JP2000205595A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2000205595A
JP2000205595A JP11009133A JP913399A JP2000205595A JP 2000205595 A JP2000205595 A JP 2000205595A JP 11009133 A JP11009133 A JP 11009133A JP 913399 A JP913399 A JP 913399A JP 2000205595 A JP2000205595 A JP 2000205595A
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JP
Japan
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flexible pipe
compressor
evaporator
pipe
liquid separator
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JP11009133A
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English (en)
Inventor
Shuichi Inoue
修一 井上
Takayuki Izeki
貴之 井関
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フレキシブル配管や気液分離器の断熱を不要に
し、腐食の防止と部品点数の増加を防止することのでき
る空気調和機を提供すること。 【解決手段】圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器を環状
に結ぶ配管の内、前記圧縮機と前記蒸発器を結ぶ配管の
少なくとも一部をフレキシブル配管で構成し、前記蒸発
器および前記フレキシブル配管の表面に結露する結露水
を排水タンクまたは排水パイプに導く水受け手段を設け
た空気調和機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍サイクルを用
いて温度調整や除湿等をおこなう空気調和機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、冷凍サイクルを用いて空気の除湿
をおこなう空気調和機として図3に示すような除湿機2
3が使用されている。図3は除湿機23の全体構成を示
す断面構成図、図4は図3におけるA部を示す要部断面
図である。この除湿機23は、内部に圧縮機24、凝縮
器25、絞り装置26、蒸発器27を有し、それらを配
管にて環状に接続している。そして、圧縮機24と蒸発
器27を結ぶ配管28の一部をフレキシブル配管29で
構成し、圧縮機23の振動が蒸発器27に伝わるのを抑
制している。気液分離器30は、圧縮機24と一体に支
持され、圧縮機24への急激な液冷媒の吸入を防止して
いる。断熱パイプ31は、蒸発器27の出口から気液分
離器30の入口までの配管を被い、この間の配管での結
露を防止している。断熱パイプ32は、気液分離器30
を覆って気液分離器30での結露を防止している。冷凍
サイクルを運転するときに生じる蒸発器27に結露する
結露水は、水受け皿33に落下しドレン口34から排水
タンク35に貯水されるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、断熱パイプ30とフレキシブル配管29
との隙間に空気が侵入するのを完全に防止するのは困難
である。従って、図4に示すように、フレキシブル配管
29の蛇腹36の部分に結露水37が長時間滞留し、フ
レキシブル配管29を腐食させる原因になっている。ま
た、フレキシブル配管29は蛇腹形状であるため、断熱
パイプ31を通す際に抵抗になり、組立工程での作業性
を悪化させる原因にもなっている。このためフレキシブ
ル配管29の採用自体が容易なことではなかった。ま
た、気液分離器30は、配管28より直径が大きいた
め、配管28部分と同じ直径の断熱パイプを使用できず
部品点数の増加を招いていた。
【0004】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、フレキシブル配管や気液分離器の断熱を
不要にし、腐食の防止と部品点数の増加を防止すること
のできる空気調和機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
空気調和機は、圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器を環
状に結ぶ配管の内、前記圧縮機と前記蒸発器を結ぶ配管
の少なくとも一部をフレキシブル配管で構成し、前記蒸
発器および前記フレキシブル配管の表面に結露する結露
水を排水タンクまたは排水パイプに導く水受け手段を設
けたことを特徴とする。請求項2記載の本発明は、請求
項1記載の空気調和機において、前記圧縮機と前記蒸発
器との間に気液分離器を設け、前記水受け手段は、前記
気液分離器の表面に結露する結露水も排水タンクまたは
排水パイプに導くことを特徴とする。請求項3記載の本
発明は、請求項2記載の空気調和機において、前記フレ
キシブル配管を、前記気液分離器よりも前記圧縮機側の
配管に設けたことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態による
空気調和機は、圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器を環
状に結ぶ配管の内、圧縮機と蒸発器を結ぶ配管の少なく
とも一部をフレキシブル配管で構成し、蒸発器およびフ
レキシブル配管の表面に結露する結露水を排水タンクま
たは排水パイプに導く水受け手段を設けたものである。
この実施の形態によれば、フレキシブル配管表面の結露
水を水受け手段によって、排水タンクまたは排水パイプ
に導くことができるため、フレキシブル配管の断熱を不
要とすることができる。従って、フレキシブル配管の結
露水の滞留による腐食から解放され、圧縮機からの振動
の伝達を有効に防止でき、空気調和機の低騒音化を図る
ことができる。
【0007】本発明の第2の実施の形態は、第1の実施
の形態において、更に圧縮機と蒸発器との間に気液分離
器を設け、水受け手段は、この気液分離器の表面に結露
する結露水も排水タンクまたは排水パイプに導くもので
ある。この実施の形態によれば、気液分離器表面の結露
水も水受け手段によって、排水タンクまたは排水パイプ
に導くことができるため、気液分離器の断熱を不要とす
ることができるとともに、部品点数の増加から解放さ
れ、圧縮機からの振動の伝達を有効に防止でき、空気調
和機の低騒音化を図ることができる。
【0008】本発明の第3の実施の形態は、第2の実施
の形態において、更にフレキシブル配管を、気液分離器
よりも圧縮機側の配管に設けたものである。この実施の
形態によれば、一般に質量の大きい気液分離器を圧縮機
から切り離し、フレキシブル配管を介して圧縮機と接続
したことにより、圧縮機の配管接続部分の応力を小さく
することができ、圧縮機からの振動の伝達を更に有効に
防止でき、空気調和機の低騒音化を図ることができる。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照して
説明する。 (実施例1)図1は一実施例による除湿機の全体構成を
示す断面構成図である。同実施例による除湿機は、除湿
機の外箱1の内部に、それぞれ配管にて環状に接続した
圧縮機2、凝縮器3、絞り装置4、蒸発器5を設け、こ
れらによって冷凍サイクルが構成されている。そして、
圧縮機2と蒸発器5を結ぶ配管6の一部は、フレキシブ
ル配管7で構成されている。また、蒸発器5およびフレ
キシブル配管7の下部には結露水を排水タンク8に集め
る水受け皿(水受け手段)9が設けられている。気液分
離器10は、圧縮機2に一体に支持され、フレキシブル
配管7の出口11と配管12によって接続されている。
ここでフレキシブル配管7の出口11又は配管12の上
端側は、一旦上方に向かって曲げられた後に下方に向か
って曲げられて気液分離器10と接続されている。この
ようにフレキシブル配管7の出口11又は配管12の上
端側を一旦上方に向かって曲げることで、フレキシブル
配管7に生じた結露水が配管12を伝って滴下すること
を防止することができる。断熱材13は、図示のように
配管12の上方に向かって曲げられた箇所以降の配管1
2を覆うように設けている。なお、14は気液分離器1
0を被う断熱材である。
【0010】上記構成において、冷凍サイクルが運転さ
れると蒸発器5とフレキシブル配管7の表面に結露した
結露水15、16は、水受け皿9上に落下し、ドレン口
17から排水タンク8に落下し貯水される。従って、フ
レキシブル配管7は断熱が不要であり、フレキシブル配
管7の蛇腹部分18に結露水が長時間滞留せず腐食が防
止される。その結果フレキシブル配管の優れた振動絶縁
性能を発揮させ除湿機の騒音低減効果を得ることができ
る。
【0011】(実施例2)図2は他の実施例による除湿
機の全体構成を示す断面構成図である。同実施例による
除湿機は、蒸発器5とフレキシブル配管7の間に気液分
離器10を設けたものである。フレキシブル配管7の出
口11と圧縮機2とは、配管19により接続されてい
る。ここでフレキシブル配管7の出口11又は配管19
の上端側は、一旦上方に向かって曲げられた後に下方に
向かって曲げられて圧縮機2と接続されている。このよ
うにフレキシブル配管7の出口11又は配管19の上端
側を一旦上方に向かって曲げることで、フレキシブル配
管7に生じた結露水が配管19を伝って滴下することを
防止することができる。蒸発器5、気液分離器10およ
びフレキシブル配管7の下部には結露水を排水タンク8
に集める水受け皿20が設けられている。21は配管1
9を被う断熱材である。
【0012】上記構成において、冷凍サイクルが運転さ
れると蒸発器5を出た冷媒は気液分離器10に入り、フ
レキシブル配管7を介して圧縮機2に吸入される。蒸発
器5と気液分離器10およびフレキシブル配管7の表面
に結露した結露水は水受け皿20上に落下し、ドレン口
22から排水タンク8に落下し貯水される。従って、フ
レキシブル配管7および気液分離器10は断熱が不要で
あり、フレキシブル配管7の蛇腹部分18に結露水が長
時間滞留せず腐食が防止される。その結果フレキシブル
配管の優れた振動絶縁性能を発揮させ除湿機の騒音低減
効果を得ることができる。また、質量の大きい気液分離
器10を圧縮機2から切り離し、フレキシブル配管7を
介して圧縮機2と接続したことにより、圧縮機2の配管
接続部分の応力が小さくなるという効果がある。また、
圧縮機に至る配管の断熱パイプは1種類でよく部品点数
の削減効果も得ることができる。更に圧縮機2から気液
分離器10を切り離したことにより圧縮機収納空間のス
ペースを削減でき、そのスペースを排水タンク8の貯水
量拡大に充当し除湿機の使い勝手を高めるという効果も
得ることができる。
【0013】なお、上記二つの実施例では、除湿機を用
いて説明したが、同様に同一のシャーシ上に冷凍サイク
ルと水受け皿と排水タンクを有する冷風機、冷温風機や
排水パイプを有する空気調和機にても同様の効果を有す
るものである。また、上記実施例では、蒸発器5やフレ
キシブル配管7又は気液分離器10の表面に結露する結
露水を排水タンクに導く水受け手段として、単一の水受
け皿を用いて説明したが、複数の水受け皿で構成しても
よく、また水受け皿のように落下する水滴を受ける構成
でなくてもよい。また、上記実施例では、結露水を排水
タンク8に導く実施例で説明したが、排水タンクを持た
ずに、排水パイプで直接除湿機外に導く構成であっても
よい。
【0014】
【発明の効果】上記実施例から明らかなように、本発明
によれば、フレキシブル配管表面の結露水を水受け手段
によって、排水タンクまたは排水パイプに導くことがで
きるため、フレキシブル配管の断熱を不要とすることが
できる。従って、フレキシブル配管の結露水の滞留によ
る腐食から解放され、圧縮機からの振動の伝達を有効に
防止でき、空気調和機の低騒音化を図ることができる。
また、本発明によれば、気液分離器表面の結露水も水受
け手段によって、排水タンクまたは排水パイプに導くこ
とができるため、気液分離器の断熱を不要とすることが
できるとともに、部品点数の増加から解放され、圧縮機
からの振動の伝達を有効に防止でき、空気調和機の低騒
音化を図ることができる。また、本発明によれば、一般
に質量の大きい気液分離器を圧縮機から切り離し、フレ
キシブル配管を介して圧縮機と接続したことにより、圧
縮機の配管接続部分の応力を小さくすることができ、圧
縮機からの振動の伝達を更に有効に防止でき、空気調和
機の低騒音化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す除湿機の断面構成図
【図2】本発明の他の実施例を示す除湿機の断面構成図
【図3】従来例を示す除湿機の断面構成図
【図4】図3のA部を示す要部拡大断面図
【符号の説明】 2 圧縮機 3 凝縮器 4 絞り装置 5 蒸発器 7 フレキシブル配管 8 排水タンク 9 水受け皿(水受け手段) 20 水受け皿(水受け手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、凝縮器、絞り装置、蒸発器を環
    状に結ぶ配管の内、前記圧縮機と前記蒸発器を結ぶ配管
    の少なくとも一部をフレキシブル配管で構成し、前記蒸
    発器および前記フレキシブル配管の表面に結露する結露
    水を排水タンクまたは排水パイプに導く水受け手段を設
    けたことを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 前記圧縮機と前記蒸発器との間に気液分
    離器を設け、前記水受け手段は、前記気液分離器の表面
    に結露する結露水も排水タンクまたは排水パイプに導く
    ことを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
  3. 【請求項3】 前記フレキシブル配管を、前記気液分離
    器よりも前記圧縮機側の配管に設けたことを特徴とする
    請求項2記載の空気調和機。
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