JPS63119337A

JPS63119337A - Ｔｄｍａ通信方式

Info

Publication number: JPS63119337A
Application number: JP26383886A
Authority: JP
Inventors: Susumu Sasaki; 進佐々木
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 1986-11-07
Filing date: 1986-11-07
Publication date: 1988-05-24
Also published as: JPH0473898B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔概要〕親局と複数の子局との間で時分割方式により通信を行う
ＴＤＭＡ通信方式に於いて、初期同期確立時や定期保守
時等に於けるクロック信号位相調整時に、親局は、子局
からのクロック情報と搬送波情報とを基に、それぞれの
誤差を求め、その誤差情報を子局へ通知し、子局ではそ
の誤差情報に従ってクロック信号位相の調整及び送信搬
送波周波数の調整を行い、クロック信号の周波数が送信
搬送波周波数に近い場合でも、子局に於けるクロック信
号位相を正確に維持できるようにしたものである。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、親局と複数の子局との間で時分割方式により
通信を行うＴＤＭＡ通信方式に関するものである。

親局と複数の子局との間で時分割多方向通信を行うＴＤ
ＭＡ通信方式に於いては、親局に高精度の発振器を設け
て、クロック信号及び送信搬送波の周波数を安定化し、
又各子局に於いては、比較的廉価な発振器を設け、親局
からのクロック信号に位相同期化したクロック信号を発
生させるものである。このような子局に於けるクロック
信号の安定化が要望されている。

〔従来の技術〕

第５図に示すように、一つの親局と、複数の子局Ａ、Ｂ
、Ｃ，・・・Ｎとの間で時分割方式で通信を行う場合、
親局から、第６図の（ａｌに示すように、各子局Ａ、　
Ｂ、　Ｃ，・・・Ｎ宛の信号ａ、　　ｂ、Ｃ９・・・ｎ
を、ガードタイムをおいて同一搬送周波数により送信す
る。

各子局Ａ、　Ｂ、　Ｃ，・・・Ｎは、自子局割当時間帯
の信号ａ、ｂ、ｃ、　　・・・ｎを受信するものであり
、例えば、子局Ａは、（ｂ）に示すように、伝搬遅延時
間τａ後に、白子局割当時間帯の信号ａを受信し、子局
Ｂは、（Ｃ）に示すように、伝搬遅延時間でｂ後に、白
子局割当時間帯の信号すを受信する。同様に、子局Ｎは
、（ｄ）に示すように、伝搬遅延時間でｎ後に、自子局
割当時間帯の信号ｎを受信する。

各子局Ａ、Ｂ、Ｃ，・・・Ｎは、受信信号からクロック
信号を抽出し、この抽出クロック信号に位相同期化した
クロック信号を発生して、送受信用のクロック信号とす
る。又各子局Ａ、Ｂ、Ｃ。

・・・Ｎは、フレーム同期信号（フレーム先頭の基準バ
ースト信号）を基準とし、伝搬遅延時間τａ、τｂ、・
・・τｎによって修正した送信タイミングで送信するも
ので、親局の時間軸上に、（ａ）と同様に、各子局Ａ、
Ｂ、Ｃ，・・・Ｎからの信号が整然と並んで受信される
ように制御するものである。

それによって、各子局Ａ、Ｂ、Ｃ，・・・Ｎからの信号
が重なることな（親局で受信できるので、親局と各子局
Ａ、Ｂ、Ｃ，・・・Ｎとの間で、時分割方式により通信
を行うことができる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

初期同期確立時に、親局との間の伝搬遅延時間に基づい
て計算で遅延等化器の遅延時間設定等を行うことは実際
上困難である。従って、親局からの基準バースト等を基
準として所定のタイミングでバースト信号を送出し、親
局では、所定のタイミングでこのバースト信号が受信で
きたか否かを判定し、その判定情報を子局へ送信して、
所定のタイミングでバースト信号が送出できるように調
整するものである。このような初期同期確立の為に、各
子局に共通に１チャネル分を割当てて、順次各子局の初
期同期確立が行われる。

又クロック信号の周波数に比較して、送信搬送波の周波
数は、非常に高く選定されているのが一般的である。そ
の場合には、送信搬送波の周波数が多少変動しても、ク
ロック信号位相に与える影響は無視できる。しかし、ク
ロック信号の周波数が送信搬送波の周波数に近似した値
に選定されている場合は、送信搬送波の周波数が変動し
た時に、クロック信号位相が変動することになる。これ
を防止する為には、高精度の発振器を子局に設ければ良
いことになるが、精度の高い発振器は高価であるから、
経済的に問題が生じる。

本発明は、従来の同様な精度の発振器を用いても、初期
同期確立時や定期保守時等に於いて、クロック信号位相
の調整と共に、送信搬送波周波数の調整も行い、安定な
通信を行わせることを目的とするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明のＴＤＭＡ通借方通信、親局と複数の子局との間
で時分割方式により通信を行い、子局のクロック信号位
相及び送信搬送波周波数を調整するものであり、第１図
を参照して説明する。

親局１から複数の各子局２に対して時分割方式により送
信し、子局２は親局１からのクロック信号に同期して、
自子局割当時間帯に親局１へ送信する。又子局２に於け
るクロック信号位相調整時に、親局１は、子局２からの
クロック信号の位相情報及び送信搬送波の周波数情報を
抽出して、子局クロック信号位相及び子局送信搬送波周
波数判定部３に於いて基準値に対するずれを示す誤差情
報を求め、その誤差情報を子局２に送出する。

子局２は、その誤差情報を受信して、クロック信号位相
制御部４によりクロック信号の位相を制御し、送信搬送
波周波数制御部５により送信搬送波の周波数を制御する
ものである。

〔作用〕

親局１に於いて、子局の送信搬送波周波数の誤差を求め
て、その子局へ通知することにより、子局に於ける送信
搬送波の周波数を制御することができる。従って、親局
１に比較して周波数安定度の低い発振器を子局２に設け
、経時変化で発振周波数がずれた場合でも、正しい周波
数に戻すように制御することができるから、ＴＤＭＡ通
信の安定化を図ることができる。

〔実施例〕

以下図面を参照して本発明の実施例について詳細に説明
する。

第２図は本発明の実施例の親局の要部ブロック図であり
、１１は復調器、１２は分離部、１３は位相比較器、１
４は位相誤差検出部、１５はサンプルホールド部（Ｓ／
Ｈ）　、１６はＡ／Ｄ変換器、１７はバンドパスフィル
タ、１８は周波数検出部、１９はサンプルホールド部（
Ｓ／Ｈ）　、２０はＡ／Ｄ変換器、２１は制御回路、２
２は切替回路、２３は多重化部である。多重化部２３を
除く構成が、第１図に於ける子局クロック信号位相及び
子局送信搬送波周波数判定部３に相当する。

子局からの変調信号は、復調器１１とバンドパスフィル
タ１７とに加えられ、復調器１１により復調されて分離
部１２に加えられる。初期同期確立時又は定期保守時に
於いては、分離部１２で分離されたクロック信号は位相
比較器１３に加えられて、基本タロツク信号との位相比
較が行われ、比較出力が位相誤差検出部１４に加えられ
、位相誤差信号が出力される。この位相誤差信号はサン
プルホールド部１５に於いてサンプルホールドされ、Ａ
／Ｄ変換器１６にディジタル信号に変換されて切替回路
２２に加えられる。

又子局送信搬送波周波数ｆｏを中心とした通過帯域を有
するバンドパスフィルタ１７により、変調信号から子局
送信搬送波の周波数成分が抽出され、周波数検出部１８
に加えられて、子局送信搬送波周波数が検出され、基準
値との比較により周波数誤差信号が出力される。この周
波数誤差信号は、サンプルホールド部１９によりサンプ
ルホールドされ、Ａ／Ｄ変換器２０によりディジタル信
号に変換されて切替回路２２に加えられる。

制御回路２１は、分離部１２を制御して復調出力信号か
らデータとクロック信号との分離を行わせ、サンプルホ
ールド部１５．１９にサンプルホールドのタイミング信
号を加え、又切替回路２２に切替信号を加える機能を有
するものである。この切替回路２２は、例えば、フレー
ム毎に交互にＡ／Ｄ変換器１６．２０の出力のクロック
信号位相の誤差信号と搬送波周波数の誤差信号とを切替
えて、多重化部２３に加える。

多重化部２３は、子局に向けて送出するデータ等を多重
化するものであり、誤差信号が初期同期確立中の子局へ
送出される。

第３図は本発明の実施例の子局の要部ブロック図であり
、３１は多重化部、３２は同期制御部、３３は切替回路
、３４は変調器、３５は搬送波発生部、３６は復調器、
３７は同期回路、３８は分離部、３９はクロック信号発
生部である。このクロック信号発生部３９は、親局から
の信号から抽出したクロック信号に位相同期化したクロ
ック信号を発生する機能を有し、且つ親局からの位相誤
差信号に基づいて位相制御を行う機能を有するもので、
第１図に於けるクロック信号位相制御部４に相当する。

又搬送波発生部３５は、親局からの周波数誤差信号に基
づいて送信搬送波周波数を制御する機能を有するもので
あり、第１図に於ける送信搬送波制御部５に相当する。

親局からの変調信号は復調器３６により復調され、同期
回路３７によりフレーム同期、ビット同期がとられ、分
離部３８により所定の時間帯のデータが分離される。初
期同期確立時又は定期保守時には、親局からのクロック
信号の位相誤差信号及び送信搬送波の周波数誤差信号が
分離され、位相誤差信号はクロック信号発生部３９に加
えられて、クロック信号の位相が制御され、周波数誤差
信号は搬送波発生部３５に加えられて、搬送波周波数が
制御される。

クロック信号発生部３９から出力されたクロック信号は
、同期制御部３２を介して多重化部３１及び切替回路３
３に加えられる。この同期制御部３２には、初期同期確
立時又は定期保守時に、時間長の異なるバーストデータ
を送出する為の同期引込制御信号ＡＣＱ１．ＡＣＱ２が
加えられる。

この第１の同期引込制御信号ＡＣＱ１により、初期同期
確立に割当てられた時間帯に比較して、非常に短い時間
長の同期引込用信号を送出し、第２の同期引込制御信号
ＡＣＱ２により、初期同期確立に割当てられた時間帯よ
り僅か短い時間長の同期引込用信号を送出する制御が行
われる。

第４図は本発明の実施例の動作説明図であり、（ａｌに
示すフレーム構成の信号を送受信するものとすると、フ
レーム先頭の同期信号及びその他の補助信号の割当時間
帯を、各子局に於ける初期同期確立時又は定期保守時に
共通に使用する時間帯とするもので、その為の補助信号
割当時間帯を（ｂｌに示すものとすると、最初は、第１
の同期引込制御信号ＡＣＱＩが同期制御部３２に加えら
れることにより、（Ｃ１に示すように、補助信号割当時
間帯に比較して非常に短い時間の同期引込用信号ＡＣＱ
を送出する。なお、ＧＴは同期引込用信号ＡＣＱの前後
に付加したガードタイムである。

親局は、この同期引込用信号ＡＣＱを受信し、親局に於
ける受信補助信号割当時間帯のほぼ中央に受信できるよ
うに、その中央からのずれを通知する。子局はその情報
に従って同期引込用信号ＡＣＱの送出タイミングを調整
する。親局に於ける受信補助信号割当時間帯のほぼ中央
に受信できるように調整されると、次は第２の同期引込
制御信号ＡＣＱ２が同期制御部３２に加えられ、（ｄ）
に示すように、補助信号割当時間帯より僅か短い時間長
の同期引込用信号ＡＣＱを送出する。この場合のガード
タイムＧＴは数ビツト分程度となる。そして、親局では
、この同期引込用信号ＡＣＱが、受信補助信号割当時間
帯内に入るように、子局に対してずれを通知する。それ
によって子局は同期引込用信号ＡＣＱの送出タイミング
を調整する。

従って、子局は、親局からの同期信号を基準として送出
タイミングの設定を行うことができる。

この同期引込用信号ＡＣＱは、クロック信号発生部３９
からのクロック信号に基づいて、（ｅ）に示すように、
交互に“１”、“０”のデータとするものであり、親局
では、この同期引込用信号ＡＣＱから分離部１２でクロ
ック信号成分を分離して位相比較器１３に加え、前述の
ように、クロック信号の位相誤差信号を切替回路２２を
介して多重化部２３に加え、子局に対してクロック信号
の位相誤差信号を、補助信号の時間帯又はオーダワイヤ
の時間帯に挿入して送出する。

子局では、前述のように、分離部３８でこの位相誤差信
号を分離してクロック信号発生部３９に加え、クロック
信号の位相を制御する。

又親局では、前述のように、子局送信搬送波の周波数誤
差信号を切替回路２２を介して多重化部２３に加え、子
局に対してその周波数誤差信号を補助信号の時間帯又は
オーダワイヤの時間帯に挿入して送出する。

子局では、前述のように、分離部３８でこの周波数誤差
信号を分離して搬送波発生部３５に加え、送信搬送波の
周波数を調整する。

前述の実施例に於いては、クロック信号の位相誤差信号
と、送信搬送波の周波数誤差信号とは、異なるフレーム
に於いて送信する場合を示すものであるが、これらの誤
差信号を同一フレーム内で送信するようにすることも勿
論可能である。又子局の送（ｔｉｌｌ送波の周波数の変
動は一般に僅かであるから、１日或いは数日に１回程度
の定期保守時に調整するだけで済み、親局の処理負担が
特に大きくなることはない。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明は、初期同期確立時又は定
期保守時に、子局２から親局１へ同期引込用信号を送出
し、この信号から親局１でクロック信号の位相誤差情報
及び送信搬送波の周波数誤差情報を求めて子局２へ送出
し、子局２はそのクロック信号の位相誤差情報によりク
ロック信号位相制御部４に於いてクロック信号の位相を
調整し、送信搬送波の周波数誤差情報により送信搬送周
波数制御部５に於いて送信搬送波の周波数を調整するも
のであり、子局２の送信搬送波の周波数安定度が親局１
に比較して低い場合でも、子局２の送信搬送波の周波数
を基準値に調整することができるから、クロック信号位
相も安定化されることになり、従って、親局１と複数の
子局２との間のＴＤＭＡ通信の安定化を図ることができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理説明図、第２図は本発明の実施例
の親局の要部ブロック図、第３図は本発明の実施例の子
局の要部ブロック図、第４図は本発明の実施例の動作説
明図、第５図は多方向通信網の説明図、第６図は多方向
通信網の動作説明図である。１は親局、２は子局、３は子局クロック信号位相及び子
局送信搬送波周波数判定部、４はクロック信号位相制御
部、５は送信搬送波周波数制御部である。本発明の実施例の親局の要部ブ゛ロック図第２図本発明の実施例の子局の要部フ゛ロック図第３図本完明の実施例の動作説明図

Claims

【特許請求の範囲】親局（１）から複数の各子局（２）に対して時分割方式
により送信し、前記各子局（２）は前記親局（１）から
のクロック信号に同期して、自子局割当時間帯に前記親
局（１）へ送信するＴＤＭＡ通信方式に於いて、前記子局（２）に於けるクロック信号位相調整時に、前
記親局（１）は、子局（２）からのクロック信号の位相
情報及び送信搬送波の周波数情報を抽出し、子局クロッ
ク信号位相及び子局送信搬送波周波数判定部（３）に於
いて基準値に対する誤差情報を求め、該誤差情報を子局
（２）に送出し、該子局（２）は、受信した誤差情報を基に、クロック信
号位相制御部（４）及び送信搬送波周波数制御部（５）
により、クロック信号位相及び送信搬送波周波数をそれ
ぞれ制御することを特徴とするＴＤＭＡ通信方式。