JPH08336439A - 自動車用シート - Google Patents

自動車用シート

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Publication number
JPH08336439A
JPH08336439A JP7182016A JP18201695A JPH08336439A JP H08336439 A JPH08336439 A JP H08336439A JP 7182016 A JP7182016 A JP 7182016A JP 18201695 A JP18201695 A JP 18201695A JP H08336439 A JPH08336439 A JP H08336439A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head
seat
headrest
driver
support
Prior art date
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Pending
Application number
JP7182016A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Fukao
健司 深尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BURINPU KK
Original Assignee
BURINPU KK
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Filing date
Publication date
Application filed by BURINPU KK filed Critical BURINPU KK
Priority to JP7182016A priority Critical patent/JPH08336439A/ja
Publication of JPH08336439A publication Critical patent/JPH08336439A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヘッドレスト2を備えた自動車用シート1に
乗員の頭部Hの左右方向での揺れを抑制することを目的
とする。 【構成】 シートの上部に設けたヘッドレストの側部か
ら側頭部支持用のヘッドサポートを突設させることによ
って、走行中に頭部Hが左右方向に揺れてもこのヘッド
サポート5、5によって支持されることになる。 【効果】 悪路を長時間走行しても乗員の頸部にストレ
スが溜まるのを防止することができるし、万一衝突や転
倒等の事故が発生した場合でも、ヘッドサポートが頭部
に受ける衝撃を緩和することができる。また、ドライバ
ーにあっては運転視野が安定するために運転精度を維持
することができる利点もある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヘッドレストを備えた自
動車用シートに関するもので、通常の乗用車の他ラリー
用自動車やレース用自動車に使用される。
【0002】
【従来技術とその問題点】自動車で山間道路や凹凸の激
しい道路を走行する場合にはシートベルトを着用してい
ても乗員の頭部が左右に揺らされる状態が発生する。自
動車には図1に示したように後頭部を支えるためにヘッ
ドレスト2がシート1に一体的又は着脱式に設けられて
いるが、この頭部の揺れは瞬間的に発生して横からの大
きな重力を受けるため、このヘッドレスト2では左右方
向の揺れに対応することができず、長時間の乗車によっ
て頸部の筋肉に大きなストレスが発生し、その上ドライ
バーにとっては運転視野が不安定となって運転精度が低
下する不都合がある。また、頸部の筋肉に障害がある者
を乗車させて通常の道路を走行する場合には、わずかの
横Gに対しても頭部が不安定となるため頸部を支えて乗
車状態を安定させる必要もある。
【0003】レースカーにおいては、通常の自動車の運
転に比べてはるかに高速で運転されるため運転環境が大
幅に変化することになる。カーブを高速走行で通過する
際にドライバーに掛かる横Gは、通常のレースでは1.
5〜2.0G、F1レースでは4.0〜4.5Gとな
る。そのためレースカーでは図2に示したようにドライ
バーを包み込むようなシート形態を採用すると共に、シ
ート1の左右の側部からショルダーサポート3、3を突
設して上半身を左右から支えるようになっている。シー
ト1の上部に突設したヘッドレスト2の両側は開放状態
となっているため、カーブ走行時に発生する横Gを肩ま
で支えたとしても頭部はドライバー自身の筋力によって
支えてやる必要がある。そのためカーブを通過する際に
頭部の位置が変位して視界が安定しないし、長時間のレ
ースで頭部を支えていると頸部の筋肉に大きなストレス
を与えてしまうことになる。
【0004】
【技術的課題】本発明はヘッドレスト2を備えた自動車
用シート1に乗員の頭部Hの左右方向での揺れを抑制す
ることを課題としたものである。
【0005】
【技術的手段】この技術的課題を解決するための技術的
手段は、シート1の上部に設けたヘッドレスト2の側部
から側頭部支持用のヘッドサポート5、5を突設するこ
と、である。
【0006】
【技術的手段の作用】シート1はヘッドレスト2の側部
からヘッドサポート5、5が突設されているため、走行
中に頭部Hが左右方向に揺れてもこのヘッドサポート
5、5によって支持されることになる。従って、乗員の
頭部Hの左右方向での揺れを抑制することができる。
尚、ラリーカーやレースカーにおいては、通常乗員はフ
ルフェイス型のヘルメットを着用しているため、ヘルメ
ットをヘッドサポート5、5に接触させておくことによ
って頭部の揺れをほとんど抑制することができる。
【0007】
【本発明の効果】乗員の頭部の振れを抑制することがで
きる結果、悪路を長時間走行しても乗員の頸部にストレ
スが溜まるのを防止することができるし、万一衝突や転
倒等の事故が発生した場合でも、ヘッドサポートが頭部
に受ける衝撃を緩和することができる利点がある。ま
た、トライバーにあっては運転視野が安定するために運
転精度を維持することができる利点もある。
【実施例】
【0008】このヘッドレストは、通常の乗用車のよう
に着脱式であってもよいし、シートと一体に形成したも
のてあってもよい。図3(平面図)に示したヘッドレス
ト2は着脱式のものである。符号4はヘッドレスト2の
下部から突出させたパイプで、図示しないシート上部に
開口させた挿入孔に挿入してヘッドレスト2をシート1
に取りつけるようにしている。尚、後述する図4、5は
一体型となっている。
【0009】ヘッドサポート5は、ドライバーの視界を
妨げない程度に突出させておく必要がある。ヘッドサポ
ート5を枠体で形成して中央に窓9を設けておくと(図
4、5参照)、走行時において左 右方向での視野を確
保することができ、特にドライバーが走行時において左
右方向での視野を確保することができて好都合となる。
シートの側部にショルダーサポートを突設させておく
と、肩及び頭部の双方が左右の揺れに対してサポートさ
れ、運転時における視野をより安定させることができ、
レース用やラリー用の車にとって極めて好ましい運転環
境が得られることになる。
【0010】ヘッドサポートを突設させたヘッドレスト
はシート及びショルダーサポートと独立状態にして設け
ることもできるが、これをシート及びショルダーサポー
トと一体に形成することによって、ヘッドサポートを強
固にすることができる。レース用やラリー用の車はこの
一体型のものを採用することが望ましく長時間のレース
であっても安定状態でドライブテクニックを発揮するこ
とができるし、万一事故が発生してもヘルメット及びロ
ールバーに加えてヘッドサポートが頭部に受ける衝撃を
緩和するため三重の安全策をとることができ、車室にお
ける生存空間を確保できる
【0011】図3、4はレースカー用のドライバーシー
ト1を示したものである。シート1はカーボンファイバ
ー等の強靭な素材で形成した芯材11の表面にクッショ
ン材層12を設け、ドライバーを包み込むような形態と
なっている。このシート1は下部に取り付けた支持金具
13を介して図示しない車体のレールに係合させること
によって、ドライバーの体型に対応してその位置を前後
に移動させるようにしている。従って、金具やレールの
形態を適宜設計変更することによって同一構成のシート
1をラリー用や通常の乗用車にも取りつけることもでき
る。尚、シート1に形成した孔6、7は図示しないシー
トベルト挿通させるためのものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の乗用車のシートの斜視図
【図2】従来のレース用のシートの正面図
【図3】本発明にかかるヘッドレストの平面図
【図4】本発明にかかるシートの正面図
【図5】本発明にかかるシートの右側面図
【符号の説明】
1 シート、 2 ヘッドサポート、 3 ヘッドレス
ト、 5ヘッドサポート、13 支持金具

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートの上部に設けたヘッドレストの側
    部から側頭部支持用のヘッドサポートを突設した自動車
    用シート。
  2. 【請求項2】 ヘッドサポートを枠体で構成した請求項
    1に記載の自動車用シート。
  3. 【請求項3】 ヘッドレストをシートと一体に形成した
    請求項1又は2に記載の自動車用シート。
  4. 【請求項4】 シートの側部にショルダーサポートを突
    設させている請求項1、2又は3に記載の自動車用シー
    ト。
  5. 【請求項5】 ヘッドサポートをシート及びショルダー
    サポートと一体に形成した請求項1、2、3又は4に記
    載の自動車用シート。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のヘッドサポートを突設
    させた自動車シート取り付け用ヘッドレスト。
JP7182016A 1995-06-13 1995-06-13 自動車用シート Pending JPH08336439A (ja)

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JP7182016A JPH08336439A (ja) 1995-06-13 1995-06-13 自動車用シート

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JP7182016A JPH08336439A (ja) 1995-06-13 1995-06-13 自動車用シート

Publications (1)

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JPH08336439A true JPH08336439A (ja) 1996-12-24

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ID=16110869

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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