JPH08332321A - 浴用水浄化装置 - Google Patents
浴用水浄化装置Info
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- JPH08332321A JPH08332321A JP7139685A JP13968595A JPH08332321A JP H08332321 A JPH08332321 A JP H08332321A JP 7139685 A JP7139685 A JP 7139685A JP 13968595 A JP13968595 A JP 13968595A JP H08332321 A JPH08332321 A JP H08332321A
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- pressure
- bath water
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Landscapes
- Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
- Filtration Of Liquid (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 濾材の目詰まりの検出感度をコスト上の問題
を招くことなく高くすることができる。 【構成】 吸い込み口6とポンプ2と吐出口7とをつな
ぐ循環路を有して、浴槽内の浴用水を循環させるととも
に上記循環路中に配した濾過手段4によって浴用水の浄
化を行う浴用水浄化装置である。ポンプ2とこのポンプ
2の後段に配設された濾過手段4との間の流路の内圧を
検出する圧力検出手段17と、この圧力検出手段17の
出力から濾過手段4における目詰まりを検出する判別手
段と、圧力検出手段と判別手段とによる目詰まり検出時
にポンプによる循環浴用水の流速を一時的に高める制御
部とを備えている。圧力検出時のみ流速を高めるために
圧力センサーに目詰まりの影響が反映されやすくなって
検出感度が上がる。
を招くことなく高くすることができる。 【構成】 吸い込み口6とポンプ2と吐出口7とをつな
ぐ循環路を有して、浴槽内の浴用水を循環させるととも
に上記循環路中に配した濾過手段4によって浴用水の浄
化を行う浴用水浄化装置である。ポンプ2とこのポンプ
2の後段に配設された濾過手段4との間の流路の内圧を
検出する圧力検出手段17と、この圧力検出手段17の
出力から濾過手段4における目詰まりを検出する判別手
段と、圧力検出手段と判別手段とによる目詰まり検出時
にポンプによる循環浴用水の流速を一時的に高める制御
部とを備えている。圧力検出時のみ流速を高めるために
圧力センサーに目詰まりの影響が反映されやすくなって
検出感度が上がる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は浴槽内の浴用水を浄化す
ることで、浴用水の長期使用を可能とする浴用水浄化装
置に関するものである。
ることで、浴用水の長期使用を可能とする浴用水浄化装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、家庭用の風呂においても24時間
の入浴を可能としたものが提供されている。この場合、
浴槽内の浴用水は、その長期使用を可能とするために、
常時、もしくは周期的に浄化しなくてはならない。この
ために、この種の風呂においては、浴槽内の浴用水を吸
い上げて濾過手段で濾過した後、浴槽に戻す浴用水浄化
装置を備えている。
の入浴を可能としたものが提供されている。この場合、
浴槽内の浴用水は、その長期使用を可能とするために、
常時、もしくは周期的に浄化しなくてはならない。この
ために、この種の風呂においては、浴槽内の浴用水を吸
い上げて濾過手段で濾過した後、浴槽に戻す浴用水浄化
装置を備えている。
【0003】ところで、浴用水中には人体から出る汗や
タンパク質が含まれており、これらを物理的濾過で取り
去ることは困難であるため、濾過手段における濾材とし
て、単なる物理的濾過を行うものを用いたのでは浴用水
を長期にわたり使用することはできず、生物濾過を行っ
ている。つまり、汗(アンモニア)やタンパク質を分解
したり殺菌したりする微生物を利用しており、このため
に濾材としてはこの微生物が繁殖可能な粒状多孔質濾材
が用いられている。
タンパク質が含まれており、これらを物理的濾過で取り
去ることは困難であるため、濾過手段における濾材とし
て、単なる物理的濾過を行うものを用いたのでは浴用水
を長期にわたり使用することはできず、生物濾過を行っ
ている。つまり、汗(アンモニア)やタンパク質を分解
したり殺菌したりする微生物を利用しており、このため
に濾材としてはこの微生物が繁殖可能な粒状多孔質濾材
が用いられている。
【0004】一方、濾材には浴用水中の汚れが付着して
いくために、どうしても目詰まりが生じてしまう。この
時、濾材を交換してしまうならば、濾材で繁殖する微生
物による上記分解殺菌作用が安定して得られるようにな
るまで時間がかかってしまうことになる。従って濾材を
納めた濾過器に浴用水を通常時とは逆方向に流したり、
濾過器内において濾材を撹拌したりすることで濾材の洗
浄を行って目詰まりの解消を図り、濾材を長期にわたり
使用できるようにすることが従来よりなされている。
いくために、どうしても目詰まりが生じてしまう。この
時、濾材を交換してしまうならば、濾材で繁殖する微生
物による上記分解殺菌作用が安定して得られるようにな
るまで時間がかかってしまうことになる。従って濾材を
納めた濾過器に浴用水を通常時とは逆方向に流したり、
濾過器内において濾材を撹拌したりすることで濾材の洗
浄を行って目詰まりの解消を図り、濾材を長期にわたり
使用できるようにすることが従来よりなされている。
【0005】ここにおいて、上記濾材の洗浄をどの時点
で行うかは利用者にとって判別することが困難である。
このために、実開平6−29487号公報に示されてい
るように、ポンプの吸い込み側に圧力センサーや流量セ
ンサーを配置し、これらセンサーで検出される値が小さ
くなれば目詰まりが生じたと判断して報知するものがあ
る。
で行うかは利用者にとって判別することが困難である。
このために、実開平6−29487号公報に示されてい
るように、ポンプの吸い込み側に圧力センサーや流量セ
ンサーを配置し、これらセンサーで検出される値が小さ
くなれば目詰まりが生じたと判断して報知するものがあ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここにおいて、濾材の
洗浄装置を備えて目詰まりが検出されたならば自動的に
洗浄運転に移行するようにしたものでは、目詰まりの検
知感度を高くしておくことが、きれいな浴用水での入力
を常に可能とする点で好ましいのであるが、上記従来例
においては、圧力センサーや流量センサーとして高感度
のものを用いなくてはならず、そして高感度のものを用
いるとコストが高くなってしまう。浴用水を循環させる
にあたっての圧力及び流量を高めることで、上記センサ
ーの感度を相対的に低くしても同様の感度を得ることが
できるが、この場合、ポンプとして大型のものが必要と
なると同時に濾過手段も大型のものが必要となり、消費
電力も大きくなってしまう。
洗浄装置を備えて目詰まりが検出されたならば自動的に
洗浄運転に移行するようにしたものでは、目詰まりの検
知感度を高くしておくことが、きれいな浴用水での入力
を常に可能とする点で好ましいのであるが、上記従来例
においては、圧力センサーや流量センサーとして高感度
のものを用いなくてはならず、そして高感度のものを用
いるとコストが高くなってしまう。浴用水を循環させる
にあたっての圧力及び流量を高めることで、上記センサ
ーの感度を相対的に低くしても同様の感度を得ることが
できるが、この場合、ポンプとして大型のものが必要と
なると同時に濾過手段も大型のものが必要となり、消費
電力も大きくなってしまう。
【0007】また、浴用水を循環させている際に浴槽か
ら浴用水が抜けてしまったり吸い込み口が水面より上げ
られた場合、ポンプが空運転してしまうことになるが、
この空運転を確実に防止することができるものは提供さ
れておらず、さらに吸い込み口や吐出口が閉じられてし
まった場合に生ずる水撃を確実に防止することができる
ものも提供されていない。
ら浴用水が抜けてしまったり吸い込み口が水面より上げ
られた場合、ポンプが空運転してしまうことになるが、
この空運転を確実に防止することができるものは提供さ
れておらず、さらに吸い込み口や吐出口が閉じられてし
まった場合に生ずる水撃を確実に防止することができる
ものも提供されていない。
【0008】本発明はこのような点に鑑み為されたもの
であり、その目的とするところは濾材の目詰まりの検出
感度をコスト上の問題を招くことなく高くすることがで
きる浴用水浄化装置を提供するにあり、他の目的とする
ところは、空運転の防止や水撃の防止も図ることができ
る浴用水浄化装置を提供するにある。
であり、その目的とするところは濾材の目詰まりの検出
感度をコスト上の問題を招くことなく高くすることがで
きる浴用水浄化装置を提供するにあり、他の目的とする
ところは、空運転の防止や水撃の防止も図ることができ
る浴用水浄化装置を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、吸い
込み口とポンプと吐出口とをつなぐ循環路を有して、浴
槽内の浴用水を循環させるとともに上記循環路中に配し
た濾過手段によって浴用水の浄化を行う浴用水浄化装置
において、ポンプとこのポンプの後段に配設された濾過
手段との間の流路の内圧を検出する圧力検出手段と、こ
の圧力検出手段の出力から濾過手段における目詰まりを
検出する判別手段と、圧力検出手段と判別手段とによる
目詰まり検出時にポンプによる循環浴用水の流速を一時
的に高める制御部とを備えていることに第1の特徴を有
しており、ポンプとこのポンプの後段に配設された濾過
手段との間の流路の内圧を検出する圧力検出手段と、こ
の圧力検出手段の出力から濾過手段における目詰まりを
検出する判別手段と、上記圧力検出手段の出力の異常低
下から空気の吸い込みを検出する判別手段と、後者の判
別手段の出力でポンプを停止させる制御部とを備えてい
ることに第2の特徴を有しており、さらに循環路中の水
圧を検出する圧力検出手段と、この圧力検出手段の複数
回の検出出力値の平均値から濾過手段における目詰まり
を検出する判別手段と、圧力検出手段の各検出出力値か
ら吸い込み口または吐出口の閉塞を検出する判別手段
と、後者の判別手段の出力でポンプを停止させる制御部
とを備えていることに第3の特徴を有している。
込み口とポンプと吐出口とをつなぐ循環路を有して、浴
槽内の浴用水を循環させるとともに上記循環路中に配し
た濾過手段によって浴用水の浄化を行う浴用水浄化装置
において、ポンプとこのポンプの後段に配設された濾過
手段との間の流路の内圧を検出する圧力検出手段と、こ
の圧力検出手段の出力から濾過手段における目詰まりを
検出する判別手段と、圧力検出手段と判別手段とによる
目詰まり検出時にポンプによる循環浴用水の流速を一時
的に高める制御部とを備えていることに第1の特徴を有
しており、ポンプとこのポンプの後段に配設された濾過
手段との間の流路の内圧を検出する圧力検出手段と、こ
の圧力検出手段の出力から濾過手段における目詰まりを
検出する判別手段と、上記圧力検出手段の出力の異常低
下から空気の吸い込みを検出する判別手段と、後者の判
別手段の出力でポンプを停止させる制御部とを備えてい
ることに第2の特徴を有しており、さらに循環路中の水
圧を検出する圧力検出手段と、この圧力検出手段の複数
回の検出出力値の平均値から濾過手段における目詰まり
を検出する判別手段と、圧力検出手段の各検出出力値か
ら吸い込み口または吐出口の閉塞を検出する判別手段
と、後者の判別手段の出力でポンプを停止させる制御部
とを備えていることに第3の特徴を有している。
【0010】
【作用】本発明の第1の特徴とするところによれば、圧
力検出時のみ流速を高めるために圧力センサーに目詰ま
りの影響が反映されやすくなって検出感度が上がるとと
もに、常時は低い流速で運転するために、ポンプの大型
化を必要としないものである。
力検出時のみ流速を高めるために圧力センサーに目詰ま
りの影響が反映されやすくなって検出感度が上がるとと
もに、常時は低い流速で運転するために、ポンプの大型
化を必要としないものである。
【0011】また第2の特徴とするところによれば、目
詰まり検出用の圧力センサーを利用して、空気の吸い込
みによる空運転を防止することができ、さらに第3の特
徴とするところによれば、目詰まり検出用の圧力センサ
ーを利用して、吸い込み口や吐出口の閉塞に伴う水撃の
発生を防止することができる。
詰まり検出用の圧力センサーを利用して、空気の吸い込
みによる空運転を防止することができ、さらに第3の特
徴とするところによれば、目詰まり検出用の圧力センサ
ーを利用して、吸い込み口や吐出口の閉塞に伴う水撃の
発生を防止することができる。
【0012】
【実施例】以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述す
ると、図2に示す浴用水浄化装置は、既設の風呂に後付
けで取り付けが可能となっているとともに、湯の温度低
下を防ぐための小熱量(600W程度)のシーズヒータ
3を器体1内に内蔵しているもので、底面から吸い込み
口6と吐出口7とが導出されている器体1は、その内部
がポンプ室12、ヒータ室13、濾過室14に区画され
ており、ポンプ室12にはポンプ2が配設され、ヒータ
室13には上記シーズヒータ3が配設され、濾過室14
には濾過器4が配設されている。
ると、図2に示す浴用水浄化装置は、既設の風呂に後付
けで取り付けが可能となっているとともに、湯の温度低
下を防ぐための小熱量(600W程度)のシーズヒータ
3を器体1内に内蔵しているもので、底面から吸い込み
口6と吐出口7とが導出されている器体1は、その内部
がポンプ室12、ヒータ室13、濾過室14に区画され
ており、ポンプ室12にはポンプ2が配設され、ヒータ
室13には上記シーズヒータ3が配設され、濾過室14
には濾過器4が配設されている。
【0013】ポンプ2を駆動することによってフィルタ
ー60及び逆止弁61を内蔵する吸い込み口6から吸い
込まれた浴槽内の浴用水は、ヒータ室13を経て濾過室
14に送り込まれ、濾過器4において濾過された後、吐
出口7から浴槽内に吐出される。シーズヒータ3に通電
している時には、浴用水の温度低下が防がれる。ここに
おける吐出口7は、空気吸い込み口70から取り入れた
空気を濾過済みの浴用水とともに吐出するジェット噴流
吐出型となっている。濾過室14と吐出口7との間に配
された電磁式の排水切換バルブ9は、吐出口7と排水口
90とに流路を切り替えるためのものである。
ー60及び逆止弁61を内蔵する吸い込み口6から吸い
込まれた浴槽内の浴用水は、ヒータ室13を経て濾過室
14に送り込まれ、濾過器4において濾過された後、吐
出口7から浴槽内に吐出される。シーズヒータ3に通電
している時には、浴用水の温度低下が防がれる。ここに
おける吐出口7は、空気吸い込み口70から取り入れた
空気を濾過済みの浴用水とともに吐出するジェット噴流
吐出型となっている。濾過室14と吐出口7との間に配
された電磁式の排水切換バルブ9は、吐出口7と排水口
90とに流路を切り替えるためのものである。
【0014】上記濾過器4は、汚れや臭いのもとを分解
除去する微生物が添加された粒状濾材40が充填された
ものであるとともに、器体1の蓋11の部分に設けたモ
ータ15に連結されて回転駆動される撹拌羽根45を内
蔵しているもので、ここでは粒状濾材40として、繊維
を偏平楕円形の毛玉ボール状にからませたものを用いて
いる。なお、微生物を繁殖させることができる粒状濾材
40であれば、他の種のものも用いることができる。
除去する微生物が添加された粒状濾材40が充填された
ものであるとともに、器体1の蓋11の部分に設けたモ
ータ15に連結されて回転駆動される撹拌羽根45を内
蔵しているもので、ここでは粒状濾材40として、繊維
を偏平楕円形の毛玉ボール状にからませたものを用いて
いる。なお、微生物を繁殖させることができる粒状濾材
40であれば、他の種のものも用いることができる。
【0015】また、ポンプ2の前後、つまり、ポンプ2
の後段に位置するヒータ室13と、ポンプ2と吸い込み
口6との間の部分には、圧力センサー17,18を配し
てある。ヒータ室13に配された圧力センサー17は、
このヒータ室13内の内圧の上昇に基づいて、濾過器4
の粒状濾材40の目詰まりを検知し、圧力センサー18
は検知圧力の低下に基づいてフィルター60の目詰まり
を検知する。
の後段に位置するヒータ室13と、ポンプ2と吸い込み
口6との間の部分には、圧力センサー17,18を配し
てある。ヒータ室13に配された圧力センサー17は、
このヒータ室13内の内圧の上昇に基づいて、濾過器4
の粒状濾材40の目詰まりを検知し、圧力センサー18
は検知圧力の低下に基づいてフィルター60の目詰まり
を検知する。
【0016】しかして、この浴用水浄化装置は、浴槽の
近傍に設置されて吸い込み口6及び吐出口7が浴槽内の
浴用水中に沈められるものであり、ポンプ2の運転によ
って上述のように吸い込み口6から吸った浴用水を循環
濾過するとともに、シーズヒータ3に通電している時に
は、浴用水の温度低下を防ぐ。濾過器4の粒状濾材40
に目詰まりが生じて流れが悪くなった時には、ポンプ2
と濾過器4との間のヒータ室13内の圧力が上昇する
が、これを圧力センサー17が検出して、報知動作ある
いは後述する洗浄動作に移る。フィルター60が目詰ま
りした時には、ポンプ室12の吸い込み口6側に生じる
負圧が大きくなることから、これを圧力センサー18に
よって検出して、その報知によりフィルター60の洗浄
乃至交換を促す。つまり、圧力センサー17による検出
圧力が高く且つ圧力センサー18で検出される圧力の低
下が小さい時には、濾過器4に目詰まりが生じたと判断
し、圧力センサー17による検出圧力の上昇が小さく且
つ圧力センサー18で検出される圧力の低下が大きい時
にはフィルター60の目詰まりと判断し、圧力センサー
17による検出圧力が高く且つ圧力センサー18で検出
される圧力の低下が大きい時には、濾過器4及びフィル
ター60の双方に目詰まりが生じたと判断するわけであ
る。
近傍に設置されて吸い込み口6及び吐出口7が浴槽内の
浴用水中に沈められるものであり、ポンプ2の運転によ
って上述のように吸い込み口6から吸った浴用水を循環
濾過するとともに、シーズヒータ3に通電している時に
は、浴用水の温度低下を防ぐ。濾過器4の粒状濾材40
に目詰まりが生じて流れが悪くなった時には、ポンプ2
と濾過器4との間のヒータ室13内の圧力が上昇する
が、これを圧力センサー17が検出して、報知動作ある
いは後述する洗浄動作に移る。フィルター60が目詰ま
りした時には、ポンプ室12の吸い込み口6側に生じる
負圧が大きくなることから、これを圧力センサー18に
よって検出して、その報知によりフィルター60の洗浄
乃至交換を促す。つまり、圧力センサー17による検出
圧力が高く且つ圧力センサー18で検出される圧力の低
下が小さい時には、濾過器4に目詰まりが生じたと判断
し、圧力センサー17による検出圧力の上昇が小さく且
つ圧力センサー18で検出される圧力の低下が大きい時
にはフィルター60の目詰まりと判断し、圧力センサー
17による検出圧力が高く且つ圧力センサー18で検出
される圧力の低下が大きい時には、濾過器4及びフィル
ター60の双方に目詰まりが生じたと判断するわけであ
る。
【0017】ここにおいて、上記圧力センサー17,1
8による圧力検知は常時行うのではなく、図1に示すよ
うに、タイマーTによるところの所定周期毎に行うもの
とし、さらに圧力検知時にはポンプ2を一時的に高速運
転させることで浴用水の循環量を多くし、この状態で圧
力検知を行うものとしてある。通常時よりも循環量を多
くするために、圧力センサー17,18で検出される圧
力値は通常時よりも高くなるものであり、このために濾
過器4における目詰まりやフィルター60の目詰まりの
影響が検出圧力により反映されやすくなっているもので
あって、目詰まり検知感度を高くすることができるとと
もに、圧力センサー17,18の精度を下げることがで
きるものである。しかも、通常時は流量を下げているた
めに、ポンプ2の消費電力を抑えることができる上に、
常時大流量で浴用水を循環させるものではないために、
ポンプ2の大型化や濾過器4の大型化は不要なものであ
る。
8による圧力検知は常時行うのではなく、図1に示すよ
うに、タイマーTによるところの所定周期毎に行うもの
とし、さらに圧力検知時にはポンプ2を一時的に高速運
転させることで浴用水の循環量を多くし、この状態で圧
力検知を行うものとしてある。通常時よりも循環量を多
くするために、圧力センサー17,18で検出される圧
力値は通常時よりも高くなるものであり、このために濾
過器4における目詰まりやフィルター60の目詰まりの
影響が検出圧力により反映されやすくなっているもので
あって、目詰まり検知感度を高くすることができるとと
もに、圧力センサー17,18の精度を下げることがで
きるものである。しかも、通常時は流量を下げているた
めに、ポンプ2の消費電力を抑えることができる上に、
常時大流量で浴用水を循環させるものではないために、
ポンプ2の大型化や濾過器4の大型化は不要なものであ
る。
【0018】また、圧力センサー17で検出される値
が、図3に示すように、通常循環時の圧力範囲P1 〜P
2 よりも低い所定値P0 を下回る場合には、ポンプ2を
直ちに停止させるようにしてある。これは浴用水を循環
させている際に浴槽から浴用水が抜けてしまったり吸い
込み口6が水面より上げられた場合に生ずるポンプ2の
空運転を防ぐためである。
が、図3に示すように、通常循環時の圧力範囲P1 〜P
2 よりも低い所定値P0 を下回る場合には、ポンプ2を
直ちに停止させるようにしてある。これは浴用水を循環
させている際に浴槽から浴用水が抜けてしまったり吸い
込み口6が水面より上げられた場合に生ずるポンプ2の
空運転を防ぐためである。
【0019】図4に別の実施例を示す。これは目詰まり
検知用である圧力センサー17,18を、吸い込み口6
や吐出口7が閉じられてしまった場合の水撃の発生防止
にも適用することができるようにしたものである。この
場合、水撃防止にはできるだけ応答を早くしなくてはな
らないのに対して、目詰まり検知には無用な洗浄運転の
回避のために微小な時間内の変動は無視するものとなっ
ていることが望ましいことから、ここでは圧力センサー
17,18による圧力検知を行う毎に、圧力センサー1
7での検出圧力が所定値を越えていないか、圧力センサ
ー18での検知圧力が所定値より下回っていないかを見
て、これらの条件が満たされた時には直ちにポンプ2を
停止させることで、水撃の発生を防いでいる。そして、
目詰まり検知については、圧力センサー17,18によ
る圧力検知をn回繰り返し、n回分の検知圧力から最小
値及び最大値を除いた上で相加平均を算出し、この相加
平均値を元に前述のように濾過器4及びフィルター60
が目詰まりしているかどうか判別するものとしている。
検知用である圧力センサー17,18を、吸い込み口6
や吐出口7が閉じられてしまった場合の水撃の発生防止
にも適用することができるようにしたものである。この
場合、水撃防止にはできるだけ応答を早くしなくてはな
らないのに対して、目詰まり検知には無用な洗浄運転の
回避のために微小な時間内の変動は無視するものとなっ
ていることが望ましいことから、ここでは圧力センサー
17,18による圧力検知を行う毎に、圧力センサー1
7での検出圧力が所定値を越えていないか、圧力センサ
ー18での検知圧力が所定値より下回っていないかを見
て、これらの条件が満たされた時には直ちにポンプ2を
停止させることで、水撃の発生を防いでいる。そして、
目詰まり検知については、圧力センサー17,18によ
る圧力検知をn回繰り返し、n回分の検知圧力から最小
値及び最大値を除いた上で相加平均を算出し、この相加
平均値を元に前述のように濾過器4及びフィルター60
が目詰まりしているかどうか判別するものとしている。
【0020】吸い込み口6や吐出口7が閉じられた時の
ように圧力が急激に高くなったり低くなったりする場合
には即座にポンプ2が停止され、水撃の発生が防止され
るものであり、しかも目詰まりについては、ある程度の
時間を経てほぼ確定の状態になった時に目詰まりの判断
がなされるわけであり、応答性として異なる要素が求め
られるものの、同一の圧力センサー17,18で水撃防
止と目詰まり検出とを行えるようになったものである。
ように圧力が急激に高くなったり低くなったりする場合
には即座にポンプ2が停止され、水撃の発生が防止され
るものであり、しかも目詰まりについては、ある程度の
時間を経てほぼ確定の状態になった時に目詰まりの判断
がなされるわけであり、応答性として異なる要素が求め
られるものの、同一の圧力センサー17,18で水撃防
止と目詰まり検出とを行えるようになったものである。
【0021】なお、濾過器4における粒状濾材40の洗
浄は、ポンプ2の作動と、モータ15による撹拌羽根4
5の作動並びに排水切換バルブ9の切換によって行う。
ポンプ2を正逆回転自在なものとし、洗浄時にはポンプ
2を逆転運転するようにしてもよい。
浄は、ポンプ2の作動と、モータ15による撹拌羽根4
5の作動並びに排水切換バルブ9の切換によって行う。
ポンプ2を正逆回転自在なものとし、洗浄時にはポンプ
2を逆転運転するようにしてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴とする
ところにおいては、圧力検出時のみ流速を高めるために
圧力センサーに目詰まりの影響が反映されやすくなって
検出感度が上がるものであり、圧力センサーそのものの
精度は低くとも目詰まり検出感度を高くすることができ
るものであり、また常時は低い流速で運転するために、
ポンプの大型化や濾過手段の大型化を必要とせず、小型
コンパクトでコスト的にもローコストにまとめることが
できるものである。
ところにおいては、圧力検出時のみ流速を高めるために
圧力センサーに目詰まりの影響が反映されやすくなって
検出感度が上がるものであり、圧力センサーそのものの
精度は低くとも目詰まり検出感度を高くすることができ
るものであり、また常時は低い流速で運転するために、
ポンプの大型化や濾過手段の大型化を必要とせず、小型
コンパクトでコスト的にもローコストにまとめることが
できるものである。
【0023】また第2の特徴とするところによれば、目
詰まり検出用の圧力センサーを利用して、空気の吸い込
みによる空運転を確実に防止することができるものであ
って、空運転によるポンプの寿命低下を抑えることがで
きるものである。さらに第3の特徴とするところによれ
ば、目詰まり検出用の圧力センサーを利用して、吸い込
み口や吐出口の閉塞に伴う水撃の発生を防止することが
できるものであり、殊に目詰まり検知と水撃発生防止の
ための圧力検知とは要求される仕様が異なるにもかかわ
らず、同じ圧力センサーの出力を用いることができるた
めに、ローコストで水撃発生防止機能をもたせることが
できるものである。
詰まり検出用の圧力センサーを利用して、空気の吸い込
みによる空運転を確実に防止することができるものであ
って、空運転によるポンプの寿命低下を抑えることがで
きるものである。さらに第3の特徴とするところによれ
ば、目詰まり検出用の圧力センサーを利用して、吸い込
み口や吐出口の閉塞に伴う水撃の発生を防止することが
できるものであり、殊に目詰まり検知と水撃発生防止の
ための圧力検知とは要求される仕様が異なるにもかかわ
らず、同じ圧力センサーの出力を用いることができるた
めに、ローコストで水撃発生防止機能をもたせることが
できるものである。
【図1】本発明一実施例の動作のフローチャートであ
る。
る。
【図2】同上の概略断面図である。
【図3】他の実施例における空運転防止のための説明図
である。
である。
【図4】別の実施例における動作のフローチャートであ
る。
る。
2 ポンプ 4 濾過器 17 圧力センサー 18 圧力センサー
Claims (3)
- 【請求項1】 吸い込み口とポンプと吐出口とをつなぐ
循環路を有して、浴槽内の浴用水を循環させるとともに
上記循環路中に配した濾過手段によって浴用水の浄化を
行う浴用水浄化装置において、ポンプとこのポンプの後
段に配設された濾過手段との間の流路の内圧を検出する
圧力検出手段と、この圧力検出手段の出力から濾過手段
における目詰まりを検出する判別手段と、圧力検出手段
と判別手段とによる目詰まり検出時にポンプによる循環
浴用水の流速を一時的に高める制御部とを備えているこ
とを特徴とする浴用水浄化装置。 - 【請求項2】 吸い込み口とポンプと吐出口とをつなぐ
循環路を有して、浴槽内の浴用水を循環させるとともに
上記循環路中に配した濾過手段によって浴用1水の浄化
を行う浴用水浄化装置において、ポンプとこのポンプの
後段に配設された濾過手段との間の流路の内圧を検出す
る圧力検出手段と、この圧力検出手段の出力から濾過手
段における目詰まりを検出する判別手段と、上記圧力検
出手段の出力の異常低下から空気の吸い込みを検出する
判別手段と、後者の判別手段の出力でポンプを停止させ
る制御部とを備えていることを特徴とする浴用水浄化装
置。 - 【請求項3】 吸い込み口とポンプと吐出口とをつなぐ
循環路を有して、浴槽内の浴用水を循環させるとともに
上記循環路中に配した濾過手段によって浴用1水の浄化
を行う浴用水浄化装置において、循環路中の水圧を検出
する圧力検出手段と、この圧力検出手段の複数回の検出
出力値の平均値から濾過手段における目詰まりを検出す
る判別手段と、圧力検出手段の各検出出力値から吸い込
み口または吐出口の閉塞を検出する判別手段と、後者の
判別手段の出力でポンプを停止させる制御部とを備えて
いることを特徴とする浴用水浄化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7139685A JPH08332321A (ja) | 1995-06-06 | 1995-06-06 | 浴用水浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7139685A JPH08332321A (ja) | 1995-06-06 | 1995-06-06 | 浴用水浄化装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08332321A true JPH08332321A (ja) | 1996-12-17 |
Family
ID=15251052
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7139685A Withdrawn JPH08332321A (ja) | 1995-06-06 | 1995-06-06 | 浴用水浄化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08332321A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016072296A (ja) * | 2014-09-26 | 2016-05-09 | 株式会社Screenホールディングス | 処理液供給装置およびフィルタ劣化検出方法 |
CN110921992A (zh) * | 2019-12-15 | 2020-03-27 | 刘彬 | 一种基于气浮性设计的水清洁系统 |
-
1995
- 1995-06-06 JP JP7139685A patent/JPH08332321A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016072296A (ja) * | 2014-09-26 | 2016-05-09 | 株式会社Screenホールディングス | 処理液供給装置およびフィルタ劣化検出方法 |
CN110921992A (zh) * | 2019-12-15 | 2020-03-27 | 刘彬 | 一种基于气浮性设计的水清洁系统 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020806 |