸させた繊維類で被覆したワイヤーロープ1に、金属製
の芯金2aを介してかしめ加工で圧着固定するようにし
ても良い。そしてまた、中央ストランド1cを、ゴムも
しくは合成樹脂で被覆したワイヤーロープ1に金属製の
芯金2aを介してかしめ加工で圧着固定するようにして
も良い。
明のワイヤーソー縦断面図を示す。本実施例において、
切断刃3は、潤滑剤5を含浸させたワイヤーロープ1
に、金属製の芯金2aを介してかしめ加工で圧着固定す
るようにした。潤滑剤5を含浸させたワイヤーロープ1
を用いるにあたっては、潤滑剤を中央ストランド1cの
周囲に塗布したり、中央ストランド1cを、潤滑剤を含
浸させた繊維類で被覆したワイヤーロープ1に、金属製
の芯金2aを介してかしめ加工で圧着固定するようにし
ても良い。そしてまた、中央ストランド1cを、ゴムも
しくは合成樹脂で被覆したワイヤーロープ1に金属製の
芯金2aを介してかしめ加工で圧着固定するようにして
も良い。
【0018】金属製の芯金2aは、端部周方向に、3つ
以上のスリット2bを形成してある。スリット2bを形
成するにあたっては、かしめ効果の発揮と強度確保の点
から、3つ以上、6つ以下の範囲で端部周方向に設ける
のがよく、実施例では4つにした。こうすることによ
り、ワイヤー内の潤滑剤とかしめ加工との相乗効果で、
ワイヤーソーの寿命を大幅に延長させることが出来るよ
うになる。
以上のスリット2bを形成してある。スリット2bを形
成するにあたっては、かしめ効果の発揮と強度確保の点
から、3つ以上、6つ以下の範囲で端部周方向に設ける
のがよく、実施例では4つにした。こうすることによ
り、ワイヤー内の潤滑剤とかしめ加工との相乗効果で、
ワイヤーソーの寿命を大幅に延長させることが出来るよ
うになる。
【0019】
【発明の効果】このように、本発明によれば、ワイヤー
ロープ周囲を被覆する樹脂との固着力を低下させること
なく、ワイヤー内の潤滑剤、ゴム、合成樹脂と、強固な
かしめ加工との相乗効果により、切断作業中にワイヤー
ロープが破断するという危険性がなく、ワイヤーソーの
寿命を大幅に延長させることが出来る。
ロープ周囲を被覆する樹脂との固着力を低下させること
なく、ワイヤー内の潤滑剤、ゴム、合成樹脂と、強固な
かしめ加工との相乗効果により、切断作業中にワイヤー
ロープが破断するという危険性がなく、ワイヤーソーの
寿命を大幅に延長させることが出来る。
【0020】しかも、切断刃については、3つ以上のス
リットを形成した芯金を介してかしめ加工で圧着固定す
るようにしたから、ワイヤーロープを過度に拘束するこ
とを避け、ひいてはワイヤーロープ素線の内部摩擦力を
低下させたり、素線の塑性変形を回避する役目を果たす
ことになり、ワイヤーロープが破断するという危険性の
回避に大きく寄与するという効果がある。
リットを形成した芯金を介してかしめ加工で圧着固定す
るようにしたから、ワイヤーロープを過度に拘束するこ
とを避け、ひいてはワイヤーロープ素線の内部摩擦力を
低下させたり、素線の塑性変形を回避する役目を果たす
ことになり、ワイヤーロープが破断するという危険性の
回避に大きく寄与するという効果がある。
【図1】本発明の1実施例を示すワイヤーソーの断面図
【図2】本発明の1実施例を示す一部切欠全体斜視図
【図3】本発明の他の実施例を示すワイヤーソーの断面
図
図
【図4】本発明の他の実施例を示すワイヤーソーの断面
図
図
【図5】図6のB−B視断面図
【図6】本発明の1実施例を示すワイヤーソーの縦断面
図
図
【図7】図8のA−A視断面図
【図8】従来のワイヤーソーの縦断面図
1 ワイヤーロープ 1a 金属素線 1b 側ストランド 1c 中央ストランド 2 芯金 2a 芯金 2b スリット 3 切断刃 4 樹脂類 5 潤滑剤 6 繊維類 7 ゴム
Claims (6)
- 【請求項1】ダイヤモンドビーズを固着した切断刃を、
芯金を介してワイヤーロープの長手方向に所定間隔で取
付けたダイヤモンドワイヤーソーにおいて、ワイヤーロ
ープ内部に、油脂類からなる潤滑剤を含浸させたことを
特徴とするダイヤモンドワイヤーソー。 - 【請求項2】請求項1に記載のダイヤモンドワイヤーソ
ーは、ワイヤーロープの中央ストランドに潤滑剤を塗布
したことを特徴とするダイヤモンドワイヤーソー。 - 【請求項3】請求項1に記載のダイヤモンドワイヤーソ
ーは、ワイヤーロープの中央ストランドを、潤滑剤を含
浸させた繊維類で被覆したことを特徴とするダイヤモン
ドワイヤーソー。 - 【請求項4】ダイヤモンドビーズを固着した切断刃を、
芯金を介してワイヤーロープの長手方向に所定間隔で取
付けたダイヤモンドワイヤーソーにおいて、ワイヤーロ
ープの中央ストランドを、ゴムもしくは合成樹脂で被覆
したことを特徴とするダイヤモンドワイヤーソー。 - 【請求項5】請求項1または請求項4に記載の切断刃
は、潤滑剤を含浸させた、もしくは中央ストランドをゴ
ムもしくは合成樹脂で被覆したワイヤーロープに、金属
製の芯金を介してかしめ加工で圧着固定してなることを
特徴とするダイヤモンドワイヤーソー。 - 【請求項6】請求項5に記載の金属製の芯金は、端部周
方向に、3つ以上のスリットを形成してなることを特徴
とするダイヤモンドワイヤーソー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16461495A JPH08336750A (ja) | 1995-06-07 | 1995-06-07 | ダイヤモンドワイヤーソー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16461495A JPH08336750A (ja) | 1995-06-07 | 1995-06-07 | ダイヤモンドワイヤーソー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08336750A true JPH08336750A (ja) | 1996-12-24 |
Family
ID=15796547
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16461495A Pending JPH08336750A (ja) | 1995-06-07 | 1995-06-07 | ダイヤモンドワイヤーソー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08336750A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102501320A (zh) * | 2011-11-04 | 2012-06-20 | 长沙岱勒新材料科技有限公司 | 隔节式金刚石线及其的生产方法 |
IT202000023575A1 (it) * | 2020-10-07 | 2022-04-07 | Ferriera Di Cittadella S P A | Filo diamantato provvisto di perline abrasive fissate mediante plastificazione |
CN114606465A (zh) * | 2022-01-27 | 2022-06-10 | 深圳富联智能制造产业创新中心有限公司 | 切割线的制备方法及切割线 |
-
1995
- 1995-06-07 JP JP16461495A patent/JPH08336750A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102501320A (zh) * | 2011-11-04 | 2012-06-20 | 长沙岱勒新材料科技有限公司 | 隔节式金刚石线及其的生产方法 |
IT202000023575A1 (it) * | 2020-10-07 | 2022-04-07 | Ferriera Di Cittadella S P A | Filo diamantato provvisto di perline abrasive fissate mediante plastificazione |
CN114606465A (zh) * | 2022-01-27 | 2022-06-10 | 深圳富联智能制造产业创新中心有限公司 | 切割线的制备方法及切割线 |
CN114606465B (zh) * | 2022-01-27 | 2024-05-17 | 深圳富联智能制造产业创新中心有限公司 | 切割线的制备方法及切割线 |
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