JPH08332800A - 画像形成体 - Google Patents
画像形成体Info
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- JPH08332800A JPH08332800A JP15210996A JP15210996A JPH08332800A JP H08332800 A JPH08332800 A JP H08332800A JP 15210996 A JP15210996 A JP 15210996A JP 15210996 A JP15210996 A JP 15210996A JP H08332800 A JPH08332800 A JP H08332800A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】製造が容易で、かつ、複数種類の情報や人物・
風景等の画像のような複雑な情報を表示できると共に、
偽造防止効果の高い画像形成体を提供する。 【解決手段】金属光沢を有するシート状基体の表面の所
定領域に形成されたホログラム画像と、該ホログラム画
像上に少なくとも一部分を重なるようにして形成され
た、所定傾斜角度の微細な万線状凹凸パターン群からな
る表示情報とを具備することを特徴とする。
風景等の画像のような複雑な情報を表示できると共に、
偽造防止効果の高い画像形成体を提供する。 【解決手段】金属光沢を有するシート状基体の表面の所
定領域に形成されたホログラム画像と、該ホログラム画
像上に少なくとも一部分を重なるようにして形成され
た、所定傾斜角度の微細な万線状凹凸パターン群からな
る表示情報とを具備することを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、微細な万線状凹凸
パターン群をその万線方向を変化させて複数組配列させ
てなる凹凸パターンが表面に賦形された画像形成体に関
する。
パターン群をその万線方向を変化させて複数組配列させ
てなる凹凸パターンが表面に賦形された画像形成体に関
する。
【０００２】
【従来の技術】表面が微細な凹凸形状をなすパターンを
有する画像形成体として、金属光沢を有するシート状基
体表面に微細な万線状凹凸パターン群を各画素ごとに万
線を少しずつ変えて複数群賦形してある画像形成体（オ
パール効果を有する画像形成体）がある。この画像形成
体は、例えば、ワックスラミネートしたアルミ箔紙のア
ルミニウム表面に、必要ならば絵柄を施し、しかる後に
微細な万線は凹凸パターン群をその万線方向を少しずつ
変えて種々組合わせたエンボスパターンを設けてなるプ
レース版を押圧して作製されている。
有する画像形成体として、金属光沢を有するシート状基
体表面に微細な万線状凹凸パターン群を各画素ごとに万
線を少しずつ変えて複数群賦形してある画像形成体（オ
パール効果を有する画像形成体）がある。この画像形成
体は、例えば、ワックスラミネートしたアルミ箔紙のア
ルミニウム表面に、必要ならば絵柄を施し、しかる後に
微細な万線は凹凸パターン群をその万線方向を少しずつ
変えて種々組合わせたエンボスパターンを設けてなるプ
レース版を押圧して作製されている。
【０００３】このような画像形成体は、その表面の万線
状凹凸パターン群における万線方向がそれぞれ異なつて
いるため、表面での反射光の反射方向が様々に変化し、
見る角度や方向を様々に変化させると各万線状凹凸パタ
ーン群の濃淡や輝きが動的に変化し、極めて華麗な効果
（オパール効果）を醸し出す。このオパール効果を有す
る画像形成体は、作製時に使用されるエンボスパターン
の製造が非常に難かしく、しかもシートは基体上に予め
形成してある絵柄との見当合せも難しいため、第三者が
容易に偽造することが困難である。しかしながら、従来
の画像表示体は、単純にバックと文字等の表示情報を形
成する万線は凹凸パターンの傾斜角度を変えただけのも
のであり、表示情報も一種類のものに限られ、複数種類
の情報や人物・風景等の画像のような複雑な情報を表示
できないと共に、偽造防止効果も必ずしも十分なもので
はなかつた。
状凹凸パターン群における万線方向がそれぞれ異なつて
いるため、表面での反射光の反射方向が様々に変化し、
見る角度や方向を様々に変化させると各万線状凹凸パタ
ーン群の濃淡や輝きが動的に変化し、極めて華麗な効果
（オパール効果）を醸し出す。このオパール効果を有す
る画像形成体は、作製時に使用されるエンボスパターン
の製造が非常に難かしく、しかもシートは基体上に予め
形成してある絵柄との見当合せも難しいため、第三者が
容易に偽造することが困難である。しかしながら、従来
の画像表示体は、単純にバックと文字等の表示情報を形
成する万線は凹凸パターンの傾斜角度を変えただけのも
のであり、表示情報も一種類のものに限られ、複数種類
の情報や人物・風景等の画像のような複雑な情報を表示
できないと共に、偽造防止効果も必ずしも十分なもので
はなかつた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる点に
鑑みてなされたものであり、製造が容易で、かつ、複数
種類の情報や人物・風景等の画像のような複雑な情報を
表示できると共に、偽造防止効果の高い画像形成体を提
供するものである。
鑑みてなされたものであり、製造が容易で、かつ、複数
種類の情報や人物・風景等の画像のような複雑な情報を
表示できると共に、偽造防止効果の高い画像形成体を提
供するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、金属光沢を有
するシート状基体の表面の所定領域に形成されたホログ
ラム画像と、該ホログラム画像上に少なくとも一部分を
重なるようにして形成された、所定傾斜角度の微細な万
線状凹凸パターン群からなる表示情報とを具備すること
を特徴とする画像形成体である。
するシート状基体の表面の所定領域に形成されたホログ
ラム画像と、該ホログラム画像上に少なくとも一部分を
重なるようにして形成された、所定傾斜角度の微細な万
線状凹凸パターン群からなる表示情報とを具備すること
を特徴とする画像形成体である。
【０００６】
【作用】本発明にかかる画像形成体によれば、金属光沢
を有するシート状基体の表面の所定領域に形成されたホ
ログラム画像上に、少なくとも一部分を重なるようにし
て微細な万線状凹凸パターン群で構成された表示情報を
設けたので、製造が容易で、かつ、複数種類の情報や人
物・風景等の画像のような複雑な情報を表示できると共
に、偽造防止効果も高いものである。
を有するシート状基体の表面の所定領域に形成されたホ
ログラム画像上に、少なくとも一部分を重なるようにし
て微細な万線状凹凸パターン群で構成された表示情報を
設けたので、製造が容易で、かつ、複数種類の情報や人
物・風景等の画像のような複雑な情報を表示できると共
に、偽造防止効果も高いものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。第１図は、本発明の一実施例の
概略構成を示す斜視図、第２図は、同案施例の画像形成
体を組み込んだカードの断面図である。図中１は、例え
ばアルミニウムの蒸着層等からなる金属光沢を有するシ
ート状基体である。
面を参照して説明する。第１図は、本発明の一実施例の
概略構成を示す斜視図、第２図は、同案施例の画像形成
体を組み込んだカードの断面図である。図中１は、例え
ばアルミニウムの蒸着層等からなる金属光沢を有するシ
ート状基体である。
【０００８】シート状基体１の表面の所定領域には、例
えば、溝ピッチ幅が０．５〜２μ、凹凸の高低差が０．
５〜１μの干渉縞からなる人物のホログラム画像２が形
成されている。ホログラム画像２上には、保護層３が形
成されている。保護層３及びホログラム画像２を含むシ
ート状基体１の表面領域には、溝ピッチ幅が６０〜９０
μ、凹凸の高低差が１０〜２０μで傾斜角度の異なる複
数の万線状凹凸パターン群４ａ〜４ｆからなるＴ字形の
表示情報４が形成されている。
えば、溝ピッチ幅が０．５〜２μ、凹凸の高低差が０．
５〜１μの干渉縞からなる人物のホログラム画像２が形
成されている。ホログラム画像２上には、保護層３が形
成されている。保護層３及びホログラム画像２を含むシ
ート状基体１の表面領域には、溝ピッチ幅が６０〜９０
μ、凹凸の高低差が１０〜２０μで傾斜角度の異なる複
数の万線状凹凸パターン群４ａ〜４ｆからなるＴ字形の
表示情報４が形成されている。
【０００９】このように形成された画像形成体１０は、
第２図に示す如く、カード基材１２の所定部分に接着層
１１を介して組み込むことにより、ホログラム画像２と
表示情報４の複雑な情報表示によつてカードの偽造防止
を確実に行なうことができる。また、ホログラム画像２
と万線状凹凸パターン群４ａ、４ｆからなる表示情報４
とは、溝ピッチ幅が約５０倍、凹凸の高低差が約２０倍
もあるので、ホログラム画像２と表示情報４の夫々を鮮
明に表示することができる。しかも、画像形成体１０の
製造は、従来からの箔押方式や凹版印刷を採用した万線
状凹凸パターン４ａ〜４ｆの形成工程と、ホログラム加
工工程とを採用するだけで容易に行なうことができる。
第２図に示す如く、カード基材１２の所定部分に接着層
１１を介して組み込むことにより、ホログラム画像２と
表示情報４の複雑な情報表示によつてカードの偽造防止
を確実に行なうことができる。また、ホログラム画像２
と万線状凹凸パターン群４ａ、４ｆからなる表示情報４
とは、溝ピッチ幅が約５０倍、凹凸の高低差が約２０倍
もあるので、ホログラム画像２と表示情報４の夫々を鮮
明に表示することができる。しかも、画像形成体１０の
製造は、従来からの箔押方式や凹版印刷を採用した万線
状凹凸パターン４ａ〜４ｆの形成工程と、ホログラム加
工工程とを採用するだけで容易に行なうことができる。
【００１０】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明にかかる画像
形成体によれば、製造が容易で、かつ、複数種類の情報
や人物・風景等の画像のような複雑な情報を表示できる
と共に、偽造防止効果も高いものである。
形成体によれば、製造が容易で、かつ、複数種類の情報
や人物・風景等の画像のような複雑な情報を表示できる
と共に、偽造防止効果も高いものである。
【００１１】
【図１】本発明の一実施例の概略構成を示す斜視図であ
る。
る。
【図２】同実施例の画像形成体を組み込んだカードの断
面図である。
面図である。
【符号の説明】 １ シート状基体 ２ ホログラム画像 ３ 保護層 ４ 表示情報 １０ 画像形成体 １１ 接着層 １２ カード基材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成８年７月１５日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 画像形成体
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、微細な万線状凹凸
パターン群をその万線方向を変化させて複数組配列させ
てなる凹凸パターンが表面に賦形された画像形成体に関
する。
パターン群をその万線方向を変化させて複数組配列させ
てなる凹凸パターンが表面に賦形された画像形成体に関
する。
【０００２】
【従来の技術】表面が微細な凹凸形状をなすパターンを
有する画像形成体として、金属光沢を有するシート状基
体表面に微細な万線状凹凸パターン群を各画素ごとに万
線を少しずつ変えて複数群賦形してある画像形成体（オ
パール効果を有する画像形成体）がある。この画像形成
体は、例えば、ワックスラミネートしたアルミ箔紙のア
ルミニウム表面に、必要ならば絵柄を施し、しかる後に
微細な万線は凹凸パターン群をその万線方向を少しずつ
変えて種々組合わせたエンボスパターンを設けてなるプ
レース版を押圧して作製されている。
有する画像形成体として、金属光沢を有するシート状基
体表面に微細な万線状凹凸パターン群を各画素ごとに万
線を少しずつ変えて複数群賦形してある画像形成体（オ
パール効果を有する画像形成体）がある。この画像形成
体は、例えば、ワックスラミネートしたアルミ箔紙のア
ルミニウム表面に、必要ならば絵柄を施し、しかる後に
微細な万線は凹凸パターン群をその万線方向を少しずつ
変えて種々組合わせたエンボスパターンを設けてなるプ
レース版を押圧して作製されている。
【０００３】このような画像形成体は、その表面の万線
状凹凸パターン群における万線方向がそれぞれ異なつて
いるため、表面での反射光の反射方向が様々に変化し、
見る角度や方向を様々に変化させると各万線状凹凸パタ
ーン群の濃淡や輝きが動的に変化し、極めて華麗な効果
（オパール効果）を醸し出す。このオパール効果を有す
る画像形成体は、作製時に使用されるエンボスパターン
の製造が非常に難かしく、しかもシートは基体上に予め
形成してある絵柄との見当合せも難しいため、第三者が
容易に偽造することが困難である。しかしながら、従来
の画像表示体は、単純にバックと文字等の表示情報を形
成する万線は凹凸パターンの傾斜角度を変えただけのも
のであり、表示情報も一種類のものに限られ、複数種類
の情報や人物・風景等の画像のような複雑な情報を表示
できないと共に、偽造防止効果も必ずしも十分なもので
はなかつた。
状凹凸パターン群における万線方向がそれぞれ異なつて
いるため、表面での反射光の反射方向が様々に変化し、
見る角度や方向を様々に変化させると各万線状凹凸パタ
ーン群の濃淡や輝きが動的に変化し、極めて華麗な効果
（オパール効果）を醸し出す。このオパール効果を有す
る画像形成体は、作製時に使用されるエンボスパターン
の製造が非常に難かしく、しかもシートは基体上に予め
形成してある絵柄との見当合せも難しいため、第三者が
容易に偽造することが困難である。しかしながら、従来
の画像表示体は、単純にバックと文字等の表示情報を形
成する万線は凹凸パターンの傾斜角度を変えただけのも
のであり、表示情報も一種類のものに限られ、複数種類
の情報や人物・風景等の画像のような複雑な情報を表示
できないと共に、偽造防止効果も必ずしも十分なもので
はなかつた。
【０００４】また、金属光沢を有するシート状基体の表
面に形成されたホログラム画像を、電子写真法の複写機
により複写すると、黒地の上にその画像が鮮明に再現さ
れる。よって、この画像のみを見た者は、これが真正品
なのか、偽造品なのかを区別することができない。
面に形成されたホログラム画像を、電子写真法の複写機
により複写すると、黒地の上にその画像が鮮明に再現さ
れる。よって、この画像のみを見た者は、これが真正品
なのか、偽造品なのかを区別することができない。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる点に
鑑みてなされたものであり、製造が容易で、かつ、複数
種類の情報や人物・風景等の画像のような複雑な情報を
表示できると共に、偽造防止効果の高い画像形成体を提
供するものである。
鑑みてなされたものであり、製造が容易で、かつ、複数
種類の情報や人物・風景等の画像のような複雑な情報を
表示できると共に、偽造防止効果の高い画像形成体を提
供するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、金属光沢を有
するシート状基体の表面の所定領域に形成されたホログ
ラム画像と、該ホログラム画像上に少なくとも一部分を
重なるようにして形成された、所定傾斜角度の微細な万
線状凹凸パターン群からなる表示情報とを具備すること
を特徴とする画像形成体である。
するシート状基体の表面の所定領域に形成されたホログ
ラム画像と、該ホログラム画像上に少なくとも一部分を
重なるようにして形成された、所定傾斜角度の微細な万
線状凹凸パターン群からなる表示情報とを具備すること
を特徴とする画像形成体である。
【０００７】
【作用】本発明にかかる画像形成体によれば、金属光沢
を有するシート状基体の表面の所定領域に形成されたホ
ログラム画像上に、少なくとも一部分を重なるようにし
て微細な万線状凹凸パターン群で構成された表示情報を
設けたので、製造が容易で、かつ、複数種類の情報や人
物・風景等の画像のような複雑な情報を表示できると共
に、電子写真による複写の際には、所定傾斜角度の微細
な万線状凹凸パターン群からなる表示情報が複写照明光
を乱反射させ、ホログラム画像の鮮明な複写を妨げるた
め、偽造防止効果も高いものである。
を有するシート状基体の表面の所定領域に形成されたホ
ログラム画像上に、少なくとも一部分を重なるようにし
て微細な万線状凹凸パターン群で構成された表示情報を
設けたので、製造が容易で、かつ、複数種類の情報や人
物・風景等の画像のような複雑な情報を表示できると共
に、電子写真による複写の際には、所定傾斜角度の微細
な万線状凹凸パターン群からなる表示情報が複写照明光
を乱反射させ、ホログラム画像の鮮明な複写を妨げるた
め、偽造防止効果も高いものである。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。第１図は、本発明の一実施例の
概略構成を示す斜視図、第２図は、同案施例の画像形成
体を組み込んだカードの断面図である。図中１は、例え
ばアルミニウムの蒸着層等からなる金属光沢を有するシ
ート状基体である。
面を参照して説明する。第１図は、本発明の一実施例の
概略構成を示す斜視図、第２図は、同案施例の画像形成
体を組み込んだカードの断面図である。図中１は、例え
ばアルミニウムの蒸着層等からなる金属光沢を有するシ
ート状基体である。
【０００９】シート状基体１の表面の所定領域には、例
えば、溝ピッチ幅が０．５〜２μ、凹凸の高低差が０．
５〜１μの干渉縞からなる人物のホログラム画像２が形
成されている。ホログラム画像２上には、保護層３が形
成されている。保護層３及びホログラム画像２を含むシ
ート状基体１の表面領域には、溝ピッチ幅が６０〜９０
μ、凹凸の高低差が１０〜２０μで傾斜角度の異なる複
数の万線状凹凸パターン群４ａ〜４ｆからなるＴ字形の
表示情報４が形成されている。
えば、溝ピッチ幅が０．５〜２μ、凹凸の高低差が０．
５〜１μの干渉縞からなる人物のホログラム画像２が形
成されている。ホログラム画像２上には、保護層３が形
成されている。保護層３及びホログラム画像２を含むシ
ート状基体１の表面領域には、溝ピッチ幅が６０〜９０
μ、凹凸の高低差が１０〜２０μで傾斜角度の異なる複
数の万線状凹凸パターン群４ａ〜４ｆからなるＴ字形の
表示情報４が形成されている。
【００１０】このように形成された画像形成体１０は、
第２図に示す如く、カード基材１２の所定部分に接着層
１１を介して組み込むことにより、ホログラム画像２と
表示情報４の複雑な情報表示によつてカードの偽造防止
を確実に行なうことができる。また、ホログラム画像２
と万線状凹凸パターン群４ａ、４ｆからなる表示情報４
とは、溝ピッチ幅が約５０倍、凹凸の高低差が約２０倍
もあるので、ホログラム画像２と表示情報４の夫々を鮮
明に表示することができる。
第２図に示す如く、カード基材１２の所定部分に接着層
１１を介して組み込むことにより、ホログラム画像２と
表示情報４の複雑な情報表示によつてカードの偽造防止
を確実に行なうことができる。また、ホログラム画像２
と万線状凹凸パターン群４ａ、４ｆからなる表示情報４
とは、溝ピッチ幅が約５０倍、凹凸の高低差が約２０倍
もあるので、ホログラム画像２と表示情報４の夫々を鮮
明に表示することができる。
【００１１】また、他の画像形成体１０の製造法として
は、ホログラム画像の形成された転写箔を作成し、微細
な万線は凹凸パターン群をその万線方向を少しずつ変え
て種々組合わせたエンボスパターンを設けてなるプレー
ス版を転写箔を介してカード基材等の被転写体に押圧
し、被転写体へのホログラム画像の転写と共に表示情報
を形成する箔押方式や凹版印刷の技術を採用した万線状
凹凸パターン４ａ〜４ｆの形成工程と、ホログラム加工
工程とを採用することにより容易に行なうことができ
る。
は、ホログラム画像の形成された転写箔を作成し、微細
な万線は凹凸パターン群をその万線方向を少しずつ変え
て種々組合わせたエンボスパターンを設けてなるプレー
ス版を転写箔を介してカード基材等の被転写体に押圧
し、被転写体へのホログラム画像の転写と共に表示情報
を形成する箔押方式や凹版印刷の技術を採用した万線状
凹凸パターン４ａ〜４ｆの形成工程と、ホログラム加工
工程とを採用することにより容易に行なうことができ
る。
【００１２】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明にかかる画像
形成体によれば、製造が容易で、かつ、複数種類の情報
や人物・風景等の画像のような複雑な情報を表示できる
と共に、電子写真による複写の際には、所定傾斜角度の
微細な万線状凹凸パターン群からなる表示情報が複写照
明光を乱反射させ、ホログラム画像の鮮明な複写を妨げ
るため、偽造防止効果も高いものである。
形成体によれば、製造が容易で、かつ、複数種類の情報
や人物・風景等の画像のような複雑な情報を表示できる
と共に、電子写真による複写の際には、所定傾斜角度の
微細な万線状凹凸パターン群からなる表示情報が複写照
明光を乱反射させ、ホログラム画像の鮮明な複写を妨げ
るため、偽造防止効果も高いものである。
【００１３】
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例の概略構成を示す斜視図であ
る。
る。
【図２】同実施例の画像形成体を組み込んだカードの断
面図である。
面図である。
【符号の説明】 １ シート状基体 ２ ホログラム画像 ３ 保護層 ４ 表示情報 １０ 画像形成体 １１ 接着層 １２ カード基材
Claims (1)
- 【請求項１】金属光沢を有するシート状基体の表面の所
定領域に形成されたホログラム画像と、該ホログラム画
像上に少なくとも一部分を重なるようにして形成され
た、所定傾斜角度の微細な万線状凹凸パターン群からな
る表示情報とを具備することを特徴とする画像形成体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8152109A JP2974611B2 (ja) | 1996-06-13 | 1996-06-13 | 画像形成体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8152109A JP2974611B2 (ja) | 1996-06-13 | 1996-06-13 | 画像形成体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08332800A true JPH08332800A (ja) | 1996-12-17 |
| JP2974611B2 JP2974611B2 (ja) | 1999-11-10 |
Family
ID=15533261
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8152109A Expired - Lifetime JP2974611B2 (ja) | 1996-06-13 | 1996-06-13 | 画像形成体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2974611B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006225004A (ja) * | 2005-02-18 | 2006-08-31 | Toppan Printing Co Ltd | 万線パターン加飾が施された紙容器 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4495446B2 (ja) * | 2003-12-11 | 2010-07-07 | 共同印刷株式会社 | 画像形成体 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57189839U (ja) * | 1981-05-29 | 1982-12-02 | ||
| JPS6140272U (ja) * | 1984-08-15 | 1986-03-14 | 凸版印刷株式会社 | カ−ド |
-
1996
- 1996-06-13 JP JP8152109A patent/JP2974611B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57189839U (ja) * | 1981-05-29 | 1982-12-02 | ||
| JPS6140272U (ja) * | 1984-08-15 | 1986-03-14 | 凸版印刷株式会社 | カ−ド |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006225004A (ja) * | 2005-02-18 | 2006-08-31 | Toppan Printing Co Ltd | 万線パターン加飾が施された紙容器 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2974611B2 (ja) | 1999-11-10 |
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| EXPY | Cancellation because of completion of term |