JP6868579B2 - クッションの改良およびクッション関連の改良 - Google Patents

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Description

本発明はクッションに関し、特に、排他的ではないが、旅行中における一般的に直立型の乗り物座席に着席した旅行者の休止中の頭部を支持する(支える)ための携帯型旅行枕に関する。
着席した乗客の休止中の頭部を支持するものとして使用するクッションはしばしば旅行枕と称されているが、これらは旅行という行為にある人間が使用するものに限定されるわけではない。数多くの異なるデザインの旅行枕が存在しており、その其々はユーザの緊張や努力を引き起こすことない状態で維持可能な位置にユーザの頭部を快適に支持することを目的としている。このことは効果的に解決するには困難な問題であることが判明した。
多くのクッション・デザインでは、ユーザ個人について理想的に位置決めされた時の快適性を提供するものであるが、ユーザのなにがしかの努力も無くその理想位置を維持するためにクッションの形状がその助けとなっていないことは珍しいことではない。共通の問題としてはユーザの肩部からクッションが滑ることであり、理想的にはクッションは効果的にユーザの休止中の頭部を支持する状態に維持されるべきである。典型的にユーザはクッションを適所に保持しようとするときには、手でそれを行うか、又は肩部を上方に動かし頭部と肩部の間にクッションを挟み込むかで行っている。この行為は必ず快適性を損なう。
その他のデザインでは、ユーザに対して意図する位置にクッションを保持するための手段を備えよい。これら手段はクッションに対して付加するか又はそれにより形成される構造と形状とを含むことができるものであるが、融通性及び/又は快適使用での安息性を減少させてしまうものでもある。例えば、クッションを適所に維持するようデザインされた複雑で手の込んだ形状ではしばしば使用中においてユーザが自身に対してクッションを配置できる位置の範囲を限定してしまう。
頭部を支持するために使用される現行の幾つか旅行枕についての更なる問題点は、ユーザに係り留めするか、又は、枕をユーザが占有している椅子後部に紐留めするか若しくは締着するかについての必要性の問題である。これら必要仕様において双方とも不便を伴う。その他の旅行枕はU字形となっており、この形状は着用時での枕のユーザからの滑り止めになっている。しかし、ユーザが眠りこんでしまうときには、頭部が側方か前方に倒れ込んでしまいがちである。U字形クッションは、ユーザの頭部が前方に倒れ込んでしまい、その結果として首部の疲労に繋がってしまうのを防止するサポートが欠落している。
本発明の目的は、望ましくは、一般的に直立型座席等におけるユーザの休息頭部を支持するための安全で、融通性がありかつ快適なクッションを提供することにある。
最も一般的には、本発明は個人の頭部を支持するクッションを提供するもので、該クッションは第一の部分と第二の部分とを含み、第一の部分は、個人の頭部又は首部の後部と個人の頭部側部とを同時に支持する支持体を備えることに有効であり、第二の部分は、第一の部分から延伸し、個人の顎を支持する支持体を備えることに有効なものである。
課題を解決する手段
第一の態様では、本発明は、クッションのユーザの頭部の支持に有効な枕部と、前記枕部から離間して延伸し、ユーザの顎部の支持に有効な長手状の躯幹部とを備えるクッションであって、前記枕部は少なくともユーザの首後部上の位置からの延伸に有効な形状に形成され、ユーザの頭部が枕部で支持されるとき首後部の中点から少なくともユーザの耳部に接触する位置までは3センチメートル未満であり、前記枕部のこの使用において、前記躯幹部はユーザの顎部に向かって枕部から離間して延伸するクッションを備える。
かくして、クッションはユーザの首部の後部、首部の後部と耳部との間におけるユーザの頭部側部、およびユーザの顎部に対し同時に接触及び支持するものであってよい。このように、クッションはユーザの休息頭部を安全で快適に支持してもよい。
代替的な方法を鑑みると、本発明は第一の部分と第二の部分とを有するクッションを提供するものとして思料することができ、第一の部分は、クッション・ユーザの首後部と当該ユーザの頭部の側部とを同時に支持することを提供し、当該第一の部分から延伸する第二の部分は、ユーザの顎部を支持することを提供する。
更なる代替的な方法を鑑みると、本発明は第一の部分と第二の部分と第三の部分とを有するクッションを提供するものとして思料することができ、第一の部分はクッション・ユーザの首後部を接触支持するもので、第二の部分はユーザの頭部側部を接触支持するもので、第三の部分はユーザの顎部を支持するものである。
ユーザが使用する又はユーザにとって有用なクッションについて参照すると、これら参照事項では平均的な対格の人、例えば、平均的な均整の首部と頭部とを有する人を参考にしている。
枕部は少なくともユーザの首後部上の位置からの延伸に有効な形状に形成されるもので、ユーザの頭部が枕部で支持されるとき首後部の中点から少なくともユーザの耳部の中点を覆う位置までは3センチメートル未満となるよう形成される。かくして、枕部はユーザの頭部側部を効果的に支持してもよい。枕部はユーザの耳部の外耳道の開口部位を覆ってもよい。枕部は、外耳道の開口部からこの外耳道の開口部上の少なくとも3センチメートルの位置まで延伸する耳の部位を覆ってもよい。かくして、枕部は耳部の広範囲を覆ってもよい。勿論、枕部はユーザの耳部を越えて延伸してもよい。
枕部は、ユーザの頭部が枕部に支持されるとき、少なくともユーザの首後部の中点から少なくとも枕部がユーザの耳部に接触する位置までの延伸に有効な形状に形成されてもよい。すなわち、ユーザの首後部の中点から3センチメートル未満でユーザの頭部が枕部に支持されるとき、ユーザの首後部上の位置まで延伸するより、替りとして枕部は少なくとも首後部の中点まで延伸してもよい。かくして、ユーザの首後部は効果的に枕部で支持されてよい。もちろん、枕部は、首後部の中点を横切って首後部の中点を越える位置まで延伸してもよい。かくして、ユーザの首後部はより効果的に枕部で支持されてよい。
好ましくは、クッションの躯幹部は、ユーザの頭部が枕部に支持されるとき、ユーザの顎部の下部に接触するのに有効となるよう構成(例えば、寸法決め及び/又は形成)される。かくして、躯幹部は、顎部下方からユーザの顎部を支持することに加えて、例えば、顎部の側部からユーザの顎部を支持することを提供してもよい。当該躯幹部は、少なくともユーザの顎部下部の中点部位に接触する位置まで延伸してもよい。実際には、躯幹部は、顎部の中点を横切って延伸してもよい。躯幹部は、一つの使用形態として、躯幹部の頂部が、首部の上部と顎とが結合している部位と接触するよう構成されてよく、また顎部の下部が躯幹の側部で支持されるよう構成されてもよい。
枕部は躯幹部からそこを横切って躯幹部の長手部まで突出してもよい、すなわち、長手状の躯幹部の幅より広くなるように、躯幹部の片側又は両側から突出又は突き出してもよい。
枕部は、躯幹部から横切って、躯幹部の対向する両側からの躯幹部の長手部まで突出してもよい、すなわち、躯幹部の対向する両側から突出又は突き出してもよく、これにより枕部は躯幹部を横切って効果的に延伸する、例えば、適当な角度から見るとき"T"字又は"J"字形に延伸する。
好ましくは、枕部は躯幹部の長手方向の第一の端部で形成される。このような事情の場合、躯幹部は、躯幹部の長手方向の第二の端部に向って先細りとしてもよく、例えば、躯幹部の幅は長手状の躯幹部の第二の端部に向って累進的に減少してもよい。かくして、長手状の躯幹部の第二の端部、すなわち、長手状の躯幹部の終端部は躯幹部の狭窄部であり、ユーザの顎部に寄りかかるように又は顎部の下方に快適に位置決めされるとき適切な寸法を有するものでよく、これにより、ユーザの顎部を支持することを提供する。代替的には、躯幹部はその第二の端部で実質的に拡大しないものであってよい、すなわち、第二の端部での躯幹部の幅は実質的に躯幹部の中点での幅と同じであり、躯幹部の幅はその第二の端部に向って実質的に均一な値を維持してよい。
好ましくは、クッションは実質的に対称形であり、これにより枕部はユーザの頭部両側からユーザ頭部を支持するのに有効となる。かくして、クッションは、このクッションが使用されている環境やユーザの好みに依存してユーザの頭部の左側又は右側からユーザの頭部を支持するよう互換的に使用してもよく、このとき、有意な修正又は調整を必要としない。クッションは枕部を2分しかつ躯幹部を含む平面について実質的に対称形であってよい。
枕部の第一の側部はクッション・ユーザの頭部の支持に有効な面をもたらしてもよく、躯幹部は、第一の側部に対向する枕部の第二の側部から、枕部から離間するよう延伸してもよい。第一の側部に対向する側部から、枕部から延伸する躯幹部は第一の側部への追加的な支持をもたらしてもよく、これにより、ユーザの頭部をより良い状態で支持することが出来る、例えば、枕部の第一の側部に加えられたある程度の力は躯幹部内に伝達されてよい。
好ましくは、躯幹部は湾曲して形成されるか、躯幹部に屈曲部を形成するものである。言い換えれば、躯幹部は、その休止形状は湾曲しているか屈曲している形状にするように形成してもよく、それにより躯幹部を異なる形状に変形する力が必要となってよい。かくして、躯幹部をユーザ頭部の片側回りに湾曲可能としてもよく、これにより、ユーザ頭部をより快適にまたより良い状態での支持を提供するが、このとき、ユーザは、躯幹部の湾曲形状又は屈曲形状を維持するために力を加える必要はない。
クッションは、使用中に、クッションによってその頭部が支持されているユーザの肩部に係合するように構成された凹部を有してもよい。この凹部は、適切な形状の窪み、凹状部又は切欠き部であってよい。このようにして、クッションはユーザの肩部上で容易に位置決めされてよく、またユーザの肩部に対してより安全に載置されてよい、これにより、例えば、ユーザが眠り込むとき又は動いたときに、クッションがユーザから離間移動する又は落下する可能性は少なくなる。"肩部と係合する"とは、首部の底部が肩部の端部と交わる位置、例えば、首部のくぼみ位置に凹部が実質的に位置決めされるという意味であってよい。凹部はユーザの首部の片側に対する枕の密着性に資するようユーザに対し追加的な快適を提供してもよく、これによりユーザの頭部の片側、首後部及び顎部のための支持体を提供することとなる。
凹部は、躯幹部と枕部の周辺部との結合部によって画定されてもよく、例えば、凹部は、躯幹部の端部と枕部の端部との交合部で形成された隅部でも良い。躯幹部と枕部の周辺部との結合部は45度から135度の角度を成してもよい。躯幹部と枕部の周辺部との結合部は略90度の角度を成してもよい。かくして、凹部はユーザの肩部に密接に嵌着するような形状に形成されてよく、この結果クッションは肩部から移動又は外れる可能性は少なくなる。枕部上に掛かるユーザの頭部の力でユーザの肩部に対してクッションが押しこめられ、これにより、肩部回りに位置決めされた凹部は肩部上の適所にクッションを維持することに資するようにしてもよい。
躯幹部は, ユーザ頭部が枕部で支持されているときに、ユーザの顎部の下部を横切る延伸に対して有効なように構成してもよい、すなわち、躯幹部は顎部の片側から顎部のもう一方の側のポイント、又はそこを超えるポイントまで延伸してよい。このようにして、躯幹部はユーザの顎部の下部全体を支持してもよい。
枕部は、当該枕部により頭部を支持されているユーザの首後部の大部分(例えば、ユーザの首後部の75%以上、又は実質的にユーザの首後部の全体)を覆う際に有効な形状に形成されてよい。枕部は、実質的にユーザの首後部の大部分を横切って、実質的に首部の第一の側部から実質的に首部の第二の側部まで延伸してよく、このようにして、ユーザの首後部の大部分への支持をもたらす。枕部は、実質的にユーザの首後部の全体を横切って延伸してよい。
枕部は、ユーザの頭部がクッションで支持されているとき、実質的にユーザの頭部片側の後部から実質的に頭部の他方の側の前部までの延伸に有効な形状に形成してよい。このようにして、枕部は、実質的にユーザの頭部片側の全長に沿って延伸してよく、実質的にユーザの頭部片側の全長に対しする支持を提供してもよい。
クッションは、枕部の内容積部を躯幹部の内容積部から分離する内部仕切り部を含んでよい。これにより、枕部及び躯幹部は、その容積部が分離されてよい。枕部及び躯幹部の容積部が分離されることで、枕部と躯幹部とは異なる材料の使用が許容される、又は異なる密度の材料の使用が許容されてよく、その結果、例えば、これら個々の特質がその意図する使用に対して最適化できる。枕部が躯幹部の端部に位置決めされる場合、内部仕切り部は、枕部が結合する躯幹部の端部を枕部から分離するように位置決めしてもよい。
躯幹部は、長手方向の一部に屈曲部を形成してもよく、ここで、この部分での屈曲度は、躯幹部の他の領域で形成される屈曲部の屈曲度より大きい。この部分は、長手状の躯幹部の屈曲部であってもよい。例えば、躯幹部全長に沿う平滑な湾曲部に対立するものとして、躯幹部の長さ内での局所化屈曲部は、躯幹部をユーザ頭部の側部に対してより密接に適合可能としてもよい、例えば、ユーザの下顎の端部回りに湾曲可能としてよい。屈曲部から躯幹部の終端まで延伸する躯幹部の長手方向の長さの幾分又は全ての部分は、実質的に線状であってよい。
屈曲部は、躯幹部の長手方向において、90度を超える角度の偏りをもたらす屈曲を画定してもよい。代替的には、屈曲部は、躯幹部の長手方向において、実質的に90度の角度の偏りをもたらす屈曲を画定してもよい。代替的には、屈曲部は、躯幹部の長手方向において、実質的に90度未満の角度の偏りをもたらす屈曲を画定してもよい。
クッションは、折り畳み状態の枕部を保持するよう共に締着可能である2個以上の締着手段を備えてよい。このようにして、枕部は、枕部の寸法が減少した折り畳み状態で固定されてよく、これにより、例えば、個人の手荷物内により簡易に移入できることとなる。
2個以上の締着手段は第一の折り畳み可能タブを備えてもよく、この第一の折り畳み可能タブは、第二の締着装置を有する第二の折り畳み可能タブから離間して隣接する第一の締着装置を有しており、ここで、枕部は、第二のタブの表面部と折り畳み可能に重畳する第一のタブ位置まで折り畳み可能に変形可能であって、これにより、第一と第二の締着装置を相互に係合させて締結させ、結果的に枕部を折り畳み状態に保持する。
代替的には、第一と第二の締着手段は第一と第二のマグネットを備えてよい。これらマグネットは、枕部の両側に縫い込まれてよく、その結果、枕部は、両マグネットが互いに接触して締結されるように当該枕部を折り畳むことで、折り畳み形状を維持することができる。もちろん、これら締着手段は、当業者が周知の他の締着手段と置き換えられてもよい、例えば、トグル及びループを用いる止め付け又はポパー留め具を用いる止め付けであってよい。
躯幹部はユーザによって調節可能に変形可能としてもよく、これにより、躯幹部に湾曲部又は屈曲部を形成し、この湾曲部又は屈曲部は変形後も実質的に維持される、すなわち躯幹部は、ユーザによりその形状が湾曲形状又は屈曲形状に変形されて、躯幹部の休止形状に至ることとなる。そのため、クッションは、当初は平坦状態、例えば、クッションの収納と移送が簡易な状態であってよい。ユーザは、その後、各自の頭部サイズ及び形状に適切な形状に躯幹部を変形してもよい、これにより、頭部に対して快適な支持体が提供される。
クッションはその外表面の一部に滑り止め材料を含んでよい、すなわち、この材料は、高い摩擦係数を有するか、又はこの外表面に対して良好な把持力を与える。これにより、クッションが、例えば、椅子のヘッドレスト、等の面に対してユーザにより押圧されたときに、滑ったり又は移動したりする可能性を低くすることができる。
躯幹部は、ユーザの首後部の支持に対してもまた有効であって良い、すなわち、躯幹部は、上記した第一の役割/使用方法の代替として第二の役割/使用方法を有してよく、ここでは、躯幹部はユーザの首後部の支持に有効なものである。
躯幹部は、ユーザの首後部の周りに引っ掛けるのに有効なように構成してよい。これにより、その代替的な第二の役割/使用方法において、躯幹部は、ユーザの首後部全体を部分的に湾曲するよう使用してもよく、これにより、ユーザの首後部の支持体を提供する。
枕部は、ユーザの頭部が枕部で支持されているとき、少なくともユーザの顎部の片側から少なくともユーザの耳部の接触位置まで延伸するのに有効な形状に形成してよい。これにより、枕部は、上記した第一の役割/使用方法の代替として第二の役割/使用方法を有してもよく、ここで、枕部は、少なくともユーザの顎部の片側と少なくともユーザの耳部まで延伸するユーザ頭部の片側の部位とに対する支持体を提供するように用いられる。
したがって、クッションは、躯幹部がユーザの首後部に接触して支持し、かつ枕部がユーザの顎部の片側と少なくともユーザの耳部まで延伸するユーザ頭部の片側の部位との双方に接触して支持する第二の構成において有効であってよい。
クッションは、柔軟性材料を詰め込む又は充填したクッションケースを備えてよい。かくして、クッションは、適当なタイプ及び量の材料を詰め込むことで所望の密度及び弾性を容易に有するようにすることができる。
枕部は、少なくとも5センチメートルの距離だけ躯幹部の片側からそこを横切って(すなわち、横向きに)突出(すなわち、飛び出す又は出っ張る)してもよい。代替的には、枕部は、少なくとも10センチメートルの距離だけ躯幹部の片側からそこを横切って突出してもよい。これにより、枕部の寸法は、ユーザの頭部の片側とユーザの頭部又は首部の後部との双方を充分に支持するよう枕部が躯幹部から延伸するような寸法となってよい。
枕部は、ユーザの頭部を支持する支持面を提供してもよく、この支持面は少なくとも200平方センチメートルの表面積を有してもよい。代替的には、支持面は、少なくとも250平方センチメートルの表面積を有してもよい。これにより、支持面の寸法は、クッション・ユーザの頭部の片側とユーザの頭部又は首部の後部との双方を安全に支持するに充分な寸法となってよい。
支持面は、実質的に三日月形であってもよく、例えば、枕のユーザの肩部周りに湾曲するような三日月形でよい。枕部は、それ自体が三日月形であってよい(例えば、 上部が湾曲し、下部が鋭利な形状)。
枕部は、最大長を有してよく、すなわち、枕部の単独の最大寸法は少なくとも20センチメートルである。代替的には、枕部は、少なくとも25センチメートルの最大長を有して良い。したがって、枕部の長さは、ユーザの頭部又は首部の後部からユーザの顔の片側を横切って枕部が延伸するのに充分な長さであってよく、これにより、ユーザの頭部のためよい支持体を提供する。
枕部は、ユーザの頭部を支持するための凹面状に湾曲させた(内側に湾曲させた)支持面を出現させてよい、すなわち、支持面は、その支持面の端部に相対して凹状又は押し下げた形状の中央部を有してもよい。この支持面の構成により、支持面がユーザの頭部に対してうまく装着されて頭部を支持可能としてもよく、これにより、例えば、中央部が外方に膨れ上がった支持面と比較して、このクッションは、ユーザに対してより快適となっている。
躯幹部は、その終端部に向って実質的に楕円形、卵形又は円形の横断面形状を有してよい。このようにして、仮に躯幹部の終端部がユーザの顎部下方に引っ掛けられている場合に、躯幹部の横断面形状はユーザの顎部を支持するよう最適化されてよい。
クッションは、例えば、支柱、シートベルトのヘッドレスト等の物品に当該クッションを分離可能に締着させる締着手段を備えてよい。クッションを物品に取り付けることは、ユーザがクッションを保持したり把持する必要を取り除くことができ、これにより、例えば、ユーザが眠り込んだときに、クッションが移動したりユーザから落下する可能性を低減させることができる。
締着手段は、第一の折り畳み可能なタブを備えてもよく、この第一の折り畳み可能なタブは、第二の締着装置を有する第二の折り畳み可能なタブから離間して隣接する第一の締着装置を有しており、ここで、第一のタブは、第二のタブの表面部と重畳するように折り畳み可能であり、これにより、第一と第二の締着装置を係合させて共に締着し、この結果、第一と第二のタブがともに締着して頭部を支持するクッションが両タブ間の空間に位置する物品に締着可能となっている。このようにして、クッションは、例えば、支柱、乗り物のシートベルト等の物品に簡易にまた安全に締着されてよい。更に、クッションは、締着手段を介して、頭部を支持するこのクッションに着脱可能な別体のクッション支持シャフトを含んでよい。
躯幹部は軸方向の端部から端部までの長さを少なくとも18センチメートルとしてもよい。代替的には、躯幹部は軸方向の端部から端部までの長さを少なくとも25センチメートルとしてもよい。このようにして、躯幹部は、少なくともユーザの顎部に接触する位置まで延伸するのに充分な長さであってもよく、これにより、ユーザの顎部のための支持体を提供することができる。
躯幹部及び/又は枕部は、弾性的に柔軟であってもよい。これにより、クッションは、ユーザの頭部又は首部からの力がクッションにかかるときに、ユーザの頭部及び首部の形状に適合するように幾分変形することによって、ユーザに対して快適な支持体を提供してもよい。
枕部は、使用中において、当該枕部によって頭部を支持しているユーザの耳部を完全に覆うような形状であってよい。これにより、枕部は、ユーザの頭部の片側の大部分を支持してよい。
クッションは、頭部を支持するクッション、頭部を支持する枕又は頭部を支持する旅行枕であってよい。
枕部は、躯幹部の一端部に形成される側方拡大部により画定されてよく、側方拡大部は、躯幹部から突出して、前記躯幹部の両側を横断するように延伸し、前記躯幹部に隣接の頭部支持面を画定する終端面を出現させ、また、クッションは、クッションのユーザの顎部の下方に躯幹部が引掛けられるときに、頭部支持面が、ユーザの眼部に隣接する方向でのユーザの頭部片側に沿って対角状に位置決めされ、さらにユーザの耳部を過ぎて下方に延伸するように構成され、そして、頭部支持面の一部が、ユーザの頭後部の後方で屈曲されて湾曲し、これにより、ユーザの頭部及び首部の下方後部を休止させるためのクッションを形成するように構成されてもよい。
第二の態様において、本発明は、発明の第一の態様に係るクッションを画定するために、柔軟な詰め材料を充填するように構成及び配設されるクッションケースを提供する。
第三の態様において、本発明は、発明の第一の態様に係るクッションを画定するよう膨脹可能なクッションケースを備える膨脹型クッションを提供する。
第四の態様において、本発明は長手状の躯幹部と枕部とを備えたクッションを提供してよく、当該躯幹部はその内部に屈曲部(例えば、屈曲形状あるいは鉤形状)を有してよく、当該枕部は、躯幹部の一端部に形成された側方拡大部により画定され、この側方拡大部は、長手状の躯幹部の両側を横断するように延伸し、躯幹部に隣接の頭部支持面(例えば、パネル)を画定する終端面を出現させている。
第五の態様において、本発明は、ユーザの頭部を支持するクッションを提供してもよく、当該クッションは、内部に屈曲部を形成した長手状の躯幹部と、前記躯幹部の一端部に形成される側方拡大部により画定される枕部とを備え、前記側方拡大部は前記躯幹部から突出して前記躯幹部の両側を横断するように延伸し、前記躯幹部に隣接の頭部支持面を画定する終端面を出現させ、更に、当該クッションは、クッションのユーザの顎部の下方に躯幹部が引掛けられるときに、頭部支持面が、ユーザの眼部に隣接する方向でのユーザの頭部片側に沿って対角状に位置決めされ、また、ユーザの耳部を過ぎて下方に延伸し、そして、頭部支持面の一部が、ユーザの頭後部の後方で屈曲されて湾曲し、これにより、ユーザの頭部及び首部の下方後部を休止させるためのクッションを形成するように構成される。
好ましくは、使用中において、これによって躯幹部がユーザの顎部を支持することが許容され、他方、頭部支持面がユーザの休止頭部の片側を支持する。クッションを繋ぎとめる必要はない。寄りかかるために、ユーザと支持表面(例えば、高座椅子、壁、窓等)と間にクッションを配置することで、クッションがしかるべき位置に保持されることが判明している。クッションの形状化は、例外的に自然な状況下でのユーザ個人の身体回りにクッションの位置を保持することに通じることが判明している。
躯幹部は、好ましくは弾性的に柔軟である。枕部は、躯幹部から突出してもよく、これにより、頭部支持面は全体として、躯幹部の長手部を横切る方向に延伸する。躯幹部の長手部は、頭部支持面に対して全体的に横切る方向に鉤状に湾曲し、これにより、躯幹部の終端部を頭部支持面に隣接するよう位置決めしている。したがって、この構造化により、躯幹部がユーザの頭部又は首部に係合可能となっており、他方、頭部支持面は、使用中において、ユーザの頭部の片側を支持している。
例えば、第一の位置では、躯幹部は、ユーザの顎部の下方で渦状/鉤状に位置決めされてよい。この場合、枕部は、頭部の片側において肩部の上方に位置決めされてよい。第二の例では、躯幹部は、首部のうなじ周りに鉤状/渦状になるよう位置決めされてよく、このとき、枕部は、ユーザの下顎と顎先とに隣接する肩部及び当該肩部より幾分前方に在る。このように、ユーザの顎周り又は首後部周りに渦状にすることで、躯幹部は、その位置が保持されてユーザに係合され、これにより、顎部が快適に支持されてよい。
第六の態様において、本発明は、ここで記載したクッションを提供してもよく、この躯幹部は、ユーザによって調節可能に変形可能とされて屈曲形状となり(例えば、鉤状になる)、そして、望ましくはこの屈曲形状が保持される。クッションは躯幹部を実質的に直線状のものとして作製及び販売してもよく、この際、直線状の躯幹部は、ユーザの快適性に合わせて湾曲調節可能(例えば、鉤形状)となっている。当業者にとっては明白であろう、適切な発泡体又は軸方向・長手ワイヤを躯幹部に挿入してもよく、これにより、使用中にユーザが変形させることで与えられた形状を可逆的に又は調節可能に保持することができる。
第七の態様において、本発明は、ユーザの頭部を支持するクッションを提供してもよく、該クッションは、長手状の躯幹部と、前記躯幹部の一端部で形成される側方拡大部により画定される枕部とを備えてもよく、前記側方拡大部は、前記躯幹部から突出して前記躯幹部の両側を横断するように延伸し、前記躯幹部に隣接の頭部支持面を画定する終端面を出現させ、また、躯幹部は、ユーザにより調節可能に変形可能とされて屈曲する、更に、当該クッションは、クッションのユーザの顎部の下方に鉤状に躯幹部が引掛けられるときに、頭部支持面が、ユーザの眼部に隣接する方向でのユーザの頭部片側に沿って対角状に位置決めされ、また、ユーザの耳部を過ぎて下方に延伸し、そして、頭部支持面の一部が、ユーザの頭後部のうしろで屈曲されて湾曲し、これにより、ユーザの頭部及び首部の下方後部を休止させるためのクッションを形成するように構成される。
躯幹部は、頭部支持面を画定する側部と反対の枕部の側部から延伸してもよい。
枕部は、躯幹部のどちらの側部からでも延伸してよく、これにより、頭部支持面は、躯幹部を横切って延伸することになる。これにより、躯幹部は、一端部において又は一端部に隣接して、扇状又は側方に広がる形状に形成してよく、これにより、枕部の片側上で拡大頭部支持パネルを提供することができる。
枕部の第一の使用方法では、ユーザの顎部下方引掛けられた躯幹部と共に、頭部支持面は(例えば、ユーザの眼部に隣接する方向でさらにユーザの耳部を過ぎて下方に延伸しながら)のユーザの頭部片側に沿って対角状に位置決めされてもよい。枕部の柔軟性と変形性とにより、頭部支持面の一部がユーザの後頭部の後方で湾曲して屈曲することを可能にする。この構成は:
(a)頭部及び首部の下方後部を休止させて、快適性を付与するクッションを形成し;そして、
(b)ユーザが後方でクッションに寄りかかったとき、ユーザ頭部の重さが、枕部と長手状の躯幹部とを適所に維持し、これにより、頭部が前方に倒れるのを防止する。
第二の使用方法では、躯幹部は首のうなじ周りに鉤状に湾曲してもよく(ハイバックの椅子のように、支持面に対して後方に寄りかかったとき、ユーザがクッションを適所に維持する)、また、頭部支持面は、結果として、ユーザの頬に隣接して対角状下方に延伸する(例えば、眼部から顎部の片側の下方に向って)。この結果、頭部の片側と顎部とが支持される。クッションは、躯幹部に対して後方に寄りかかっているユーザにより適所に維持される。
クッションは、好ましくは、クッション部を2分し長手状の躯幹部を包括する平面について実質的に対称形である。
躯幹部の幅は、当該躯幹部の終端部に向かって徐々に減少するようにテーパー状としてよい。
クッションは、使用中において、ユーザの肩部と係合するよう適合された隅凹部を画定してもよく、当該隅凹部は、躯幹部とこの躯幹部の終端部に最近接する枕部の周辺部との間の結合部への収束部によって画定される。躯幹部の終端部(すなわち、自由端)から離間して出現している枕部の周辺端は、好ましくはアーチ形である。
躯幹部は、屈曲部(例えば、鉤形状)を画定し/倣うものであってよく、この屈曲部は、躯幹部の長手方向に沿って実質的にかつ継続的に湾曲している。
クッションは、柔軟性材料を詰め込む又は充填されるクッションケースを備えてよい。
第八の態様において、本発明は、柔軟性の詰め物を充填可能な詰め物入りのクッションを提供してもよく、充填すること又は詰め物をすることによって、前記態様の何れかの発明に係るクッションを画定する。
第九の態様において、本発明は、膨脹可能クッションを提供してよく、該クッションは前記態様の何れかの発明に係るクッションを画定するよう膨脹可能なクッションケースを備える。
クッションは旅行枕であってよい。
クッション又はクッションケースは、その外表面の部分において滑り防止材を備えてよい。この滑り防止材が、使用中において、ユーザがクッションを動かし、静止させ又は押し込むときの、例えば、ハイバック椅子、窓、壁等の支持面に対して、クッションの外表面による良好な把持又は係合を可能にする。滑り防止材の一例には、PVC(ポリ塩化ビニル)、発泡体、又はゴム、若しくは当業者にとって自明であり有効であろうその他の材料が含まれる。滑り防止材は、枕部の外表面上に配置してよい。好ましくは、滑り防止材は、支持パネルの反対側の枕部の各部に及び/又はその周りに配置される、例えば,それらは躯幹部の延伸元の各部である。これら各部は、典型的には、使用中において、ユーザが自身の頭部を支持パネルに対して位置決めするとき、支持面に対して移動するクッションの各部である。クッション表面に滑り防止材を付与することで、ユーザが所望する位置により良好に保持せしめることができる。滑り防止材は、クッションの(または、クッションに装着されるクッションカバー/クッションケースの)外表面の布地に対して液状で塗りつけてもよく、それらの制作中のおいては、液状の滑り防止材は、布地に含浸し内部に埋設されるものである。それに続く硬化処理又は硬膜処理による固化により、結果としてクッション(または、クッションカバー/クッションケース)の外表面は、滑り防止材を内部埋設したクッション布地の摩擦係数より更に高くなる。滑り防止材は、クッション(または、クッションケース)の外表面の布地の領域ごとに分離された、ストリップ状の複数の切り離されたスポット、パッチなどの配列形態でクッション上の設けられてよい。これにより、クッション(または、ケース)の布地が滑り防止材のパッチ間の弾性を保持でき、クッションがユーザの頭部等からの圧力に対応する柔軟性を維持することができる。
望ましくは、休止する頭部を支持する発明と同様に、前記態様のいずれかの発明においても、クッションは、第一の方法による使用中において、顎部を支持してもよく、それにより、頭部が前方に倒れることを止めている。第二の方法による使用中において、上記のように、クッションは、頭部、首部の後部及び顎部を支持する。
旅行者の極めて共通する不満は、頭部を直立にして眠る込む時には頭部が側方や前方に倒れ込んでしまうことである。このような不快な位置で持続して眠ると首に痛みを引き起こすことがある。
望ましくは、本発明の目的はこの問題を検討することにある。第一の方法で使用されるとき、クッションは、側方に倒れ込む頭部を支持し、かつ顎部も支持し、これにより、頭部が前方に倒れこむのを防止している。クッションはこれを以下の3つの方法で成している。
(1)枕部の一部に対するユーザの頭部の重さは、ハイバック椅子、壁、窓等の支持面に対して枕部を押圧する。
(2)枕部の躯幹部分でクッションを厚くし、背部又は峰部を枕部に形成してもよく、このとき、枕部は、肩部上/肩部に対して位置決め可能で適所に維持され、これにより、頭部が前方に倒れ込むのを止めている。
(3)旅行者の顎部の下方で支持する躯幹部の適切な厚み及び幅で顎部下方のすき間を埋めてもよく、これにより、頭部が前方に倒れ込むのを止めている。
枕が第二の使用方法で使われるとき、首のうなじ周りの躯幹部に対して寄りかかることで、首の痛みが発生するのを防止するよう旅行者の首を支持するだけではなく、枕を適所に維持するのを手助けする。枕部を適所に維持することは、頭部が側方に倒れ込むのを防止する。第一の使用方法に関する上記(2)の特徴は、第二の使用方法に等しく当てはまる。枕部は、頭部の片側、頬、及び部分的な顎部の下方に存している。この状態は、休止している顎部に対してある程度の支持を提供している。仮に、顎部と頭部とが支持される場合、頭部が前方に倒れ込む可能性は減少されるであろう。
クッションは、枕部の内体積部を躯幹部の内体積部から分離する内部仕切り部を備えてよい。この内部仕切り部は、使用中におけるクッションの形状維持に資すると判明している。例えば、内部仕切り部は、枕部と結合する躯幹部の端部を、躯幹部が結合する枕部から分離するよう位置決めされもよい。このように、仕切り部は、躯幹部の内容物(例えば、詰め物)が枕部に移動すること及びその逆を防止している。クッションは、仕切り部がその様に配置されるとき、その形状と堅固さとを更に良い状態で保持すると判明している。クッションは、柔軟性材料を詰め込む又は充填するクッションケースを備えてよく、内部仕切り部をクッションケースの内部に締着してもよい。仕切り部は、布地パネルでよく、この布地パネルはクッションケース内側に締着され(例えば、縫い付ける)て躯幹部を枕部から分離し、この結果、これら2箇所の内体積部の内容物(例えば、詰め物)が分離されたままとなる。
本発明がいかに実施できるかをより好ましく例示するため、発明に係る旅行枕の好適かつ非限定的な実施の形態を添付の図面を参照して次のように説明する、此処において:
図1は発明に係る詰め物入りクッションの透視図を示す。 図2は図1の詰め物入りクッションの平面図を示す。 図3は図1の詰め物入りクッションの背面図を示す。 図4は図1の詰め物入りクッションの側面図であって、クッション(図示せず)の反対側からの図に対応する側面図を示す。 図5は図1から図4のクッションの第一の使用方法の正面図を示す。 図6は図5のクッションの第一の使用方法の側面図を示す。 図7は図5及び図6のクッションの第一の使用方法の背面図示す。 図8は図1から4のクッションの第二の使用方法の正面図を示す。 図9は図8のクッションの第二の使用方法の側面図を示す。 図10は図8及び図9のクッションの第二の使用方法の背面図を示す。 図11は枕部がわずかに平坦化された上方周辺端部を有するクッションの代替的な形状の正面図を示す。 図12は発明の他の実施の形態に係る部分的に解体したクッションの透視図であって、クッションの内体積部を2箇所に分離する内部仕切り部が存在するクッションの透視図を示す。 図13は図12のクッションの上面図であって、上部を人為的に取り除いて内部パネルと詰め物を顕わした上面図を示す。 図14は躯幹部を他の実施の形態より短くした本発明の実施の形態に係るクッションの図を示す。 図15A及び図15Bは本発明の更なる実施の形態に係るクッションの上面図と側面図であって、ユーザが調節可能に変形出来その屈曲形状が保持される直線状の躯幹部を備えるクッションの各図を示す。 図15A及び図15Bは本発明の更なる実施の形態に係るクッションの上面図と側面図であって、ユーザが調節可能に変形出来その屈曲形状が保持される直線状の躯幹部を備えるクッションの各図を示す。 図16から図19はそれぞれ本発明の更なる実施の形態に係るクッションの透視図を示す。 図16から図19はそれぞれ本発明の更なる実施の形態に係るクッションの透視図を示す。 図16から図19はそれぞれ本発明の更なる実施の形態に係るクッションの透視図を示す。 図16から図19はそれぞれ本発明の更なる実施の形態に係るクッションの透視図を示す。 図20は本発明の更なる実施の形態に係るクッションの背面図であって、クッションが折り畳み形状に固定できる締着手段を有するそのようなクッションの背面図を示す。 図21は図20のクッションの透視図を示す。 図22は図20と図21のクッションの正面図で、クッションが締着手段を用いて折り畳み形状に固定されたそのようなクッションの正面図を示す。 図23は本発明の更なる実施の形態に係るクッションの正面図で、クッションが折り畳み形状に固定できる締着手段を有するそのようなクッションの正面図を示す。 図24から図25Bは図23のクッションの正面図、側面図および透視図で、クッションが締着手段を用いて折り畳み形状に固定されたそのようなクッションの各図を示す。 図24から図25Bは図23のクッションの正面図、側面図および透視図で、クッションが締着手段を用いて折り畳み形状に固定されたそのようなクッションの各図を示す。 図24から図25Bは図23のクッションの正面図、側面図および透視図で、クッションが締着手段を用いて折り畳み形状に固定されたそのようなクッションの各図を示す。 図25Cと図25Dはそれぞれ個人の頭部を支持するために用いられた図23から図25Bのクッションの透視図を示す。 図25Cと図25Dはそれぞれ個人の頭部を支持するために用いられた図23から図25Bのクッションの透視図を示す。 図26Aから図26Cは本発明の更なる実施の形態に係るクッションの側面図、正面図および透視図で、クッションがクッション締着手段を用いて支柱に締着されるそのようなクッションの各図を示す。 図26Aから図26Cは本発明の更なる実施の形態に係るクッションの側面図、正面図および透視図で、クッションがクッション締着手段を用いて支柱に締着されるそのようなクッションの各図を示す。 図26Aから図26Cは本発明の更なる実施の形態に係るクッションの側面図、正面図および透視図で、クッションがクッション締着手段を用いて支柱に締着されるそのようなクッションの各図を示す。 図27Aから図27Cはそれぞれ本発明の更なる実施の形態に係るクッションの背面図で、クッションがクッション自体を物品に締着させる締着手段を有するそのようなクッションの背面図を示す。 図27Aから図27Cはそれぞれ本発明の更なる実施の形態に係るクッションの背面図で、クッションがクッション自体を物品に締着させる締着手段を有するそのようなクッションの背面図を示す。 図27Aから図27Cはそれぞれ本発明の更なる実施の形態に係るクッションの背面図で、クッションがクッション自体を物品に締着させる締着手段を有するそのようなクッションの背面図を示す。 図28Aから図28Cはそれぞれ図27Aから図27Bのクッションの透視図で、クッションはシートベルトに締着されるそのようなクッションの透視図を示す。図面において、同様の構成物は同様の参照記号が割り当てられている。 図28Aから図28Cはそれぞれ図27Aから図27Bのクッションの透視図で、クッションはシートベルトに締着されるそのようなクッションの透視図を示す。図面において、同様の構成物は同様の参照記号が割り当てられている。 図28Aから図28Cはそれぞれ図27Aから図27Bのクッションの透視図で、クッションはシートベルトに締着されるそのようなクッションの透視図を示す。図面において、同様の構成物は同様の参照記号が割り当てられている。 図29Aは本発明の更なる実施の形態に係るシートベルト・スリーブの正面図を示す。 図29Bと図29Cはそれぞれシートベルト回りに固定された図29Aのシートベルト・スリーブの正面図を示す。 図29Bと図29Cはそれぞれシートベルト回りに固定された図29Aのシートベルト・スリーブの正面図を示す。 図30はシートベルト回りに固定された図29Aから図29Cのシートベルト・スリーブの正面図を示す。 図31Aは本発明の更なる実施の形態に係る構成前の躯幹・スリーブの正面図を示す。 図31Bは図31Aに示す構成後の躯幹・スリーブの正面図を示す。 図32は本発明の先行の各実施の形態のいずれかに係るクッションの躯幹回りに位置決めされた図31Aと図31Bに示される躯管・スリーブの側面図を示す。 図33Aから図33Cは本発明の更なる実施の形態に係るクッションの正面図、透視図および側面図を示す。 図33Aから図33Cは本発明の更なる実施の形態に係るクッションの正面図、透視図および側面図を示す。 図33Aから図33Cは本発明の更なる実施の形態に係るクッションの正面図、透視図および側面図を示す。 図34は子供の頭部を支持するための子供が使用する図33Aから図33Cに示すクッションの透視図を示す。 図35Aと図35Bはそれぞれ先行の実施の形態のいずれかに係るスリーブ・躯管を含むクッションの正面図を示す。 図35Aと図35Bはそれぞれ先行の実施の形態のいずれかに係るスリーブ・躯管を含むクッションの正面図を示す。
発明を実施する形態
図1から図4は旅行用枕の透視図、正面図、背面図と側面図をそれぞれ示し、該旅行用枕はクッション形状で、頭部支持面(3)を画定する枕部(2)を備え、該頭部支持面(3)は一般的には直立座席にあるユーザの休止中の頭部を支持するよう順応的に配置される。クッションは、長手状の躯幹部(4)を有し、該躯幹部(4)は弾性的に柔軟な湾曲形状を画定しており、この形状は枕部(2)から延伸し躯幹部を枕部から遠端部にあたる自由端部に向かって全体的に鉤状に湾曲して形成されている。枕部は、躯幹部(4)から突出しており、これにより、頭部支持面は、躯幹部の長手部に対して全体的に横断する方向に延伸する。躯幹部の長手部は湾曲に倣う方向(すなわち、鉤状に湾曲するよう)に設定され、この湾曲方向は、頭部支持面(3)に隣接する躯幹部の終端部(6)の位置まで頭部支持面が延伸する方向に対し全体的に横断する方向となっている。
枕部(2)は、枕構造を画定する形状となっており、枕構造は、一側部(図示)において、実質的に半円形(例えば、"D"字形)の境界を規定する枕端部の周縁により境界づけられる頭部支持パネル部(3)を備える。頭部支持パネル部は、完全に平坦ではないが、枕構造の周辺部における隣接部より比較的に緩やか湾曲度を示す広い面を備えている。頭部支持パネル部の幅及び深さは、枕の一部を構成する枕構造の厚みの大きさを超えている。半円形状の枕周辺部のアーチ部は、鉤状の躯幹部の終端部(6)から最も遠いクッションの一端部において形成されており、他方、半円形状の枕周辺部の実質的に直線状部は鉤状の躯幹部の終端部に対し最も近接している。その結果、枕部の外方に出現する端部は湾曲部を有し、この湾曲部は、枕部とこの枕部から延伸する鉤状の躯幹部との位置づけを可能にし、これにより、ユーザは、端部によって実質的に阻害されることなくクッション全体の回転で簡単に調節できるようになっている。例えば、ユーザは、航空機の座席に着席の間により快適な位置を得ようとクッションを回転してもよく、この際、クッションの使用時には、枕部のアーチ状の周辺端部の一部が座席に当接するようになる。枕端部のアーチ形状性は、当該端部の隣接部が座席に当接することを可能にする、これは、ユーザがクッションを調節する行為により達成されるもので、枕部によって困難性や障害が生じることはない。
鉤状の躯幹部(4)は、クッションの継続して湾曲する長手部を画定しており、この長手部は枕部の後部(図3の7)から延伸するようにまた該後部を一体的に形成するものであり、この後部は頭部支持パネル部(3)を画定している側とは反対側に位置している。躯幹部は実質的に三日月形状である。躯幹部は、枕部の後部から径方向の背部又は峰部として出現しており、当該背部又は峰部は、実質的にアーチ状の周辺端部の中間領域から延伸し、枕部の後部に沿いかつ横断して、枕部の半円形の周辺端部における実質的に直線状の直径部分まで(また、それを超える部分まで)達している。
このように、躯幹部(4)は、枕部の裏面を2等分する峰部又は背部を出現させている。この形状によりクッションに強度が加わり、枕部分の相対的な位置決め及び配置、また、鉤状の躯幹部をより頑丈にかつ弾性が与えられている、すなわち、躯幹部に相対して枕部の弛み、変形、緩慢性等の傾向性が更に少ないものとなっている。また、隅凹部(図2の5A、5B)は、枕端部の直線状の直径部分において躯幹部と枕部との間の接続部によって画定されている。そのような各隅凹部は、ユーザの頭部の隣接部周りにクッションをより安定的に装着するのに供するように、ユーザの肩部を収容するのに役立っている。
峰部は、強度及び頑丈性を枕に加えているだけでなく、枕の厚み及び幅にも補助要素となっている。第一の方法で枕を使用するときには、顎部の下方に躯幹部をあて、厚みを有する峰部と躯幹部支持部とを下向き方向で肩部に渡って延伸させ、顎部の下方に割り込ませて、ユーザの肩部及び鎖骨の頂部上に対して配座し、これにより、枕が適切に位置決めされ、頭部は前かがみ加減に保持される。第二の方法で枕を使用するときには、肩部上の峰部の頂部の厚みは、頭部支持面に頭部を置いた際に、頭部を支えるのを支援するよう機能する。
鉤状の躯幹部は、アーチ形状を保ちながら枕部の後部を超える位置まで延伸している、これにより、躯幹部は、頭部支持パネル部の直線状の周辺端部を通り過ぎるように配向し、かつ枕部の頭部支持パネル部を越えて位置する終端部まで、パネル部に対して横切る方向に配向するようになっている。この意味で、鉤状の躯幹部の終端部は、頭部支持パネル部に対して"可視"状態であり、躯幹部がそこを越えて延伸することがないように、頭部支持パネル部から分離している。まとめて言えば、頭部支持パネル部とこの頭部支持パネル部に対しては可視状態である各躯幹部分が、ユーザの休息頭部側(頭部支持パネル部)を保持するよう設計された構造を構成しており、この構造により、頭部の下方部位(鉤状の躯幹部)又は顎下部の前頭部、若しくはユーザの首筋部における後頭部を同時に支えている。
図5から図7は、乗り物の椅子(12)に着席したユーザの肩部(11)に収まったクッションの前者における支持位置を示しており、この状態では、クッション部(2)の頭部支持パネル部(3)はユーザの頭部(9)の片側を支持しており、同時に、鉤状の躯幹部(4)は、ユーザの顎部(10)を支えるように頭部下方にかけられている。
図5に示すように、クッションのこの使用方法では、躯幹部(4)は、クッション・ユーザの顎部の下方を横切って、ユーザの顎部の中点を越える点まで延伸している。これにより、躯幹部(4)は、実質的にユーザ顎部の下方全体を支持する。
図6に示すように、クッションのこの使用方法では、枕部(2)は、実質的にクッション・ユーザの頭部の側部全体を横切って延伸する、すなわち、枕部(2)は、実質的にユーザの頭部の後部から実質的にユーザの頭部の前部まで、例えば、実質的にユーザの顔面の前部を越える位置まで延伸している。ユーザの耳は、枕部(2)によって完全にカバーされる。
図7に示すように、クッションのこの使用方法では、躯幹部(4)は、実質的にクッション・ユーザの首後部全体カバーしている、すなわち、躯幹部(4)は、首後部の左側からこの部分を横切って首後部の右側に向かって延伸し、これにより、左側から右側にかけての首後部の大部分が躯幹部(4)にカバーされることとなる。
したがって、クッションは、ユーザの首後部、ユーザ頭部の側部及びユーザ顎部の下側部に同時に接触してこれら各部位を支持している。
図8から図10は、乗り物の椅子(図示せず)に着席したユーザの肩部(11)に収まったクッションの後者の支持位置を示しており、この状態では、クッション部(2)の頭部支持パネル部(3)はユーザの頭部(9)の片側を支持し、同時に、鉤状の躯幹部(4)は、ユーザの首筋部(図10では、ユーザの背面図)を支持するよう頭部下方にかけられている。
先の支持位置と同様に、クッションは、ユーザの首後部、ユーザ頭部の側部及びユーザ顎部の下側部に同時に接触してこれら各部位を支持している。
クッションは、柔軟性の詰め材料を充填するケースの内容積部を密封する2箇所の縫い目(図1から図3の8C,8D)で結合される3枚の布地から構成されるクッションケースを備える。布地は、当業者が容易に入手可能なものとして、適当な強度と軽さを備えたクッションケースのための布地であればよい。
クッションの外表面は、フリース、面、デニム等で形成することができる。典型的には支持面(例えば、使用中のハイバック椅子)に対して静止するクッションの裏部は組込みタイプの滑り止め材料を有してよく、この滑り止め材料は滑りやすい革製椅子に着席して使用するときには大事な要素となりえる。
柔軟性の詰め材料は、限定されるものではないが、形状記憶発泡体、蕎麦の実、マイクロビーズ、又はその他の詰め材料の一以上の材料であってよい。3枚の布地のうちの2枚は、相互に鏡像の関係となるよう形成されており、また躯幹部及び枕部の後面(7)の対向する半部分をそれぞれ提供するよう形成される。これら2枚の布地は、躯幹部及び枕の後面(7)を2分するように躯幹部の長手方向に沿って伸びている一か所の縫い目(8D)で結合されている。3枚の布地のうちの3枚目は、頭部支持パネル部を画定しており、半円形周辺端部に沿って枕部を取り囲むように伸びている半円状縫い目(8C)で他の2枚の布地と結合されている。
選択的には、枕部の詰め材料と躯幹部内の詰め材料との間の仕切り部を形成する内部布地パネル部が備えられる。内部パネル部は個々の縫い目(8A、8B)によって2枚の布地と結合し、これら2枚の布地は枕の後面(7)の2箇所の半部分をそれぞれ画定しており、半部分は縫い目(8D)のそれぞれ対向する側で対称形をなすもので、縫い目(8D)はこれら2枚の布地を結合し、この構成において、各縫い目は、枕部の一の周辺部での半円形状縫い目から枕部の対向する他の周辺部での直線状の直径部分の縫い目まで頭部支持パネル部に結合することなく延伸している。この内部パネル部は、枕部と結合する躯幹部の端部をその結合対象となる枕部から分割している。
図12は部分的に分解したクッションの透視図で、頭部支持パネル部の一部は枕部に固定していないままであり、それにより内部仕切りパネル部(12)が現れている。破線(13)は、クッションケースに植設されることで躯幹部の内容積部を枕部の内容積部から隔離する内部パネル部の稜線を特定している。内部パネル部の周辺端部は、明示のため、クッションケースに植設しないものとして示されており、これにより躯幹部内に保持される詰め物(14)の一部が現れている。枕部の詰物(15)もまた示されている。内部パネル部と頭部支持パネル部とは、ひと度完全に植設されると、詰め物を包含することとなり、内部パネル部は、躯幹部の詰め物を枕部の詰物から完全に分離する。
図13は、図12のクッションの上面図を示し、その上部を人為的に取り除いて、内部パネル部と詰め物とを現している。
これまでの知見では、クッションにパネル仕切り部を設けることで下記のような利点が与えられる傾向がある。
布地のパネル仕切り部は、2つの分離した室を形成する、すなわち、枕部の面に沿って延伸する幹部の背部を含む躯幹部室と枕部室である。背部を画定する室が適当な詰め材料で隅々まで充填されると、強靭性を有しかつ形状の明確な背部が好ましく形成され、このような背部によりその形そのものが維持される(典型的にはパネル仕切り部無しのクッションよりそのような形状となる)。躯幹部室のこの背部部分は、詰め材料(マイクロビーズ、詰め物等)を躯幹部に閉じ込め、仮に仕切り部が無ければ詰め材料が拡散するであろう、そのような枕部室内への拡散も不能となっている。パネル部が無ければ、詰め材料の移動も許容することになり、繰り返し使用の後には変形及び弛みが発生する。
ユーザの顎部の下に躯幹部を配置してクッションを使用するとき、躯幹部のアーチ部及び枕部の一側部は肩のアーチ形状部分に収まり、枕部の頭部支持パネル部の中央領域は休止中の頭部の片側のためのクッションを形成している。これは、肩の上部及び枕部の下側に収まる厚みある背部により保持される。内部パネル仕切り部により、背部の強度及び形状が保持される。対照的に、パネル仕切り部が無いクッションでは、すなわち恐らくは形の整った背部無しでは、仕切り付きのクッションと同程度に頭部を支持することは無いであろう。そのような場合、潜在的には、ユーザの頭の重量によって、首部で歪が加えられる全領域を押しつぶすこととなろう。繰り返しの使用で、クッションの潰れ具合は悪化するであろう。同様の原理は、首筋周りに躯幹部を配置してクッションを使用するときにも当てはまる。ここで、躯幹部と枕部の側部とで形成されるアーチ部は肩回りにアーチ形に収まり、枕部は対角状に肩の前部に配置される。厚みある背部は肩の上部に置かれ、再び枕部と休息頭部を支持している。
そのため、内部パネル仕切りを設けることで2つの室が形成される。背部室と枕部室である。背部室には容量いっぱいまで詰め材料が充填されてよく、これにより、枕部の後部から外側に延伸する厚みある背部(および躯幹部)が形成される。後者の枕部室から仕切られているので、背部における詰め材料の量と厚みとが枕部室の形状に干渉することはない。枕部は、独立して詰め材料を充填してよく、この際、枕部はやや凹み形状にする(出っ張りの有る枕部は休止中の頭部にとっては快適性を損なうであろう)。逆に、枕後部で好ましく強度及び支持力を高めるパネル面仕切り部が無ければ、全体領域(枕部の前後部)に詰め材料を充填する必要がある。このようにすることで、枕の頂部が円錐形となり、枕部の領域が外側に膨張するであろう。この形状は休止中の頭部の快適性に資することはない。
ユーザの顎部下方又はユーザの首筋へ収納をより快適にするため、躯幹部を枕部から分離する躯幹部の横断面は一般的には卵形を成しており、この卵形は長めの長円軸に沿って形成され、そこでの躯幹の鉤形状の曲率の局部半径に平行している。その結果、躯幹部は、ユーザの顎部下方から延伸して支持域の提供に適合する寸法において、顎部から下方への延伸に適合する寸法よりも幅の広いものとなり、この状態では休止中のユーザの胸部と顎部との間に収納する際一般的にはより狭いスペースでも有効である。
躯幹部はまた終端部に向かって徐々に幅が狭まっている。
図14は本発明の実施の形態に係るクッションの図を示し、躯幹部は他の実施の形態より短い。
図15A及び図15Bは本発明の更なる実施の形態に係るクッションの上面図及び側面図を示し、該クッションは直線状の躯幹部(16)を備え、この躯幹部はユーザによって変形可能に調節されて湾曲形状が保持される。これにより、躯幹部は、ユーザにより調節可能に湾曲(例えば、鉤形状)されてその湾曲形状が保持されてよい。クッションは、躯幹部を実質的に直線状のものとして作製・販売してもよく、このとき、直線状の躯幹部はユーザの快適性に合わせて湾曲調節可能となっている。当業者にとっては明白であろう適切な発泡体又は軸方向/長手ワイヤ挿入物を躯幹部に収納又は当該躯幹部に沿って延伸させてもよく、この構成は、ユーザが使用中に変形させたい所与の形状を可逆的に又は調節可能に保持するのに役立つこととなる。このような挿入物は、枕部に隣接する躯幹部の一端部から他の終端(またはその近辺)まで延伸してもよく、更には、実質的に躯幹部の全長に沿ってクッションの一端部(またはその近辺)から他端部まで延伸してもよい。
図16は、本発明の好適な実施の形態に係る代替的なクッション形状を示す。特に、本実施の形態に係るクッション(17)は躯幹部(19)を備え、該躯幹部は湾曲した背部としてクッション(17)の枕部(21)から延伸しており、枕部(21)と躯幹部(19)の終端部(25)との間の躯幹部(19)の領域に、凡そ又は実質的に90度の比較的急峻な屈曲部(23)が形成されている。この実質的に90度の屈曲部(23)は躯幹部(19)の限られた領域に形成され、90度の屈曲部から躯幹部の終端部(25)まで延伸している躯幹部(19)の各部は実質的に直線状の輪郭形状に形成される。好適な実施の形態に係るクッション(17)の枕部(21)は、枕部(21)の本体内の頭部支持面(27)の下方位置に適当量の詰め物又は詰め材料をいれることで全体的に外方に膨らんでいる、全体的に凸状の頭部支持面(27)を出現させている。頭部支持面(27)及び枕部(21)自体は全体的に三日月形状である。
図17に本発明の更なる代替的な実施の形態を示す。本実施の形態では、躯幹部(29)には急峻な屈曲部(31)が形成されており、屈曲部(31)の双方側の躯幹部(29)の2部分はその間において鋭角(90度以下)を形成している。この鋭角の屈曲部(31)は、躯幹部(29)の比較的短い領域に渡って形成されており、枕部(33)から鋭角の屈曲部(31)に延伸する躯幹部(29)のそれら各部は緩やかに湾曲する背部を画定しており、鋭角の屈曲部(31)から躯幹部(29)の終端部(25)まで延伸する躯幹部(29)のそれら各部は全体的に直線状であるが、鋭角の屈曲部(31)から躯幹部の終端部(25)までのそれら領域において、躯幹部(29)の外方に出現する面(すなわち、凸形状)上に緩やかな湾曲部が設けられてよい。また、このさらなる実施の形態の枕部(33)は、ユーザの頭部を受け入れ、支持する凹部(37)をユーザに提供する凹状の頭部支持面(35)を画定している。
鋭角の屈曲領域(31)と躯幹部(29)の終端部(25)との間における躯幹部(29)の各部は全体的に線方向に延伸し、躯幹部(29)の終端部(25)を越える場合には、枕部(33)の頭部支持面(35)の凹面(37)を通過し、これにより、使用中において頭部支持面(35)の凹部(37)に位置しているときに、全体としてユーザの頭部の方向に指向することとなる。この配置は、使用時において、躯幹部の端部(25)をユーザの顎部下方又は首後部周りに対してより効果的に当接するのに資するものとなっている。
図18は、本発明の他の好適な実施の形態を示し、ここでは躯幹部(39)は全体として直線状の背部として枕部(41)から延伸し、また当該背部には鈍角の屈曲部(42)が形成されており、躯幹部(39)は、更に、この鈍角の屈曲部から躯幹部(39)の終端部(25)まで全体的に線状に延伸している。この例では、鈍角の屈曲部(42)で交わる躯幹部が成す角度は90度より大きい。更に、本好適な実施の形態の枕部(41)は全体的には"V"字状に形成されており、この形状では枕部(41)の2個の丸い突出物(43)が躯幹部(39)の背部から側方向に突出して180度未満の角度で交わっている、これにより、枕部(41)の丸い突出物(43)はクッションの躯幹部(39)の鈍角の屈曲部(42)方向に"垂下部"として現れている。
図19に示される本発明の更なる好適な実施の形態では、クッション(45)には全体として長円形又は矩形の枕部(47)が作製されており、この枕部(47)からは全体的に直線状の背部(49)が延伸し、かつ背部(49)の端部には屈曲部(51)が形成されており、ここで、屈曲部(51)に続く背部(49)の終端部(53)は棚状の終端面(55)を画定しており、この終端面(55)は、全体として枕部(47)の頭部支持面(57)に向かう又はそれを越えるような延伸方向を向いている。
図16から図19の実施の形態は、本発明に包含される枕部及び躯幹部の種類を示す例である。勿論、本発明は、図16から図19に示すもの以外の異なる枕部と躯幹部の組み合わせを包含する。例えば、図16の枕部は、図19の躯幹部と組み合わせることができる。代替的には、図17の枕部は、図18の躯幹部等と組み合わせることができる。
図20、図21及び図22は本発明の更なる好適な実施の形態を示しており、本実施の形態は本明細書に記載の代替的クッション形状のいずれか一つ、その幾つか又はその全てに適応可能であり、各締着装置(59)は、両側において、クッションの枕部(61)の終端部に固定される。特に、図20を参照すると、ヴェルクロ(Velcro(登録商標))フック・ベアリング・ストリップ(63)が、片側において枕部(61)の終端部及び枕部(61)の表面部上に取り付けられており、その表面部からは、クッションの躯幹部(65)の背部が全体的に延伸している(すなわち、枕部の頭部支持面に対向する側)。これに応じてまた全体的として対称的に、ヴェルクロ(Velcro(登録商標))フープ・ベアリング・ストリップ(67)が対向側の枕部(61)の他の終端部に配置され、該ストリップはヴェルクロ(Velcro(登録商標))フック・ベアリング・ストリップ(63)の面を受容するよう適合されており、当業者が容易に理解するであろう方法でそのストリップに係合されて締着される。輪部(69)は、枕部(61)の端部に形成され、該形成端部は躯幹部(65)の延伸元である前記端部の対向位置での枕部(61)の端部上において、枕部(61)の両終端部の中間に位置しており、この躯幹部(65)の延伸は上記の屈曲部を形成するように成されている。この輪部(69)はクッションが使用されていないときには、ユーザの手荷物あるいは物品(固定物)に締着可能なように備えられている。
図21に示すように、枕部(61)の両側の終端部をそれぞれ他方向の終端部に向けて折りたたむことで、ヴェルクロ(Velcro(登録商標))フック・ベアリング・ストリップ(63)をヴェルクロ(Velcro(登録商標))ループ・ベアリング・ストリップ(67)の環状の支持面に向けて引き出し、同時に枕部(61)に向けて躯幹部(65)の突出部を折りたたむことで躯幹部(65)が抱き込まれるように枕部(61)の2箇所の折りたたみ側部に包囲されて、図22に示すように完全に相互係合されたヴェルクロ(Velcro(登録商標))フック・ベアリング・ストリップ(63)とヴェルクロ(Velcro(登録商標))フープ・ベアリング・ストリップ(67)との作用で所定位置に整理される。このように、クッションは圧縮・丸め込み処理されて旅行者又はユーザの手荷物内に収納されるようにそのサイズが小さくされる。
使用しないときにヴェルクロ(Velcro(登録商標))ストリップ(63)を隠すため、ヴェルクロ(Velcro(登録商標))ストリップ(63)の上部に小片要素(60)が設けられてよい。この要素(60)は、ヴェルクロ(Velcro(登録商標))ストリップ(63)が結合可能なヴェルクロ(Velcro(登録商標))ループ・ベアリング・パッチでよい。代替的には、要素(60)は、ヴェルクロ(Velcro(登録商標))ストリップ(63)が収納可能な小さ目なポーチ、凹部又は開口部であってよい。
代替的な実施の形態では、ヴェルクロ(Velcro(登録商標))ストリップは他の締着手段に替えてよく、例えば、2個以上のマグネットでもよく、上記のヴェルクロ(Velcro(登録商標))ストリップ(63)と実質的に同じ位置に設けるか、又は異なる配置に位置決めしてもよい。もちろん、当業者に周知である他の締着手段をヴェルクロ(Velcro(登録商標))ストリップの適所に用いる事も可能であり、例えば、トグルとループを用いる止め付け又は一以上のポパー留め具を用いることができる。
図23、24、25A、25Bは発明の更なる好適な実施の形態を示し、図20から図22の各実施の形態に示す同様の原理を用いる。しかしながら、発明のこの代替的な実施の形態では、枕部(71)は、全体的にはより三角形状(概略的に言えば、また一般用語では)である頭部支持面(73)を出現させており、これによって、躯幹部(75)の延伸元である枕部(71)の側部において頭部支持面(73)の各端部が頂部で交わっており、該頂部は屈曲部に向かって先尖り状であり、180度未満の角度で躯幹部の一部分が突出している。これら2箇所の端部のそれぞれは実施的に直線状であるか緩やかに小さい角度で湾曲しており、この湾曲は端部の延伸先である枕部(71)の最外極端部と問題の頂部との間の長さに沿って成されている。枕部の両端側における終端部が結合する枕部(71)の最上端部はまた緩やかな凹状に湾曲しているか、又はその大部分が概ね直線状である。この意味するところは、枕部(71)の2つの対向する突起状の葉状部(77)が、躯幹テーパーの両側側から枕部(71)の各終端部における凡そ三角点に向かって延伸しているということである。このように、枕部(71)は、その頭部支持面において概ね三角形状であり、躯幹における屈曲部に最も近接する躯幹部において凡そ三角状の頂部に向かって先細り形状となっている。
結果として、枕部(71)の各葉状部(77)が互いの方向に折り曲げられるとき、躯幹部(75)の屈曲部が同時に折り曲がることはなく、枕部の2つの葉状部(77)を図24に示すように交わりさせてもよく、これにより、頭部支持面の各部分を押圧して直接に接触させて、図20から図22を参照して説明したようにヴェルクロ(Velcro(登録商標))ファスナー(63,67)を用いた状態で枕部(71)の葉状部(77)を一体に保持するようにすることができる。図23から図25Bに示すヴェルクロ(Velcro(登録商標))ファスナーの配列は実質的に図20から図22に示すものと同じである。
結果として、枕部(71)の葉状部(77)は、図24、図25A及び図25Bに示すように一体に保持され、図25A及び図25Bに示すように新規かつ有用な枕構造が提供され、ここでは枕の湾曲状の躯幹部(75)は継続的にその本来の目的に役立つものであるが、枕部(71)の後面は、従前では頭部支持面としての使用を意図したものではないが、本形態では枕部の閉塞した葉状部(77)の何れかの側部において頭部支持面として使用してもよい。図25C及び図25Dにこのクッションの新規な使用例を示す。
図26A、図26B及び図26C、図27A、図27B、及び図27C並びに図28A、図28B及び図28Cは本発明の更なる好適な実施の形態を示し、ここでクッション(79)は締着装置(81)を備え、この締着装置(81)はクッション(79)を長手状支持構造(83)に締着する際に用いられ、該長手状支持構造(83)は支持ポール又はシートベルト・ストラップのようなものである。図26Aから図26Cはクッション(79)を支持ポール(83)に締着する際の締着装置(81)の使用について示しており、他方、図28Aから図28Cは使用中のシートベルトのストラップにクッションを締着する際の締着装置の使用について示している。
図27Aから図27Cを参照すると、クッション(81)は第一の締着パネル(85)を備え、当該締着パネル(85)は、全体的に長手状のパネルであり、長手状のパネルの一端部において躯幹部の長手状の背部に締着されており、躯幹部は、背部の方側において当該背部と平行して延びている。第一のパネルの第一の面にはヴェルクロ(Velcro(登録商標))フック・ベアリング材のストリップ(87)が付着しており、ストリップ(87)は、第一のパネル(85)の長手方向さに沿って延伸している。同様に、第二の締着パネル(89)は長手状の構造体として設けられており、当該締着パネル(89)はクッション(81)の背部に締着されるものであってあるが、この締着は第一のパネル(85)が同時に締着される背部の側部とは反対側の側部で第一のパネルと正確に重ね合わせられて行われる。加えて、ヴェルクロ(Velcro(登録商標))ループ・ベアリング材のストリップ(91)は第二のパネル(89)の一側部に付着され、このときストリップ(91)は第二のパネル(89)を適切に位置決めすることで位置決め可能となっており、同様に第一のパネル(85)が同時に適切に位置決めされるときには、第一のパネル(85)上のヴェルクロ(Velcro(登録商標))フック・ベアリング・ストリップ(87)と係合することとなる。第二のパネル(89)は、その側部において背部と結合された第二のストリップの長手状の端部に隣接する背部の各部に沿って背部の中央部を覆うような折り曲げに順応しており、続いて第一のパネル(85)も同様に背部の同じ部位を覆う様な折り曲げに順応しており、第二のパネル(85)上の外方出現のヴェルクロ(Velcro(登録商標))ループ・ベアリング・ストリップ(87)は第一のパネル(89)上のヴェルクロ(Velcro(登録商標))フック・ベアリング・ストリップ(91)と係合して相互に結合締着する。このように、図27B、図27Cに示すように、折り曲げの際には、第一のパネル(85)及び第二のパネル(89)はこれらパネルとパネルが覆う背部の部分との間の長手状の物体(83)を抱き込むように包囲してよい。
抱き込み包囲された長手状の物体(83)はこのようにしかるべき位置に保持されて把持される。第一の例では、図26A、図26B、図26Cに示すように、長手状の物体(83)は柔軟なポールであり、このポールは好適な柔軟材料で構成されてよく、これにより、ユーザの体が回旋するときにある程度この回旋に順応できるようにユーザがこのポールを可撓させることができるものであるが、この柔軟度は容易にポールが崩壊してしまうほどのものではないものとする。ポールは、実質的にその長手方向に沿って円筒状であってよい。支持ポールは、充分長くてよい、すなわち、着席時にユーザ身体の胴に沿うクッション(81)からユーザ身体の脚部まで延伸するほどの長さである。このようにして、ユーザは、腕部で支持ポールの中央部を抱きかかえ、大腿部で支持ポールの下部終端部を抱きかかえてよく、これにより、図26Cに示すようにユーザの頭部片側でクッションを適所に保持することに資するものとなっている。
代替的な使用では、締着装置のパネル(85,89)に包囲される長手状の構造体(83)は、自動車又は他の乗り物にユーザが着席した際のシートベルトの斜め掛けストラップであってもよく、そのような斜め掛けシートベルト・ストラップは、図28Cに概略的に示すように、ユーザの肩部を横切りさらに胴部を横切って身体の反対側においてユーザの尻部まで伸長するものである。もう一度繰り返すと、図28Aから28Cに示すように、このシートベルトの斜め掛けストラップは、使用中においてユーザの頭部片側でクッションを保持することができる。
上述の何れかの実施の形態に係るクッションをシートベルトのような製品に締着させる代替的な各締着手段を図29Aから図32に示す。
締着手段は、シートベルトのような製品の周囲に位置決めするための管状構造体又はスリーブを得ることができるように、折りたたみ可能なパネル構造体(101)を含んでいる。図29Aに示すように、本実施形態のパネル(101)は、パネル(101)の角部に向って位置決めされている4個の締結手段(103)を有している。これら締結手段のうちの2個はパネル(101)の第一の側部に、残りの2個はパネル(101)の第二の側部に位置決めされている。各締結手段は、パネルの第一の側部に位置決めされるヴェルクロ(Velcro(登録商標))フック・ベアリング・パッチ又はストリップ(105)により構成され、これらヴェルクロ(Velcro(登録商標))フック・ベアリング・パッチ又はストリップ(105)は、パネルの第二の側部に位置決めされるヴェルクロ(Velcro(登録商標))フック・ベアリング・パッチ又はストリップ(107)に対応する。
図29Bに示すように、パネル(101)は、シートベルト(109)の第一の側部に当接して位置決めすることができる。ヴェルクロ(Velcro(登録商標))フック・ベアリング・パッチ又はストリップを有するパネルの第一の部分(111)はシートベルト(109)の第二の側部を覆うようにシートベルト(109)一面に渡って折りたたむことができる。そして、図29Cに示すように、ヴェルクロ(Velcro(登録商標))フック・ベアリング・パッチ又はストリップ(105)を有するパネル(101)の第二の部分(113)は、シートベルト(109)の第二の側部を覆うように、またパネル(101)の第一の部分(111)と重畳するようにシートベルト(109)一面に渡って折り畳むことができる。図29Bに示すように、ヴェルクロ(Velcro(登録商標))フック・ベアリング・パッチ又はストリップ(105)は、パネル(101)の第二の部分(113)がパネル(101)の第一の部分(111)と重畳するように折りたためられるときに、ヴェルクロ(Velcro(登録商標))フック・ベアリング・パッチ又はストリップ(105)がヴェルクロ(Velcro(登録商標))フック・ベアリング・パッチ又はストリップ(107)と重畳かつ接触するように位置決めされる。このようにして、パネルは、図29Cに示すように、シートベルト(109)周りのスリーブ/チューブ構成体に確実に締結される。
もちろん、ヴェルクロ(Velcro(登録商標))パッチ又はストリップの他の配置手段、あるいは当業者が周知の他の締結手段を用いることが出来、これによりスリーブ/チューブ構成体におけるシートベルト(109)周りにパネル(101)を確実に締結する
図29Cに示すように、パネル(101)はその表面に大きめのヴェルクロ(Velcro(登録商標))フック・ベアリング・ストリップ(115)を有し、これによりパネル(101)がシートベルト(109)回りのスリーブ/チューブ構成体として形成されるときは、この大きめのヴェルクロ(Velcro(登録商標))フック・ベアリング・ストリップ(115)がスリーブの外表面上に可視化されて出現することとなる。後述するように、この大きめのヴェルクロ(Velcro(登録商標))フック・ベアリング・ストリップ(115)はクッションをスリーブに固着するために使用される。もちろん、複数の小さめのヴェルクロ(Velcro(登録商標))パッチ又は他の締着手段を大きめのヴェルクロ(Velcro(登録商標))ストリップ(115)に替えて使用できる。
このようにして、図30に示すように、パネル(101)はシートベルト(109)周りのスリーブ状に形成できる。このスリーブは、例えば、シートベルト(109)に沿ってスリーブを滑動することで、ユーザによってシートベルト(109)に沿って移動することができる。代替的には、スリーブはシートベルト(109)を緊密に把持してよく、これによりスリーブは実質的にシートベルト(109)上で位置決めされたままとなる。
図31Aに示すように、締着手段の第二の部分は、前記何れかの実施形態に係るクッションの躯幹部の周りに位置決め可能な着脱自在の管状スリーブを形成するように折り畳み可能なパネル構造体(121)を含んでいる。図31Aに示すように、パネル(121)は、対応する第一の部分(123)と第二の部分(125)とを有する。大きめのヴェルクロ(Velcro(登録商標))フープ・ベアリング・ストリップ(127)はパネル(121)の第二の部分(125)上に形成される。このヴェルクロ(Velcro(登録商標))フープ・ベアリング・ストリップはシートベルトのスリーブ部上の大きめのヴェルクロ(Velcro(登録商標))フック・ベアリング・ストリップ(115)と係合かつ締着するためのものである。
当該パネル構造体を折り畳むことで、パネル(121)は管状スリーブ(129)となるように形成され、これにより、第一の部分(123)と第二の部分(125)とは重畳し(外側にはヴェルクロ(Velcro(登録商標))ストリップ(127)を備える)、各端部(A)に沿ってこれら第一の部分(123)及び第二の部分(125)は固着する。例えば、各端部(A)を縫合することができる。このようにして、スリーブ(129)には、その外表面にヴェルクロ(Velcro(登録商標))フープ・ベアリング・ストリップが形成される。図31Bに完成品としてのスリーブ(129)が示される。
図32に示すように、完成品のスリーブ(129)は、上述の何れかの実施の形態に係るクッションの躯幹部(130)に渡って位置決め可能である。これは、クッションの躯幹部(130)沿ってスリーブ(129)を滑動することで達成されてもよい。図32に示すように、ヴェルクロ(Velcro(登録商標))フープ・ベアリング・ストリップ(127)はスリーブ(127)の外側に位置決めされ、躯幹部(130)の方側に向けられる、すなわち、躯幹部(130)の中心線から離間する方向に向けられる。スリーブ(127)はクッションの躯幹部(130)に渡って引き上げられて背部の裏側の大部分を覆うが、この被覆は枕部の両側下方から枕前部に至る個所から躯幹部の頂部が躯幹部に結合する領域まで達する。
第二のヴェルクロ(Velcro(登録商標))フープ・ベアリング・ストリップは、ヴェルクロ(Velcro(登録商標))フープ・ベアリング・ストリップ(127)(図示せず)と直接に対向しかつ重畳するように、パネル(121)の第二の側部で位置決めされる。このようにして、スリーブ(129)は裏返すことができ、これにより、身体の左側から体を横断して延伸するシートベルトと体の右側から体を横断して延伸するシートベルトとの双方で使用可能となる、すなわち、スリーブ(129)は、いずれの方向において締着するシートベルトに使用することができる。
図35A及び図35Bは、使用中の締着手段の双方部分の組み合わせを示す。これら図に示されるように、スリーブ(129)は躯幹部(130)周りに位置決めされ、ヴェルクロ(Velcro(登録商標))フープ・ベアリング・ストリップは可視状態で躯幹部(130)の一側部に対して位置決めされている。パネル(101)は、シートベルト(129)周りのスリーブ状に形成し、パネル(101)上のヴェルクロ(Velcro(登録商標))フック・ベアリング・ストリップ(115)がスリーブ(129)上のヴェルクロ(Velcro(登録商標))フープ・ベアリング・ストリップ(127)と接触して固着するように位置決めされる。これにより、クッションは、躯幹部(130)周りのスリーブ(129)を介してまたシートベルト(129)周りのスリーブを介してシートベルト(129)と結合固着される。上述のように、逆の手法で締着するシートベルトを有するクッションの使用が望ましいときは、スリーブ(129)は躯幹部(130)上に位置決めされる前に裏返しすることが可能である。
図28A、図28B、図28Cに示すように、躯幹部(129)の後部に対向するように、着脱可能なスリーブ(129)上にヴェルクロ(Velcro(登録商標))パネルを有する利点としては、シートベルトが枕の背部の側部に沿って状態よく静止すること、ユーザが正しい角度を得るまで枕を再度位置決めする際により柔軟性があること、及びシートベルトにおける使用でない時にはスリーブを取り外すことが可能であることがあげられる。
図33Aから図34まではクッションの代替的な実施の形態を示す。このクッションの実施の形態は特に子供用枕として使用することを意図したものであるが、枕は子供が使うこととしているが、このような使用に限定されるわけではない。図33Aに示すように、本実施形態のクッション(141)は枕部(143)を有しているが、この枕部は前述の幾つかの実施の形態での形状とは異なる。特に、枕部(143)は、前方から見たときは概ねU字状であり、枕部(143)から躯幹部(147)の終端部の方に向けて延伸した耳部(145)を備えている。
このようにして、枕部(143)は、子供が頭部をのせて休止するために大きめの枕部(143)を提供するように、上述の幾つかの実施の形態での枕部より大きくてよい。延伸した耳部(145)は、ユーザの頭部又は首部の後部でより広い領域を覆うのに有効であり、躯幹部(147)は子供の首回り又は顎回りの巻きつけに対し有効なように構成される。
図33B及び図33Cに示すように、枕部(143)の中央部は、躯幹部(147)上で明示的なアーチ形状部(149)を形成する。このアーチ形状部(149)により、使用中において子供の首回りにより鉤状に湾曲してクッションを装着することができ、これは、クッションをより適所に維持することに資する。
図34に示すように、子供の使用のために代替的な形状に枕部を形成するように枕の各側部(145)が共に折り畳まられるとき、その中間部において他のアーチ部が形成され、これにより、子供の首回りに対してクッションが快適にはまり込むことになる。
躯幹部(147)が顎部の下方に収まるようにクッションを使用するとき、子供らにとっては枕を適所に維持するのは扱いづらいとわかるであろう。したがって、本実施形態の枕は、好ましくは前記シートベルト締着手段と共に使用される、それによりクッションはユーザに対して適所に固着でき、ユーザの頭部に対して効果的なクッションが形成されることとなる。
上述の実施の形態は発明の実施の例証的であるが非限定的な例を提供することを意図するものであり、当業者が容易に自明と推量するであろう上述の要素の修正、変更および等価的構成は、例えば、請求項により定義されるように、発明の範囲に包括されることは理解されよう。
本発明は、少なくとも以下の(1)〜(34)に関する発明を含む。
(1)
クッションのユーザの頭部の支持に有効な枕部と、
前記枕部から離間して延伸し、ユーザの顎部の支持に有効な長手状躯幹部と、
を備えるクッションであって、
前記枕部は、首後部の中点から少なくともユーザの耳部に接触する位置までは3センチメートル未満で枕部により頭部を支持されるユーザの少なくとも首後部上の位置からの延伸に有効な形状に形成され、
前記枕部のこの使用において、前記躯幹部はユーザの顎部に向かって枕部から離間して延伸する、
クッション。
(2)
前記躯幹部は、前記枕部によって前記頭部を支持されている前記ユーザの顎部の下方側部の接触に有効なように構成される、
項目(1)に記載のクッション。
(3)
前記枕部は、前記躯幹部の長手方向を横断するように前記躯幹部から突出している、
項目(1)又は項目(2)に記載のクッション。
(4)
前記枕部は、前記躯幹部の2つの対向する側部からの前記躯幹部の長手方向を横断するように前記躯幹部から突出している、
項目(1)から項目(3)のいずれかに記載のクッション。
(5)
前記枕部は、前記躯幹部の長手方向の第一の端部において形成される、
項目(1)から項目(4)のいずれかに記載のクッション。
(6)
前記クッションは、使用中において、前記枕部によって前記頭部を支持されている前記ユーザの肩部との係合に適合した凹部を有している、
項目(1)から項目(5)のいずれかに記載のクッション。
(7)
前記凹部は、前記躯幹部と前記枕部の周縁部との結合部により画定される、
項目(6)に記載のクッション。
(8)
前記躯幹部は、前記躯幹部の長手方向の第二の端部に向かって先細りになっている、
項目(5)に記載のクッション。
(9)
前記枕部がユーザの頭部のいずれの側からでも当該ユーザの頭部を支持するのに有効となるように、前記クッションは実質的に対称形である、
項目(1)から項目(8)のいずれかに記載のクッション。
(10)
前記クッションは、前記枕部を2分しかつ前記躯幹部を含む平面について実質的に対称形である、
項目(9)に記載のクッション。
(11)
前記枕部の第一の側部が前記クッションのユーザの頭部の支持に有効な面を提供し、
前記躯幹部は、前記第一の側部に対向する前記枕部の第二の側部から当該枕部より離間するように延伸する、
項目(1)から項目(10)のいずれかに記載のクッション。
(12)
前記躯幹部は湾曲形状に形成されるか、又は前記躯幹部に屈曲部が形成される、
項目(1)から項目(11)のいずれかに記載のクッション。
(13)
前記躯幹部は、前記枕部によって頭部を支持されているユーザの顎部の下方側を横切って延伸するのに有効なように構成される、
項目(1)から(12)のいずれかに記載のクッション。
(14)
前記枕部は、前記枕部によって頭部を支持されているユーザの首後部の大部分を覆うのに有効な形状に形成される、
項目(1)から項目(13)のいずれかに記載のクッション。
(15)
前記枕部は、前記枕部によって頭部を支持されているユーザの頭部片側の実質的に後部から当該頭部片側の実質的に前部に至る延伸に対して有効な形状に形成される、
項目(1)から項目(14)のいずれか1項に記載のクッション。
(16)
前記枕部の内容積部を前記躯幹部の内容積部から分離する内部仕切り部を備える、
項目(1)から項目(15)のいずれかに記載のクッション。
(17)
前記躯幹部は、長手方向の一部分に屈曲部を形成し、
前記一部分における屈曲の度合いは、前記躯幹部の他の部分に形成されたいずれの屈曲の度合いより大きい、
項目(1)から項目(16)のいずれかに記載のクッション。
(18)
前記クッションは、折り畳み状態の前記枕部を維持するように互いに締着可能である2つ以上の締着手段を備える、
項目(1)から項目(17)のいずれかに記載のクッション。
(19)
前記躯幹部は、ユーザによって、前記躯幹部に湾曲部又は屈曲部を形成できるように調節可能で変形可能であり、当該変形後、前記湾曲部又は屈曲部は実質的に維持される、
項目(1)から項目(18)のいずれかに記載のクッション。
(20)
前記クッションはその外表面の一部に形成される滑り止め材を備える、
項目(1)から項目(19)のいずれかに記載のクッション。
(21)
前記枕部は、首後部の中点から少なくともユーザの耳部の中点を覆うところまでは3センチメートル未満である枕部により頭部を支持されるユーザの少なくともユーザの首後部上の位置からの延伸に有効な形状に形成される、
項目(1)から項目(20)のいずれかに記載のクッション。
(22)
前記枕部は、当該枕部により頭部を支持されるユーザの少なくとも首後部の中点から少なくともユーザの耳部に至るまでの延伸に有効な形状に形成される、
項目(1)から項目(21)のいずれかに記載のクッション。
(23)
前記躯幹部もまた前記ユーザの首後部の支持に有効である、
項目(1)から項目(22)のいずれかに記載のクッション。
(24)
前記躯幹部は、ユーザの首後部周りに引掛けるのにもまた有効となるよう構成される、
項目(1)から項目(23)のいずれかに記載のクッション。
(25)
前記枕部は、当該枕部により頭部を支持されるユーザの少なくとも顎部の片側から少なくともユーザの耳部に接触するまでの延伸にもまた有効な形状に形成される、
項目(1)から項目(24)のいずれかに記載のクッション。
(26)
柔軟性材料を詰め込み又は充填されるクッションケースを備える、
項目(1)から項目(25)のいずれかに記載のクッション。
(27)
項目(1)から項目(26)のいずれかに記載のクッションを画定するように、柔軟性の詰め材料を充填可能に構成及び配置された、
クッションケース。
(28)
項目(1)から項目(25)のいずれかに記載のクッションを画定するよう膨脹可能なクッションケースを備える膨脹型クッション。
(29)
前記枕部は、前記躯幹部の一端部で形成される側方拡大部により画定され、前記側方拡大部は、前記躯幹部から突出して前記躯幹部の両側を横断するように延伸し、前記躯幹部に隣接の頭部支持面を画定する終端面を出現させ、
前記クッションは、ユーザの頭部及び首部の下方後部を休止させるためのクッションを形成するように、当該クッションのユーザの顎部の下方に前記躯幹部が引掛けられるときに、前記頭部支持面が、ユーザの眼部に隣接する方向においてユーザの頭部片側に沿って対角状に位置決めされ、かつユーザの耳部を過ぎて下方に延伸し、頭部支持面の一部が、ユーザの頭後部の後方で屈曲されて湾曲するように構成される、
項目(1)から項目(26)のいずれかに記載のクッション。
(30)
前記枕部は、前記頭部支持面が前記躯幹部の長手部に対して全体的に横断する方向に延伸するように前記躯幹部から突出し、前記躯幹部の長手部は、前記頭部支持面に隣接する前記躯幹部の終端部を位置決めするように前記頭部支持面に対し全体的に横断する方向に屈曲する、
項目(29)に記載のクッション。
(31)
前記躯幹部は、この躯幹部の長手方向に沿って実質的かつ継続的に湾曲する屈曲部を画定する、
項目(1)から項目(30)のいずれかに記載のクッション。
(32)
前記内部仕切り部は、前記枕部に結合する前記躯幹部の端部をこの躯幹部が結合する前記枕部から分離するように位置決めされる、
項目(16)に記載のクッション。
(33)
項目(1)から項目(32)のいずれかに記載の旅行枕。
(34)
添付の図面を参照して実質的にいずれかの実施の形態において説明したクッション。

Claims (24)

  1. 前部と、逆向きの後部を有する枕部であって、前記枕部は、前記前部上に支持面を有し、前記支持面は、前記枕部の休止形状において凹面であり、ユーザの頭部を支持するように構成される枕部と、
    前記枕部から離間して延伸する長手状躯幹部であって、前記長手状躯幹部は前記枕部の遠位の末端と、前記枕部の近位の領域とを有し、前記長手状躯幹部は、前記末端が前記領域の前方に位置するように前方に湾曲した構成の休止形状を有する長手状躯幹部と、
    を備える、
    クッション。
  2. 前記長手状躯幹部は、前記枕部によって頭部を支持されているユーザの顎部の下側に接触するように構成される、
    請求項1に記載のクッション。
  3. 前記枕部は、前記長手状躯幹部の長手部を横断するように前記長手状躯幹部から突出している、
    請求項1に記載のクッション。
  4. 前記枕部は、前記長手状躯幹部の長手部を横断するように前記長手状躯幹部の両側から突出している、
    請求項1に記載のクッション。
  5. 前記枕部によって頭部を支持されているユーザの肩と係合するように構成される凹部をさらに備える、
    請求項1に記載のクッション。
  6. 前記凹部は、前記長手状躯幹部と前記枕部の周縁部との結合部により画定される、
    請求項5に記載のクッション。
  7. 前記長手状躯幹部は、前記末端に向かって先細りになっている、
    請求項1に記載のクッション。
  8. 前記枕部は実質的に対称形であり、ユーザの頭部のいずれの側からでも当該ユーザの頭部を支持するように構成されている、
    請求項1に記載のクッション。
  9. 前記枕部を2分しかつ前記長手状躯幹部を含む平面について実質的に対称形である、
    請求項8に記載のクッション。
  10. 前記長手状躯幹部は、前記枕部の後部から離間して延伸する、
    請求項1に記載のクッション。
  11. 前記長手状躯幹部は、前記枕部の前記後部を超えて延伸する背部として前記枕部の前記後部から生じる、
    請求項1に記載のクッション。
  12. 前記長手状躯幹部は弾性的に柔軟な屈曲部を画定する、
    請求項1に記載のクッション。
  13. 前記長手状躯幹部は、前記枕部によって頭部を支持されているユーザの顎部の下側を横切って延伸するように構成される、
    請求項1に記載のクッション。
  14. 前記枕部の内容積部を前記長手状躯幹部の内容積部から分離する内部仕切り部をさらに備える、
    請求項1に記載のクッション。
  15. 前記長手状躯幹部には、長手方向の長さの一部分に屈曲部が形成され、
    前記一部分における屈曲の度合いは、前記長手状躯幹部の他の部分に形成されたいずれの屈曲の度合いより大きい、
    請求項1に記載のクッション。
  16. 前記枕部の折り畳み状態を維持するように互いに締着可能である2つ以上の締着手段をさらに備える、
    請求項1に記載のクッション。
  17. 前記長手状躯幹部は、前記長手状躯幹部にカーブまたは屈曲部が形成されるよう、ユーザによって調節可能に変形可能であり、前記カーブまたは前記屈曲部は変形後も実質的に維持される、
    請求項1に記載のクッション。
  18. 外表面の一部に形成される滑り止め材をさらに備える、
    請求項1に記載のクッション。
  19. 前記枕部は、前記長手状躯幹部の一端部に形成される側方拡大部により画定され、前記側方拡大部は、前記長手状躯幹部から突出して前記長手状躯幹部の両側を横断するように延伸し、前記長手状躯幹部に隣接する前記支持面を画定する終端面を出現させる、
    請求項1に記載のクッション。
  20. 前記枕部は、前記支持面が前記長手状躯幹部の長手部に対して概ね横断する方向に延伸するように前記長手状躯幹部から突出し、前記長手状躯幹部の前記長手部は、前記支持面に対し概ね横断する方向に屈曲し、これによって前記支持面に隣接する前記長手状躯幹部の前記末端を位置決めする、
    請求項19に記載のクッション。
  21. 前記長手状躯幹部は前記長手状躯幹部の長手方向の長さに沿って実質的に連続したカーブした屈曲部を画定する、
    請求項1に記載のクッション。
  22. 柔軟性の材料が充填されたまたは詰められたクッションケースをさらに備える、
    請求項1に記載のクッション。
  23. 請求項1に記載のクッションを画定するよう膨脹可能なクッションケースを備える膨脹式クッション。
  24. 前記枕部は前記長手状躯幹部よりも幅広である、
    請求項1に記載のクッション。

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