JPH08334121A - リニアガイド装置のレール取付構造 - Google Patents
リニアガイド装置のレール取付構造Info
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- JPH08334121A JPH08334121A JP7141680A JP14168095A JPH08334121A JP H08334121 A JPH08334121 A JP H08334121A JP 7141680 A JP7141680 A JP 7141680A JP 14168095 A JP14168095 A JP 14168095A JP H08334121 A JPH08334121 A JP H08334121A
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C29/00—Bearings for parts moving only linearly
- F16C29/08—Arrangements for covering or protecting the ways
- F16C29/082—Arrangements for covering or protecting the ways fixed to the way
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B37/00—Nuts or like thread-engaging members
- F16B37/14—Cap nuts; Nut caps or bolt caps
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C29/00—Bearings for parts moving only linearly
- F16C29/004—Fixing of a carriage or rail, e.g. rigid mounting to a support structure or a movable part
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C29/00—Bearings for parts moving only linearly
- F16C29/04—Ball or roller bearings
- F16C29/06—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load
- F16C29/0633—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides
- F16C29/0635—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are provided as bores in a main body of the U-shaped carriage, e.g. the main body of the U-shaped carriage is a single part with end caps provided at each end
- F16C29/0638—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are provided as bores in a main body of the U-shaped carriage, e.g. the main body of the U-shaped carriage is a single part with end caps provided at each end with balls
- F16C29/064—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are provided as bores in a main body of the U-shaped carriage, e.g. the main body of the U-shaped carriage is a single part with end caps provided at each end with balls with two rows of balls, one on each side of the rail
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- Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】案内レール取付穴のザグリ穴の寸法にバラツキ
があっても、また埋め栓が用意されていない特殊寸法の
場合でも、常にレール上面との間に段差のない同一面が
形成できるリニアガイド装置のレール取付構造を提供す
る。 【構成】取付ボルト10の頭部11が収納されるザグリ
穴8を有するボルト孔9に取付ボルト10を挿通して固
定されるリニアガイド装置の案内レール1において、ボ
ルト孔9に挿通して締め付けた取付ボルト10の頭部1
1とザグリ穴8との間の空間15に合成樹脂20が充填
され、かつその合成樹脂20の上面と案内レールの上面
とが段差のない同一平面とされている。
があっても、また埋め栓が用意されていない特殊寸法の
場合でも、常にレール上面との間に段差のない同一面が
形成できるリニアガイド装置のレール取付構造を提供す
る。 【構成】取付ボルト10の頭部11が収納されるザグリ
穴8を有するボルト孔9に取付ボルト10を挿通して固
定されるリニアガイド装置の案内レール1において、ボ
ルト孔9に挿通して締め付けた取付ボルト10の頭部1
1とザグリ穴8との間の空間15に合成樹脂20が充填
され、かつその合成樹脂20の上面と案内レールの上面
とが段差のない同一平面とされている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工作機械をはじめ多く
の分野に使用されるリニアガイド装置の案内レールの取
付構造に係り、特に、レール取付ボルト孔に通したボル
トを締め付けて機台等に案内レールを固定した後、当該
ボルトの頭部上面と案内レール上面との間にできる窪み
の段差を解消せしめるようにしたリニアガイド装置のレ
ール取付構造に関する。
の分野に使用されるリニアガイド装置の案内レールの取
付構造に係り、特に、レール取付ボルト孔に通したボル
トを締め付けて機台等に案内レールを固定した後、当該
ボルトの頭部上面と案内レール上面との間にできる窪み
の段差を解消せしめるようにしたリニアガイド装置のレ
ール取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】リニアガイド装置の案内レールを機台等
にボルト止めして取り付けるため、案内レールには軸方
向に等間隔に、複数個のボルト孔が設けられている。そ
のボルト孔にボルトを通し、機台等に設けられたねじ穴
に螺合させて締めつけると、ボルト頭部はボルト孔の上
部のザグリ穴の中に収まってレール上面から一段低く窪
みができる。その窪みには塵埃とか加工物の切削屑等の
各種の異物が溜まりやすく、これを放置しておくと案内
レールとスライダとの間に介在する転動体や転動体転動
溝等に巻き込まれてスライダの円滑な走行が妨害される
おそれがある。そこで、取付ボルト締め付け後のボルト
孔の窪みを塞いで、異物の溜まりを防止することが行わ
れる。
にボルト止めして取り付けるため、案内レールには軸方
向に等間隔に、複数個のボルト孔が設けられている。そ
のボルト孔にボルトを通し、機台等に設けられたねじ穴
に螺合させて締めつけると、ボルト頭部はボルト孔の上
部のザグリ穴の中に収まってレール上面から一段低く窪
みができる。その窪みには塵埃とか加工物の切削屑等の
各種の異物が溜まりやすく、これを放置しておくと案内
レールとスライダとの間に介在する転動体や転動体転動
溝等に巻き込まれてスライダの円滑な走行が妨害される
おそれがある。そこで、取付ボルト締め付け後のボルト
孔の窪みを塞いで、異物の溜まりを防止することが行わ
れる。
【0003】従来のリニアガイド装置におけるボルト締
め付け後のボルト孔の窪みを塞ぐレール取付構造として
は、例えば図7に示すようなゴムまたは合成樹脂製の埋
め栓(キャップと称する)50を窪みに装着するものが
ある。この案内レールのボルト孔用埋め栓50は、案内
レール1のボルト孔9のザグリ穴8の直径よりやや大き
い直径を有しており、ボルト10の締め付け後にザグリ
穴8の窪み空間15に挿入し、平らな当て金具を当てて
ハンマーでレール上面1aと埋め栓上面50aとが同一
面となるまで少しづつ打ち込んで圧入装着される。
め付け後のボルト孔の窪みを塞ぐレール取付構造として
は、例えば図7に示すようなゴムまたは合成樹脂製の埋
め栓(キャップと称する)50を窪みに装着するものが
ある。この案内レールのボルト孔用埋め栓50は、案内
レール1のボルト孔9のザグリ穴8の直径よりやや大き
い直径を有しており、ボルト10の締め付け後にザグリ
穴8の窪み空間15に挿入し、平らな当て金具を当てて
ハンマーでレール上面1aと埋め栓上面50aとが同一
面となるまで少しづつ打ち込んで圧入装着される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
埋め栓式のリニアガイド装置のレール取付構造には、次
のような問題点がある。すなわち、ボルト孔9のザグリ
穴8は切削加工で形成することが多いが、この時、工具
の寸法バラツキや切れ味等の差によりザグリ穴8の直径
や深さ寸法に加工誤差を生じる。そのザグリ穴8に予め
用意された埋め栓50を挿入する(埋め栓の厚さ方向の
寸法は、埋め栓上面をレール上面から絶対に突出させな
いように、栓埋め込み深さよりやや薄くしてある)。そ
の際、ザグリ穴8の直径が所定値より大きめに仕上がっ
ていると、埋め栓50が緩くて外れ易かったり、または
上面50aから押圧された場合にボルト10側へ沈み込
みレール上面1aとの間に段差空間ができてしまう。こ
の段差空間には異物が堆積し易く、スライダ内部に侵入
してリニアガイド装置の運動精度や寿命を劣化させる原
因となる。
埋め栓式のリニアガイド装置のレール取付構造には、次
のような問題点がある。すなわち、ボルト孔9のザグリ
穴8は切削加工で形成することが多いが、この時、工具
の寸法バラツキや切れ味等の差によりザグリ穴8の直径
や深さ寸法に加工誤差を生じる。そのザグリ穴8に予め
用意された埋め栓50を挿入する(埋め栓の厚さ方向の
寸法は、埋め栓上面をレール上面から絶対に突出させな
いように、栓埋め込み深さよりやや薄くしてある)。そ
の際、ザグリ穴8の直径が所定値より大きめに仕上がっ
ていると、埋め栓50が緩くて外れ易かったり、または
上面50aから押圧された場合にボルト10側へ沈み込
みレール上面1aとの間に段差空間ができてしまう。こ
の段差空間には異物が堆積し易く、スライダ内部に侵入
してリニアガイド装置の運動精度や寿命を劣化させる原
因となる。
【0005】本発明は、上記従来の問題点に着目してな
されたもので、案内レールのレール取付穴に形成するザ
グリ穴の寸法にバラツキが生じた場合でも、また埋め栓
が用意されていない特殊寸法の場合であっても、常にレ
ール上面との間に段差のない同一面が形成できるリニア
ガイド装置のレール取付構造を提供することを目的とす
る。
されたもので、案内レールのレール取付穴に形成するザ
グリ穴の寸法にバラツキが生じた場合でも、また埋め栓
が用意されていない特殊寸法の場合であっても、常にレ
ール上面との間に段差のない同一面が形成できるリニア
ガイド装置のレール取付構造を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明は、取付ボルトの頭部が収納されるザグリ穴を有し
てレール上面から底面に貫通するボルト孔に取付ボルト
を挿通して固定される案内レールと、この案内レールの
側面に形成された軸方向の負荷転動体転動溝内を転動す
る多数の転動体を介して軸方向に移動可能に案内レール
に嵌合されたスライダとを備えたリニアガイド装置にお
いて、前記ボルト孔に挿通して締め付けた取付ボルトの
頭部と前記ザグリ穴との間の空間に合成樹脂が充填さ
れ、かつその合成樹脂の上面と案内レールの上面とが段
差のない同一平面とされていることを特徴とするもので
ある。
発明は、取付ボルトの頭部が収納されるザグリ穴を有し
てレール上面から底面に貫通するボルト孔に取付ボルト
を挿通して固定される案内レールと、この案内レールの
側面に形成された軸方向の負荷転動体転動溝内を転動す
る多数の転動体を介して軸方向に移動可能に案内レール
に嵌合されたスライダとを備えたリニアガイド装置にお
いて、前記ボルト孔に挿通して締め付けた取付ボルトの
頭部と前記ザグリ穴との間の空間に合成樹脂が充填さ
れ、かつその合成樹脂の上面と案内レールの上面とが段
差のない同一平面とされていることを特徴とするもので
ある。
【0007】
【作用】本発明によれば、案内レールのボルト孔におけ
るザグリ直径寸法や深さ寸法にバラツキを生じても、或
いはボルト自体に座金が組み付けられたり、ボルト頭の
形状が異なったりしてボルト上部の空間が変化した場合
でも、当該空間に充填した合成樹脂の上面(すなわちザ
グリ穴の上面)とレール上面とが同一面となり、異物が
堆積しにくくなる。
るザグリ直径寸法や深さ寸法にバラツキを生じても、或
いはボルト自体に座金が組み付けられたり、ボルト頭の
形状が異なったりしてボルト上部の空間が変化した場合
でも、当該空間に充填した合成樹脂の上面(すなわちザ
グリ穴の上面)とレール上面とが同一面となり、異物が
堆積しにくくなる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1は本発明の案内レール1を備えたリニアガ
イド装置の斜視図、図2は案内レールのボルト孔にボル
トが挿入された断面図、図3はボルト孔のザグリ穴窪み
部分に樹脂充填時の断面図、図4は充填仕上げ後の断面
図である。
明する。図1は本発明の案内レール1を備えたリニアガ
イド装置の斜視図、図2は案内レールのボルト孔にボル
トが挿入された断面図、図3はボルト孔のザグリ穴窪み
部分に樹脂充填時の断面図、図4は充填仕上げ後の断面
図である。
【0009】本実施例のリニアガイド装置は、図1に示
すように、軸方向に延びる案内レール1と、その上に移
動可能に跨架されたスライダ2を備えている。案内レー
ル1の両側面1bには軸方向に転動体としてのボールが
転動する負荷ボール転動溝3が片側で上下二条づつ形成
されている。この実施例の場合、上の負荷ボール転動溝
3aはレール上面1aと側面1bとの交わる稜線部にお
よそ1/4円弧状の溝として形成され、下の負荷ボール
転動溝3bはレール側面1bに1/2円弧状のゴシック
アーク溝として形成されている。
すように、軸方向に延びる案内レール1と、その上に移
動可能に跨架されたスライダ2を備えている。案内レー
ル1の両側面1bには軸方向に転動体としてのボールが
転動する負荷ボール転動溝3が片側で上下二条づつ形成
されている。この実施例の場合、上の負荷ボール転動溝
3aはレール上面1aと側面1bとの交わる稜線部にお
よそ1/4円弧状の溝として形成され、下の負荷ボール
転動溝3bはレール側面1bに1/2円弧状のゴシック
アーク溝として形成されている。
【0010】スライダ2はスライダ本体2Aとその両端
部に取り付けられたエンドキャップ2Bとからなり、ス
ライダ本体2Aは両袖部4の内側面に案内レール1の転
動体転動溝3に対向する図示されない転動体転動溝を有
するとともに、袖部の肉厚部分を軸方向に貫通する転動
体戻し路を有している。一方、エンドキャップ2Bは、
スライダ本体2Aの転動体転動溝とこれに平行な転動体
戻し路とを連通させる図示されない湾曲路を有してお
り、それらの転動体転動溝と転動体戻し路と両端の湾曲
路とで転動体の循環回路が形成されている。その転動体
の循環回路内には例えば鋼球からなる多数の転動体が装
填されており、そのボールの転動を介してスライダ2が
案内レール1上を軸方向に移動するようになっている。
また、スライダのエンドキャップ2Bに、サイドシール
40を設けて内部への異物の侵入を防止すると共にグリ
ースニップル7を取り付けてボールへ潤滑グリースを供
給するようにしている。
部に取り付けられたエンドキャップ2Bとからなり、ス
ライダ本体2Aは両袖部4の内側面に案内レール1の転
動体転動溝3に対向する図示されない転動体転動溝を有
するとともに、袖部の肉厚部分を軸方向に貫通する転動
体戻し路を有している。一方、エンドキャップ2Bは、
スライダ本体2Aの転動体転動溝とこれに平行な転動体
戻し路とを連通させる図示されない湾曲路を有してお
り、それらの転動体転動溝と転動体戻し路と両端の湾曲
路とで転動体の循環回路が形成されている。その転動体
の循環回路内には例えば鋼球からなる多数の転動体が装
填されており、そのボールの転動を介してスライダ2が
案内レール1上を軸方向に移動するようになっている。
また、スライダのエンドキャップ2Bに、サイドシール
40を設けて内部への異物の侵入を防止すると共にグリ
ースニップル7を取り付けてボールへ潤滑グリースを供
給するようにしている。
【0011】前記案内レール1には、その胴体部を上面
1aから底面1cに貫通するとともに上部にザグリ穴8
が設けられているボルト孔9が長さ方向に所定間隔で複
数個穿設されている。図2に示すようにそれらのボルト
孔9に挿通された取付ボルト10を締めつけてザグリ穴
8の底面8aをボルト10の頭11の下面11bで強く
押圧することにより、案内レール1は機台等に固定され
る。いま、図2に示すように、ボルト孔9のザグリ穴8
の深さ(レール上面1aからザグリ穴底面8a迄の距
離)をLとし、ボルト10の頭11の高さをHとする
と、ボルト頭11の上面11aの上方に深さ(L−H)
の窪み15ができる。なお、ボルト頭11の側面とザグ
リ穴側面との間に薄肉円筒状の隙間空間16ができる
が、いま、この空間は無視して前記深さに含めないもの
とする。
1aから底面1cに貫通するとともに上部にザグリ穴8
が設けられているボルト孔9が長さ方向に所定間隔で複
数個穿設されている。図2に示すようにそれらのボルト
孔9に挿通された取付ボルト10を締めつけてザグリ穴
8の底面8aをボルト10の頭11の下面11bで強く
押圧することにより、案内レール1は機台等に固定され
る。いま、図2に示すように、ボルト孔9のザグリ穴8
の深さ(レール上面1aからザグリ穴底面8a迄の距
離)をLとし、ボルト10の頭11の高さをHとする
と、ボルト頭11の上面11aの上方に深さ(L−H)
の窪み15ができる。なお、ボルト頭11の側面とザグ
リ穴側面との間に薄肉円筒状の隙間空間16ができる
が、いま、この空間は無視して前記深さに含めないもの
とする。
【0012】本発明の案内レールの取付構造にあって
は、前記ザグリ穴8における窪み15(および隙間空間
16)を塞ぐため、その窪み15内へ例えば常温硬化型
の合成樹脂20を液状で流し込む(図3)。その場合、
合成樹脂20が案内レール1の上面1aより若干盛り上
がるように充填する。充填する合成樹脂としては、例え
ばエポキシ樹脂等が好適であるが、それらに限定するも
のではない。
は、前記ザグリ穴8における窪み15(および隙間空間
16)を塞ぐため、その窪み15内へ例えば常温硬化型
の合成樹脂20を液状で流し込む(図3)。その場合、
合成樹脂20が案内レール1の上面1aより若干盛り上
がるように充填する。充填する合成樹脂としては、例え
ばエポキシ樹脂等が好適であるが、それらに限定するも
のではない。
【0013】流し込んだ液状の合成樹脂20の硬化後、
その盛り上がり部分が削り取られ、仕上げられて、充填
面20aと案内レール上面1aとは図4に示すように段
差のない同一平面である。次に作用を説明する。案内レ
ール1はスライダ2付のまま機台上に載せ、レール取付
用のボルト10を案内レール1のボルト穴9に挿入して
仮締めする。そして、機台の取付面に案内レール1の取
付面が密着するように、別途に横押し板で軽く案内レー
ル1を押して固定する。その後、取付用のボルト10を
トルクレンチを用いて順次本締めする。ボルト10を本
締めしたら、ボルトが挿入されたザグリ穴8の窪み15
内に合成樹脂20を液状で流し込み、盛り上げる。
その盛り上がり部分が削り取られ、仕上げられて、充填
面20aと案内レール上面1aとは図4に示すように段
差のない同一平面である。次に作用を説明する。案内レ
ール1はスライダ2付のまま機台上に載せ、レール取付
用のボルト10を案内レール1のボルト穴9に挿入して
仮締めする。そして、機台の取付面に案内レール1の取
付面が密着するように、別途に横押し板で軽く案内レー
ル1を押して固定する。その後、取付用のボルト10を
トルクレンチを用いて順次本締めする。ボルト10を本
締めしたら、ボルトが挿入されたザグリ穴8の窪み15
内に合成樹脂20を液状で流し込み、盛り上げる。
【0014】その合成樹脂20が硬化したら、盛り上が
っている部分を例えばノミや鉋のような刃物を用いて削
り取り、充填面20aが案内レール上面1aと段差のな
い同一平面になるように仕上げる。これにより、案内レ
ール1の上面1aは平坦面とされ、そこに異物が付着し
ても、スライダ2の端面に取付てあるサイドシール40
で簡単に払拭できるから、スライダ2内への異物侵入は
阻止することができる。
っている部分を例えばノミや鉋のような刃物を用いて削
り取り、充填面20aが案内レール上面1aと段差のな
い同一平面になるように仕上げる。これにより、案内レ
ール1の上面1aは平坦面とされ、そこに異物が付着し
ても、スライダ2の端面に取付てあるサイドシール40
で簡単に払拭できるから、スライダ2内への異物侵入は
阻止することができる。
【0015】図5に他の実施例を示す。これは、レール
取付用のボルト10に座金(スプリングワッシャ)22
を嵌めて緩み止めした場合であり、その座金22の厚み
分だけザグリ穴8における窪み15の深さが浅くなる他
は、上記第1の実施例の場合と同様である。図6はボル
トの形状が異なる場合の実施例である。
取付用のボルト10に座金(スプリングワッシャ)22
を嵌めて緩み止めした場合であり、その座金22の厚み
分だけザグリ穴8における窪み15の深さが浅くなる他
は、上記第1の実施例の場合と同様である。図6はボル
トの形状が異なる場合の実施例である。
【0016】図示のものは、レール取付用のボルト10
としてなべ小ねじを使用して、座金22で緩み止めして
いる。この場合は、ボルト頭11の高さが低いため、ザ
グリ穴8における窪み15の深さが深くなる。その他の
点は、上記各実施例と同様である。なお、上記各実施例
では、案内レールのボール負荷転動溝3が片側上下二条
づつのものについて説明したが、これに限らず、ボール
負荷転動溝3が片側一条づつのものや、片側二条以上づ
つのものにも本発明を適用することができる。
としてなべ小ねじを使用して、座金22で緩み止めして
いる。この場合は、ボルト頭11の高さが低いため、ザ
グリ穴8における窪み15の深さが深くなる。その他の
点は、上記各実施例と同様である。なお、上記各実施例
では、案内レールのボール負荷転動溝3が片側上下二条
づつのものについて説明したが、これに限らず、ボール
負荷転動溝3が片側一条づつのものや、片側二条以上づ
つのものにも本発明を適用することができる。
【0017】また、転動体としてボールを用いたものの
みでなく、円筒コロを用いたものにも同様に適用可能で
ある。
みでなく、円筒コロを用いたものにも同様に適用可能で
ある。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、リニアガイド装置の案内レールのボルト孔に通した
ボルトを締め付けて案内レールを固定した後、そのボル
ト孔のザグリ穴内に生じたボルト頭部とザグリ穴との間
の窪み空間に合成樹脂が充填され、かつその合成樹脂の
上面と案内レールの上面とが段差のない同一平面とされ
るレール取付構造としたため、ザグリ寸法のバラツキに
大小,座金の有無,ボルト形状の如何によりボルト上部
の窪み空間の形状・寸法が変化しても、それらの変化に
一々対応することなく、現場作業のみで固定後の案内レ
ール上面を常に段差のない平面とすることができるとい
う効果を奏する。
ば、リニアガイド装置の案内レールのボルト孔に通した
ボルトを締め付けて案内レールを固定した後、そのボル
ト孔のザグリ穴内に生じたボルト頭部とザグリ穴との間
の窪み空間に合成樹脂が充填され、かつその合成樹脂の
上面と案内レールの上面とが段差のない同一平面とされ
るレール取付構造としたため、ザグリ寸法のバラツキに
大小,座金の有無,ボルト形状の如何によりボルト上部
の窪み空間の形状・寸法が変化しても、それらの変化に
一々対応することなく、現場作業のみで固定後の案内レ
ール上面を常に段差のない平面とすることができるとい
う効果を奏する。
【0019】また、本発明によれば、ボルト上部の窪み
空間に合わせて予め埋め栓を形成して貯えておく必要が
なくなり、工数削減,在庫管理の簡素化等、実用上大き
な効果が得られる。
空間に合わせて予め埋め栓を形成して貯えておく必要が
なくなり、工数削減,在庫管理の簡素化等、実用上大き
な効果が得られる。
【図1】本発明のレール取付構造を有する案内レールを
備えたリニアガイド装置の斜視図である。
備えたリニアガイド装置の斜視図である。
【図2】図1の案内レールのボルト孔にボルトが挿入さ
れた断面図である。
れた断面図である。
【図3】図2のボルト孔のザグリ穴窪み部分を充填した
断面図である。
断面図である。
【図4】図3のボルト孔充填完成後の断面図である。
【図5】本発明のレール取付構造の他の実施例の断面図
である。
である。
【図6】本発明のレール取付構造の他の実施例の断面図
である。
である。
【図7】従来のレール取付構造の断面図である。
1 案内レール 1a (案内レールの)上面 1b (案内レールの)側面 1c (案内レールの)底面 2 スライダ 3 (案内レールの)負荷転動体転動溝 8 ザグリ穴 9 ボルト孔 10 取付ボルト 11 (取付ボルトの)頭部 20 合成樹脂
Claims (1)
- 【請求項1】 取付ボルトの頭部が収納されるザグリ穴
を有してレール上面から底面に貫通するボルト孔に取付
ボルトを挿通して固定される案内レールと、この案内レ
ールの側面に形成された軸方向の負荷転動体転動溝内を
転動する多数の転動体を介して軸方向に移動可能に案内
レールに嵌合されたスライダとを備えたリニアガイド装
置において、 前記ボルト孔に挿通して締め付けた取付ボルトの頭部と
前記ザグリ穴との間の空間に合成樹脂が充填され、かつ
その合成樹脂の上面と案内レールの上面とが段差のない
同一平面とされていることを特徴とするリニアガイド装
置のレール取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7141680A JPH08334121A (ja) | 1995-06-08 | 1995-06-08 | リニアガイド装置のレール取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7141680A JPH08334121A (ja) | 1995-06-08 | 1995-06-08 | リニアガイド装置のレール取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08334121A true JPH08334121A (ja) | 1996-12-17 |
Family
ID=15297715
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7141680A Pending JPH08334121A (ja) | 1995-06-08 | 1995-06-08 | リニアガイド装置のレール取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08334121A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012241889A (ja) * | 2011-05-24 | 2012-12-10 | Nsk Ltd | 直動案内装置 |
JP2013137101A (ja) * | 2011-11-29 | 2013-07-11 | Nsk Ltd | リニアガイド装置のキャップ、リニアガイド装置 |
WO2013132617A1 (ja) | 2012-03-07 | 2013-09-12 | 株式会社キンキ | 充填部材の離脱方法並びにそれに用いる充填部材及びその充填部材を適用した切断刃 |
-
1995
- 1995-06-08 JP JP7141680A patent/JPH08334121A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012241889A (ja) * | 2011-05-24 | 2012-12-10 | Nsk Ltd | 直動案内装置 |
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