JPH08332815A - 自動車車輪の滑走防止装置 - Google Patents

自動車車輪の滑走防止装置

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JPH08332815A
JPH08332815A JP8140271A JP14027196A JPH08332815A JP H08332815 A JPH08332815 A JP H08332815A JP 8140271 A JP8140271 A JP 8140271A JP 14027196 A JP14027196 A JP 14027196A JP H08332815 A JPH08332815 A JP H08332815A
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JP
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stirrup
support
skid device
skid
tire
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JP8140271A
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Inventor
Werner Preusker
プロイスカー ベルナー
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Confon AG
Original Assignee
Confon AG
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C27/00Non-skid devices temporarily attachable to resilient tyres or resiliently-tyred wheels
    • B60C27/02Non-skid devices temporarily attachable to resilient tyres or resiliently-tyred wheels extending over restricted arcuate part of tread
    • B60C27/04Non-skid devices temporarily attachable to resilient tyres or resiliently-tyred wheels extending over restricted arcuate part of tread the ground-engaging part being rigid

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単で信頼性に優れ、車輪への固定具
を必要としない側方装着式の滑走防止装置を提供する。 【解決手段】 滑走防止装置は複数のあぶみ状部材1を
備える。各あぶみ状部材1は、好ましくは合成樹脂材料
から形成され、タイヤ3の接地面2に沿って周方向へ等
間隔に配置される。あぶみ状部材1は、車輪5の外側R
Aに配置された支持体4に蝶番式に連結される。支持体
4は、円環状に曲成された金属ワイヤからなり、その内
部弾性により、円形から歪曲されようとする際に常に円
形に復原する。支持体4は、タイヤの接地面3上に全て
のあぶみ状部材1を保持し、同時にそれらあぶみ状部材
1が車輪上に支持体4を担持する。あぶみ状部材1がタ
イヤ3から不用意に滑り抜けることは、車輪の内側の側
壁6に沿って延びるあぶみ状部材1の曲成端1aによっ
て防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の車輪(whe
el) の周方向へ等角間隔に配置された複数のあぶみ状部
材(stirrup) を備える自動車車輪の滑走防止装置に関す
る。それらあぶみ状部材は、タイヤの接地面(tread) に
沿って一定間隔に配置され、接地面を横断して延び、車
輪の外側に配置された支持装置により車輪の周りに取付
けられるものである。
【0002】
【従来の技術】自動車車輪の滑走防止装置は、従来、様
々な構造のものが提供されている。それら装置のうちで
恐らく最も単純なものは、車輪に個別に巻付けられるチ
ェーン又はベルトを利用したものである。それらチェー
ン又はベルトは、ホイールカバー又はホイールボディの
穴に通されたリンク又はフックにより締結される。
【0003】スノーチェーンは、接地面を横断する多数
組のリンクを備えることができる。それらリンク組は、
環状チェーン部材により各リンク組の内端及び外端に沿
って一体に保持される。近年、滑走防止装置を自動車車
輪に迅速に組付けることができる点で、側方装着式の滑
走防止装置への関心が高まっている。この滑走防止装置
では、複数のあぶみ状部材が、堅固な環板の複数の外方
突出アームに連結される。環板は限定可動式に内側部材
に添着され、内側部材は一般に複数のねじによりホイー
ルディスクの外側に取付けられる。内側部材をホイール
ディスクに取付ける作業は時間を要するので、現実問題
として、必要なとき、すなわち凍結や積雪の状況下で、
車輪の接地面を横断するあぶみ状部材の迅速な取付けを
可能にするために、内側部材は冬の間ずっとホイールデ
ィスクに取付けた状態に置かなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、構造が簡単で従来の装置よりも便利かつ容易に扱う
ことができ、しかも信頼性を有して車輪に固定でき、ま
たホイールディスクへの取付具を必要としないような、
側方装着式の滑走防止装置を提供することにある。本発
明の他の目的は、特に滑走防止装置の支持部をねじ等に
よりホイールディスクに取付けるに要する時間の浪費の
点で、従来の装置が有した課題を排除した側方装着式の
滑走防止装置を提供することにある。
【0005】本発明のさらに他の目的は、ホイールディ
スクに対して固定的に取着される部分を持たない単純構
造の滑走防止装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、複数のあぶみ状部材を自動車の車輪上の
タイヤの接地面に沿って延びるように装着した環状ない
し円板状の支持体を備える滑走防止装置を提供する。こ
の支持体は、複数のあぶみ状部材のみにより、又は複数
のあぶみ状部材及び滑り止め要素のみにより、車輪上に
保持される。支持体は弾性部材であり、各あぶみ状部材
を両径方向に弾性的に保持する程度に、優れた固有の安
定性及び形状安定性を有する。各あぶみ状部材は保持手
段により、外方への滑りに抗して保持される。
【0007】したがって本発明によれば、ハブ、ハブに
連結されるホイールディスク、ホイールディスクに連結
されるリム、並びに側壁及び接地面を有してリム上に配
置されるタイヤを具備した外側と内側とを有する自動車
車輪に使用される滑走防止装置において、接地面に配置
され、車輪の周囲に相互離間してタイヤ上に延設される
複数のあぶみ状部材を備えた滑り止め手段と、車輪の外
側に沿って配置され、かつ固有の形状安定性のもとに複
数のあぶみ状部材に連結され、この形状安定性により、
タイヤに接近及び離反する径方向への弾性変形のもとに
あぶみ状部材を保持し、滑り止め手段のみによって車輪
上に保持される支持体と、内側にてタイヤに係合し、あ
ぶみ状部材が外側に向かってタイヤから脱落することを
防止する保持手段とを具備したことを特徴とする滑走防
止装置が提供される。
【0008】支持体は、車輪の外側に配置され、複数の
あぶみ状部材が連結される環又は円板の形状を有する。
環状又は円板状の支持体は、ハブ、ホイールディスク及
びリムのいずれにも連結されずにあぶみ状部材のみによ
って支持されるので、あぶみ状部材をタイヤ上に緩く置
くことができる。それにも関わらず、内側でタイヤに係
合する保持手段が、あぶみ状部材が接地面から滑落する
ことを防止する。したがってこの滑走防止装置は、滑走
防止装置の締付けや位置決めを可能にするために車輪を
回したり走行及び停止を繰り返したりする必要なく、自
動車を停止させたままで車輪に簡単かつ迅速に取付ける
ことができる。あぶみ状部材や支持体を案内したり滑走
防止装置の所要部分をホイールディスクに固定したりす
るためのいかなる手段も、車輪に備える必要がない。こ
の滑走防止装置は、支持体をホイールディスクに連結す
ることなく、タイヤ上に充分に保持される。
【0009】支持体が車輪の外側に沿って配置される環
又は円板の形状を有することは、複数のあぶみ状部材を
滑落ないし脱落させることなくタイヤ上に緩く置くこと
を可能にする点で、極めて重要である。この作用は、内
側に沿ってタイヤに係合する保持手段によって確保され
る。あぶみ状部材及び支持体が優れた固有の安定性を有
するので、この滑走防止装置は、車輪の回転中に最適位
置に自動的に移動できる。浮動する支持体は、あぶみ状
部材が径方向内方又は外方に曲がった後に、支持体の弾
性によって生じる固有の復原力の結果として、安定的中
間位置に常に確実に復帰する。支持体は、外力が加わら
ないときに円形を保持する閉ばねワイヤリングから構成
できる。あぶみ状部材が径方向内方又は外方への力によ
って変形すると、リング支持体は弾性変形して円形を歪
めるが、その力が無くなるとリング支持体は円形に復原
し、複数のあぶみ状部材をそれらの本体の姿勢に再配置
する。他方、リング支持体の弾性は、滑走防止装置の歪
み、すなわちリング支持体に連結された1つ以上のあぶ
み状部材の内方又は外方への撓みを許容する。
【0010】複数のあぶみ状部材を支持体に取付けるこ
とは、2つの作用を奏する。第1に支持体は変形でき、
その復原力により複数のあぶみ状部材を、それらに一方
向又は他方向へのラジアル力が加わった後に通常位置に
復帰させることができる。他方、複数のあぶみ状部材
は、支持体をその側方位置に保持するように作用し、車
輪への支持体の取付具を不要にする。このように、あぶ
み状部材と支持体との相互支持が確立され、それによ
り、地面に対する最適なグリップと接地面上でのあぶみ
状部材の効果的配置とを実現しつつ、滑走防止装置への
損傷が回避される。摩耗も同様に低減される。支持体を
ホイールディスクに取付ける必要がないので、この滑走
防止装置は構造が単純でホイールディスクに簡単に装着
できる。またこの滑走防止装置は、軽量で、特に狭い空
間に便利に収容かつ保管することができる。
【0011】滑り止め手段がタイヤの接地面から滑落す
ることを防止する保持手段は、様々な構成を有すること
ができる。一般に保持手段は、車輪の内方へ湾曲する
側、すなわち支持体を配置する外側の反対側において、
あぶみ状部材の内側脚部がタイヤの内側壁に係合可能で
あるとともに好ましくはタイヤの内側壁に合致して湾曲
するように、あぶみ状部材を延長すれば足りる。その代
わりに、又はそれに加えて、タイヤの接地面に沿って配
置される可撓性リングに複数のあぶみ状部材を連結する
こともできる。この可撓性リングは、あぶみ状部材を相
互連結するチェーンリングから形成できる。
【0012】保持手段は、複数のあぶみ状部材の延長部
と、複数のあぶみ状部材と支持体との間に抗トルク連結
を形成する手段とを備えることができる。滑り止め手段
は、各あぶみ状部材の間で接地面に配置される複数の滑
り止め要素を備えることができる。また滑り止め手段
は、接地面に配置される長さ調整可能な滑り止め要素を
備えることができる。
【0013】前述したように、各あぶみ状部材は、軸線
の周りの揺動が可能なように支持体に蝶番式に連結する
ことができる。またあぶみ状部材の各々を、車輪の軸線
から径方向へ調整可能な距離の位置で支持体に連結する
手段を設けることができる。支持体の円周を調整する手
段をさらに備えることができる。また、各あぶみ状部材
のタイヤ横断方向への寸法を調整する手段をさらに備え
ることもできる。
【0014】地面に食い込む複数のスパイクを各あぶみ
状部材に設けることもできる。支持体は、金属及びプラ
スチックを含む群から選択された少なくとも1つの材料
から形成でき、例えばばねワイヤであってもよい。また
あぶみ状部材は、金属及びプラスチックを含む群から選
択された少なくとも1つの材料から形成できる。この場
合あぶみ状部材は、曲成されたワイヤからなるか、支持
体に一体成形される。複数のあぶみ状部材は、あぶみ状
部材がタイヤから離れるように変形したきにあぶみ状部
材をタイヤに向かって戻す復原力を生じる抗トルク連結
により、支持体に連結されることが好ましい。
【0015】滑り止め手段は、タイヤの内側に係合する
プラスチック板を含むことができる。また前述したよう
に、支持体は円板であることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明をその好適な実施の形態に基づき詳細に説明する。図
1は、自動車の車輪組立体を示す。タイヤ3は、走行面
を構成する接地面(トレッド)2と、一対の側壁6とを
備える。各側壁6の端縁にはビード6aが形成され、各
ビード6aが車輪(ホイール)5のリムに締着される。
車輪5は、ラグナット及びラグボルトによりハブに装着
できる。ラグボルトは、ホイールディスク5bに設けた
複数の穴5aを貫通する。
【0017】滑走防止装置は、3個以上のあぶみ状部材
1を備える。各あぶみ状部材1は、複数のスパイクや他
の外方突出要素を備えることができる。それによりあぶ
み状部材1は、路面上の氷や他の滑り易い物体に係合で
きる。あぶみ状部材1は、タイヤ3の接地面2に沿って
周方向へ等間隔に、すなわち等角間隔に配置される(図
2参照)。
【0018】車輪5は、乗用車、トラック、バス、多用
車又は建設車両の車輪として使用できる。あぶみ状部材
1は略U字形状を有し、好ましくは例えばポリウレタン
やポリエチレン等の合成樹脂材料から形成される。あぶ
み状部材1は、有利には蝶番式に支持体4に連結される
が、支持体4に一体化される実施形態も為し得る。いず
れの場合も、あぶみ状部材1は車輪の外側RAから装着
され、支持体4の他の部分に対し軸線の周りを制限下で
移動できる。
【0019】図1及び図2の実施形態では、支持体4は
円形ないし環状に曲成された金属ワイヤ、特にばねワイ
ヤからなる。金属ワイヤは、その内部弾性により、円形
から歪曲されようとする際に常に円形に復原する。支持
体4は、タイヤの接地面3上に全てのあぶみ状部材1を
保持し、同時にそれらあぶみ状部材1は、車輪上に支持
体4を担持する。それにより、滑走防止装置の他のいか
なる部分も、車輪のどの部分にも連結する必要がなくな
る。したがって、支持体4とあぶみ状部材1との連結
は、滑走防止装置を車輪に装着するためだけに必要なも
のである。後述するように、接地面に沿って他の滑り止
め要素を付加することもできる。
【0020】図1〜図3に示すように、あぶみ状部材1
はアイ1bを備えることができる。ワイヤからなる支持
体4をアイ1bに通すことにより、あぶみ状部材1は支
持体4に、例えば軸線T(図2)のような軸線に関して
蝶番式に連結される。軸線Tは、ワイヤからなる支持体
4の略接線方向に延び、したがって車輪軸線X(図2)
からの半径線Rに直交して延びる。
【0021】他の滑り止め要素としては、チェーン、
網、板等が挙げられる。図1〜図3に示すように、あぶ
み状部材1はその軸線Tの周りを矢印Sのように回動で
きる。ただし、あぶみ状部材1がタイヤ3から不用意に
滑り抜けることは、車輪の内側、すなわち車輪の外側R
Aの反対側の側壁6に沿って延びるあぶみ状部材1の曲
成端1aによって防止される。各あぶみ状部材1の曲成
端1aとタイヤ内側壁とのこのような係合により、滑走
防止装置は車輪に確実に固定的に装着される。したがっ
て曲成端1aは、保持手段として作用して、滑走防止装
置が矢印A方向に脱落することを防止する。
【0022】あぶみ状部材1にはアイ1bによって蝶番
部が設けられるが、図9に示す実施形態では、あぶみ状
部材101は支持体104に一体に形成される。あぶみ
状部材101は領域101bにて支持体104に対し容
易に撓曲し、アイ1bが形成する蝶番部によって得られ
る効果と同じ効果を奏する。チェーン15は、複数のあ
ぶみ状部材1を連結するとともに、接地面2に沿って延
びて、あぶみ状部材が接地面から滑り落ちることをさら
に防止する。
【0023】図5は、ワイヤからなる支持体4の両自由
端4a、4bを相互連結する連結部材7を示す。連結部
材7は、支持体4によって形成される輪の円周の調整を
可能にする。自由端4a、4bは、複数のノッチ4cを
備えることができ、連結部材7の本体7aに設けた穴内
に挿入できる。連結部材7の本体7aは複数の交差ボル
ト7bを備える。交差ボルト7bは、各自由端4a、4
bの複数のノッチ4cのいずれかに選択的に係合して、
各自由端4a、4bを本体7aに固定することができ
る。このように、環状ワイヤからなる支持体4の両自由
端4a、4bは、互いに重畳されて連結部材7により一
体的に固定される。それにより滑走防止装置は、異なる
タイヤ径を有する車輪に適用可能となる。
【0024】さらに、図4に示すように、異なる幅のタ
イヤを受容すべく、あぶみ状部材201の長さを調整可
能にすることもできる。アイ201bを備えた部分20
1cは、連結子201eにより、自由端201aを備え
た部分201dに連結される。連結子201eは、各部
分201c、201dに重畳される側方フランジ8、9
を備え、ボルト201fによって各部分201c、20
1dに固定される。部分201dには、複数の穴201
gを設けることができる。それら穴201gは、異なる
幅のタイヤに有効にあぶみ状部材の長さを調整すること
を可能にする。
【0025】図6は、合成樹脂円板304aの形態を有
する支持体304を示す。円板304aは、複数のスロ
ット10を有した複数の径方向突起304bを備え、そ
れらスロット10にあぶみ状部材を掛着することができ
る。この場合、図10に示すようなアイが掛着構造に置
き換えられる。あぶみ状部材はどのスロット10にも掛
着できるので、この実施形態では、車輪の中心からあぶ
み状部材までの径方向距離を調整することができる。図
6の実施形態では、円板304aは金属又はプラスチッ
クから形成でき、図1の実施形態と同様に、径方向R
1、R2の何れにも充分な弾性を付与する。それにより
あぶみ状部材は、両径方向R1、R2へ制限下で径方向
移動できる。もちろん、このような径方向変形の後に、
中心位置は確実に復原される。支持体は、必ずしも図6
に示すような開放リング形状でなくてもよく、あぶみ状
部材を支持体に連結する部位が上記したように両径方向
R1、R2への移動を許容する充分な弾性を有すること
を条件として、全閉形の円板から形成することもでき
る。
【0026】図7及び図8に示す実施形態では、支持体
は平円板404aからなり、あぶみ状部材401は、枢
着ピンを構成するリベット11によって支持体404a
に連結される。前述したように、あぶみ状部材の自由端
はタイヤの接地面を取り巻いて内側壁に係合し、またあ
ぶみ状部材は複数のスパイク16を備えることができ
る。リベット11によって形成される枢着部は、車輪軸
線に平行な軸線を有し、支持体に対するあぶみ状部材の
制限下での回動を許容する。
【0027】図10及び図11に示す実施形態では、あ
ぶみ状部材501はフック501bにより、支持体50
4aの接線方向すなわち半径に直交する方向へ延びるピ
ボット12に連結される。それによりあぶみ状部材50
1は、矢印Sの方向へ揺動でき、図11に示すように一
対のカム13の間の位置に保持される。カム13は、あ
ぶみ状部材をその中心位置に位置合せする位置合せ装置
を構成する。あぶみ状部材501は、前述したように複
数のスパイク16と、タイヤの内側壁に係合すべく延び
るアーム501aとを備える。図1及び図2の実施形態
では、あぶみ状部材1の間に、チェーン部分、チェーン
網、プラスチック網、プラスチック板等の、スパイク1
6を選択的に備えた、様々な形式の滑り止め要素を付加
することができる。これらの付加的な滑り止め要素は省
略することもできる。図1では、付加的な滑り止め要素
として、スパイク16を備えた板14が示されている。
このような付加要素も省略できる。また、あぶみ状部材
の個数も自由に選択できる。例えば最少個数は3個であ
り、所望により4〜6個のあぶみ状部材を、タイヤの周
りに等間隔に配置できる。
【0028】図12に示すように、あぶみ状部材は、ワ
イヤ支持体4に蝶着されるあぶみ状部分701cと、前
述した板14によって形成されるあぶみ状部分701d
とに分割できる。あぶみ状部分701dは、内側RIで
接地面2の側面に沿って下方へ延びる自由アーム701
bを備える。各あぶみ状部分701c、701dは、リ
ンク15が掛着可能な複数の穴701jを備えることが
できる。このとき、タイヤの幅にあぶみ状部材を適合さ
せるべく、使用される穴701jを選択できる。図12
に示すように、各あぶみ状部材は長手方向又は横手方向
に分割できる。このような構成でも、滑走防止装置の矢
印A方向への移動が防止される。
【0029】図13に示すように、あぶみ状部材801
は、あぶみ状部材をワイヤ支持体4に蝶着するためのア
イ801bを有して曲成されたワイヤから形成できる。
アーム801aは、タイヤの側面に沿って曲成されてタ
イヤ内側壁に係合する。あぶみ状部材801は、前述し
たスパイクに対応する突起ないし歯を816を備えるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による滑走防止装置を装着し
た自動車車輪の軸方向断面図である。
【図2】図1の滑走防止装置の側面図である。
【図3】あぶみ状部材の拡大側面図である。
【図4】本発明に係る調整可能なあぶみ状部材の平面図
である。
【図5】調整可能なあぶみ状部材の一部分の側面図であ
る。
【図6】本発明に係る滑走防止装置の支持環の変形形状
を示す正面図である。
【図7】あぶみ状部材と支持装置との間の回動可能な連
結部を示す図である。
【図8】図7の連結部の側面図である。
【図9】本発明の他の態様を示す断面図である。
【図10】図7と同様の図で、回動軸線が車輪軸線に直
交する他の実施形態を示す図である。
【図11】図10のあぶみ状部材の側方拘束構造を示す
断面図である。
【図12】あぶみ状部材と滑り止め部材とを使用した滑
走防止装置の平面図である。
【図13】他のあぶみ状部材の斜視図である。
【符号の説明】
1、101、201、401、501、801…あぶみ
状部材 2…接地面 3…タイヤ 4、104、304…支持体 5…車輪 16…スパイク

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハブ、該ハブに連結されるホイールディ
    スク、該ホイールディスクに連結されるリム、並びに側
    壁及び接地面を有して該リム上に配置されるタイヤを具
    備した外側と内側とを有する自動車車輪に使用される滑
    走防止装置において、 前記接地面に配置され、前記車輪の周囲に相互離間して
    前記タイヤ上に延設される複数のあぶみ状部材を備えた
    滑り止め手段と、 前記車輪の前記外側に沿って配置され、かつ固有の形状
    安定性のもとに前記複数のあぶみ状部材に連結され、該
    形状安定性により、前記タイヤに接近及び離反する径方
    向への弾性変形のもとに前記あぶみ状部材を保持し、前
    記滑り止め手段のみによって前記車輪上に保持される支
    持体と、 前記内側にて前記タイヤに係合し、前記あぶみ状部材が
    前記外側に向かって該タイヤから脱落することを防止す
    る保持手段、とを具備したことを特徴とする滑走防止装
    置。
  2. 【請求項2】 前記保持手段が、前記タイヤに係合して
    前記内側の前記側壁まで内方に延びる前記滑り止め手段
    の一部分を備える請求項1に記載の滑走防止装置。
  3. 【請求項3】 前記保持手段が、環状部材によって前記
    接地面上に連結される請求項2に記載の滑走防止装置。
  4. 【請求項4】 前記環状部材がチェーンリングである請
    求項3に記載の滑走防止装置。
  5. 【請求項5】 前記保持手段が、前記あぶみ状部材と前
    記支持体との間に抗トルク連結を形成する請求項2に記
    載の滑走防止装置。
  6. 【請求項6】 前記滑り止め手段が、前記あぶみ状部材
    の間で前記接地面に配置される滑り止め要素を備える請
    求項1に記載の滑走防止装置。
  7. 【請求項7】 前記滑り止め手段が、前記接地面に配置
    される長さ調整可能な滑り止め要素を備える請求項1に
    記載の滑走防止装置。
  8. 【請求項8】 前記あぶみ状部材の各々が、軸線の周り
    の揺動が可能なように前記支持体に蝶番式に連結される
    請求項1に記載の滑走防止装置。
  9. 【請求項9】 前記あぶみ状部材の各々が、前記車輪の
    軸線から径方向へ調整可能な距離の位置で前記支持体に
    連結される請求項1に記載の滑走防止装置。
  10. 【請求項10】 前記支持体の円周を調整する手段をさ
    らに備える請求項1に記載の滑走防止装置。
  11. 【請求項11】 前記あぶみ状部材の各々の、前記タイ
    ヤの横断方向への寸法を調整する手段をさらに備える請
    求項1に記載の滑走防止装置。
  12. 【請求項12】 前記あぶみ状部材に配置される複数の
    スパイクをさらに備える請求項1に記載の滑走防止装
    置。
  13. 【請求項13】 前記支持体が、金属及びプラスチック
    を含む群から選択された少なくとも1つの材料から形成
    される請求項1に記載の滑走防止装置。
  14. 【請求項14】 前記支持体がばねワイヤである請求項
    1に記載の滑走防止装置。
  15. 【請求項15】 前記あぶみ状部材が、金属及びプラス
    チックを含む群から選択された少なくとも1つの材料か
    ら形成される請求項1に記載の滑走防止装置。
  16. 【請求項16】 前記あぶみ状部材が曲成されたワイヤ
    からなる請求項1に記載の滑走防止装置。
  17. 【請求項17】 前記あぶみ状部材が前記支持体に一体
    成形される請求項1に記載の滑走防止装置。
  18. 【請求項18】 前記あぶみ状部材は、該あぶみ状部材
    が前記タイヤから離れるように変形したきに該あぶみ状
    部材を該タイヤに向かって復原させる復原力を生じる抗
    トルク連結により、前記支持体に連結される請求項1に
    記載の滑走防止装置。
  19. 【請求項19】 前記滑り止め手段が、少なくとも前記
    接地面の領域にて前記あぶみ状部材の間に配置される複
    数の滑り止め要素を備え、該滑り止め要素が、チェーン
    部分、プラスチック板、チェーン網及びプラスチック網
    から選択される請求項1に記載の滑走防止装置。
  20. 【請求項20】 前記支持体が円板である請求項1に記
    載の滑走防止装置。
  21. 【請求項21】 前記あぶみ状部材の各々が異形材であ
    る請求項1に記載の滑走防止装置。
  22. 【請求項22】 前記あぶみ状部材、前記支持体及び前
    記滑り止め部分が一体成形部品を構成する請求項1に記
    載の滑走防止装置。
JP8140271A 1995-06-02 1996-06-03 自動車車輪の滑走防止装置 Pending JPH08332815A (ja)

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