JPH08336496A - ほこり取りシート - Google Patents
ほこり取りシートInfo
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- JPH08336496A JPH08336496A JP16712595A JP16712595A JPH08336496A JP H08336496 A JPH08336496 A JP H08336496A JP 16712595 A JP16712595 A JP 16712595A JP 16712595 A JP16712595 A JP 16712595A JP H08336496 A JPH08336496 A JP H08336496A
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- Japan
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- adhesive
- layer
- sheet
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 携帯性を有し、繰返し使用できる、衣類等の
繊維製品の表面に付着したほこりを取るための粘着面を
有するほこり取りシートに鏡の機能も付与する。 【構成】 中央部に折れ目線が施され、該折れ目線を介
して半分の大きさに折曲げ、かつ元の大きさに開くこと
ができるプラスチックシートからなる基材の折れ目線を
分岐線として、一方の側の内部表面に再剥離型粘着剤層
を施して粘着面とし、他方の側の内部表面に表層に剥離
処理が施された剥離面とするか、或いは剥離処理が施さ
れた鏡面シートが貼着された剥離性鏡面として、粘着面
との剥離性と鏡の機能とを併有させる。 【効果】 再剥離性の粘着剤を使用した使用時には最も
取扱い易い大きさであり、収納時にはその半分の大きさ
になり、鏡の機能も併有するほこり取りシートが得られ
る。
繊維製品の表面に付着したほこりを取るための粘着面を
有するほこり取りシートに鏡の機能も付与する。 【構成】 中央部に折れ目線が施され、該折れ目線を介
して半分の大きさに折曲げ、かつ元の大きさに開くこと
ができるプラスチックシートからなる基材の折れ目線を
分岐線として、一方の側の内部表面に再剥離型粘着剤層
を施して粘着面とし、他方の側の内部表面に表層に剥離
処理が施された剥離面とするか、或いは剥離処理が施さ
れた鏡面シートが貼着された剥離性鏡面として、粘着面
との剥離性と鏡の機能とを併有させる。 【効果】 再剥離性の粘着剤を使用した使用時には最も
取扱い易い大きさであり、収納時にはその半分の大きさ
になり、鏡の機能も併有するほこり取りシートが得られ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衣類等の繊維製品の表
面に付着したほこりを取るための粘着面を有するほこり
取りシートに関し、より詳しくは収納時には縮小され、
使用時には2倍の大きさになって使用し易く、また一方
が鏡面であるほこり取りシートに関する。
面に付着したほこりを取るための粘着面を有するほこり
取りシートに関し、より詳しくは収納時には縮小され、
使用時には2倍の大きさになって使用し易く、また一方
が鏡面であるほこり取りシートに関する。
【0002】
【従来の技術】衣類等の繊維製品にはほこりが付着しが
ちであった。特に黒などの濃色のスーツはほこりが目立
ち、絶えずこれを払う必要がある。ブラシなども使用さ
れるが充分でなく、粘着テープにほこりを貼着し、除去
する方法もあった。より洗練された方法として、繊維製
品のほこり取りに適した粘着性を有する粘着剤を一方の
面に施したカード形のシートがあった。このシートは一
般に名刺程度の大きさ、すなわち、縦9cm、横5.5
cm程度であり、携帯には適しているもののほこり取り
に使用するにはやや小さく扱い難いものであった。
ちであった。特に黒などの濃色のスーツはほこりが目立
ち、絶えずこれを払う必要がある。ブラシなども使用さ
れるが充分でなく、粘着テープにほこりを貼着し、除去
する方法もあった。より洗練された方法として、繊維製
品のほこり取りに適した粘着性を有する粘着剤を一方の
面に施したカード形のシートがあった。このシートは一
般に名刺程度の大きさ、すなわち、縦9cm、横5.5
cm程度であり、携帯には適しているもののほこり取り
に使用するにはやや小さく扱い難いものであった。
【0003】更に、使用していない時には粘着面が露出
してベトつくため、同一形状の離型紙で粘着面を被覆保
護しているが、使用後にこの離型紙を被せる時に位置が
合わず、粘着剤層の一部が露出したり離型紙がはみ出し
て折れ曲がったりする欠点があった。本発明者らは、よ
り便利な携帯用ほこり取りシートとして、粘着面がほこ
りを付着してもはや粘着力を失った場合には流水で擦る
のみで粘着力を回復する粘着剤を使用して、一般の名刺
の2倍の大きさのほこり取りシートを製造し、粘着面に
は離型紙を用いず、単に中央部に設けた折れ目線に沿っ
て二つ折りすることにより粘着面が相互に粘着面を保護
する二つ折り形式のほこり取りシートを開発した。この
ほこり取りシートによれば従来の2倍の大きさのシート
として使用でき、不使用時には単に二つ折りするだけで
面積が半分になり、かつ粘着面を確実に保護することが
できる。
してベトつくため、同一形状の離型紙で粘着面を被覆保
護しているが、使用後にこの離型紙を被せる時に位置が
合わず、粘着剤層の一部が露出したり離型紙がはみ出し
て折れ曲がったりする欠点があった。本発明者らは、よ
り便利な携帯用ほこり取りシートとして、粘着面がほこ
りを付着してもはや粘着力を失った場合には流水で擦る
のみで粘着力を回復する粘着剤を使用して、一般の名刺
の2倍の大きさのほこり取りシートを製造し、粘着面に
は離型紙を用いず、単に中央部に設けた折れ目線に沿っ
て二つ折りすることにより粘着面が相互に粘着面を保護
する二つ折り形式のほこり取りシートを開発した。この
ほこり取りシートによれば従来の2倍の大きさのシート
として使用でき、不使用時には単に二つ折りするだけで
面積が半分になり、かつ粘着面を確実に保護することが
できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
二つ折り形式のほこり取りシートは長い期間使用せずに
放置すると粘着面同士が強固に粘着して、開くのに大き
な力を要することがあった。そこで二つ折り形式のほこ
り取りシートであっても、2つ折りしたものを開く時に
剥離抵抗が少なく、使用時には持ちやすい大きさにな
り、折りたたんで収納する時には粘着面と剥離面とが正
確に重なるほこり取りシートを追求した。
二つ折り形式のほこり取りシートは長い期間使用せずに
放置すると粘着面同士が強固に粘着して、開くのに大き
な力を要することがあった。そこで二つ折り形式のほこ
り取りシートであっても、2つ折りしたものを開く時に
剥離抵抗が少なく、使用時には持ちやすい大きさにな
り、折りたたんで収納する時には粘着面と剥離面とが正
確に重なるほこり取りシートを追求した。
【0005】
【課題解決の手段】本発明は上記課題を解決することを
目的とし、その構成は、中央部に折れ目線が施され、該
折れ目線を介して半分の大きさに折曲げ、かつ元の大き
さに開くことができるプラスチックシートからなる基材
の折れ目線を分岐線として、一方の側の内部表面に再剥
離型粘着剤層を施して粘着面とし、他方の側の内部表面
に表層に剥離処理が施された剥離面とするか、或いは剥
離処理が施された鏡面シートが貼着された剥離性鏡面と
したことを特徴とする。
目的とし、その構成は、中央部に折れ目線が施され、該
折れ目線を介して半分の大きさに折曲げ、かつ元の大き
さに開くことができるプラスチックシートからなる基材
の折れ目線を分岐線として、一方の側の内部表面に再剥
離型粘着剤層を施して粘着面とし、他方の側の内部表面
に表層に剥離処理が施された剥離面とするか、或いは剥
離処理が施された鏡面シートが貼着された剥離性鏡面と
したことを特徴とする。
【0006】本発明において基材として使用するプラス
チックシート素材は、ポリ塩化ビニルシート、合成紙、
ポリエチレンシート、ポリプロピレンシート、ポリエス
テルシート等通常のシート用或いは合成紙用のプラスチ
ックはすべて使用できる。着色フィルムや模様付フィル
ムが好ましいが、透明フィルムであっても本発明の効果
を失うものではない。また、印刷を施したフィルムを使
用することもできる。別の方法として、基材の二つ折り
にした時外側となる面に、模様や文字が印刷された他の
シートやフィルムを化粧シートとして貼着するとほこり
取りシートの外観が向上するばかりでなく、使用説明等
の必要な表示も記載することができる。
チックシート素材は、ポリ塩化ビニルシート、合成紙、
ポリエチレンシート、ポリプロピレンシート、ポリエス
テルシート等通常のシート用或いは合成紙用のプラスチ
ックはすべて使用できる。着色フィルムや模様付フィル
ムが好ましいが、透明フィルムであっても本発明の効果
を失うものではない。また、印刷を施したフィルムを使
用することもできる。別の方法として、基材の二つ折り
にした時外側となる面に、模様や文字が印刷された他の
シートやフィルムを化粧シートとして貼着するとほこり
取りシートの外観が向上するばかりでなく、使用説明等
の必要な表示も記載することができる。
【0007】基材シートの厚さは二つ折りが容易な程度
に薄く、でき得れば鏡像が歪まない程度の剛性を要す
る。プラスチック素材によっても異なるが一般に50〜
300μ、好ましくは60〜200μ程度である。基材
シートの大きさは10〜11cm×8〜9cm程度が扱
い易い。更にこのシートのほぼ中央部に折れ目線を施
し、二つ折りして携帯、収納する。
に薄く、でき得れば鏡像が歪まない程度の剛性を要す
る。プラスチック素材によっても異なるが一般に50〜
300μ、好ましくは60〜200μ程度である。基材
シートの大きさは10〜11cm×8〜9cm程度が扱
い易い。更にこのシートのほぼ中央部に折れ目線を施
し、二つ折りして携帯、収納する。
【0008】基材の内部表面の少なくとも粘着面には粘
着剤を施す。粘着剤は再剥離型のアクリル系粘着剤を使
用する。粘着剤の望ましい粘着力はJIS Z 023
7で測定して50〜400g/10mm、好ましくは1
00〜300g/10mmであり、粘着面に繊維が付着
して粘着力を失った場合には流水で擦るのみで粘着力を
回復できる粘着剤が好ましい。このような粘着剤として
は再剥離型(removable type、リムーバブルタイプ)ア
クリル系粘着剤、好ましくは架橋型アクリル系粘着剤が
よい。なお、永久接着型(permanent type パーマネン
トタイプ)粘着剤は不適当である。
着剤を施す。粘着剤は再剥離型のアクリル系粘着剤を使
用する。粘着剤の望ましい粘着力はJIS Z 023
7で測定して50〜400g/10mm、好ましくは1
00〜300g/10mmであり、粘着面に繊維が付着
して粘着力を失った場合には流水で擦るのみで粘着力を
回復できる粘着剤が好ましい。このような粘着剤として
は再剥離型(removable type、リムーバブルタイプ)ア
クリル系粘着剤、好ましくは架橋型アクリル系粘着剤が
よい。なお、永久接着型(permanent type パーマネン
トタイプ)粘着剤は不適当である。
【0009】本発明は折れ目を分岐線として粘着面と剥
離面とに分離する。粘着剤は折れ目線を介して粘着面の
全体に施してもよいが、折れ目線と対向する辺の一部又
は全部を残して施すと、開く場合にすでに粘着していな
い部位に指を差し入れることができて開き易い。また、
製品としては折れ目線を介して他方の面である剥離面は
粘着剤を必要としないので粘着剤を塗布する必要はない
が、作業の都合上施しても、その上に剥離剤又は剥離剤
を塗工した剥離層を積層することができるため差支えな
い。
離面とに分離する。粘着剤は折れ目線を介して粘着面の
全体に施してもよいが、折れ目線と対向する辺の一部又
は全部を残して施すと、開く場合にすでに粘着していな
い部位に指を差し入れることができて開き易い。また、
製品としては折れ目線を介して他方の面である剥離面は
粘着剤を必要としないので粘着剤を塗布する必要はない
が、作業の都合上施しても、その上に剥離剤又は剥離剤
を塗工した剥離層を積層することができるため差支えな
い。
【0010】剥離面は基材に直接又は粘着剤上に剥離剤
を塗工し剥離層とするか、又はポリエステルフィルム、
ナイロンフィルム、ポリプロピレンフィルム、塩化ビニ
ルフィルムなどの透明なフィルムを剥離層の基材とし、
前記剥離層の基材の一方の面に剥離剤を塗工し剥離層と
し、前記剥離層の非剥離処理面と前記基材とを接着する
こともできる。剥離層の基材の厚みは100〜250μ
m、好ましくは130〜220μmである。剥離剤とし
ては従来知られたものを使用できる。例えばシリコーン
樹脂、長鎖アルキル基含有樹脂、アルキド樹脂、メチル
ペンテン樹脂、ポリオレフィン樹脂、フッ素樹脂などが
ある。剥離剤の厚さは0.1〜1.0μm、好ましくは
0.1〜0.5μmである。
を塗工し剥離層とするか、又はポリエステルフィルム、
ナイロンフィルム、ポリプロピレンフィルム、塩化ビニ
ルフィルムなどの透明なフィルムを剥離層の基材とし、
前記剥離層の基材の一方の面に剥離剤を塗工し剥離層と
し、前記剥離層の非剥離処理面と前記基材とを接着する
こともできる。剥離層の基材の厚みは100〜250μ
m、好ましくは130〜220μmである。剥離剤とし
ては従来知られたものを使用できる。例えばシリコーン
樹脂、長鎖アルキル基含有樹脂、アルキド樹脂、メチル
ペンテン樹脂、ポリオレフィン樹脂、フッ素樹脂などが
ある。剥離剤の厚さは0.1〜1.0μm、好ましくは
0.1〜0.5μmである。
【0011】更に前記剥離層の基材表面にアルミニウム
等の金属を蒸着したシート、アルミニウム等の金属箔を
接着したシート及び金属箔等の鏡面シートの片面に剥離
処理を施した鏡面付剥離層を基材に接着すると剥離面が
剥離性鏡面となり鏡として使用できてなお好ましい。金
属としては色や価格等の理由からアルミニウムが好まし
い。一般に、アルミニウムは腐蝕しがちであるため、剥
離層の基材とアルミニウムの箔又は蒸着層とが積層さ
れ、かつアルミニウム層が奥に存在する剥離剤層/剥離
層の基材/アルミニウム層の構成とし、アルミニウム層
を基材或いは粘着剤層側にする方が、剥離剤層/アルミ
ニウム層/剥離層の基材の構成より鏡面の耐久性の点で
好ましい。
等の金属を蒸着したシート、アルミニウム等の金属箔を
接着したシート及び金属箔等の鏡面シートの片面に剥離
処理を施した鏡面付剥離層を基材に接着すると剥離面が
剥離性鏡面となり鏡として使用できてなお好ましい。金
属としては色や価格等の理由からアルミニウムが好まし
い。一般に、アルミニウムは腐蝕しがちであるため、剥
離層の基材とアルミニウムの箔又は蒸着層とが積層さ
れ、かつアルミニウム層が奥に存在する剥離剤層/剥離
層の基材/アルミニウム層の構成とし、アルミニウム層
を基材或いは粘着剤層側にする方が、剥離剤層/アルミ
ニウム層/剥離層の基材の構成より鏡面の耐久性の点で
好ましい。
【0012】なお、剥離層又は鏡付剥離層を基材に接着
するにあたっては、基材上のこれらを接着する面に粘着
面に連続して粘着面と同一の再剥離型粘着剤を予め塗工
し、この粘着剤面に剥離層又は鏡付剥離層を接着しても
よいし、剥離層又は鏡付剥離層の基材と接着する面に、
永久接着型粘着剤又は接着剤を塗工し、基材と接着して
もよい。また、基材の剥離層又は鏡付剥離層を接着する
面に予め再剥離型粘着剤を塗工し、永久接着型粘着剤又
は接着剤を接着面側に塗工した剥離層又は鏡付剥離層を
接着してもよい。
するにあたっては、基材上のこれらを接着する面に粘着
面に連続して粘着面と同一の再剥離型粘着剤を予め塗工
し、この粘着剤面に剥離層又は鏡付剥離層を接着しても
よいし、剥離層又は鏡付剥離層の基材と接着する面に、
永久接着型粘着剤又は接着剤を塗工し、基材と接着して
もよい。また、基材の剥離層又は鏡付剥離層を接着する
面に予め再剥離型粘着剤を塗工し、永久接着型粘着剤又
は接着剤を接着面側に塗工した剥離層又は鏡付剥離層を
接着してもよい。
【0013】本発明のほこり取りシートを製造するに
は、基材の表面に再剥離型粘着剤を塗布し、剥離面とな
る側に剥離剤層/剥離層の基材/アルミニウム層或いは
剥離剤層/アルミニウム層/剥離層の基材の構成の剥離
性鏡面シートを剥離剤層を最外層にして貼着し、しかる
後、折れ目線加工及び裁断加工を行い、折れ目線を二つ
折りして粘着面を保護して完成する。なお、鏡面を設け
ない場合には直接剥離剤層を有する基材を貼着したり、
或いは剥離面側に剥離剤を直接塗工することもできる。
は、基材の表面に再剥離型粘着剤を塗布し、剥離面とな
る側に剥離剤層/剥離層の基材/アルミニウム層或いは
剥離剤層/アルミニウム層/剥離層の基材の構成の剥離
性鏡面シートを剥離剤層を最外層にして貼着し、しかる
後、折れ目線加工及び裁断加工を行い、折れ目線を二つ
折りして粘着面を保護して完成する。なお、鏡面を設け
ない場合には直接剥離剤層を有する基材を貼着したり、
或いは剥離面側に剥離剤を直接塗工することもできる。
【0014】
【作用】繊維製品には繊維片が付着し易く、本発明のほ
こり取りシートの粘着力はかなり大きいことが望まれ
る。このような粘着面を露出させることは粘着力が低下
するばかりでなく、他の物品に付着し取扱い難いもので
ある。したがって、離型紙を貼着して保護しているが、
独立した離型紙は一旦剥がした後は再び所定の位置に重
ね難いものである。本発明によれば、粘着面と離型面と
が折れ目線を介して連結しているため、折れ目線に誘導
されて二つ折りすることにより離型面が正確に粘着面上
に重なり、使用時の半分の大きさとなり、携帯、収納に
最適である。
こり取りシートの粘着力はかなり大きいことが望まれ
る。このような粘着面を露出させることは粘着力が低下
するばかりでなく、他の物品に付着し取扱い難いもので
ある。したがって、離型紙を貼着して保護しているが、
独立した離型紙は一旦剥がした後は再び所定の位置に重
ね難いものである。本発明によれば、粘着面と離型面と
が折れ目線を介して連結しているため、折れ目線に誘導
されて二つ折りすることにより離型面が正確に粘着面上
に重なり、使用時の半分の大きさとなり、携帯、収納に
最適である。
【0015】更に、ほこり取りシートは身だしなみとし
て使用するものであるから、当然に鏡を必要とする場合
が多く、そのまま鏡として使用することができるので一
層便利である。しかも、ほこり取りの作業の上では粘着
面の面積が半分であるが、本発明の粘着剤は水洗して再
使用が可能であるため、ほこり取り作業のし易い大きさ
が確保されれば粘着面の減少はほこり取り効率に悪影響
を与えない。
て使用するものであるから、当然に鏡を必要とする場合
が多く、そのまま鏡として使用することができるので一
層便利である。しかも、ほこり取りの作業の上では粘着
面の面積が半分であるが、本発明の粘着剤は水洗して再
使用が可能であるため、ほこり取り作業のし易い大きさ
が確保されれば粘着面の減少はほこり取り効率に悪影響
を与えない。
【0016】
【実施例】図1は本発明の1実施例の半ば開いた状態の
斜視図、図2及び図3は図1の一部拡大断面図である。
斜視図、図2及び図3は図1の一部拡大断面図である。
【0017】実施例1 1はほこり取りシートであり、折れ目線2により二つ折
りされて保存される。3は粘着面であり、4は剥離面で
ある。粘着面3には再剥離型粘着剤5が露出し、折れ目
線2と対向する辺に粘着剤非塗布部6を設けた。粘着剤
非塗布部6は端部とか中央部等の一部のみが粘着剤を塗
布されずに残されていても、半分に折られたシートを開
くに際し充分な効果を有する。本実施例においては粘着
剤非塗布部6を残してシート全体に再剥離性粘着剤5を
塗布した。しかる後剥離面4に剥離層の基材7の一方の
面にアルミニウム蒸着し、他方の面にシリコーン樹脂を
塗布したシートをシリコーン樹脂からなる剥離剤層10
を表層にして貼着した。
りされて保存される。3は粘着面であり、4は剥離面で
ある。粘着面3には再剥離型粘着剤5が露出し、折れ目
線2と対向する辺に粘着剤非塗布部6を設けた。粘着剤
非塗布部6は端部とか中央部等の一部のみが粘着剤を塗
布されずに残されていても、半分に折られたシートを開
くに際し充分な効果を有する。本実施例においては粘着
剤非塗布部6を残してシート全体に再剥離性粘着剤5を
塗布した。しかる後剥離面4に剥離層の基材7の一方の
面にアルミニウム蒸着し、他方の面にシリコーン樹脂を
塗布したシートをシリコーン樹脂からなる剥離剤層10
を表層にして貼着した。
【0018】図2は実施例1のシートの一部拡大断面図
である。基材8としては80μ厚の塩化ビニルの外層に
模様付の化粧シートを貼着したものを用いた。粘着剤と
しては、粘着力が245g/10mmの再剥離型アクリ
ル系粘着剤を約20μ厚に塗工した。剥離層の基材7と
しては150μ厚のポリエステルシートを用い、一方の
面にアルミニウム蒸着層9を、他方の面にはシリコーン
樹脂からなる剥離剤層10を設け、アルミニウム蒸着層
9面を再剥離型粘着剤5に貼着した。150μ厚のポリ
エステルシートは鏡像を歪ませないために充分な剛性を
有した。次いで、中央部に折れ目線2を設けるプレス加
工及び所定の形状に裁断する裁断加工を行い折れ目線の
通りに二つ折りして本発明のほこり取りシートを得た。
である。基材8としては80μ厚の塩化ビニルの外層に
模様付の化粧シートを貼着したものを用いた。粘着剤と
しては、粘着力が245g/10mmの再剥離型アクリ
ル系粘着剤を約20μ厚に塗工した。剥離層の基材7と
しては150μ厚のポリエステルシートを用い、一方の
面にアルミニウム蒸着層9を、他方の面にはシリコーン
樹脂からなる剥離剤層10を設け、アルミニウム蒸着層
9面を再剥離型粘着剤5に貼着した。150μ厚のポリ
エステルシートは鏡像を歪ませないために充分な剛性を
有した。次いで、中央部に折れ目線2を設けるプレス加
工及び所定の形状に裁断する裁断加工を行い折れ目線の
通りに二つ折りして本発明のほこり取りシートを得た。
【0019】実施例2 図3は本発明の他の実施例の拡大断面図である。本実施
例においては鏡面を設けず、厚さ80μのポリプロピレ
ンシートにシリコーン処理を行った剥離シートからなる
剥離層11を、剥離面4の再剥離性粘着剤層5の上に永
久接着型粘着剤13を介して貼着した。その他は実施例
1の場合とほぼ同様にして製作した。本実施例の製品も
使用にあたり、二つ折りしたシートを容易に一枚に開く
ことができ、使用に際しても丁度良い大きさ開くことが
でき、収納の際は半分の大きさとなり、粘着面が露出せ
ず、好ましい製品であった。
例においては鏡面を設けず、厚さ80μのポリプロピレ
ンシートにシリコーン処理を行った剥離シートからなる
剥離層11を、剥離面4の再剥離性粘着剤層5の上に永
久接着型粘着剤13を介して貼着した。その他は実施例
1の場合とほぼ同様にして製作した。本実施例の製品も
使用にあたり、二つ折りしたシートを容易に一枚に開く
ことができ、使用に際しても丁度良い大きさ開くことが
でき、収納の際は半分の大きさとなり、粘着面が露出せ
ず、好ましい製品であった。
【0020】
【発明の効果】再剥離型の粘着剤を施したシートを粘着
剤層側を内側にして2つ折りした本発明により、携帯に
適した大きさで、使用時には使用に適した大きさとなる
携帯用ほこり取りシートを得ることができる。更に、折
り目線を介して一方の側を剥離面或いは鏡面とすること
により、鏡としての機能を付与し、収納時には粘着面に
確実に離型面が重なるように折れ目線が誘導する。
剤層側を内側にして2つ折りした本発明により、携帯に
適した大きさで、使用時には使用に適した大きさとなる
携帯用ほこり取りシートを得ることができる。更に、折
り目線を介して一方の側を剥離面或いは鏡面とすること
により、鏡としての機能を付与し、収納時には粘着面に
確実に離型面が重なるように折れ目線が誘導する。
【図1】図1は本発明の1実施例の半ば開いた状態の斜
視図である。
視図である。
【図2】図2は本発明の1実施例の一部拡大断面図であ
る。
る。
【図3】図3は本発明の1実施例の一部拡大断面図であ
る。
る。
1 ほこり取りシート 2 折れ目線 3 粘着面 4 剥離面 5 再剥離型粘着剤層 6 粘着剤非塗布部 7 剥離層の基材 8 基材 9 アルミニウム蒸着層 10 剥離剤層 11 剥離層 12 鏡付剥離層 13 永久接着型粘着剤層
Claims (2)
- 【請求項1】 中央部に折れ目線が施され、該折れ目線
を介して半分の大きさに折曲げ、更に元の大きさに開く
ことができるプラスチックシートからなる基材の折れ目
線を分岐線として、一方の側の内部表面に再剥離型粘着
剤層を施して粘着面とし、他方の側の内部表面に剥離処
理を施して剥離面としたことを特徴とするほこり取りシ
ート。 - 【請求項2】 中央部に折れ目線が施され、該折れ目線
を介して半分の大きさに折曲げ、更に元の大きさに開く
ことができるプラスチックシートからなる基材の折れ目
線を分岐線として、一方の側の内部表面に再剥離型粘着
剤層を施して粘着面とし、他方の側の内部表面に表層に
剥離処理が施された鏡面シートが貼着されて剥離性鏡面
としたことを特徴とするほこり取りシート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16712595A JPH08336496A (ja) | 1995-06-09 | 1995-06-09 | ほこり取りシート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16712595A JPH08336496A (ja) | 1995-06-09 | 1995-06-09 | ほこり取りシート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08336496A true JPH08336496A (ja) | 1996-12-24 |
Family
ID=15843906
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16712595A Pending JPH08336496A (ja) | 1995-06-09 | 1995-06-09 | ほこり取りシート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08336496A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005074783A1 (ja) * | 2004-02-09 | 2005-08-18 | We'll Corporation | 被服等に付着した埃を取るためのシート |
-
1995
- 1995-06-09 JP JP16712595A patent/JPH08336496A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005074783A1 (ja) * | 2004-02-09 | 2005-08-18 | We'll Corporation | 被服等に付着した埃を取るためのシート |
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