JP3732939B2 - 冷凍装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばコンデンシングユニット等の冷凍装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、冷媒回路を構成するアキュムレータ、圧縮機、熱交換器、送風機、レシーバタンク等の各種機器を備え、前記熱交換器には熱交換器用送風機を付設したコンデンシングユニット等の冷凍装置が知られている。
【0003】
この種のものでは、出力が大きなもの(例えば750W以上)になると、熱交換器に二台の熱交換器用送風機が離間して付設されるのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、熱交換器に二台の送風機が付設されると、二台の送風機間に発生する微妙な回転数差によって唸り音が発生するという問題がある。
【0005】
これを解消するため、送風機間に仕切板を設けることが提案されるが、これでは余分な仕切板が必要になり、製造コストが高くなる。
【0006】
そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、製造コストを増加させることなく、送風機の唸り音(共鳴音)の発生を防止することのできる冷凍装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、冷媒配管で接続された圧縮機、熱交換器、レシーバタンク、及び他の冷媒回路を構成する要素と、複数台の熱交換器用送風機をユニットベース上に配設してユニットケース内に収納した冷凍装置において、前記熱交換器用送風機は離間して設けられると共に、この熱交換器用送風機とほぼ同一の高さを有する前記レシーバタンクを前記熱交換器用送風機の間に設けたことを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明は、冷媒配管で接続された圧縮機、熱交換器、アキュムレータ、及び他の冷媒回路を構成する要素と、複数台の熱交換器用送風機をユニットベース上に配設してユニットケース内に収納した冷凍装置において、前記熱交換器用送風機は離間して設けられると共に、この熱交換器用送風機とほぼ同一の高さを有する前記アキュムレータを前記熱交換器用送風機の間に設けたことを特徴とする。
【0010】
これらの発明によれば、複数台の送風機の間に配設される機器要素が、余分な仕切板等ではなく、レシーバタンク、アキュムレータ等の少なくとも送風機の高さとほぼ同一の高さを有する各種機器の内の任意の機器となっている。
【0011】
この機器が配置されるために、この機器が仕切りとなるので、送風機間の空気の移動が阻止され、従って送風機の唸り音の発生が抑制される。
【0012】
また、複数台の送風機の間にレシーバタンクを配置した場合には、このレシーバタンクが送風機による空気の流れの中に位置するので、レシーバタンクに貯留された冷媒が冷却され、冷凍効率を向上させることができる。
【0013】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のものにおいて、前記圧縮機の吸入側の冷媒配管は縦方向に切断部を設けた断熱チューブを被せると共に、前記切断部を粘着テープで接合したことを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0015】
図3において、1はコンデンシングユニットを示している。このコンデンシングユニット1は圧縮機3を備え、この圧縮機3には熱交換器(以下、コンデンサという。)5、レシーバタンク7が接続され、このレシーバタンク7の出口側には液冷媒用サービスバルブ9が接続されている。
【0016】
この液冷媒用サービスバルブ9には図示を省略した膨張弁や蒸発器等のコンデンシングユニット1とは別体の負荷が接続され、この負荷はガス冷媒用サービスバルブ11に接続されている。このガス冷媒用サービスバルブ11にはアキュムレータ13が接続され、このアキュムレータ13は圧縮機3に接続され、冷媒回路を構成している。
【0017】
この冷媒回路を構成するアキュムレータ13、圧縮機3、コンデンサ5、レシーバタンク7等の各種機器は、図1及び図2に示すように、ユニットベース15上に配置されている。16は電装箱である。
【0018】
このコンデンシングユニット1は出力が比較的大きく(例えば750W以上)、本実施形態ではコンデンサ5に二台の熱交換器用送風機(以下、コンデンサファンという。)17a,17bが比較的大きな間隔をあけて並設され、このコンデンサファン17a,17bの間にはコンデンサファン17a,17bの高さHと略同一高さを有するレシーバタンク7が配設されている。
【0019】
コンデンサファン17a,17bはファンモータ21とこのファンモータ21の出力軸に固定された羽根23とこの羽根23をカバーするファンガード25とを備え、図1に示すように、ブラケット27を介して、前記のユニットベース15上にねじ止めされている。
【0020】
つぎに、この実施形態の動作を説明する。電源が投入されて圧縮機3が駆動すると、図3に示すように、高圧高温の冷媒が実線矢印の方向に吐出され、コンデンサ5に流入し、ここでコンデンサファン17からの空気と熱交換して凝縮し液化し、液冷媒となってアキュムレータ7を経て、液冷媒用サービスバルブ9から負荷(図示せず)に流出する。
【0021】
この負荷を通過した冷媒はガス冷媒用サービスバルブ11を経て戻され、吸入管31、アキュムレータ13を経て圧縮機3に吸入される。
【0022】
この実施形態では、コンデンシングユニット1の運転中におけるコンデンサファン17a,17bによる唸り音の発生を余分な仕切板等を設けることなく、製造コストを増大させることなく抑制することができる。
【0023】
即ち、図1及び図2に示すように、コンデンサファン17a,17bの隙間にコンデンサファン17a,17bの高さと略同一高さを有するレシーバタンク7が配設されるので、このレシーバタンク7が仕切りとなって、コンデンサファン17a,17b間の空気の移動が阻止されるため、コンデンサファン17a,17b間に発生する微妙な回転数差に起因する唸り音の発生が抑制される。
【0024】
また、コンデンサファン17a,17b間に設置されたレシーバタンク7は、コンデンサファン17a,17bによる空気の流れの中に位置するので、レシーバタンク7に貯留された冷媒はこの空気によって冷却されるため、冷凍効率を向上させることができる。
【0025】
つぎに、別の実施形態を説明する。
【0026】
この実施形態では、圧縮機3の吸入管31(図1参照)の外周ほぼ全域に、図4に示すように、断熱チューブ33が被せられる。
【0027】
この断熱チューブ33はフレキシブルで難燃性を有する素材(商品名:エアロフレックス)で構成され、縦方向に直線状切断部33aが設けられている。この断熱チューブ33を吸入管31に装着する場合、配管接続した後、切断部33aを開いて吸入管31の外周に被せ、当該切断部33aを粘着テープ35で貼り合わせればよい。
【0028】
これによると従来のものに比べて断熱材の装着作業性が向上すると共に、断熱チューブ35の切断部33aが粘着テープ35でほぼ完全に貼り合わせられ、従来のものに比べて吸込管31が外部に露出しないので、圧縮機3の吸込管31の結露をほぼ完全に抑制することができる。この時、粘着テープ35は断熱チューブ33と同じ素材であることが望ましい。
【0029】
また、図5に示すように、断熱チューブ33の縦方向に断付切断部33bを形成し、この切断部33bにL字状に延在する両面粘着テープ37を配置し、この両面粘着テープ37で切断部33bを貼り合わせてもよい。
【0030】
これによっても従来のものに比べて断熱材の装着作業性が向上すると共に、断熱チューブ35の切断部33bが粘着テープ37でほぼ完全に貼り合わせられ、従来のものに比べて吸込管31が外部に露出しないので、圧縮機3の吸込管31の結露をほぼ完全に抑制することができる。
【0031】
以上、一実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は、これに限定されるものでないことは明らかである。前記実施形態では、コンデンサファン17a,17b間にレシーバタンク7を配置しているが、これに限定されるものではなく、コンデンサファン17a,17bの高さと略同一高さを有するものであれば、例えばアキュムレータ13を配設するようにしてもよい。また、各種機器を接続する冷媒管(各種機器に含まれる)を束ねて配置してもよい。
【0032】
【発明の効果】
本発明によれば、複数台の送風機の間に配設される機器要素が、レシーバタンク、アキュムレータ等の少なくとも送風機の高さとほぼ同一の高さを有する各種機器の内の任意の機器要素であり、この機器要素が配置されるため、この機器要素が仕切りとなって作用するので、送風機間の空気の移動が阻止されるために、送風機の唸り音の発生が抑制される。また、縦方向に切断部を設けた断熱チューブを圧縮機の吸入管に被せ、当該切断部を粘着テープで接合するようにすれば、断熱チューブの装着作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す平面図である。
【図2】同じく一部側面図である。
【図3】同じく冷媒回路図である。
【図4】断熱チューブを示す断面図である。
【図5】断熱チューブを示す断面図である。
【符号の説明】
1 コンデンシングユニット
3 圧縮機
5 熱交換器(コンデンサ)
7 レシーバタンク
9 液冷媒用サービスバルブ
11 ガス冷媒用サービスバルブ
13 アキュムレータ
15 ユニットベース
17,17a,17b 熱交換器用送風機(コンデンサファン)
31 吸入管
33 断熱チューブ
33a,33b 切断部
35,37 粘着テープ
Claims (3)
- 冷媒配管で接続された圧縮機、熱交換器、レシーバタンク、及び他の冷媒回路を構成する要素と、複数台の熱交換器用送風機をユニットベース上に配設してユニットケース内に収納した冷凍装置において、
前記熱交換器用送風機は離間して設けられると共に、この熱交換器用送風機とほぼ同一の高さを有する前記レシーバタンクを前記熱交換器用送風機の間に設けたことを特徴とする冷凍装置。 - 冷媒配管で接続された圧縮機、熱交換器、アキュムレータ、及び他の冷媒回路を構成する要素と、複数台の熱交換器用送風機をユニットベース上に配設してユニットケース内に収納した冷凍装置において、
前記熱交換器用送風機は離間して設けられると共に、この熱交換器用送風機とほぼ同一の高さを有する前記アキュムレータを前記熱交換器用送風機の間に設けたことを特徴とする冷凍装置。 - 前記圧縮機の吸入側の冷媒配管は縦方向に切断部を設けた断熱チューブを被せると共に、前記切断部を粘着テープで接合したことを特徴とする請求項1又は2に記載の冷凍装置。
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- 1998-02-16 JP JP05009398A patent/JP3732939B2/ja not_active Expired - Fee Related
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