JPH08331960A - 歩行型刈取機 - Google Patents

歩行型刈取機

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Publication number
JPH08331960A
JPH08331960A JP14018295A JP14018295A JPH08331960A JP H08331960 A JPH08331960 A JP H08331960A JP 14018295 A JP14018295 A JP 14018295A JP 14018295 A JP14018295 A JP 14018295A JP H08331960 A JPH08331960 A JP H08331960A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
machine body
wheels
wheel
reaper
balance weight
Prior art date
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Pending
Application number
JP14018295A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Ono
隆行 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP14018295A priority Critical patent/JPH08331960A/ja
Publication of JPH08331960A publication Critical patent/JPH08331960A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 走行機体に対する車輪の上下揺動調節によっ
て刈り高さ調節を行う安価な構造としながらも、機体前
後方向における重量バランスの変動によって機体の安定
性および操縦性が悪くなる不都合を解消する。 【構成】 走行機体1に対する車輪9の横軸芯P1周り
の上下揺動調節により刈り高さ調節可能に構成された歩
行型刈取機において、前記車輪9の揺動調節に連動し
て、該車輪9の揺動に伴う前後方向移動と同じ方向にバ
ランスウェイト21が移動するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走行機体に対する車輪
の横軸芯周りの上下揺動調節により刈り高さ調節可能に
構成された歩行型刈取機に関する。
【0002】
【従来の技術】東南アジアなどにおいては、安価であり
ながら作物の種類などに応じて刈り高さ調節可能に構成
された歩行型刈取機が望まれており、その要望に応える
ため、従来では、例えば特開昭59‐14717号公報
などで開示されているように、前部に刈取装置を備えた
走行機体に車輪を横軸芯周りで上下揺動調節自在に装備
し、この車輪を上下揺動調節して走行機体に対する相対
高さを変更することによって、刈り高さ調節を行えるよ
うに構成したものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては、走行機体に対する車輪の上下揺動調
節によって刈り高さ調節を行うように構成していること
から、刈り高さ調節時には、歩行型刈取機における接地
点となる車輪が、走行機体に対する上下方向への移動と
ともに前後方向へも移動するようになるので、刈り高さ
調節に伴って、機体前後方向での重量バランスが大きく
変動し、機体の安定性および操縦性が悪くなる不都合が
生じるようになっていた。
【0004】本発明の目的は、走行機体に対する車輪の
上下揺動調節によって刈り高さ調節を行う安価な構造と
しながらも、機体前後方向における重量バランスの変動
によって機体の安定性および操縦性が悪くなる不都合を
解消することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本第1発明では、走行機体に対する車輪の横軸芯周
りの上下揺動調節により刈り高さ調節可能に構成された
歩行型刈取機において、前記車輪の揺動調節に連動し
て、該車輪の揺動に伴う前後方向移動と同じ方向にバラ
ンスウェイトが移動するように構成した。
【0006】本第2発明では、上記第1発明において、
前記バランスウェイトを、前記走行機体に対して横軸芯
周りに揺動自在に枢支するとともに、前記車輪との逆回
り方向への連動揺動により、該車輪の揺動に伴う前後方
向移動と同じ方向に移動するように構成した。
【0007】
【作用】本第1発明によると、刈り高さ調節を行うため
の車輪の走行機体に対する横軸芯周りの上下揺動調節に
よって車輪が走行機体に対して前方向に移動した場合に
は、それに連動してバランスウェイトが自動的に前方向
(車輪と同方向)に移動するようになることから、刈り
高さ調節により走行機体に対して車輪が前方向に移動し
たことによって機体後方側の重量が機体前方側の重量に
対して極端に重くなる不都合が回避される。また、刈り
高さ調節を行うための車輪の走行機体に対する横軸芯周
りの上下揺動調節によって車輪が走行機体に対して後方
向に移動した場合には、それに連動してバランスウェイ
トが自動的に後方向(車輪と同方向)に移動するように
なることから、刈り高さ調節により走行機体に対して車
輪が後方向に移動したことによって機体前方側の重量が
機体後方側の重量に対して極端に重くなる不都合が回避
される。つまり、刈り高さ調節に伴う車輪の走行機体に
対する前後方向移動にかかわらず、刈取機における機体
前後方向の重量バランスを常に略平衡化した好適な状態
に維持できるようになることから、刈り高さ調節に伴う
機体前後方向での重量バランスの変動によって機体の安
定性および操縦性が悪くなるといった不都合が解消され
るようになる。また、車輪の揺動調節に連動してバラン
スウェイトが移動するように構成していることから、単
にバランスウェイトを設けた場合にように、車輪の揺動
調節を行うごとにバランスウェイトを付け変える手間が
ない。
【0008】本第2発明によると、バランスウェイトを
走行機体に対して横軸芯周りに揺動自在に枢支するよう
にしていることから、車輪の揺動支点とバランスウェイ
トの揺動支点の夫々にギアを装備して噛合させるだけ
で、バランスウェイトを、刈り高さ調節に伴って車輪の
逆回り方向に連動揺動させて、車輪の揺動に伴う前後方
向移動と同じ方向に移動させることができるようにな
る。
【0009】
【発明の効果】従って、本第1発明によれば、走行機体
に対する車輪の上下揺動調節によって刈り高さ調節を行
う安価な構造としながらも、刈り高さ調節に伴う機体前
後方向での重量バランスの変動を抑制できることから、
機体の安定性および操縦性が悪くなる不都合を解消でき
るようになった。
【0010】本第2発明によれば、構成の簡素化を図り
ながら、機体の安定性および操縦性が悪くなる不都合を
解消できるようになった。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0012】図1には歩行型刈取機の全体側面が示され
ており、この歩行型刈取機は、歩行型の走行機体1の前
部に刈取装置2を連結することによって構成されてい
る。走行機体1は、主フレーム3、主フレーム3の後部
に連結されたエンジン4、エンジン4の左側部に連結さ
れたミッションケース5、ミッションケース5から刈取
装置2に動力を伝達する伝動軸6を外囲するパイプフレ
ーム7、ミッションケース5から横軸芯P1周りに上下
揺動に延設されたチェーン式伝動ケース8、チェーン式
伝動ケース8の延出端に軸支された推進車輪9、およ
び、横軸芯P2周りに上下揺動自在に主フレーム3の前
部から後方に向けて延設された操縦ハンドル10、など
によって構成されている。刈取装置2は、植立穀稈を分
草する分草具11、分草された植立穀稈を後方へ掻き込
むパッカー12、掻き込まれた植立穀稈を刈り取るバリ
カン型の刈取機構13、および、刈取穀稈を走行機体1
の右側方に搬送して放出する搬送機構14、などによっ
て構成されている。
【0013】パイプフレーム7とチェーン式伝動ケース
8とに渡って、横軸芯P1を中心とする円弧状に湾曲形
成されたガイド杆15が設けられており、チェーン式伝
動ケース8は、ガイド杆15によって横軸芯P1周りに
揺動案内されるようになっている。また、パイプフレー
ム7の中間部には、ボルト16が左方に向けて突出する
状態に固着されるとともに、チェーン式伝動ケース8の
延出端には、パイプフレーム7のボルト16が挿通する
長孔17aが穿設された支持フレーム17の一端が枢支
されている。つまり、以上の構成によって、チェーン式
伝動ケース8の延出端に軸支された推進車輪9を、支持
フレーム17に穿設した長孔17aの長さ範囲内で走行
機体1に対して横軸芯P1周りに上下揺動調節できると
ともに、ボルト16に螺合させたナット18の締め込み
により所望の上下揺動位置に固定保持できるようになっ
ている。また、この推進車輪9の走行機体1に対する横
軸芯P1周りの上下揺動調節によって、刈取装置2によ
る植立穀稈の刈り高さを調節できるようになっている。
【0014】走行機体1の後部には、エンジン4の下方
から操縦ハンドル10に向けて延設されたハンドル支持
杆19が横軸芯P3周りに上下揺動自在に枢支されてい
る。このハンドル支持杆19の延出端には、操縦ハンド
ル10に固着されたブラケット10Aとボルト連結され
るブラケット19Aが固着されている。ハンドル支持杆
19のブラケット19Aには複数の連結孔19aがハン
ドル支持杆19の延出方向に沿って並ぶ状態に穿設され
ており、ハンドル支持杆19に対する操縦ハンドル10
の連結位置を変更できるようになっている。この連結位
置の変更によって、走行機体1に対する操縦ハンドル1
0の高さ位置を調節できるようになっている。
【0015】図2にも示すように、ミッションケース5
には、ミッションケース5から後方に向けて延設された
支持杆20が横軸芯P4周りに上下揺動自在に枢支され
ている。支持杆20の延出端にはバランスウェイト21
が装着されている。また、支持杆20の枢支端には、支
持杆20の横軸芯P4周りの揺動に伴って横軸芯P4周
りに回動するギア22が固着されている。一方、チェー
ン式伝動ケース8の枢支端には、チェーン式伝動ケース
8の横軸芯P1周りの揺動に伴って横軸芯P1周りに回
動するギア23が固着されており、このギア23は、支
持杆20に固着されたギア22と噛合するようになって
いる。つまり、走行機体1に対するチェーン式伝動ケー
ス8の延出端に軸支された推進車輪9の横軸芯P1周り
の上下揺動調節に連動して、バランスウェイト21が横
軸芯P4周りに推進車輪9の揺動方向とは逆回り方向に
揺動するようになっている。また、支持杆20に固着さ
れたギア22とチェーン式伝動ケース8に固着されたギ
ア23のギア比および噛合状態は、推進車輪9を走行機
体1に対する上限位置(図1におけるA位置)に位置さ
せた場合には、バランスウェイト21が走行機体1の後
部略上方(図1におけるa位置)に位置する状態となる
ように、また、推進車輪9を走行機体1に対する下限位
置(図1におけるB位置)に揺動調節した場合には、バ
ランスウェイト21が走行機体1の後部直後方(図1に
おけるb位置)に位置する状態となるように設定されて
いる。
【0016】以上の構成から、刈り高さを低く調節する
ための走行機体1に対する推進車輪9の横軸芯P1周り
の上方への揺動調節によって、推進車輪9が走行機体1
に対して前方向に移動した場合には、それに連動してバ
ランスウェイト21が自動的に横軸芯P4周りに推進車
輪9の揺動方向(図1および図2における右回り方向)
とは逆回り方向(図1および図2における左回り方向)
に揺動して走行機体1に対する前方向(推進車輪9と同
方向)に移動するようになっている。また、刈り高さを
高く調節するための走行機体1に対する推進車輪9の横
軸芯P1周りの下方への揺動調節によって、推進車輪9
が走行機体1に対して後方向に移動した場合には、それ
に連動してバランスウェイト21が自動的に横軸芯P4
周りに推進車輪9の揺動方向(図1および図2における
左回り方向)とは逆回り方向(図1および図2における
右回り方向)に揺動して走行機体1に対する後方向(推
進車輪9と同方向)に移動するようになっている。つま
り、以上の構成によって、刈り高さ調節に伴う推進車輪
9の走行機体1に対する前後方向移動にかかわらず機体
前後方向の重量バランスを常に略平衡化した好適な状態
に維持できるようになっており、刈り高さ調節に伴う機
体前後方向での重量バランスの変動によって機体の安定
性および操縦性が悪くなるといった不都合が解消される
ようになっている。
【0017】〔別実施例〕 図3に示すように、ミッションケース5に、バラン
スウェイト21が装着された支持杆20を前後摺動自在
に取り付けるとともに、支持杆20に、チェーン式伝動
ケース8の枢支端にチェーン式伝動ケース8の横軸芯P
1周りの揺動に伴って横軸芯P1周りに回動する状態に
固着されたギア23と噛合するラック24を形成するこ
とによって、バランスウェイト21が、チェーン式伝動
ケース8の延出端に軸支された推進車輪9の揺動調節に
連動して、推進車輪9の揺動に伴う前後方向移動と同じ
方向に移動するように構成してもよい。
【0018】 上記実施例においては、バランスウェ
イト21を支持杆20の延出端に位置調節不能に装着す
るようにしたが、バランスウェイト21を支持杆20に
対して位置調節可能に装着して、刈取装置2に付属機器
を取り付けた場合の重量に応じて支持杆20に対するバ
ランスウェイト21の取り付け位置を調節できるように
してもよい。
【0019】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】歩行型刈取機の全体側面図
【図2】車輪とバランスウェイトとの連動構造を示す縦
断側面図
【図3】別実施例における車輪とバランスウェイトとの
連動構造を示す縦断側面図
【符号の説明】
1 走行機体 9 車輪 21 バランスウェイト P1 横軸芯 P4 横軸芯

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体(1)に対する車輪(9)の横
    軸芯(P1)周りの上下揺動調節により刈り高さ調節可
    能に構成された歩行型刈取機であって、 前記車輪(9)の揺動調節に連動して、該車輪(9)の
    揺動に伴う前後方向移動と同じ方向にバランスウェイト
    (21)が移動するように構成してある歩行型刈取機。
  2. 【請求項2】 前記バランスウェイト(21)を、前記
    走行機体(1)に対して横軸芯(P4)周りに揺動自在
    に枢支するとともに、前記車輪(9)との逆回り方向へ
    の連動揺動により、該車輪(9)の揺動に伴う前後方向
    移動と同じ方向に移動するように構成してある請求項1
    記載の歩行型刈取機。
JP14018295A 1995-06-07 1995-06-07 歩行型刈取機 Pending JPH08331960A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14018295A JPH08331960A (ja) 1995-06-07 1995-06-07 歩行型刈取機

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JP14018295A JPH08331960A (ja) 1995-06-07 1995-06-07 歩行型刈取機

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JPH08331960A true JPH08331960A (ja) 1996-12-17

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ID=15262813

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14018295A Pending JPH08331960A (ja) 1995-06-07 1995-06-07 歩行型刈取機

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JP (1) JPH08331960A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100974379B1 (ko) * 2007-08-06 2010-08-05 가부시끼 가이샤 구보다 보행형 예초기

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