JPH08334281A - 液分離装置 - Google Patents

液分離装置

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Publication number
JPH08334281A
JPH08334281A JP14366295A JP14366295A JPH08334281A JP H08334281 A JPH08334281 A JP H08334281A JP 14366295 A JP14366295 A JP 14366295A JP 14366295 A JP14366295 A JP 14366295A JP H08334281 A JPH08334281 A JP H08334281A
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JP
Japan
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case
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connecting pipe
vibration
liquid
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JP14366295A
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English (en)
Inventor
Yasushi Adachi
靖 足立
Izumi Onoda
泉 小野田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上記ケ−ス内における接続管の振動を有効に
防止することができ、かつ、組立時にこの接続管等を破
損することがない液分離装置を提供する 【構成】 ケ−ス12と、ケ−ス12内に設けられこの
ケ−ス12上部に導入されたガス冷媒から液滴を分離し
ケ−ス12下側に導入する液分離体13と、ケ−ス下端
部に立設保持され、上端開口をこの液分離体13の下側
に位置させ上記液分離されたガス冷媒を吸い込む接続管
16とを有する液分離器であって、上記液分離体13の
下側に位置するケ−ス12内壁面に固定され、このケ−
ス12の振動を防止すると共に上記接続管16を保持す
る防振板17を有し、この防振板17には、4つの保持
片18aを切り起こすことで通孔が形成され、この通孔
に上記接続管16を通すと共に上記4つの保持片18a
で上記接続管16の外面を接触保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は例えば、空気調和機に
備えられる圧縮機に設けられ、圧縮機に吸い込まれるガ
ス冷媒から液冷媒の液滴等を分離する液分離装置(アキ
ュムレ−タ)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】空気調和機において圧縮機に吸い込まれ
る冷媒ガス中に液冷媒や潤滑油の液滴が混じっていると
液圧縮により圧縮機にトラブルが生じるおそれがある。
このような事態を防止するための装置として液分離器
(気液分離装置:アキュムレ−タ)がある。
【0003】この液分離器は、例えば図6に1で示すよ
うなものであり、冷凍サイクルを構成する圧縮器本体
2、凝縮器3、膨脹弁4、蒸発器5のうち、圧縮機本体
2と蒸発器5との間に設けられている。
【0004】この液分離器1は、上記蒸発器5を通過し
て低温低圧となったガス冷媒をケ−ス6内に設けられた
気液分離体7に衝突させ、これにより上記ガス冷媒から
液滴(液冷媒や潤滑油等)を分離する。分離された液滴
はこの気液分離体7から図に一点鎖線の矢印で示すよう
にケ−ス6の下部に滴下し、このケ−ス6の下部内に溜
まる。
【0005】一方、上記液滴が分離された後のガス冷媒
はこのケ−ス1内に充満した後、図に実線の矢印で示す
ようにケ−ス6の下端部から挿入された接続管8を通し
てこのケ−ス6外へ排出され上記圧縮器本体2に導かれ
るようになっている。なお、この接続管8の下端部に
は、ケ−ス6内に溜まった液滴を圧縮機本体2へ少量づ
つ戻すための小孔8aが設けられている。
【0006】また、上記液分離体7の周辺部には、分離
した液滴を滴下(図に一点鎖線の矢印で示す)するため
の図示しない孔が複数設けられているが、上記接続管8
は図に示すようにケ−ス6内の中央部に保持され、上記
孔から滴下する液滴を直接吸い込むことがないように構
成されている。
【0007】また、このケ−ス6内の高さ方向中途部に
は、このケ−ス6の振動を防止するための防振板9が固
定されている。この防振板9の中央部には上記接続管8
を通すための通孔9aが設けられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな構成であると、以下に説明する解決すべき課題があ
る。まず、上記接続管8は、上記ケ−ス6の下端部によ
って片持ち式に支持(下端固定支持)されているのみで
あるから、その上端部は圧縮機本体2からの振動の伝達
やガス冷媒の圧力脈動により振動しやすいということが
ある。そして、これが騒音の原因になるということがあ
る。
【0009】また、上記接続管8の上端部が左右に振動
した場合、上端開口部がケ−ス6内の中央からずれて液
滴が滴下する位置に達するおそれがある。この場合、上
記接続管8内に上記液滴が直接侵入しまう事態が起こり
うる。
【0010】また、接続管8が振動すると、この接続管
8が上記防振板9に衝突するおそれがある。このため、
上記防振板9の中央部に設けられた通孔9aの径を大き
くする必要があり、この分、この防振板9の強度が低下
するおそれもある。
【0011】一方、反対に上記防振板9で上記接続管8
を確実に保持しようとすると、上記通孔9aの径を上記
接続管8の外径と略等しくしなければならないから、上
記接続管8をこのケ−ス6内に挿入する際に防振板9に
引っ掛かり、この接続管8や防振板9を破損させるおそ
れもある。
【0012】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするとことろは、上記ケ−ス内
における接続管の振動を有効に防止することができ、か
つ、組立時にこの接続管等を破損することがない液分離
装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の手段
は、ケ−スと、ケ−ス内に設けられこのケ−ス上部に導
入されたガス冷媒から液滴を分離しケ−ス下側に導入す
る液分離体と、ケ−ス下端部に立設保持され、上端開口
をこの液分離体の下側に位置させ上記液分離されたガス
冷媒を吸い込む接続管とを有する液分離装置において、
上記液分離体の下側に位置するケ−ス内壁面に固定さ
れ、上記接続管を保持する支持板を有し、この支持板
は、複数の保持片を切り起こすことで通孔が形成され、
この通孔に上記接続管を通すと共に上記複数の保持片で
接続管の外面を接触保持することを特徴とする液分離装
置である。
【0014】第2の手段は、第1の手段の液分離装置に
おいて、上記複数の保持片は、上記通孔を囲んで略等し
い間隔で設けられていることを特徴とするものである。
第3の手段は、第2の手段の液分離装置において、上記
保持片は、少なくとも3以上設けられていることを特徴
とするものである。
【0015】第4の手段は、第1の手段の液分離装置に
おいて、上記各保持片は、上記接続管と接触する方向に
傾斜し、上記接続管を点接触により保持するものである
ことを特徴とするものである。
【0016】第5の手段は、第4の手段の液分離装置に
おいて、上記保持片は、この保持片の切り起こし高さ方
向の中途部を上記接続管と接触する方向に突出するよう
に曲成することで形成されていることを特徴とするもの
である。
【0017】第6の手段は、第1の手段の液分離装置に
おいて、上記支持板は、ケ−ス内壁の変位を規制し、こ
のケ−スの振動を防止する防振板であることを特徴とす
るものである。
【0018】
【作用】第1の手段によれば、切り起こしにより形成さ
れ弾性変形可能な複数の保持片で接続管を保持すること
ができるから、この液分離装置の組み立て時、接続管の
挿入抵抗を低減でき、かつ、この接続管を確実に保持す
ることができる。
【0019】第2の手段によれば、上記接続管を均等に
保持することができるから、この接続管が特定の方向に
変位することを防止できる。また、この接続管を均等か
つ安定的に保持するには、第3の手段のように、3以上
の保持片、好ましくは4つの保持片を設けることが好ま
しい。
【0020】第4の手段によれば、上記接続管を点接触
により保持することができるので挿入抵抗を軽減するこ
とができる。また、複数の保持片により上記接続管を保
持するので、保持状態も安定する。
【0021】第5の手段によれば、上記保持片の切り起
こし高さ方向の中途部を曲成し、この曲成された部位を
上記接続管に接触させることで、上記接続管をスム−ズ
に挿入していくことができ、また点接触であるから挿入
抵抗も少ない。第6の手段によれば、一つの部材で、ケ
−スと接続管の振動を防止できる。
【0022】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照して
説明する。まず、第1の実施例を図1〜図5を参照して
説明する。なお、従来の技術の項で説明した構成要素と
同一の構成要素については同一符号を付してその説明は
省略する。
【0023】図1に示すのは第1の実施例の液分離器1
1であり、図中12は、ケ−スである。このケ−ス12
は上端部および下端部が絞られ、それぞれ導入孔12a
および吐出孔12bが形成されている。
【0024】このケ−ス12内の上端部には、図に13
で示す液分離体がこのケ−スを仕切る状態で設けられて
いる。この液分離体13は、上記導入孔12aを通して
このケ−ス12内に導入されたガス冷媒から液冷媒や潤
滑油等の液滴の分離を行うネット14と、このネット1
4の下側に設けられ、このネット14を保持する共に上
記ネット14によって分離された液滴を受ける保持板1
5とからなる。
【0025】この保持板15は、中央部が上方に凸とな
るように形成されていると共に、その周囲には凹凸部1
5aが形成されている。この凹凸部15aには上記ネッ
ト14により分離された液滴および冷媒ガスをこのケ−
ス12の下側に導入するための図示しない通孔が複数個
設けられている。
【0026】すなわち、上記ネット14により分離され
た液滴は、上記保持板15の通孔から図に一点鎖線の矢
印で示すように滴下し、ケ−ス12の下部に溜まるよう
になっている。
【0027】また、上記ケ−ス12の下端部に設けられ
た吐出孔12bからは、図に16で示す接続管が挿入さ
れている。この接続管16はこのケ−ス12内を上方に
延出され、上記気液分離体13の保持板15の下面中央
部の近傍に開口している。
【0028】この接続管16が開口する位置は、液滴が
滴下しない位置(保持板15の通孔が設けられていない
位置)であるから、上記接続管16内には図に実線の矢
印で示すようにガス冷媒のみが吸い込まれることとな
る。この接続管16内に吸い込まれたガス冷媒は、この
ケ−ス12外へと流通し上記圧縮器本体2に導入され
る。なお、この接続管16の下端部には、ケ−ス12内
に溜まった液滴を上記圧縮機本体2へ少量づつ戻す油戻
し用の小孔16aが設けられている。
【0029】一方、このケ−ス12の高さ方向中途部に
は、図に17で示す防振板(この発明の支持板)が、こ
のケ−ス12を仕切る状態で設けられている。この防振
板17は、この発明の要部となる部品であり、このケ−
ス12の側壁の振動を抑制するのみならず、上記接続管
16を保持する保持部18を有しこの接続管16の振動
をも防止する機能を有する。以下、この防振板17の構
成および作用を図2〜図4を参照して説明する。
【0030】図2(a)は、上記防振板17を示す平面
図であり、同図(b)は同図(a)におけるI−I線に
沿う縦断面図である。この防振板17は平面視円形をな
し、その縁部は略直角に折り曲げられてフランジ部17
aとなっている。この防振板17の外径は上記ケ−ス1
2の内径と略等しく形成され、この防振板17は、上記
フランジ部17aの外面を上記ケ−ス12に内接させた
状態でこのケ−ス12内に固定される(図1参照)。
【0031】また、この防振板17には、図2(a)に
20で示す貫通孔が周方向に所定間隔で設けられてい
る。この貫通孔20は、上記気液分離体13の保持板1
5から滴下された液滴をケ−ス12の下部に通すための
ものである。
【0032】また、この防振板17の中央部には、前述
したように上記接続管16を保持する保持部18が設け
られている。この保持部18は、図3(a)に示すよう
に、上記防振板17の中央部に十文字形状のスリット2
1を設けることで形成された4つの保持片18aを有
し、この4つの保持片18aを図2に示すように上方に
切り起こすことで形成されたものである。そして、この
4つの保持片18aを切り起こすことによって、この防
振板17の中央部には上記接続管16を通す通孔23が
形成されている。
【0033】また、この保持片18aは、図示しない治
具によって上方に曲成されると共に、最先端部をその中
途部よりもさらに外側に折り広げられてなる。すなわ
ち、上記保持片18aの上記通孔23内に最も突出する
部位(各保持片18a間の距離が最も小さい部分)は上
記保持片18aの高さ方向中途部であり、この部位は曲
面をなし、図4に示すように上記接続管16の外面に当
接する曲面部22となっている。また、この曲面部22
の下側と上側は、それぞれ下方および上方から上記接続
管16に近付く方向に傾斜する傾斜面となっている。
【0034】そして、図2(b)に示すように、上記曲
面部22間の距離は上記接続管16が挿入されていない
状態でこの接続管16の外径d1(図1参照)と略同じ
か若干の小なるd2、最上端部(先端部)間の距離はd
3に設定されている。
【0035】次に、この防振板17の機能を、この液分
離器11の組み立て工程と共に説明する。この液分離器
11の組み立ては例えば以下のようにして行われる。
【0036】上記ケ−ス11は、管状の材料から形成さ
れる。すなわち、このケ−ス11内にあらかじめ上記液
分離体13および防振板17を固定した後、上記管状材
料の両端部を図示しない治具で絞り加工し、上記導入孔
12aと吐出孔12bを形成する。また、同時に、この
ケ−ス12の中途部に上記液分離体13および防振板1
7の位置ずれを防止するための凹凸12cを形成する。
【0037】そして、最後に、上記吐出孔12b側から
上記接続管16を挿入する。この挿入時、上記接続管1
6の先端は、上記防振板17に設けられた保持片18a
の下側の傾斜面に当接する。そして、この保持片18a
は必要に応じて弾性変形しつつ、上記傾斜面に沿って上
記接続管16の軌道を修正し、この接続管16を上記対
向する4つの保持片18a間に形成された通孔23に案
内する。
【0038】そして、上記通孔23内に案内された接続
管16は、上記保持片を若干広げつつこの通孔23内に
挿入されていく。このとき、上記保持片18aの上記接
続管16と接触する部位は図4に示すように前記曲面部
22であり、点接触である。したがって挿入の抵抗はそ
れ程大きくなく、接続管16に無理な力が加わって挿入
途中で変形するということはない。
【0039】このようにして、上接続管16の挿入が終
了したならば、上記ケ−ス12下端の吐出孔12bと上
記接続管16とをろう付けにより固定する。このこと
で、この液分離器11が完成する。なお、上記接続管1
6の高さ方向中途部は、上記防振板17の4つの保持片
18aによって図4(a)に示すように4点で弾性的に
支持されることとなる。
【0040】この液分離器11は、図1に示すように冷
凍サイクル中の圧縮機本体2と蒸発器5との間に配設さ
れる。そして、圧縮機本体2を作動させ、この冷凍サイ
クルの運転を開始すると、上記圧縮機本体2によって圧
縮された高温高圧のガス冷媒は、熱交換を行いながら上
記凝縮器3、膨脹弁4および蒸発器5を通過し、低温低
圧のガス冷媒となって前記導入孔12aからこの液分離
器11のケ−ス12内に導入される。
【0041】そして、このガス冷媒は、このケ−ス12
内で前述したように液分離体13を通過し、液滴が分離
され、上記接続管16内に流入する。そして、この接続
管16を通って上記圧縮機本体に導入され、再び圧縮さ
れてこの冷凍サイクル内を循環する。
【0042】この冷凍サイクルの運転中、上記圧縮機本
体2の振動やガス冷媒の圧力脈動がこの液分離器11の
上記ケ−ス12および接続管16に伝達される。しか
し、上記ケ−ス11および接続管12の中途部は、上記
防振板17によって変位が規制されているから、前記圧
縮機本体2等からの振動と共振して大きく触れてしまう
ということが防止される。
【0043】以上述べたような構成によれば、以下に説
明する効果を得ることができる。第1に、挿入時に接続
管16等を破損させることなく、この接続管16の中途
部を保持できる構成を実現でき、この接続管16の振動
を有効に防止できる効果がある。
【0044】すなわち、従来の液分離器1(図6)では
前記接続管8は下端片持ち支持構造であり、上端部の振
れを規制する処置は取られていなかった。従来の構成に
おいて、単純に上記接続管8の中途部を支える方法も考
えられるが、その場合には、組立時における接続管8の
変形を防止する必要があり、このような措置をとること
ができなかったため、従来の液分離器1には上記接続管
8の中途部を保持する構成は設けられていなかった。
【0045】しかし、この発明の液分離器(液分離装
置)によれば、防振板17の中央部に4つの保持片18
aを切り起こしてなる保持部18を設け、この保持部1
8で上記接続管16を保持するようにした。
【0046】この保持片18aは、上下に傾斜面を有
し、接続管16を挿入時に上記保持片18a間の通孔2
3に案内できるように構成されている。また、保持片1
8aは、上端部をさらに折り広げることで、その中途部
に曲面部22を有し、この曲面部で上記接続管16と支
えるようにしており、この曲面部22と接続管6は点接
触となっている。
【0047】したがって、上記接続管16を上記通孔2
3内にスム−ズに挿入することができ、また、各保持片
18aと接続管16は点接触であるから挿入抵抗もさほ
ど大きくない。さらに、上記4つの保持片は弾性変形可
能であるから無理な挿入が行われることもない。
【0048】このことにより、挿入作業時に上記接続管
18に無理な力がかかって、この接続管を破損させるこ
とがないから、この接続管18の中途部を保持する構成
を実現でき、この接続管18の振動を有効に規制するこ
とができる効果がある。
【0049】そして、上記接続管16の振動を防止でき
ることにより、運転中に生じる騒音を低減でき、また接
続管16の軸線が振れてガス冷媒から分離された液滴が
直接この接続管16内に流入することも防止できる。し
たがって、空気調和機を快適かつ安全に運転することの
できる効果がある。
【0050】第2に、上記接続管16を安定的に保持す
ることができる効果がある。すなわち、上記保持部18
は、等間隔で設けられた4つの保持片18aからなり、
上記接続管16を90°間隔で離間する4点で保持する
ことができる。したがってこの接続管16を安定的に保
持することができる。
【0051】また、上記各保持片18は弾性復元力によ
り上記接続管16に押し付けられているので保持状態も
確実である。さらに、上記保持片18a間にはスリット
21が設けられているから、互いの保持片18aどうし
が干渉しあって、各保持片の動きが妨げられることもな
い。
【0052】したがって、この発明によれば、上記接続
管16を安定的に保持できるから、上記接続管16の変
位(振動)をより有効に防止することができる。第3
に、一つの部材で、ケ−ス12と接続管16の振動を規
制できる効果がある。
【0053】すなわち、上記実施例では、ケ−ス側壁の
振動を防止する防振板17で、上記接続管16を保持す
るようにしたので、上記効果を得ることができる。次
に、この発明の第2の実施例を図5を参照して説明す
る。なお上記第1の実施例と同一の構成要素については
同一の符号を付してその詳しい説明は省略する。
【0054】この第2の実施例の液分離器の防振板17
´は、保持部18´の保持片18´aを下方向に切り起
こしたものである。各保持片18´は、切り起こし方向
が反対なだけで、上記第1の実施例とまったく同形に形
成されている。
【0055】このような構成であっても、上記保持片1
8の先端部(下端部)間の距離d3(図2参照)は上記
接続管16の径d1よりも大きく、またその内面は傾斜
面となっているから、上記接続管16の挿入をスム−ズ
に行え、上記第1の実施例と同様の効果を得ることがで
きる。
【0056】また、このような構成であれば、この図5
に示す液分離器のようにケ−ス12の全長が短く上記液
分離体13と防振板17´間の隙間が小さい場合であっ
ても、上記保持部18の先端部が上記液分離体13に干
渉することはない。したがって、この防振板17の設置
自由度が向上するという効果がある。
【0057】なお、この発明は、上記一実施例に限定さ
れるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で種々
変形可能である。例えば、上記一実施例では、上記ケ−
スは管状材料の上端部および下端部を絞ることで形成す
るようにしたが、これに限定されるものではなく、あら
かじめ上記導入孔あるいは吐出孔が形成されてなる上部
ケ−スおよび下部ケ−スを設け、この上下のケ−スを接
続することで上記ケ−スを構成するようにしても良い。
【0058】また、上記一実施例では、上記保持片18
aは4つであったが、これに限定されるものではなく、
3つ以上であれば良い。すなわち、上記接続管16を互
いに120°離間する3点で保持するようにすれば、上
記接続管16を均等に保持することができ、この接続管
16の変位を有効に規制することができる。
【0059】
【発明の効果】以上述べたように、この発明の液分離装
置によれば、挿入時に接続管を破損させることなくこの
接続管の中途部を保持できる構成を実現でき、この接続
管の振動を有効に防止できる効果がある。また、上記保
持片を均等に設けることで、上記接続管を確実かつ安定
的に保持することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示す概略構成図。
【図2】同じく、(a)は防振板の平面図、(b)は、
(a)のI−I線に沿う縦断面図。
【図3】同じく、(a)は防振板の平面図、(b)は、
(a)のII−II線に沿う縦断面図。
【図4】同じく、(a)は接続管の保持状態を拡大して
示す平面図、(b)は接続管の保持状態を拡大して示す
正面図。
【図5】第2の実施例を示す概略構成図。
【図6】従来例を示す概略構成図。
【符号の説明】
11…液分離器(液分離装置)、12…ケ−ス、13…
液分離体、16…接続管、17…防振板(支持板)、1
8a…保持片、21…スリット、22…曲面部(曲成
部)、23…通孔。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケ−スと、ケ−ス内に設けられこのケ−
    ス上部に導入されたガス冷媒から液滴を分離しケ−ス下
    側に導入する液分離体と、ケ−ス下端部に立設保持さ
    れ、上端開口をこの液分離体の下側に位置させ上記液分
    離されたガス冷媒を吸い込む接続管とを有する液分離装
    置において、 上記液分離体の下側に位置するケ−ス内壁面に固定さ
    れ、上記接続管を保持する支持板を有し、 この支持板は、複数の保持片を切り起こすことで通孔が
    形成され、この通孔に上記接続管を通すと共に上記複数
    の保持片で接続管の外面を接触保持することを特徴とす
    る液分離装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の液分離装置において、 上記複数の保持片は、上記通孔を囲んで略等しい間隔で
    設けられていることを特徴とする液分離装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の液分離装置において、 上記保持片は、少なくとも3以上設けられていることを
    特徴とする液分離装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の液分離装置において、 上記各保持片は、上記接続管と接触する方向に傾斜し、
    上記接続管を点接触により保持するものであることを特
    徴とする液分離装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の液分離装置において、 上記各保持片は、この保持片の切り起こし高さ方向の中
    途部を上記接続管と接触する方向に突出するように曲成
    することで形成されていることを特徴とする液分離装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の液分離装置において、 上記支持板は、ケ−ス内壁の変位を規制し、このケ−ス
    の振動を防止する防振板であることを特徴とする液分離
    装置。
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