JPH08334621A - 液晶性光学フィルム - Google Patents

液晶性光学フィルム

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JPH08334621A
JPH08334621A JP8083522A JP8352296A JPH08334621A JP H08334621 A JPH08334621 A JP H08334621A JP 8083522 A JP8083522 A JP 8083522A JP 8352296 A JP8352296 A JP 8352296A JP H08334621 A JPH08334621 A JP H08334621A
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JP
Japan
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less
integer
liquid crystal
film
chemical
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Application number
JP8083522A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Mazaki
仁詩 真崎
Yasushi Sato
康司 佐藤
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Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Oil Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスコティック液晶を大面積にわたって均
一にハイブリッド配向・固定化した新しい液晶性光学フ
ィルムを提供する。 【解決手段】 ディスコティック液晶性材料より成り、
ディスコティック液晶の配向形態を固定化した液晶性光
学フィルムであって、ディスコティック液晶材料より形
成される単層フィルムであり、かつ該ディスコティック
液晶の配向形態が、フィルム上面界面近傍のディスコテ
ィック液晶のダイレクターとフィルム平面とのなす角度
と、フィルム下面界面近傍のディスコティック液晶のダ
イレクターとフィルム平面とのなす角度が異なるハイブ
リッド配向であることを特徴とする液晶性光学フィル
ム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は偏光光学素子、液晶
ディスプレー用各種補償板等に用いることのできる新規
な液晶性光学フィルムに関する。
【0002】
【従来技術】液晶の配向形態を固定化したフィルムは、
液晶構造に由来する特異な光学的性質を示すと共に、環
境に対して優れた耐性を示すユニークな材料である。一
般に液晶は、大きな複屈折を持ち、また配向形態も多様
性に富んでおり、複屈折性の延伸フィルム等では得るこ
とのできない光学性能を発揮することが可能である。近
年、液晶の性質、特に配向形態に伴う特異な光学的性質
を利用するために、該形態の固定化に関して種々の報告
がなされている。例えば特開平3−87720号公報に
は、ねじれネマチック配向を固定化した膜を液晶表示素
子用補償板の構成材料として用いたものについて、また
特開昭64−65124号公報には、スメクチック液晶
性ポリエステルからなる光学フィルターについて、さら
に特開平6−186534号公報には、コレステリック
液晶性フィルムの製造方法について、それぞれ開示され
ている。これら従来例の記載からも分かるように、液晶
の配向形態を固定化して形成された膜、フィルムなど
は、液晶の配向形態に基づく特異な光学的性質を利用
し、光学分野、特に液晶ディスプレー分野の技術開発に
大きく貢献しうるものである。
【0003】しかしながら現状においては、上記のネマ
チック液晶、スメクチック液晶、およびコレステリック
液晶は、いずれも細長い棒状の液晶分子が配向したもの
であるために、得られる配向形態の多様性にも限界があ
り、新たな光学分野への応用や要求物性の対応に限界を
生じてきている状況にある。そこで、上記の液晶とは分
子形状が全く異なるディスコティック液晶が注目され始
め、ディスコティック液晶を上記液晶と同様に光学分野
等に利用する試みがなされている。
【0004】一般にディスコティック液晶は、分子が円
盤状であり、通常、該液晶を基板上に配向させると、該
分子の平板面が基板面に対して平行なホメオトロピック
配向、または、一定のチルト角をもってチルト配向され
る。また、該配向により発現される屈折率構造は負の一
軸性構造となる。該ディスコティック液晶の光学分野へ
の利用を開示したものとして、例えば特開平6−214
116号公報が挙げられる。該公報は、ディスコティッ
ク液晶性化合物を高分子マトリクス中に分散せしめた
後、斜め方向に磁場を印加して、光学軸が基板法線から
傾いた負の一軸性構造を形成しめる光学素子の製造法を
開示している。
【0005】上記公報の記載からも明らかなように、デ
ィスコティック液晶は、該液晶の分子形状に伴う特異な
配向形態、屈折率構造およびそれに基づく特異な光学的
性質によって、従来成し得なかった光学的物性の向上や
新たな光学分野への応用が期待される光学材料と成りう
ることが窺える。しかしながら、上記公報に記載されて
いるような技術では、配向形態および該配向形態に基づ
く屈折率構造が負の一軸性構造、というディスコティッ
ク液晶特有な形態・構造の範囲に限られており、また、
その配向方法も液晶性化合物を高分子マトリクス中に分
散させ、磁場あるいは電場などを印加するという煩雑な
方法をとる必要がある、など工業的応用の観点からは限
界のあるものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記課題を解
決するものであり、ディスコティック液晶を均一にハイ
ブリッド配向・固定化した液晶性光学フィルムを提供す
るものであり、詳しくは、従来のディスコティック液晶
の配向形態および屈折率構造の範囲を脱却した、新たな
光学フィルムであり、ディスコティック液晶を大面積に
わたって均一にハイブリッド配向・固定化した液晶性光
学フィルムを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、従来のデ
ィスコティック液晶の配向形態および屈折率構造の範囲
を脱却した、新たな光学フィルムを得ることを目的に鋭
意研究した結果、ディスコティック液晶を大面積にわた
って均一にハイブリッド配向・固定化する技術に成功
し、しかも工業的に容易な方法で得ることができる液晶
性光学フィルムの開発に成功し、遂に本発明に到達し
た。すなわち本発明の第1は、ディスコティック液晶性
材料より成り、ディスコティック液晶の配向形態を固定
化した液晶性光学フィルムであって、ディスコティック
液晶材料より形成される単層フィルムであり、かつ該デ
ィスコティック液晶の配向形態が、フィルム上面界面近
傍のディスコティック液晶のダイレクターとフィルム平
面とのなす角度と、フィルム下面界面近傍のディスコテ
ィック液晶のダイレクターとフィルム平面とのなす角度
が異なるハイブリッド配向であることを特徴とする液晶
性光学フィルムに関する。
【0008】また本発明の第2は、ハイブリッド配向
が、ディスコティック液晶のダイレクターがフィルムの
上面もしくは下面のいずれか一方において、フィルム平
面と60度以上90度以下の角度をなし、当該面の反対
面においてはフィルム平面と0度以上50度以下の角度
をなすハイブリッド配向である液晶性光学フィルムに関
する。また本発明の第3は、基板上にて形成される該液
晶性光学フィルムに関する。また本発明の第4は、液晶
性光学フィルムと基板とから少なくとも構成され、基板
側のフィルム界面近傍のディスコティック液晶のダイレ
クターとフィルム平面とのなす角度が0度以上50度以
下であることを特徴とする光学素子に関する。また本発
明の第5は、ディスコティック液晶の配向制御能を実質
的に持たない基板と液晶性光学フィルムとから構成され
ることを特徴とする光学素子に関する。さらに本発明の
第6は、配向膜を有しない基板と液晶性光学フィルムと
から構成されることを特徴とする光学素子に関する。
【0009】以下、本発明についてさらに詳しく説明す
る。一般にディスコティック液晶は、平面性の高い円盤
状の形をしたメソゲンを有する分子により発現される液
晶である。ディスコティック液晶の特徴は、液晶層中の
極微小領域における屈折率が負の一軸性を有することで
あり、図1のように、ある平面内での屈折率が等しく
(noとする)、その平面に垂直な方向がダイレクター
(液晶の局所的な配向方向を表す単位ベクトル)であ
り、該ダイレクター方向の屈折率をneとしたとき、n
o>neとなっている。こういった微小領域におけるダ
イレクターが液晶層中でどのように配列するかで、得ら
れる構造体の屈折率特性、ひいては光学特性が決定され
る。該ダイレクターの方向(角度)が、液晶層全体にわ
たって同一方向を向いている場合、その向きが通常液晶
層全体の光軸となる。通常、液晶層全体にわたってダイ
レクターが同一方向を向いている場合、負の一軸性を示
す液晶層と成り、従来の方法でディスコティック液晶を
均一配向した場合には、通常、図2(a),(b)の配
向を形成する。図2の(a)は、液晶層に存在するディ
スコティック液晶のダイレクターが全て基板法線にある
ことからホメオトロピック配向と呼ばれる。この配向を
形成した液晶層の光軸は基板法線方向に存在することと
なる。また(b)は、液晶層に存在する全てのディスコ
ティック液晶のダイレクターが基板法線から一定角度傾
いたチルト配向であり、この液晶層全体の光軸は、ダイ
レクターが傾いた方向(チルト角方向)に存在すること
になる。
【0010】本発明の液晶性光学フィルムは、前記のよ
うなホメオトロピック配向やチルト配向、また該配向形
態に基づく負の一軸性構造とは全く異なるものであり、
フィルム全体としての光軸が存在せず、ディスコティッ
ク液晶のダイレクターとフィルム平面とのなす角度がフ
ィルム上面界面近傍と下面界面近傍とで異なった単層フ
ィルムである。具体的には、フィルムの膜厚方向の各部
分において該ダイレクターとフィルム平面とのなす角度
が異なった配向を形成している。また液晶性光学フィル
ムにおいては、該ダイレクターのフィルム平面への投影
ベクトルの方向(ダイレクター方位)が液晶層全体、す
なわち液晶性光学フィルム全体にわたってほぼ一方向で
ある。したがって本発明の液晶性光学フィルムは、該ダ
イレクターの角度がフィルム上面界面近傍と下面界面近
傍とで異なり、またダイレクター方位が一方向というこ
とから、図2の(c)の如くディスコティック液晶の該
ダイレクターとフィルム平面とのなす角度が、該フィル
ムの膜厚方向でほぼ連続的な変化をした特異な配向形態
を形成しているものと推察される。棒状のネマチック液
晶では、このような厚さ方向でダイレクターの角度が連
続的に変化したものをハイブリッド配向と呼ぶことか
ら、本発明の液晶性光学フィルムの配向形態もハイブリ
ッド配向と呼ぶことにする。
【0011】本発明において、ハイブリッド配向のフィ
ルムの膜厚方向における角度範囲は、ディスコティック
液晶のダイレクターとフィルム平面とのなす最小の角度
の絶対値、すなわちディスコティック液晶のダイレクタ
ーとフィルム平面における法線とがなす鈍角側ではない
角度(0度以上90度以下の範囲となる角度)をa度と
した際に、〔90度−a度〕により求められる角度が、
フィルムの上面界面近傍または下面界面近傍の一方にお
いては、通常60度以上90度以下の角度をなし、当該
面の反対面においては、通常0度以上50度以下であ
る。好ましくは一方の角度の絶対値が80度以上90度
以下、他方の角度の絶対値が0度以上30度以下であ
る。なお界面近傍とは、フィルムの表面から膜厚方向に
向かって該膜厚の1〜5%程度の深さを意味するもので
ある。
【0012】本発明の液晶性光学フィルムは、上述のよ
うに、少なくともディスコティック液晶のダイレクター
とフィルム平面とのなす角度がフィルム上面界面近傍と
下面界面近傍とで異なったハイブリッド配向を形成して
いるためにダイレクターが厚み方向で異なる方向を向い
ており、フィルムという構造体として見た場合、もはや
光軸は存在せず一軸性は失われている。このような、液
晶の配向形態中を光が通過する際、従来得られなかった
複雑な複屈折挙動を観察することができる。
【0013】次に、本発明に用いるディスコティック液
晶性材料について説明する。該材料は、ディスコティッ
ク液晶性化合物単独、または、少なくとも1種の該液晶
性化合物を含有する組成物からなる。ディスコティック
液晶はC.Destradeらにより、その分子の配向
秩序によってND 相(discotic nemati
c),Dho相(hexagonal ordered
columnar phase),Dhd相(hexag
onal disordered columnar
phase),Drd相(rectangular di
sordered columnar phase),
Dob相(oblique columnar phas
e)のように分類されている(C.Destrade
et al.Mol.Cryst.Liq.Crys
t.106,121(1984))。本発明において、
これらの分子の配向秩序は特に限定はされないが、配向
の容易さの観点から、配向秩序の最も低いND 相を少な
くとも有する材料が好ましく、特に好ましいのはND 相
のみを唯一液晶相として有するものである。
【0014】本発明に用いられるディスコティック液晶
性材料は、その液晶状態における配向形態を損なうこと
なく固定化するために、固定化時に液晶相から結晶相へ
の転移が起こらないものが好ましい。またフィルムを形
成した際、使用条件下で配向形態が保たれ、且つ、固体
と同様に取扱いができるものが望ましい。さらに、本発
明でいう固定化した、という状態は、液晶構造がアモル
ファスなガラス状態で凍結された状態が最も典型的、且
つ好ましい態様ではあるが、それだけには限定されず、
本発明の液晶性光学フィルムの使用条件下、具体的に
は、通常0℃から50℃、より過酷な条件下では−30
℃から70℃の温度範囲において、該フィルムに流動性
が無く、また外傷や外力によって配向形態に変化を生じ
させることなく、固定化された配向形態を安定に保ち続
けることができる状態を指すものである。以上のことよ
り、本発明に用いられるディスコティック液晶性材料と
しては、以下のいずれかの性質を持つものが好ましい。
【0015】 液晶状態より低温域にガラス相のみを
有し、結晶相を持たない。液晶状態より温度を下げてい
くとガラス状態で固定化される。 液晶状態より低温域に結晶相を有し、さらに結晶相
より低温域にガラス相を有するものであって、液晶状態
から温度を下げたとき、結晶相が出現せず(結晶相が過
冷却する場合、または昇温時のみに結晶化を起こすモノ
トロピックな場合)、液晶状態より温度を下げていくと
ガラス状態で固定化される。
【0016】 液晶状態より低温域に結晶相を有する
が、さらに低温域においては、明瞭なガラス転移を示さ
ないものであって、液晶状態から温度を下げたとき、結
晶相が出現しない(結晶相が過冷却する場合、または昇
温時のみに結晶化を起こすモノトロピックな場合)。こ
の場合、融点(固定化した後、再度高温に加熱したとき
に観測される)よりさらに低い温度では、分子の流動性
が極めて制限された状況にある、実用上固体の材料と見
なせる。 液晶状態より低温域で、昇温過程および高温過程に
おいても明瞭な結晶への転移もガラス状態への転移も観
測されないが、液晶状態における配向形態を固定化した
際、本フィルムの使用温度範囲内で流動性が全く無く、
且つ、ズリなどの外力や外場を加えても配向形態が変化
しない。
【0017】上記のうち、より好ましいものはおよび
のいずれかの場合であり、最も好ましいのはの性質
を持ったものを用いる場合である。尚、およびのい
ずれの場合でも実用上差し支えなく用いることができる
が、フィルムの使用条件下で配向の乱れが起こる可能性
がないことを注意深く確かめる必要性がある。具体的に
は、通常0℃から50℃の温度範囲において、例えばズ
リなどを強制的に加え、配向形態に乱れが生じなければ
特に問題はない。ズリなどによって配向形態に乱れが生
じた場合、本来の光学性能は失われ、その後如何なる処
理を施しても元の配向形態に戻すことは困難であり、実
際の使用において大きな問題となる。
【0018】本発明に用いるディスコティック液晶性材
料は、上記のいずれかの性質を持つと同時に、均一な欠
陥のない配向のために、良好なドメイン合一性を示すも
のが望ましい。ドメインの合一性が悪い場合には、得ら
れる構造がポリドメインとなり、ドメイン同士の境界に
配向欠陥が生じ、光を散乱するようになる。また、フィ
ルムの透過率低下にもつながるので望ましくない。次
に、該液晶性材料と成りうるディスコティック液晶性化
合物について説明する。該化合物の具体的な構造は、主
にディスコティック液晶相を発現させるのに必須の円盤
状の中心部分(ディスコゲン)と、液晶相を安定化する
ために必要な置換基とで構成される。該置換基は、一官
能性のものが好ましく用いられるが、二官能性のものを
用いてディスコゲン同士を一部連結させ、オリゴマー化
またはポリマー化させたりして得られる化合物でも本発
明の材料として好ましく用いることができる。以下、具
体的に本発明に用いることができるディスコティック液
晶性化合物の分子構造を示す。
【0019】
【化1】 1 ,R2 ,R3 は以下の群より選ばれる同一もしくは
異なる、一官能性もしくは二官能性の置換基。一官能性
の置換基としては、
【0020】
【化2】 ただし、Cn 2n+1は直鎖もしくは分岐のアルキル基
で、nは1以上18以下の整数、より好ましくは3以上
14以下の整数。X1〜X8は、それぞれ独立してH
−、F−、Cl−、Br−、C1 21+1−、C1 21+1
O−、C6 5 −、C6 5 CO−、C6 5 O−のい
ずれかを意味する。ここでC1 21+1は、直鎖もしくは
分岐のアルキル基で、1は1以上18以下の整数、好ま
しくは1以上10以下の整数。Cm 2mは直鎖もしくは
分岐のアルキレン基で、mは1以上16以下の整数、よ
り好ましくは2以上10以下の整数。二官能性の置換基
としては、
【0021】
【化3】 ただし、Cm 2mは直鎖もしくは分岐のアルキレン鎖
で、mは2以上16以下の整数、より好ましくは4以上
12以下の整数。具体的な構造を例示すれば、
【0022】
【化4】 ただしp,qおよびrは、1以上18以下の整数、より
好ましくは3以上14以下の整数。
【0023】
【化5】 ただしpおよびqは、1以上18以下の整数、より好ま
しくは3以上14以下の整数。X1、X2およびX3
は、それぞれ独立してH−、F−、Cl−、Br−、C
1 21+1−、C1 21+1O−、C6 5 −、C6 5
O−、C6 5 O−のいずれかを意味する。ここでC1
21+1は、直鎖もしくは分岐のアルキル基で、1は1以
上18以下の整数、好ましくは1以上10以下の整数。
【0024】
【化6】 ただしpは、1以上18以下の整数、より好ましくは3
以上14以下の整数。X1、X2、X3、X4、X5お
よびX6は、それぞれ独立してH−、F−、Cl−、B
r−、C1 21+1−、C1 21+1O−、C6 5 −、C
6 5 CO−、C6 5 O−のいずれかを意味する。こ
こでC1 21+1は、直鎖もしくは分岐のアルキル基で、
1は1以上18以下の整数、好ましくは1以上10以下
の整数。
【0025】
【化7】 ただしX1、X2、X3、X4、X5、X6、X7、X
8およびX9は、それぞれ独立してH−、F−、Cl
−、Br−、C1 21+1−、C1 21+1O−、C 6 5
−、C6 5 CO−、C6 5 O−のいずれかを意味す
る。ここでC1 21+1は、直鎖もしくは分岐のアルキル
基で、1は1以上18以下の整数、好ましくは1以上1
0以下の整数。
【0026】
【化8】 ただしp,qおよびrは、1以上18以下の整数、より
好ましくは3以上14以下の整数。
【0027】
【化9】 ただしpおよびqは、1以上18以下の整数、より好ま
しくは3以上14以下の整数。X1、X2およびX3
は、それぞれ独立してH−、F−、Cl−、Br−、C
1 21+1−、C1 21+1O−、C6 5 −、C6 5
O−、C6 5 O−のいずれかを意味する。ここでC1
21+1は、直鎖もしくは分岐のアルキル基で、1は1以
上18以下の整数、好ましくは1以上10以下の整数。
【0028】
【化10】 ただしpは、1以上18以下の整数、より好ましくは3
以上14以下の整数。X1、X2、X3、X4、X5お
よびX6は、それぞれ独立してH−、F−、Cl−、B
r−、C1 21+1−、C1 21+1O−、C6 5 −、C
6 5 CO−、C6 5 O−のいずれかを意味する。こ
こでC1 21+1は、直鎖もしくは分岐のアルキル基で、
1は1以上18以下の整数、好ましくは1以上10以下
の整数。
【0029】
【化11】 ただしX1、X2、X3、X4、X5、X6、X7、X
8およびX9は、それぞれ独立してH−、F−、Cl
−、Br−、C1 21+1−、C1 21+1O−、C 6 5
−、C6 5 CO−、C6 5 O−のいずれかを意味す
る。ここでC1 21+1は、直鎖もしくは分岐のアルキル
基で、1は1以上18以下の整数、好ましくは1以上1
0以下の整数。
【0030】
【化12】 ただしp,qおよびrは、1以上18以下の整数、より
好ましくは3以上14以下の整数。
【0031】
【化13】 ただしp,qおよびrは、1以上18以下の整数、より
好ましくは3以上14以下の整数。
【0032】
【化14】 ただしp,qおよびrは、1以上18以下の整数、より
好ましくは3以上14以下の整数。
【0033】
【化15】 ただしp,qおよびrは、1以上18以下の整数、より
好ましくは3以上14以下の整数。X1、X2およびX
3は、それぞれ独立してH−、F−、Cl−、Br−、
1 21+1−、C1 21+1O−、C6 5 −、C6 5
CO−、C6 5 O−のいずれかを意味する。ここでC
1 21+1は、直鎖もしくは分岐のアルキル基で、1は1
以上18以下の整数、好ましくは1以上10以下の整
数。
【0034】
【化16】 ただしpおよびqは、1以上18以下の整数、より好ま
しくは3以上14以下の整数。X1、X2およびX3
は、それぞれ独立してH−、F−、Cl−、Br−、C
1 21+1−、C1 21+1O−、C6 5 −、C6 5
O−、C6 5 O−のいずれかを意味する。ここでC1
21+1は、直鎖もしくは分岐のアルキル基で、1は1以
上18以下の整数、好ましくは1以上10以下の整数。
【0035】
【化17】 ただしpは、1以上18以下の整数、より好ましくは3
以上14以下の整数。X1、X2、X3、X4、X5お
よびX6は、それぞれ独立してH−、F−、Cl−、B
r−、C1 21+1−、C1 21+1O−、C6 5 −、C
6 5 CO−、C6 5 O−のいずれかを意味する。こ
こでC1 21+1は、直鎖もしくは分岐のアルキル基で、
1は1以上18以下の整数、好ましくは1以上10以下
の整数。
【0036】
【化18】 で表されるポリマー。Qは、
【0037】
【化19】 ここでnは1以上18以下の整数、より好ましくは3以
上14以下の整数。mは2以上16以下の整数、より好
ましくは4以上12以下の整数。平均分子量は4,00
0以上100,000以下の範囲。
【0038】
【化20】 1 ,R2 ,R3 は以下の群より選ばれる同一もしくは
異なる、一官能性もしくは二官能性の置換基。一官能性
の置換基としては、
【0039】
【化21】 ただし、Cn 2n+1は直鎖もしくは分岐のアルキル基
で、nは1以上18以下の整数、より好ましくは3以上
14以下の整数。二官能性の置換基としては、
【0040】
【化22】 ただし、Cm 2mは直鎖もしくは分岐のアルキレン鎖
で、mは2以上16以下の整数、より好ましくは4以上
12以下の整数。具体的な構造を例示すれば、
【0041】
【化23】 ただしp,qおよびrは、1以上18以下の整数、より
好ましくは3以上14以下の整数。
【0042】
【化24】 ただしp,qおよびrは、1以上18以下の整数、より
好ましくは3以上14以下の整数。
【0043】
【化25】 ただしp,qおよびrは、1以上18以下の整数、より
好ましくは3以上14以下の整数。
【0044】
【化26】 ただしp,qおよびrは、1以上18以下の整数、より
好ましくは3以上14以下の整数。
【0045】
【化27】 ただしp,qおよびrは、1以上18以下の整数、より
好ましくは3以上14以下の整数。
【0046】
【化28】 ただしp,qおよびrは、1以上18以下の整数、より
好ましくは3以上14以下の整数。
【0047】
【化29】 で表されるポリマー。平均分子量は4,000以上10
0,000以下の範囲。Qは、
【0048】
【化30】 ただし、nは1以上18以下の整数、より好ましくは3
以上14以下の整数。mは2以上16以下の整数、より
好ましくは4以上12以下の整数。
【0049】
【化31】 1 ,R2 ,R3 ,R4 は以下の群より選ばれる同一も
しくは異なる、一官能性もしくは二官能性の置換基。一
官能性の置換基としては、
【0050】
【化32】 ただし、Cn 2n+1は直鎖もしくは分岐のアルキル基
で、nは1以上18以下の整数、より好ましくは3以上
14以下の整数。二官能性の置換基としては、
【0051】
【化33】 ただし、Cm 2mは直鎖もしくは分岐のアルキレン鎖
で、mは2以上16以下の整数、より好ましくは4以上
12以下の整数。具体的な構造を例示すれば、
【0052】
【化34】 ただしp,q,rおよびsは、1以上18以下の整数、
より好ましくは3以上14以下の整数。
【0053】
【化35】 ただしp,q,rおよびsは、1以上18以下の整数、
より好ましくは3以上14以下の整数。
【0054】
【化36】 ただしp,q,rおよびsは、1以上18以下の整数、
より好ましくは3以上14以下の整数。
【0055】
【化37】 ただしp,q,rおよびsは、1以上18以下の整数、
より好ましくは3以上14以下の整数。
【0056】
【化38】 ただしp,q,rおよびsは、1以上18以下の整数、
より好ましくは3以上14以下の整数。
【0057】
【化39】 ただしp,q,rおよびsは、1以上18以下の整数、
より好ましくは3以上14以下の整数。
【0058】
【化40】 ただしp,q,rおよびsは、1以上18以下の整数、
より好ましくは3以上14以下の整数。
【0059】
【化41】 1 ,R2 ,R3 ,R4 ,R5 ,R6 ,R7 ,R8 は以
下の群より選ばれる同一もしくは異なる、一官能性もし
くは二官能性の置換基。一官能性の置換基としては、−
H(最大4個まで),
【0060】
【化42】 ただし、Cn 2n+1は直鎖もしくは分岐のアルキル基
で、nは1以上18以下の整数、より好ましくは3以上
14以下の整数。二官能性の置換基としては、
【0061】
【化43】 ただし、Cm 2mは直鎖もしくは分岐のアルキレン鎖
で、mは2以上16以下の整数、より好ましくは4以上
12以下の整数。具体的な構造を例示すれば、
【0062】
【化44】 ただし、p,q,r,s,t,u,vおよびwは、1以
上18以下の整数、より好ましくは3以上14以下の整
数。
【0063】
【化45】 ただし、p,q,r,s,tおよびuは、1以上18以
下の整数、より好ましくは3以上14以下の整数。
【0064】
【化46】 ただし、p,q,r,s,tおよびuは、1以上18以
下の整数、より好ましくは3以上14以下の整数。
【0065】
【化47】 ただし、p,q,rおよびsは、1以上18以下の整
数、より好ましくは3以上14以下の整数。
【0066】
【化48】 ただし、p,q,rおよびsは、1以上18以下の整
数、より好ましくは3以上14以下の整数。
【0067】
【化49】 ただし、p,q,rおよびsは、1以上18以下の整
数、より好ましくは3以上14以下の整数。
【0068】
【化50】 ただし、p,q,rおよびsは、1以上18以下の整
数、より好ましくは3以上14以下の整数。
【0069】
【化51】 ただし、p,q,r,s,tおよびuは、1以上18以
下の整数、より好ましくは3以上14以下の整数。
【0070】
【化52】 ただし、p,q,r,s,tおよびuは、1以上18以
下の整数、より好ましくは3以上14以下の整数。
【0071】
【化53】 ただし、p,q,r,s,tおよびuは、1以上18以
下の整数、より好ましくは3以上14以下の整数。
【0072】
【化54】 ただし、p,q,r,s,tおよびuは、1以上18以
下の整数、より好ましくは3以上14以下の整数。
【0073】
【化55】 ただし、p,q,r,s,tおよびuは、1以上18以
下の整数、より好ましくは3以上14以下の整数。
【0074】
【化56】 ただし、p,q,r,s,tおよびuは、1以上18以
下の整数、より好ましくは3以上14以下の整数。
【0075】
【化57】 1 ,R2 ,R3 ,R4 ,R5 ,R6 は以下の群より選
ばれる同一もしくは異なる、一官能性もしくは二官能性
の置換基。一官能性の置換基としては、
【0076】
【化58】 ただし、Cn 2n+1は直鎖もしくは分岐のアルキル基
で、nは1以上18以下の整数、より好ましくは3以上
14以下の整数。X1〜X8は、それぞれ独立してH
−、F−、Cl−、Br−、C1 21+1−、C1 21+1
O−、C6 5 −、C6 5 CO−、C6 5 O−のい
ずれかを意味する。ここでC1 21+1は、直鎖もしくは
分岐のアルキル基で、1は1以上18以下の整数、好ま
しくは1以上10以下の整数。Cm 2mは直鎖もしくは
分岐のアルキレン基で、mは1以上16以下の整数、よ
り好ましくは2以上10以下の整数。二官能性の置換基
としては、
【0077】
【化59】 ただし、Cm 2mは直鎖もしくは分岐のアルキレン鎖
で、mは2以上16以下の整数、より好ましくは4以上
12以下の整数。具体的な例としては、
【0078】
【化60】 ただし、p,q,r,s,tおよびuは、1以上18以
下の整数、より好ましくは3以上14以下の整数。
【0079】
【化61】 ただし、p,q,r,s,tおよびuは、1以上18以
下の整数、より好ましくは3以上14以下の整数。
【0080】
【化62】 ただし、p,q,r,s,tおよびuは、1以上18以
下の整数、より好ましくは3以上14以下の整数。
【0081】
【化63】 ただし、p,q,r,s,tおよびuは、1以上18以
下の整数、より好ましくは3以上14以下の整数。
【0082】
【化64】 ただし、p,q,r,s,tおよびuは、1以上18以
下の整数、より好ましくは3以上14以下の整数。
【0083】
【化65】 ただし、p,q,r,sおよびtは、1以上18以下の
整数、より好ましくは3以上14以下の整数。X1、X
2およびX3は、それぞれ独立してH−、F−、Cl
−、Br−、C1 21+1−、C1 21+1O−、C6 5
−、C6 5 CO−、C6 5 O−のいずれかを意味す
る。ここでC1 21+1は、直鎖もしくは分岐のアルキル
基で、1は1以上18以下の整数、好ましくは1以上1
0以下の整数。
【0084】
【化66】 ただし、p,q,r,sおよびtは、1以上18以下の
整数、より好ましくは3以上14以下の整数。X1、X
2およびX3は、それぞれ独立してH−、F−、Cl
−、Br−、C1 21+1−、C1 21+1O−、C6 5
−、C6 5 CO−、C6 5 O−のいずれかを意味す
る。ここでC1 21+1は、直鎖もしくは分岐のアルキル
基で、1は1以上18以下の整数、好ましくは1以上1
0以下の整数。
【0085】
【化67】 ただし、p,q,r,s,tおよびuは、1以上18以
下の整数、より好ましくは3以上14以下の整数。X
1、X2、X3、X4、X5およびX6は、それぞれ独
立してH−、F−、Cl−、Br−、C1 21+1−、C
1 21+1O−、C 6 5 −、C6 5 CO−、C6 5
O−のいずれかを意味する。ここでC1 21+1は、直鎖
もしくは分岐のアルキル基で、1は1以上18以下の整
数、好ましくは1以上10以下の整数。
【0086】
【化68】 ただし、p,q,r,s,tおよびuは、1以上18以
下の整数、より好ましくは3以上14以下の整数。
【0087】
【化69】 ただし、p,q,r,s,tおよびuは、1以上18以
下の整数、より好ましくは3以上14以下の整数。
【0088】
【化70】 ただし、p,q,r,sおよびtは、1以上18以下の
整数、より好ましくは3以上14以下の整数。X1、X
2およびX3は、それぞれ独立してH−、F−、Cl
−、Br−、C1 21+1−、C1 21+1O−、C6 5
−、C6 5 CO−、C6 5 O−のいずれかを意味す
る。ここでC1 21+1は、直鎖もしくは分岐のアルキル
基で、1は1以上18以下の整数、好ましくは1以上1
0以下の整数。
【0089】
【化71】 で表される組成物。カッコ横の数字はモル組成比を表
す。 0≦x≦6、0≦y≦6。 p,q,rは1以上18以下の整数、より好ましくは3
以上14以下の整数。
【0090】
【化72】 で表される組成物。カッコ横の数字はモル組成比を表
す。 0≦x≦6 p,qは1以上18以下の整数、より好ましくは3以上
14以下の整数。
【0091】
【化73】 で表される組成物。カッコ横の数字はモル組成比を表
す。 0≦x≦6、0≦y≦6、0≦z≦6 ただしp,qおよびrは、1以上18以下の整数、より
好ましくは3以上14以下の整数。X1、X2およびX
3は、それぞれ独立してH−、F−、Cl−、Br−、
1 21+1−、C1 21+1O−、C6 5 −、C6 5
CO−、C6 5 O−のいずれかを意味する。ここでC
1 21+1は、直鎖もしくは分岐のアルキル基で、1は1
以上18以下の整数、好ましくは1以上10以下の整
数。
【0092】
【化74】 で表される組成物。カッコ横の数字はモル組成比を表
す。 0≦w≦6、0≦x≦6、0≦y≦6、0≦z≦6 ただし、p,q,rおよびsは、1以上18以下の整
数、より好ましくは3以上14以下の整数。X1、X
2、X3、X4、X5およびX6は、それぞれ独立して
H−、F−、Cl−、Br−、C1 21+1−、C1
21+1O−、C6 5 −、C6 5 CO−、C6 5 O−
のいずれかを意味する。ここでC1 21+1は、直鎖もし
くは分岐のアルキル基で、1は1以上18以下の整数、
好ましくは1以上10以下の整数。
【0093】
【化75】 で表される組成物。カッコ横の数字はモル組成比を表
す。 0≦x≦6、0≦y≦6。 p,q,rは1以上18以下の整数、より好ましくは3
以上14以下の整数。
【0094】
【化76】 で表される組成物。カッコ横の数字はモル組成比を表
す。 0≦x≦6、0≦y≦6、0≦z≦6 ただしp,qおよびrは、1以上18以下の整数、より
好ましくは3以上14以下の整数。X1、X2およびX
3は、それぞれ独立してH−、F−、Cl−、Br−、
1 21+1−、C1 21+1O−、C6 5 −、C6 5
CO−、C6 5 O−のいずれかを意味する。ここでC
1 21+1は、直鎖もしくは分岐のアルキル基で、1は1
以上18以下の整数、好ましくは1以上10以下の整
数。
【0095】
【化77】 ただし、p,q,r,s,t,u,vおよびwは、3以
上18以下の整数、より好ましくは5以上14以下の整
数。kは1,2もしくは3。
【0096】
【化78】 ただし、p,q,r,s,t,u,v,w,aおよびb
は、1以上18以下の整数、より好ましくは3以上14
以下の整数。Qは、
【0097】
【化79】 ただし、mは2以上16以下の整数。より好ましくはQ
は、
【0098】
【化80】 ただし、mは2以上18以下の整数、さらに好ましくは
4以上12以下の整数。
【0099】
【化81】 ただし、p,q,r,s,t,u,v,w,aおよびb
は、1以上18以下の整数、より好ましくは3以上14
以下の整数。Qは、
【0100】
【化82】 ただし、mは2以上16以下の整数。より好ましくはQ
は、
【0101】
【化83】 ただし、mは2以上16以下の整数、さらに好ましくは
4以上12以下の整数。
【0102】
【化84】 ただし、p,q,r,s,t,u,v,w,aおよびb
は、1以上18以下の整数、より好ましくは3以上14
以下の整数。Qは、
【0103】
【化85】 ただし、mは2以上16以下の整数。より好ましくはQ
は、
【0104】
【化86】 ただし、mは2以上16以下の整数、さらに好ましくは
4以上12以下の整数。
【0105】
【化87】 ただし、p,q,r,s,t,u,vおよびwは、1以
上18以下の整数、より好ましくは3以上14以下の整
数。X1、X2、X3、X4、X5およびX6は、それ
ぞれ独立してH−、F−、Cl−、Br−、C1 21+1
−、C1 21+1O−、C6 5 −、C6 5 CO−、C
6 5 O−のいずれかを意味する。ここでC1
21+1は、直鎖もしくは分岐のアルキル基で、1は1以上
18以下の整数、好ましくは1以上10以下の整数。Q
は、
【0106】
【化88】 ただし、mは2以上16以下の整数。より好ましくはQ
は、
【0107】
【化89】 ただし、mは2以上16以下の整数、さらに好ましくは
4以上12以下の整数。
【0108】
【化90】 ただし、p,q,r,s,t,u,v,w,a,b,
c,d,eおよびfは、1以上18以下の整数、より好
ましくは3以上14以下の整数。Qは、
【0109】
【化91】 ただし、mは2以上16以下の整数。より好ましくはQ
は、
【0110】
【化92】 ただし、mは2以上16以下の整数、さらに好ましくは
4以上12以下の整数。
【0111】
【化93】 ただし、p,q,r,s,t,u,v,w,xおよびy
は、1以上18以下の整数、より好ましくは3以上14
以下の整数。X1、X2、X3、X4、X5、X6、X
7、X8、X9およびX10は、それぞれ独立してH
−、F−、Cl−、Br−、C1 21+1−、C1 21+1
O−、C6 5 −、C6 5 CO−、C65 O−のい
ずれかを意味する。ここでC1 21+1は、直鎖もしくは
分岐のアルキル基で、1は1以上18以下の整数、好ま
しくは1以上10以下の整数。Qは、
【0112】
【化94】 ただし、mは2以上16以下の整数。より好ましくはQ
は、
【0113】
【化95】 ただし、mは2以上16以下の整数、さらに好ましくは
4以上12以下の整数。
【0114】
【化96】 ただし、p,q,r,s,t,u,v,w,a,b,
c,d,eおよびfは、1以上18以下の整数、より好
ましくは3以上14以下の整数。Qは、
【0115】
【化97】 ただし、mは2以上16以下の整数。より好ましくはQ
は、
【0116】
【化98】 ただし、mは2以上16以下の整数、さらに好ましくは
4以上12以下の整数。
【0117】
【化99】 で表されるポリマー。ただし、p,q,r,s,t,
u,v,wは、1以上18以下の整数、より好ましくは
3以上14以下の整数。平均分子量は5,000から1
00,000の範囲。Qは、
【0118】
【化100】 ただし、mは2以上16以下の整数。より好ましくはQ
は、
【0119】
【化101】 ただし、mは2以上16以下の整数、さらに好ましくは
4以上12以下の整数。
【0120】
【化102】 1 ,R2 ,R3 ,R4 ,R5 ,R6 は以下の群より選
ばれる同一もしくは異なる、一官能性もしくは二官能性
の置換基。一官能性の置換基としては、
【0121】
【化103】 ただし、Cn 2n+1は直鎖もしくは分岐のアルキル基
で、nは1以上18以下の整数、より好ましくは3以上
14以下の整数。X1〜X8は、それぞれ独立してH
−、F−、Cl−、Br−、C1 21+1−、C1 21+1
O−、C6 5 −、C6 5 CO−、C6 5 O−のい
ずれかを意味する。ここでC1 21+1は、直鎖もしくは
分岐のアルキル基で、1は1以上18以下の整数、好ま
しくは1以上10以下の整数。Cm 2mは直鎖もしくは
分岐のアルキレン基で、mは1以上16以下の整数、よ
り好ましくは2以上10以下の整数。二官能性の置換基
としては、
【0122】
【化104】 ただし、Cm 2mは直鎖もしくは分岐のアルキレン鎖
で、mは2以上16以下の整数、より好ましくは4以上
12以下の整数。具体的な例としては、
【0123】
【化105】 ただし、p,q,r,s,tおよびuは、1以上18以
下の整数、より好ましくは3以上14以下の整数。
【0124】
【化106】 ただし、p,q,r,s,tおよびuは、1以上18以
下の整数、より好ましくは3以上14以下の整数。
【0125】
【化107】 ただし、p,q,r,s,tおよびuは、1以上18以
下の整数、より好ましくは3以上14以下の整数。
【0126】
【化108】 ただし、p,q,r,sおよびtは、1以上18以下の
整数、より好ましくは3以上14以下の整数。X1、X
2およびX3は、それぞれ独立してH−、F−、Cl
−、Br−、C1 21+1−、C1 21+1O−、C6 5
−、C6 5 CO−、C6 5 O−のいずれかを意味す
る。ここでC1 21+1は、直鎖もしくは分岐のアルキル
基で、1は1以上18以下の整数、好ましくは1以上1
0以下の整数。
【0127】
【化109】 ただし、p,q,r,s,tおよびuは、1以上18以
下の整数、より好ましくは3以上14以下の整数。X
1、X2、X3、X4、X5およびX6は、それぞれ独
立してH−、F−、Cl−、Br−、C1 21+1−、C
1 21+1O−、C 6 5 −、C6 5 CO−、C6 5
O−のいずれかを意味する。ここでC1 21+1は、直鎖
もしくは分岐のアルキル基で、1は1以上18以下の整
数、好ましくは1以上10以下の整数。
【0128】
【化110】 ただし、p,q,r,sおよびtは、1以上18以下の
整数、より好ましくは3以上14以下の整数。X1、X
2およびX3は、それぞれ独立してH−、F−、Cl
−、Br−、C1 21+1−、C1 21+1O−、C6 5
−、C6 5 CO−、C6 5 O−のいずれかを意味す
る。ここでC1 21+1は、直鎖もしくは分岐のアルキル
基で、1は1以上18以下の整数、好ましくは1以上1
0以下の整数。
【0129】
【化111】 ただし、p,q,r,s,tおよびuは、1以上18以
下の整数、より好ましくは3以上14以下の整数。
【0130】
【化112】 ただし、p,q,r,s,tおよびuは、1以上18以
下の整数、より好ましくは3以上14以下の整数。
【0131】
【化113】 ただし、p,q,r,s,tおよびuは、1以上18以
下の整数、より好ましくは3以上14以下の整数。
【0132】
【化114】 ただし、p,q,r,s,tおよびuは、1以上18以
下の整数、より好ましくは3以上14以下の整数。
【0133】
【化115】 で表される組成物。カッコ横の数字はモル組成比を表
す。 0≦x≦6、0≦y≦6。 p,q,rは1以上18以下の整数、より好ましくは3
以上14以下の整数。
【0134】
【化116】 で表される組成物。カッコ横の数字はモル組成比を表
す。 0≦x≦6 p,qは1以上18以下の整数、より好ましくは3以上
14以下の整数。
【0135】
【化117】 で表される組成物。カッコ横の数字はモル組成比を表
す。 0≦x≦6、0≦y≦6。 p,q,rは1以上18以下の整数、より好ましくは3
以上14以下の整数。
【0136】
【化118】 ただし、p,q,r,s,t,u,v,w,aおよびb
は、1以上18以下の整数、より好ましくは3以上14
以下の整数。Qは、
【0137】
【化119】 ただし、mは2以上16以下の整数。より好ましくはQ
は、
【0138】
【化120】 ただし、mは2以上16以下の整数、さらに好ましくは
4以上12以下の整数。
【0139】
【化121】 で表されるポリマー。ただし、p,q,r,s,t,
u,v,wは、1以上18以下の整数、より好ましくは
3以上14以下の整数。平均分子量は5,000から1
00,000の範囲。Qは、
【0140】
【化122】 ただし、mは2以上16以下の整数。より好ましくはQ
は、
【0141】
【化123】 ただし、mは2以上16以下の整数、さらに好ましくは
4以上12以下の整数。
【0142】
【化124】 1 ,R2 ,R3 ,R4 ,R5 ,R6 は以下の群より選
ばれる同一もしくは異なる、一官能性もしくは二官能性
の置換基。一官能性の置換基としては、
【0143】
【化125】 ただし、Cn 2n+1は直鎖もしくは分岐のアルキル基
で、nは1以上18以下の整数、より好ましくは3以上
14以下の整数。X1〜X8は、それぞれ独立してH
−、F−、Cl−、Br−、C1 21+1−、C1 21+1
O−、C6 5 −、C6 5 CO−、C6 5 O−のい
ずれかを意味する。ここでC1 21+1は、直鎖もしくは
分岐のアルキル基で、1は1以上18以下の整数、好ま
しくは1以上10以下の整数。Cm 2mは直鎖もしくは
分岐のアルキレン基で、mは1以上16以下の整数、よ
り好ましくは2以上10以下の整数。二官能性の置換基
としては、
【0144】
【化126】 ただし、Cm 2mは直鎖もしくは分岐のアルキレン鎖
で、mは2以上16以下の整数、より好ましくは4以上
12以下の整数。具体的な構造を例示すれば、
【0145】
【化127】 ただし、p,q,r,s,tおよびuは、1以上18以
下の整数、より好ましくは3以上14以下の整数。
【0146】
【化128】 ただし、p,q,r,s,tおよびuは、1以上18以
下の整数、より好ましくは3以上14以下の整数。
【0147】
【化129】 ただし、p,q,r,s,tおよびuは、1以上18以
下の整数、より好ましくは3以上14以下の整数。
【0148】
【化130】 ただし、p,q,r,sおよびtは、1以上18以下の
整数、より好ましくは3以上14以下の整数。X1、X
2およびX3は、それぞれ独立してH−、F−、Cl
−、Br−、C1 21+1−、C1 21+1O−、C6 5
−、C6 5 CO−、C6 5 O−のいずれかを意味す
る。ここでC1 21+1は、直鎖もしくは分岐のアルキル
基で、1は1以上18以下の整数、好ましくは1以上1
0以下の整数。
【0149】
【化131】 ただし、p,q,r,s,tおよびuは、1以上18以
下の整数、より好ましくは3以上14以下の整数。X
1、X2、X3、X4、X5およびX6は、それぞれ独
立してH−、F−、Cl−、Br−、C1 21+1−、C
1 21+1O−、C 6 5 −、C6 5 CO−、C6 5
O−のいずれかを意味する。ここでC1 21+1は、直鎖
もしくは分岐のアルキル基で、1は1以上18以下の整
数、好ましくは1以上10以下の整数。
【0150】
【化132】 ただし、p,q,r,sおよびtは、1以上18以下の
整数、より好ましくは3以上14以下の整数。X1、X
2およびX3は、それぞれ独立してH−、F−、Cl
−、Br−、C1 21+1−、C1 21+1O−、C6 5
−、C6 5 CO−、C6 5 O−のいずれかを意味す
る。ここでC1 21+1は、直鎖もしくは分岐のアルキル
基で、1は1以上18以下の整数、好ましくは1以上1
0以下の整数。
【0151】
【化133】 ただし、p,q,r,s,tおよびuは、1以上18以
下の整数、より好ましくは3以上14以下の整数。
【0152】
【化134】 ただし、p,q,r,s,tおよびuは、1以上18以
下の整数、より好ましくは3以上14以下の整数。
【0153】
【化135】 ただし、p,q,r,s,tおよびuは、1以上18以
下の整数、より好ましくは3以上14以下の整数。
【0154】
【化136】 ただし、p,q,r,s,tおよびuは、1以上18以
下の整数、より好ましくは3以上14以下の整数。
【0155】
【化137】 で表される組成物。カッコ横の数字はモル組成比を表
す。 0≦x≦6、0≦y≦6。 p,q,rは1以上18以下の整数、より好ましくは3
以上14以下の整数。
【0156】
【化138】 で表される組成物。カッコ横の数字はモル組成比を表
す。 0≦x≦6 p,q,rは1以上18以下の整数、より好ましくは3
以上14以下の整数。
【0157】
【化139】 で表される組成物。カッコ横の数字はモル組成比を表
す。 0≦x≦6、0≦y≦6、0≦z≦6 ただしp,qおよびrは、1以上18以下の整数、より
好ましくは3以上14以下の整数。X1、X2およびX
3は、それぞれ独立してH−、F−、Cl−、Br−、
1 21+1−、C1 21+1O−、C6 5 −、C6 5
CO−、C6 5 O−のいずれかを意味する。ここでC
1 21+1は、直鎖もしくは分岐のアルキル基で、1は1
以上18以下の整数、好ましくは1以上10以下の整
数。
【0158】
【化140】 で表される組成物。カッコ横の数字はモル組成比を表
す。 0≦x≦6、0≦y≦6。 p,q,rは1以上18以下の整数、より好ましくは3
以上14以下の整数。
【0159】
【化141】 で表される組成物。カッコ横の数字はモル組成比を表
す。 0≦x≦6、0≦y≦6、0≦z≦6 ただしp,qおよびrは、1以上18以下の整数、より
好ましくは3以上14以下の整数。X1、X2およびX
3は、それぞれ独立してH−、F−、Cl−、Br−、
1 21+1−、C1 21+1O−、C6 5 −、C6 5
CO−、C6 5 O−のいずれかを意味する。ここでC
1 21+1は、直鎖もしくは分岐のアルキル基で、1は1
以上18以下の整数、好ましくは1以上10以下の整
数。
【0160】
【化142】 で表される組成物。カッコ横の数字はモル組成比を表
す。 0≦w≦6、0≦x≦6、0≦y≦6、0≦z≦6 ただし、p,q,rおよびsは、1以上18以下の整
数、より好ましくは3以上14以下の整数。X1、X
2、X3、X4およびX5は、それぞれ独立してH−、
F−、Cl−、Br−、C1 21+1−、C1 21+1
−、C6 5 −、C65 CO−、C6 5 O−のいず
れかを意味する。ここでC1 21+1は、直鎖もしくは分
岐のアルキル基で、1は1以上18以下の整数、好まし
くは1以上10以下の整数。
【0161】
【化143】 ただし、p,q,r,s,t,u,vおよびwは、3以
上18以下の整数、より好ましくは5以上14以下の整
数、kは1,2もしくは3。
【0162】
【化144】 ただし、p,q,r,s,t,u,v,w,aおよびb
は、1以上18以下の整数、より好ましくは3以上14
以下の整数。Qは、
【0163】
【化145】 ただし、mは2以上16以下の整数。より好ましくはQ
は、
【0164】
【化146】 ただし、mは2以上16以下の整数、さらに好ましくは
4以上12以下の整数。
【0165】
【化147】 ただし、p,q,r,s,t,u,v,w,aおよびb
は、1以上18以下の整数、より好ましくは3以上14
以下の整数。Qは、
【0166】
【化148】 ただし、mは2以上16以下の整数。より好ましくはQ
は、
【0167】
【化149】 ただし、mは2以上16以下の整数、さらに好ましくは
4以上12以下の整数。
【0168】
【化150】 ただし、p,q,r,s,t,u,v,w,aおよびb
は、1以上18以下の整数、より好ましくは3以上14
以下の整数。Qは、
【0169】
【化151】 ただし、mは2以上16以下の整数。より好ましくはQ
は、
【0170】
【化152】 ただし、mは2以上16以下の整数、さらに好ましくは
4以上12以下の整数。
【0171】
【化153】 ただし、p,q,r,s,t,u,v,w,a,b,
c,d,eおよびfは、1以上18以下の整数、より好
ましくは3以上14以下の整数。Qは、
【0172】
【化154】 ただし、mは2以上16以下の整数。より好ましくはQ
は、
【0173】
【化155】 ただし、mは2以上16以下の整数、さらに好ましくは
4以上12以下の整数。
【0174】
【化156】 で表されるポリマー。ただし、p,q,r,s,t,
u,v,wは、1以上18以下の整数、より好ましくは
3以上14以下の整数。平均分子量は5,000から1
00,000の範囲。Qは、
【0175】
【化157】 ただし、mは2以上16以下の整数。より好ましくはQ
は、
【0176】
【化158】 ただし、mは2以上16以下の整数、さらに好ましくは
4以上12以下の整数。
【0177】
【化159】 1 ,R2 ,R3 ,R4 ,R5 ,R6 は以下の群より選
ばれる同一もしくは異なる、一官能性もしくは二官能性
の置換基。一官能性の置換基としては、
【0178】
【化160】 ただし、Cn 2n+1は直鎖もしくは分岐のアルキル基
で、nは1以上18以下の整数、より好ましくは3以上
14以下の整数。X1〜X8は、それぞれ独立してH
−、F−、Cl−、Br−、C1 21+1−、C1 21+1
O−、C6 5 −、C6 5 CO−、C6 5 O−のい
ずれかを意味する。ここでC1 21+1は、直鎖もしくは
分岐のアルキル基で、1は1以上18以下の整数、好ま
しくは1以上10以下の整数。Cm 2mは直鎖もしくは
分岐のアルキレン基で、mは1以上16以下の整数、よ
り好ましくは2以上10以下の整数。二官能性の置換基
としては、
【0179】
【化161】 ただし、Cm 2mは直鎖もしくは分岐のアルキレン鎖
で、mは2以上16以下の整数、より好ましくは4以上
12以下の整数。具体的な構造を例示すれば、
【0180】
【化162】 ただし、p,q,r,s,tおよびuは、1以上18以
下の整数、より好ましくは3以上14以下の整数。
【0181】
【化163】 ただし、p,q,r,s,tおよびuは、1以上18以
下の整数、より好ましくは3以上14以下の整数。
【0182】
【化164】 ただし、p,q,r,s,tおよびuは、1以上18以
下の整数、より好ましくは3以上14以下の整数。
【0183】
【化165】 ただし、p,q,r,sおよびtは、1以上18以下の
整数、より好ましくは3以上14以下の整数。X1、X
2およびX3は、それぞれ独立してH−、F−、Cl
−、Br−、C1 21+1−、C1 21+1O−、C6 5
−、C6 5 CO−、C6 5 O−のいずれかを意味す
る。ここでC1 21+1は、直鎖もしくは分岐のアルキル
基で、1は1以上18以下の整数、好ましくは1以上1
0以下の整数。
【0184】
【化166】 ただし、p,q,r,s,tおよびuは、1以上18以
下の整数、より好ましくは3以上14以下の整数。X
1、X2、X3、X4、X5およびX6は、それぞれ独
立してH−、F−、Cl−、Br−、C1 21+1−、C
1 21+1O−、C 6 5 −、C6 5 CO−、C6 5
O−のいずれかを意味する。ここでC1 21+1は、直鎖
もしくは分岐のアルキル基で、1は1以上18以下の整
数、好ましくは1以上10以下の整数。
【0185】
【化167】 ただし、p,q,r,sおよびtは、1以上18以下の
整数、より好ましくは3以上14以下の整数。X1、X
2およびX3は、それぞれ独立してH−、F−、Cl
−、Br−、C1 21+1−、C1 21+1O−、C6 5
−、C6 5 CO−、C6 5 O−のいずれかを意味す
る。ここでC1 21+1は、直鎖もしくは分岐のアルキル
基で、1は1以上18以下の整数、好ましくは1以上1
0以下の整数。
【0186】
【化168】 ただし、p,q,r,s,tおよびuは、1以上18以
下の整数、より好ましくは3以上14以下の整数。
【0187】
【化169】 ただし、p,q,r,s,tおよびuは、1以上18以
下の整数、より好ましくは3以上14以下の整数。
【0188】
【化170】 ただし、p,q,r,s,tおよびuは、1以上18以
下の整数、より好ましくは3以上14以下の整数。
【0189】
【化171】 ただし、p,q,r,s,tおよびuは、1以上18以
下の整数、より好ましくは3以上14以下の整数。
【0190】
【化172】 ただし、p,q,r,sおよびtは、1以上18以下の
整数、より好ましくは3以上14以下の整数。X1、X
2およびX3は、それぞれ独立してH−、F−、Cl
−、Br−、C1 21+1−、C1 21+1O−、C6 5
−、C6 5 CO−、C6 5 O−のいずれかを意味す
る。ここでC1 21+1は、直鎖もしくは分岐のアルキル
基で、1は1以上18以下の整数、好ましくは1以上1
0以下の整数。
【0191】
【化173】 で表される組成物。カッコ横の数字はモル組成比を表
す。 0≦x≦6、0≦y≦6。 p,q,rは1以上18以下の整数、より好ましくは3
以上14以下の整数。
【0192】
【化174】 で表される組成物。カッコ横の数字はモル組成比を表
す。 0≦x≦6 p,q,rは1以上18以下の整数、より好ましくは3
以上14以下の整数。
【0193】
【化175】 で表される組成物。カッコ横の数字はモル組成比を表
す。 0≦x≦6、0≦y≦6、0≦z≦6 ただしp,qおよびrは、1以上18以下の整数、より
好ましくは3以上14以下の整数。X1、X2およびX
3は、それぞれ独立してH−、F−、Cl−、Br−、
1 21+1−、C1 21+1O−、C6 5 −、C6 5
CO−、C6 5 O−のいずれかを意味する。ここでC
1 21+1は、直鎖もしくは分岐のアルキル基で、1は1
以上18以下の整数、好ましくは1以上10以下の整
数。
【0194】
【化176】 で表される組成物。カッコ横の数字はモル組成比を表
す。 0≦x≦6、0≦y≦6。 p,q,rは1以上18以下の整数、より好ましくは3
以上14以下の整数。
【0195】
【化177】 で表される組成物。カッコ横の数字はモル組成比を表
す。 0≦x≦6、0≦y≦6、0≦z≦6 ただしp,qおよびrは、1以上18以下の整数、より
好ましくは3以上14以下の整数。X1、X2およびX
3は、それぞれ独立してH−、F−、Cl−、Br−、
1 21+1−、C1 21+1O−、C6 5 −、C6 5
CO−、C6 5 O−のいずれかを意味する。ここでC
1 21+1は、直鎖もしくは分岐のアルキル基で、1は1
以上18以下の整数、好ましくは1以上10以下の整
数。
【0196】
【化178】 で表される組成物。カッコ横の数字はモル組成比を表
す。 0≦w≦6、0≦x≦6、0≦y≦6、0≦z≦6 ただし、p,q,rおよびsは、1以上18以下の整
数、より好ましくは3以上14以下の整数。X1、X
2、X3、X4およびX5は、それぞれ独立してH−、
F−、Cl−、Br−、C1 21+1−、C1 21+1
−、C6 5 −、C65 CO−、C6 5 O−のいず
れかを意味する。ここでC1 21+1は、直鎖もしくは分
岐のアルキル基で、1は1以上18以下の整数、好まし
くは1以上10以下の整数。
【0197】
【化179】 ただし、p,q,r,s,t,u,vおよびwは、3以
上18以下の整数、より好ましくは5以上14以下の整
数、kは1,2もしくは3。
【0198】
【化180】 ただし、p,q,r,s,t,u,v,w,aおよびb
は、1以上18以下の整数、より好ましくは3以上14
以下の整数。Qは、
【0199】
【化181】 ただし、mは2以上16以下の整数。より好ましくはQ
は、
【0200】
【化182】 ただし、mは2以上16以下の整数、さらに好ましくは
4以上12以下の整数。
【0201】
【化183】 ただし、p,q,r,s,t,u,v,w,aおよびb
は、1以上18以下の整数、より好ましくは3以上14
以下の整数。Qは、
【0202】
【化184】 ただし、mは2以上16以下の整数。より好ましくはQ
は、
【0203】
【化185】 ただし、mは2以上16以下の整数、さらに好ましくは
4以上12以下の整数。
【0204】
【化186】 ただし、p,q,r,s,t,u,v,w,aおよびb
は、1以上18以下の整数、より好ましくは3以上14
以下の整数。Qは、
【0205】
【化187】 ただし、mは2以上16以下の整数。より好ましくはQ
は、
【0206】
【化188】 ただし、mは2以上16以下の整数、さらに好ましくは
4以上12以下の整数。
【0207】
【化189】 ただし、p,q,r,s,t,u,v,w,a,b,
c,d,eおよびfは、1以上18以下の整数、より好
ましくは3以上14以下の整数。Qは、
【0208】
【化190】 ただし、mは2以上16以下の整数。より好ましくはQ
は、
【0209】
【化191】 ただし、mは2以上16以下の整数、さらに好ましくは
4以上12以下の整数。
【0210】
【化192】 で表されるポリマー。ただし、p,q,r,s,t,
u,vおよびwは、1以上18以下の整数、より好まし
くは3以上14以下の整数。平均分子量は5,000か
ら100,000の範囲。Qは、
【0211】
【化193】 ただし、mは2以上16以下の整数。より好ましくはQ
は、
【0212】
【化194】 ただし、mは2以上16以下の整数、さらに好ましくは
4以上12以下の整数。
【0213】
【化195】 1 ,R2 ,R3 ,R4 ,R5 ,R6 ,R7 ,R8 は以
下の群より選ばれる同一もしくは異なる、一官能性もし
くは二官能性の置換基。なお、Mは2個のプロトン,M
g,Fe,Co,Ni,Mn,Zn,Cu,Pb,P
d,Cd,Rh,またはRuなどの金属。一官能性の置
換基としては、
【0214】
【化196】 ただし、Cn 2n+1は直鎖もしくは分岐のアルキル基
で、nは3以上18以下の整数、より好ましくは5以上
14以下の整数、kは1,2もしくは3。二官能性の置
換基としては、
【0215】
【化197】 ただし、Cm 2mは直鎖もしくは分岐のアルキレン鎖
で、mは2以上16以下の整数、より好ましくは4以上
12以下の整数。
【0216】
【化198】 Mは2個のプロトン,Mg,Fe,Co,Ni,Mn,
Zn,Cu,Pb,Pd,Cd,Rh,またはRu、よ
り好ましくはMは2個のプロトン,Fe,Co,Ni,
ZnまたはCu。ただしp,q,r,sは、3以上18
以下の整数、より好ましくは5以上14以下の整数。
【0217】
【化199】 Mは2個のプロトン,Mg,Fe,Co,Ni,Mn,
Zn,Cu,Pb,Pd,Cd,Rh,またはRu、よ
り好ましくはMは2個のプロトン,Fe,Co,Ni,
ZnまたはCu。ただしp,q,r,sは、3以上18
以下の整数、より好ましくは5以上14以下の整数。
【0218】
【化200】 Mは2個のプロトン,Mg,Fe,Co,Ni,Mn,
Zn,Cu,Pb,Pd,Cd,Rh,またはRu、よ
り好ましくはMは2個のプロトン,Fe,Co,Ni,
ZnまたはCu。ただしp,q,r,s,t,u,vお
よびwは、3以上18以下の整数、より好ましくは5以
上14以下の整数。
【0219】
【化201】 Mは2個のプロトン,Mg,Fe,Co,Ni,Mn,
Zn,Cu,Pb,Pd,Cd,Rh,またはRu、よ
り好ましくはMは2個のプロトン,Fe,Co,Ni,
ZnまたはCu。ただしp,q,r,s,t,u,vお
よびwは、3以上18以下の整数、より好ましくは5以
上14以下の整数。
【0220】
【化202】 Mは2個のプロトン,Mg,Fe,Co,Ni,Mn,
Zn,Cu,Pb,Pd,Cd,Rh,またはRu、よ
り好ましくはMは2個のプロトン,Fe,Co,Ni,
ZnまたはCu。ただしp,q,r,sは、3以上18
以下の整数、より好ましくは5以上14以下の整数。
【0221】
【化203】 Mは2個のプロトン,Mg,Fe,Co,Ni,Mn,
Zn,Cu,Pb,Pd,Cd,Rh,またはRu、よ
り好ましくはMは2個のプロトン,Fe,Co,Ni,
ZnまたはCu。nは3以上18以下の整数、より好ま
しくは5以上14以下の整数、mは2以上16以下の整
数、より好ましくは4以上12以下の整数。平均分子量
8,000〜100,000の範囲。Qは、
【0222】
【化204】 ただし、mは2以上18以下の整数。より好ましくはQ
は、
【0223】
【化205】 ただし、mは2以上16以下の整数、さらに好ましくは
4以上12以下の整数。
【0224】
【化206】 1 ,R2 ,R3 ,R4 は以下の群より選ばれる同一も
しくは異なる置換基。なお、Mは2個のプロトン,M
g,Fe,Co,Ni,Mn,Zn,Cu,Pb,P
d,Cd,Rh,またはRuなどの金属。一官能性の置
換基としては、
【0225】
【化207】 ただし、Cn 2n+1は直鎖もしくは分岐のアルキル基
で、nは3以上18以下の整数、より好ましくは5以上
14以下の整数。二官能性の置換基としては、
【0226】
【化208】 ただし、Cm 2mは直鎖もしくは分岐のアルキレン鎖
で、mは2以上16以下の整数、より好ましくは4以上
12以下の整数。
【0227】
【化209】 Mは2個のプロトン,Mg,Fe,Co,Ni,Mn,
Zn,Cu,Pb,Pd,Cd,Rh,またはRu、よ
り好ましくはMは2個のプロトン,Fe,Co,Ni,
ZnまたはCu。ただしp,q,r,sは、3以上18
以下の整数、より好ましくは5以上14以下の整数。
【0228】
【化210】 Mは2個のプロトン,Mg,Fe,Co,Ni,Mn,
Zn,Cu,Pb,Pd,Cd,Rh,またはRu、よ
り好ましくはMは2個のプロトン,Fe,Co,Ni,
ZnまたはCu。ただしp,q,r,sは、3以上18
以下の整数、より好ましくは5以上14以下の整数。
【0229】
【化211】 Mは2個のプロトン,Mg,Fe,Co,Ni,Mn,
Zn,Cu,Pb,Pd,Cd,Rh,またはRu、よ
り好ましくはMは2個のプロトン,Fe,Co,Ni,
ZnまたはCu。ただしp,q,r,sは、3以上18
以下の整数、より好ましくは5以上14以下の整数。
【0230】
【化212】 Mは2個のプロトン,Mg,Fe,Co,Ni,Mn,
Zn,Cu,Pb,Pd,Cd,Rh,またはRu、よ
り好ましくはMは2個のプロトン,Fe,Co,Ni,
ZnまたはCu。ただしp,q,r,sは、3以上18
以下の整数、より好ましくは5以上14以下の整数。
【0231】
【化213】 Mは2個のプロトン,Mg,Fe,Co,Ni,Mn,
Zn,Cu,Pb,Pd,Cd,Rh,またはRu、よ
り好ましくはMは2個のプロトン,Fe,Co,Ni,
ZnまたはCu。ただしp,q,r,sは、3以上18
以下の整数、より好ましくは5以上14以下の整数。
【0232】また、上記の如き構造式を有する化合物を
側鎖にもつ、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、
ポリシロキサン等のポリマーも好適に用いられる。具体
的には、
【0233】
【化214】 ただし、nは1以上18以下の整数、より好ましくは3
以上14以下の整数。
【0234】
【化215】 ただし、nは1以上18以下の整数、より好ましくは3
以上14以下の整数。
【0235】
【化216】 ただし、nは1以上18以下の整数、より好ましくは3
以上14以下の整数。
【0236】
【化217】 ただし、nは1以上18以下の整数、より好ましくは3
以上14以下の整数。
【0237】
【化218】 ただし、nは1以上18以下の整数、より好ましくは3
以上14以下の整数。
【0238】
【化219】 ただし、nは1以上18以下の整数、より好ましくは3
以上14以下の整数。
【0239】
【化220】 ただし、nは1以上18以下の整数、より好ましくは3
以上14以下の整数、mは2以上16以下の整数、より
好ましくは4以上12以下の整数。
【0240】
【化221】 ただし、nは1以上18以下の整数、より好ましくは3
以上14以下の整数、mは2以上16以下の整数、より
好ましくは4以上12以下の整数。
【0241】
【化222】 ただし、nは1以上18以下の整数、より好ましくは3
以上14以下の整数、mは2以上16以下の整数、より
好ましくは4以上12以下の整数。
【0242】
【化223】 ただし、nは1以上18以下の整数、より好ましくは3
以上14以下の整数。
【0243】
【化224】 ただし、nは1以上18以下の整数、より好ましくは3
以上14以下の整数。
【0244】
【化225】 ただし、nは1以上18以下の整数、より好ましくは3
以上14以下の整数。
【0245】
【化226】 ただし、nは1以上18以下の整数、より好ましくは3
以上14以下の整数。
【0246】
【化227】 ただし、nは1以上18以下の整数、より好ましくは3
以上14以下の整数。
【0247】
【化228】 ただし、nは1以上18以下の整数、より好ましくは3
以上14以下の整数。
【0248】
【化229】 ただし、nは1以上18以下の整数、より好ましくは3
以上14以下の整数、mは2以上16以下の整数、より
好ましくは4以上12以下の整数。
【0249】
【化230】 ただし、nは1以上18以下の整数、より好ましくは3
以上14以下の整数。
【0250】
【化231】 ただし、nは1以上18以下の整数、より好ましくは3
以上14以下の整数、mは2以上16以下の整数、より
好ましくは4以上12以下の整数。
【0251】が挙げられる。尚、上記ポリマーの平均分
子量は、5,000以上100,000以下の範囲であ
る。上に例示した構造式は、ディスコティック液晶性化
合物の典型的な例であり、本発明に用いられる該化合物
は、これらに限定されるものではなく、上述した性質を
有するものであれば、如何なる構造のディスコティック
液晶性化合物でも単独または組成物として使用すること
ができる。
【0252】本発明に用いられるディスコティック液晶
性材料は、液晶相から結晶相へ転移することを避けるた
めに、メソゲンについた複数の置換基を全て同一でない
化合物を用いる、また、置換基が全て同一の化合物を用
いる場合には、該化合物とは異なる少なくとも1種の化
合物(メソゲンおよび/または置換基の異なる化合物)
とを組成物として用いることが好ましい。
【0253】尚、上記のディスコティック液晶性化合物
は、分子内にエーテル結合やエステル結合を多く含むも
のが主であるが、これらの結合生成には公知の反応方法
を用いることができる。例えば、エーテル結合生成に
は、第一アルキルのハロゲン化合物に、アルコキシドイ
オンを求核置換反応させるWilliamson法など
が利用できるし、エステル結合生成には、酸塩化物とア
ルコールの反応である酸クロライド法や、アルコールの
アセチル化物と酸の反応である脱酢酸反応など、特に限
定されない。また本発明に用いられる該化合物は、ディ
スコゲン構成化合物の置換する部位における置換基選択
といった反応制御をする必要性が無いので、例えば、構
造式の具体的な描写は難しいが、ディスコゲンを構成す
る化合物と該化合物が有する置換部位の数よりも、過剰
の多種類にわたった置換基と成りうる化合物とを、一つ
の反応系内で反応させ、ディスコティック液晶性化合物
または複数種の該化合物より形成させる組成物を得るこ
とも可能である。この場合には、ある種の置換基はある
ディスコゲンを構成する化合物の分子中には結合しては
いないが、別の該化合物の分子中には結合している、と
いうことが起こることになる。本発明では、液晶相から
の結晶相への転移が起こっては望ましくないので、例え
ば分子構造の対称性を低下させるなど、上記の如き多種
類の置換基を用いることは本発明において好ましい態様
である。上記の如きディスコティック液晶性材料を用い
て、均一にハイブリッド配向・固定化した液晶性光学フ
ィルムを得るには、以下に説明する基板および各工程を
踏むことが本発明において好ましい。
【0254】先ず、基板(以下、配向基板という)につ
いて説明する。本発明のハイブリッド配向を得るために
は、ディスコティック液晶性材料層の上下を異なる界面
で挟むことが望ましく、上下を同じ界面で挟んだ場合に
は、該液晶性層の上下界面における配向が同一となって
しまい、本発明のハイブリッド配向を得ることが困難と
なる。具体的な態様としては、1枚の配向基板と空気界
面とを利用し、ディスコティック液晶層の下界面を配向
基板に、また上の界面を空気に接するようにする。上下
に界面の異なる該基板を用いることもできるが、製造プ
ロセス上、1枚の配向基板と空気界面とを利用する方が
好ましい。
【0255】本発明に用いることのできる配向基板は、
液晶の傾く向き(ダイレクターの配向基板への投影)を
規定できるように、異方性を有している基板であること
が望ましい。配向基板が、全く液晶の傾く向きを規定で
きない場合には、無秩序な方位に傾いた構造しか得られ
ない(ダイレクターを基板へ投影したベクトルが無秩序
になる)。本発明に用いることのできる配向基板とし
て、具体的には次のような面内の異方性を有しているも
のが望ましく、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリア
ミド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケト
ン、ポリエーテルケトン、ポリケトンサルファイド、ポ
リエーテルスルフォン、ポリスルフォン、ポリフェニレ
ンサルファイド、ポリフェニレンオキサイド、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポ
リエチレンナフタレート、ポリアセタール、ポリカーボ
ネート、ポリアリレート、アクリル樹脂、ポリビニルア
ルコール、ポリプロピレン、セルロース系プラスチック
ス、エポキシ樹脂、フェノール樹脂などのプラスチック
フィルム基板および一軸延伸フィルム基板、表面にスリ
ット状の溝をつけたアルミ、鉄、銅などの金属基板、表
面をスリット状にエッチング加工したアルカリガラス、
ホウ珪酸ガラス、フリントガラスなどのガラス基板、な
どである。
【0256】本発明においては上記基板に、親水化処理
や疎水化処理などの表面処理を施した上記各種基板でも
よく、また上記プラスチックフィルム基板にラビング処
理を施したラビングプラスチックフィルム基板、または
ラビング処理を施したプラスチック膜、例えばラビング
ポリイミド膜、ラビングポリビニルアルコール膜などを
有する上記各種基板、さらに酸化珪素の斜め蒸着膜など
を有する上記各種基板なども用いることができる。上記
各種配向基板において、本発明の如きディスコティック
液晶をハイブリッド配向に形成せしめるのに好適な該基
板としては、ラビングポリイミド膜を有する基板、ラビ
ングポリイミド基板、ラビングポリエーテルエーテルケ
トン基板、ラビングポリエーテルケトン基板、ラビング
ポリエーテルスルフォン基板、ラビングポリフェニレン
サルファイド基板、ラビングポリエチレンテレフタレー
ト基板、ラビングポリエチレンナフタレート基板、ラビ
ングポリアリレート基板、セルロース系プラスチック基
板を挙げることができる。本発明の液晶性光学フィルム
は、フィルムの上面と下面とではディスコティック液晶
のダイレクターとフィルム平面との成す角度が異なる。
該基板側のフィルム面は、その配向処理の方法によって
60度以上90度以下または0度以上50度以下のどち
らかの角度範囲内に調節できる。通常、配向基板に接し
たフィルムの界面近傍のディスコティック液晶のダイレ
クターとフィルム平面との成す角度を60度以上90度
以下に調整する方が製造プロセス上望ましい。
【0257】本発明の液晶性光学フィルムは、これらの
配向基板上に前記のディスコティック液晶材料を塗布
し、次いで均一配向過程、固定化過程を経て得られる。
ディスコティック液晶性材料の塗布は、各種溶媒に該材
料を溶解したディスコティック液晶性材料溶液、また
は、該材料を溶融した状態のものを用いて行うことがで
きるが、プロセス上、溶媒にディスコティック液晶性材
料を溶解した該溶液を用いて塗布する、溶液塗布が好ま
しい。溶液塗布について説明する。
【0258】ディスコティック液晶性材料を溶媒にとか
し所定濃度の溶液を調製する。この際の溶媒は該液晶性
材料の種類にもよるが、通常、クロロホルム、ジクロロ
メタン、四塩化炭素、ジクロロエタン、テトラクロロエ
タン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、ク
ロロベンゼン、オルソジクロロベンゼンなどのハロゲン
化炭化水素類、フェノール、パラクロロフェノールなど
のフェノール類、ベンゼン、トルエン、キシレン、メト
キシベンゼン、1,2−ジメトキシベンゼンなどの芳香
族炭化水素類、アセトン、酢酸エチル、t−ブチルアル
コール、グリセリン、エチレングリコール、トリエチレ
ングリコール、エチレングリコールモノメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、エチルセ
ルソルブ、ブチルセルソルブ、2−ピロリドン、N−メ
チル−2−ピロリドン、ピリジン、トリエチルアミン、
ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、アセト
ニトリル、ブチロニトリル、二硫化炭素などおよびこれ
らの混合溶媒などが用いられる。
【0259】溶液の濃度は、該液晶性材料の溶解性や最
終的に目的とする液晶性光学フィルムの膜厚に依存する
ため一概にはいえないが、通常1から60重量%の範囲
で使用され、好ましくは3から40重量%の範囲であ
る。これらのディスコティック液晶性材料溶液を、次に
上記の配向基板上に塗布する。塗布の方法としては、ス
ピンコート法、ロールコート法、プリント法、浸漬引き
上げ法などを採用できる。塗布後、溶媒を除去し、基板
上に膜厚の均一な液晶材料の層をまず形成させる。溶媒
除去条件は特に限定されず、溶媒がおおむね除去でき、
該液晶性材料の層が流動したり流れ落ちたりさえしなけ
れば良い。通常、室温での風乾、ホットプレートでの乾
燥、乾燥炉での乾燥、温風や熱風の吹き付けなどを利用
して溶媒を除去する。
【0260】この塗布・乾燥工程の段階は、まず基板上
に均一にディスコティック液晶性材料の層を形成させる
ことが目的であり、該液晶性材料層は、まだハイブリッ
ド配向を形成してない。ハイブリッド配向させるために
は、次の熱処理を行うことが本発明においては好まし
い。熱処理は、ディスコティック液晶性材料の液晶転移
点以上で行う。すなわち該液晶性材料の液晶状態で配向
させるか、または、一旦液晶相を呈する温度範囲よりも
さらに高温の等方性液体状態にした後、液晶相を呈する
温度範囲にまで温度を下げることにより行う。通常、熱
処理の温度は、50℃から300℃の範囲で行われ、特
に100℃から250℃の範囲が好適である。
【0261】また、液晶が十分な配向をするために必要
な時間は、ディスコティック液晶性材料により異なるた
め一概にはいえないが、通常5秒から2時間の範囲で行
われ、好ましくは10秒から40分の範囲、特に好まし
くは20秒から20分の範囲である。5秒より短い場
合、該液晶性材料層の温度が所定温度まで上がりきらず
配向不十分となる恐れがあり、また、2時間より長い場
合には、生産性が低下するので好ましくない。以上の工
程により、まず液晶状態においてハイブリッド配向を形
成することができる。
【0262】尚、本発明では、上記の熱処理工程におい
て、ディスコティック液晶性材料を配向させるために磁
場や電場を用いても特に構わない。しかし、熱処理しつ
つ磁場や電場を印加した場合、印加中は均一な場の力が
液晶性材料層に働くために、液晶のダイレクターは一定
の方向に向きやすくなり、ダイレクターがフィルムの膜
厚方向で変化している本発明のハイブリッド配向は得ら
れにくくなる。一旦、ハイブリッド配向以外、例えばホ
メオトロピック、チルト配向またはそれ以外の配向を形
成させた後、場の力を取り除けば熱的に安定なハイブリ
ッド配向を得ることはできるが、プロセス上特にメリッ
トはない。こうして得られた液晶状態のハイブリッド配
向を、次に冷却することにより、該配向形態を損なうこ
となく固定化し、本発明の液晶性光学フィルムを得る。
【0263】一般に、冷却の過程で結晶相が出現する場
合、液晶状態おける配向は結晶化にともない破壊されて
しまうが、本発明に用いるディスコティック液晶性材料
は、結晶相を全く有しないか、潜在的に結晶相を有して
いても冷却時には結晶相が現れない性質を持ったもの、
あるいは明瞭な結晶転移点および液晶転移点は確認され
ないもののフィルムの使用温度範囲内においては流動性
がなく、且つ、外場や外力を加えても配向形態が変化し
ない、というような性質のものを用いるため、結晶化に
よる配向形態の破壊は起こらない。
【0264】本発明の液晶性光学フィルムは、ディスコ
ティック液晶性材料の液晶転移点以下に冷却することに
より好適な該フィルムを得ることができる。冷却は、熱
処理雰囲気中から室温中に取り出すだけで均一に固定化
することができる。また、空冷、水冷などの強制冷却、
徐冷などを行っても何ら差し支えなく、さらに冷却速度
にも特に制限はない。固定化後の液晶性光学フィルムの
膜厚は、用途に依り一概には言えないが、0.1μm以
上100μm以下が好ましく、特に0.5μm以上50
μm以下が好ましい。膜厚が0.1μm未満の場合、複
屈折性が小さく十分な光学性能が得られにくく、また、
膜厚が100μmを越える場合には製造時には配向欠陥
がでやすくなるので好ましくない。
【0265】また、本発明においてハイブリッド配向の
フィルムの膜厚方向における角度は、フィルムのダイレ
クターとフィルム平面とのなす角度の絶対値が、フィル
ムの上面または下面の一方においては、60度以上90
度以下の範囲内、また当該面の反対面においては、0度
以上50度以下の範囲内において、使用するディスコテ
ィック液晶性材料、配向基板などを適宜選択することに
より所望の角度にそれぞれ調整することができる。ま
た、いったんフィルムを形成した後でも、例えば、フィ
ルム表面を均一に削る、溶剤に浸してフィルムの表面を
均一に溶かす、などといった方法を用いることにより所
望の角度に調節することができる。尚この際に用いられ
る溶剤は、ディスコティック液晶性材料、配向基板の種
類によって適宜選択する。
【0266】以上の工程によって得られる本発明の液晶
性光学フィルムは、従来ディスコティック液晶からは得
ることができなかった、ハイブリッド配向という配向形
態を均一に配向・固定化したものであり、また、該配向
を形成しているので、該フィルムの上下は等価ではな
く、また面内方向にも異方性があり、配置の仕方によっ
て様々な特性を引き出すことが可能となる。本発明の液
晶性光学フィルムを種々の光学素子などに用いる場合、
上述の配向基板を該光学フィルムから剥離して、液晶性
光学フィルム単体で用いる、配向基板上に形成したその
ままの状態で使用する、または配向基板とは異なる別の
基板に該液晶フィルムを積層して使用するということが
考えられる。
【0267】フィルム単体として用いる場合には、配向
基板を液晶性光学フィルムとの界面で、ロールなどを用
いて機械的に剥離する方法、構造材料すべてに対する貧
溶媒に浸漬したのち機械的に剥離する方法、貧溶媒中で
超音波をあてて剥離する方法、配向基板と該光学フィル
ムとの熱膨張係数の差を利用して温度変化を与えて剥離
する方法、配向基板そのもの、または配向基板上の配向
膜を溶解除去する方法などを例示することができる。剥
離性は、用いるディスコティック液晶性材料と配向基板
の密着性によって異なるため、その系に最も適した方法
を採用すべきである。
【0268】次に、配向基板上に形成した状態で液晶性
光学フィルムを用いる場合、配向基板が透明で光学的に
等方であるか、あるいは光学的に異方であったり不透明
である場合でも、目的とする光学素子としての使用に問
題とならないものであれば、そのまま目的とする光学素
子として使用することができる。例えば、金属薄膜のよ
うに不透明な基板を用いている場合でも、反射特性を利
用する用途には使用できる。さらに、配向基板上でディ
スコティック液晶性材料を配向固定化して得られた、本
発明の液晶性光学フィルムを該基板から剥離して、光学
用途により適した配向基板とは別の基板上に移しかえて
使用することもできる。
【0269】例えば、使用する配向基板が、ハイブリッ
ド配向形態を得るために必要なものではあるが、光学素
子として使用する場合の性質には、好ましくない影響を
与えるような該基板を用いた場合、その基板を配向固定
化後の液晶性光学フィルムから除去して用いることがで
きる。具体的には次のような方法を採ることができる。
目的とする光学素子に適した基板(以下、第2の基板と
言う)と配向基板上の液晶性光学フィルムとを、例えば
接着剤または粘着剤を用いて貼りつける。次に、配向基
板と本発明の液晶性光学フィルムの界面で、配向基板を
剥離し、液晶性光学フィルムを光学素子に適した第2の
基板側に転写し積層体として目的とする光学素子を製造
することが可能である。
【0270】転写に用いられる第2の基板としては、適
度な平面性を有するものであれば特に限定されない。例
えば、透過型の光学素子の場合には、ガラスや透明で光
学的等方性を有するプラスチックフィルムが好ましい。
かかるプラスチックフィルムの例としては、ポリメタク
リレート、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエー
テルスルフォン、ポリフェニレンサルファイド、ポリア
リレート、アモルファスポリオレフィン、トリアセチル
セルロースあるいはエポキシ樹脂などをあげることがで
きる。なかでもポリメチルメタクリレート、ポリカーボ
ネート、ポリアリレート、トリアセチルセルロース、ポ
リエーテルスルフォンなどが好ましく用いられる。ま
た、光学的に異方性であっても、目的とする光学素子と
しての使用に問題とならないものであれば使用すること
ができる。このような例としては、延伸ポリエチレンテ
レフタレートフィルムやポリカーボネートなどの位相差
フィルムがあげられる。
【0271】また用いられる透光性を有する第2の基板
の別な種類として偏光フィルムを例示することができ
る。偏光フィルムは液晶ディスプレイに必須な光学素子
であり、基板として偏光フィルムを用いれば、本発明の
液晶性光学フィルムを用いた光学素子と偏光フィルムが
一体化された新たな光学素子とすることができ、極めて
好都合である。さらに、用いられる第2の基板の例とし
て液晶表示セルそのものをあげることができる。液晶表
示セルは、上下2枚の電極付きガラス基板を用いてお
り、この上下いずれか、あるいは両面のガラス上に本発
明の液晶性光学フィルムを転写すれば、表示セルの基板
ガラスそのものが目的の光学素子となる。また表示セル
を形成するガラス基板そのものを配向基板として本発明
の液晶性光学フィルムを製造することももちろん可能で
ある。
【0272】一方、反射型の光学素子に本発明の液晶性
光学フィルムを用いる場合においては、転写に用いられ
る基板として、透明および不透明なガラス板、プラスチ
ックフィルム、金属板を例示できる。かかる金属板とし
ては銅、ステンレス、アルミニウムなどをあげることが
できる。転写に用いられる第2の基板と本発明の液晶性
光学フィルムとを貼りつける接着剤または粘着剤は、光
学グレードのものであれば特に制限はないが、アクリル
系、エポキシ系、エチレン−酢ビ共重合体系、ゴム系、
ウレタン系、およびこれらの混合系などを用いることが
できる。また接着剤としては、熱硬化型、光硬化型、電
子線硬化型などのいずれの接着剤でも光学的等方性を有
していれば問題なく使用することができる。
【0273】本発明の液晶性光学フィルムを光学素子に
適した第2の基板への転写は、接着後配向基板を該光学
フィルムとの界面で剥離することにより行える。剥離の
方法は、上述でも説明したが、ロールなどを用いて機械
的に剥離する方法、構造材料すべてに対する貧溶媒に浸
漬したのち機械的に剥離する方法、貧溶媒中で超音波を
あてて剥離する方法、配向基板と該光学フィルムとの熱
膨張係数の差を利用して温度変化を与えて剥離する方
法、配向基板そのもの、または配向基板上の配向膜を溶
解除去する方法などを例示することができる。剥離性
は、用いるディスコティック液晶性材料と配向基板の密
着性によって異なるため、その系に最も適した方法を採
用すべきである。以上説明した第2の基板への転写によ
り、通常基板側のフィルム界面近傍のディスコティック
液晶のダイレクターとフィルム平面との成す角度が0度
以上50度以下となる光学素子を得ることができる。ま
た本発明の液晶性光学フィルムには、表面の保護のため
に透明プラスチックフィルムなどの保護層などを設ける
こともできる。本発明の液晶性光学フィルムは、従来の
ディスコティック液晶からは得ることができなかったハ
イブリッド配向という配向形態を固定化したものであ
り、光に対し特異な光学作用を発揮し、光学素子をはじ
めとする様々な光学用途に用いることができる、など工
業的価値が極めて高いものである。
【0274】
【実施例】以下に実施例を述べるが、本発明はこれらに
制限されるものではない。なお実施例で用いた各分析法
は以下の通りである。 (構造式決定)400MHzの 1H−NMR(日本電子
製JNM−GX400)で測定した。 (光学顕微鏡観察)オリンパス製の偏光顕微鏡BX−5
0を用いて、オルソスコープ観察およびコノスコープ観
察を行った。また、液晶相の同定はメトラーホットステ
ージ(FP−80)上で加熱しながらテクチスチャー観
察することにより行った。 (偏光解析)溝尻光学工業所製エリプソメーターDVA
−36VWLDを用いて行った。 (屈折率測定)アタゴ(株)製アッベ屈折計Type−
4Tを用いて行った。 (膜厚測定)小坂研究所製高精度薄膜段差測定器ET−
10を主に用いた。また、干渉波測定(日本分光 紫外
・可視・近赤外分光光度計V−570)と屈折率のデー
ターから膜厚を求める方法も併用した。
【0275】(実施例1)ヘキサヒドロキシトルクセン
50mmol、p−ペンチル安息香酸100mmol、
ビフェニル−4−カルボン酸100mmol、ステアリ
ン酸100mmolとを用い、これをピリジン300m
lとジメチルホルムアミド300mlの混合溶媒に解か
しA液とした。p−トルエンスルホン酸クロリド330
mmolにピリジン300ml加え30分放置した後、
ジメチルホルムアミド50mlを加えB液とした。A液
とB液を混合し、窒素雰囲気下で120℃で8時間加熱
した後、氷の上に反応液を投入し、黄白色のディスコテ
ィック液晶性材料(式(1)、粉末)を75g得た。
【0276】
【化232】
【0277】この化合物をメトラーホットステージ上で
観察するとシュリーレン模様が見られND 相をもつこと
がわかり、また冷却しても結晶相は全く現れなかった。
この化合物10gを90gのクロロホルムに溶かし10
重量%の溶液を調製し、ラビングポリイミド膜を有する
15cm角のガラス基板上にスピンコート法により塗布
し、次いで50℃のホットプレート上で乾燥し、オーブ
ンで250℃で15分間熱処理した後、室温中に取り出
して冷却し、基板上に透明な単層フィルム(液晶性光学
フィルム1)を得た。該フィルムの膜厚は6.0μmで
あった。顕微鏡のコノスコープ観察では、アイソジャイ
ヤーの中心が視野の中心にはなく、アイソジャイヤーの
中心はラビング方向に沿った方向にずれていた。このこ
とから光軸が基板法線方向にはないことが確認できた。
【0278】次いで基板上のフィルムを5枚に切り分
け、それぞれ一定時間クロロホルムを5重量%含むエタ
ノール溶液に浸漬して、液晶層を上面より溶出させた。
浸漬時間を15秒、30秒、1分、2分、3分、5分と
したとき、溶出せずに残った液晶層の膜厚は、それぞれ
5.5μm、5.0μm、4.1μm、3.2μm、
1.9μm、および0.6μmであった。それぞれにつ
いてエリプソメーターで面内のみかけのリターデーショ
ンを測定し、図3のような膜厚とリターデーションの関
係を得た。なお見かけの遅相軸はラビングと垂直な面内
の方向にあった。図から分かるように膜厚とリターデー
ションは直線関係にはなく、均一角度にチルトした負の
一軸構造でないことが判明した。図中の点線は、均一角
度にチルトしたフィルムにおいて観測される直線であ
る。また図よりリターデーションの寄与は、フィルムの
上面ほど大きいことから、フィルム上面ほどダイレクタ
ーと基板とのなす角度が小さいことがわかる(図2
(c)に対応、ダイレクターが基板に対して90度の角
度の時、正面からみたときはリターデーションは発生し
ない)。以上のことから液晶性光学フィルム1の配向形
態がハイブリッド配向であることが分かった。なお、溶
媒に浸漬していない試料の液晶性光学フィルム1の上下
の面におけるダイレクターとフィルム平面となす角は、
基板界面側でほぼ90度、空気界面側では、ほぼ0度で
あった。また、得られた液晶性光学フィルム1をメトラ
ホットステージ上で再加熱しつつ、ズリを与えた。室温
から140℃までの範囲ではズリを与えてもフィルムは
全く流動性がなく、配向構造のみだれも全く見られなか
った。150℃では徐々に針状の結晶が現れ始めた。こ
のことから150℃までは固定化した構造は安定であ
り、実用上まったく問題ないことがわかった。
【0279】(実施例2)ヘキサアセトキシトリフェニ
レン50mmol、t−ブチル安息香酸150mmo
l、ヘプチルオキシ安息香酸150mmolとを用い、
これをガラスフラスコ中、窒素雰囲気下でメカニカルス
ターラーで激しくかき混ぜながら280℃で3時間脱酢
酸反応を行いディスコティック液晶性材料(式(2))
を得た。
【0280】
【化233】
【0281】得られた該材料をメトラーホットステージ
で観察したところ、ND 相を有し、液晶相から冷却して
も結晶相が全く現れないことがわかった。また、120
℃以下では全く流動性がなかった。この化合物のトルエ
ン溶液をラビングポリイミド膜を有するガラス上に印刷
法により塗布し、風乾し、200℃で30分熱処理した
後、室温中で冷却・固定化した。得られた基板上の液晶
性光学フィルム2は透明で配向欠陥はなく厚みは2μm
であった。顕微鏡のコノスコープ観察では実施例1と同
様にアイソジャイヤの中心が顕微鏡の視野内からはずれ
ており、液晶のダイレクターがフィルムの膜厚方向には
ないことがわかった。また試料をラビング方向に沿って
傾けながら、エリプソメーターで見かけのリターデーシ
ョンを測定した。その結果、図4のような左右非対称な
結果が得られた。この結果から液晶のダイレクターが基
板法線に対し傾いていることが確認された。
【0282】次いで、再度、得られた式(2)の化合物
をラビングポリイミド膜を有する高屈折率ガラス基板
(屈折率は1.84)上に、上記と同様な方法を用いて
配向・固定化し、これを用いて屈折率測定を行った。屈
折計のプリズム面にガラス基板が接するように置き、液
晶性光学フィルムの基板界面側が空気界面側より下にく
る配置としたとき、面内の屈折率には異方性がなく1.
66で一定であり、厚み方向の屈折率もほぼ一定で1.
56であった。このことからガラス基板側では円盤状の
液晶分子が基板に平行に平面配向していることがわかっ
た(ダイレクターが基板平面に垂直)。次に屈折計のプ
リズム面に液晶性光学フィルムの空気界面側が接するよ
うに配置した場合、ラビング方向と平行な面内の屈折率
は1.56で、ラビングと垂直な面内の方向は1.66
で、厚み方向は試料の方向に依らず1.66で一定であ
った。このことから空気界面側では円盤状の液晶分子
は、基板とラビング方向に垂直な方向に配向しているこ
とがわかった(ダイレクターが基板平面に平行)。
【0283】以上のことより、ディスコティック液晶よ
り形成された単層の液晶性光学フィルム2がハイブリッ
ド配向を形成していることが判明した。 次に、基板界
面でのダイレクターの方位の角度をより正確に求めるた
め、以下の操作を行った。上記のラビングポリイミド膜
を有する高屈折率ガラス基板上に形成された液晶性光学
フィルム2の上に、もう一枚、ラビングポリイミド膜を
有する高屈折率ガラス基板をかぶせ密着させた。すなわ
ち液晶性光学フィルム2を2枚のラビングポリイミド膜
で挟んだ構成にした。この時、上下のラビング膜のラビ
ング方向が互いに180度になるように配置した。この
状態で200℃で15分熱処理を行った。こうして得ら
れた試料について、屈折率測定および偏光解析を行っ
た。屈折率測定の結果、液晶フィルムの上下に関して同
じ値が得られ、面内の屈折率には異方性がなく1.66
で一定であり、厚み方向の屈折率もほぼ一定で1.56
であった。このことから基板の界面付近ではフィルムの
上下とも、ダイレクターが基板平面に対して略垂直であ
ることが判明した。さらに偏光解析の結果、屈折率構造
は、ほぼ負の一軸性であり、クリスタルローテーション
法に基づき詳細な解析を行った結果、基板付近では、わ
ずかにダイレクターの傾きがあり、基板平面とダイレク
ターとのなす角度は約86度であった。また、ダイレク
ターの傾く向きは、ラビング方向と反対であった(ラビ
ング方向を表すベクトルとダイレクターのベクトルとが
なす角度は、この場合180度−86度=94度とな
る)。以上のことより、基板界面におけるダイレクター
の方位は、ディスコティック液晶性材料と配向基板界面
の相互作用によって、ほぼ決まると考えると、前述の一
枚の配向基板上に形成された液晶性光学フィルム2のハ
イブリッド配向における、基板界面でのダイレクターの
方位は、86度であると推定される(ラビング方向を表
すベクトルとダイレクターのベクトルがなす角度は、9
4度と推定される)。
【0284】(実施例3)ディスコティック液晶性材料
として、ヘキサヘキシルオキシトリフェニレン(式3)
とヘキサオクチルオキシトリフェニレン(式4)とを用
い、これを重量比1:1の割合で配合し組成物とした。
【0285】
【化234】
【0286】
【化235】
【0287】次いで、この組成物を150℃に加熱し、
等方性液体状態の溶融液をダイコーター法を用いて幅5
0cmのラビング処理したポリエチレンテレフタレート
フィルム基板に10mの長さにわたって塗布し、まずポ
リドメイン状態のポリエチレンテレフタレート基板上に
ディスコティック液晶性材料層を形成した。尚、ダイ
は、ディスコティック液晶性材料が固化しないように、
150℃に加熱していたが、ポリエチレンテレフタレー
トフィルム基板が室温雰囲気下にあり、該基板上に塗布
したとほぼ同時にディスコティック液晶性材料層は冷却
された。
【0288】次いで、95℃で10分熱処理した後、8
0℃、70℃、次いで50℃の温風を吹き付けながら徐
々に冷却し、最終的に室温に戻した。得られた液晶性光
学フィルム3は、透明で厚さ約25μmであった。得ら
れた液晶性光学フィルム3について、偏光解析において
検出される楕円偏光の入射光角度依存性を詳細に測定
し、計算機によるシミュレーションを行った。その結
果、該フィルム3はハイブリッド配向を形成しており、
液晶のダイレクターが液晶フィルム平面となす角は、ポ
リエチレンテレフタレート界面においては約80度、空
気界面においては約5度であると求められた。
【0289】(実施例4)ディスコティック液晶性材料
として、式(5)の化合物を用い、これをアセトンに溶
解し10wt%溶液を調製した。
【0290】
【化236】
【0291】この溶液をロールコーターにより幅25c
mのラビングしたポリエーテルスルフォンフィルム基板
に、10mの長さにわたって塗布とした。次いで温風乾
燥機、150℃で2分熱処理を行い、冷風で冷却し、固
定化した。得られた液晶性光学フィルム4は、やや褐色
を示し、厚みは1.5μmであった。得られた該フィル
ム4を用いて、顕微鏡観察、屈折率測定を行ったとこ
ろ、ハイブリッド配向を形成していることがわかった。
尚、液晶のダイレクターが液晶性光学フィルム4平面と
のなす角度は、ポリエーテルスルフォンフィルム界面で
は約85度、空気側では約15度であった。
【0292】(実施例5)液晶性光学フィルム4を、5
体積%のアセトンを含む水溶液に5分間浸漬させた。そ
の結果、フィルム4の膜厚は、1.5μmから0.9μ
mとなり、該フィルムの偏光解析を行ったところ、液晶
のダイレクターが液晶フィルム平面とのなす角度は、ポ
リエーテルスルフォンフィルム界面では約85度、空気
側では約45度の液晶性光学フィルム4’を得た。
【0293】(実施例6)ディスコティック液晶性材料
として、式(6)のドデカン二酸単位でメソゲンを連結
させた分子量15,000のポリマーを用いた。
【0294】
【化237】
【0295】尚、分子量はGPC側測定により、ポリス
チレン換算で求めた。このポリマーは、結晶相を持た
ず、ND 相より低温でガラス転移を示した。Tgは75
℃であった。このポリマーを、p−クロロフェノール/
テトラクロロエタン混合溶媒(重量比6:4)に加熱し
ながら溶かし、12wt%の溶液を得た。次いで、ロー
ルコーターにより幅25cmのラビングポリイミドフィ
ルムに10mの長さにわたって塗布し、100℃の熱風
で乾燥し、250℃で2分熱処理した後、冷却して液晶
相を固定化した液晶性光学フィルム5を得た。
【0296】この液晶性光学フィルム5を用いて、偏光
光学測定を試みようとしたが、ポリイミドフィルムの透
過率が低いため、良好な結果は得られなかった。そこ
で、液晶性光学フィルム5の表面に粘着剤を有するトリ
アセチルセルロースフィルムを該粘着剤を介して貼り合
わせ、次いでポリイミドフィルムを剥離し、液晶性光学
フィルム5をトリアセチルセルロースフィルムに転写し
た。トリアセチルセルロースフィルムは複屈折性が小さ
く、液晶構造の測定が可能になった。測定の結果、液晶
性光学フィルムの膜厚は8μmであり、ハイブリッド配
向を形成していた。液晶のダイレクターが該フィルム平
面となす角は、粘着剤界面では20度、空気側では80
度であった。
【0297】(実施例7)ディスコティック液晶性材料
として、ND 相を有する式(7)の化合物を用いた。
【0298】
【化238】
【0299】該化合物の5重量%のクロロホルム溶液を
調製し、15cm角のラビングポリイミド膜を有する高
屈折率ガラスにスピンコートし、乾燥、250℃で熱処
理をし、冷却を経て液晶性光学フィルム6を得た。膜厚
は0.5μmで、やや褐色のフィルムであった。屈折率
測定によりハイブリッド配向を形成していることが確認
できだか、屈折率の測定においては、実施例2における
観測に比べ、明暗の境界は明瞭ではなかった。分光測定
の結果、可視域に吸収ピークを有していることが判明し
た。
【0300】(実施例8)ディスコティック液晶性材料
として、式(8)の化合物と式(9)の化合物を用い、
重量比2:1の割合で配合した組成物をブチルセルソル
ブに溶かし20重量%の溶液を得た。
【0301】
【化239】
【0302】
【化240】
【0303】この溶液を30cm角に切りだした厚さ1
00μmのラビングポリエーテルエーテルケトンフィル
ム基板上に印刷法により塗布し、乾燥した。これを、オ
ーブン中220℃で30秒熱処理した後、温度を190
℃に設定し、2分間かけて190℃まで温度を下げた。
このものをオーブンから取り出し、冷却して、透明な約
20μmの液晶性光学フィルム7を得た。このようにし
て得られた基板上に形成された液晶性光学フィルム7
は、自己支持性があり、ポリエーテルエーテルケトンフ
ィルム基板から剥離し、複屈折測定、屈折率測定を行っ
た。結果、ハイブリッド配向であることを確認した。
尚、液晶のダイレクターが液晶性光学フィルム平面との
なす角度は、はじめポリエーテルエーテルケトンフィル
ム基板と接していた側の界面で約85度、反対側界面で
は約5度であった。
【0304】次に、配向基板を剥離した液晶性光学フィ
ルムをエリプソメーターを用いて、該フィルム7をラビ
ング方向と垂直な方向に傾けて測定し、偏光解析を行っ
た。その結果、入射直線偏光に対して得られる楕円偏光
の偏光軸はラビングに平行な方向でも垂直な方向でもな
い方位にあり、且つ、偏光軸の方位は入射光の波長に依
存した。このことから、フィルム7内で旋光や旋光分散
が起こっていることが確認され、また負の一軸性構造で
はなくハイブリッド配向を形成していることが再度確認
できた。また、クロスニコルの偏光板に液晶性光学フィ
ルム7を挟み、ラビング方向と上偏光板の透過軸、下偏
光板の吸収軸を一致させた。その結果、ラビング方向に
沿って斜めから見たときには、どのように傾けて見ても
暗視野であったが、ラビングに垂直な方向から傾けて見
ると光の漏れが生じ、明るく見えた。このことからも液
晶のダイレクターがラビング方向に傾いたハイブリッド
配向であることが窺えた。
【0305】(実施例9)ポリエーテルエーテルケトン
フィルム基板を剥離した液晶性光学フィルム7を5体積
%のアセトンを含む水溶液に5分間浸漬させた。その結
果、該フィルム7の膜厚は、20μmから4μmとな
り、このものを用いて偏光解析を行ったところ、液晶の
ダイレクターが液晶フィルム平面とのなす角度は、はじ
めポリエーテルエーテルケトンフィルムと接していた側
の界面では約60度、空気側では約50度の液晶性光学
フィルム7’を得た。
【0306】(実施例10)ディスコティック液晶材料
として、ND相を有する式(10)の材料を調製した。
【0307】
【化241】
【0308】該材料の10重量%のクロロホルム溶液を
15cm角のラビングポリイミド膜を有する高屈折率ガ
ラスにスピンコートし、乾燥後、250℃で10分間熱
処理をし、冷却を経て液晶性光学フィルム10を得た。
膜厚は1.3μmであった。得られた該フィルムについ
て、実施例2と同様にして顕微鏡観察、屈折率測定を行
ったところハイブリッド配向を形成していることがわか
った。なお液晶のダイレクターとフィルム平面とのなす
角度は、ガラス界面側が約90度、空気界面側は約15
度であった。
【0309】(実施例11)ディスコティック液晶材料
として、ND相を有する式(11)の材料を調製した。
【0310】
【化242】
【0311】該材料の10重量%のクロロホルム溶液を
15cm角のラビングポリイミド膜を有する高屈折率ガ
ラスにスピンコートし、乾燥後、250℃で10分間熱
処理をし、冷却を経て液晶性光学フィルム10を得た。
膜厚は1.2μmであった。得られた該フィルムについ
て、実施例2と同様にして顕微鏡観察、屈折率測定を行
ったところハイブリッド配向を形成していることがわか
った。なお液晶のダイレクターとフィルム平面とのなす
角度は、ガラス界面側が約90度、空気界面側は約20
度であった。
【0312】(実施例12)ディスコティック液晶材料
として、ND相を有する式(12)の材料を調製した。
【0313】
【化243】
【0314】該材料の10重量%のクロロホルム溶液を
15cm角のラビングポリイミド膜を有する高屈折率ガ
ラスにスピンコートし、乾燥後、250℃で10分間熱
処理をし、冷却を経て液晶性光学フィルム10を得た。
膜厚は1.5μmであった。得られた該フィルムについ
て、実施例2と同様にして顕微鏡観察、屈折率測定を行
ったところハイブリッド配向を形成していることがわか
った。なお液晶のダイレクターとフィルム平面とのなす
角度は、ガラス界面側が約90度、空気界面側は約15
度であった。
【0315】(実施例13)ディスコティック液晶材料
として、ND相を有する式(13)の材料を調製した。
【0316】
【化244】
【0317】該材料の10重量%のクロロホルム溶液を
15cm角のラビングポリイミド膜を有する高屈折率ガ
ラスにスピンコートし、乾燥後、250℃で10分間熱
処理をし、冷却を経て液晶性光学フィルム10を得た。
膜厚は1.6μmであった。得られた該フィルムについ
て、実施例2と同様にして顕微鏡観察、屈折率測定を行
ったところハイブリッド配向を形成していることがわか
った。なお液晶のダイレクターとフィルム平面とのなす
角度は、ガラス界面側が約90度、空気界面側は約30
度であった。
【0318】
【発明の効果】本発明の液晶性光学フィルムは、ディス
コティック液晶を均一にハイブリッド配向させ、それを
均一固定化したフィルムであり、光学的な価値が高く、
安定性にも優れたフィルムである。また、ディスコティ
ック液晶を均一にハイブリッド配向・固定化した本発明
のフィルムは、従来、得ることができなかった特異な光
学的性質を持っているため、例えば液晶ディスプレー用
光学素子をはじめとする様々な光学分野において用いら
れることが期待され、工業的価値が極めて高い、という
格別の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスコティック液晶のもつ固有の屈折率分布
とダイレクターについて説明した図。
【図2】ディスコティック液晶のとり得る配向構造の模
式図。図中の矢印がダイレクター。(a)はダイレクタ
ーが基板面に垂直な負の一軸性構造。(b)は基板面に
対して一定角度にチルトした負の一軸性構造。(c)は
本発明の液晶性光学フィルムが形成している、ダイレク
タ−が厚み方向で徐々に変化するハイブリッド構造。
【図3】実施例2で得られた、液晶の膜を溶液により上
面から削っていったときの残存膜厚と正面での見かけの
リターデーション値の関係。実線は実測、点線は一定角
度にチルトした負の一軸性構造の場合において該関係を
表す直線。
【図4】実施例で得られた、試料の傾き角とみかけのリ
ターデーションの関係。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスコティック液晶性材料より成り、
    ディスコティック液晶の配向形態を固定化した液晶性光
    学フィルムであって、ディスコティック液晶材料より形
    成される単層フィルムであり、かつ該ディスコティック
    液晶の配向形態が、フィルム上面界面近傍のディスコテ
    ィック液晶のダイレクターとフィルム平面とのなす角度
    と、フィルム下面界面近傍のディスコティック液晶のダ
    イレクターとフィルム平面とのなす角度が異なるハイブ
    リッド配向であることを特徴とする液晶性光学フィル
    ム。
  2. 【請求項2】 ハイブリッド配向が、ディスコティック
    液晶のダイレクターがフィルムの上面もしくは下面のい
    ずれか一方において、フィルム平面と60度以上90度
    以下の角度をなし、当該面の反対面においてはフィルム
    平面と0度以上50度以下の角度をなすハイブリッド配
    向であることを特徴とする請求項1記載の液晶性光学フ
    ィルム。
  3. 【請求項3】 基板上にて形成されることを特徴とする
    請求項1または2に記載の液晶性光学フィルム。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至2の液晶性光学フィルムと
    基板とから少なくとも構成され、基板側のフィルム界面
    近傍のディスコティック液晶のダイレクターとフィルム
    平面とのなす角度が0度以上50度以下であることを特
    徴とする光学素子。
  5. 【請求項5】 ディスコティック液晶の配向制御能を実
    質的に持たない基板と請求項1乃至2の液晶性光学フィ
    ルムとから構成されることを特徴とする光学素子。
  6. 【請求項6】 配向膜を有しない基板と請求項1乃至2
    の液晶性光学フィルムとから構成されることを特徴とす
    る光学素子。
JP8083522A 1995-04-07 1996-04-05 液晶性光学フィルム Pending JPH08334621A (ja)

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