JP2841167B2 - センターリング用切削工具 - Google Patents
センターリング用切削工具Info
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Description
グ加工に、また必要に応じて、面取り加工、V溝加工に
用いられるスローアウェイチップを用いたセンターリン
グ用切削工具に関するものである。
ンタードリルで位置決めをした後、スロアーウェイ式の
エンドミル用切削刃を所定の角度に形成したチップを使
用する手段で実施されている。
ンターリング加工では、作業過程において切削工具を交
換しなければなず、加工能率がきわめて低くなり、加工
コストが高くなることから、一対の対向角度をセンター
リング加工角度に対応する角度とし、平面中心にロック
用孔を貫設した超硬部材よりなる平面正方形又は菱形の
スロアーウェイチップを、チップ尖端を取付用シャンク
の軸部の回転中心線に一致させて、取付用先端部に形成
した取付座に、ネジを用いた脱着自在手段で固定するよ
うにしたスローアウェイチップを用いたセンターリング
用切削工具が開発され市販されているが、切削の状態が
いわゆる「押し切り」となるため、刃先が突っ込み状態
となってビビリ振動を招き、高精度の加工が期待でき
ず、また刃先に集中する大きな荷重がかかり、耐久性が
弱くなって刃先の欠損を招き、また側面が平面に対して
鋭角に形成されているために、取付座の側壁面への密着
が阻害されることから、スローアウェイチップの取付安
定性に問題があり、これらが原因となって切削面の高精
度が得られない点に解決すべき課題があった。
が強く、ビビリ振動の原因を解消するとともにスローア
ウェイチップの取付安定性を良くして、切削面精度を向
上させるところの、主としてセンターリング加工に使用
するセンターリング用切削工具の提供を目的としてい
る。
センターリング加工に使用するセンターリング用切削工
具は、一対の対向角度をセンターリング加工角度に対応
する尖端とし、平面中心にロック用孔を貫設した超硬部
材よりなる平面正方形又は菱形のチップ本体に、平面の
一対の対向辺の一方又は両方に切削刃を形成するととも
に、該切削刃に沿ってチップブレーカを設け、さらに前
記尖端部を形成する側面が交わる稜線部分に、鋭角先端
を尖頂部として先端部逃げ角を形成したスローアウェイ
チップと、軸部の先端部をチップ本体の尖端に対応した
円錐形に形成し、該円錐形部に、チップ取付時にチップ
本体の尖端が軸部の回転中心線に対して0.2 〜0.6 mmだ
け切削刃側へ変位するように取付座を形成したチップ取
付用シャンクとから成り、該取付座に前記スローアウェ
イチップを、交換自在の固定手段、例えば、偏心ピン方
式により固定したことを特徴とする構成である。
本体の尖端を、チップ取付用シャンクの回転中心線に対
して0.2 〜0.6 mmだけ切削刃側へ変位させて固定したか
ら、切削の状態がいわゆる「引き切り」となるため、刃
先の突っ込みがなくなって、ビビリ振動の原因が解消さ
れ、また該刃先での荷重負担が軽減されて刃先の欠損が
防止され、耐久性に優れたものとなる。
に形成されているために、スローアウェイチップの取付
安定性が良好となり、これもビビリ振動の解消と刃先の
欠損防止に貢献している。
在の固定手段として、先端に偏心軸を形成したネジ軸部
を取付座に螺入し、該取付座から突出した偏心軸に、チ
ップ本体に貫設したロック用孔を差し込み、ネジ軸部の
回動によりスローアウェイチップの固定、離脱を行う偏
心ピン方式の採用によって、チップ取付用シャンクの回
転中心線に対するチップ本体尖端の偏位量の確保が容易
且つ正確とすることができる。
具の分解正面図、図2は分解側面図、図3は切削工具の
先端部拡大正面図であって、スローアウェイチップAと
チップ取付用シャンクBと固定用偏心ピンCとから構成
されている。
度をセンターリング加工角度に対応する尖端2とし、平
面中心にロック用孔3を貫設した超硬部材よりなる平面
菱形のチップ本体4に、平面の一対の対向辺の両方に切
削刃5を形成するとともに、該切削刃5に沿ってチップ
ブレーカ6を設け、さらに前記尖端2部を形成する側面
が交わる稜線部分に、鋭角先端を尖頂部として先端部逃
げ角7を形成した構成とする。
先端部をチップ本体4の尖端に対応した円錐形に形成す
るとともに、該円錐形部の傾斜面の水平面に対する仰角
9aよりも大きい仰角9bで取付座10を形成し、該取
付座10は、直角に固定用ネジ孔11を貫設した座面1
2と、チップ取付時にチップ本体4の尖端2の中心と軸
部8の回転中心線13との間に0.2 mm の変位量Dだけ
切削刃5側への移動を許容する位置に形成した規制用側
壁14とで構成されている。
ネジ軸部15の先端に偏心軸16を、後端部軸方向に六
角棒レンチ用孔17が形成された構成であって、前記固
定用ネジ孔11を螺入し、取付座10から突出した偏心
軸16を、チップ本体4に貫設したロック用孔3に差し
込み、ネジ軸部15の回動により、スローアウェイチッ
プAの固定、離脱を行う構成となっている。
と軸部8の回転中心線13との変位量を0.2 mm とした
場合について説明したが、これに限定されるものではな
く、変位させることによって形成されるヘソが、センタ
ー穴として支障とならない範囲、0.2 〜0.6mm におい
て、本発明の目的を達成することができる。
用切削工具によれば、チップ本体の尖端の中心を、チッ
プ取付用シャンクの回転中心線に対して0.2 〜0.6 mmの
変位量だけ切削刃側へ変位させて固定したから、切削の
状態がいわゆる「引き切り」となるため、刃先の突っ込
みがなくなって、ビビリ振動の原因が解消され、また該
刃先での荷重負担が軽減されて刃先欠損が防止され、高
精度の切削面を形成する耐久性に優れたものとすること
ができる。
に形成されているために、スローアウェイチップの取付
安定性が良好となり、これもビビリ振動の解消と刃先の
欠損防止に貢献している。
在の固定手段として、先端に偏心軸を形成したネジ軸部
を螺入し、取付座から突出した偏心軸を、チップ本体に
貫設したロック用孔に差し込み、ネジ軸部の回動により
スローアウェイチップの固定、離脱を行う偏心ピン方式
の採用によって、チップ取付用シャンクの回転中心線に
対するチップ本体尖端の偏位量の確保が容易且つ正確と
することができる。
正面図である。
側面図である。
部拡大正面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 一対の対向角度をセンターリング加工角
度に対応する尖端とし、平面中心にロック用孔を貫設し
た超硬部材よりなる平面正方形又は菱形のチップ本体
に、平面の一対の対向辺の一方又は両方に切削刃を形成
するとともに、該切削刃に沿ってチップブレーカを設
け、さらに前記尖端部を形成する側面が交わる稜線部分
に、鋭角先端を尖頂部として先端部逃げ角を形成したス
ローアウェイチップと、軸部の先端部をチップ本体の尖
端に対応した円錐形に形成し、該円錐形部に、チップ取
付時にチップ本体の尖端が軸部の回転中心線に対して0.
2 〜0.6 mmだけ切削刃側へ変位するように取付座を形成
したチップ取付用シャンクとから成り、該取付座に前記
スローアウェイチップを、交換自在の固定手段により固
定したことを特徴とするセンターリング用切削工具。 - 【請求項2】 交換自在の固定手段が、先端に偏心軸を
形成したネジ軸部を取付座に螺入して、取付座から突出
した偏心軸を、チップ本体に貫設したロック用孔に差し
込み、ネジ軸部の回動によりスローアウェイチップを固
定、離脱を行う偏心ピン方式である請求項1記載のセン
ターリング用切削工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25994894A JP2841167B2 (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | センターリング用切削工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP25994894A JP2841167B2 (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | センターリング用切削工具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08118134A JPH08118134A (ja) | 1996-05-14 |
JP2841167B2 true JP2841167B2 (ja) | 1998-12-24 |
Family
ID=17341150
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25994894A Expired - Fee Related JP2841167B2 (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | センターリング用切削工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2841167B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20150075126A (ko) * | 2013-12-23 | 2015-07-03 | 창 신-티엔 | 일회용 조각 칼날 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN110340943A (zh) * | 2019-08-19 | 2019-10-18 | 威士达半导体科技(张家港)有限公司 | 一种切割刀具 |
-
1994
- 1994-10-25 JP JP25994894A patent/JP2841167B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20150075126A (ko) * | 2013-12-23 | 2015-07-03 | 창 신-티엔 | 일회용 조각 칼날 |
KR101582390B1 (ko) | 2013-12-23 | 2016-01-04 | 창 신-티엔 | 일회용 조각 칼날 |
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JPH08118134A (ja) | 1996-05-14 |
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