JPH08335921A - Tfts通信同期回路 - Google Patents
Tfts通信同期回路Info
- Publication number
- JPH08335921A JPH08335921A JP16313195A JP16313195A JPH08335921A JP H08335921 A JPH08335921 A JP H08335921A JP 16313195 A JP16313195 A JP 16313195A JP 16313195 A JP16313195 A JP 16313195A JP H08335921 A JPH08335921 A JP H08335921A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- communication synchronization
- tfts
- counter
- time information
- detection circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Electric Clocks (AREA)
- Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)
- Time-Division Multiplex Systems (AREA)
- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 TFTSでは各地上局の通信同期を確保する
ため親局から原子時計で得た時刻情報を各子局へ多重回
線で送っており、通信同期回路が複雑高価になる。この
問題を解決する。 【構成】 各地上局それぞれに設けたGPS受信機から
得られる時間情報で、スロットタイミングを出力するビ
ットカウンタ、フレームタイミングを出力するスロット
カウンタ、およびスーパフレームタイミングを出力する
フレームカウンタを、それぞれ定期的にリセットして通
信同期を確保する構成とした。
ため親局から原子時計で得た時刻情報を各子局へ多重回
線で送っており、通信同期回路が複雑高価になる。この
問題を解決する。 【構成】 各地上局それぞれに設けたGPS受信機から
得られる時間情報で、スロットタイミングを出力するビ
ットカウンタ、フレームタイミングを出力するスロット
カウンタ、およびスーパフレームタイミングを出力する
フレームカウンタを、それぞれ定期的にリセットして通
信同期を確保する構成とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタルTDMA方式
の航空機電話システムであるTFTS:(Terrestrical
Flight Telephone System)通信同期回路に関する。
の航空機電話システムであるTFTS:(Terrestrical
Flight Telephone System)通信同期回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、この種の航空機電話システムに
おける地上局のサービスエリアを示す図であり、図1に
示すように航空機電話システムは自動車電話システム等
と異なり、地上局のサービスエリアが数百Kmに及ぶ。
そして航空機電話システムにおいても、サービスエリア
を切り換える場合のhand-over 時間の短縮や地上局間の
干渉を防ぐために、複数の地上局のすべてで通信同期が
取られている。
おける地上局のサービスエリアを示す図であり、図1に
示すように航空機電話システムは自動車電話システム等
と異なり、地上局のサービスエリアが数百Kmに及ぶ。
そして航空機電話システムにおいても、サービスエリア
を切り換える場合のhand-over 時間の短縮や地上局間の
干渉を防ぐために、複数の地上局のすべてで通信同期が
取られている。
【0003】図2は、現在欧州で標準化作業中のLバン
ド帯を使用するデジタルTDMA方式の航空機電話シス
テム TFTS(Terrestrical Flight Telephone Syste
m)におけるスロット・フレームの構成を示す図である
が、このTFTSにおいても、サービスエリアを切り換
える場合のhand-over 時間の短縮や地上局間の干渉を防
ぐために、各地上局では、スロット,フレーム,スーパ
フレームの各信号のタイミングを同期させる必要があ
る。
ド帯を使用するデジタルTDMA方式の航空機電話シス
テム TFTS(Terrestrical Flight Telephone Syste
m)におけるスロット・フレームの構成を示す図である
が、このTFTSにおいても、サービスエリアを切り換
える場合のhand-over 時間の短縮や地上局間の干渉を防
ぐために、各地上局では、スロット,フレーム,スーパ
フレームの各信号のタイミングを同期させる必要があ
る。
【0004】図4は、TFTSの各地上局に設けられる
従来の通信同期回路の構成を示すブロック図であり、図
において、100はエアポート局(親局)に設けられる
部分、300は多重回線200で接続されたその他の地
上局(子局)に設けられる部分である。従来のTFTS
通信同期回路は、図4に示すように、親局100の多重
化回路32と子局300の分離回路33とが多重回線2
00で接続され、親局100において基準時計31から
得た時間情報データ21を多重化回路32で他のデータ
と多重化して多重化データとして多重回線200で子局
300へ伝送する。なお基準時計31には、正確さを必
要とするために原子時計が用いられている。
従来の通信同期回路の構成を示すブロック図であり、図
において、100はエアポート局(親局)に設けられる
部分、300は多重回線200で接続されたその他の地
上局(子局)に設けられる部分である。従来のTFTS
通信同期回路は、図4に示すように、親局100の多重
化回路32と子局300の分離回路33とが多重回線2
00で接続され、親局100において基準時計31から
得た時間情報データ21を多重化回路32で他のデータ
と多重化して多重化データとして多重回線200で子局
300へ伝送する。なお基準時計31には、正確さを必
要とするために原子時計が用いられている。
【0005】この多重化データは子局300の分離回路
33で時間情報データが分離され、この時間情報データ
から2分周期検出回路34で毎時偶数分零秒の2分(min
ute)周期(間隔)のパルスが生成される。そして、この
2分周期のパルスの位相と、スーパフレームタイミング
出力25を分周回路A36で75分周して得た2分(min
ute)周期(間隔)のパルスとの位相とを位相比較器25
で比較し、位相差を基準発振器38に入力し、基準発振
器38の発振周波数を制御するPLL回路を用いたフィ
ードバック制御によって通信同期を実現している。
33で時間情報データが分離され、この時間情報データ
から2分周期検出回路34で毎時偶数分零秒の2分(min
ute)周期(間隔)のパルスが生成される。そして、この
2分周期のパルスの位相と、スーパフレームタイミング
出力25を分周回路A36で75分周して得た2分(min
ute)周期(間隔)のパルスとの位相とを位相比較器25
で比較し、位相差を基準発振器38に入力し、基準発振
器38の発振周波数を制御するPLL回路を用いたフィ
ードバック制御によって通信同期を実現している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来のT
FTS通信同期回路は、複数地上局間で正確な通信同期
を行うために同期用の基準時計に原子時計を用いており
非常に高価になる。また、多重回線を利用して各地上局
に時間情報データを伝送しているため、多重分離化処理
に伴う遅延時間を補正する必要があり、そのための補正
回路やPLL回路が必要になる等の問題点があった。
FTS通信同期回路は、複数地上局間で正確な通信同期
を行うために同期用の基準時計に原子時計を用いており
非常に高価になる。また、多重回線を利用して各地上局
に時間情報データを伝送しているため、多重分離化処理
に伴う遅延時間を補正する必要があり、そのための補正
回路やPLL回路が必要になる等の問題点があった。
【0007】本発明はかかる問題点を解決するためにな
されたものであり、簡易で安価な構成で複数局間の通信
同期が実現できるTFTS通信同期回路を得ることを目
的としている。
されたものであり、簡易で安価な構成で複数局間の通信
同期が実現できるTFTS通信同期回路を得ることを目
的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるTFTS
通信同期回路は、各地上局それぞれに設けたGPS受信
機から得られる時間情報で、スロットタイミングを出力
するビットカウンタ、フレームタイミングを出力するス
ロットカウンタ、およびスーパフレームタイミングを出
力するフレームカウンタを、それぞれ定期的にリセット
して通信同期を確保する構成を特徴とする。
通信同期回路は、各地上局それぞれに設けたGPS受信
機から得られる時間情報で、スロットタイミングを出力
するビットカウンタ、フレームタイミングを出力するス
ロットカウンタ、およびスーパフレームタイミングを出
力するフレームカウンタを、それぞれ定期的にリセット
して通信同期を確保する構成を特徴とする。
【0009】GPS受信機から得られる時間情報から8
秒周期のパルスを得る手段を備え、このパルスをリセッ
トパルスとして上記定期的にリセットする間隔を8秒間
隔としたことを特徴とする。
秒周期のパルスを得る手段を備え、このパルスをリセッ
トパルスとして上記定期的にリセットする間隔を8秒間
隔としたことを特徴とする。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図3は、各支局300にそれぞれ設けられる本発明
のTFTS通信同期回路の一実施例を示すブロック図で
あり、図4と同一符号は同一又は相当部分を示し、1は
GPS受信機、2は8秒周期検出回路、10は基準発信
器、11は分周回路である。
る。図3は、各支局300にそれぞれ設けられる本発明
のTFTS通信同期回路の一実施例を示すブロック図で
あり、図4と同一符号は同一又は相当部分を示し、1は
GPS受信機、2は8秒周期検出回路、10は基準発信
器、11は分周回路である。
【0011】次に動作について説明する。GPS受信機
1で受信した時間情報データ21は、8秒周期検出回路
2に入力され、8秒周期のパルス信号であるカウンタリ
セット信号22を出力する。このカウンタリセット信号
22はそれぞれ論理和素子9a,9b,9cに入力さ
れ、この論理和素子9a,9b,9cのもう一方へそれ
ぞれ帰還入力されるスロットタイミング23,フレーム
タイミング24,スーパフレームタイミング25をリセ
ットし、時間情報21に同期させることにより、各子局
間の基準タイミング信号を同期させることができる。
1で受信した時間情報データ21は、8秒周期検出回路
2に入力され、8秒周期のパルス信号であるカウンタリ
セット信号22を出力する。このカウンタリセット信号
22はそれぞれ論理和素子9a,9b,9cに入力さ
れ、この論理和素子9a,9b,9cのもう一方へそれ
ぞれ帰還入力されるスロットタイミング23,フレーム
タイミング24,スーパフレームタイミング25をリセ
ットし、時間情報21に同期させることにより、各子局
間の基準タイミング信号を同期させることができる。
【0012】図4に示す従来のTFTS通信同期回路で
は、2分周期で基準時計31に同期させているが、図3
に示す本発明の実施例では8秒周期でGPSからの時間
情報に同期させることになるため、時間情報と基準タイ
ミングの位相のズレが15分の1ですみ、従って位相比
較器35を用いたPLL回路を省略しても通信同期を実
現することができる。すなわち基準発振器10に、容易
に入手できる1×10-7ppm程度のものを利用する場
合、カウンタリセット信号22が8秒周期であればTF
TSの伝送レートは44.2kbpsであるので、(8
×44.2×103 )×(1×10-7)=0.0353
6 となり、位相のズレは約3.6%であり、この程度
であればPLLを省略することができる。これに対し従
来の2分周期の通信同期回路では、(120×44.2
×103 )×(1×10-7)=0.530400 とな
り、位相のズレが約53%であり、これで基準タイミン
グをリセットするには位相のズレが大きくなり過ぎるか
らである。
は、2分周期で基準時計31に同期させているが、図3
に示す本発明の実施例では8秒周期でGPSからの時間
情報に同期させることになるため、時間情報と基準タイ
ミングの位相のズレが15分の1ですみ、従って位相比
較器35を用いたPLL回路を省略しても通信同期を実
現することができる。すなわち基準発振器10に、容易
に入手できる1×10-7ppm程度のものを利用する場
合、カウンタリセット信号22が8秒周期であればTF
TSの伝送レートは44.2kbpsであるので、(8
×44.2×103 )×(1×10-7)=0.0353
6 となり、位相のズレは約3.6%であり、この程度
であればPLLを省略することができる。これに対し従
来の2分周期の通信同期回路では、(120×44.2
×103 )×(1×10-7)=0.530400 とな
り、位相のズレが約53%であり、これで基準タイミン
グをリセットするには位相のズレが大きくなり過ぎるか
らである。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明のTFTS通
信同期回路では、高価な原子時計を使用する必要なく、
さらに時間情報を多重回線で伝送する必要がないので、
多重分離化処理に要する遅延を補正する回路やPLL回
路を省略することができ、信頼性が高く簡易で安価な各
子局間の通信同期を実現できるという効果がある。
信同期回路では、高価な原子時計を使用する必要なく、
さらに時間情報を多重回線で伝送する必要がないので、
多重分離化処理に要する遅延を補正する回路やPLL回
路を省略することができ、信頼性が高く簡易で安価な各
子局間の通信同期を実現できるという効果がある。
【図1】この種の航空機電話システムの地上局のサービ
スエリアを示す図である。
スエリアを示す図である。
【図2】TFTSにおけるスロット・フレームの構成を
示す図である。
示す図である。
【図3】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図4】従来の通信同期回路の一例を示すブロック図で
ある。
ある。
1 GPS受信機 2 8秒周期検出回路 3 ビットカウンタ 4 スロットカウンタ 5 フレームカウンタ 6 スロット検出回路 7 フレーム検出回路 8 スーパフレーム検出回路 9a〜9c 論理和回路 10 基準発信器 11 分周回路 23 スロットタイミング出力 24 フレームタイミング出力 25 スーパフレームタイミング出力
Claims (2)
- 【請求項1】 デジタルTDMA方式の航空機電話シス
テム:TFTS(Terrestrical Flight Telephone Syste
m)の各地上局の通信同期を確保するTFTS通信同期回
路において、 各地上局それぞれに設けたGPS受信機から得られる時
間情報で、スロットタイミングを出力するビットカウン
タ、フレームタイミングを出力するスロットカウンタ、
およびスーパフレームタイミングを出力するフレームカ
ウンタを、それぞれ定期的にリセットして通信同期を確
保する構成を特徴とするTFTS通信同期回路。 - 【請求項2】 上記GPS受信機から得られる時間情報
から8秒周期のパルスを得る手段を備え、このパルスを
リセットパルスとして上記定期的にリセットする間隔を
8秒間隔としたことを特徴とする請求項第1項記載のT
FTS通信同期回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16313195A JPH08335921A (ja) | 1995-06-07 | 1995-06-07 | Tfts通信同期回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16313195A JPH08335921A (ja) | 1995-06-07 | 1995-06-07 | Tfts通信同期回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08335921A true JPH08335921A (ja) | 1996-12-17 |
Family
ID=15767789
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16313195A Pending JPH08335921A (ja) | 1995-06-07 | 1995-06-07 | Tfts通信同期回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08335921A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6339601B1 (en) | 1997-06-03 | 2002-01-15 | Sansung Electronics Co., Ltd. | Method of, and frame synchronizing device for, synchronizing systems having a digital interface |
WO2022062670A1 (zh) * | 2020-09-25 | 2022-03-31 | 深圳星标科技股份有限公司 | 计时方法、目视助航设备控制方法及相关装置 |
-
1995
- 1995-06-07 JP JP16313195A patent/JPH08335921A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6339601B1 (en) | 1997-06-03 | 2002-01-15 | Sansung Electronics Co., Ltd. | Method of, and frame synchronizing device for, synchronizing systems having a digital interface |
WO2022062670A1 (zh) * | 2020-09-25 | 2022-03-31 | 深圳星标科技股份有限公司 | 计时方法、目视助航设备控制方法及相关装置 |
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