JPH0833166A - 車両用ドアハーネス配索構造 - Google Patents

車両用ドアハーネス配索構造

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JPH0833166A
JPH0833166A JP6160290A JP16029094A JPH0833166A JP H0833166 A JPH0833166 A JP H0833166A JP 6160290 A JP6160290 A JP 6160290A JP 16029094 A JP16029094 A JP 16029094A JP H0833166 A JPH0833166 A JP H0833166A
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door
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grommet
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Sadahisa Endo
禎久 遠藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数及び取付工数の削減を図ることがで
きると共に、作業性の良好な車両用ドアハーネス配索構
造を提供する。 【構成】 ドアインナパネル13のドアヒンジ取付部側
の側面部15にスライド溝15aを形成する一方、前記
ドアハーネス14を挿通した防水グロメット16の防水
グロメット本体17は、弾性変形可能な材料で形成さ
れ、前記スライド溝15aに水密状態でスライド嵌合さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両用ドアにドアハ
ーネスを配索する構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からこの種のものとしては、例えば
実開平6ー18097号公報に記載の図6に示すような
ものがある。
【0003】これは、ドアパネル1のドアヒンジ側の側
面部2(車幅方向に沿う側面部)に凹溝3が形成され、
この凹溝3に合成樹脂製の取付具4がネジ5止めされる
ようになっている。この取付状態で、取付具4と側面部
2とが面一となるようになっている。そして、この取付
具4にハーネス6が挿通され、車体側に向かって導出さ
れるようになっている。また、この取付具4には、表部
防水シート7及び側部防水シート8が設けられ、この表
部防水シート7上にウエザストリップ9が配設されてい
る。
【0004】このように防水シート7,8を設けること
により、取付具4と側面部2との間のシール性を確保す
るようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のものにあっては、ドアパネル1と取付具4と
のシール性を確保するため、側面部2に凹溝3を形成
し、この凹溝3に取付具4を取り付けて側面部2と取付
具4とを略面一にすると共に、各防水シート7,8を設
けている。従って、防水シート7,8を設けていること
から、部品点数が増加すると共に、これらシート7,8
の配設作業工数が増加する。また、取付具4は、ネジ5
により取り付けるようにしているため作業性が悪い、と
いう問題がある。
【0006】そこで、この発明は、部品点数及び取付工
数の削減を図ることができると共に、作業性の良好な車
両用ドアハーネス配索構造を提供することを課題として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された発
明は、車両のドア開口を開閉するドアのドアパネルの車
室内側にドアトリムが配設され、該ドアトリムとドアパ
ネルとの間にドアハーネスが挿通されると共に、該ドア
ハーネスがドアヒンジ取付部側から車体側に導出された
車両用ドアハーネス配索構造において、前記ドアパネル
のドアヒンジ取付部側の側面部に、車幅方向に沿うスラ
イド溝を形成し、該スライド溝に、前記ドアハーネスを
挿通した防水グロメットをスライド嵌合させて配設し、
該防水グロメットは、弾性変形可能な材料で形成されて
前記スライド溝に水密状態でスライド嵌合されるグロメ
ット本体を有する車両用ドアハーネス配索構造としたこ
とを特徴としている。
【0008】請求項2に記載された発明は、前記防水グ
ロメットは、グロメット本体内に板状の芯材を有するこ
とを特徴としている。
【0009】
【作用】かかる発明によれば、ドアハーネスが挿通され
た防水グロメットを、ドアパネルのドアヒンジ取付部側
の側面部に形成されたスライド溝にスライド嵌合させる
ことにより、ドアハーネスを配索するようにしている。
【0010】従って、防水グロメットをスライド嵌合さ
せるだけで取付けが完了するため、作業性が極めて良好
である。また、弾性変形可能なグロメット本体を弾性変
形させてドアインナパネルとの水密性を確保しているた
め、従来のように複数の防水シートを設ける必要なくシ
ール性を確保することができる。従って、防水シートの
部品点数及び配索工数の削減を図ることができる。
【0011】
【実施例】以下、この発明を実施例に基づいて説明す
る。
【0012】図1乃至図5は、この発明の一実施例を示
すものである。
【0013】まず構成を説明すると、図中符号11は車
両のサイドドアで、このドア11は車体のドア開口を開
閉するようになっている。このサイドドア11は、車外
側にドアアウタパネル12が設けられ、車内側にドアイ
ンナパネル13が設けられ、更に、このドアインナパネ
ル13の車室内側には図示省略のドアトリムが配設され
ている。
【0014】そして、このドアトリムとドアインナパネ
ル13との間に、ドアハーネス14が挿通されて、この
ドアハーネス14がドアヒンジ取付部側から車体側に導
出されるようになっている。
【0015】具体的には、ドアインナパネル13のドア
ヒンジ取付部側の側面部15には、図1に示すように、
車幅方向に沿うスライド溝15aが形成されている。こ
のスライド溝15aにドアハーネス14を挿通した防水
グロメット16がスライド嵌合されるようになってい
る。そして、図2に示すように、この防水グロメット1
6の上側を通ってウエザストリップ20が配設されてい
る。このウエザストリップ20により、図示省略の車体
ドア開口周縁部との間がドア閉時にシールされるように
なっている。
【0016】より詳しくは、そのスライド溝15aは、
一対のスリット15bが形成されて、その間の部分が凹
まされることにより、溝底部15cが形成されると共
に、その防水グロメット16が挿入される一対の切欠部
15dが形成されている。
【0017】また、防水グロメット16は、弾性変形可
能な材料、この実施例ではゴム材料で形成されたグロメ
ット本体17と、このグロメット本体17にインサート
成形された剛性を有する板状の芯材18とから構成され
ている。
【0018】このグロメット本体17は、図1に示すよ
うに、ドアインナパネル13の両切欠部15dにスライ
ド嵌合される一対の嵌合部17aが上下に形成されてい
る。この嵌合状態では、グロメット本体17の裏面部1
7eが溝底部15cに面接触されると共に、表面部17
cが側面部15の一般面15eと面一となるように設定
されている。この表面部17cの上下幅H1は、図1に
示すように、スライド溝15aの上下幅H2と等しく設
定されている。
【0019】また、この裏面部17eには、ドアハーネ
ス14が挿通される収納凹部17eが形成されると共
に、ウエザストリップ20より車外側部分には、ドアハ
ーネス14の丸く束ねた集束部14aが挿通される筒部
17fが車両前方に延設されている。
【0020】また、芯材18は、合成樹脂製で所定の剛
性を有し、図5に示すように四角形の板状を呈し、ドア
ハーネス14が挿通される開口18aが形成されてい
る。
【0021】次に、ドアハーネス14の配索方法につい
て説明する。
【0022】図1に示す状態から、ドアハーネス14を
グロメット本体17の収納凹部17eに挿入すると共
に、ドアハーネス14の集束部14aをグロメット本体
17の筒部17fに挿入する。
【0023】その後、この防水グロメット16の嵌合部
17aを切欠部15dに挿入してスライド嵌合させる。
これで、防水グロメット16は、側面部15の溝端縁部
15gと溝底部15cとの間で挟持された状態となり、
グロメット本体17が弾性変形するため、ドアインナパ
ネル13との密着性が向上して水密状態が確保される。
【0024】また、芯材18がインサートされているた
め、折れ曲がることなく、スライド嵌合の作業時等の取
扱い性も確保できる。
【0025】次いで、この防水グロメット16の表面部
17cと側面部15の一般面15eとに渡ってウエザス
トリップ20を接着により配設すると共に、図示省略の
ドアトリムを配設する。
【0026】これによれば、防水グロメット16をスラ
イド嵌合させるだけで取付けが完了するため、作業性が
極めて良好である。また、弾性変形可能なグロメット本
体17を弾性変形させてドアインナパネル13との水密
性を確保しているため、従来のように複数の防水シート
7,8を設ける必要なくシール性を確保することができ
る。従って、防水シート7,8の部品点数及び配索工数
の削減を図ることができる。
【0027】なお、この発明の実施例を図面に基づいて
説明してきたが、具体的な構成は、この実施例に限られ
るものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設
計変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、グ
ロメット本体17の材料はゴム材料に限らず、弾性変形
可能であれば、樹脂材料等でも良い。
【0028】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、防水グロメットをスライド嵌合させるだけで取付
けが完了するため、作業性が極めて良好である。また、
弾性変形可能なグロメット本体を弾性変形させてドアイ
ンナパネルとの水密性を確保しているため、従来のよう
に複数の防水シートを設ける必要なくシール性を確保す
ることができる。従って、防水シートの部品点数及び配
索工数の削減を図ることができる、という実用上有益な
効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】同実施例を示すドアハーネス配設状態の斜視図
である。
【図3】同実施例を示す図2のA−A線に沿う断面図で
ある。
【図4】同実施例を示す図2のB−B線に沿う断面図で
ある。
【図5】同実施例を示す芯材の斜視図である。
【図6】従来例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
11 サイドドア(ドア) 13 ドアインナパネル(ドアパネル) 14 ドアハーネス 15 側面部 15a スライド溝 16 防水グロメット 17 グロメット本体 18 芯材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のドア開口を開閉するドアのドアパ
    ネルの車室内側にドアトリムが配設され、該ドアトリム
    とドアパネルとの間にドアハーネスが挿通されると共
    に、該ドアハーネスがドアヒンジ取付部側から車体側に
    導出された車両用ドアハーネス配索構造において、 前記ドアパネルのドアヒンジ取付部側の側面部に、車幅
    方向に沿うスライド溝を形成し、該スライド溝に、前記
    ドアハーネスを挿通した防水グロメットをスライド嵌合
    させて配設し、 該防水グロメットは、弾性変形可能な材料で形成されて
    前記スライド溝に水密状態でスライド嵌合されるグロメ
    ット本体を有することを特徴とする車両用ドアハーネス
    配索構造。
  2. 【請求項2】 前記防水グロメットは、グロメット本体
    内に板状の芯材を有することを特徴とする請求項1記載
    の車両用ドアハーネス配索構造。
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