JP3146100B2 - ユニット式集合住宅の電線の配線方法 - Google Patents
ユニット式集合住宅の電線の配線方法Info
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Description
おける電線の配線方法に関する。
を現場で組合わせることにより建てられたユニット式集
合住宅において、各戸用および各階共用の電線の配線
は、最下階から最上階の建物ユニットがすべて設置され
た後、現場で、最下階から最上階の建物ユニットに至る
縦幹線用電線を配線するとともに、この縦幹線用電線を
それぞれ電源電線に接続し、かつ、この縦幹線用電線に
それぞれ各階の各戸用および各階共用の横幹線用電線を
接続して行っている。
法による建物は、部品の共通化を図るとともに現場作業
を極力少なくして施工効率を高めようとするためのもの
である。しかし、前述のようなユニット式集合住宅の電
線の配線線方法では、縦幹線用電線および横幹線用電線
の配線のために多くの手間と時間がかかり、現場作業が
増え、施工効率が悪いという問題があった。
い手間と時間で行え、これによって施工効率の向上が図
れるユニット式集合住宅の電線の配線方法を提供するこ
とにある。
集合住宅の電線の配線方法は、ユニット式集合住宅を構
成する複数の最上階建物ユニットにそれぞれ最下階建物
ユニットまで達する長さの縦幹線用電線を予め配置して
おくとともに、前記最下階建物ユニットに、隣接する最
下階建物ユニットに達する長さの横幹線用電線を予め配
置しておき、前記最下階建物ユニットから前記最上階建
物ユニットまでを順次組み合わせた後、これらの最上階
建物ユニットから前記縦幹線用電線を前記各建物ユニッ
トに上下に連続して設けられたパイプスペースに垂下さ
せて前記各建物ユニットに配線するとともに、前記横幹
線用電線を水平に延ばし、前記各縦幹線用電線に接続す
ることを特徴とするものである。
法において、前記複数の縦幹線用電線はそれぞれ紐状の
ガイド部材に装着されこのガイド部材の上端が前記最上
階建物ユニットに取付けられるとともに、前記ガイド部
材と共に垂下されるものであってもよく、さらに、前記
各縦幹線用電線には前記最下階から前記最上階までの全
部の建物ユニット用の電線分岐線が設けられるととも
に、前記各縦幹線用電線のいずれか一つには前記最下階
から前記最上階の建物ユニットにおける各階の共用灯用
電線分岐線が設けられていてもよい。
それぞれの最下階建物ユニットまで達する長さの縦幹線
用電線を予め配置してあり、また、最下階建物ユニット
に、これに隣接する他の最下階建物ユニットまで達する
長さの横幹線用電線を予め配置してあり、現場ではこれ
らの縦幹線用電線をパイプスペースに垂下させるととも
に、縦,横の縦幹線用電線を接続するだけで各建物ユニ
ットの上下の配線が行えるので、現場での配線作業が少
なくなり、施工効率が向上する。
明する。図1〜3には、本実施例に係るユニット式集合
住宅の電線の配線方法が適用されたユニット式集合住宅
1が示されている。このユニット式集合住宅1は、基礎
2の上に設置された複数の最下階(1階)建物ユニット
3,4,5と、これらの建物ユニット3,4,5の上に
設置された複数の上階(2階)建物ユニット6,7,8
と、これらの建物ユニット6,7,8の上に設置された
複数の最上階(3階)建物ユニット9,10,11とを
組合わせた3階建てとなっている。
下方向にパイプスペース3A〜11Aが形成されてお
り、このうちパイプスペース3A,6A,9Aは上下に
配置した建物ユニット3,6,9において、パイプスペ
ース4A,7A,10Aは上下に配置した建物ユニット
4,7,10において、パイプスペース5A,8A,1
1Aは上下に配置した建物ユニット5,8,11におい
て、それぞれ最上階から最下階まで連続している。
示すように、紐状のガイド部材19に装着されるととも
に、それぞれ各階の各戸用の電力を供給できる電線を束
ねて形成された縦幹線用電線16,17,18が、ガイ
ド部材19と共に図1に示すように巻かれる等して配置
されており、これらの縦幹線用電線16〜18の長さ
は、最上階建物ユニット9〜11から最下階建物ユニッ
ト3〜5まで達する長さに形成されている。なお、縦幹
線用電線16には、各階共用のための電力を供給できる
共用電線も束ねられている。そして、これらの縦幹線用
電線16〜18は、ガイド部材19の上端をパイプスペ
ース9A,10A,11Aの上部近傍に取付けた支持具
であるフック12に引掛けることにより、最上階建物ユ
ニット9〜11に取付けられている。
ように、最上階建物ユニット9〜11において各戸用の
電線分岐線20,21,22が、上階建物ユニット6〜
8において各戸用の電線分岐線23,24,25が、最
下階3〜5において各戸用の電線分岐線26,27,2
8がそれぞれ分岐されている。また、縦幹線用電線16
には、最上階9〜11の例えば外廊下等に使用する共用
灯等用の電線分岐線29、上階6〜8の共用灯等用の電
線分岐線30、最下階3〜5の共用灯等用の電線分岐線
31がそれぞれ予め分岐されている。
は、最下階建物ユニット3〜5の上に上階建物ユニット
6〜8を配置し、さらに上に最上階建物ユニット9〜1
1を配置してすべての建物ユニット3〜11を組合わせ
た後、図2に示すように、最上階建物ユニット9〜11
のパイプスペース9A,10A,11Aから最下階建物
ユニット3〜5に向けてガイド部材19と共に垂下され
るようになっており、さらに、垂下した先端を最下階建
物ユニット3〜5のパイプスペース3A,4A,5Aの
下部に取付けた後述する電線接続具であるコンセント3
3に接続できるようになっている。なお、縦幹線用電線
16と接続されるコンセント33には、図示しない電柱
等からの電源電線34が接続されるようになっている。
ト3,4には、前記縦幹線用電線16〜18と同様に紐
状のガイド部材(図略)に装着され、それぞれ各階の各
戸用の電力を供給できる電線を束ねて形成された横幹線
用電線36,37が、それぞれ一端をコンセント33に
接続して、かつ、巻かれる等して配置されている。これ
らの横幹線用電線36,37は、図3に示すように、す
べての建物ユニット3〜11を組合わせ、前記縦幹線用
電線16〜18がパイプスペース3A,4A,5A内に
垂下された後、例えば床下等から水平に延ばされて隣り
の最下階建物ユニット4,5のコンセント33に接続で
きるようになっており、これにより、ユニット式建物2
の横方向の配線が行われるようになっている。また、横
幹線用電線36,37がコンセント33に接続されたと
き、これらの電線36,37から縦幹線用電線17,1
8に電気が供給されるようになっている。
縦幹線用電線16〜18を簡単に装着できる接続部材3
3Aと、電源電線34と横幹線用電線36および横幹線
用電線36と37を簡単に装着できる接続部材33Bと
で形成され、このような両接続部材33A,33Bを連
結できるようになっている。
配線方法を説明する。予め工場で、最上階建物ユニット
9〜11に、ガイド部材19の上端部をフック12に引
掛けておいて縦幹線用電線16〜18を巻く等して配置
しておくとともに、最下階建物ユニット3〜5にはコン
セント33を取付け、さらに横幹線用電線36,37を
巻く等して配置しておく。このとき、横幹線用電線36
の一端は建物ユニット3のコンセント33と接続され、
横幹線用電線37の一端は建物ユニット4のコンセント
33と接続されている。また、縦幹線用電線16におけ
る各階の共用灯等用の分岐線29,30,31は、それ
ぞれの階に相当する部分で縦幹線用電線16に巻き付け
ておく。
置した後、引き続き、上階建物ユニット6〜8および最
上階建物ユニット9〜11をそれぞれ設置し、この後、
巻いて配置してある各縦幹線用電線16〜18を、パイ
プスペース9A,10A,11Aから最下階建物ユニッ
ト3〜5に向けてガイド部材19と共に垂下させ、それ
ぞれの端部をコンセント33に接続する。それととも
に、一端がコンセント33に接続されている横幹線用電
線36を水平に延ばして、その他端を最下階建物ユニッ
ト4のコンセント33に接続するとともに、一端がコン
セント33に接続されている横幹線用電線37を水平に
延ばして、その他端を最下階建物ユニット5のコンセン
ト33に接続する。このとき、最下階建物ユニット3の
コンセント33には電柱等からの電源電線34も接続す
る。
効果がある。すなわち、上下方向に連続する各建物ユニ
ット3,6,9と、4,7,8および5,8,11用の
縦幹線用電線16〜18を、予め最上階建物ユニット9
〜11に配置してあり、これらの縦幹線用電線16〜1
8は、ユニット式建物1を組立てた後にパイプスペース
9A,10A,11Aから最下階建物ユニット3〜5に
向けて垂下させるとともに、先端をコンセント33に接
続すれば、ユニット式建物1における上下方向の配線が
完了することになり、このため、現場での配線作業を少
ない手間と時間で行えて施工効率が向上する。
ニット式建物1における横方向の配線となる横幹線用電
線36,37が、予め配置されており、すべての建物ユ
ニット3〜11を設置した後、横幹線用電線36,37
を水平方向に延ばしてそれぞれ隣りの最下階建物ユニッ
ト4,5のコンセント33に接続すれば、ユニット式建
物1における横方向の配線が完了することになり、この
ため、この場合にも現場での配線作業を少ない手間と時
間で行えて施工効率が向上する。
用の電線分岐線20,23,26と各階共用灯等用の分
岐線29,30,31とが、縦幹線用電線17には各階
の各戸用の電線分岐線21,24,27が、また縦幹線
用電線18には各階の各戸用の電線分岐線22,25,
28が予めそれぞれ分岐されており、現場では、これら
を各戸に取付けられているコンセント等に接続するだけ
でよいので、配線が容易となるとともに、現場での配線
作業を少ない手間と時間で行えて施工効率が向上する。
ものではなく、本発明の目的を達成できる範囲であれば
次に示すような変形例を含むものである。例えば、前記
実施例で縦幹線用電線16〜18は、各階の各戸用の電
線を束ねてガイド部材19に装着して構成されている
が、これに限らず、各階の各戸および各階共用の電力を
供給可能な太さのケーブルとし、このケーブルに各階の
各戸および各階共用の分岐線を接続するようにしてもよ
い。
7は、全部の建物ユニット3〜11が設置されて縦幹線
用電線16〜18が垂下された後、電線16〜18をコ
ンセント33に接続するとともに、水平に伸ばして隣り
の最下階建物ユニット4,5のコンセント33に接続し
たが、これに限らず、例えば最下階建物ユニット3,
4,5が設置されたときにそれぞれ水平に伸ばして隣り
の最下階建物ユニット4,5のコンセント33に接続
し、この後、上階6〜8および最上階9〜11の各建物
ユニットを設置してもよい。
線方法によれば、最上階建物ユニットに最下階建物ユニ
ットまで達する長さの縦幹線用電線が予め配置され、ま
た、最下階建物ユニットに、これに隣接する最下階建物
ユニットに達する長さの横幹線用電線が予め配置されて
おり、現場では、縦幹線用電線をパイプスペースに垂下
させるとともに、縦、横の幹線用電線を接続するだけで
各建物ユニットの上下の配線が行えるので、現場での配
線作業を少ない手間と時間で行え、このため、施工効率
が向上するという効果がある。
表し、縦幹線用電線および横幹線用電線が配置された状
態を示す全体図である。
た状態を示す全体図である。
す全体図である。
す正面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 ユニット式集合住宅を構成する複数の最
上階建物ユニットにそれぞれ最下階建物ユニットまで達
する長さの縦幹線用電線を予め配置しておくとともに、
前記最下階建物ユニットに、隣接する最下階建物ユニッ
トに達する長さの横幹線用電線を予め配置しておき、前
記最下階建物ユニットから前記最上階建物ユニットまで
を順次組み合わせた後、これらの最上階建物ユニットか
ら前記縦幹線用電線を前記各建物ユニットに上下に連続
して設けられたパイプスペースに垂下させて前記各建物
ユニットに配線するとともに、前記横幹線用電線を水平
に延ばし、前記各縦幹線用電線に接続することを特徴と
するユニット式集合住宅の電線の配線方法。 - 【請求項2】 請求項1記載のユニット式集合住宅の電
線の配線方法において、前記複数の縦幹線用電線のうち
の一つの縦幹線用電線と電源電線側との接続、および前
記他の縦幹線用電線と前記各横幹線用電線との接続は、
それぞれ電線接続具を介して行うことを特徴とするユニ
ット式集合住宅の電線の配線方法。 - 【請求項3】 請求項1または2記載のユニット式集合
住宅の電線の配線方法において、前記複数の縦幹線用電
線はそれぞれ紐状のガイド部材に装着され、このガイド
部材の上端が前記最上階建物ユニットに取付けられると
ともに、前記縦幹線用電線は前記ガイド部材と共に垂下
されることを特徴とするユニット式集合住宅の電線の配
線方法。 - 【請求項4】 請求項1〜3記載のいずれかのユニット
式集合住宅の電線の配線方法において、前記各縦幹線用
電線には前記最下階から前記最上階までの建物ユニット
用の電線分岐線が設けられるとともに、前記各縦幹線用
電線の少なくともいずれか一つには前記最下階から前記
最上階の建物ユニットにおける各階の共用電線分岐線が
設けられていることを特徴とするユニット式集合住宅の
電線の配線方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33225893A JP3146100B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | ユニット式集合住宅の電線の配線方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33225893A JP3146100B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | ユニット式集合住宅の電線の配線方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07193937A JPH07193937A (ja) | 1995-07-28 |
JP3146100B2 true JP3146100B2 (ja) | 2001-03-12 |
Family
ID=18252941
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33225893A Expired - Fee Related JP3146100B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | ユニット式集合住宅の電線の配線方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3146100B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102211221B1 (ko) * | 2018-12-18 | 2021-02-02 | 정동영 | 튀김장치 |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP33225893A patent/JP3146100B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102211221B1 (ko) * | 2018-12-18 | 2021-02-02 | 정동영 | 튀김장치 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07193937A (ja) | 1995-07-28 |
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