JPH08336421A - リュックサック - Google Patents

リュックサック

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JPH08336421A
JPH08336421A JP8152301A JP15230196A JPH08336421A JP H08336421 A JPH08336421 A JP H08336421A JP 8152301 A JP8152301 A JP 8152301A JP 15230196 A JP15230196 A JP 15230196A JP H08336421 A JPH08336421 A JP H08336421A
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JP
Japan
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stay
rucksack
back panel
rucksack according
lateral
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JP8152301A
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English (en)
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Aarn Tate
テイト アーン
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OUT DOOR DESIGNS KK
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AUTO DOA DESIGNS KK
OUT DOOR DESIGNS KK
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45FTRAVELLING OR CAMP EQUIPMENT: SACKS OR PACKS CARRIED ON THE BODY
    • A45F3/00Travelling or camp articles; Sacks or packs carried on the body
    • A45F3/04Sacks or packs carried on the body by means of two straps passing over the two shoulders
    • A45F3/08Carrying-frames; Frames combined with sacks

Landscapes

  • Portable Outdoor Equipment (AREA)
  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 重心が背中に近く安定性がよく、負荷が背中
全体に拡散されるとともに、背中にぴったりフィットし
て体の動きが制約されないリュックサックを提供するこ
とである。 【解決手段】 リュックサック本体の背当て部に少なく
とも1本の縦ステーと、少なくとも1本の横ステーから
なる背当てフレームを有するとともに、縦ステーは緩や
かなS字形状に形成し、横ステーは凹面形状に形成し、
少なくとも1本のステーは所望形状に変形可能な材料で
作られること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リュックサックの
改良に関するものである。リュックサックは、通常は一
つの主収容室と補助的な収容室(ポケット)からなるバ
ッグでそれを背負いバンドとオプションとしての腰バン
ドによって背中に背負うものである。人間の背中は縦方
向が緩やかなS字状で、水平方向が凹面状の立体的形状
をしている。背中に接するバッグのバックパネルの形状
は背中にかかる負荷を拡散するためにこの背中の立体的
形状の凹凸面に対応した形状とするのが望ましい。ま
た、背負う者が後方に引っ張られて前かがみにならなく
てすむように負荷の重心ができるだけ前方に来るように
して、腰への過度の荷重負担を緩和することが望まし
い。
【0002】
【従来の技術】かかる望ましいバックパネルの形状を達
成する主たる方法は、バックパネルの形状を任意に調整
できるフレームをリュックサックに内蔵するか外付けす
ることである。このためのフレームとしては、従来、一
対の縦フレームからなる内蔵フレームがあった。しか
し、このタイプのフレームはしばしば不適切なバックパ
ネルの形状をもたらしていた。すなわち、このタイプの
フレームを有するリュックサックに荷物を詰め込むとバ
ックパネルが自然な背中形状とは反対に、水平方向に丸
く枕状に膨らみ勝ちである。これだと、負荷を脊柱下部
に集中して負荷の重心を背中から遠ざけることとなっ
て、後方へ引っ張られて背負う者に前かがみの姿勢をと
らせ、腰に過度の負担がかかることとなる。
【0003】また、内蔵フレームの他のタイプとして平
らなプラスチック板フレームがある。これはバックパネ
ルを平坦に保って上述した望ましくない膨らみを防止し
て負荷の重心を背中により近づけるものである。この方
式では後方への引っ張りが減少して前かがみの姿勢と腰
への負担は少し改善されるが、負荷がリュックサックの
底部に集中してしまい背中全体に拡散されないので充分
満足できるものではない。
【0004】さらには、外付けフレーム媒体方式だと、
リュックサックのバックパネルに凹面形状は得られる
が、他の欠点を有する。かかるフレームは、通常、硬
く、比較的厚いステーで構成されている。フレームが厚
い程、背中とリュックサック間の距離が大きくなり背負
ったときに後方へ余計に引っ張られてしまう。しかもフ
レームは背中の形状に合わせて曲げることができず、重
心が高く、なおかつ後方にありスキーのような活動的な
動きが困難になる。また、硬いフレームは体の動きを阻
害するとともにフレームがかさばって扱いづらい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
とするところは、上述のような従来のリュックサックの
フレームの欠点をなくし、若しくは減少せしめて、重心
が背中に近く安定性がよく、負荷が背中全体に拡散され
るとともに、背中にぴったりフィットして体の動きが制
約されないリュックサックを提供することに存する。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明によれ
ば、背負って持ち運ぶ物の収容室を形成するフロントパ
ネルとバックパネルを有してなるリュックサックであっ
て、バックパネルには少なくとも1本の縦ステーと1本
の横ステーとからなるバックパネルフレームを有し、該
縦ステーは背負う者の背中の下部の膨らみ部分と、中間
の凹面部及び上部の膨らみ部分に適合する緩やかなS字
形状とし、横ステーは緩やかな凹面形状にするとともに
該縦ステーの下部膨らみ部分を横断して配置されるとと
もに、少なくとも上記フレームを構成するステーの中の
1本は所望形状に変形可能な材料で作られてなるリュッ
クサックが提供される。
【0007】一実施例においては、バックパネルフレー
ムは1本の縦ステーと、当該縦ステーの両側に延びる二
つの横ステーとから構成される。縦ステーのS字形状は
通常は正常な背中の輪郭に沿ったものとされるが、好ま
しくはリュックサックを背負う各人物の背中形状により
ぴったりとフィットさせるために曲げ可能な素材とす
る。
【0008】横ステーの1本は、背負う者の両肩の高さ
近くを横断するよう配置するのが好ましい。下部の横ス
テーはウエストの上辺りの背中の狭くなっている部分を
横断するように配置される。
【0009】いくつかの実施例にあっては縦ステーはさ
らに上方に延長してリュックサックを背負った際の背負
人の頭の動きが自由にできるように後方に曲げるのが好
ましいが、上部横ステーは縦ステーの上端に位置しても
よい。支持力強化のために比較的硬い板状部材を上部横
ステーの上側に設けてリュックサック上部に緩やかな凹
面形状を横ステーと並行して付与してもよい。
【0010】バックパネルの下部、好ましくは下部横ス
テーの下側にも同様の板状部材を設けてもよい。この下
部板状部材は理想的には主縦ステーの下部曲線に整合す
る形状とする。
【0011】また、フレームは各横ステーの端部に間隔
をおいて、若しくは接して、しかし、必ずしも結合する
ことなく、バックパネルの両側コーナーに沿って縦に走
る外縁補強部材を設けてもよい。かかる補強部材はプラ
スチック棒のようなフレキシブル材料製とするのが好ま
しく、バックパネルの外縁に張力を与えて形状を保持せ
しめるとともに、背中の緩やかな輪郭、すなわちS字形
状に沿わせた形が出るようにするとよい。
【0012】本発明の他の実施例においては、バックパ
ネルフレームは1本の縦ステーと、好ましくは背中の狭
い部分に位置する1本の横ステーとから構成される。リ
ュックサックのバックパネル支持力強化のために、バッ
クパネルの両側コーナーに沿わせた外縁補強部材を設け
てもよい。この外縁補強部材は逆U字状に連続した1本
ものであってもよく、好ましくはプラスチック棒のよう
なフレキシブル材料製とする。かかる外縁補強部材はプ
ラスチック棒のようなフレキシブル材料製とするのが好
ましく、背中の緩やかな輪郭、すなわちS字形状に沿わ
せた形がでるようにするとよい。
【0013】さらに他の実施例においては、バックパネ
ルフレームは一対の離隔したバックパネルの外側縁を縦
方向に沿って走る2本の平行なS字形状のフレキシブル
ステーと、凹面形状の上部及び下部横ステーとから構成
される。
【0014】バックパネルには凹面形状をより強く付与
するために湾曲した1本の縦ステーを上部及び下部横ス
テーの間に設けてもよい。いずれの実施例においても、
横ステー及び単一の縦ステーの材料は、一旦特定の形状
に曲げたらその形状が維持されるものであることが好ま
しい。かかるステーの材料としては、アルミニウム若し
くはアルミニウム合金が好ましい。
【0015】本発明のバックパネルフレームの構成部分
は別体としてリュックサックに形成されたスリーブ内に
嵌挿して、当該リュックサックを背負う人物の背中形状
に併せて所望の形に曲げるために取り出すことができる
ようにすることが好ましい。
【0016】フレキシブルな外縁補強部材を設けるとき
には、その下端部は背負う者の側面に位置するように前
方に曲げることが好ましい。しかし、通常は、当該箇所
のバックパネルは背中の輪郭に沿って後方に湾曲するも
のとし、かかる場合においては、フレキシブル外縁補強
部材の下端部は連結シートまたはウェブによってリュッ
クサック本体に連結されるものである。
【0017】本発明のリュックサックの形成はそのフレ
ームの配列に起因して特定形状に裁断した生地からバッ
クパネルを作る必要がある。好ましくは、本発明の第一
実施例のリュックサックには、バックパネルの大部分を
占める、互いの側縁部が縫合される一対の縦パネルと、
上部水平パネルとからなる三部構造が採用される。展開
状態における一対の縦パネルは、全体に亘って緩やかな
S字形状の左右対称の形状である。また、上部水平パネ
ルは湾曲しており、その内側の湾曲部分が縦パネルに縫
合される。他の実施例においては当該上部水平パネルは
省略し得るものである。
【0018】リュックサックを持ち運ぶためには、通
常、リュックサック本体の肩部辺りの上部から下部に延
びる背負いバンドが設けられる。さらに、腰バンドが設
けられる事もある。背負いバンドと腰バンドは通常は快
適さを与えるためにパッドが挿入されるが、快適性が不
十分なことが多い。
【0019】背負いバンド及び腰バンドにおける問題解
決のために、本発明においては、いずれか、若しくは双
方を所望方向に伸縮可能な弾性材料でつくることを提案
する。好ましくは、望ましくない一定方向への弾性材の
伸縮を抑制する手段を備えるものとする。
【0020】異なる肩形状や傾斜に適合するためには、
横方向へ伸縮する背負いバンドが望ましいが、縦方向へ
の伸縮は背負いバンドの長さ全体に亘って望ましくない
ところである。腰バンドの伸縮性は種々の腰形状を収容
するために望ましいが、ウエスト位置における伸縮は腰
バンドのズレ落ち防止のために望ましくない。
【0021】本発明の第2の観点によれば、リュックサ
ック用の背負いバンド等は長さ方向の少なくとも部分的
には縦方向の伸縮が抑制される弾性材料で作られる。従
って、本発明における背負いバンドはユーザーの肩形状
によりぴったりとフィットするように横方向に伸縮し、
腕の下の体形状に沿い得るものとする。さらには、バン
ドの弾性はリュックサックの負荷のショックを緩衝する
とともに肩を動き易くする。
【0022】弾性背負いバンドの縦方向の伸縮を抑制す
るために、通常は縦方向に長い伸縮性のない織布が背負
いバンドに取り付けられる。伸縮性のない織布の取付け
は、例えば、縫合若しくは接着等の適宜手段によってな
される。背負いバンドの弾性材料は、ネオプレンのよう
なゴム材が用いられ、好ましくは、一方、若しくは両面
に伸縮性ある織布を重ねる。
【0023】かかる本発明の観点による背負いバンド
は、本発明の上述した第1の観点にかかるリュックサッ
クに用い得るとともに、肩で持ち運ぶ他のリュックサッ
クにも用い得るものである。
【0024】リュックサック用の腰バンドにも同様の考
慮が適用される。大方のリュックサック用腰バンドは、
両端部が平行で円錐状にカットされたもので、腰バンド
がズレ落ちないように人の体側部に締め付けられなけれ
ばならない。円錐状にカットした腰バンドは上端部の狭
いフィットでこの問題を解決せんとする。しかし、これ
は打撲傷を起こす小さい筋肉がある腰骨上部に圧迫部を
生じる。
【0025】本発明の第3の観点によれば、比較的伸縮
性のある織布製のバンドの上に比較的伸縮性のないバン
ドを載せてなるリュックサック等用の腰バンドが提供さ
れる。
【0026】本発明にかかる腰バンドは、本発明の上述
した第1の観点にかかるリュックサックに用い得るとと
もに、持ち運び易くするためにさらに腰バンドの支持を
要求する他のリュックサックにも用い得るものである。
【0027】
【発明の実施の形態】図1についてみると、リュックサ
ック10は、リュックサック本体(main bagcompartmen
t)12を有してなり、簡潔に説明するために図示はしな
いが、補助的なサイドポケットやリアポケットを設け得
るものである。リュックサック本体12は、適宜方法に
て開閉できるカバー部14と、背中面に接するバックパ
ネル16とを備えている。また、このバックパネル16
には、一体的に形成された織布スリーブ内に嵌挿された
フレーム18が別体として備えられている。
【0028】フレーム18は、所望の形状に曲げられる
とともにその形状を維持することのできる材質、例え
ば、アルミニウム帯板のような形状記憶物質で作られた
主柱となる1本の縦ステー20と2本の横ステー22、
24とから構成されている。縦ステー20は、人間の背
中の緩やかな輪郭に沿った緩やかなS字形状をしてい
る。2つの横ステー22、24は、バックパネル16を
凹面形状に形成するように設けられている。これらの横
ステーのうち、上側ステー22は、背負う人の肩部に当
たるように設けられ、下側ステー24は背中の狭い部分
に当接するように設けられている。縦ステー20の上端
は、上側ステー22の少し上方まで延びるとともに後方
に曲がって背負人の頭の動きが自由にできるように後方
に曲げている。また、上側ステー22の直上には全体的
にカーブしたシート部材26を備えている。このシート
部材は比較的硬めの板材でバックパネルの当該部分を特
定形状に形成保持している。
【0029】バックパネル16の側縁部に沿ってはフレ
キシブルなプラスチック棒28が設けられており、側面
からみて緩やかにカーブしたものとしている。この棒2
8の下半部に亘っては、バックパネルが後方にカーブし
ている一方で、当該棒は前方にカーブしている。該棒は
バックパネルに結合するとともに、図1のリュックサッ
クの左側に示すような連結シート30にも、または選択
的に右側に示すウェブ(fabric web)32にも結合してい
るものである。
【0030】図2は上記リュックサック10の変形例を
示すもので、さらに横ステー24の直下のバックパネル
16にも全体的にカーブしたシート部材34を設けてい
る。また、当該シート部材34の背面と縦ステー28の
下端部との間にはウェブ36が設けられている。他の箇
所については図1に示したものと同様である。
【0031】なお、本リュックサック10は、背負いバ
ンドと腰バンドとを備えるものであるが、これらは説明
の簡略化のために図示しないこととする。図6(a)に見
られるように、フレーム18は、リュックサックが背負
う者の背中に居心地よくフィットせしめるものであり、
さらに、縦及び横ステー20、及び22、24を各スリ
ーブから取り出して個々のユーザーの背中によりピッタ
リと適合するように曲げることができるものである。
【0032】図1に示すリュックサックのバックパネル
はフレームによって強制されて特定の形状となるもので
あるために、当該バックパネルは理想的には図7及び8
に示すような三つのカット生地から作られる。図7と図
8との相違点は、図7は連結シート30を備えたバック
パネル用のものであり、図8はウェブ32を備えたバッ
クパネル用のものである。三つのカット生地は、通常、
頂部の水平パネル40と鏡映像のように互いに対向して
なる二つの縦パネル42、44である。頂部水平パネル
40は、緩やかな弧状で、二つの縦パネル42、44は
緩やかなS字状をしている。図中の双方向の矢印で示す
各板の縁部が、互いに縫い合わせて結合されるものであ
る。
【0033】図2は、カーブした頂部を有するファスナ
ー開閉式のリュックサック60を示す。このリュックサ
ック60は、バックパネル62と、バックパネルに設け
たスリーブ(図示せず)の中に嵌挿した別体のフレーム
64を有している。フレーム64は、バックパネルの中
央に配置した形状記憶物質製の縦ステー66と、バック
パネルの下側に配した横ステー68を有している。縦ス
テー66は、側面側からみて背中の輪郭に沿った緩やか
なS字状に形成され、横ステー68はバックパネルを凹
面状にするために弧状に形成されている。バックパネル
の周縁部にはフレキシブルなプラスチック棒製の外縁補
強部材(hoop)70が設けられている。このフレキシブル
な外縁補強部材70は、下端部がバックパネルから離れ
る一方で、連結シート74若しくはウェブに連結された
脚部72、72を有している。
【0034】縦及び横ステーは、各スリーブから取り出
して個々のユーザーの背中によりピッタリと適合するよ
うに曲げることができるものである。図6(b)は、当該
リュックサック60がユーザーの背中にどのようにフィ
ットするかを側面から示している。
【0035】バックパネル62の形状をフレームによっ
てより簡易に形成するために、バックパネルは図9に示
すような特定の形状に形成したカット生地75、76か
ら作られる。
【0036】このリュックサックの持ち運び用のバンド
類も説明を簡潔にするために図示はしていないが、背負
いバンドと腰バンドが用いられるものである。図4及び
5は、さらに他の形状としたリュックサック100を示
すもので、バックパネル102とフレーム104を有
し、フレーム104は形状記憶物質製の上側ステー10
6と下側ステー108と、バックパネルの両側縁部に沿
って設けたフレキシブルな縦ステー110、110とか
ら構成されている。横ステー106、108は共にバッ
クパネルを凹面形状に形成しているが、縦ステー11
0、110は側面からみて主としてリュックサック自身
の型取りに起因して、すなわち、バックパネルと側板と
の接合箇所の形状に起因してS字状となっている。当該
バックパネルを形成するための素材生地の裁断パターン
は、図10に示すように、一対の鏡象、すなわち互いが
左右対称に裁断されたパネル112、114で、平坦面
に置いた状態で緩やかなS字状とし、双方向の矢印で示
した側縁部を互いに結合してバックパネルを形成するも
のである。
【0037】図5は、図3のリュックサックの変形例を
示すもので、湾曲せしめた形状記憶物質製の縦ステー1
16が横ステー106、108の間に配設されてバック
パネルを凹面状に形成している。また、バックパネルの
両側縁部に設けた縦ステー110aの下端部はバックパ
ネルとともに後方に湾曲するのではなく、バックパネル
から離れて延びて連結シート118と結合している。他
の箇所はすべて上記図4の実施例と同様である。なお、
背負いバンドと腰バンドは説明の簡略化のために図示し
ないこととする。
【0038】種々のステーがスリーブ(図示せず)内に
嵌挿されるが、特に横ステーはユーザーの背中の輪郭に
よりぴったりとフィットさせるために取り出し自在とし
得るものである。本リュックサックがユーザーの背中に
どのようにフィットするかは図6(c)に示すとおりであ
る。
【0039】図11は上述したリュックサックに適した
背負いバンド200を示すもので、ネオプレンのような
弾性材料の両面に伸縮製のある布地を積層させてなり、
破線で示すように肩の形状、傾斜が異なる場合も伸縮し
得るものである。しかし、背負いバンドの上には縦方向
への過度の伸びを抑制するために、ウェブ202が縫合
されている。ウェブ202は背負いバンドよりも狭くし
て弾性材料の両側部分が体の輪郭に沿ってカーブし得る
ようにしている。該背負いバンド200は、予め長さ調
整をして従来方法によりリュックサックに縫いつけられ
る。
【0040】図12は背負いバンドと同様の原理による
腰バンド200を示すもので、ネオプレンのような弾性
材料の両面に伸縮製のある布地を積層させてなるメイン
バンド302と、当該メインバンドに縫合された伸縮性
のない材料で作られたトップバンド304とで作られて
いる。この腰バンドにはバックル306が縫いつけられ
ている。かかる腰バンドはリュックサックの下側に取り
付けられてユーザーの腰廻りにフィットさせるものであ
る。
【0041】メインバンド302は腰バンドの下側部分
を構成して使用に際して縦横に伸縮してユーザーの腰の
形状に合わせて形状変化する一方、伸縮性のないトップ
バンドはウエスト廻りにあって腰バンドがずり落ちない
ようにするものである。メインバンドの弾性は脚の動き
を楽にし、圧力を掛けないようにするものであある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリュックサックの第1実施例を示
す斜視図である。
【図2】図1のリュックサックの変形例を示す斜視図で
ある。
【図3】本発明に係るリュックサックの第2実施例を示
す斜視図である。
【図4】本発明に係るリュックサックの第3実施例を示
す斜視図である。
【図5】図4のリュックサックの変形例を示す斜視図で
ある。
【図6】(a)は第1実施例に係るリュックサックのフレ
ーム、(b)は第2実施例に係るリュックサックのフレー
ム、(c)は第3実施例に係るリュックサックのフレーム
をそれぞれ示す側面図である。
【図7】図1(第1実施例)のバックパネルにおける連
結シートを有する態様の裁断生地パネルを示す平面図で
ある。
【図8】図1及び図2(第1実施例)のバックパネル下
端にウェブを備えた態様の裁断生地パネルを示す平面図
である。
【図9】図3(第2実施例)のリュックサックのバック
パネルの裁断生地パネルを示す平面図である。
【図10】図4(第3実施例)のリュックサックのバッ
クパネルの裁断生地パネルを示す平面図である。
【図11】本発明に係るリュックサックに用いる背負い
バンドを示す正面図である。
【図12】本発明に係るリュックサックに用いる腰バン
ドを示す正面図である。
【符号の説明】
10、100 リュックサック 12、60 リュックサック本体 14 カバー部 16、62、102 バックパネル 18、64、104 フレーム 20、66、116 縦ステー 20、22、68、106、108 横ステー 26、34 シート部材 28、70、110 外縁補強部材 30、74、118 連結シート 32、36 ウェブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 596085575 24 Rowan Lane, Skelm ersdale, Lancashir e, United Kingdom

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背負って持ち運ぶ物の収容室を形成する
    フロントパネルとバックパネルを有してなるリュックサ
    ックであって、バックパネルには少なくとも1本の縦ス
    テーと1本の横ステーとからなるバックパネルフレーム
    を有し、 該縦ステーは、背負人の背中の下部の膨らみ部分と、中
    間の凹面部及び上部の膨らみ部分とに対応する緩やかな
    S字形状とし、 該横ステーは、緩やかな凹面形状をなすとともに、縦ス
    テーの下部の膨らみ部分を横断するように配置され、 少なくとも上記フレームを構成するステーの中の1本は
    所望形状に変形可能な材料で作られることを特徴とする
    リュックサック。
  2. 【請求項2】 バックパネルフレームは、1本の縦ステ
    ーと、縦ステーの両側に延びて上下2本の横ステーとか
    らなる請求項1に記載のリュックサック。
  3. 【請求項3】 上部横ステーは、縦ステーの上部の膨ら
    み部分を横断してなる請求項2に記載のリュックサッ
    ク。
  4. 【請求項4】 上部横ステーに隣接した上側には比較的
    硬いシート部材を備えるとともに、緩やかな凹面形状に
    形成してなる請求項2に記載のリュックサック。
  5. 【請求項5】 下部横ステーに隣接した下側には比較的
    硬いシート部材を備えるとともに、緩やかな凹面形状に
    形成してなる請求項2に記載のリュックサック。
  6. 【請求項6】 バックパネルには両側コーナーに沿って
    横ステーと間隔をおいて、若しくは、接して、しかし必
    ずしも連結することなく外縁補強部材を備えてなる請求
    項1に記載のリュックサック。
  7. 【請求項7】 外縁補強部材はフレキシブルな材料製と
    してなる請求項6に記載のリュックサック。
  8. 【請求項8】 外縁補強部材の下端部と連結するととも
    に下側シート部材の背後を通過せしめたウェブを備えて
    なる請求項7に記載のリュックサック。
  9. 【請求項9】 中央に設けた縦ステーは、一旦特定形状
    に曲げるとその形状が維持される材料で作られてなる請
    求項1に記載のリュックサック。
  10. 【請求項10】 縦ステーは、アルミニウムまたはアル
    ミニウム合金にて作られてなる請求項9に記載のリュッ
    クサック。
  11. 【請求項11】 横ステーは、一旦特定形状に曲げると
    その形状が維持される材料で作られてなる請求項1に記
    載のリュックサック。
  12. 【請求項12】 横ステーは、アルミニウムまたはアル
    ミニウム合金にて作られてなる請求項11に記載のリュ
    ックサック。
  13. 【請求項13】 バックパネルフレームの構成部材はバ
    ックパネルに一体的に設けたスリーブ内に嵌挿してなる
    請求項1に記載のリュックサック。
  14. 【請求項14】 一定方向には伸縮可能だが他の方向に
    は伸縮が抑制されてなる、弾性材製の背負いバンドを備
    えた請求項1に記載のリュックサック。
  15. 【請求項15】 背負いバンドは、横方向には伸縮可能
    だが、長さ全体の少なくとも一部は縦方向の伸縮が抑制
    されてなる請求項14に記載のリュックサック。
  16. 【請求項16】 一定方向に伸縮可能だが他の方向には
    伸縮が抑制されてなる、弾性材製の腰バンドを備えた請
    求項1に記載のリュックサック。
  17. 【請求項17】 腰バンドは、上側部分と下側部分とか
    らなり、下側部分は縦横方向共に伸縮可能だが、上側部
    分は縦横方向共に伸縮が抑制されてなる請求項16に記
    載のリュックサック。
  18. 【請求項18】 背負って持ち運ぶ物の収容室を形成す
    るフロントパネルとバックパネルを有してなるリュック
    サックであって、バックパネルの中央に設けた1本の縦
    ステーと、少なくとも1本の横ステーとからなるバック
    パネルフレームと、バックパネルの外側縁に沿って設け
    られた1本の逆U字形状の外縁補強部材とからなり、 該縦ステーは、背中の下側の膨らみ部分と、上側の凹面
    部分に対応した断面波打ち形状とし、横ステーは、背中
    に対応する凹面形状をなすとともに、該縦及び横ステー
    は、所望形状に変形可能な材料で作られたことを特徴と
    するリュックサック。
  19. 【請求項19】 横ステーは、背中の狭い部分に対応す
    る位置に配置してなる請求項18に記載のリュックサッ
    ク。
  20. 【請求項20】 外縁補強部材は、フレキシブル材料で
    ある請求項18に記載のリュックサック。
  21. 【請求項21】 外縁補強部材は、背中の輪郭に沿って
    形成されてなる請求項18に記載のリュックサック。
  22. 【請求項22】 縦ステーは、一旦特定形状に曲げると
    その形状が維持される材料で作られてなる請求項18に
    記載のリュックサック。
  23. 【請求項23】 縦ステーは、アルミニウムまたはアル
    ミニウム合金にて作られてなる請求項22に記載のリュ
    ックサック。
  24. 【請求項24】 横ステーは、一旦特定形状に曲げると
    その形状が維持される材料で作られてなる請求項18に
    記載のリュックサック。
  25. 【請求項25】 横ステーは、アルミニウムまたはアル
    ミニウム合金にて作られてなる請求項24に記載のリュ
    ックサック。
  26. 【請求項26】 バックパネルフレームの構成部材はバ
    ックパネルに設けたスリーブ内に嵌挿してなる請求項1
    8に記載のリュックサック。
  27. 【請求項27】 一定方向には伸縮可能だが他の方向に
    は伸縮が抑制されてなる、弾性材製の背負いバンドを備
    えた請求項18に記載のリュックサック。
  28. 【請求項28】 背負いバンドは、横方向には伸縮可能
    だが、長さ全体の少なくとも一部は縦方向の伸縮が抑制
    されてなる請求項27に記載のリュックサック。
  29. 【請求項29】 一定方向に伸縮可能だが他の方向には
    伸縮が抑制されてなる、弾性材製の腰バンドを備えた請
    求項18に記載のリュックサック。
  30. 【請求項30】 腰バンドは、上側部分と下側部分とか
    らなり、下側部分は縦横方向共に伸縮可能だが、上側部
    分は縦横方向共に伸縮が抑制されてなる請求項29に記
    載のリュックサック。
  31. 【請求項31】 バックパネルフレームは、所定間隔を
    おいて平行に配置した一対の緩やかなS字形状としたフ
    レキシブルなステーと、上部及び下部の凹面状の横ステ
    ーとからなる請求項1に記載のリュックサック。
  32. 【請求項32】 縦ステーが、バックパネルに凹面形状
    を付与するように湾曲されて上部及び下部横ステー間に
    配置されてなる請求項31に記載のリュックサック。
  33. 【請求項33】 横ステーは、アルミニウムまたはアル
    ミニウム合金にて作られてなる請求項31に記載のリュ
    ックサック。
  34. 【請求項34】 バックパネルフレームの構成部材はバ
    ックパネルに設けたスリーブ内に嵌挿してなる請求項3
    1に記載のリュックサック。
  35. 【請求項35】 一定方向には伸縮可能だが他の方向に
    は伸縮が抑制されてなる、弾性材製の背負いバンドを備
    えた請求項31に記載のリュックサック。
  36. 【請求項36】 背負いバンドは、横方向には伸縮可能
    だが、長さ全体の少なくとも一部は縦方向の伸縮が抑制
    されてなる請求項35に記載のリュックサック。
  37. 【請求項37】 一定方向に伸縮可能だが他の方向には
    伸縮が抑制されてなる、弾性材製の腰バンドを備えた請
    求項31に記載のリュックサック。
  38. 【請求項38】 腰バンドは、上側部分と下側部分とか
    らなり、下側部分は縦横方向共に伸縮可能だが、上側部
    分は縦横方向共に伸縮が抑制されてなる請求項37に記
    載のリュックサック。
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