JPH08331750A - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置

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JPH08331750A
JPH08331750A JP7133597A JP13359795A JPH08331750A JP H08331750 A JPH08331750 A JP H08331750A JP 7133597 A JP7133597 A JP 7133597A JP 13359795 A JP13359795 A JP 13359795A JP H08331750 A JPH08331750 A JP H08331750A
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JP
Japan
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phase
output
inverter device
transformer
filter
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JP7133597A
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English (en)
Inventor
Keiichi Shogawa
桂一 書川
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インバータの欠相の欠相に起因するリアクト
ル又は変圧器の直流偏磁が、鉄芯の発熱を引き起こす異
常を未然に防止する。 【構成】 出力変圧器5から出力される三相交流電圧の
瞬時電圧波形が変圧器14で検出され、その波形に対応
する三相交流は整流器15で整流され、A/Dコンバー
タ16でデジタル値に変換される。マイクロコンピュー
タ17aでは、そのデジタル値の平均値が取られ、所定
レベル外で所定時間以上続くと、停止指令がPWMパル
ス発生回路12に与えられる。これによりPWMパルス
発生回路12はインバータ装置2が欠相したとしてイン
バータ装置2の駆動を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、直流を三相交流に変
換するインバータ装置を使用し、電力変換を行う電力変
換装置に関するもので、特にインバータ装置の異常を検
出する機能を有する電力変換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は例えば特公昭63−27437
4号公報に示された構成に基づく従来の電力変換装置の
ブロック図である。図11において、1は直流電源、2
は直流を三相交流に変換するインバータ装置、3および
4は交流フィルタ回路36を構成するリアクトルおよび
コンデンサ、5は出力電圧を発生する出力変圧器、6は
出力変圧器5の出力に接続される負荷である。また、7
は基準三相交流正弦波電圧を発生する基準三相交流正弦
波電圧発生回路、8はその基準三相交流正弦波電圧を9
0°進めた信号にする90°進み回路、9は係数器、1
0はインバータ電流指令値をインバータ装置2の許容電
流以下に制限するリミッタ、11は電流制御増幅器、1
2はインバータ装置2を駆動させるためのパルスを発生
するPWM(パルス幅変調)パルス発生回路、13は電
圧偏差検出回路である。また、31は負荷電流を検出す
る変流器、32は加算器、33,34は減算器、35は
インバータ装置2の出力電流を検出する変流器である。
なお、変流器31,35、加算器32、減算器33,3
4、基準三相交流正弦波電圧発生回路7、90°進み回
路8、係数器9、リミッタ10、電流制御増幅器11、
PWMパルス発生回路12、及び電圧偏差検出回路13
により制御系が構成されている。
【0003】次に動作について説明する。上記制御系
は、瞬時電流制御を行う電流マイナーループと、十分に
応答が速い電圧制御ループとから構成されている。イン
バータ装置2が三相交流正弦波電圧を出力するためにリ
ミッタ10の出力信号である電流指令値IRLを求め、
この電流指令値IRLに対して電流マイナーループによ
りインバータ電流IAを瞬時に応答させ、基準三相交流
正弦波電圧に追従した正弦波出力電圧を得る。インバー
タ装置2が流すべき電流は、コンデンサ4に流れる電流
ICと負荷6に要求される電流ILの和であるので、リ
ミッタ10に与えられるインバータ電流指令値IRは係
数器9からのコンデンサ電流指令値ICRと変流器31
からの負荷電流指令値ILRとに電圧偏差を最小にする
ための電圧偏差検出回路13からのわずかな補正分IV
Rを加えたものである。コンデンサ電流指令値ICR
は、基準三相交流正弦波電圧発生回路7からの基準三相
交流正弦波電圧VRの位相を90°進み回路8により9
0°進め、その大きさをωC倍して求められる。電流ル
ープがこのようにして作った電圧基準より90°進んだ
目標値を追従することにより、無負荷状態でインバータ
装置2に定格電圧を確立することができる。
【0004】次に補正分IVRを出力する電圧制御ルー
プについて説明する。これまで述べた制御はコンデンサ
電流ICを予定の正弦波電流、即ちコンデンサ電流指令
値ICRに追従させるフィードバック制御に、変流器3
1からの負荷電流指令値ILRをフィードフォワードし
たものである。したがってコンデンサ電流ICはコンデ
ンサ電流指令値ICRに近似した電流になるが、コンデ
ンサ4の容量値の精度、電流マイナーループの定常誤差
などにより、インバータ出力電圧VCは基準三相交流正
弦波電圧VRに対してわずかな誤差VE(減算器34の
出力信号)をもつ。そこで誤差VEを最小にする補正電
流IVRを作り、インバータ電流指令値IRに加える。
【0005】以上のようにして求めたコンデンサ電流指
令値ICRと負荷電流指令値ILRと補正電流IVRと
の和が、リミッタ10により、いかなる過渡状態でも、
インバータ装置2の許容し得る瞬時電流以上の指令値は
与えられない。したがって、三相交流電力線の断線や、
インバータ装置2を構成する回路素子の動作不良等によ
り、インバータ装置2に欠相が生じた時に、過電流で回
路素子が破壊されることを防止できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の電力変換装置は
以上のように構成されているので、インバータ装置2に
欠相が生じる時、交流フィルタ用のリアクトル3又は出
力変圧器5に直流偏磁が現れ、鉄芯の異常発熱により発
火に至る可能性があり、少なくともリアクトル3や出力
変圧器5の絶縁種別による巻線の温度が許容温度に達す
る前に、異常を検知する必要があり、また、欠相により
健全相は過負荷状態となり、スイッチング半導体素子等
の回路素子の熱的破損に至るなどの問題点があった。
【0007】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、インバータ装置の欠相に起因
する交流フィルタ用のリアクトルや出力変圧器の異常発
熱等による装置の故障拡大を未然に防ぐことのできる電
力変換装置を得ることを目的とする。また、装置の小型
化を図れる電力変換装置を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、出力変圧
器5の出力の三相交流電圧の瞬時電圧波形を検出する変
圧器14と、上記検出された瞬時電圧波形に対応する三
相交流を整流する整流器15と、上記整流して得られた
アナログ三相電圧をデジタル値に変換するA/Dコンバ
ータ16と、上記変換されたデジタル値の平均値を取り
該平均値が所定レベル外で所定時間以上に続くことで欠
相検知としインバータ装置2を停止させるための停止指
令をPWMパルス発生回路12に与えるマイクロコンピ
ュータ17aとを設けたことを特徴とするものである。
【0009】第2の発明は、出力変圧器5の出力の三相
交流電圧の瞬時電圧波形を検出する変圧器14と、上記
検出された瞬時電圧波形に対応する三相交流をデジタル
値に変換するA/Dコンバータ16と、上記変換された
デジタル値を高速フーリェ変換してパワースペクトル処
理を行い高調波実効値と歪率を算出し該歪率が所定レベ
ル以上で所定時間以上続くことで欠相検知としインバー
タ装置2を停止させるための停止指令をPWMパルス発
生回路12に与えるマイクロコンピュータ17bとを設
けたことを特徴とするものである。
【0010】第3の発明は、出力変圧器5の出力の三相
交流電圧の瞬時電圧波形を検出する変圧器14と、上記
検出された瞬時電圧波形に対応する三相交流をデジタル
値に変換するA/Dコンバータ16と、上記変換された
デジタル値により周波数を算出し該周波数が所定レベル
外で所定時間以上続くことで欠相検知としインバータ装
置2を停止させるための停止指令をPWMパルス発生回
路12に与えるマイクロコンピュータ17cとを設けた
ことを特徴とするものである。
【0011】第4の発明は、出力変圧器5の出力の三相
交流電圧の瞬時電圧波形を検出する変圧器14と、基準
三相交流正弦波電圧を発生する基準三相交流正弦波電圧
発生回路7と、上記変圧器14で検出された瞬時電圧波
形に対応する三相交流正弦波電圧と上記基準三相交流正
弦波電圧との位相比較を行い該位相比較の結果値が所定
レベル外で所定時間以上続くことで欠相検知としインバ
ータ装置2を停止させるための停止指令をPWMパルス
発生回路12に与える位相比較器18とを設けたことを
特徴とするものである。
【0012】第5の発明は、出力変圧器5の中性点に流
れる電流を検出する変流器21と、上記検出された電流
を整流する整流器15と、この整流器15の出力値と基
準値とを比較するコンパレータ19と、このコンパレー
タ19による比較結果値が所定レベル外で所定時間以上
続くことで欠相検知としインバータ装置2を停止させる
ための停止指令をPWMパルス発生回路12に与えるタ
イマ20とを設けたことを特徴とするものである。
【0013】第6の発明は、出力変圧器の中性点に流れ
る電流により電圧を発生させる抵抗22と、上記発生し
た電圧を整流する整流器15と、この整流器15の出力
値と基準値とを比較するコンパレータ19と、このコン
パレータ19による比較結果値が所定レベル外で所定時
間以上続くことで欠相検知としインバータ装置2を停止
させるための停止指令をPWMパルス発生回路12に与
えるタイマ20とを設けたことを特徴とするものであ
る。
【0014】第7の発明は、上記出力変圧器5を省くと
ともに、上記交流フィルタ回路36を構成するリアクタ
ンス手段としてリーケージ付インバータトランス25を
用い、このリーケージ付インバータトランス25の出力
を上記出力変圧器5の出力の代りに接続するように構成
したことを特徴とするものである。
【0015】
【作用】第1の発明において、出力変圧器5から出力さ
れる三相交流電圧の瞬時電圧波形が変圧器14で検出さ
れ、その波形に対応する三相交流は整流器15で整流さ
れ、A/Dコンバータ16でデジタル値に変換される。
マイクロコンピュータ17aでは、そのデジタル値の平
均値が取られ、所定レベル外で所定時間以上続くと、停
止指令がPWMパルス発生回路12に与えられる。これ
によりPWMパルス発生回路12はインバータ装置2が
欠相したとしてインバータ装置2の駆動を停止させる。
【0016】第2の発明において、出力変圧器5から出
力される三相交流電圧の瞬時電圧波形が変圧器14で検
出され、その波形に対応する三相交流はA/Dコンバー
タ16でデジタル値に変換される。マイクロコンピュー
タ17bでは、そのデジタル値が高速フーリェ変換され
てパワースペクトル処理され、高調波実効値と歪率が算
出され、その歪率が所定レベル以上で所定時間以上続く
と、停止指令がPWMパルス発生回路12に与えられ
る。これによりPWMパルス発生回路12はインバータ
装置2が欠相したとしてインバータ装置2の駆動を停止
させる。
【0017】第3の発明において、出力変圧器5から出
力される三相交流電圧の瞬時電圧波形が変圧器14で検
出され、その波形に対応する三相交流はA/Dコンバー
タ16でデジタル値に変換される。マイクロコンピュー
タ17cでは、そのデジタル値により周波数が算出さ
れ、その周波数が所定レベル外で所定時間以上続くと、
停止指令がPWMパルス発生回路12に与えられる。こ
れによりPWMパルス発生回路12はインバータ装置2
が欠相したとしてインバータ装置2の駆動を停止させ
る。
【0018】第4の発明において、出力変圧器5から出
力される三相交流電圧の瞬時電圧波形が変圧器14で検
出され、その瞬時電圧波形に対応する三相交流正弦波電
圧と基準三相交流正弦波電圧発生回路7からの基準三相
交流正弦波電圧との位相が位相比較器18で比較され、
この比較の結果値が所定レベル外で所定時間以上続く
と、停止指令がPWMパルス発生回路12に与えられ
る。これによりPWMパルス発生回路12はインバータ
装置2が欠相したとしてインバータ装置2の駆動を停止
させる。
【0019】第5の発明において、出力変圧器5の中性
点電流が変流器21で検出され、整流器15で整流され
る。この整流値と基準値とはコンパレータ19で比較さ
れる。タイマ20では、その比較結果値が所定レベル外
で所定時間以上続くと、停止指令がPWMパルス発生回
路12に与えられる。これによりPWMパルス発生回路
12はインバータ装置2が欠相したとしてインバータ装
置2の駆動を停止させる。
【0020】第6の発明において、出力変圧器5の中性
点電流により抵抗22に電圧が発生し、この電圧が整流
器15で整流される。この整流値と基準値とはコンパレ
ータ19で比較される。タイマ20では、その比較結果
値が所定レベル外で所定時間以上続くと、停止指令がP
WMパルス発生回路12に与えられる。これによりPW
Mパルス発生回路12はインバータ装置2が欠相したと
してインバータ装置2の駆動を停止させる。
【0021】第7の発明において、リアクタンス手段と
してリーケージ付インバータトランス25が用いられ、
このトランス25の出力が出力変圧器5の出力の代りに
与えられる。
【0022】
【実施例】
実施例1.図1は、この発明の実施例1に係る電力変換
装置の構成を示すブロック図である。この電力変換装置
は、図1に示すように、直流を三相交流に変換するイン
バータ装置2と、このインバータ装置2を駆動させるた
めのパルスを発生するPWMパルス発生回路12と、上
記インバータ装置2の出力に接続された交流フィルタ用
のリアクタンス手段としてのリアクトル3および交流フ
ィルタ用のコンデンサ4から成る交流フィルタ回路36
と、この交流フィルタ回路36を介して上記インバータ
装置2の出力に接続され三相交流電力を負荷6に供給す
る出力変圧器5とを備え、更に制御系として、上記出力
変圧器5の出力の三相交流電圧の瞬時電圧波形を検出す
る瞬時電圧波形検出手段としての変圧器14と、上記検
出された瞬時電圧波形に対応する三相交流を整流する整
流手段としての整流器15と、上記整流して得られたア
ナログ三相電圧をデジタル値に変換するアナログ/デジ
タル変換手段としてのA/Dコンバータ16と、上記変
換されたデジタル値の平均値を取り該平均値が所定レベ
ル外で所定時間以上続くことで欠相検知とし上記インバ
ータ装置2を停止させるための停止指令を上記PWMパ
ルス発生回路12に与える演算処理手段としてのマイク
ロコンピュータ17aとを備えている。
【0023】図2は、上記マイクロコンピュータ17a
のプログラムの動作を示すフローチャートであり、以
下、図1及び図2を参照して本実施例1の動作について
説明する。直流電源1の直流はインバータ装置2で三相
交流に変換され、その三相交流は交流フィルタ回路36
を介して出力変圧器5に入力され、出力変圧器5で所定
電圧に昇圧されて三相交流電力として負荷6に供給され
る。また、出力変圧器5の出力の三相交流電圧は変圧器
14で降圧される。即ち変圧器14は出力変圧器5の出
力の三相交流電圧の降圧された瞬時電圧を出力する。こ
れは、三相交流瞬時電圧波形を検出することに相当す
る。変圧器14からの三相交流は整流器15で整流さ
れ、A/Dコンバータ16に与えられてデジタルデータ
(デジタル値)に変換される。そのデジタルデータはマ
イクロコンピュータ17aに与えられ、図2に示すフロ
ーチャートに従って処理される。
【0024】まず、A/Dコンバータ16から与えられ
たデジタルデータのサンプリングを行い(ステップS2
1)、サンプリングしたデータをメモリ(図示せず)に
セットする(ステップS22)。サンプリング周期は、
出力変圧器5の出力電圧Vu,Vv,Vwの1/2周期
の間に例えば24個のデータをそろえ、平均値の演算を
実施する(ステップS23)。その平均値の演算結果を
Vavとし、これを出力電圧変動範囲X,Yと比較する
(ステップS24)。本処理を1/2周期毎にくり返
し、演算結果Vavがこの規定範囲内にあれば、運転を
継続し、逆に範囲を外れていれば、インラッシュ等によ
って短時間電圧変動による誤検知をさける適当な時素の
経過を待って(ステップS25)、停止指令を出す。こ
れによりPWMパルス発生回路12はインバータ装置2
へのパルス送出を停止し、インバータ装置2の駆動を停
止させる。
【0025】以上のように本実施例1では、インバータ
装置2が欠相したとき、出力電圧整流値のレベルが変動
することを利用して、保護動作を行う。この保護動作に
より、リアクトル3や出力変圧器5の異常発熱等による
装置の故障拡大を未然に防ぐことができる。なお、本実
施例1では、マイクロコンピュータ17aの処理能力を
考慮して、サンプリング周期を決めたが、より短い周期
で、平均値の演算を実施する事で、同様の効果が得られ
ることは言うまでもない。
【0026】実施例2.図3は、この発明の実施例2に
係る電力変換装置の構成を示すブロック図である。この
電力変換装置は、実施例1と同様に、直流電源1、イン
バータ装置2、PWMパルス発生回路12、交流フィル
タ回路36、及び出力変圧器5を備え、更に制御系とし
て、上記出力変圧器5の出力の三相交流電圧の瞬時電圧
波形を検出する瞬時電圧波形検出手段としての変圧器1
4と、上記検出された瞬時電圧波形に対応する三相交流
をデジタル値に変換するアナログ/デジタル変換手段と
してのA/Dコンバータ16と、上記変換されたデジタ
ル値を高速フーリェ変換してパワースペクトル処理を行
い高調波実効値と歪率を算出し該歪率が所定レベル以上
で所定時間以上続くことで欠相検知とし上記インバータ
装置2を停止させるための停止指令を上記PWMパルス
発生回路12に与える演算処理手段としてのマイクロコ
ンピュータ17bとを備えている。
【0027】図4は、上記マイクロコンピュータ17b
のプログラムの動作を示すフローチャートである。以
下、図3及び図4を参照して本実施例2の動作について
説明する。なお、前記実施例1の動作と重複するものは
動作説明を省略する。
【0028】変圧器14の出力の三相交流電圧を各々に
A/Dコンバータ16にてデジタルデータに変換し、マ
イクロコンピュータ17bに入力する。マイクロコンピ
ュータ17bにおいて、u,v,w相のデジタルデータ
を各々サンプリングし(ステップS41)、メモリ(図
示せず)にセットする。1周期分のデータを用い、FF
T(高速フーリェ変換)処理(ステップS42)及びパ
ワースペクトル処理(ステップS43)を行う。次に第
2調波以上の実効値より、高調波の実効値を求め(ステ
ップS44)、基本波で除算すると歪率Kが得られる
(ステップS45)。本処理を1周期毎にくり返し、歪
率Kが規定出力電圧歪率Z未満であれば(ステップS4
6)、運転を継続し、規定出力電圧歪率Z以上の状態
が、ある適当な時間継続すれば(ステップS46,S4
7)、欠相と判断し、停止指令を出す。これによりPW
Mパルス発生回路12はインバータ装置2へのパルス送
出を停止し、インバータ装置2の駆動を停止させる。
【0029】以上のように本実施例1では、欠相した時
に出力電圧が歪むことにより,より確実に欠相を検知で
き、欠相を起こした相も判別できる。したがってリアク
トル3や出力変圧器5の異常発熱等による装置の故障拡
大を未然に防ぐことができる。なお、FFT処理を実施
するマイクロコンピュータにはDSP(デジタルシグナ
ルプロセッサ)の利用が適している。即ち、通常のプロ
セッサでは、ソフトウェアで浮動小数点数の演算を行う
が、DSPはデジタル信号処理用の命令セット機能をハ
ードウェアで実現しているため、1命令で複雑な演算が
でき、したがって浮動小数点演算を繰り返すFFTの処
理に適している。
【0030】実施例3.図5は、この発明の実施例3に
係る電力変換装置の構成を示すブロック図である。この
電力変換装置は、実施例2と同様に、直流電源1、イン
バータ装置2、PWMパルス発生回路12、交流フィル
タ回路36、出力変圧器5、変圧器14、A/Dコンバ
ータ16を備え、更に演算処理手段としてのマイクロコ
ンピュータ17cを備えている。このマイクロコンピュ
ー17cは、A/Dコンバータ16からのデジタル値に
より周波数を算出し該周波数が所定レベル外で所定時間
以上続くことで欠相検知とし上記インバータ装置2を停
止させるための停止指令をパルス発生回路12に与える
機能を有する。
【0031】図6は、上記マイクロコンピュータ17c
のプログラムの動作を示すフローチャートである。以
下、図5及び図6を参照して本実施例3の動作について
説明する。なお、前記実施例1の動作と重複するものは
動作説明を省略する。
【0032】変圧器14の出力の三相交流電圧を各々A
/Dコンバータ16にてデジタルデータに変換し、マイ
クロコンピュータ17cに入力する。マイクロコンピュ
ータ17cにおいて、u,v,w相のデジタルデータを
各々サンプリングし(ステップS61)、メモリ(図示
せず)にセットする。次にサンプリングデータに基づき
三相交流電圧波形が負から正に変化する周期Tを計測し
(ステップS62)、その逆数を計算することにより、
周波数fを得る(ステップS63)。本処理を1周期毎
にくり返し、周波数fが規定周波数範囲内であれば運転
を継続し、規定外の周波数が、ある適当な時間継続すれ
ば(ステップS64,65)、欠相と判断し、停止指令
を出す。これによりPWMパルス発生回路12はインバ
ータ装置2へのパルス送出を停止し、インバータ装置2
の駆動を停止させる。
【0033】以上のように本実施例3では、欠相した時
に、出力電圧の高調波成分が多くなり、見かけ上周波数
が変化する事を判別することにより、欠相を検知するこ
とができる。したがってリアクトル3や出力変圧器5の
異常発熱等による装置の故障拡大を未然に防ぐことがで
きる。
【0034】実施例4.図7は、この発明の実施例4に
係る電力変換装置の構成を示すブロック図である。この
電力変換装置は、実施例1と同様に、直流電源1、イン
バータ装置2、PWMパルス発生回路12、交流フィル
タ回路36、出力変圧器5、及び変圧器14を備え、更
に基準三相交流正弦波電圧を発生する基準三相交流正弦
波電圧発生手段としての基準三相交流正弦波電圧発生回
路7と、上記変圧器14で検出された瞬時電圧波形に対
応する三相交流正弦波電圧と上記基準三相交流正弦波電
圧発生回路7からの基準三相交流正弦波電圧との位相比
較を行い該位相比較の結果値が所定レベル外で所定時間
以上続くことで欠相検知とし上記インバータ装置2を停
止させるための停止指令を上記PWMパルス発生回路1
2に与える位相比較手段としての位相比較器18とを備
えている。なお、電流制御増幅器11は従来から備えら
れるもので、基準三相交流正弦波電圧発生回路7からの
基準三相交流正弦波電圧と出力変圧器5の出力の三相交
流正弦波電圧のフィードバック(F/B)値との差を電
流増幅するものである。したがって、電流制御増幅器1
1とPWMパルス発生回路12により基準三相交流正弦
波電圧と出力の三相交流正弦波電圧が一致するようにイ
ンバータ装置2のスイッチングを制御する。
【0035】次に本実施例4の動作について説明する。
なお、前記実施例1の動作と重複するものは動作説明を
省略する。位相比較器18は、変圧器14からの三相交
流正弦波電圧と基準三相交流正弦波電圧発生回路7から
の基準三相交流正弦波電圧との各位相を比較する。欠相
が発生し、出力電圧の高調波成分が大きくなると、見か
け上、上記両電圧の位相がずれ、出力電圧である三相交
流正弦波電圧が基準三相交流正弦波電圧と合わなくな
る。これにより、位相比較器18は位相比較の結果値が
所定レベル外で所定時間以上続くことで欠相検知とし、
PWMパルス発生回路12に停止指令を与える。したが
って、PWMパルス発生回路12からのパルス送出は停
止し、インバータ装置2の駆動は停止される。
【0036】本実施例4では、インバータ装置2の欠相
が発生し、出力電圧の高調波成分が多くなると、出力電
圧は見かけ上位相がずれ、基準電圧と合わなくなること
を利用して、位相比較器18により欠相を検出し、イン
バータ装置2の駆動を停止させるようにしたので、リア
クトル3や出力変圧器5の異常発熱等による装置の故障
拡大を未然に防ぐことができる。また、実施例1〜3の
マイクロコンピュータの処理が省け、少ない部品点数で
欠相検知を行うことができる。
【0037】実施例5.図8は、この発明の実施例5に
係る電力変換装置の構成を示すブロック図である。この
電力変換装置は、実施例1と同様に、直流電源1、イン
バータ装置2、PWMパルス発生回路12、交流フィル
タ回路36、及び出力変圧器5を備え、更に、上記出力
変圧器5の中性点に流れる電流を検出する電流検出手段
としての変流器21と、上記検出された電流を整流する
整流手段としての整流器15と、この整流器15の出力
値と基準値とを比較する比較手段としてのコンパレータ
19と、このコンパレータ19による比較結果値が所定
レベル外で所定時間以上続くことで欠相検知とし上記イ
ンバータ装置2を停止させるための停止指令を上記PW
Mパルス発生回路12に与える欠相検知手段としてのタ
イマ20とを備え、また、コンパレータ19に基準値
(基準電圧)を与えるための抵抗26と、整流器15の
出力のフィルタ用の抵抗23及びコンデンサ24とを備
えている。
【0038】次に本実施例5の動作について説明する。
なお、前記実施例1の動作と重複するものは動作説明を
省略する。インバータ装置2の各相が健全な時、Iu+
Iv+Iw=In=0であるが、欠相によって出力アン
バランスが生じ、In≠0となる。Iu,Iv,Iwは
出力の相電流、Inは出力変圧器5の中性点電流であ
る。出力変圧器5の中性点に変流器21を設け、欠相が
生じたときに中性点に流れる電流Inを変流器21で検
出し、整流器15で整流し、抵抗23を介してコンパレ
ータ19の反転入力端子に入力する。コンパレータ19
では、反転入力端子の電圧と非反転入力端子の基準電圧
とを比較し、この比較結果値をタイマ20に与える。タ
イマ20は、比較結果値が所定レベル外で所定時間以上
続くことで欠相検知とし、PWMパルス発生回路12に
停止指令を与える。これによりPWMパルス発生回路1
2からのパルス送出は停止し、インバータ装置2の駆動
は停止される。
【0039】本実施例5によれば、インバータ装置2が
欠相したとき、出力変圧器5の中性点電流が変化するこ
とを利用してインバータ装置2の駆動を停止でき、した
がって、リアクトル3や出力変圧器5の異常発熱等によ
り装置の故障拡大を未然に防ぐことができる。また、本
実施例5によれば、検知個所は出力変圧器5の中性点の
みで済むので、欠相の判定に用いる部品点数が少なくて
済む。
【0040】実施例6.図9は、この発明の実施例6に
係る電力変換装置の構成を示すブロック図である。図9
において、図8に示す構成要素に相当するものには同一
の符号を付し、その説明を省略する。図9において、出
力変圧器5の中性点と接地点間に電圧発生手段としての
抵抗22が接続されている。この抵抗22の交流電圧が
整流器15で整流され、以下、前記実施例5と同様な動
作が行なわれる。したがって、本実施例6の場合も、前
記実施例5と同様な効果を得ることができる。
【0041】実施例7.図10は、この発明の実施例7
に係る電力変換装置の構成を示すブロック図である。図
10において、図1に示す構成要素に相当するものには
同一の符号を付し、その説明を省略する。本実施例7で
は、交流フィルタ回路36内のリアクタンス手段として
実施例1〜6に示すリアクトル3に代ってリーケージ付
インバータトランス25が設けられ、このリーケージ付
インバータトランス25の出力が負荷6及び変圧器14
の入力に接続されている。したがって、本実施例7では
前記実施例1〜6に示されるような出力変圧器5が設け
られておらず、その他の構成は実施例1と同様である。
上記リーケージ付インバータトランス25とは、漏れの
磁束で交流フィルタ回路36に使うリアクトル機能を合
せ持つ漏洩変圧器のことで、鉄心に一次巻線と二次巻線
を重ねて巻回し、両巻線間に絶縁性の磁性体間隙片を挿
入したものである。本実施例7の動作については前記実
施例1と同様であるので、説明を省略する。
【0042】以上のように本実施例7では、リアクトル
の代りにリーケージ付インバータトランス25を用いた
ので、出力変圧器を省略でき、これにより装置全体とし
て小型化を図ることができ、また、前記実施例1と同様
の効果を得ることができる。なお、本実施例7では、前
記実施例1の構成に基づいてリーケージ付インバータト
ランス25を設けたが、前記実施例2〜6の構成に基づ
いてリーケージ付インバータトランス25を設けても良
く、この場合も同様の効果が得られる。
【0043】
【発明の効果】以上のように第1の発明によれば、出力
変圧器の出力の三相交流電圧の瞬時電圧波形を検出する
瞬時電圧波形検出手段と、上記検出された瞬時電圧波形
に対応する三相交流を整流する整流手段と、上記整流し
て得られたアナログ三相電圧をデジタル値に変換するア
ナログ/デジタル変換手段と、上記変換されたデジタル
値の平均値を取り該平均値が所定レベル外で所定時間以
上続くことで欠相検知としインバータ装置を停止させる
ための停止指令をパルス発生回路に与える演算処理手段
とを設けて構成したので、インバータ装置が欠相したと
き、出力電圧整流値のレベルが変動することを利用し
て、インバータ装置の駆動を停止でき、したがってリア
クトルや出力変圧器の異常発熱等による装置の故障拡大
を未然に防ぐことができるという効果が得られる。
【0044】第2の発明によれば、出力変圧器の出力の
三相交流電圧の瞬時電圧波形を検出する瞬時電圧波形検
出手段と、上記検出された瞬時電圧波形に対応する三相
交流をデジタル値に変換するアナログ/デジタル変換手
段と、上記変換されたデジタル値を高速フーリェ変換し
てパワースペクトル処理を行い高調波実効値と歪率を算
出し該歪率が所定レベル以上で所定時間以上続くことで
欠相検知としインバータ装置を停止させるための停止指
令をパルス発生回路に与える演算処理手段とを設けて構
成したので、インバータ装置が欠相したとき、出力電圧
が歪むことを利用して、インバータ装置の駆動を停止で
き、したがってリアクトルや出力変圧器の異常発熱等に
よる装置の故障拡大を未然に防ぐことができるという効
果が得られる。
【0045】第3の発明によれば、出力変圧器の出力の
三相交流電圧の瞬時電圧波形を検出する瞬時電圧波形検
出手段と、上記検出された瞬時電圧波形に対応する三相
交流をデジタル値に変換するアナログ/デジタル変換手
段と、上記変換されたデジタル値により周波数を算出し
該周波数が所定レベル外で所定時間以上続くことで欠相
検知としインバータ装置を停止させるための停止指令を
パルス発生回路に与える演算処理手段とを設けて構成し
たので、インバータ装置が欠相したとき、出力電圧の高
周波成分が多くなり、見かけ上周波数が変化することを
利用して、インバータ装置の駆動を停止でき、したがっ
てリアクトルや出力変圧器の異常発熱等による装置の故
障拡大を未然に防ぐことができるという効果が得られ
る。
【0046】第4の発明によれば、出力変圧器の出力の
三相交流電圧の瞬時電圧波形を検出する瞬時電圧波形検
出手段と、基準三相交流正弦波電圧を発生する基準三相
交流正弦波電圧発生手段と、上記瞬時電圧波形検出手段
で検出された瞬時電圧波形に対応する三相交流正弦波電
圧と上記基準三相交流正弦波電圧発生手段からの基準三
相交流正弦波電圧との位相比較を行い該位相比較の結果
値が所定レベル外で所定時間以上続くことで欠相検知と
しインバータ装置を停止させるための停止指令をパルス
発生回路に与える位相比較手段とを設けて構成したの
で、インバータ装置が欠相したとき、出力電圧の高調波
成分が多くなると、出力電圧は見かけ上位相がずれ、基
準電圧と合わなくなることを利用して、インバータ装置
の駆動を停止でき、したがってリアクトルや出力変圧器
の異常発熱等による装置の故障拡大を未然に防ぐことが
できるという効果が得られる。
【0047】第5の発明によれば、出力変圧器の中性点
に流れる電流を検出する電流検出手段と、上記検出され
た電流を整流する整流手段と、この整流手段の出力値と
基準値とを比較する比較手段と、この比較手段による比
較結果値が所定レベル外で所定時間以上続くことで欠相
検知としインバータ装置を停止させるための停止指令を
パルス発生回路に与える欠相検知手段とを設けて構成し
たので、インバータ装置が欠相したとき、出力変圧器の
中性点電流が変化することを利用してインバータ装置の
駆動を停止でき、したがってリアクトルや出力変圧器の
異常発熱等による装置の故障拡大を未然に防ぐことがで
きるという効果が得られる。
【0048】第6の発明によれば、出力変圧器の中性点
に流れる電流により電圧を発生させる電圧発生手段と、
上記発生した電圧を整流する整流手段と、この整流手段
の出力値と基準値とを比較する比較手段と、この比較手
段による比較結果値が所定レベル外で所定時間以上続く
ことで欠相検知としインバータ装置を停止させるための
停止指令をパルス発生回路に与える欠相検知手段とを設
けて構成したので、インバータ装置が欠相したとき、出
力変圧器の中性点電圧が変化することを利用してインバ
ータ装置の駆動を停止でき、したがってリアクトルや出
力変圧器の異常発熱等による装置の故障拡大を未然に防
ぐことができるという効果が得られる。
【0049】第7の発明によれば、出力変圧器を省くと
ともに、交流フィルタ回路を構成するリアクタンス手段
としてリーケージ付インバータトランスを用い、このリ
ーケージ付インバータトランスの出力を出力変圧器の出
力の代りに接続するように構成したので、出力変圧器を
省略でき、これにより装置全体として小型化を図ること
ができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1に係る電力変換装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】 上記実施例1におけるマイクロコンピュータ
のプログラムの動作を示すフローチャートである。
【図3】 この発明の実施例2に係る電力変換装置の構
成を示すブロック図である。
【図4】 上記実施例2におけるマイクロコンピュータ
のプログラムの動作を示すフローチャートである。
【図5】 この発明の実施例3に係る電力変換装置の構
成を示すブロック図である。
【図6】 上記実施例3におけるマイクロコンピュータ
のプログラムの動作を示すフローチャートである。
【図7】 この発明の実施例4に係る電力変換装置の構
成を示すブロック図である。
【図8】 この発明の実施例5に係る電力変換装置の構
成を示すブロック図である。
【図9】 この発明の実施例6に係る電力変換装置の構
成を示すブロック図である。
【図10】 この発明の実施例7に係る電力変換装置の
構成を示すブロック図である。
【図11】 従来の電力変換装置の構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】 1 直流電源、2 インバータ装置、3 リアクトル
(リアクタンス手段)、4,24 コンデンサ、5 出
力変圧器、6 負荷、7 基準三相交流正弦波電圧発生
回路(基準三相交流正弦波電圧発生手段)、8 90°
進み回路、9 係数器、10 リミッタ、11 電流制
御増幅器、12 PWMパルス発生回路、13 電圧偏
差検出回路、14 変圧器(瞬時電圧波形検出手段)、
15 整流器(整流手段)、16 A/Dコンバータ、
17a,17b,17c マイクロコンピュータ(演算
処理手段)、18 位相比較器(位相比較手段)、19
コンパレータ(比較手段)、20 タイマ(欠相検知
手段)、21 変流器(電流検出手段)、22 抵抗
(電圧発生手段)、23,26 抵抗、25 リーケー
ジ付インバータトランス、31,35 変流器、32
加算器、33,34 減算器、36 交流フィルタ回
路。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流を三相交流に変換するインバータ装
    置と、このインバータ装置を駆動させるためのパルスを
    発生するパルス発生回路と、上記インバータ装置の出力
    に接続された交流フィルタ用のリアクタンス手段として
    のリアクトルおよび交流フィルタ用のコンデンサから成
    る交流フィルタ回路と、この交流フィルタ回路を介して
    上記インバータ装置の出力に接続され三相交流電力を負
    荷に供給する出力変圧器とを備えた電力変換装置におい
    て、上記出力変圧器の出力の三相交流電圧の瞬時電圧波
    形を検出する瞬時電圧波形検出手段と、上記検出された
    瞬時電圧波形に対応する三相交流を整流する整流手段
    と、上記整流して得られたアナログ三相電圧をデジタル
    値に変換するアナログ/デジタル変換手段と、上記変換
    されたデジタル値の平均値を取り該平均値が所定レベル
    外で所定時間以上続くことで欠相検知とし上記インバー
    タ装置を停止させるための停止指令を上記パルス発生回
    路に与える演算処理手段とを設けたことを特徴とする電
    力変換装置。
  2. 【請求項2】 直流を三相交流に変換するインバータ装
    置と、このインバータ装置を駆動させるためのパルスを
    発生するパルス発生回路と、上記インバータ装置の出力
    に接続された交流フィルタ用のリアクタンス手段として
    のリアクトルおよび交流フィルタ用のコンデンサから成
    る交流フィルタ回路と、この交流フィルタ回路を介して
    上記インバータ装置の出力に接続され三相交流電力を負
    荷に供給する出力変圧器とを備えた電力変換装置におい
    て、上記出力変圧器の出力の三相交流電圧の瞬時電圧波
    形を検出する瞬時電圧波形検出手段と、上記検出された
    瞬時電圧波形に対応する三相交流をデジタル値に変換す
    るアナログ/デジタル変換手段と、上記変換されたデジ
    タル値を高速フーリェ変換してパワースペクトル処理を
    行い高調波実効値と歪率を算出し該歪率が所定レベル以
    上で所定時間以上続くことで欠相検知とし上記インバー
    タ装置を停止させるための停止指令を上記パルス発生回
    路に与える演算処理手段とを設けたことを特徴とする電
    力変換装置。
  3. 【請求項3】 直流を三相交流に変換するインバータ装
    置と、このインバータ装置を駆動させるためのパルスを
    発生するパルス発生回路と、上記インバータ装置の出力
    に接続された交流フィルタ用のリアクタンス手段として
    のリアクトルおよび交流フィルタ用のコンデンサから成
    る交流フィルタ回路と、この交流フィルタ回路を介して
    上記インバータ装置の出力に接続され三相交流電力を負
    荷に供給する出力変圧器とを備えた電力変換装置におい
    て、上記出力変圧器の出力の三相交流電圧の瞬時電圧波
    形を検出する瞬時電圧波形検出手段と、上記検出された
    瞬時電圧波形に対応する三相交流をデジタル値に変換す
    るアナログ/デジタル変換手段と、上記変換されたデジ
    タル値により周波数を算出し該周波数が所定レベル外で
    所定時間以上続くことで欠相検知とし上記インバータ装
    置を停止させるための停止指令を上記パルス発生回路に
    与える演算処理手段とを設けたことを特徴とする電力変
    換装置。
  4. 【請求項4】 直流を三相交流に変換するインバータ装
    置と、このインバータ装置を駆動させるためのパルスを
    発生するパルス発生回路と、上記インバータ装置の出力
    に接続された交流フィルタ用のリアクタンス手段として
    のリアクトルおよび交流フィルタ用のコンデンサから成
    る交流フィルタ回路と、この交流フィルタ回路を介して
    上記インバータ装置の出力に接続され三相交流電力を負
    荷に供給する出力変圧器とを備えた電力変換装置におい
    て、上記出力変圧器の出力の三相交流電圧の瞬時電圧波
    形を検出する瞬時電圧波形検出手段と、基準三相交流正
    弦波電圧を発生する基準三相交流正弦波電圧発生手段
    と、上記瞬時電圧波形検出手段で検出された瞬時電圧波
    形に対応する三相交流正弦波電圧と上記基準三相交流正
    弦波電圧発生手段からの基準三相交流正弦波電圧との位
    相比較を行い該位相比較の結果値が所定レベル外で所定
    時間以上続くことで欠相検知とし上記インバータ装置を
    停止させるための停止指令を上記パルス発生回路に与え
    る位相比較手段とを設けたことを特徴とする電力変換装
    置。
  5. 【請求項5】 直流を三相交流に変換するインバータ装
    置と、このインバータ装置を駆動させるためのパルスを
    発生するパルス発生回路と、上記インバータ装置の出力
    に接続された交流フィルタ用のリアクタンス手段として
    のリアクトルおよび交流フィルタ用のコンデンサから成
    る交流フィルタ回路と、この交流フィルタ回路を介して
    上記インバータ装置の出力に接続され三相交流電力を負
    荷に供給する出力変圧器とを備えた電力変換装置におい
    て、上記出力変圧器の中性点に流れる電流を検出する電
    流検出手段と、上記検出された電流を整流する整流手段
    と、この整流手段の出力値と基準値とを比較する比較手
    段と、この比較手段による比較結果値が所定レベル外で
    所定時間以上続くことで欠相検知とし上記インバータ装
    置を停止させるための停止指令を上記パルス発生回路に
    与える欠相検知手段とを設けたことを特徴とする電力変
    換装置。
  6. 【請求項6】 直流を三相交流に変換するインバータ装
    置と、このインバータ装置を駆動させるためのパルスを
    発生するパルス発生回路と、上記インバータ装置の出力
    に接続された交流フィルタ用のリアクタンス手段として
    のリアクトルおよび交流フィルタ用のコンデンサから成
    る交流フィルタ回路と、この交流フィルタ回路を介して
    上記インバータ装置の出力に接続され三相交流電力を負
    荷に供給する出力変圧器とを備えた電力変換装置におい
    て、上記出力変圧器の中性点に流れる電流により電圧を
    発生させる電圧発生手段と、上記発生した電圧を整流す
    る整流手段と、この整流手段の出力値と基準値とを比較
    する比較手段と、この比較手段による比較結果値が所定
    レベル外で所定時間以上続くことで欠相検知とし上記イ
    ンバータ装置を停止させるための停止指令を上記パルス
    発生回路に与える欠相検知手段とを設けたことを特徴と
    する電力変換装置。
  7. 【請求項7】 直流を三相交流に変換するインバータ装
    置と、このインバータ装置を駆動させるためのパルスを
    発生するパルス発生回路と、上記インバータ装置の出力
    に接続された交流フィルタ用のリアクタンス手段として
    のリアクトルおよび交流フィルタ用のコンデンサから成
    る交流フィルタ回路と、この交流フィルタ回路を介して
    上記インバータ装置の出力に接続され三相交流電力を負
    荷に供給する出力変圧器とを備えた電力変換装置におい
    て、上記出力変圧器を省くとともに、上記交流フィルタ
    回路を構成するリアクタンス手段としてリーケージ付イ
    ンバータトランスを用い、このリーケージ付インバータ
    トランスの出力を上記出力変圧器の出力の代りに接続す
    るように構成したことを特徴とする請求項1又は2又は
    3又は4又は5又は6記載の電力変換装置。
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