JPH08335444A - 平板型画像表示装置 - Google Patents
平板型画像表示装置Info
- Publication number
- JPH08335444A JPH08335444A JP14026095A JP14026095A JPH08335444A JP H08335444 A JPH08335444 A JP H08335444A JP 14026095 A JP14026095 A JP 14026095A JP 14026095 A JP14026095 A JP 14026095A JP H08335444 A JPH08335444 A JP H08335444A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- image display
- electron beam
- display device
- fixing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 真空容器内に電極ユニットを固定する際に固
定スペーサにかかる応力による固定スペーサの破損を防
止し、画像欠陥のない平板型画像表示装置を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 固定スペーサ１２の電極と当接する側に段付
き部１５を設ける。段付き部１５を電極の固定穴１６に
はめ合わさるように配置することで所定の位置に位置規
制できると共に固定スペーサの位置規制にフリットガラ
スを用いていない構造のため耐荷重性能が向上し、固定
スペーサの欠損を防止する。
定スペーサにかかる応力による固定スペーサの破損を防
止し、画像欠陥のない平板型画像表示装置を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 固定スペーサ１２の電極と当接する側に段付
き部１５を設ける。段付き部１５を電極の固定穴１６に
はめ合わさるように配置することで所定の位置に位置規
制できると共に固定スペーサの位置規制にフリットガラ
スを用いていない構造のため耐荷重性能が向上し、固定
スペーサの欠損を防止する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン受像機、
計算機端末ディスプレイ等に用いられる平板型画像表示
装置に関するものである。
計算機端末ディスプレイ等に用いられる平板型画像表示
装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、液晶ディスプレイ（ＬＣＤ）、プ
ラズマディスプレイ（ＰＤＰ）等、種々の平板型画像表
示装置の開発が盛んに行われているが、ＣＲＴ方式の平
板型画像表示装置として電子ビーム源と複数枚の電子ビ
ーム制御電極を積層した平板状の電極ユニットにより電
子ビームを集束、変調、偏向し、平板状の蛍光体スクリ
ーンに電子ビームを照射することにより画像を表示する
方式が開発されている。
ラズマディスプレイ（ＰＤＰ）等、種々の平板型画像表
示装置の開発が盛んに行われているが、ＣＲＴ方式の平
板型画像表示装置として電子ビーム源と複数枚の電子ビ
ーム制御電極を積層した平板状の電極ユニットにより電
子ビームを集束、変調、偏向し、平板状の蛍光体スクリ
ーンに電子ビームを照射することにより画像を表示する
方式が開発されている。
【０００３】以下、図面を参照しながら上述の平板型画
像表示装置の一例について説明する。
像表示装置の一例について説明する。
【０００４】従来の平板型画像表示装置の断面図を図４
に示す。平板型画像表示装置１０１は、内面に蛍光体ス
クリーン１０２が形成されたガラス製の表容器１０３と
ガラス製の裏容器１０４より構成された真空容器の内部
に、裏容器１０４から表容器１０３に向かって背面電極
１０５と、電子ビーム源としての複数本の線状熱陰極１
０６と、平板状の電子ビーム制御電極１０７ａ、１０７
ｂ、１０７ｃ、１０７ｄ、１０７ｅより構成された電極
ユニット１０８が収納されて構成されている。
に示す。平板型画像表示装置１０１は、内面に蛍光体ス
クリーン１０２が形成されたガラス製の表容器１０３と
ガラス製の裏容器１０４より構成された真空容器の内部
に、裏容器１０４から表容器１０３に向かって背面電極
１０５と、電子ビーム源としての複数本の線状熱陰極１
０６と、平板状の電子ビーム制御電極１０７ａ、１０７
ｂ、１０７ｃ、１０７ｄ、１０７ｅより構成された電極
ユニット１０８が収納されて構成されている。
【０００５】裏容器１０４には複数の固定座１０９が設
けられており、固定座１０９の上に支持板１１０が配置
されている。支持板１１０は、電極ユニット１０８と当
接する面に酸化物セラミック系の絶縁性薄膜を形成して
いる。
けられており、固定座１０９の上に支持板１１０が配置
されている。支持板１１０は、電極ユニット１０８と当
接する面に酸化物セラミック系の絶縁性薄膜を形成して
いる。
【０００６】電極ユニット１０８は複数枚の電子ビーム
制御電極１０７ａ、１０７ｂ、１０７ｃ、１０７ｄ、１
０７ｅより構成され、各電極には電子ビームが通過する
ための円形状や矩形状のスリットが形成されている。そ
れらの電極は上記スリット領域を避けて電極間を所定間
隔に保って各電極同士を積層固定する接着スペーサ１１
１によって絶縁固定されている。また電極の周囲には複
数の固定穴１１６が形成され、各固定穴では各電極間に
固定スペーサ１１２を介して固定ネジ１２０によって締
結されて支持板１１０に固定されている。固定スペーサ
１１２は、円環形状の金属基板１１３の片面に酸化物セ
ラミック系の絶縁性薄膜１１４を形成しているととも
に、もう一方の片面に形成されたガラスフリット薄膜１
１７により焼成炉で電極ユニット１０８を焼成して各電
極間に接着固定されている。
制御電極１０７ａ、１０７ｂ、１０７ｃ、１０７ｄ、１
０７ｅより構成され、各電極には電子ビームが通過する
ための円形状や矩形状のスリットが形成されている。そ
れらの電極は上記スリット領域を避けて電極間を所定間
隔に保って各電極同士を積層固定する接着スペーサ１１
１によって絶縁固定されている。また電極の周囲には複
数の固定穴１１６が形成され、各固定穴では各電極間に
固定スペーサ１１２を介して固定ネジ１２０によって締
結されて支持板１１０に固定されている。固定スペーサ
１１２は、円環形状の金属基板１１３の片面に酸化物セ
ラミック系の絶縁性薄膜１１４を形成しているととも
に、もう一方の片面に形成されたガラスフリット薄膜１
１７により焼成炉で電極ユニット１０８を焼成して各電
極間に接着固定されている。
【０００７】以下その動作について説明する。線状熱陰
極１０６に所定の電流を流し、背面電極１０５と複数枚
の電子ビーム制御電極１０７ａ、１０７ｂ、１０７ｃ、
１０７ｄ、１０７ｅと蛍光体スクリーン１０２に所定の
電位を印加すると、電子ビームが電子ビーム制御電極１
０７ａに向かって引き出される。電子ビーム制御電極１
０７ａ、１０７ｂ、１０７ｃ、１０７ｄ、１０７ｅには
それぞれ電子ビームが通過するスリットが形成されてお
り、電子ビームはこれらのスリットを通過する間に、各
電極に印加された電圧により制御、集束、偏向され、高
電圧が印加された蛍光体スクリーン１０２に衝突し、蛍
光体を発光させることにより画像を表示する。
極１０６に所定の電流を流し、背面電極１０５と複数枚
の電子ビーム制御電極１０７ａ、１０７ｂ、１０７ｃ、
１０７ｄ、１０７ｅと蛍光体スクリーン１０２に所定の
電位を印加すると、電子ビームが電子ビーム制御電極１
０７ａに向かって引き出される。電子ビーム制御電極１
０７ａ、１０７ｂ、１０７ｃ、１０７ｄ、１０７ｅには
それぞれ電子ビームが通過するスリットが形成されてお
り、電子ビームはこれらのスリットを通過する間に、各
電極に印加された電圧により制御、集束、偏向され、高
電圧が印加された蛍光体スクリーン１０２に衝突し、蛍
光体を発光させることにより画像を表示する。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来のような構成では、電極ユニット１０８作製の工程に
おいて、図６のように固定穴周辺で電極に外力１１８が
かかると電子ビーム制御電極１０７ａは薄板であるため
弾性変形する。この際ガラスフリット薄膜１１７が電子
ビーム制御電極１０７ａとの間で剥離してしまい固定ス
ペーサ１１２が脱落するという問題が生じる。また図７
のように支持板１１０に締結固定する際に締め付けの応
力により、ガラスフリット薄膜１１７が破損して欠落し
てしまい、その破片１１９が電子ビーム制御電極のスリ
ットを閉塞して画像欠陥の問題が生じる。
来のような構成では、電極ユニット１０８作製の工程に
おいて、図６のように固定穴周辺で電極に外力１１８が
かかると電子ビーム制御電極１０７ａは薄板であるため
弾性変形する。この際ガラスフリット薄膜１１７が電子
ビーム制御電極１０７ａとの間で剥離してしまい固定ス
ペーサ１１２が脱落するという問題が生じる。また図７
のように支持板１１０に締結固定する際に締め付けの応
力により、ガラスフリット薄膜１１７が破損して欠落し
てしまい、その破片１１９が電子ビーム制御電極のスリ
ットを閉塞して画像欠陥の問題が生じる。
【０００９】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、電極の変形、締め付け応力による固定スペーサの脱
落、及び破損を防止する平板型画像表示装置を提供する
ことを目的とする。
で、電極の変形、締め付け応力による固定スペーサの脱
落、及び破損を防止する平板型画像表示装置を提供する
ことを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の平板型画像表示装置は、内面に蛍光体スクリ
ーンを形成した表容器と裏容器とからなる真空容器内
に、電子ビーム源としての複数本の線状熱陰極と、上記
線状熱陰極から発生した電子ビームを制御する複数枚の
平板状の電極からなる電極ユニットを備え、上記電極ユ
ニットは中心部領域が絶縁接合部材により所定の間隔で
積層固定されているとともに各電極間に固定スペーサを
介して裏容器に固定されている平板型画像表示装置にお
いて、上記固定スペーサの電極と当接する少なくとも片
面に段付き部が形成されている構成を有する。
に本発明の平板型画像表示装置は、内面に蛍光体スクリ
ーンを形成した表容器と裏容器とからなる真空容器内
に、電子ビーム源としての複数本の線状熱陰極と、上記
線状熱陰極から発生した電子ビームを制御する複数枚の
平板状の電極からなる電極ユニットを備え、上記電極ユ
ニットは中心部領域が絶縁接合部材により所定の間隔で
積層固定されているとともに各電極間に固定スペーサを
介して裏容器に固定されている平板型画像表示装置にお
いて、上記固定スペーサの電極と当接する少なくとも片
面に段付き部が形成されている構成を有する。
【００１１】
【作用】この構成により固定スペーサの少なくとも片面
に段付き部を形成することにより、固定スペーサが電極
間の所定の位置に位置規制され、電極の変形、締め付け
応力による固定スペーサの脱落、及び破損を防止する。
に段付き部を形成することにより、固定スペーサが電極
間の所定の位置に位置規制され、電極の変形、締め付け
応力による固定スペーサの脱落、及び破損を防止する。
【００１２】
（実施例１）以下本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。
照しながら説明する。
【００１３】図１は、本発明の一実施例における平板型
画像表示装置の断面図、図２は固定スペーサ、図３は電
極ユニット固定部断面図である。
画像表示装置の断面図、図２は固定スペーサ、図３は電
極ユニット固定部断面図である。
【００１４】平板型画像表示装置１は、内面に蛍光体ス
クリーン２が形成されたガラス製の表容器３とガラス製
の裏容器４より構成された真空容器の内部に、裏容器４
から表容器３に向かって背面電極５と、電子ビーム源と
しての複数本の線状熱陰極６と、平板状の電子ビーム制
御電極７ａ、７ｂ、７ｃ、７ｄ、７ｅより構成された電
極ユニット８が収納されて構成されている。
クリーン２が形成されたガラス製の表容器３とガラス製
の裏容器４より構成された真空容器の内部に、裏容器４
から表容器３に向かって背面電極５と、電子ビーム源と
しての複数本の線状熱陰極６と、平板状の電子ビーム制
御電極７ａ、７ｂ、７ｃ、７ｄ、７ｅより構成された電
極ユニット８が収納されて構成されている。
【００１５】裏容器４には複数の固定座９が設けられて
おり、固定座９の上に電極ユニット８と当接する面に酸
化物セラミック系の絶縁性薄膜を形成した支持板１０が
配置されている。
おり、固定座９の上に電極ユニット８と当接する面に酸
化物セラミック系の絶縁性薄膜を形成した支持板１０が
配置されている。
【００１６】電極ユニット８は複数枚の電子ビーム制御
電極７ａ、７ｂ、７ｃ、７ｄ、７ｅより構成され、各電
極には電子ビームが通過するための円形状や矩形状のス
リットが形成されている。それらの電極は上記スリット
領域を避けて電極間を所定間隔に保って各電極同士を積
層固定する接着スペーサ１１によって絶縁固定されてい
る。また電極の周辺には複数の固定穴１６が形成され、
各固定穴では各電極間に固定スペーサ１２を介して固定
ネジ２０によって締結されて裏容器４に形成された支持
板１０に固定されている。また固定スペーサ１２は、円
環形状の金属基板１３の片面に酸化物セラミック系の絶
縁性薄膜１４を形成し、金属基板１３の内周側の電極と
当接する面に段付き部１５を設けている。各電極の固定
穴１６ａ、１６ｂ、１６ｃ、１６ｄに固定スペーサ１２
の段付き部１５がはめ合わさるように配置して電極ユニ
ット８を作製することで固定スペーサ１２が所定の位置
に位置規制される。
電極７ａ、７ｂ、７ｃ、７ｄ、７ｅより構成され、各電
極には電子ビームが通過するための円形状や矩形状のス
リットが形成されている。それらの電極は上記スリット
領域を避けて電極間を所定間隔に保って各電極同士を積
層固定する接着スペーサ１１によって絶縁固定されてい
る。また電極の周辺には複数の固定穴１６が形成され、
各固定穴では各電極間に固定スペーサ１２を介して固定
ネジ２０によって締結されて裏容器４に形成された支持
板１０に固定されている。また固定スペーサ１２は、円
環形状の金属基板１３の片面に酸化物セラミック系の絶
縁性薄膜１４を形成し、金属基板１３の内周側の電極と
当接する面に段付き部１５を設けている。各電極の固定
穴１６ａ、１６ｂ、１６ｃ、１６ｄに固定スペーサ１２
の段付き部１５がはめ合わさるように配置して電極ユニ
ット８を作製することで固定スペーサ１２が所定の位置
に位置規制される。
【００１７】このようにして作製された電極ユニット８
の場合、フリットガラス薄膜を無くした構成であり、電
極ユニット８の締結固定時の荷重等に対して固定スペー
サ１２の耐機械強度が向上し破損を生じない。
の場合、フリットガラス薄膜を無くした構成であり、電
極ユニット８の締結固定時の荷重等に対して固定スペー
サ１２の耐機械強度が向上し破損を生じない。
【００１８】
【発明の効果】以上のように本発明は、固定スペーサの
電極と当接する少なくとも片面に段付き部が形成されて
いる構成であり、固定スペーサの脱落の問題を生じるこ
とがなく、また締め付け固定時に固定スペーサの破損を
生じることがなく良質の画像を再現する平板型画像表示
装置を提供することができる。
電極と当接する少なくとも片面に段付き部が形成されて
いる構成であり、固定スペーサの脱落の問題を生じるこ
とがなく、また締め付け固定時に固定スペーサの破損を
生じることがなく良質の画像を再現する平板型画像表示
装置を提供することができる。
【図１】本発明の第１の実施例における平板型画像表示
装置の断面図
装置の断面図
【図２】同実施例における固定スペーサの構成図
【図３】同実施例における電極ユニット固定部断面図
【図４】従来例の平板型画像表示装置の断面図
【図５】従来例の固定スペーサの構成図
【図６】従来例での電極ユニット固定部断面図
【図７】従来例での電極ユニット固定部断面図
１ 平板型画像表示装置 ２ 蛍光体スクリーン ３ 表容器 ４ 裏容器 ６ 線状熱陰極 ７ 電子ビーム制御電極 ８ 電極ユニット １１ 接着スペーサ １２ 固定スペーサ １５ 段付き部
Claims (1)
- 【請求項１】 内面に蛍光体スクリーンを形成した表容
器と裏容器とからなる真空容器内に、電子ビーム源とし
ての複数本の線状熱陰極と、前記線状熱陰極から発生し
た電子ビームを制御する複数枚の平板状の電極からなる
電極ユニットと、前記電極ユニットを所定の間隔で積層
固定する絶縁接合部材と、前記各電極間に設けられる固
定スペーサと、前記固定スペーサの電極と当接する少な
くとも片面に段付き部を備えたことを特徴とする平板型
画像表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14026095A JPH08335444A (ja) | 1995-06-07 | 1995-06-07 | 平板型画像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14026095A JPH08335444A (ja) | 1995-06-07 | 1995-06-07 | 平板型画像表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08335444A true JPH08335444A (ja) | 1996-12-17 |
Family
ID=15264652
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14026095A Pending JPH08335444A (ja) | 1995-06-07 | 1995-06-07 | 平板型画像表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08335444A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001345261A (ja) * | 2000-03-31 | 2001-12-14 | Canon Inc | 電極構造体及びその製造方法、電子光学系アレイ、荷電粒子線露光装置、並びに、デバイスの製造方法 |
-
1995
- 1995-06-07 JP JP14026095A patent/JPH08335444A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001345261A (ja) * | 2000-03-31 | 2001-12-14 | Canon Inc | 電極構造体及びその製造方法、電子光学系アレイ、荷電粒子線露光装置、並びに、デバイスの製造方法 |
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