JPH08331735A - 共同住宅に於けるコミュニケーションのための配線方法 - Google Patents

共同住宅に於けるコミュニケーションのための配線方法

Info

Publication number
JPH08331735A
JPH08331735A JP7158585A JP15858595A JPH08331735A JP H08331735 A JPH08331735 A JP H08331735A JP 7158585 A JP7158585 A JP 7158585A JP 15858595 A JP15858595 A JP 15858595A JP H08331735 A JPH08331735 A JP H08331735A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring
communication
branch
floor
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7158585A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Hosaka
博 保坂
Touhachirou Igarashi
十八郎 五十嵐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maeda Corp
Original Assignee
Maeda Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maeda Corp filed Critical Maeda Corp
Priority to JP7158585A priority Critical patent/JPH08331735A/ja
Publication of JPH08331735A publication Critical patent/JPH08331735A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 共同住宅に、複数のコミュニケーションのた
めの線を配線するに際し、打ち込み配管量を少なくする
ための技術を提供する。 【構成】 縦配線1は、共同住宅の下階から上階までの
各階を縦方向に貫く。この縦配線1には、コミュニケー
ションのための少なくとも二種の線が一体化している。
各コミュニケーションの線は、縦配線1から互いに異な
る階に分岐点72及び73を持ち、その分岐点からそれ
ぞれ各居室まで分岐させた分岐配線20及び30を用い
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、共同住宅に電話、イ
ンターホン等のコミュニケーションのための線の複数を
配線する技術に関する。
【0002】
【発明の背景】通信手段の発達した現在では、電話は日
常生活に欠かせないものである。一方、マンション等の
共同住宅に於いては、不審者の進入を防ぐ目的でオート
ロック方式が多く採用されるようになってきた。また、
最近では、ケーブルテレビ等も普及してきている。更
に、老人用マンションでは、ナースコール等が設置され
ているものもある。このように、特に共同住宅に於いて
は、各戸に複数のコミュニケーション手段のための配線
を敷設しなければならない場合がある。例えば、電話と
インターホンとの配線を備えているのは通例である。
【0003】このように、互いに異なるコミュニケーシ
ョンのための配線を敷設するとき、従来は、そのコミュ
ニケーションの手段ごとに、別個に配線工事が行われて
いる。そして、その配線の構造としては、各階を貫く縦
配線と、その縦配線から分岐した分岐配線とを備えるも
のが一般的であり、この分岐配線が各居室にまで連絡す
るようになっている。
【0004】こうした配線には、壁や床を貫く打ち込み
配管が必須である。従って、互いに異なるコミュニケー
ションのための配線を全く独立して敷設するとすれば、
打ち込み配管量が多く、非常に手間がかかるという問題
が生じる。また、別の問題として、打ち込み配管量が多
いと、構造上の断面欠損も大きくなり、断熱性、防音性
等の居住性を低下するという問題をも生じる。
【0005】
【発明の目的】このような事情を考慮し、この発明は、
共同住宅に複数のコミュニケーションのための配線をす
るに際し、互いに異なるものを一体化するという着想の
もとに、打ち込み配管量を少なくした配線方法を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するためには、複数のコミュニケーションのための配線
をするに際し、できるだけ打ち込み配管が共通になるよ
うにすればよいことに着眼した。更に、複数の配線を一
体化する点及び配線を分岐する等の作業性等を考量し、
次に示す発明を完成させた。
【0007】即ち、この発明は、共同住宅の各居室に対
し、互いに異なる少なくとも二種のコミュニケーション
のための配線をする方法に関する。具体的には、共同住
宅の下階から上階までの各階を縦方向に貫く縦配線と、
その縦配線から各居室まで延びる分岐配線を用いる配線
方法であって、次のA及びBの各点を備えることを特徴
とする。 A.上記縦配線は、コミュニケーションのための少なく
とも二種の線を一体化していること。 B.上記コミュニケーションのための線の一と他の線と
は、前記縦配線から互いに異なる階に分岐点をもつこ
と。
【0008】この発明は、複数階に亘り、しかも各階に
複数の居室を持つ、マンション、アパート等の共同住宅
を対象とする。また、コミュニケーションのための線に
は、電話線、インターホン用線、ケーブルテレビ、ナー
スコール等が挙げられる。
【0009】この発明は、下階から上階へ貫く縦配線
と、そこから分岐する分岐配線を用いる配線方法であ
る。特に、この発明における縦配線は、今までの縦配線
と異なり、コミュニケーションのための少なくとも二種
の線を一体化して構成する。異なる線を一体化すること
により、下階から上階にかけての打ち込み配管を共通に
することができる。従って、打ち込み配管量の減少が図
れる。また、一体化により、配線作業が一回でまとめて
できる。
【0010】一体化の方法には、二種以上の線を絶縁性
樹脂等でくるんで一本化する方法などが挙げられる。好
ましくは、二種以上の線と、ワイヤー等の支持線を一体
化したケーブルを用いて縦配線する。支持線を縦配線に
含ませることで、コミュニケーションのための線にかか
る荷重が軽減化され、縦配線の強度が増加する。
【0011】上記縦配線から分岐する分岐配線により、
各居室まで配線する。分岐点は、コミュニケーションの
ための線ごとに、互いに異なる階になるように設ける。
即ち、コミュニケーションのための線は、それぞれ所定
の階数毎に分岐点を設ける。そして、そこから当該階に
存する居室は勿論のこと、近隣の階の居室に向けて配線
する。例えば、一箇所の分岐点から二又は三階分の居室
に対する線を分岐する。従って、例えば、一箇所の分岐
点から二階分の居室に対する配線を分岐する場合に、コ
ミュニケーションのための線の一は奇数階に分岐点を設
け、他の線は偶数階に分岐点を設けることなどができ
る。特定の階に特定のコミュニケーションのための配線
の分岐点が位置するため、分岐配線の作業性が良いこと
は勿論のこと、工程管理などの点からも有利である。
【0012】このように配線することで、全体としてす
っきりとした配線ができる。作業性の点においても、扱
う線の数が減少するため効率の向上が図れる。また、あ
る特定の階が、他の階と比べて打ち込み配管量が多くな
るという不均衡を是正することができる。縦配線からの
分岐には、分岐のためのコネクタなどを用いて行うこと
ができる。
【0013】更には、やはり作業効率の向上の観点か
ら、分岐点における分岐方向をコミュニケーションのた
めの線ごとに違えることが好ましい。例えば、一の線は
右方向に分岐させ、他の線は左方向に分岐させるといっ
た様にである。
【0014】分岐点から近隣の階への分岐配線の配線に
際し、同一階に存する居室の分は一体化させて、目的と
する階まで貫通させることが好ましい。その方が打ち込
み配管量をより減少化させることができるからである。
また、そこからその階の各居室に向けて配線する訳であ
るが、各居室の直前で順に分岐させることもできる。ま
た、同一階に存する居室の数が多い場合には、一つの縦
配線が各階における特定の居室数を担当するように縦割
りし、縦配線を並列させることもできる。
【0015】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例を添付の図1
ないし図3を参照して説明する。図1はこの発明の一実
施例を表す概略図であり、図2はその一部の拡大図、図
3は上記図2のX−Y線における横断面図である。
【0016】この実施例では、7階建てのマンションの
各居室に電話及びインターホンを配線する。図1を参照
して、制御装置5から縦配線1を二本並列して配線する
(1A及び1B)。縦配線1からは、それぞれ電話用の
分岐配線20及びインターホン用の分岐配線30が分岐
している。縦配線1には、図3に参照されるように、電
話線2とインターホン用線3及びこれらを支持するワイ
ヤ4を樹脂で一体化したケーブルを用いる。
【0017】電話線2及びインターホン用線3は、複数
の電話線及びインターホン用線が一体化されたものであ
る。ワイヤ4についても電話線2及びインターホン用線
3を支持するのに十分な太さのものを必要な本数用い
る。複数のワイヤを用いた場合はこれを一体化し、それ
を更にケーブルとして、コミュニケーションのための線
2及び3と共に一体化する。
【0018】電話のための分岐点72は、4階及び7階
に設け、インターホンのための分岐点73は、3階及び
6階に設ける。各分岐点からは三階分の居室に対する線
を分岐する。このように、分岐点は、コミュニケーショ
ンのための線ごとに異なる階に分岐させることが好まし
い。また、電話用分岐配線20は縦配線1に対して左方
向に導き、インターホン用分岐配線30は右方向に導
く。
【0019】この分岐配線において、分岐点から各階へ
の分岐の方法は、各線に好適な方法を選択すればよい。
例えば、電話用分岐配線20の場合には、分岐点72の
存する階とその直下の階及び更にその下の階(分岐点か
ら二階分下の階)へと延びる。一方、インターホン用分
岐配線30の場合には、分岐点73の存する階とその上
階及び下階のへと延びる。図では省略してあるが、各階
に分岐した分岐配線は、それぞれの階の各居室まで配線
する。
【0020】図2を参照して、縦配線から分岐配線の分
岐の態様の一例について説明する。まず、電話用分岐配
線の分岐の態様は、分岐コネクタ6を用い、縦配線1か
ら電話線2を分離する。更に、分岐コネクタ6の内部に
て、電話線2から特定の電話線21、22、23を分岐
する。21〜23の各電話用分岐配線は、それぞれ特定
の階へ連絡する。一方、分岐コネクタ6により一端分離
された電話線2は、上方でバインダ8等を用いて再び他
の線と一体化させる。
【0021】インターホン用分岐配線の分岐に関して
も、電話の場合と同様に、分岐コネクタ6を用い、縦配
線1からインターホン用線3を分離する。更に、分岐コ
ネクタ6の内部にて、インターホン用線3から特定のイ
ンターホン用線31、32、33を分岐する。また、分
岐コネクタ6により一端分離されたインターホン用線3
は、再び他の線と一体化させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法による一実施例の配線態様を表す
概略図である。
【図2】上記実施例における分岐点の態様を説明するた
めの部分拡大図である。
【図3】図2のX−Y線における横断面図である。
【符号の説明】
1:縦配線 2:電話線 3:インターホン用線 4:ワイヤ(支持線) 6:分岐コネクタ 8:バインダ 20:電話用分岐配線 30:インターホン用分岐配線 72:電話用分岐点 73:インターホン用分岐点

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数階に亘り、しかも各階に複数の居室
    を持つ共同住宅に於いて、前記各居室に対し、互いに異
    なる少なくとも二種のコミュニケーションのための配線
    をとるに際し、 前記共同住宅の下階から上階までの各階を縦方向に貫く
    縦配線と、その縦配線から各居室まで延びる分岐配線を
    用いる配線方法であって、次のA及びBの各要件を備え
    る配線方法。 A.前記縦配線は、前記コミュニケーションのための少
    なくとも二種の線を一体化していること。 B.前記コミュニケーションのための線の一と他の線と
    は、前記縦配線から互いに異なる階に分岐点を持つこ
    と。
  2. 【請求項2】 前記縦配線は、前記コミュニケーション
    のための少なくとも二種の線とこれらを支持する支持線
    とを一体化したケーブルから構成されている、請求項1
    記載の配線方法。
  3. 【請求項3】 前記コミュニケーションのための一の線
    の分岐点を奇数階に、コミュニケーションのための他の
    線の分岐点を偶数階にそれぞれ配置する、請求項1又は
    2記載の配線方法。
  4. 【請求項4】 前記コミュニケーションのための線の一
    が電話線であり、他がインターホン用線である、請求項
    1から3のいずれか一に記載の配線方法。
JP7158585A 1995-05-31 1995-05-31 共同住宅に於けるコミュニケーションのための配線方法 Pending JPH08331735A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7158585A JPH08331735A (ja) 1995-05-31 1995-05-31 共同住宅に於けるコミュニケーションのための配線方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7158585A JPH08331735A (ja) 1995-05-31 1995-05-31 共同住宅に於けるコミュニケーションのための配線方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08331735A true JPH08331735A (ja) 1996-12-13

Family

ID=15674912

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7158585A Pending JPH08331735A (ja) 1995-05-31 1995-05-31 共同住宅に於けるコミュニケーションのための配線方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08331735A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1148423A (zh) 低隆起轮廓地板的接线盒
KR20050099950A (ko) 집합건물에 채용하기 적합한 케이블 배전박스 구조
JPH08331735A (ja) 共同住宅に於けるコミュニケーションのための配線方法
JP3053274B2 (ja) 集合住宅の電気配線システム
CN1249477C (zh) 用于建筑物的光纤通信电缆的布线
JP4215464B2 (ja) エレベータ昇降路配線
KR200403539Y1 (ko) 집합건물에 채용하기 적합한 케이블 배전박스 구조
JP2570833B2 (ja) 室内配線方法
JPH10155221A (ja) ビルの垂直幹線の布設方法
JP3819961B2 (ja) 弱電用複合プレハブケーブル
WO1987007985A1 (en) Flat cable transmission system
KR100993946B1 (ko) 공동주택 정보통신 리모델링용 수평배선구조 및 그 방법
SE529233C2 (sv) Väggmodul och flervåningsbyggnad med väggmodul
JP2591366Y2 (ja) Tv共聴用同軸ブランチケーブル
JP2003171984A (ja) ユニット式建物の配線方法
JP3146100B2 (ja) ユニット式集合住宅の電線の配線方法
JP3025882U (ja) ケーブル配線システム
JPH02307313A (ja) ケーブル配線構造及びその方法
JPH01291615A (ja) 情報通信用配線路
JPH10309022A (ja) ビル用配線ユニットとそれを用いたビル内配線方法
JPH11187561A (ja) 幹線用同軸ケーブル
JPH08191530A (ja) 分岐付電力ケーブルの施工方法
JPS6223311A (ja) フラツトフロアケ−ブルを用いた配線システム
JP3005206U (ja) プレハブ分岐同軸ケ−ブル
JPH1070805A (ja) 屋内配線方法及び屋内配線ユニット