JPH08336028A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH08336028A
JPH08336028A JP7140131A JP14013195A JPH08336028A JP H08336028 A JPH08336028 A JP H08336028A JP 7140131 A JP7140131 A JP 7140131A JP 14013195 A JP14013195 A JP 14013195A JP H08336028 A JPH08336028 A JP H08336028A
Authority
JP
Japan
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reply
telephone number
station
telephone
document
Prior art date
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Pending
Application number
JP7140131A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Furuichi
浩司 古市
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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Publication of JPH08336028A publication Critical patent/JPH08336028A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、短縮ダイヤル等に登録された電話
番号を更新してしまうことなく、受信文書の送信元に簡
単な操作で返信することができる操作性および使用性の
高いファクシミリ装置を提供することを目的としてい
る。 【構成】 ファクシミリ受信時に、相手局から伝送され
る局番号情報CSI情報を検出し、この局番号情報CS
I情報を検出した順に局番号情報CSI記憶部14に順次
記憶し、返信キー18によって返信することを指定する
と、局番号情報CSI記憶部14から一番最後に文書を受
信した相手局を読み出して、相手局に自動的に発呼する
ようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置に関
し、詳しくは、ファクシミリ受信後に送信元のファクシ
ミリ装置に対して簡単な操作を行なうのみで返信するこ
とができるファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ファクシミリ装置にあっては、
相手先に文書を送信する際には、相手先の電話番号を記
憶部に記憶し、再度同じ相手先に文書を送信するとき
に、リダイヤルボタンを押下して発呼を行なうことによ
り、送信操作の簡略化を図っている。
【0003】また、送信時以外に、ファクシミリ受信時
に受信した文書を再度受信した相手先に返信するように
して返信時の操作性の簡略化を図るようにしたものがあ
り、このような態様のものとして、例えば特開平4ー2
39875号公報に記載されたようなものが知られてい
る。このものは、文書を送信する時、相手先電話番号を
相手先番号記憶に記憶し、再度同じ相手に送信すると
き、短縮番号を用いて発呼するファクシミリ装置であっ
て、文書を受信したとき、相手先電話番号を検出する検
出手段と、前記相手先番号記憶手段をクリアした後に検
出した相手先電話番号を相手先番号記憶手段に登録する
相手先電話番号制御手段と、を備え、送信または受信時
の相手先電話番号を記憶しておき、受信した文書を相手
先に返信するとき、短縮番号を使用することにより、送
信時だけでなく返信時にも操作を簡単に行なうことがで
きるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のファクシミリ装置にあっては、受信時に相手
先番号記憶手段をクリアした後に検出した相手先電話番
号を相手先番号記憶手段に登録するようにしていたた
め、操作者が短縮ダイヤルに登録していて保存しておき
たい相手先番号も、受信動作をする度に新しい相手先番
号に更新されてしまい、使用性が非常に悪いという問題
があった。
【0005】また、宛先間違いの文書を受信した場合に
は、その発信元を検索するために短縮ダイヤルキーを1
個ずつ押下しなければならないため、検索が非常に面倒
なものとなってしまった。また、送信元の宛先に送信先
が間違っていることを伝えるために、その旨を記載した
原稿を操作者が新たに作成して送信しなければならない
ため、返信に際して多大な時間と労力を要してしまうと
いう問題があった。
【0006】そこで請求項1記載の発明は、短縮ダイヤ
ル等に登録された電話番号を更新してしまうことなく、
受信文書の送信元に簡単な操作で返信することができる
操作性および使用性の高いファクシミリ装置を提供する
ことを目的としている。請求項2記載の発明は、受信文
書の中から所望する送信元の電話番号を簡単に検索する
ことができるとともに、その送信元に簡単な操作で返信
することができる操作性および使用性の高いファクシミ
リ装置を提供することを目的としている。
【0007】請求項3記載の発明は、受信文書から送信
元の電話番号がわからない場合であっても、その送信元
の電話番号を簡単に検索することができるとともに、そ
の送信元に簡単な操作で返信することができる操作性お
よび使用性の高いファクシミリ装置を提供することを目
的としている。請求項4記載の発明は、宛先間違いの文
書を受信した場合に、その送信元に簡単な操作で返信す
ることができるとともに、その送信元に宛先間違いであ
る旨の返信文書をオペレータが作成することなく自動的
に伝えることができる操作性および使用性の高いファク
シミリ装置を提供することを目的としている。
【0008】請求項5記載の発明は、受信文書から宛先
間違いの文書の電話番号を簡単に検索してその送信元に
簡単な操作で返信することができるとともに、その送信
元に宛先間違いである旨の返信文書をオペレータが作成
することなく自動的に伝えることができる操作性および
使用性の高いファクシミリ装置を提供することを目的と
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するために、ファクシミリ受信時に、相
手局から伝送される電話番号情報を検出する検出手段
と、該検出手段によって検出された電話番号情報を検出
した順に順次記憶する独立した電話番号記憶手段と、キ
ー入力によって返信することを指定する返信指定手段
と、該返信指定手段によって返信が指定されると、前記
電話番号記憶手段から一番最後に受信した文書の相手局
を読み出して、該相手局に自動的に発呼するように制御
する制御手段と、からなることを特徴とするものであ
る。
【0010】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項1記載の発明において、前記電話番号
記憶手段に記憶された複数の電話番号を検索して読出す
読出手段と、該読出手段によって検索される電話番号の
うちの任意の電話番号を指定する指定手段と、を備え、
前記制御手段は、指定手段によって指定された相手局を
自動的に発呼することを特徴としている。
【0011】請求項3記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項2記載の発明において、受信文書に管
理番号を印字する印字手段を設けるとともに、前記電話
番号記憶手段がそれぞれの電話番号に前記印字手段によ
って印字される管理番号を付加して記憶するように構成
され、前記読出手段によって電話番号記憶手段に記憶さ
れる電話番号が検索されると、電話番号と共に管理番号
が読み出されることを特徴としている。
【0012】請求項4記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項1記載の発明において、宛先が間違っ
ていることを送信元に伝えるメッセージが記憶されたメ
ッセージ記憶手段と、宛先間違いの受信文書の送信元に
キー入力によって返信することを指定する宛先間違い指
定手段と、を備え、前記制御手段は、宛先間違い指定手
段によって返信が指定されると、前記電話番号記憶手段
から一番最後に受信した文書の相手局を読み出して、該
相手局に自動的に発呼するとともに、回線の閉結後にメ
ッセージ記憶手段からメッセージを読み出して送信する
ことを特徴としている。
【0013】請求項5記載の発明は、上記課題を解決す
るために、請求項4記載の発明において、受信文書に管
理番号を印字する印字手段と、電話番号に前記印字手段
によって印字される管理番号を付加して記憶する管理番
号・電話番号記憶手段と、該記憶手段に記憶された複数
の電話番号を管理番号と共に検索して読出す読出手段
と、該読出手段によって検索される電話番号のうちの任
意の電話番号を指定する指定手段と、を備え、前記制御
手段は、指定手段によって任意の電話番号が指定される
とともに宛先間違い指定手段によって返信が指定される
と、指定された相手局を読み出して相手局に自動的に発
呼するとともに、回線の閉結後にメッセージ記憶手段か
らメッセージを読み出して送信することを特徴としてい
る。
【0014】
【作用】請求項1記載の発明では、ファクシミリ受信時
に、相手局から伝送される電話番号情報が検出され、こ
の電話番号情報が検出された順に電話番号記憶手段に順
次記憶され、キー入力によって返信することが指定され
ると、電話番号記憶手段から一番最後に受信した文書の
相手局が読み出されて、相手局に自動的に発呼されるよ
うになっている。
【0015】したがって、独立した電話番号記憶手段に
電話番号情報が記憶されるので、短縮ダイヤル等に記憶
される電話番号が更新されることがなく、送信元の電話
番号を入力することなしにキーによって返信を指定する
のみで受信文書の送信元に簡単に返信される。この結
果、返信時の操作性が向上するとともに、短縮ダイヤル
等に記憶される電話番号が保存されてファクシミリ装置
の使用性が向上する。
【0016】請求項2記載の発明では、電話番号記憶手
段に記憶された複数の電話番号が検索されて読み出され
るとともに、この読み出された電話番号のうちの任意の
電話番号が指定されると、この指定された相手局に自動
的に発呼が行なわれるようになっている。したがって、
請求項1記載の発明の作用に加えて、時系列で記憶され
た電話番号の何れの送信元にも簡単な操作で返信が行な
われ、返信時の操作性が向上するとともに、記憶された
電話番号情報の利用性が向上し、ファクシミリ装置の使
用性がより一層向上する。
【0017】請求項3記載の発明では、受信文書に管理
番号が印字されるとともに、電話番号にこの管理番号が
付加されて電話番号記憶手段に記憶され、この記憶手段
に記憶される電話番号が検索されると、電話番号と共に
管理番号が読み出されるようになっている。したがっ
て、請求項2記載の発明の作用に加えて、受信文書から
送信元の電話番号がわからない場合であっても、受信文
書に印字された管理番号と電話番号と共に読み出された
管理番号からその送信元の電話番号が簡単に確認され、
確認後その送信元に簡単な操作で返信される。この結
果、確認作業の作業性および返信時の操作性が向上する
とともに、ファクシミリ装置の使用性がより一層向上す
る。
【0018】請求項4記載の発明では、宛先が間違って
いることを送信元に伝えるメッセージが予め記憶されて
おり、宛先間違いの受信文書の送信元にキー入力によっ
て返信することが指定されると、電話番号記憶手段から
一番最後に受信した文書の相手局が読み出されて、該相
手局に自動的に発呼されるとともに、回線の閉結後にメ
ッセージが送信されるようになっている。
【0019】したがって、請求項1記載の発明の作用に
加えて、宛先間違いの文書を受信した場合に、その送信
元に簡単な操作で返信が行なわれるとともに、その送信
元に宛先間違いである旨の返信文書をオペレータが作成
せずに自動的に伝えられ、返信時の操作性が向上すると
ともにファクシミリ装置の使用性がより一層向上する。
【0020】請求項5記載の発明では、受信文書に管理
番号が印字されるとともに、その管理番号と共に電話番
号が管理番号・電話番号記憶手段に記憶される。また、
管理番号・電話番号記憶手段に記憶された複数の電話番
号が管理番号と共に検索されて読出され、この読み出さ
れた電話番号のうちの任意の電話番号が指定されるとと
もに、宛先間違いであることが指定されると、指定され
た相手局が読み出されて相手局に自動的に発呼されると
ともに、回線の閉結後にメッセージが送信されるように
なっている。
【0021】したがって、請求項1記載の発明の作用に
加えて、宛先間違いの文書を受信した場合に、受信文書
に印字された管理番号と電話番号と共に読み出された管
理番号からその送信元の電話番号が簡単に確認され、そ
の送信元に簡単な操作で返信が行なわれるとともに、そ
の送信元に宛先間違いである旨の返信文書をオペレータ
が作成せずに自動的に伝えられる。この結果、返信時の
操作性が向上するとともにファクシミリ装置の使用性が
より一層向上する。
【0022】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
図1〜6は本発明に係るファクシミリ装置の一実施例を
示す図であり、請求項1〜5何れかに対応している。ま
ず、構成を説明する。図1において、ファクシミリ装置
1は、システム制御部2、ROM(Read Only Memory)
3、RAM(Random Access Memory)4、網制御部5、
モデム6、符号化・復号化部7、操作表示部8、スキャ
ナ9、およびプロッタ10から構成されており、各装置2
〜10はシステムバス11を介して接続されている。システ
ム制御部2は、本ファクシミリ装置1全体を制御するも
のであり、CPU(Central Processing Unit)から構
成されている。
【0023】ROM3は、ファクシミリ装置1としての
基本プログラムや本発明の返信処理プログラムが格納さ
れており、この各プログラムはシステム制御部2によっ
て実行されるようになっている。また、ROM3には、
図3に示すように、宛先が間違っていることを送信元に
伝える文書フォーマット(メッセージ)が記憶されてお
り、メッセージ記憶手段を構成している。
【0024】RAM4は、リダイヤル用番号記憶部12、
短縮ダイヤル用番号記憶部13、局番号情報CSI記憶部
14等の記憶エリアを有している。リダイヤル用番号記憶
部12は前回発呼した相手先の電話番号を記憶するもので
あり、短縮ダイヤル用番号記憶部13はオペレータが操作
表示部8の短縮ダイヤルに登録した相手先の電話番号を
記憶するものである。
【0025】局番号情報CSI記憶部14は、電話番号記
憶手段および管理番号・電話番号記憶手段を構成するも
ので、送信元から網制御部5に入力されるプロトコル信
号から網制御部5が局番号情報CSI(電話番号情報)
を検出すると、この局番号情報CSIを検出した順に順
次記憶するようになっている。また、局番号情報CSI
記憶部14には予め管理番号が記憶されており、網制御部
7によって検出された局番号情報CSIはこの各管理番
号に割り当てられて記憶されるようになっている。な
お、図1から明らかなようにこの局番号情報CSI記憶
部14はリダイヤル用番号記憶部12および短縮ダイヤル用
番号記憶部13から独立して設けられている。
【0026】網制御部5は、電話回線Lの補捉、発信先
の局番号情報CSIである選択信号の送出、着信の検出
等により所定の発呼動作および着呼動作を行なうととも
に、相手側ファクシミリ装置との間でファクシミリ制御
信号のやり取りを行なってファクシミリ手順を実行する
ようになっている。また、網制御部7は上述したように
プロトコル中の局番号情報CSIを検出するようになっ
ており、検出手段を構成している。
【0027】モデム6は、送信時に符号化・復号化部7
から送出される符号化されたデジタルデータをアナログ
データに変換して網制御部5に転送し、また受信時には
網制御部5から電話回線Lを通して受信したアナログデ
ータをデジタルデータに変換して符号化・復号化部に転
送する。符号化・復号下部7は、画像データの伝送時間
の短縮化と効率化を図るものであり、送信時には画像デ
ータを圧縮(符号化)してモデム6に転送し、また、受信
時には符号化された画像データを原情報に再生(復号
化)してプロッタ10に出力するようになっている。
【0028】操作表示部9は、スタートキー、テンキー
等の各種操作キーや液晶ディスプレイが設けられてお
り、操作キーのキー操作により、送受信命令等の各種命
令が入力されるとともに、液晶パネルには、入力コマン
ドやファクシミリ装置1からオペレータに通知する各種
情報が表示される。その一部の構成を具体的に図2に示
す。図2において、操作表示部9は、液晶パネル16、リ
ダイヤルキー17、返信キー18、間違いFAX返信キー1
9、検索キー20a、20b、スタートキー21等を備えてい
る。
【0029】液晶パネル16は、入力コマンドやファクシ
ミリ装置1からオペレータに通知する各種情報が表示さ
れるとともに、システム制御部2によって局番号情報C
SI記憶部14に記憶された局番号情報CSIと共にこの
局番号情報CSIに割り当てられた管理番号が読み出さ
れると、その管理番号および局番号情報CSIを表示す
るようになっている。
【0030】リダイヤルキー17は、再度同じ送信相手に
送信したいときに押下されるもので、このリダイヤルキ
ー17が押下されると、システム制御部2はリダイヤル用
番号記憶部12から電話番号を読み出して網制御部7によ
ってその電話番号の送信先を発呼する。返信キー18は、
返信することを指定するもので返信指定手段を構成して
おり、この返信キー18によって返信が指定されると、シ
ステム制御部2は局番号情報CSI記憶部14から一番最
後に受信した文書の相手局を読み出して、網制御部5に
よって該相手局に自動的に発呼するようになっている。
このシステム制御部2は制御手段を構成している。
【0031】また、間違いFAX返信キー19は、宛先間
違い指定手段を構成し、宛先間違いの受信文書の送信元
に返信する際の指定キーであり、このキー19が押下され
ると、システム制御部2は、局番号情報CSI記憶部14
から一番最後に文書を受信した相手局を読み出して、網
制御部5によって該相手局に自動的に発呼するととも
に、電話回線Lの閉結後にROM3から図3に示すメッ
セージを読み出して送信するようになっている。
【0032】検索キー20a、20bは、読出手段を構成す
るもので局番号情報CSI記憶部14に記憶された局番号
情報CSIを検索するようになっており、検索キー20a
が押下されると、システム制御部2は局番号情報CSI
記憶部14に記憶された管理番号および局番号情報CSI
を新しく受信した順から古い受信順に検索するととも
に、検索キー20bが押下されると、システム制御部2は
局番号情報CSI記憶部14に記憶された管理番号および
局番号情報CSIを古く受信した順から新しい受信順に
検索するようになっている。
【0033】そして、この検索キー20a、20bが押下さ
れた後、所定の局番号情報CSIが表示された状態でス
タートキー21が押下されると、システム制御部2は網制
御部7によってこの局番号情報CSIの送信元に発呼す
るようになっている。本実施例では、スタートキー21が
指定手段を構成している。なお、間違いFAX返信キー
19が押下された後にスタートが押下されると、システム
制御部2はROM3からメッセージを読み出してこのメ
ッセージを網制御部5によって送信するのは勿論であ
る。
【0034】スキャナ9としては、例えば、CCD(Cha
rge Coupled Device)を利用したイメージスキャナが利
用されており、スキャナ9は、システム制御部2からの
指令によって原稿を走査して原稿の画像データを読み取
るようになっている。プロッタ10としては、例えば、サ
ーマル素子を利用したサーマル記録装置が使用されてお
り、プロッタ10は受信した画像を感熱記録素子に直接、
あるいは、普通記録紙にインクシートを介して間接的に
画像を記録するようになっている。また、システム制御
部2の指令によって、図4に示すように記録紙(受信文
書)の右上部に頁番号と局番号情報CSI記憶部14に記
憶された管理番号を印字するようになっており、印字手
段を構成している。
【0035】次に、図5、6に示すフローチャートに基
づいて返信処理を説明する。図5、6はシステム制御部
2によって実行されるROM3に格納された返信処理プ
ログラムであり、オペレータの操作手順も同時に示すも
のである。図5において、電話回線Lを通して網制御部
5が相手側のファクシミリ装置から呼出信号を検出する
と(ステップS1)、電話回線Lを閉結して受信を開始
する(ステップS2)。受信が開始されて所定のプロト
コルのやりとりを行ない、このプロトコル信号中の局番
号情報CSIを検出すると(ステップS3)、この局番
号情報CSIを管理番号に割り当てて局番号情報CSI
記憶部14に記憶する(ステップS4)。
【0036】この局番号情報CSI記憶部14は複数の局
番号情報CSIを受信順に記憶するが、記憶された局番
号情報CSIが特定の数に達すると古いものから順に新
しいものに置き換える。次いで、文書が受信されると、
この文書はモデム6によって復調された後、符号化・復
号化部7で原情報に再生され、プロッタ10によって順次
印字されて出力される(ステップS5)。
【0037】次に、オペレータが受信文書を該文書の送
信元に返信する場合には(ステップS6)、送信文書を
原稿テーブルに載置して返信キー18を押下すると(ステ
ップS7、S8)、局番号情報CSI記憶部14から一番最
後に記憶された局番号情報CSIを読み出すとともに
(ステップS9)、この局番号情報CSIに割当てられ
た管理番号を読み出して液晶パネル16に表示する。この
表示パネル16に表示された局番号情報CSIが返信した
い送信元の局番号情報CSIである場合には(ステップ
S10のYES)、スタートキーを押下する(ステップS
12)。このスタートキーが押下されると、網制御部5に
よって電話回線Lを通して送信元に発呼した後(ステッ
プS13)、電話回線Lが閉結されると、スキャナ9によ
って原稿を読取った後、この読み取られた画像データを
符号化・復号化部7で符号化し、次いで、モデム6で変
調した後、網制御部5および電話回線Lを通して送信す
る(ステップS14)。
【0038】一方、表示パネル16に表示された局番号情
報CSIが返信したい送信元の局番号情報CSIでない
場合には(ステップS10のNO)、返信キー18を押下し
た後、検索キー20a、20bを押下する。検索キー20a、
20bを押下すると、局番号情報CSI記憶部14から管理
番号と共に局番号情報CSIを順番に読み出して液晶パ
ネル16に表示する。この操作によってオペレータが所望
の局番号情報CSIが見つかった場合に、スタートキー
を押下すると(ステップS12)、網制御部5によって電
話回線Lを通して送信元に発呼した後(ステップS1
3)、上述したように送信が行なわれる。
【0039】また、この操作にあっては、送信元の電話
番号を知らない場合には、受信文書の右上部に管理番号
が印字されるので、液晶パネル16に表示された管理番号
を検索キー20a、20bで検索することによって、その受
信文書の送信元を容易に確認することができる。図6
は、宛先間違いの送信元に受信文書を返信する返信処理
を示すフローチャートであり、受信処理は図5のステッ
プS1〜ステップS5に示したものと同様であり、返信処
理のみについて説明する。
【0040】まず、プロッタ10によって印字された受信
文書の中に宛先間違いの文書があり、間違って文書を送
信した送信元にその旨を知らせる場合には(ステップS
21、S22)、送信文書を原稿テーブルに載置して間違い
FAX返信キー19を押下すると(ステップS23、S2
4)、局番号情報CSI記憶部14から一番最後に記憶さ
れた局番号情報CSIを読み出すとともに(ステップS
25)、この局番号情報CSIに割当てられた管理番号を
読み出して液晶パネル16に表示する。
【0041】この表示パネル16に表示された局番号情報
CSIに付加された管理番号が間違って送信された受信
文書の管理番号と一致する場合には(ステップS26のY
ES)、スタートキーを押下する(ステップS28)。こ
のスタートキーが押下されると、網制御部5によって電
話回線Lを通して送信元に発呼した後(ステップS2
9)、電話回線Lが閉結されると、スキャナ9によって
原稿を読取った後、この画像データを符号化・復号化部
7で符号化し、次いで、モデム6で変調した後、網制御
部5および電話回線Lを通して送信する(ステップS3
0)。また、この送信に際してはROM3から送信先が
間違っていることを送信元に伝えるメッセージを読み出
して返信文書の1頁目に図3に示すメッセージを追加し
て先に送信した後、2頁目以降に原稿テーブルにセット
された返信文書を送信する(ステップS31)。なお、図
3に示すメッセージのうち、局番号情報CSIに対応す
るものは、オペレータが予め操作表示部8を操作してR
AM4の所定エリアに局番号情報CSIを記憶したもの
を、ROM3から文書フォーマットを読み出したときに
RAM4の所定のエリアから読み出して合成したもので
ある。
【0042】一方、表示パネル16に表示された局番号情
報CSIが間違って送信された受信文書の管理番号でな
い場合には(ステップS26のNO)、間違いFAXキー
19を押下した後、検索キー20a、20bを押下する。検索
キー20a、20bを押下すると、局番号情報CSI記憶部
14から管理番号と共に局番号情報CSIを順番に読み出
して液晶パネル16に表示する。
【0043】この操作によってオペレータが所望する管
理番号が見つかった場合に、スタートキー21を押下する
と(ステップS28)、網制御部5によって電話回線Lを
通して送信元に発呼した後(ステップS29)、ROM3
から読み出されたメッセージを返信文書の1頁目に追加
し返信文書を送信する(ステップS30、S31)。このよ
うに本実施例では、ファクシミリ受信時に、相手局から
伝送される局番号情報CSI情報を検出し、この局番号
情報CSI情報を検出した順に局番号情報CSI記憶部
14に順次記憶し、返信キー18によって返信することを指
定すると、局番号情報CSI記憶部14から一番最後に文
書を受信した相手局を読み出して、相手局に発呼するよ
うになっている。
【0044】このため、独立した局番号情報CSI記憶
部14に局番号情報CSI情報を記憶することができるの
で、リダイヤル用番号記憶部12や短縮ダイヤル用番号記
憶部13に記憶される電話番号が更新されるを防止するこ
とができ、送信元の電話番号を入力することなしに返信
キー18によって返信を指定するのみで受信文書の送信元
に簡単に返信することができる。この結果、返信時の操
作性を向上させることができるとともに、リダイヤル用
番号記憶部12や短縮ダイヤル用番号記憶部13に記憶され
る電話番号を保存してファクシミリ装置1の使用性を向
上させることができる。
【0045】また、局番号情報CSI記憶部14に記憶さ
れた複数の局番号情報CSIを検索して読み出すととも
に、この読み出された局番号情報CSIのうちの任意の
局番号情報CSIを指定すると、この指定された相手局
に自動的に発呼を行なうようになっているため、時系列
で記憶された局番号情報CSIの何れの送信元にも簡単
な操作で返信を行なうことができ、返信時の操作性を向
上させることができるとともに、記憶された局番号情報
CSI情報の利用性を向上させてファクシミリ装置1の
使用性をより一層向上させることができる。
【0046】また、受信文書に管理番号を印字するとと
もに、局番号情報CSIにこの管理番号を付加して局番
号情報CSI記憶部14に記憶し、この記憶部14に記憶さ
れる局番号情報CSIを検索すると、局番号情報CSI
と共に管理番号を読み出すようになっているため、受信
文書から送信元の局番号情報CSIがわからない場合で
あっても、受信文書に印字された管理番号と局番号情報
CSIと共に読み出された管理番号からその送信元の局
番号情報CSIを簡単に確認することができ、確認後に
その送信元に簡単な操作で返信することができる。この
結果、確認作業の作業性および返信時の操作性を向上さ
せることができるとともに、ファクシミリ装置1の使用
性をより一層向上させることができる。
【0047】また、送信元が間違っていることを送信元
に伝えるメッセージを予めROM3に記憶し、宛先間違
いの受信文書の送信元に間違いFAX返信キー19によっ
て返信することを指定すると、局番号情報CSI記憶部
14から一番最後に受信した文書の相手局を読み出して、
該相手局に発呼するとともに、電話回線Lの閉結後にメ
ッセージを送信するようになっているため、宛先間違い
の文書を受信した場合に、その送信元に簡単な操作で返
信を行なうことができるとともに、その送信元に宛先間
違いである旨の返信文書をオペレータが作成せずに自動
的に伝えることができ、返信時の操作性を向上させるこ
とができるとともにファクシミリ装置1の使用性をより
一層向上させることができる。
【0048】さらに、局番号情報CSI記憶部14に記憶
された複数の局番号情報CSIを管理番号と共に検索し
て読み出し、この読み出された局番号情報CSIのうち
の任意の局番号情報CSIを指定するとともに、宛先間
違いであることを間違いFAX返信キー19を指定する
と、指定された相手局を読み出して相手局に発呼すると
ともに、電話回線Lの閉結後にメッセージを送信するよ
うになっているため、宛先間違いの文書を受信した場合
に、受信文書に印字された管理番号と局番号情報CSI
と共に読み出された管理番号からその送信元の局番号情
報CSIを簡単に確認することができ、その送信元に簡
単な操作で返信を行なうことができるとともに、その送
信元に宛先間違いである旨の返信文書をオペレータが作
成せずに自動的に伝えることができる。この結果、返信
時の操作性を向上させることができるとともにファクシ
ミリ装置1の使用性をより一層向上させることができ
る。
【0049】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、独立した
電話番号記憶手段に複数の電話番号を受信順に記憶して
いるので、短縮ダイヤル等に記憶される電話番号が更新
されるのを防止することができるとともに、送信元の電
話番号を入力することなしにキーによって返信を指定す
るのみで受信文書の送信元に簡単に返信することができ
る。この結果、返信時の操作性を向上させることができ
るとともに、短縮ダイヤル等に記憶される電話番号を保
存することができ、ファクシミリ装置の使用性を向上さ
せることができる。
【0050】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、時系列で記憶された電話番号
の何れの送信元にも簡単な操作で返信を行なうことがで
き、返信時の操作性を向上させることができるととも
に、記憶された電話番号情報の利用性を向上させてファ
クシミリ装置の使用性をより一層向上させることができ
る。
【0051】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の発明の効果に加えて、受信文書から送信元の電話番
号がわからない場合であっても、受信文書に印字された
管理番号と電話番号と共に読み出された管理番号からそ
の送信元の電話番号を簡単に確認することができ、確認
後にその相手先に簡単な操作で返信することができる。
この結果、確認作業の作業性および返信時の操作性を向
上させることができるとともに、ファクシミリ装置の使
用性をより一層向上させることができる。
【0052】請求項4記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、宛先間違いの文書を受信した
場合に、その送信元に簡単な操作で返信を行なうことが
できるとともに、その送信元に宛先間違いである旨の返
信文書をオペレータが作成せずに自動的に伝えることが
でき、返信時の操作性を向上させることができるととも
にファクシミリ装置の使用性をより一層向上させること
ができる。
【0053】請求項5記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、宛先間違いの文書を受信した
場合に、受信文書に印字された管理番号と電話番号と共
に読み出されて管理番号からその送信元の電話番号を簡
単に確認することができ、その送信元に簡単な操作で返
信をすることができるとともに、その相手先に宛先間違
いである旨の返信文書をオペレータが作成せずに自動的
に伝えることができる。このため、返信時の操作性を向
上させることができるとともにファクシミリ装置の使用
性をより一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るファクシミリ装置の一実施例を示
すそのシステム構成図である。
【図2】一実施例の操作表示部の一部を示すその構成
図。
【図3】一実施例の宛先間違いの返信元に文書を返信す
る際のメッセージを示す図である。
【図4】管理番号と頁番号が印字された受信文書を示す
図である。
【図5】受信文書の送信元に返信を行なう場合の制御手
順を示すフローチャートである。
【図6】宛先間違いの受信文書があった場合にその送信
元に受信文書を返信する制御手順を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 2 システム制御部(制御手段) 3 ROM(メッセージ記憶手段) 4 RAM 5 網制御部(検出手段) 6 モデム 7 符号化・復号化部 8 操作表示部 9 スキャナ 10 プロッタ(印字手段) 11 システムバス 14 局番号情報CSI記憶部(電話番号記憶手段、電
話番号・管理番号記憶手段) 18 返信キー(返信指定手段) 19 間違いFAX返信キー(宛先間違い指定手段) 20a、20b 検索キー(読出手段) 21 スタートキー(指定手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ファクシミリ受信時に、相手局から伝送さ
    れる電話番号情報を検出する検出手段と、 該検出手段によって検出された電話番号情報を検出した
    順に順次記憶する独立した電話番号記憶手段と、 キー入力によって返信することを指定する返信指定手段
    と、 該返信指定手段によって返信が指定されると、前記電話
    番号記憶手段から一番最後に受信した文書の相手局を読
    み出して、該相手局に自動的に発呼するように制御する
    制御手段と、からなることを特徴とするファクシミリ装
    置。
  2. 【請求項2】前記電話番号記憶手段に記憶された複数の
    電話番号を検索して読出す読出手段と、該読出手段によ
    って検索される電話番号のうちの任意の電話番号を指定
    する指定手段と、を備え、 前記制御手段は、指定手段によって指定された相手局を
    自動的に発呼することを特徴とする請求項1記載のファ
    クシミリ装置。
  3. 【請求項3】受信文書に管理番号を印字する印字手段を
    設けるとともに、前記電話番号記憶手段がそれぞれの電
    話番号に前記印字手段によって印字される管理番号を付
    加して記憶するように構成され、 前記読出手段によって電話番号記憶手段に記憶される電
    話番号が検索されると、電話番号と共に管理番号が読み
    出されることを特徴とする請求項2記載のファクシミリ
    装置。
  4. 【請求項4】宛先が間違っていることを送信元に伝える
    メッセージが記憶されたメッセージ記憶手段と、宛先間
    違いの受信文書の送信元にキー入力によって返信するこ
    とを指定する宛先間違い指定手段と、を備え、 前記制御手段は、宛先間違い指定手段によって返信が指
    定されると、前記電話番号記憶手段から一番最後に受信
    した文書の相手局を読み出して、該相手局に自動的に発
    呼するとともに、回線の閉結後にメッセージ記憶手段か
    らメッセージを読み出して送信することを特徴とする請
    求項1記載のファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】受信文書に管理番号を印字する印字手段
    と、電話番号に前記印字手段によって印字される管理番
    号を付加して記憶する管理番号・電話番号記憶手段と、
    該記憶手段に記憶された複数の電話番号を管理番号と共
    に検索して読出す読出手段と、該読出手段によって検索
    される電話番号のうちの任意の電話番号を指定する指定
    手段と、を備え、 前記制御手段は、指定手段によって任意の電話番号が指
    定されるとともに宛先間違い指定手段によって返信が指
    定されると、指定された相手局を読み出して相手局に自
    動的に発呼するとともに、回線の閉結後にメッセージ記
    憶手段からメッセージを読み出して送信することを特徴
    とする請求項4記載のファクシミリ装置。
JP7140131A 1995-06-07 1995-06-07 ファクシミリ装置 Pending JPH08336028A (ja)

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JP7140131A JPH08336028A (ja) 1995-06-07 1995-06-07 ファクシミリ装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4057608A1 (en) 2021-03-10 2022-09-14 Ricoh Company, Ltd. Communication management system, communication management apparatus, communication management method, data processing apparatus, and carrier medium

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP4057608A1 (en) 2021-03-10 2022-09-14 Ricoh Company, Ltd. Communication management system, communication management apparatus, communication management method, data processing apparatus, and carrier medium

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