JP3033542U - ほこり取りシート - Google Patents

ほこり取りシート

Info

Publication number
JP3033542U
JP3033542U JP1996007489U JP748996U JP3033542U JP 3033542 U JP3033542 U JP 3033542U JP 1996007489 U JP1996007489 U JP 1996007489U JP 748996 U JP748996 U JP 748996U JP 3033542 U JP3033542 U JP 3033542U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
sensitive adhesive
adhesive layer
dust
adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1996007489U
Other languages
English (en)
Inventor
久雄 階
Original Assignee
久雄 階
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 久雄 階 filed Critical 久雄 階
Priority to JP1996007489U priority Critical patent/JP3033542U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3033542U publication Critical patent/JP3033542U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 携帯性を有し、粘着面に付着したほこりを流
水中でこするのみで粘着面が再度現れ、繰返し使用でき
る、衣類等の繊維製品の表面に付着したほこりを取るた
めの粘着面を有するほこり取りシートを提供する。 【構成】 プラスチックシートからなる基材の一方の面
に再剥離型粘着剤層が施されているシートが、再剥離型
粘着剤層を内側にして二つ折りされ、或いは二つ折りで
きるように折れ目線加工され、該折れ目線と対向する辺
に接した内側部位に、再剥離型粘着剤層が施されていな
い開き始め部が存在すると共に、上記ほこり取りシート
を開いた時の大きさが7〜11cm×9〜13cmであ
り、再剥離型粘着剤層の表面が凹凸状であり、該凹凸が
1cm2 あたり15〜700個の割合で施されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案が属する技術分野】
本考案は、衣類等の繊維製品の表面に付着したほこりを取るための粘着面を有 するほこり取りシートに関し、より詳しくは名刺の大きさで携帯性を有し、粘着 面に付着したほこりを流水中でこするのみで粘着面が再度現れ、繰返し使用でき るほこり取りシートに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、衣類等の繊維製品にはほこりが付着しがちであった。特に黒などの濃色 のスーツはほこりが目立ち、絶えずこれを払う必要がある。ブラシなども使用さ れるが充分でなく、粘着テープで叩く方法もあった。 より洗練された方法として、繊維製品のほこり取りに適した粘着性を有する粘 着剤を一方の面に施したカード形のシートがあった。このシートは一般に名刺程 度の大きさ、すなわち、縦9cm、横5.5cm程度であり、携帯には適してい るもののほこり取りに使用するにはやや小さく扱い難いものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この方法は使用していない時には粘着面が露出してベトつくた め、ほぼ同一形状の離型紙で粘着面を被覆保護しているが、使用後にこの離型紙 を被せる時に位置が合わず、粘着剤層の一部が露出したり離型紙がはみ出して折 れ曲がったりする欠点があった。 本考案は使用するときは名刺の2倍の大きさとなり、不使用時は名刺サイスに 縮小し、携帯時、使用時共に便利であり、離型紙で被覆する必要がなく、粘着性 が失われた時には水洗により容易に粘着性を復元することのできるほこり取りシ ートを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の構成は、プラスチックシートからなる基材の一方の面に再剥離型粘着 剤層が施されているシートが、再剥離型粘着剤層を内側にして二つ折りされ、或 いは二つ折りできるように折れ目線加工され、該折れ目線と対向する辺に接した 内側部位に、再剥離型粘着剤層が施されていない開き始め部が存在すると共に、 上記ほこり取りシートを開いた時の大きさが7〜11cm×9〜13cmであり 、再剥離型粘着剤層の表面が凹凸状であり、該凹凸が1cm2 あたり15〜70 0個の割合で施されていることを特徴とする。
【0005】 すなわち、本考案は一般の名刺の2倍の大きさのほこり取りシートであり、単 に中央部に設けた折れ目線に沿って二つ折りすることにより粘着面が相互に粘着 面を保護する二つ折り形式のほこり取りシートである。このほこり取りシートに よれば従来の2倍の大きさのシートとして使用でき、不使用時には単に二つ折り するだけで粘着面を確実に保護することができる。
【0006】 更に、粘着剤には一般に長い期間使用せずに放置すると粘着面同士が強固に粘 着して開くのに大きな力を要する傾向がある。粘着面同士を長期間付着させてお いても、相互に強く粘着しない程度に粘着剤の粘着力を弱めるとほこり取り機能 が低下し、ほこり取り用の粘着シートとしての機能を維持すると開く時に大きな 力を要するという問題があった。
【0007】 繊維製品には繊維片が付着し易く、本考案のほこり取りシートが粘着するもの は主として繊維片である。シートに付着した状態を拡大して観察すると、複数の 凹凸に跨がって付着している。したがって、粘着剤自体の粘着力が充分であれば 細い繊維の一部に粘着して繊維製品の表面からほこりの繊維を剥離する効果を有 する。すなわち、凹凸を設けることによって生じる粘着面積の低下が本考案のよ うな繊維を粘着除去する場合には全体としての粘着力の低下としては現れない事 実を見出した。 しかも、粘着面と粘着面を接触させる場合にはエンボス加工の結果生じる凹凸 が相互の密着面積を激減させ、全体としての密着力を低下させて使用時に二つ折 りしたシートを開き易くする効果を有する。
【0008】
【考案の実施の形態】
本考案において基材として使用するプラスチックシート素材は、ポリプロピレ ン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、合成紙等通常のシート用或いは合成紙用の プラスチックはすべて使用できる。 基材シートの厚さは二つ折りが容易な程度に薄く、且つ安心して取扱える程度 の硬さを要し、プラスチック素材によっても異なるが、一般に50〜300μ、 好ましくは60〜200μ程度である。
【0009】 基材シートの大きさは7〜11cm×9〜13cm、好ましくは8〜10cm ×10〜12cmである。更にこのシートのほぼ中央部に折れ目線を施し、二つ 折りして名刺とほぼ同一の大きさにして保管、携帯する。 更に基材の粘着剤を設けない層に、模様や文字が印刷された他のシートやフィ ルムを化粧シートとして貼着するとほこり取りシートの外観が向上するばかりで なく、使用説明等の必要な表示も記載することができる。 或いは基材フィルム自体の粘着面に前もって印刷を施すこともできる。更に粘 着面に使用説明の文字及び/又は図柄を印刷し、この面を透明な離型紙で覆うと 、購買者は入手した後、離型紙を剥がして廃棄し二つ折りしてポケット、財布、 名刺入れ等に保管することができる。
【0010】 粘着剤は再剥離型の粘着剤を使用する。特に、粘着剤の表面に多くのほこりが 付着して粘着力を失った使用後の粘着面を、流水中で擦るのみでほこりが取れ、 粘着面が露出して繰返しほこり取りシートとして使用できる粘着剤が好ましい。
【0011】 このような粘着剤としては再剥離型(removable type、リムーバブルタイプ) アクリル系粘着剤、好ましくは架橋型アクリル系粘着剤がよい。なお、永久接着 型(permanent type パーマネントタイプ)粘着剤は不適当である。粘着力とし ては、JIS Z 0237に準じて測定して400〜50g/10mm、望ま しくは250〜50g/10mmである。
【0012】 本考案は上記の再剥離型粘着剤をシートの一方の面の全体に施さず、折れ目線 と平行な両端部を開き始め部とし、この部位には粘着剤を施さない。開く場合に は、決して相互に付着することのない両方の開き始め部を両手でそれぞれつまみ 、反対方向に開くことによって容易に開くことができる。したがって、開き始め 部は指でつまめる程度の幅を要する。具体的には0.5〜1cm程度である。 開き始め部は折れ目線と平行な辺の全体に設ける必要はなく、場合によっては 一方の角部或いは両方の角部、中央部のみであってもよい。
【0013】 再剥離型の粘着剤層には凹凸を設ける。凹凸は粘着剤層に微小な窪みを散在さ せても、微小な突起を散在させても或いは全体を波状にしてもよい。この凹凸の 数は1cm2 あたり、15〜700個、好ましくは50〜500個である。1c m2 あたり700個を越えると繊維製品のほこり取り効果が不十分であり、1c m2 あたり15個未満だと両粘着剤面が剥がし難くなる。 凹凸の数とは凹凸が突起或いは窪みの場合には縦横1cm2 中に存在する突起 或いは窪みの数であり、全体が波状であれば波山或いは波底の数を突起又は窪み と同様にして数える。大きな波に小さな波を付随する波形の場合には、一般的に は大きな波を数える。
【0014】 凹凸を設ける方法は特に限定はない。例えば、図2に示すように、離型紙付の 再剥離型粘着剤塗工粘着フィルムを40〜50℃でエンボス加工し、基材に接着 してもよい。また、図3に示すように、基材ごと全部まとめてエンボス加工する こともできる。更に、図4に示すように、接着剤を使用せず、アンカーコート或 いはコロナ処理などを施した面を介して基材と再剥離型粘着剤をまとめてエンボ ス加工することもできる。
【0015】
【実施例】
図1は本考案の1実施例の半ば開いた状態の斜視図、図2ないし図4は図1の 拡大断面図、図5は粘着面側に使用説明を施した他の実施例の平面図である。
【0016】実施例1 1はほこり取りシートであり、折れ目線2により2つ折りされて保存される。 3はシートの内側に設けられた再剥離型粘着剤であり、再剥離型粘着剤3は開き 始め部4には塗布されていない。開き始め部4及び4’は折れ目線2に対して対 称位置にあるため、折れ目線2に従って二つ折りした時相互に粘着せずに浮いた 状態にある。したがって、使用する場合にはこの開き始め部4を指でつまんで全 体を開くことができる。
【0017】 図2は実施例1のシートの拡大断面図である。離型紙10付の再剥離型アクリ ル系粘着剤を塗工した透明の塩化ビニルフィルム5を、40〜50℃でエンボス 加工した。本実施例では80μ塩化ビニル/20μ粘着剤/100μ離型紙の構 成であり粘着力は245g/10mmであった。 次に、一方の面に印刷が施され、他方の面に永久接着型粘着剤6が塗工された 不透明着色塩化ビニルシートからなる基材7に、エンボス加工した透明塩化ビニ ルフィルム(100μ着色塩化ビニルシート/20μ粘着剤)5を貼り合わせた 。したがって、離型紙10/再剥離型粘着剤3/80μ透明塩化ビニルフィルム 5/永久接着型粘着剤6/100μ着色塩化ビニル基材7からなる構成のシート が得られた。このシートには永久接着型粘着剤層と透明塩化ビニルフィルム5と の間に未接着部8が形成された。9は再剥離型粘着剤の表面に設けられた凹凸面 である。 基材7面に一部分スリットを入れ折れ目線加工を行い、所定の大きさに裁断し 、離型紙10を剥がし凸面形状の再剥離型粘着剤9面同士が重なるように折曲げ て本考案のほこり取りシートを得た。
【0018】実施例2 図3は実施例2のシートの拡大断面図である。図2の実施例において用いた離 型紙10付の再剥離型アクリル系粘着剤を塗工した透明の塩化ビニルフィルム5 と、一方の面に印刷が施され他方の面に永久接着型粘着剤6が塗工された不透明 着色塩化ビニルシートからなる基材7を貼り合わせた後エンボス加工を行い、実 施例1の場合と同様にして折れ目線加工及び裁断を行い本考案ほこり取りシート を得た。
【0019】実施例3 図4は実施例3のシートの拡大断面図である。離型紙付再剥離型粘着剤塗工着 色塩化ビニル粘着シート(150μ着色塩化ビニル/25μ粘着剤/100μ離 型紙)をエンボス加工した。次いで実施例1の場合と同様にして折れ目線加工及 び裁断を行い本考案ほこり取りシートを得た。 本実施例においては着色塩化ビニルシートからなる基材7にコロナ処理を行う か或いはアンカーコートを行って接着力を増大させた面に直接再剥離型粘着剤3 を塗工したシートを用いた。
【0020】実施例4 実施例1で得られた折れ目線加工及び裁断をしたシートを二つ折りすることな く離型紙10を剥がすことなく商品とした。基材7の一方の面には美しい模様が 施されたシートを用い、透明塩化ビニルフィルム5には図5に示すような使用説 明を印刷した。使用者は粘着剤層側の説明を読んだ上で、離型紙10を剥がして 使用し、使用後二つ折りして粘着面同士を粘着させて保管、使用を繰返す。
【0021】
【考案の効果】
再剥離型の粘着剤を施したシートを粘着剤層側を内側にして2つ折りした本考 案により、携帯に適した大きさで、使用時には使用に適した大きさとなる携帯用 ほこり取りシートを得ることができる。また、粘着剤が粘着力を失った場合には 水洗或いは微量の洗剤を含む水溶液で洗浄することにより容易に粘着力を回復す る。 更に、粘着面同士を密着させて携帯して使用時に両粘着面が剥がれ易く、且つ 充分なほこり取り効果を有する粘着剤は従来存在しなかったが、粘着剤層に凹凸 を設ける本考案により初めて可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の1実施例の半ば開いた状態の斜
視図である。
【図2】図2は実施例1の拡大断面図である。
【図3】図3は実施例2の拡大断面図である。
【図4】図4は実施例3の拡大断面図である。
【図5】図5は粘着面側に使用説明を施した他の実施例
の1例である。
【符号の説明】
1 ほこり取りシート 2 折れ目線 3 再剥離型粘着剤 4 開き始め部 5 透明塩化ビニルフィルム 6 永久接着型粘着剤 7 基材 8 未接着部 9 凹凸面 10 離型紙

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックシートからなる基材の一方
    の面に再剥離型粘着剤層が施されているシートが、再剥
    離型粘着剤層を内側にして二つ折りされていると共に、
    該折れ目線と対向する辺に接した内側部位に、再剥離型
    粘着剤層が施されていない開き始め部が存在することを
    特徴とするほこり取りシート。
  2. 【請求項2】 上記ほこり取りシートを開いた時の大き
    さが7〜11cm×9〜13cmであることを特徴とす
    る請求項1記載のほこり取りシート。
  3. 【請求項3】 再剥離型粘着剤層の表面が凹凸状であ
    り、該凹凸が1cm2あたり15〜700個の割合で施
    されていることを特徴とする請求項1又は2記載のほこ
    り取りシート。
  4. 【請求項4】 プラスチックシートからなる基材の一方
    の面に再剥離型粘着剤層が施されているシートに、再剥
    離型粘着剤層を内側にして二つ折りできるように二つ折
    り用折れ目線加工が施されていると共に、該折れ目線と
    対向する辺に接した内側部位に、再剥離型粘着剤層が施
    されていない開き始め部が存在することを特徴とするほ
    こり取りシート。
  5. 【請求項5】 ほこり取りシートの大きさが7〜11c
    m×9〜13cmであり、上記再剥離型粘着剤層の表面
    が凹凸状であり、該凹凸が1cm2 あたり15〜700
    個の割合で施されていることを特徴とする請求項4記載
    のほこり取りシート。
  6. 【請求項6】 ほこり取りシートの再剥離型粘着剤層の
    側に使用説明が記載され、再剥離型粘着剤層を覆って透
    明な離型紙が貼着されていることを特徴とする請求項4
    又は5記載のほこり取りシート。
JP1996007489U 1996-07-12 1996-07-12 ほこり取りシート Expired - Fee Related JP3033542U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996007489U JP3033542U (ja) 1996-07-12 1996-07-12 ほこり取りシート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996007489U JP3033542U (ja) 1996-07-12 1996-07-12 ほこり取りシート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3033542U true JP3033542U (ja) 1997-01-28

Family

ID=43168421

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1996007489U Expired - Fee Related JP3033542U (ja) 1996-07-12 1996-07-12 ほこり取りシート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3033542U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6455752B1 (en) Decorative adhesive bandage kit
US6024970A (en) Lint glove
US5227209A (en) Array of separable decals
US4713274A (en) Pad of sheets for removing particulate matter
US2528602A (en) Cleaning pad
US4403000A (en) Method of forming a cohesive display object
US20050160520A1 (en) Collar stiffening device and method of use
JP2006102485A (ja) 特に化粧製品などの製品塗布装置
JP4759691B2 (ja) 非加熱転写シートおよびその製法
US20020124335A1 (en) Disposable lint remover and method of manufacture thereof
US6231952B1 (en) Identification card with integral removable tattoo
AU728662B2 (en) A method for transferring vinyl designs from a host backing material to a substrate
JP3033542U (ja) ほこり取りシート
US2699618A (en) Ornamental device
US20080173404A1 (en) Segmented adhesive dispenser sheet system
JPH08252209A (ja) ほこり取りシート
JPH08336496A (ja) ほこり取りシート
JPH11123173A (ja) ほこり取りシート
AU6284399A (en) Decorative adhesive bandage kit
KR101474271B1 (ko) 휴대용 클리너
JPH0543742Y2 (ja)
JP3057702U (ja) ほこり取りシート
KR200216202Y1 (ko) 로울러 소제구의 롤페이퍼
JP4990454B2 (ja) シート状またはロール巻き状の紙粘着材
JP2022054289A (ja) 装飾粘着テープ保持体

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees