JPH0833158B2 - 能力制御コンプレツサ - Google Patents
能力制御コンプレツサInfo
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- JPH0833158B2 JPH0833158B2 JP62038456A JP3845687A JPH0833158B2 JP H0833158 B2 JPH0833158 B2 JP H0833158B2 JP 62038456 A JP62038456 A JP 62038456A JP 3845687 A JP3845687 A JP 3845687A JP H0833158 B2 JPH0833158 B2 JP H0833158B2
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- Japan
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- pressure
- slider
- pressure chamber
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C28/00—Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids
- F04C28/10—Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids characterised by changing the positions of the inlet or outlet openings with respect to the working chamber
- F04C28/14—Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids characterised by changing the positions of the inlet or outlet openings with respect to the working chamber using rotating valves
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
- B60H1/00—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
- B60H1/32—Cooling devices
- B60H1/3204—Cooling devices using compression
- B60H1/3223—Cooling devices using compression characterised by the arrangement or type of the compressor
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B49/00—Control, e.g. of pump delivery, or pump pressure of, or safety measures for, machines, pumps, or pumping installations, not otherwise provided for, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B47/00
- F04B49/22—Control, e.g. of pump delivery, or pump pressure of, or safety measures for, machines, pumps, or pumping installations, not otherwise provided for, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B47/00 by means of valves
- F04B49/24—Bypassing
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F7/00—Casings, e.g. crankcases or frames
- F02F7/006—Camshaft or pushrod housings
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動車用冷房装置等に供せられる能力制御コ
ンプレッサの改良に関するものである。
ンプレッサの改良に関するものである。
従来の技術 近年、自動車用冷房装置においても、省動力や快適性
の向上などを目的として可変容量タイプのコンプレッサ
を使用するようになってきており、さらにレシプロ式に
比してコンパクト性及び静粛性において優れたロータリ
ー式のコンプレッサにおいても、1986年にシリンダバイ
パス方式による容量可変コンプレッサが発売された。そ
の構造と制御機構を第５図に基づいて説明すると、シリ
ンダー側の側板内に形成された円筒状案内空間41に沿っ
て滑動自在にスプール弁42が配設されるとともに、この
スプール弁42はスプリング43にて、シリンダ内の高圧側
と円筒状案内通路41内とを連通する２個のバイパス孔44
を開放する方向に付勢されており、シリンダからバイパ
ス孔44を通って流出したガスが側板に隣接して配設され
た吸入室45に戻るように構成されている。そして、前記
バイパス孔44の開度調整は、円筒状案内空間41の前記ス
プリング43を配置した空間とは反対側の圧力制御室46の
圧力を圧力制御器47にて調整することによって行い、吸
入室45の圧力を所定値に維持するように構成されてい
る。
の向上などを目的として可変容量タイプのコンプレッサ
を使用するようになってきており、さらにレシプロ式に
比してコンパクト性及び静粛性において優れたロータリ
ー式のコンプレッサにおいても、1986年にシリンダバイ
パス方式による容量可変コンプレッサが発売された。そ
の構造と制御機構を第５図に基づいて説明すると、シリ
ンダー側の側板内に形成された円筒状案内空間41に沿っ
て滑動自在にスプール弁42が配設されるとともに、この
スプール弁42はスプリング43にて、シリンダ内の高圧側
と円筒状案内通路41内とを連通する２個のバイパス孔44
を開放する方向に付勢されており、シリンダからバイパ
ス孔44を通って流出したガスが側板に隣接して配設され
た吸入室45に戻るように構成されている。そして、前記
バイパス孔44の開度調整は、円筒状案内空間41の前記ス
プリング43を配置した空間とは反対側の圧力制御室46の
圧力を圧力制御器47にて調整することによって行い、吸
入室45の圧力を所定値に維持するように構成されてい
る。
又、本出願人は先に、第６図に示すように、シリンダ
ー側のプレートに円弧状案内空間51を形成し、この円弧
状案内空間51にシリンダ内の高圧側に連通するリターン
ポート群52を開口するとともに、シリンダ内の低圧側に
連通するリターン通路出口53を開口し、前記円弧状案内
空間51内を滑動するスライダ54を設けるとともに、この
スライダ54に前記リターンポート群52を閉鎖又は開放す
る開口部55を形成するとともにこの開口部55をリターン
通路出口53側の円弧状案内通路51に連通する連通路56を
形成し、かつスライダ54をリターン通路出口53とは反対
側に付勢してリターンポート群52を閉鎖するように円弧
状案内通路51にスプリング57を配置し、円弧状案内空間
51のスプリング配置側とは反対側の圧力室58内の圧力を
制御する圧力制御器59を設けた能力制御コンプレッサを
提案した。
ー側のプレートに円弧状案内空間51を形成し、この円弧
状案内空間51にシリンダ内の高圧側に連通するリターン
ポート群52を開口するとともに、シリンダ内の低圧側に
連通するリターン通路出口53を開口し、前記円弧状案内
空間51内を滑動するスライダ54を設けるとともに、この
スライダ54に前記リターンポート群52を閉鎖又は開放す
る開口部55を形成するとともにこの開口部55をリターン
通路出口53側の円弧状案内通路51に連通する連通路56を
形成し、かつスライダ54をリターン通路出口53とは反対
側に付勢してリターンポート群52を閉鎖するように円弧
状案内通路51にスプリング57を配置し、円弧状案内空間
51のスプリング配置側とは反対側の圧力室58内の圧力を
制御する圧力制御器59を設けた能力制御コンプレッサを
提案した。
発明が解決しようとする問題点 ところが、第５図の構成ではスプリング43にてスプー
ル弁42を付勢し、第６図の構成ではスプリング57にてス
ライダ54を付勢しており、これらスプリング43、57の伸
縮繰り返し頻度が多いため、長期使用によって疲労し、
特性劣化を生じて制御特性に影響を与え、正確な制御が
不可能になるという問題がある。
ル弁42を付勢し、第６図の構成ではスプリング57にてス
ライダ54を付勢しており、これらスプリング43、57の伸
縮繰り返し頻度が多いため、長期使用によって疲労し、
特性劣化を生じて制御特性に影響を与え、正確な制御が
不可能になるという問題がある。
又、第６図の構成は第５図の構成に比して制御範囲や
効率等で優れているが、円弧状案内空間51に配置したス
プリング57にてスライダ54を付勢し、圧力室58内の圧力
による付勢力とバランスさせてスライダ54の位置決めを
行っているため、スプリング57と円弧状案内空間51の壁
面との摩擦によって特性にヒステリシスを発生して正確
な制御が困難となるという問題があり、またスプリング
57の磨耗により特性が変化する等の問題を有している。
効率等で優れているが、円弧状案内空間51に配置したス
プリング57にてスライダ54を付勢し、圧力室58内の圧力
による付勢力とバランスさせてスライダ54の位置決めを
行っているため、スプリング57と円弧状案内空間51の壁
面との摩擦によって特性にヒステリシスを発生して正確
な制御が困難となるという問題があり、またスプリング
57の磨耗により特性が変化する等の問題を有している。
本発明は上記従来の問題点に鑑み、特性変化が少なく
正確で安定した制御が可能な能力制御コンプレッサの提
供を目的とする。
正確で安定した制御が可能な能力制御コンプレッサの提
供を目的とする。
問題点を解決するための手段 本発明は、上記目的を達成するため、外部駆動力を受
けて容積変動を繰り返す作動室と、この作動室の主に容
積減少行程空間に形成されたリターンポート群と、容積
拡大行程空間に形成されたリターン通路出口と、前記リ
ターンポート群が開口する案内空間と、この案内空間内
を滑動するとともに、その滑動により前記リターンポー
ト群を閉鎖・開放するように開口部を形成されたスライ
ダと、このスライダの開口部と前記リターン通路出口を
連通するリターン通路と、前記スライダをリターンポー
ト群を開放する方向に付勢する前記案内空間の一端側の
第１圧力室に制御圧を供給する圧力制御器と、前記案内
空間の他端側の第２圧力室に固定オリフィスを介して高
圧側圧力を導入し、前記スライダに対し前記第１圧力室
による付勢力とは逆方向の付勢力を付与する手段と、前
記第２圧力室と案内空間の中間部に配置された吸入側圧
力導入口とを連通するように前記スライダに形成された
可変オリフィスとを備えていることを特徴とする。
けて容積変動を繰り返す作動室と、この作動室の主に容
積減少行程空間に形成されたリターンポート群と、容積
拡大行程空間に形成されたリターン通路出口と、前記リ
ターンポート群が開口する案内空間と、この案内空間内
を滑動するとともに、その滑動により前記リターンポー
ト群を閉鎖・開放するように開口部を形成されたスライ
ダと、このスライダの開口部と前記リターン通路出口を
連通するリターン通路と、前記スライダをリターンポー
ト群を開放する方向に付勢する前記案内空間の一端側の
第１圧力室に制御圧を供給する圧力制御器と、前記案内
空間の他端側の第２圧力室に固定オリフィスを介して高
圧側圧力を導入し、前記スライダに対し前記第１圧力室
による付勢力とは逆方向の付勢力を付与する手段と、前
記第２圧力室と案内空間の中間部に配置された吸入側圧
力導入口とを連通するように前記スライダに形成された
可変オリフィスとを備えていることを特徴とする。
作用 本発明は上記構成を有するので、スライダの位置の変
化に応じて可変オリフィスの有効長が変化するため、第
２圧力室の圧力はスライダの変位に比例して固定オリフ
ィスにおける出口圧力と吸入圧との間で変化することに
なり、スプリングと同様の作用を果たすことになる。従
って、第１圧力室の圧力を圧力制御器にて制御してスラ
イダの位置を変化させることによって、その開口部によ
るリターンポート群の開放率を変化させ、高圧側から吸
入側へバイパスするガス量を制御し、コンプレッサの能
力を制御することができるのである。また、自動車の冷
房装置において、圧力制御器を回転数が増加して吸入圧
が低下すると第１圧力室に導入する制御圧力を上昇させ
るように構成しておくと、この第１圧力室の圧力上昇に
比例してスライダが第２圧力室側に移動し、可変オリフ
ィスの有効長が長くなって第２圧力室の圧力が上昇する
ことによってバランスし、その結果ガスの低圧側へのバ
イパス流量が増加して吸入圧が増加することによって吸
入圧が一定に保持される。従って、自動車の高速運転時
に一定以上の回転数になった場合に冷房能力を一定に保
持し、過大とならないようにできるのである。
化に応じて可変オリフィスの有効長が変化するため、第
２圧力室の圧力はスライダの変位に比例して固定オリフ
ィスにおける出口圧力と吸入圧との間で変化することに
なり、スプリングと同様の作用を果たすことになる。従
って、第１圧力室の圧力を圧力制御器にて制御してスラ
イダの位置を変化させることによって、その開口部によ
るリターンポート群の開放率を変化させ、高圧側から吸
入側へバイパスするガス量を制御し、コンプレッサの能
力を制御することができるのである。また、自動車の冷
房装置において、圧力制御器を回転数が増加して吸入圧
が低下すると第１圧力室に導入する制御圧力を上昇させ
るように構成しておくと、この第１圧力室の圧力上昇に
比例してスライダが第２圧力室側に移動し、可変オリフ
ィスの有効長が長くなって第２圧力室の圧力が上昇する
ことによってバランスし、その結果ガスの低圧側へのバ
イパス流量が増加して吸入圧が増加することによって吸
入圧が一定に保持される。従って、自動車の高速運転時
に一定以上の回転数になった場合に冷房能力を一定に保
持し、過大とならないようにできるのである。
実施例 以下、本発明の一実施例を第１図〜第４図を参照しな
がら説明する。
がら説明する。
第２図及び第３図に示す具体構造例において、１はシ
ャフトであり、前側板２及び後側板３に配設された針状
コロ軸受４により支持されている。５はシリンダで、前
記シャフト１に焼きばめされたロータ６がその作動室5a
の内部で回転運動する。前記シリンダ５と前側板２との
間には、円弧状案内空間８を形成された第１中間板７と
リターン通路10を形成された第２中間板９が介装されて
いる。
ャフトであり、前側板２及び後側板３に配設された針状
コロ軸受４により支持されている。５はシリンダで、前
記シャフト１に焼きばめされたロータ６がその作動室5a
の内部で回転運動する。前記シリンダ５と前側板２との
間には、円弧状案内空間８を形成された第１中間板７と
リターン通路10を形成された第２中間板９が介装されて
いる。
前記ロータ６には、第３図に示すように、放射状に複
数のスリット11が形成され、その中に出没自在にベーン
12が挿入されている。13はシリンダヘッドカバーであ
り、前記シリンダ５に形成された吸入孔14と吐出孔15に
それぞれに連通する吸入室16と、吐出室17が形成されて
いる。
数のスリット11が形成され、その中に出没自在にベーン
12が挿入されている。13はシリンダヘッドカバーであ
り、前記シリンダ５に形成された吸入孔14と吐出孔15に
それぞれに連通する吸入室16と、吐出室17が形成されて
いる。
18は、前記シリンダ５の作動室5aの容積減少行程空間
と前記円弧状案内空間８とを連通するように前記第１中
間板７に穿設されたリターンポート群であり、ロータ６
の回転方向に漸次断面積が減少する複数のリターンポー
トにて構成されている。また、19は、前記シリンダ５の
作動室5aの容積拡大行程空間と前記第２中間板９に形成
されたリターン通路10とを連通するように第１中間板７
を貫通して穿設されたリターン通路出口である。
と前記円弧状案内空間８とを連通するように前記第１中
間板７に穿設されたリターンポート群であり、ロータ６
の回転方向に漸次断面積が減少する複数のリターンポー
トにて構成されている。また、19は、前記シリンダ５の
作動室5aの容積拡大行程空間と前記第２中間板９に形成
されたリターン通路10とを連通するように第１中間板７
を貫通して穿設されたリターン通路出口である。
前記円弧状案内空間８の中には、滑動可能なスライダ
20が配設されている。このスライダ20には、前記リター
ンポート群18を開放可能な開口部21が設けられるととも
にこの開口部21以外の部分はリターンポート群18を閉鎖
するように構成されている。又、前記開口部21はこのス
ライダ20に形成された連通路22と前記第２中間板９に形
成された連通開口23とを介して前記リターン通路10に連
通されている。尚、前記連通路22と連通開口23とは、ス
ライダ20が円弧状案内空間８のどの位置にあっても常時
連通するように形成されている。また、スライダ20が円
弧状案内通路８のロータ６回転方向とは反対側の端部に
位置しているときはリターンポート群18が閉鎖され、ロ
ータ６回転方向の端部に位置しているときには開口部21
にてリターンポート群18が完全に開放されるように構成
されている。
20が配設されている。このスライダ20には、前記リター
ンポート群18を開放可能な開口部21が設けられるととも
にこの開口部21以外の部分はリターンポート群18を閉鎖
するように構成されている。又、前記開口部21はこのス
ライダ20に形成された連通路22と前記第２中間板９に形
成された連通開口23とを介して前記リターン通路10に連
通されている。尚、前記連通路22と連通開口23とは、ス
ライダ20が円弧状案内空間８のどの位置にあっても常時
連通するように形成されている。また、スライダ20が円
弧状案内通路８のロータ６回転方向とは反対側の端部に
位置しているときはリターンポート群18が閉鎖され、ロ
ータ６回転方向の端部に位置しているときには開口部21
にてリターンポート群18が完全に開放されるように構成
されている。
前記円弧状案内空間８は、前記スライダ20にてそのロ
ータ回転方向とは反対側に第１圧力室24が、ロータ回転
方向には第２圧力室25がそれぞれ区画形成されている。
第１圧力室24には、第１図に示す圧力制御器30からの制
御圧力を圧力導入通路26を介して導入するように構成さ
れている。又、第２圧力室25には、高圧側の圧力Phが固
定オリフィス27を介して導入されている。前記円弧状案
内空間８の外周の中間部には吸入側圧力導入口28が配設
され、かつ前記スライダ20の外周にはこの吸入側圧力導
入口28と第２圧力室25を連通する極めて狭い断面積の通
路からなる可変オリフィス29が形成されており、スライ
ダ20の位置によって第２圧力室25と吸入側圧力導入口28
との間の可変オリフィス29の有効長が変化し、流通抵抗
が変化するように構成されている。
ータ回転方向とは反対側に第１圧力室24が、ロータ回転
方向には第２圧力室25がそれぞれ区画形成されている。
第１圧力室24には、第１図に示す圧力制御器30からの制
御圧力を圧力導入通路26を介して導入するように構成さ
れている。又、第２圧力室25には、高圧側の圧力Phが固
定オリフィス27を介して導入されている。前記円弧状案
内空間８の外周の中間部には吸入側圧力導入口28が配設
され、かつ前記スライダ20の外周にはこの吸入側圧力導
入口28と第２圧力室25を連通する極めて狭い断面積の通
路からなる可変オリフィス29が形成されており、スライ
ダ20の位置によって第２圧力室25と吸入側圧力導入口28
との間の可変オリフィス29の有効長が変化し、流通抵抗
が変化するように構成されている。
前記圧力制御器30は吸入圧PSと大気圧P0との差圧で変
位を生ずるベローフラム31と、その変位を伝達する押上
げロッド32と、この押上げロッド32にて弁ばね34に抗し
て開度制御され、高圧Phの供給制御を行う弁33とから成
り、その制御圧力を前記第１圧力室24に導入するように
構成されている。
位を生ずるベローフラム31と、その変位を伝達する押上
げロッド32と、この押上げロッド32にて弁ばね34に抗し
て開度制御され、高圧Phの供給制御を行う弁33とから成
り、その制御圧力を前記第１圧力室24に導入するように
構成されている。
次に動作について説明する。
自動車冷房装置においては、一般にコンプレッサはエ
ンジンにより駆動されるため回転数が大きく変動し、車
室内外の温度を固定した場合、回転数の増加に伴い吸入
圧PSは徐々に低下し、冷房能力は漸増するが、入力動力
は回転数に対しほぼ比例的に増加することなる。又、そ
のために成績係数は回転数の増加に伴い減少する。
ンジンにより駆動されるため回転数が大きく変動し、車
室内外の温度を固定した場合、回転数の増加に伴い吸入
圧PSは徐々に低下し、冷房能力は漸増するが、入力動力
は回転数に対しほぼ比例的に増加することなる。又、そ
のために成績係数は回転数の増加に伴い減少する。
この実施例における制御動作は、回転数が一定値以上
に増加しても吸入圧が一定値以下にならないようにし、
冷房能力及び入力動力の増加を抑制するものである。
に増加しても吸入圧が一定値以下にならないようにし、
冷房能力及び入力動力の増加を抑制するものである。
圧力制御器30の制御圧は、圧力導入通路26を介して第
１圧力室24に供給される。この第１圧力室24の圧力をP1
とする。一方、第２圧力室25には、高圧Phが固定オリフ
ィス27を介して供給されるとともに、スライダ20の現在
位置に対応する有効長の可変オリフィス29を介して吸入
圧PSが導入されていることにより、その圧力はP2となっ
ている。そして、これら第１圧力室24と第２圧力室25の
圧力がP1＝P2となる位置でスライダ20がバランスしてい
る。通常は、第１圧力室24及び第２圧力室25の圧力は吸
入圧PSに近い低い圧力となっており、スライダ20は第１
圧力室24が最小で、第２圧力室25が最大となる位置、即
ち第１図のθが最大となる位置でバランスしている。
又、この状態でスライダ20の開口部21はリターンポート
群18と重なり合わず、リターンポート群18はスライダ20
にて閉鎖されている。
１圧力室24に供給される。この第１圧力室24の圧力をP1
とする。一方、第２圧力室25には、高圧Phが固定オリフ
ィス27を介して供給されるとともに、スライダ20の現在
位置に対応する有効長の可変オリフィス29を介して吸入
圧PSが導入されていることにより、その圧力はP2となっ
ている。そして、これら第１圧力室24と第２圧力室25の
圧力がP1＝P2となる位置でスライダ20がバランスしてい
る。通常は、第１圧力室24及び第２圧力室25の圧力は吸
入圧PSに近い低い圧力となっており、スライダ20は第１
圧力室24が最小で、第２圧力室25が最大となる位置、即
ち第１図のθが最大となる位置でバランスしている。
又、この状態でスライダ20の開口部21はリターンポート
群18と重なり合わず、リターンポート群18はスライダ20
にて閉鎖されている。
この状態から、回転数が増加して吸入圧PSがある設定
値以下になると、圧力制御器30においてベローフラム31
が伸張し、押上げロッド32を介して弁33の開度が大きく
なり、高圧Phが付加されて制御圧が高くなる。その結
果、第１圧力室24の圧力P1が高くなり、スライダ20を第
２圧力室25の圧力P2に抗してより大きな力でロータ６の
回転方向に移動させる。すると、可変オリフィス29の有
効長が短くなるため、第２圧力室25の圧力P2が高くな
り、再びP1＝P2となる位置でバランスする。かくして、
スライダ20が移動することによって開口部21にてリター
ンポート群18が開放され、高圧側のガスがリターンポー
ト群18、開口部21、連通路22、連通開口23、リターン通
路10及びリターン通路出口19を介して吸入側に戻る。し
たがって、コンプレッサからの吐出ガス量はその分減少
するため、冷凍サイクルの圧力バランスが変化し、吸入
圧PSが上昇する。そして、吸入圧PSが上昇すると、逆に
圧力制御器30の弁33が閉じて、制御圧が低下し、第１圧
力室24の圧力P1が低下し、スライダ20がリターンポート
群18の開放面積を減らす方向に戻される。以上の動作の
繰返しにより、スライダ20は吸入圧PSが設定値になる位
置で、微小の作動を伴って安定した制御状態に落ち着く
のである。
値以下になると、圧力制御器30においてベローフラム31
が伸張し、押上げロッド32を介して弁33の開度が大きく
なり、高圧Phが付加されて制御圧が高くなる。その結
果、第１圧力室24の圧力P1が高くなり、スライダ20を第
２圧力室25の圧力P2に抗してより大きな力でロータ６の
回転方向に移動させる。すると、可変オリフィス29の有
効長が短くなるため、第２圧力室25の圧力P2が高くな
り、再びP1＝P2となる位置でバランスする。かくして、
スライダ20が移動することによって開口部21にてリター
ンポート群18が開放され、高圧側のガスがリターンポー
ト群18、開口部21、連通路22、連通開口23、リターン通
路10及びリターン通路出口19を介して吸入側に戻る。し
たがって、コンプレッサからの吐出ガス量はその分減少
するため、冷凍サイクルの圧力バランスが変化し、吸入
圧PSが上昇する。そして、吸入圧PSが上昇すると、逆に
圧力制御器30の弁33が閉じて、制御圧が低下し、第１圧
力室24の圧力P1が低下し、スライダ20がリターンポート
群18の開放面積を減らす方向に戻される。以上の動作の
繰返しにより、スライダ20は吸入圧PSが設定値になる位
置で、微小の作動を伴って安定した制御状態に落ち着く
のである。
なお、この実施例では円弧状案内空間８内をスライダ
20が滑動するように構成しているので、スライダを直線
状の案内空間に沿って往復運動させるようにした構成に
比して、リターンポート群18の配置範囲及び通路断面積
を広く設定でき、可変容量範囲を広くでき、またスライ
ダ20にてリターンポート群18を閉じた最大能力運転時に
は、第１圧力室24及び第２圧力室25の圧力が低圧となる
ようにしているので、漏れ損失が少なく、効率の高いコ
ンプレッサが得られる。
20が滑動するように構成しているので、スライダを直線
状の案内空間に沿って往復運動させるようにした構成に
比して、リターンポート群18の配置範囲及び通路断面積
を広く設定でき、可変容量範囲を広くでき、またスライ
ダ20にてリターンポート群18を閉じた最大能力運転時に
は、第１圧力室24及び第２圧力室25の圧力が低圧となる
ようにしているので、漏れ損失が少なく、効率の高いコ
ンプレッサが得られる。
尚、上記実施例では本発明を円弧状の案内空間８とス
ライダ20を用いた能力制御コンプレッサに適用したもの
を例示したが、本発明はスライダが直線的に往復運動を
行うように構成された能力制御コンプレッサにも適用で
きる。
ライダ20を用いた能力制御コンプレッサに適用したもの
を例示したが、本発明はスライダが直線的に往復運動を
行うように構成された能力制御コンプレッサにも適用で
きる。
又、上記実施例ではスライディングベーン式コンプレ
ッサに対する適用例を示したが、本発明はその他のコン
プレッサにも適用可能である。例えば、ベーン式におい
て、楕円形状のシリンダや、スルースロットベーン式に
適用できることは言うまでもなく、又、ローリングピス
トン式や、スクロール式のコンプレッサ等にも応用する
ことができる。
ッサに対する適用例を示したが、本発明はその他のコン
プレッサにも適用可能である。例えば、ベーン式におい
て、楕円形状のシリンダや、スルースロットベーン式に
適用できることは言うまでもなく、又、ローリングピス
トン式や、スクロール式のコンプレッサ等にも応用する
ことができる。
発明の効果 本発明の能力制御コンプレッサによれば、以上のよう
に、第２圧力室がスプリングと同様の作用を果たすた
め、伸縮繰り返しによる疲労や摩損等によって特性が変
化したり、摩擦によって作用にヒステリシスを生じたり
することがなく、第１圧力室の圧力を圧力制御器にて制
御してスライダの位置を変化させることによって、コン
プレッサの能力を正確に、かつ特性変化を生じず、安定
して制御することができる。
に、第２圧力室がスプリングと同様の作用を果たすた
め、伸縮繰り返しによる疲労や摩損等によって特性が変
化したり、摩擦によって作用にヒステリシスを生じたり
することがなく、第１圧力室の圧力を圧力制御器にて制
御してスライダの位置を変化させることによって、コン
プレッサの能力を正確に、かつ特性変化を生じず、安定
して制御することができる。
第１図〜第４図本発明の一実施例を示し、第１図は本発
明の要部の機構説明図、第２図は縦断面図、第３図は第
２図のIII−III線断面図、第４図はスライダ位置と第２
圧力室の圧力との関係を示すグラフ、第５図及び第６図
は従来例の機構説明図である。 5a……作動室 ８……円弧状案内空間 10……リターン通路 18……リターンポート群 19……リターン通路出口 20……スライダ 21……開口部 24……第１圧力室 25……第２圧力室 27……固定オリフィス 28……吸入側圧力導入口 29……可変オリフィス 30……圧力制御器。
明の要部の機構説明図、第２図は縦断面図、第３図は第
２図のIII−III線断面図、第４図はスライダ位置と第２
圧力室の圧力との関係を示すグラフ、第５図及び第６図
は従来例の機構説明図である。 5a……作動室 ８……円弧状案内空間 10……リターン通路 18……リターンポート群 19……リターン通路出口 20……スライダ 21……開口部 24……第１圧力室 25……第２圧力室 27……固定オリフィス 28……吸入側圧力導入口 29……可変オリフィス 30……圧力制御器。
Claims (1)
- 【請求項１】外部駆動力を受けて容積変動を繰り返す作
動室と、この作動室の主に容積減少行程空間に形成され
たリターンポート群と、容積拡大行程空間に形成された
リターン通路出口と、前記リターンポート群が開口する
案内空間と、この案内空間内を滑動するとともに、その
滑動により前記リターンポート群を閉鎖・開放するよう
に開口部を形成されたスライダと、このスライダの開口
部と前記リターン通路出口を連通するリターン通路と、
前記スライダをリターンポート群を開放する方向に付勢
する前記案内空間の一端側の第１圧力室に制御圧を供給
する圧力制御器と、前記案内空間の他端側の第２圧力室
に固定オリフィスを介して高圧側圧力を導入し、前記ス
ライダに対し前記第１圧力室による付勢力とは逆方向の
付勢力を付与する手段と、前記第２圧力室と案内空間の
中間部に配置された吸入側圧力導入口とを連通するよう
に前記スライダに形成された可変オリフィスとを備えて
いることを特徴とする能力制御コンプレッサ。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62038456A JPH0833158B2 (ja) | 1987-02-20 | 1987-02-20 | 能力制御コンプレツサ |
| CA000559240A CA1309698C (en) | 1987-02-20 | 1988-02-18 | Variable capacity compressor |
| US07/158,174 US4815944A (en) | 1987-02-20 | 1988-02-19 | Variable capacity compressor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62038456A JPH0833158B2 (ja) | 1987-02-20 | 1987-02-20 | 能力制御コンプレツサ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63205479A JPS63205479A (ja) | 1988-08-24 |
| JPH0833158B2 true JPH0833158B2 (ja) | 1996-03-29 |
Family
ID=12525764
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62038456A Expired - Fee Related JPH0833158B2 (ja) | 1987-02-20 | 1987-02-20 | 能力制御コンプレツサ |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4815944A (ja) |
| JP (1) | JPH0833158B2 (ja) |
| CA (1) | CA1309698C (ja) |
Families Citing this family (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63289286A (ja) * | 1987-05-20 | 1988-11-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 能力制御コンプレッサ |
| GB2261031B (en) * | 1991-10-11 | 1994-08-24 | Rotocold Technology Ltd | Rotary vane compressor with capacity control |
| JP3067107B1 (ja) * | 1999-04-19 | 2000-07-17 | 富士インジェクタ株式会社 | 冷暖房サイクル装置と冷凍サイクル装置 |
| CA2654971A1 (en) * | 2006-06-09 | 2007-12-13 | Ion Geophysical Corporation | Heads-up navigation for seismic data acquisition |
| US20070286022A1 (en) * | 2006-06-09 | 2007-12-13 | Input/Output, Inc. | Operating State Management for Seismic Data Acquisition |
| EP2027550A4 (en) * | 2006-06-10 | 2013-03-27 | Inova Ltd | APPARATUS AND METHOD FOR INTEGRATING PARAMETERS OF SURVEYS IN AN ENTRY |
| US8325561B2 (en) * | 2006-06-10 | 2012-12-04 | Inova Ltd. | Digital elevation model for use with seismic data acquisition systems |
| US7894301B2 (en) * | 2006-09-29 | 2011-02-22 | INOVA, Ltd. | Seismic data acquisition using time-division multiplexing |
| CA2664689A1 (en) * | 2006-09-29 | 2008-04-10 | Ion Geophysical Corporation | For in-field control module for managing wireless seismic data acquisition systems and related methods |
| US8605546B2 (en) * | 2006-09-29 | 2013-12-10 | Inova Ltd. | Seismic data acquisition systems and method utilizing a wireline repeater unit |
| US20080080310A1 (en) * | 2006-09-29 | 2008-04-03 | Ion Geophysical Corporation | Seismic Data Acquisition Systems and Methods for Managing Messages Generated by Field Units |
| US7729202B2 (en) * | 2006-09-29 | 2010-06-01 | Ion Geophysical Corporation | Apparatus and methods for transmitting unsolicited messages during seismic data acquisition |
| US7813222B2 (en) | 2007-02-01 | 2010-10-12 | Ion Geophysical Corporation | Apparatus and method for compressing seismic data |
| EP3464902B1 (en) | 2016-06-02 | 2023-11-08 | Trane International Inc. | A scroll compressor with partial load capacity |
| CN112963351B (zh) * | 2021-02-26 | 2023-01-24 | 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 | 压缩机变容结构及压缩机 |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58128487A (ja) * | 1982-01-26 | 1983-08-01 | Nippon Soken Inc | 回転圧縮機 |
| JPS58155287A (ja) * | 1982-03-09 | 1983-09-14 | Nippon Soken Inc | 冷凍装置 |
| JPS58195001A (ja) * | 1982-05-10 | 1983-11-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 容積型回転羽根式膨張機 |
| JPS58211591A (ja) * | 1982-06-03 | 1983-12-09 | Nissan Motor Co Ltd | 可変容量型コンプレツサ |
| JPS611887A (ja) * | 1984-06-14 | 1986-01-07 | Nippon Denso Co Ltd | 回転圧縮機 |
| JPS61232397A (ja) * | 1985-04-05 | 1986-10-16 | Diesel Kiki Co Ltd | ベ−ン型圧縮機 |
| US4744732A (en) * | 1985-12-28 | 1988-05-17 | Diesel Kiki Co., Ltd. | Variable capacity vane compressor |
-
1987
- 1987-02-20 JP JP62038456A patent/JPH0833158B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1988
- 1988-02-18 CA CA000559240A patent/CA1309698C/en not_active Expired - Lifetime
- 1988-02-19 US US07/158,174 patent/US4815944A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| CA1309698C (en) | 1992-11-03 |
| JPS63205479A (ja) | 1988-08-24 |
| US4815944A (en) | 1989-03-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |