JPH08336717A - スローアウェイ式転削工具 - Google Patents
スローアウェイ式転削工具Info
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- JPH08336717A JPH08336717A JP20289096A JP20289096A JPH08336717A JP H08336717 A JPH08336717 A JP H08336717A JP 20289096 A JP20289096 A JP 20289096A JP 20289096 A JP20289096 A JP 20289096A JP H08336717 A JPH08336717 A JP H08336717A
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- Japan
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- throw
- shank
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- cutting
- cutting edge
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C5/00—Milling-cutters
- B23C5/02—Milling-cutters characterised by the shape of the cutter
- B23C5/10—Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft
- B23C5/109—Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft with removable cutting inserts
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C2200/00—Details of milling cutting inserts
- B23C2200/36—Other features of the milling insert not covered by B23C2200/04 - B23C2200/32
- B23C2200/367—Mounted tangentially, i.e. where the rake face is not the face with largest area
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Milling Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 シャンクの胴部にその軸方向に所要間隔を介
して複数のスローアウェイチップを取り付けられたスロ
ーアウェイ式転削工具において、切刃がシャンクの軸線
に対して大きなねじれ角を有するように取り付けて、効
率の良い切削が行なえるようにすると共に、高精度な切
削が長期にわたって安定して行なえるようにする。 【解決手段】 シャンク２の軸線に対して切刃16が傾斜
した状態になるようにしてスローアウェイチップ１がシ
ャンクの胴部21に所要間隔を介して複数取り付けられる
スローアウェイ式転削工具において、スローアウェイチ
ップにおける切刃がシャンクの軸線Ｏに対して、シャン
クの回転方向後方側に３５°〜５０°のねじれ角θ1 に
なるようにしてスローアウェイチップを取り付けた。
して複数のスローアウェイチップを取り付けられたスロ
ーアウェイ式転削工具において、切刃がシャンクの軸線
に対して大きなねじれ角を有するように取り付けて、効
率の良い切削が行なえるようにすると共に、高精度な切
削が長期にわたって安定して行なえるようにする。 【解決手段】 シャンク２の軸線に対して切刃16が傾斜
した状態になるようにしてスローアウェイチップ１がシ
ャンクの胴部21に所要間隔を介して複数取り付けられる
スローアウェイ式転削工具において、スローアウェイチ
ップにおける切刃がシャンクの軸線Ｏに対して、シャン
クの回転方向後方側に３５°〜５０°のねじれ角θ1 に
なるようにしてスローアウェイチップを取り付けた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、シャンクの胴部
にその軸方向に所要間隔を介して複数のスローアウェイ
チップが取り付けられたスローアウェイ式転削工具に係
り、特に、シャンクの胴部にスローアウェイチップを取
り付けるにあたり、シャンクの軸線に対して切刃が傾斜
した状態になるようにしてスローアウェイチップが取り
付けられたスローアウェイ式転削工具に関するものであ
る。
にその軸方向に所要間隔を介して複数のスローアウェイ
チップが取り付けられたスローアウェイ式転削工具に係
り、特に、シャンクの胴部にスローアウェイチップを取
り付けるにあたり、シャンクの軸線に対して切刃が傾斜
した状態になるようにしてスローアウェイチップが取り
付けられたスローアウェイ式転削工具に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来よりスローアウェイ式転削工具とし
て、実開昭６２−６５１１１号公報や実開昭６３−６４
４１８号公報に示されるように、シャンクの軸線に対し
て切刃が傾斜した状態になるようにしてスローアウェイ
チップがシャンクの胴部に所要間隔を介して複数取り付
けられたものが知られている。
て、実開昭６２−６５１１１号公報や実開昭６３−６４
４１８号公報に示されるように、シャンクの軸線に対し
て切刃が傾斜した状態になるようにしてスローアウェイ
チップがシャンクの胴部に所要間隔を介して複数取り付
けられたものが知られている。
【０００３】ここで、実開昭６２−６５１１１号公報に
示されるスローアウェイ式転削工具においては、シャン
クの胴部に設けた複数のチップ座に、板状でポジティブ
のすくい面とフラット状の逃げ面とから構成される円弧
状切刃を有したスローアウェイチップを着脱自在に固定
させるようになっており、また実開昭６３−６４４１８
号公報に示されるスローアウェイ式転削工具において
は、シャンクの胴部に設けたチップ座に、板状で直線状
の切刃を有したスローアウェイチップを所要数着脱自在
に固定させるようになっている。
示されるスローアウェイ式転削工具においては、シャン
クの胴部に設けた複数のチップ座に、板状でポジティブ
のすくい面とフラット状の逃げ面とから構成される円弧
状切刃を有したスローアウェイチップを着脱自在に固定
させるようになっており、また実開昭６３−６４４１８
号公報に示されるスローアウェイ式転削工具において
は、シャンクの胴部に設けたチップ座に、板状で直線状
の切刃を有したスローアウェイチップを所要数着脱自在
に固定させるようになっている。
【０００４】しかし、実開昭６２−６５１１１号公報に
示されるスローアウェイ式転削工具の場合、スローアウ
ェイチップに一対の円弧状切刃を形成しているため、こ
のようなスローアウェイチップをシャンクのチップ座に
固定させる場合、この円弧状になった切刃の側面とチッ
プ座の壁面とが接合するようになり、スローアウェイチ
ップをシャンクのチップ座に強固で正確に固定すること
が困難で、切削時にスローアウェイチップががたつい
て、スローアウェイチップに欠損が生じたり、被切削面
の精度が低下するという問題があり、またシャンクの軸
線に対してスローアウェイチップにおける切刃のねじれ
角を大きくすることも困難で、効率の良い切削が行なえ
ず、さらに、すくい面のすくい角をポジティブにし、逃
げ面側をフラットにしているため、二番角が大きくなっ
て切刃の刃先強度が低下し、切削時に切刃に欠けが発生
する等の問題もあった。
示されるスローアウェイ式転削工具の場合、スローアウ
ェイチップに一対の円弧状切刃を形成しているため、こ
のようなスローアウェイチップをシャンクのチップ座に
固定させる場合、この円弧状になった切刃の側面とチッ
プ座の壁面とが接合するようになり、スローアウェイチ
ップをシャンクのチップ座に強固で正確に固定すること
が困難で、切削時にスローアウェイチップががたつい
て、スローアウェイチップに欠損が生じたり、被切削面
の精度が低下するという問題があり、またシャンクの軸
線に対してスローアウェイチップにおける切刃のねじれ
角を大きくすることも困難で、効率の良い切削が行なえ
ず、さらに、すくい面のすくい角をポジティブにし、逃
げ面側をフラットにしているため、二番角が大きくなっ
て切刃の刃先強度が低下し、切削時に切刃に欠けが発生
する等の問題もあった。
【０００５】また、実開昭６３−６４４１８号公報に示
されるスローアウェイ式転削工具の場合、そのスローア
ウェイチップとして切刃が直線状になったものを用いて
いるため、シャンクの軸線に対してスローアウェイチッ
プの切刃のねじれ角を大きくすると、この切刃の両端部
と中央部とでは被切削物に対する切削状態が大きく異な
るようになり、切刃のねじれ角を大きくすることができ
ず、またこのような転削工具によって切削を行なう場
合、切削抵抗が大きくなくなると共に、切屑離れも悪く
なり、効率の良い切削が行なえないという問題があっ
た。
されるスローアウェイ式転削工具の場合、そのスローア
ウェイチップとして切刃が直線状になったものを用いて
いるため、シャンクの軸線に対してスローアウェイチッ
プの切刃のねじれ角を大きくすると、この切刃の両端部
と中央部とでは被切削物に対する切削状態が大きく異な
るようになり、切刃のねじれ角を大きくすることができ
ず、またこのような転削工具によって切削を行なう場
合、切削抵抗が大きくなくなると共に、切屑離れも悪く
なり、効率の良い切削が行なえないという問題があっ
た。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、シャンク
の軸線に対して切刃が傾斜した状態になるようにしてス
ローアウェイチップがシャンクの胴部に所要間隔を介し
て複数取り付けられてなるスローアウェイ式転削工具に
おける上記のような問題を解決することを課題とするも
のである。
の軸線に対して切刃が傾斜した状態になるようにしてス
ローアウェイチップがシャンクの胴部に所要間隔を介し
て複数取り付けられてなるスローアウェイ式転削工具に
おける上記のような問題を解決することを課題とするも
のである。
【０００７】すなわち、この発明は上記のようなスロー
アウェイ式転削工具において、スローアウェイチップを
シャンクの胴部に取り付けるにあたり、このスローアウ
ェイチップにおける切刃がシャンクの軸線に対して大き
なねじれ角を有するようにして取り付けることができ、
効率の良い切削が行なえるようにすると共に、スローア
ウェイチップにおける切刃の刃先強度も高くなり、また
このスローアウェイチップをシャンクに対して正確で強
固に固定でき、高精度な切削が長期にわたって安定して
行なえるスローアウェイ式転削工具を提供することを目
的とするものである。
アウェイ式転削工具において、スローアウェイチップを
シャンクの胴部に取り付けるにあたり、このスローアウ
ェイチップにおける切刃がシャンクの軸線に対して大き
なねじれ角を有するようにして取り付けることができ、
効率の良い切削が行なえるようにすると共に、スローア
ウェイチップにおける切刃の刃先強度も高くなり、また
このスローアウェイチップをシャンクに対して正確で強
固に固定でき、高精度な切削が長期にわたって安定して
行なえるスローアウェイ式転削工具を提供することを目
的とするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項１にお
けるスローアウェイ式転削工具においては、上記のよう
な課題を解決するため、シャンクの軸線に対して切刃が
傾斜した状態になるようにしてスローアウェイチップが
シャンクの胴部に所要間隔を介して複数取り付けられて
なるスローアウェイ式転削工具において、上記のスロー
アウェイチップにおける切刃がシャンクの軸線に対し
て、シャンクの回転方向後方側に３５°〜５０°のねじ
れ角になるようにしてスローアウェイチップを取り付け
るようにしたのである。
けるスローアウェイ式転削工具においては、上記のよう
な課題を解決するため、シャンクの軸線に対して切刃が
傾斜した状態になるようにしてスローアウェイチップが
シャンクの胴部に所要間隔を介して複数取り付けられて
なるスローアウェイ式転削工具において、上記のスロー
アウェイチップにおける切刃がシャンクの軸線に対し
て、シャンクの回転方向後方側に３５°〜５０°のねじ
れ角になるようにしてスローアウェイチップを取り付け
るようにしたのである。
【０００９】ここで、この請求項１に示すスローアウェ
イ式転削工具のように、スローアウェイチップにおける
切刃がシャンクの軸線に対して、シャンクの回転方向後
方側に３５°〜５０°のねじれ角になるようにしてスロ
ーアウェイチップをシャンクの胴部に取り付けると、こ
のスローアウェイ式転削工具により被切削物を切削する
際に、切刃における切削負荷が大きく低減されると共
に、切屑離れもよくなって効率の良い切削が行なえるよ
うになる。
イ式転削工具のように、スローアウェイチップにおける
切刃がシャンクの軸線に対して、シャンクの回転方向後
方側に３５°〜５０°のねじれ角になるようにしてスロ
ーアウェイチップをシャンクの胴部に取り付けると、こ
のスローアウェイ式転削工具により被切削物を切削する
際に、切刃における切削負荷が大きく低減されると共
に、切屑離れもよくなって効率の良い切削が行なえるよ
うになる。
【００１０】また、この発明の請求項２におけるスロー
アウェイ式転削工具においては、上記のような課題を解
決するため、請求項１に示すスローアウェイ式転削工具
における上記のスローアウェイチップとして、板状で正
面形状が略三角形をなし、一方の側の上面部には逃げ面
とすくい面とから構成される切刃を有し、かつこの逃げ
面は円弧状で、しかも上面に対して負の傾斜角を有して
形成されたものを用いるようにした。
アウェイ式転削工具においては、上記のような課題を解
決するため、請求項１に示すスローアウェイ式転削工具
における上記のスローアウェイチップとして、板状で正
面形状が略三角形をなし、一方の側の上面部には逃げ面
とすくい面とから構成される切刃を有し、かつこの逃げ
面は円弧状で、しかも上面に対して負の傾斜角を有して
形成されたものを用いるようにした。
【００１１】そして、このようなスローアウェイチップ
を用いると、前記のようにシャンクの軸線に対して切刃
のねじれ角が極めて大きい角度になるようにしてスロー
アウェイチップをシャンクの胴部に取り付けることがで
き、切刃における切削負荷を大きく低減させて効率の良
い切削が行なえるようになる。
を用いると、前記のようにシャンクの軸線に対して切刃
のねじれ角が極めて大きい角度になるようにしてスロー
アウェイチップをシャンクの胴部に取り付けることがで
き、切刃における切削負荷を大きく低減させて効率の良
い切削が行なえるようになる。
【００１２】また、このようなスローアウェイチップを
シャンクのチップ座に取り付ける場合、シャンクのチッ
プ座とスローアウェイチップの下面及びチップ座の２つ
の壁面とスローアウェイチップの２つの側壁とが接触し
て、スローアウェイチップの３面が拘束された状態とな
り、チップ座に対してスローアウェイチップを強固かつ
正確に保持できるようになる。
シャンクのチップ座に取り付ける場合、シャンクのチッ
プ座とスローアウェイチップの下面及びチップ座の２つ
の壁面とスローアウェイチップの２つの側壁とが接触し
て、スローアウェイチップの３面が拘束された状態とな
り、チップ座に対してスローアウェイチップを強固かつ
正確に保持できるようになる。
【００１３】また、このスローアウェイチップにおける
切刃は、大きなネガティブから形成されるので切刃の刃
先強度が大幅に向上し、切削時における切刃のチッピン
グや欠損が防止され、重切削に耐えるようになると共
に、逃げ面側が負の傾斜角を有する円弧状に形成されて
いるため、このスローアウェイチップをシャンクのチッ
プ座に固定して被切削物を切削する場合、被切削面に対
して曲線状となった切刃によって被切削物が切削される
ようになり、高能率で高精度の切削が行なえるようにな
る。
切刃は、大きなネガティブから形成されるので切刃の刃
先強度が大幅に向上し、切削時における切刃のチッピン
グや欠損が防止され、重切削に耐えるようになると共
に、逃げ面側が負の傾斜角を有する円弧状に形成されて
いるため、このスローアウェイチップをシャンクのチッ
プ座に固定して被切削物を切削する場合、被切削面に対
して曲線状となった切刃によって被切削物が切削される
ようになり、高能率で高精度の切削が行なえるようにな
る。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態を添
付図面に基づいて具体的に説明する。
付図面に基づいて具体的に説明する。
【００１５】ここで、この実施形態におけるスローアウ
ェイ式転削工具においては、そのスローアウェイチップ
１として、図１（ａ）〜（ｄ）に示すものを用いるよう
にした。
ェイ式転削工具においては、そのスローアウェイチップ
１として、図１（ａ）〜（ｄ）に示すものを用いるよう
にした。
【００１６】ここで、このスローアウェイチップ１は、
超硬合金，サーメットあるいはセラミックス等の硬質材
料で構成され、その上面１１とシャンク２のチップ座２
２に固定される下面１２と、チップ座２２の座壁２２
ａ，２２ｂに接触する側壁１３ａ，１３ｂを有し、正面
形状が略三角形状になっている。
超硬合金，サーメットあるいはセラミックス等の硬質材
料で構成され、その上面１１とシャンク２のチップ座２
２に固定される下面１２と、チップ座２２の座壁２２
ａ，２２ｂに接触する側壁１３ａ，１３ｂを有し、正面
形状が略三角形状になっている。
【００１７】そして、このスローアウェイチップ１の一
方の側部には、正角又は負角から形成されるすくい面１
４と、上面１１側に２°〜１０°、好ましくは３°〜８
°の傾斜角θを有し、かつ所定の円弧Ｒで形成される逃
げ面１５とが設けられ、この実施形態においては上記の
傾斜角θを５°にし、上記のすくい面１４とこの逃げ面
１５とにより構成される稜を切刃１６として用いるよう
になっている。また、このスローアウェイチップ１の中
央部には締付ボルト３を挿通させるボルト穴１７が設け
られている。
方の側部には、正角又は負角から形成されるすくい面１
４と、上面１１側に２°〜１０°、好ましくは３°〜８
°の傾斜角θを有し、かつ所定の円弧Ｒで形成される逃
げ面１５とが設けられ、この実施形態においては上記の
傾斜角θを５°にし、上記のすくい面１４とこの逃げ面
１５とにより構成される稜を切刃１６として用いるよう
になっている。また、このスローアウェイチップ１の中
央部には締付ボルト３を挿通させるボルト穴１７が設け
られている。
【００１８】一方、上記のスローアウェイチップ１が取
り付けられるシャンク２は、図２〜図４に示すように、
その胴部２１の所定位置に上記のスローアウェイチップ
１を取り付けるチップ座２２がシャンク２の軸線に対し
てシャンク２の回転方向後方側に所要角度傾斜した状態
で所要数形成されており、これらのチップ座２２よりシ
ャンク２の回転方向前方側には切屑排出用の切屑溝２３
が設けられている。
り付けられるシャンク２は、図２〜図４に示すように、
その胴部２１の所定位置に上記のスローアウェイチップ
１を取り付けるチップ座２２がシャンク２の軸線に対し
てシャンク２の回転方向後方側に所要角度傾斜した状態
で所要数形成されており、これらのチップ座２２よりシ
ャンク２の回転方向前方側には切屑排出用の切屑溝２３
が設けられている。
【００１９】そして、このシャンク２に上記のスローア
ウェイチップ１を取り付けるにあたっては、シャンク２
に設けられた各チップ座２２における座壁２２ａ，２２
ｂにスローアウェイチップ１における側壁１３ａ，１３
ｂを接触させるようにして、各チップ座２２にそれぞれ
スローアウェイチップ１を載置し、各スローアウェイチ
ップ１に設けられたボルト穴１７に締付ボルト３を通
し、各スローアウェイチップ１をチップ座２２に締付ボ
ルト３によって固定させるようにする。
ウェイチップ１を取り付けるにあたっては、シャンク２
に設けられた各チップ座２２における座壁２２ａ，２２
ｂにスローアウェイチップ１における側壁１３ａ，１３
ｂを接触させるようにして、各チップ座２２にそれぞれ
スローアウェイチップ１を載置し、各スローアウェイチ
ップ１に設けられたボルト穴１７に締付ボルト３を通
し、各スローアウェイチップ１をチップ座２２に締付ボ
ルト３によって固定させるようにする。
【００２０】ここで、このようにスローアウェイチップ
１をチップ座２２に取り付けるにあたっては、各スロー
アウェイチップ１の切刃１６がシャンク１の軸線Ｏに対
してシャンク１の回転方向後方側に３５°〜５０°のね
じれ角θ1 になるように取り付け、この実施形態におい
ては、このねじれ角θ1 が４２°になるようにしてい
る。また、上記のようにシャンク１の胴部２１に各スロ
ーアウェイチップ１を取り付けるにあたっては、シャン
ク１を回転させて各スローアウェイチップ１の切刃１６
により被切削物を切削した際に削り残しが生じないよう
にするため、スローアウェイチップ１をシャンク２の胴
部２１に対して適当に配置させるようにしている。
１をチップ座２２に取り付けるにあたっては、各スロー
アウェイチップ１の切刃１６がシャンク１の軸線Ｏに対
してシャンク１の回転方向後方側に３５°〜５０°のね
じれ角θ1 になるように取り付け、この実施形態におい
ては、このねじれ角θ1 が４２°になるようにしてい
る。また、上記のようにシャンク１の胴部２１に各スロ
ーアウェイチップ１を取り付けるにあたっては、シャン
ク１を回転させて各スローアウェイチップ１の切刃１６
により被切削物を切削した際に削り残しが生じないよう
にするため、スローアウェイチップ１をシャンク２の胴
部２１に対して適当に配置させるようにしている。
【００２１】そして、この実施形態におけるスローアウ
ェイ式転削工具により被切削物を切削するようにした場
合、各スローアウェイチップ１における切刃１６のねじ
れ角θ1 が大きいため、各切刃１６における切削負荷が
非常に低減されると共に、切屑離れもよくなり、効率の
良い切削が行なえるようになる。
ェイ式転削工具により被切削物を切削するようにした場
合、各スローアウェイチップ１における切刃１６のねじ
れ角θ1 が大きいため、各切刃１６における切削負荷が
非常に低減されると共に、切屑離れもよくなり、効率の
良い切削が行なえるようになる。
【００２２】また、この実施形態におけるスローアウェ
イ式転削工具においては、スローアウェイチップ１をシ
ャンク２の胴部２１に取り付けるにあたり、スローアウ
ェイチップ１の下面１２及び２つの側壁１３ａ，１３ｂ
をチップ座２２及びチップ座２２における２つの座壁２
２ａ，２２ｂに接触させ、スローアウェイチップ１を３
面で拘束させるため、スローアウェイチップ１がシャン
ク１のチップ座２２に強固かつ正確に保持され、切削時
におけるスローアウェイチップ１のがたつきが防止され
て精度の高い切削が行なえると共に、スローアウェイチ
ップ１における欠損も低減される。
イ式転削工具においては、スローアウェイチップ１をシ
ャンク２の胴部２１に取り付けるにあたり、スローアウ
ェイチップ１の下面１２及び２つの側壁１３ａ，１３ｂ
をチップ座２２及びチップ座２２における２つの座壁２
２ａ，２２ｂに接触させ、スローアウェイチップ１を３
面で拘束させるため、スローアウェイチップ１がシャン
ク１のチップ座２２に強固かつ正確に保持され、切削時
におけるスローアウェイチップ１のがたつきが防止され
て精度の高い切削が行なえると共に、スローアウェイチ
ップ１における欠損も低減される。
【００２３】さらに、スローアウェイチップ１自体にお
いては、その切刃１６が大きなネガティブから形成され
るているので、このスローアウェイチップ１を上記のよ
うにシャンク２のチップ座２２に取り付けて切削を行な
う場合、その逃げ角が小さくなって切刃１６の強度が大
幅に向上し、切刃１６のチッピングや欠けが極端に少な
くなり、重切削に耐えられるようになると共に、スロー
アウェイチップ１の逃げ面１５が負角から円弧状に形成
されているため、円弧状の切刃１６によって被切削物の
切削が行なわれるようになり、初期においては切刃１６
の点から切削が始まり、これが切削の進行と共に切刃１
６の切削領域が拡大し、効果的な切削が行なえるように
なると共に、切屑の排出性も向上する。
いては、その切刃１６が大きなネガティブから形成され
るているので、このスローアウェイチップ１を上記のよ
うにシャンク２のチップ座２２に取り付けて切削を行な
う場合、その逃げ角が小さくなって切刃１６の強度が大
幅に向上し、切刃１６のチッピングや欠けが極端に少な
くなり、重切削に耐えられるようになると共に、スロー
アウェイチップ１の逃げ面１５が負角から円弧状に形成
されているため、円弧状の切刃１６によって被切削物の
切削が行なわれるようになり、初期においては切刃１６
の点から切削が始まり、これが切削の進行と共に切刃１
６の切削領域が拡大し、効果的な切削が行なえるように
なると共に、切屑の排出性も向上する。
【００２４】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明における
スローアウェイ式転削工具においては、スローアウェイ
チップにおける切刃がシャンクの軸線に対して３５°〜
５０°の大きなねじれ角を有するようにして、スローア
ウェイチップをシャンクに取り付けるようにしたため、
切刃における切削負荷が非常に低減されると共に切屑離
れもよくなり、効率の良い切削が行なえるようになっ
た。
スローアウェイ式転削工具においては、スローアウェイ
チップにおける切刃がシャンクの軸線に対して３５°〜
５０°の大きなねじれ角を有するようにして、スローア
ウェイチップをシャンクに取り付けるようにしたため、
切刃における切削負荷が非常に低減されると共に切屑離
れもよくなり、効率の良い切削が行なえるようになっ
た。
【００２５】また、この発明におけるスローアウェイ式
転削工具において、前記のようなスローアウェイチップ
を用いると、このスローアウェイチップの切刃の刃先強
度が高くなって、切刃のチッピングや欠けが極端に少な
くなると共に、このスローアウェイチップがシャンクに
対して正確で強固に固定されるようになり、精度の高い
切削が長期にわたって安定して行なえるようになった。
転削工具において、前記のようなスローアウェイチップ
を用いると、このスローアウェイチップの切刃の刃先強
度が高くなって、切刃のチッピングや欠けが極端に少な
くなると共に、このスローアウェイチップがシャンクに
対して正確で強固に固定されるようになり、精度の高い
切削が長期にわたって安定して行なえるようになった。
【図１】この発明の一実施形態におけるスローアウェイ
式転削工具において使用したスローアウェイチップの説
明図であり、（ａ）は正面図、（ｂ）は（ａ）のＡ矢視
方向の側面図、（ｃ）は（ｂ）のＢ矢視方向の側面図、
（ｄ）は（ａ）の側面図である。
式転削工具において使用したスローアウェイチップの説
明図であり、（ａ）は正面図、（ｂ）は（ａ）のＡ矢視
方向の側面図、（ｃ）は（ｂ）のＢ矢視方向の側面図、
（ｄ）は（ａ）の側面図である。
【図２】同実施形態におけるスローアウェイ式転削工具
において、シャンクの一部を破断した状態を示した概略
正面図である。
において、シャンクの一部を破断した状態を示した概略
正面図である。
【図３】図２のシャンクにチップを配列した状態を示し
た展開図である。
た展開図である。
【図４】同実施形態におけるスローアウェイ式転削工具
の底面図である。
の底面図である。
１ スローアウェイチップ ２ シャンク １４ すくい面 １５ 逃げ面 １６ 切刃 ２１ 胴部 θ 傾斜角 θ1 ねじれ角
Claims (2)
- 【請求項１】 シャンクの軸線に対して切刃が傾斜した
状態になるようにしてスローアウェイチップがシャンク
の胴部に所要間隔を介して複数取り付けられてなるスロ
ーアウェイ式転削工具において、上記のスローアウェイ
チップにおける切刃がシャンクの軸線に対して、シャン
クの回転方向後方側に３５°〜５０°のねじれ角になる
ようにしてスローアウェイチップが取り付けられている
ことを特徴とするスローアウェイ式転削工具。 - 【請求項２】 請求項１に記載したスローアウェイ式転
削工具において、板状で正面形状が略三角形をなし、一
方の側の上面部には逃げ面とすくい面とから構成される
切刃を有し、かつこの逃げ面は円弧状で、しかも上面に
対して負の傾斜角を有して形成されたスローアウェイチ
ップを用いたことを特徴とするスローアウェイ式転削工
具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20289096A JPH08336717A (ja) | 1996-07-11 | 1996-07-11 | スローアウェイ式転削工具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20289096A JPH08336717A (ja) | 1996-07-11 | 1996-07-11 | スローアウェイ式転削工具 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2055818A Division JPH03256607A (ja) | 1990-03-06 | 1990-03-06 | 転削工具用のスローアウエイチップ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08336717A true JPH08336717A (ja) | 1996-12-24 |
Family
ID=16464905
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20289096A Pending JPH08336717A (ja) | 1996-07-11 | 1996-07-11 | スローアウェイ式転削工具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08336717A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015128817A (ja) * | 2014-01-08 | 2015-07-16 | サンドビック インテレクチュアル プロパティー アクティエボラーグ | ミーリング工具 |
-
1996
- 1996-07-11 JP JP20289096A patent/JPH08336717A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015128817A (ja) * | 2014-01-08 | 2015-07-16 | サンドビック インテレクチュアル プロパティー アクティエボラーグ | ミーリング工具 |
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