JPH08331390A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH08331390A
JPH08331390A JP16013395A JP16013395A JPH08331390A JP H08331390 A JPH08331390 A JP H08331390A JP 16013395 A JP16013395 A JP 16013395A JP 16013395 A JP16013395 A JP 16013395A JP H08331390 A JPH08331390 A JP H08331390A
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Yasuyuki Nomizu
泰之 野水
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  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 白黒多階調画像あるいはカラー多階調画像を
符号化圧縮したときの符号データのデータ量を制限でき
る画像処理装置を提供することを目的としている。 【効果】 白黒多階調画像あるいはカラー多階調画像を
符号化圧縮したときの符号データのデータ量をあらかじ
め定められている値、あるいは、外部から指定された値
に制限することができるので、例えば、画像配布時の符
号データの取り扱いが容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1画素あたり複数ビッ
トからなる白黒多階調画像から、同一ビット順位のビッ
トデータを画素毎に取り出してなるビットプレーンを形
成し、おのおののビットプレーン毎に二値符号化処理し
て、原画像を符号化圧縮する画像処理装置、および、1
画素あたり複数ビットからなる白黒多階調画像から、同
一ビット順位のビットデータを画素毎に取り出してなる
ビットプレーンを形成し、おのおののビットプレーン毎
に二値符号化処理して得られた符号化データに基づい
て、原画像の画像データを複号化する画像処理装置、お
よび、複数の色成分からなるとともに、1つの色成分が
1画素あたり複数ビットからなるカラー多階調画像か
ら、おのおのの色成分について、同一ビット順位のビッ
トデータを画素毎に取り出してなるビットプレーンを形
成し、おのおののビットプレーン毎に二値符号化処理し
て、原画像を符号化圧縮する画像処理装置、および、複
数の色成分からなるとともに、1つの色成分が1画素あ
たり複数ビットからなるカラー多階調画像から、おのお
のの色成分について、おのおののビットプレーン毎に二
値符号化処理して得られた符号化データに基づいて、原
画像の画像データを複号化する画像処理装置、および、
1画素あたり複数ビットからなる白黒多階調画像から、
同一ビット順位のビットデータを画素毎に取り出してな
るビットプレーンを形成し、おのおののビットプレーン
毎に二値符号化処理して、原画像を符号化圧縮するとと
もに、所定の伝送手順により、その二値符号化データを
相手端末に送信する送信機能を備えた画像処理装置、お
よび、複数の色成分からなるとともに、1つの色成分が
1画素あたり複数ビットからなるカラー多階調画像か
ら、おのおのの色成分について、同一ビット順位のビッ
トデータを画素毎に取り出してなるビットプレーンを形
成し、おのおののビットプレーン毎に二値符号化処理し
て、原画像を符号化圧縮するとともに、所定の伝送手順
により、その二値符号化データを相手端末に送信する送
信機能を備えた画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、データ通信やデータ処理の多様化
に伴い、例えば、ファクシミリ装置などでやりとりした
り、あるいは、パーソナルコンピュータ装置で処理する
文書として、1画素あたり複数ビットからなる白黒多階
調画像、あるいは、複数の色成分からなるとともに1つ
の色成分が1画素あたり複数ビットからなるカラー多階
調画像を用いたいという要請がある。
【0003】ここで、周知のように、画像データのデー
タ量は非常に大きいため、これをそのままの状態でデー
タ処理すると、例えば、蓄積するために必要な記憶装置
の容量が膨大になったり、データ処理に要する時間が過
大になったりするので、通常、画像データを符号化圧縮
してデータ量を削減した状態で、データ通信したり蓄積
している。とくに、白黒多階調画像やカラー多階調画像
は、1画素あたりのビット数が多いので、より高能率に
符号化圧縮できる符号化方式が要求されている。
【0004】例えば、白黒多階調画像を符号化圧縮する
ときには、1画素あたり複数ビットデータをそのままの
状態で取り扱う符号化方式(いわゆるJPEG方式)
と、白黒多階調画像で同一ビット順位のビットデータを
画素毎に取り出してビットプレーンを形成し、おのおの
のビットプレーン毎に二値符号化処理して、原画像を符
号化圧縮するいわゆるビットプレーン方式の符号化方式
の2種類がある。後者の符号化方式では、二値符号化処
理として、適宜な二値画像符号化方式、例えば、MH方
式、MR方式、MMR方式、JBIG方式などが採用さ
れる。
【0005】ここで、上述した前者の符号化方式では、
人間の視覚特性を利用して画質を損なわない程度に原画
の情報量を一部削減するいわゆるロッシー符号化方式で
あるため、再生画像における文字画像がぼやけたり、あ
るいは、符号化圧縮率を大きくすると再生画像の画質が
極端に悪くなるという事情があり、また、後者の符号化
方式では、白黒多階調画像を符号化圧縮するときの符号
化圧縮率が前者の符号化方式に比べて若干劣るという事
情がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】さて、所定の大きさ
(縦横寸法)の画像を圧縮して形成した画情報を、例え
ば、フロッピーディスクなどの交換可能な記憶メディア
を用いて配布しようとするとき、フロッピーディスク1
枚あたり保存できる画情報の数をある程度特定できるこ
とが好ましい。
【0007】例えば、上述した後者の符号化方式をこの
ような応用に用いると、次のような不都合を生じる。
【0008】すなわち、後者の符号化方式で採用される
二値画像符号化方式は、いずれも可変長符号を用いて符
号化を行うために、画像1枚あたりの符号データ量は、
その画像の複雑さ等に応じてかなり変動するため、画像
の内容によって、フロッピーディスク1枚あたりに収容
できる画像の枚数が大幅に変動し、画像の配布のための
計画が多様になるという事態を生じる。
【0009】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、白黒多階調画像あるいはカラー多階調画像を
符号化圧縮したときの符号データのデータ量を制限でき
る画像処理装置を提供することを目的としている。ま
た、そのようにデータ量が制限された符号データを適切
に処理して原画像を形成できる画像処理装置を提供する
ことを目的としている。また、画像通信において、相手
端末が扱えるデータ量が制限されているとき、その制限
データ量に、送信画情報のデータ量を制限できる画像処
理装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、1画素あたり
複数ビットからなる白黒多階調画像から、同一ビット順
位のビットデータを画素毎に取り出してなるビットプレ
ーンを形成し、おのおののビットプレーン毎に二値符号
化処理して、原画像を符号化圧縮する画像処理装置にお
いて、上記ビットプレーンのデータを最上位ビットのビ
ットプレーンから下位ビットのビットプレーンに向け
て、ビットプレーン単位に二値符号化して二値符号化デ
ータを出力するビットプレーン符号化手段と、上記ビッ
トプレーン符号化手段から出力される二値符号化データ
のデータ量を、あらかじめ定められた値に制限する符号
量制御手段を備えたものである。
【0011】また、1画素あたり複数ビットからなる白
黒多階調画像から、同一ビット順位のビットデータを画
素毎に取り出してなるビットプレーンを形成し、おのお
ののビットプレーン毎に二値符号化処理して、原画像を
符号化圧縮する画像処理装置において、上記ビットプレ
ーンのデータを最上位ビットのビットプレーンから下位
ビットのビットプレーンに向けて、ビットプレーン単位
に二値符号化して二値符号化データを出力するビットプ
レーン符号化手段と、上記ビットプレーン符号化手段か
ら出力される二値符号化データのデータ量を、あらかじ
め定められた値に制限するとともに、二値符号化データ
の先頭に上記原画像の1画素あたりのビット数をあらわ
す情報を付加する符号量制御手段を備えたものである。
【0012】また、1画素あたり複数ビットからなる白
黒多階調画像から、同一ビット順位のビットデータを画
素毎に取り出してなるビットプレーンを形成し、おのお
ののビットプレーン毎に二値符号化処理して、原画像を
符号化圧縮する画像処理装置において、上記ビットプレ
ーンのデータを最上位ビットのビットプレーンから下位
ビットのビットプレーンに向けて、ビットプレーン単位
に二値符号化して二値符号化データを出力するビットプ
レーン符号化手段と、上記二値符号化データのデータ量
の制限値を入力するデータ量制限値入力手段と、上記ビ
ットプレーン符号化手段から出力される二値符号化デー
タのデータ量を、上記データ量制限値入力手段より入力
された制限値に制限する符号量制御手段を備えたもので
ある。
【0013】また、1画素あたり複数ビットからなる白
黒多階調画像から、同一ビット順位のビットデータを画
素毎に取り出してなるビットプレーンを形成し、おのお
ののビットプレーン毎に二値符号化処理して、原画像を
符号化圧縮する画像処理装置において、上記ビットプレ
ーンのデータを最上位ビットのビットプレーンから下位
ビットのビットプレーンに向けて、ビットプレーン単位
に二値符号化して二値符号化データを出力するビットプ
レーン符号化手段と、上記二値符号化データのデータ量
の制限値を入力するデータ量制限値入力手段と、上記ビ
ットプレーン符号化手段から出力される二値符号化デー
タのデータ量を、上記データ量制限値入力手段より入力
された制限値に制限するとともに、二値符号化データの
先頭に上記原画像の1画素あたりのビット数をあらわす
情報を付加する符号量制御手段を備えたものである。
【0014】また、1画素あたり複数ビットからなる白
黒多階調画像から、同一ビット順位のビットデータを画
素毎に取り出してなるビットプレーンを形成し、おのお
ののビットプレーン毎に二値符号化処理して得られた符
号化データに基づいて、原画像の画像データを複号化す
る画像処理装置において、上記ビットプレーン毎の二値
符号化データを複号化してビットプレーン単位の画像デ
ータを形成するビットプレーン複号化手段と、上記ビッ
トプレーン複号化手段から出力されるビットプレーン単
位の複号化画像データのうち、正常に複号化できなかっ
たビットプレーンの残りの画像データを補間する補間画
像データを発生する挿入画像データ発生手段と、上記ビ
ットプレーン複号化手段から出力される複号化画像デー
タと、上記挿入画像データ発生手段から出力される補間
画像データに基づいて、原画像の画像データを形成する
ビットプレーンデータ作成手段を備えたものである。
【0015】また、1画素あたり複数ビットからなる白
黒多階調画像から、同一ビット順位のビットデータを画
素毎に取り出してなるビットプレーンを形成し、おのお
ののビットプレーン毎に二値符号化処理して得られた符
号化データに基づいて、原画像の画像データを複号化す
る画像処理装置において、上記ビットプレーン毎の二値
符号化データを複号化してビットプレーン単位の画像デ
ータを形成するビットプレーン複号化手段と、上記ビッ
トプレーン複号化手段から出力されるビットプレーン単
位の複号化画像データのうち、正常に複号化できなかっ
たビットプレーンの残りの画像データ、および、上記二
値符号化データの先頭に付加されている原画像の1画素
あたりのビット数をあらわす情報に対応したビットプレ
ーン数と実際に上記ビットプレーン複号化手段が複号化
したビットプレーン数との差のビットプレーン数分の画
像データを発生する挿入画像データ発生手段と、上記ビ
ットプレーン複号化手段から出力される複号化画像デー
タと、上記挿入画像データ発生手段から出力される画像
データに基づいて、原画像の画像データを形成するビッ
トプレーンデータ作成手段を備えたものである。
【0016】また、複数の色成分からなるとともに、1
つの色成分が1画素あたり複数ビットからなるカラー多
階調画像から、おのおのの色成分について、同一ビット
順位のビットデータを画素毎に取り出してなるビットプ
レーンを形成し、おのおののビットプレーン毎に二値符
号化処理して、原画像を符号化圧縮する画像処理装置に
おいて、おのおのの色成分について、上記ビットプレー
ンのデータを最上位ビットのビットプレーンから下位ビ
ットのビットプレーンに向けて、ビットプレーン単位に
二値符号化して二値符号化データを出力するビットプレ
ーン符号化手段と、おのおのの色成分について、上記ビ
ットプレーン符号化手段から出力される二値符号化デー
タのデータ量を、あらかじめ定められた値に制限する符
号量制御手段を備えたものである。
【0017】また、複数の色成分からなるとともに、1
つの色成分が1画素あたり複数ビットからなるカラー多
階調画像から、おのおのの色成分について、同一ビット
順位のビットデータを画素毎に取り出してなるビットプ
レーンを形成し、おのおののビットプレーン毎に二値符
号化処理して、原画像を符号化圧縮する画像処理装置に
おいて、おのおのの色成分について、上記ビットプレー
ンのデータを最上位ビットのビットプレーンから下位ビ
ットのビットプレーンに向けて、ビットプレーン単位に
二値符号化して二値符号化データを出力する複数のビッ
トプレーン符号化手段と、おのおのの色成分について、
上記複数のビットプレーン符号化手段から出力される二
値符号化データのデータ量を、あらかじめ定められた値
にそれぞれ制限する複数の符号量制御手段を備えたもの
である。
【0018】また、複数の色成分からなるとともに、1
つの色成分が1画素あたり複数ビットからなるカラー多
階調画像から、おのおのの色成分について、同一ビット
順位のビットデータを画素毎に取り出してなるビットプ
レーンを形成し、おのおののビットプレーン毎に二値符
号化処理して、原画像を符号化圧縮する画像処理装置に
おいて、おのおのの色成分について、上記ビットプレー
ンのデータを最上位ビットのビットプレーンから下位ビ
ットのビットプレーンに向けて、ビットプレーン単位に
二値符号化して二値符号化データを出力するビットプレ
ーン符号化手段と、おのおのの色成分について、上記ビ
ットプレーン符号化手段から出力される二値符号化デー
タのデータ量を、あらかじめ定められた値に制限すると
ともに、上記二値符号化データの先頭に、色成分の数お
よび1画素あたりのビット数をあわらす情報を付加する
符号量制御手段を備えたものである。
【0019】また、複数の色成分からなるとともに、1
つの色成分が1画素あたり複数ビットからなるカラー多
階調画像から、おのおのの色成分について、同一ビット
順位のビットデータを画素毎に取り出してなるビットプ
レーンを形成し、おのおののビットプレーン毎に二値符
号化処理して、原画像を符号化圧縮する画像処理装置に
おいて、おのおのの色成分について、上記ビットプレー
ンのデータを最上位ビットのビットプレーンから下位ビ
ットのビットプレーンに向けて、ビットプレーン単位に
二値符号化して二値符号化データを出力する複数のビッ
トプレーン符号化手段と、おのおのの色成分について、
上記複数のビットプレーン符号化手段から出力される二
値符号化データのデータ量をあらかじめ定められた値に
それぞれ制限するとともに、上記二値符号化データの先
頭に、色成分の数および1画素あたりのビット数をあわ
らす情報を付加する複数の符号量制御手段を備えたもの
である。
【0020】また、複数の色成分からなるとともに、1
つの色成分が1画素あたり複数ビットからなるカラー多
階調画像から、おのおのの色成分について、同一ビット
順位のビットデータを画素毎に取り出してなるビットプ
レーンを形成し、おのおののビットプレーン毎に二値符
号化処理して、原画像を符号化圧縮する画像処理装置に
おいて、おのおのの色成分について、上記ビットプレー
ンのデータを最上位ビットのビットプレーンから下位ビ
ットのビットプレーンに向けて、ビットプレーン単位に
二値符号化して二値符号化データを出力するビットプレ
ーン符号化手段と、上記二値符号化データのデータ量の
制限値を入力するデータ量制限値入力手段と、おのおの
の色成分について、上記ビットプレーン符号化手段から
出力される二値符号化データのデータ量を、上記データ
量制限値入力手段より入力された制限値に制限する符号
量制御手段を備えたものである。
【0021】また、複数の色成分からなるとともに、1
つの色成分が1画素あたり複数ビットからなるカラー多
階調画像から、おのおのの色成分について、同一ビット
順位のビットデータを画素毎に取り出してなるビットプ
レーンを形成し、おのおののビットプレーン毎に二値符
号化処理して、原画像を符号化圧縮する画像処理装置に
おいて、おのおのの色成分について、上記ビットプレー
ンのデータを最上位ビットのビットプレーンから下位ビ
ットのビットプレーンに向けて、ビットプレーン単位に
二値符号化して二値符号化データを出力するビットプレ
ーン符号化手段と、上記二値符号化データのデータ量の
制限値を入力するデータ量制限値入力手段と、おのおの
の色成分について、上記ビットプレーン符号化手段から
出力される二値符号化データのデータ量を、上記データ
量制限値入力手段より入力された制限値に制限するとと
もに、上記二値符号化データの先頭に、色成分の数およ
び1画素あたりのビット数をあわらす情報を付加する符
号量制御手段を備えたものである。
【0022】また、複数の色成分からなるとともに、1
つの色成分が1画素あたり複数ビットからなるカラー多
階調画像から、おのおのの色成分について、おのおのの
ビットプレーン毎に二値符号化処理して得られた符号化
データに基づいて、原画像の画像データを複号化する画
像処理装置において、上記ビットプレーン毎の二値符号
化データを複号化してビットプレーン単位の画像データ
を形成するビットプレーン複号化手段と、上記ビットプ
レーン複号化手段から出力されるビットプレーン単位の
複号化画像データのうち、正常に複号化できなかったビ
ットプレーンの残りの画像データを補間する補間画像デ
ータを発生する挿入画像データ発生手段と、上記ビット
プレーン複号化手段から出力される複号化画像データ
と、上記挿入画像データ発生手段から出力される補間画
像データに基づいて、おのおのの色成分の画像データを
形成するビットプレーンデータ作成手段と、上記ビット
プレーンデータ作成手段から出力されるおのおのの色成
分の画像データに基づいて、原画像の画像データを形成
する画像データ変換出力手段を備えたものである。
【0023】また、複数の色成分からなるとともに、1
つの色成分が1画素あたり複数ビットからなるカラー多
階調画像から、おのおのの色成分について、おのおのの
ビットプレーン毎に二値符号化処理して得られた符号化
データに基づいて、原画像の画像データを複号化する画
像処理装置において、上記ビットプレーン毎の二値符号
化データを複号化してビットプレーン単位の画像データ
を形成するビットプレーン複号化手段と、上記ビットプ
レーン複号化手段から出力されるビットプレーン単位の
複号化画像データのうち、正常に複号化できなかったビ
ットプレーンの残りの画像データ、および、上記二値符
号化データの先頭に付加されている原画像の1画素あた
りのビット数をあらわす情報に対応したビットプレーン
数と実際に上記ビットプレーン複号化手段が複号化した
ビットプレーン数との差のビットプレーン数分の画像デ
ータを発生する挿入画像データ発生手段と、上記ビット
プレーン複号化手段から出力される複号化画像データ
と、上記挿入画像データ発生手段から出力される画像デ
ータに基づいて、おのおのの色成分の画像データを形成
するビットプレーンデータ作成手段と、上記ビットプレ
ーンデータ作成手段から出力されるおのおのの色成分の
画像データに基づいて、上記二値符号化データの先頭に
付加されている色成分の数に対応した原画像の画像デー
タを形成する画像データ変換出力手段を備えたものであ
る。
【0024】また、前記挿入画像データ発生手段として
は、疑似ランダムデータからなる画像データを発生する
ものをもちいることができる。
【0025】また、1画素あたり複数ビットからなる白
黒多階調画像から、同一ビット順位のビットデータを画
素毎に取り出してなるビットプレーンを形成し、おのお
ののビットプレーン毎に二値符号化処理して、原画像を
符号化圧縮するとともに、所定の伝送手順により、その
二値符号化データを相手端末に送信する送信機能を備え
た画像処理装置において、上記ビットプレーンのデータ
を最上位ビットのビットプレーンから下位ビットのビッ
トプレーンに向けて、ビットプレーン単位に二値符号化
して二値符号化データを出力するビットプレーン符号化
手段と、上記ビットプレーン符号化手段から出力される
二値符号化データのデータ量を、所定の伝送前手順によ
り相手端末から通知される制限値に制限する符号量制御
手段を備えたものである。
【0026】また、複数の色成分からなるとともに、1
つの色成分が1画素あたり複数ビットからなるカラー多
階調画像から、おのおのの色成分について、同一ビット
順位のビットデータを画素毎に取り出してなるビットプ
レーンを形成し、おのおののビットプレーン毎に二値符
号化処理して、原画像を符号化圧縮するとともに、所定
の伝送手順により、その二値符号化データを相手端末に
送信する送信機能を備えた画像処理装置において、おの
おのの色成分について、上記ビットプレーンのデータを
最上位ビットのビットプレーンから下位ビットのビット
プレーンに向けて、ビットプレーン単位に二値符号化し
て二値符号化データを出力するビットプレーン符号化手
段と、おのおのの色成分について、上記ビットプレーン
符号化手段から出力される二値符号化データのデータ量
を、所定の伝送前手順により相手端末から通知される制
限値に制限する符号量制御手段を備えたものである。
【0027】
【作用】したがって、白黒多階調画像あるいはカラー多
階調画像を符号化圧縮したときの符号データのデータ量
をあらかじめ定められている値、あるいは、外部から指
定された値に制限することができるので、例えば、画像
配布時の符号データの取り扱いが容易になる。
【0028】また、データ量が制限された符号データか
ら、元の白黒多階調画像あるいはカラー多階調画像を復
元することができるので、そのような符号データを適切
に取り扱うことができる。
【0029】また、画像通信において、相手端末が扱え
るデータ量が制限されているとき、その制限データ量
に、白黒多階調画像あるいはカラー多階調画像の送信画
情報のデータ量を制限できるので、白黒多階調画像ある
いはカラー多階調画像の画像通信を効率よく行うことが
できる。
【0030】また、データ量の制限は、最上位ビットの
ビットプレーンから下位ビットのビットプレーンに向け
て行われるので、白黒多階調画像あるいはカラー多階調
画像にとってより大きな情報量を運ぶ上位ビットのビッ
トプレーンの符号データは必ず含まれ、その結果、デー
タ量制限により削除された下位ビットのビットプレーン
を、例えば、ランダムデータとして発生した場合でも、
再生画像の画質はかなり良好である。
【0031】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0032】図1は、本発明の一実施例にかかる白黒多
階調画像の符号化装置の一例を示している。この場合、
符号化対象となっている白黒多階調画像は、1画素あた
り8ビットのものである。
【0033】同図において、白黒多階調画像データPX
は、ビットプレーン生成部1に加えられている。ビット
プレーン生成部1は、白黒多階調画像データPXのおの
おのの画素について、第8ビットのデータを抜き出して
第8ビットのビットプレーンデータ(以下、第8ビット
プレーンデータという)を形成してその第8ビットプレ
ーンデータをビットプレーン符号化部2に出力し、次い
で、第7ビットのデータを抜き出して第7ビットのビッ
トプレーンデータ(以下、第7ビットプレーンデータと
いう)を形成してその第7ビットプレーンデータをビッ
トプレーン符号化部2に出力し、次いで、第6ビットの
データを抜き出して第6ビットのビットプレーンデータ
(以下、第6ビットプレーンデータという)を形成して
その第6ビットプレーンデータをビットプレーン符号化
部2に出力し、次いで、第5ビットのデータを抜き出し
て第5ビットのビットプレーンデータ(以下、第5ビッ
トプレーンデータという)を形成してその第5ビットプ
レーンデータをビットプレーン符号化部2に出力し、次
いで、第4ビットのデータを抜き出して第4ビットのビ
ットプレーンデータ(以下、第4ビットプレーンデータ
という)を形成してその第4ビットプレーンデータをビ
ットプレーン符号化部2に出力し、次いで、第3ビット
のデータを抜き出して第3ビットのビットプレーンデー
タ(以下、第3ビットプレーンデータという)を形成し
てその第3ビットプレーンデータをビットプレーン符号
化部2に出力し、次いで、第2ビットのデータを抜き出
して第2ビットのビットプレーンデータ(以下、第2ビ
ットプレーンデータという)を形成してその第2ビット
プレーンデータをビットプレーン符号化部2に出力し、
次いで、第1ビットのデータを抜き出して第1ビットの
ビットプレーンデータ(以下、第1ビットプレーンデー
タという)を形成してその第1ビットプレーンデータを
ビットプレーン符号化部2に出力する。それとともに、
白黒多階調画像データPXにおける1ビットあたりのビ
ット数をあらわすビット深度データSnを符号量制御部
3に出力している。
【0034】ビットプレーン符号化部2は、第8ビット
プレーンデータを入力すると、第8ビットプレーンデー
タについて所定の二値画像符号化方式を適用し、それに
よって形成した第8ビットプレーンの符号データ(以
下、第8ビットプレーン符号データという)を符号量制
御部3に出力し、第7ビットプレーンデータを入力する
と、第7ビットプレーンデータについて所定の二値画像
符号化方式を適用し、それによって形成した第7ビット
プレーンの符号データ(以下、第7ビットプレーン符号
データという)を符号量制御部3に出力し、第6ビット
プレーンデータを入力すると、第6ビットプレーンデー
タについて所定の二値画像符号化方式を適用し、それに
よって形成した第6ビットプレーンの符号データ(以
下、第6ビットプレーン符号データという)を符号量制
御部3に出力し、第5ビットプレーンデータを入力する
と、第5ビットプレーンデータについて所定の二値画像
符号化方式を適用し、それによって形成した第5ビット
プレーンの符号データ(以下、第5ビットプレーン符号
データという)を符号量制御部3に出力し、第4ビット
プレーンデータを入力すると、第4ビットプレーンデー
タについて所定の二値画像符号化方式を適用し、それに
よって形成した第4ビットプレーンの符号データ(以
下、第4ビットプレーン符号データという)を符号量制
御部3に出力し、第3ビットプレーンデータを入力する
と、第3ビットプレーンデータについて所定の二値画像
符号化方式を適用し、それによって形成した第3ビット
プレーンの符号データ(以下、第3ビットプレーン符号
データという)を符号量制御部3に出力し、第2ビット
プレーンデータを入力すると、第2ビットプレーンデー
タについて所定の二値画像符号化方式を適用し、それに
よって形成した第2ビットプレーンの符号データ(以
下、第2ビットプレーン符号データという)を符号量制
御部3に出力し、第1ビットプレーンデータを入力する
と、第1ビットプレーンデータについて所定の二値画像
符号化方式を適用し、それによって形成した第1ビット
プレーンの符号データ(以下、第1ビットプレーン符号
データという)を符号量制御部3に出力する。
【0035】符号量制御部3は、図2に示すように、ビ
ット深度データSnの値nを先頭に付加した状態で、ビ
ットプレーン符号化部2から順次入力される第8ビット
プレーン符号化データ〜第1ビットプレーン符号化デー
タを、符号化データPDとして順次出力するとともに、
その出力した符号化データPDが、あらかじめ設定され
ているデータ量に達すると、入力されたビットプレーン
符号化データの出力を停止し、符号化データPDの終了
をあらわす所定ビットパターンの終了符号Eを付加し、
符号化データPDの出力を終了する。
【0036】したがって、このときには、設定されたデ
ータ量を超える部分の下位ビットプレーンのビットプレ
ーン符号化データは、符号データPDとして出力されな
いので、符号データPDのデータ量は、設定データ量に
制限される。
【0037】図3は、符号データPDに基づいて元の画
像データを形成する複号化装置の一例を示している。
【0038】同図において、ビットプレーン複号化部4
は、入力される符号データPDの先頭に付加されている
値nを取り出して、ビット深度データSSとしてビット
プレーンデータ作成部5に出力し、ビットプレーン単位
に、第8ビットプレーン符号データ、第7ビットプレー
ンデータ、…を、順次複号化し、それによって得た画像
データをビットプレーンデータ作成部5に出力する。ま
た、符号データPDの最後のビットプレーンのビットプ
レーン符号データは、1枚分の画像の途中で終わってい
て終了符号Eが付加されている場合があり、かかる場合
には、複号化できた部分まで画像データをビットプレー
ンデータ作成部5に出力するとともに、複号化エラーを
ビットプレーンデータ作成部5に通知する。
【0039】ビットプレーンデータ作成部5は、ビット
プレーン複号化部4から完全なビットプレーンの画像デ
ータを入力すると、その画像データを当該ビットプレー
ンの画像データとして画像データ出力部7に出力する一
方、複号化エラーが通知されたビットプレーンについて
は、画像データが得られていない部分の画像データとし
て、挿入データ発生部6から発生させた挿入データを配
置し、1つのビットプレーンの画像データを完成し、そ
の完成後の画像データを、当該ビットプレーンの画像デ
ータとして画像データ出力部7に出力する。さらに、ビ
ットプレーンデータ作成部5は、ビットプレーン複号化
部4から出力されないビットプレーンの画像データにつ
いては、挿入データ発生部6から1枚分の画像データを
発生させ、その発生させた画像データを、それぞれのビ
ットプレーンの画像データとして、画像データ出力部7
に出力する。
【0040】また、挿入データ発生部6は、ビットプレ
ーンデータ作成部5から指定されたビット数のランダム
データ(「1」,「0」のランダムパターンデータ)を
発生するものであり、その出力データは、ビットプレー
ンデータ作成部5に加えられている。
【0041】画像データ出力部7は、ビットプレーンデ
ータ作成部5から出力される各ビットプレーンの画像デ
ータに基づいて、白黒多階調画像データを形成し、その
形成した画像データPXrを複号化した白黒多階調画像
データとして、次段装置に出力する。
【0042】図4は、図1に示した符号化装置の符号量
制御部3の処理例を示している。
【0043】まず、データ深度データSnの値nを符号
データPDの先頭に付加する態様で出力した後(処理1
01)、ビットプレーン符号化部2からデータを1単位
入力し(処理102)、入力したデータ量を累算する
(処理103)。
【0044】そして、累算値が、所定値KA以上になっ
ているかどうかを調べ(判断104)、判断104の結
果がNOになるときには、そのときに入力した1単位分
のデータを符号データPDとして出力し(処理10
5)、処理102に戻って、残りのデータの入出力を行
う。
【0045】また、判断104の結果がYESになると
きには、出力した符号データPDのデータ量が制限デー
タ量に達した場合なので、このときには、所定の終了符
号Eを出力して(処理106)、1つの白黒多階調画像
に関する処理を終了する。
【0046】図5は、図3に示した複号化装置のビット
パターンデータ作成部5の処理例を示している。
【0047】まず、処理したビットプレーンの数を記憶
するためのカウンタLPを0に初期設定し(処理20
1)、ビットプレーン複号化部4から1つのビットプレ
ーンの複号化の終了が通知されるまで、ビットプレーン
複号化部4から出力されるデータを順次入力する(処理
202、判断203のNOループ)。
【0048】ビットプレーン複号化部4から複号化終了
が通知されて判断203の結果がYESになると、カウ
ンタLPの値を1つ増やし(処理204)、そのとき
に、ビットプレーン複号化部4から複号化処理が正常終
了していることが通知されているかどうかを調べる(判
断205)。
【0049】ビットプレーン複号化部4から複号化処理
が異常終了していることが通知されていない場合で、判
断205の結果がYESになるときには、そのときに入
力している1つのビットプレーンの画像データを、第
(n−(LP−1))ビットプレーンの画像データとし
て、画像データ出力部7に出力する(処理206)。そ
して、カウンタLPの値がn以上になっているかどうか
を調べ(判断207)、判断207の結果がNOになる
ときには、次のビットプレーンの画像データの処理のた
めに処理202に戻る。また、判断207の結果がYE
Sになるときには、1つの画像の複号化処理が終了した
ので、その動作を終了する。
【0050】また、ビットプレーン複号化部4から複号
化処理が異常終了していることが通知されている場合
で、判断205の結果がNOになるときには、そのとき
に入力している1つのビットプレーンの画像データのう
ち、残りの部分のデータを挿入データ発生部6より発生
させて、1つのビットプレーンの画像データを完成させ
(処理208)、その画像データを、第(n−(LP−
1))ビットプレーンの画像データとして、画像データ
出力部7に出力する(処理209)。
【0051】そして、カウンタLPの値がn以上になっ
ているかどうかを調べ(判断210)、判断210の結
果がNOになるときには、それ以降のビットプレーンに
ついては、符号データに含まれないので、1つのビット
プレーンのデータを挿入データ発生部6により発生させ
て入力し(処理211)、カウンタLPの値を1つ増や
し(処理212)、その生成した画像データを、第(n
−(LP−1))ビットプレーンの画像データとして、
画像データ出力部7に出力し(処理213)、全てのビ
ットプレーンの処理が終了したかどうかを調べるため
に、判断210に戻る。
【0052】また、判断210の結果がYESになると
きには、1つの画像の複号化処理が終了したので、その
動作を終了する。
【0053】このように、本実施例では、符号データP
Dのデータ量を、設定値に制限しているので、例えば、
画像配布時の符号データの取り扱いが容易になる。
【0054】また、符号データのデータ量の制限は、最
上位ビットのビットプレーンから下位ビットのビットプ
レーンに向けて行われるので、白黒多階調画像にとって
より大きな情報量を運ぶ上位ビットのビットプレーンの
符号データは必ず含まれ、その結果、データ量制限によ
り削除された下位ビットのビットプレーンを、例えば、
ランダムデータとして発生した場合でも、再生画像の画
質はかなり良好である。
【0055】図6は、本発明の他の実施例にかかるカラ
ー多階調画像の符号化装置の一例を示している。この場
合、符号化対象となっているカラー多階調画像は、RG
B3原色の色成分をもち、おのおのの色成分について1
画素あたり8ビットのビット深度をもつものである。
【0056】同図において、24ビットのカラー多階調
画像データCPは、色成分分解部10に加えられてい
る。色成分分解部10は、カラー多階調画像データCP
を8ビットのR成分のR多階調画像データCPr、8ビ
ットのG成分のG多階調画像データCPg、および、8
ビットのB成分のB多階調画像データCPbに分解する
ものであり、R多階調画像データCPr、G多階調画像
データCPg、および、B多階調画像データCPbは、
それぞれビットプレーン生成部12r,12g,12b
に加えられている。また、色成分分解部10は、カラー
多階調画像データCPにおける色成分数m、および、各
色成分についての1画素あたりのビット深度nをあらわ
すカラー関連情報SSaを符号出力部11に出力してい
る。
【0057】ビットプレーン生成部12rは、R多階調
画像データCPrのおのおのの画素について、第8ビッ
トのデータを抜き出して第8ビットプレーンデータを形
成してその第8ビットプレーンデータをビットプレーン
符号化部13rに出力し、次いで、第7ビットのデータ
を抜き出して第7ビットプレーンデータ形成してその第
7ビットプレーンデータをビットプレーン符号化部13
rに出力し、次いで、第6ビットのデータを抜き出して
第6ビットプレーンデータを形成してその第6ビットプ
レーンデータをビットプレーン符号化部13rに出力
し、次いで、第5ビットのデータを抜き出して第5ビッ
トプレーンデータを形成してその第5ビットプレーンデ
ータをビットプレーン符号化部13rに出力し、次い
で、第4ビットのデータを抜き出して第4ビットプレー
ンデータを形成してその第4ビットプレーンデータをビ
ットプレーン符号化部13rに出力し、次いで、第3ビ
ットのデータを抜き出して第3ビットプレーンデータを
形成してその第3ビットプレーンデータをビットプレー
ン符号化部13rに出力し、次いで、第2ビットのデー
タを抜き出して第2ビットプレーンデータを形成してそ
の第2ビットプレーンデータをビットプレーン符号化部
2に出力し、次いで、第1ビットのデータを抜き出して
第1ビットプレーンデータを形成してその第1ビットプ
レーンデータをビットプレーン符号化部13rに出力す
る。
【0058】ビットプレーン符号化部13rは、第8ビ
ットプレーンデータを入力すると、第8ビットプレーン
データについて所定の二値画像符号化方式を適用し、そ
れによって形成した第8ビットプレーン符号データを符
号量制御部14rに出力し、第7ビットプレーンデータ
を入力すると、第7ビットプレーンデータについて所定
の二値画像符号化方式を適用し、それによって形成した
第7ビットプレーン符号データを符号量制御部14rに
出力し、第6ビットプレーンデータを入力すると、第6
ビットプレーンデータについて所定の二値画像符号化方
式を適用し、それによって形成した第6ビットプレーン
符号データを符号量制御部14rに出力し、第5ビット
プレーンデータを入力すると、第5ビットプレーンデー
タについて所定の二値画像符号化方式を適用し、それに
よって形成した第5ビットプレーン符号データを符号量
制御部14rに出力し、第4ビットプレーンデータを入
力すると、第4ビットプレーンデータについて所定の二
値画像符号化方式を適用し、それによって形成した第4
ビットプレーン符号データを符号量制御部14rに出力
し、第3ビットプレーンデータを入力すると、第3ビッ
トプレーンデータについて所定の二値画像符号化方式を
適用し、それによって形成した第3ビットプレーン符号
データを符号量制御部14rに出力し、第2ビットプレ
ーンデータを入力すると、第2ビットプレーンデータに
ついて所定の二値画像符号化方式を適用し、それによっ
て形成した第2ビットプレーン符号データを符号量制御
部14rに出力し、第1ビットプレーンデータを入力す
ると、第1ビットプレーンデータについて所定の二値画
像符号化方式を適用し、それによって形成した第1ビッ
トプレーン符号データを符号量制御部14rに出力す
る。
【0059】符号量制御部14rは、ビットプレーン符
号化部13rから順次入力される第8ビットプレーン符
号化データ〜第1ビットプレーン符号化データを、符号
化データとして順次出力するとともに、その出力した符
号化データが、あらかじめ設定されているデータ量に達
すると、入力されたビットプレーン符号化データの出力
を停止し、符号化データの終了をあらわす所定ビットパ
ターンの終了符号Eを付加し、符号化データの出力を終
了するものであり、その符号データは、符号出力部11
に加えられている。
【0060】ビットプレーン生成部12gは、G多階調
画像データCPgのおのおのの画素について、第8ビッ
トのデータを抜き出して第8ビットプレーンデータを形
成してその第8ビットプレーンデータをビットプレーン
符号化部13gに出力し、次いで、第7ビットのデータ
を抜き出して第7ビットプレーンデータ形成してその第
7ビットプレーンデータをビットプレーン符号化部13
gに出力し、次いで、第6ビットのデータを抜き出して
第6ビットプレーンデータを形成してその第6ビットプ
レーンデータをビットプレーン符号化部13gに出力
し、次いで、第5ビットのデータを抜き出して第5ビッ
トプレーンデータを形成してその第5ビットプレーンデ
ータをビットプレーン符号化部13gに出力し、次い
で、第4ビットのデータを抜き出して第4ビットプレー
ンデータを形成してその第4ビットプレーンデータをビ
ットプレーン符号化部13gに出力し、次いで、第3ビ
ットのデータを抜き出して第3ビットプレーンデータを
形成してその第3ビットプレーンデータをビットプレー
ン符号化部13gに出力し、次いで、第2ビットのデー
タを抜き出して第2ビットプレーンデータを形成してそ
の第2ビットプレーンデータをビットプレーン符号化部
2に出力し、次いで、第1ビットのデータを抜き出して
第1ビットプレーンデータを形成してその第1ビットプ
レーンデータをビットプレーン符号化部13gに出力す
る。
【0061】ビットプレーン符号化部13gは、第8ビ
ットプレーンデータを入力すると、第8ビットプレーン
データについて所定の二値画像符号化方式を適用し、そ
れによって形成した第8ビットプレーン符号データを符
号量制御部14gに出力し、第7ビットプレーンデータ
を入力すると、第7ビットプレーンデータについて所定
の二値画像符号化方式を適用し、それによって形成した
第7ビットプレーン符号データを符号量制御部14gに
出力し、第6ビットプレーンデータを入力すると、第6
ビットプレーンデータについて所定の二値画像符号化方
式を適用し、それによって形成した第6ビットプレーン
符号データを符号量制御部14gに出力し、第5ビット
プレーンデータを入力すると、第5ビットプレーンデー
タについて所定の二値画像符号化方式を適用し、それに
よって形成した第5ビットプレーン符号データを符号量
制御部14gに出力し、第4ビットプレーンデータを入
力すると、第4ビットプレーンデータについて所定の二
値画像符号化方式を適用し、それによって形成した第4
ビットプレーン符号データを符号量制御部14gに出力
し、第3ビットプレーンデータを入力すると、第3ビッ
トプレーンデータについて所定の二値画像符号化方式を
適用し、それによって形成した第3ビットプレーン符号
データを符号量制御部14gに出力し、第2ビットプレ
ーンデータを入力すると、第2ビットプレーンデータに
ついて所定の二値画像符号化方式を適用し、それによっ
て形成した第2ビットプレーン符号データを符号量制御
部14gに出力し、第1ビットプレーンデータを入力す
ると、第1ビットプレーンデータについて所定の二値画
像符号化方式を適用し、それによって形成した第1ビッ
トプレーン符号データを符号量制御部14gに出力す
る。
【0062】符号量制御部14gは、ビットプレーン符
号化部13gから順次入力される第8ビットプレーン符
号化データ〜第1ビットプレーン符号化データを、符号
化データとして順次出力するとともに、その出力した符
号化データが、あらかじめ設定されているデータ量に達
すると、入力されたビットプレーン符号化データの出力
を停止し、符号化データの終了をあらわす所定ビットパ
ターンの終了符号Eを付加し、符号化データの出力を終
了するものであり、その符号データは、符号出力部11
に加えられている。
【0063】ビットプレーン生成部12bは、B多階調
画像データCPbのおのおのの画素について、第8ビッ
トのデータを抜き出して第8ビットプレーンデータを形
成してその第8ビットプレーンデータをビットプレーン
符号化部13bに出力し、次いで、第7ビットのデータ
を抜き出して第7ビットプレーンデータ形成してその第
7ビットプレーンデータをビットプレーン符号化部13
bに出力し、次いで、第6ビットのデータを抜き出して
第6ビットプレーンデータを形成してその第6ビットプ
レーンデータをビットプレーン符号化部13bに出力
し、次いで、第5ビットのデータを抜き出して第5ビッ
トプレーンデータを形成してその第5ビットプレーンデ
ータをビットプレーン符号化部13bに出力し、次い
で、第4ビットのデータを抜き出して第4ビットプレー
ンデータを形成してその第4ビットプレーンデータをビ
ットプレーン符号化部13bに出力し、次いで、第3ビ
ットのデータを抜き出して第3ビットプレーンデータを
形成してその第3ビットプレーンデータをビットプレー
ン符号化部13bに出力し、次いで、第2ビットのデー
タを抜き出して第2ビットプレーンデータを形成してそ
の第2ビットプレーンデータをビットプレーン符号化部
2に出力し、次いで、第1ビットのデータを抜き出して
第1ビットプレーンデータを形成してその第1ビットプ
レーンデータをビットプレーン符号化部13bに出力す
る。
【0064】ビットプレーン符号化部13bは、第8ビ
ットプレーンデータを入力すると、第8ビットプレーン
データについて所定の二値画像符号化方式を適用し、そ
れによって形成した第8ビットプレーン符号データを符
号量制御部14bに出力し、第7ビットプレーンデータ
を入力すると、第7ビットプレーンデータについて所定
の二値画像符号化方式を適用し、それによって形成した
第7ビットプレーン符号データを符号量制御部14bに
出力し、第6ビットプレーンデータを入力すると、第6
ビットプレーンデータについて所定の二値画像符号化方
式を適用し、それによって形成した第6ビットプレーン
符号データを符号量制御部14bに出力し、第5ビット
プレーンデータを入力すると、第5ビットプレーンデー
タについて所定の二値画像符号化方式を適用し、それに
よって形成した第5ビットプレーン符号データを符号量
制御部14bに出力し、第4ビットプレーンデータを入
力すると、第4ビットプレーンデータについて所定の二
値画像符号化方式を適用し、それによって形成した第4
ビットプレーン符号データを符号量制御部14bに出力
し、第3ビットプレーンデータを入力すると、第3ビッ
トプレーンデータについて所定の二値画像符号化方式を
適用し、それによって形成した第3ビットプレーン符号
データを符号量制御部14bに出力し、第2ビットプレ
ーンデータを入力すると、第2ビットプレーンデータに
ついて所定の二値画像符号化方式を適用し、それによっ
て形成した第2ビットプレーン符号データを符号量制御
部14bに出力し、第1ビットプレーンデータを入力す
ると、第1ビットプレーンデータについて所定の二値画
像符号化方式を適用し、それによって形成した第1ビッ
トプレーン符号データを符号量制御部14bに出力す
る。
【0065】符号量制御部14bは、ビットプレーン符
号化部13bから順次入力される第8ビットプレーン符
号化データ〜第1ビットプレーン符号化データを、符号
化データとして順次出力するとともに、その出力した符
号化データが、あらかじめ設定されているデータ量に達
すると、入力されたビットプレーン符号化データの出力
を停止し、符号化データの終了をあらわす所定ビットパ
ターンの終了符号Eを付加し、符号化データの出力を終
了するものであり、その符号データは、符号出力部11
に加えられている。
【0066】符号出力部11は、図7(a)に示したよ
うに、色成分数mの値とビット深度nの値を先頭に付加
した状態で、符号量制御部14rから出力されるR成分
の符号データ、符号量制御部14gから出力されるG成
分の符号データ、および、符号量制御部14bから出力
されるB成分の符号データを順次配置してなるカラー符
号データCDを出力する。また、おのおのの色成分の符
号データは、同図(b)に示すように、第8ビットプレ
ーン符号化データ〜第1ビットプレーン符号化データを
順次配置するとともに、最後に符号化データの終了をあ
らわす所定ビットパターンの終了符号Eを付加した形式
のものである。
【0067】したがって、このときには、各色成分につ
いて、設定されたデータ量を超える部分の下位ビットプ
レーンのビットプレーン符号化データは、として出力さ
れないので、おのおのの色成分の符号データのデータ量
は、設定データ量に制限される。
【0068】図8は、カラー符号データCDに基づいて
元の画像データを形成する複号化装置の一例を示してい
る。
【0069】同図において、符号分配部15は、カラー
符号データCDから、R成分の符号データCDr、G成
分の符号データCDg、および、B成分の符号データC
Dbをそれぞれ抽出するものであり、符号データCDr
はビットプレーン複号化部16rに加えられ、符号デー
タCDgはビットプレーン複号化部16gに加えられ、
符号データCDbはビットプレーン複号化部16bに加
えられている。また、符号分配部15は、入力されるカ
ラー符号データCDの先頭に付加されている値nを取り
出して、ビット深度データSSnとしてビットプレーン
データ作成部17r,17g,17bにそれぞれ出力し
ている。
【0070】ビットプレーン複号化部16rは、入力さ
れる符号データCDrについて、ビットプレーン単位
に、第8ビットプレーン符号データ、第7ビットプレー
ンデータ、…を、順次複号化し、それによって得た画像
データをビットプレーンデータ作成部17rに出力す
る。また、符号データCDrの最後のビットプレーンの
ビットプレーン符号データは、1枚分の画像の途中で終
わっていて終了符号Eが付加されている場合があり、か
かる場合には、複号化できた部分まで画像データをビッ
トプレーンデータ作成部17rに出力するとともに、複
号化エラーをあらわす複号化終了信号SSbを、ビット
プレーンデータ作成部17rに出力する。それ以外の場
合には、1つのビットプレーンデータの複号化を終了し
た時点で、複号化正常終了をあらわす複号化終了信号S
Sbをビットプレーンデータ作成部17rに出力する。
【0071】ビットプレーンデータ作成部17rは、ビ
ットプレーン複号化部16rから完全なビットプレーン
の画像データを入力すると、その画像データを当該ビッ
トプレーンの画像データとして画像データ出力部19r
に出力する一方、複号化エラーが通知されたビットプレ
ーンについては、画像データが得られていない部分の画
像データとして、挿入データ発生部18rから発生させ
た挿入データを配置し、1つのビットプレーンの画像デ
ータを完成し、その完成後の画像データを、当該ビット
プレーンの画像データとして画像データ出力部19rに
出力する。さらに、ビットプレーンデータ作成部17r
は、ビットプレーン複号化部16rから出力されないビ
ットプレーンの画像データについては、挿入データ発生
部18rから1枚分の画像データを発生させ、その発生
させた画像データを、それぞれのビットプレーンの画像
データとして、画像データ出力部19rに出力する。
【0072】また、挿入データ発生部18rは、ビット
プレーンデータ作成部17rから指定されたビット数の
ランダムデータ(「1」,「0」ランダムパターンデー
タ)を発生するものであり、その出力データは、ビット
プレーンデータ作成部17rに加えられている。
【0073】画像データ出力部19rは、ビットプレー
ンデータ作成部17rから出力される各ビットプレーン
の画像データに基づいて、R成分多階調画像データを形
成し、その形成したR成分多階調画像データを画像デー
タ変換出力部20に出力する。
【0074】ビットプレーン複号化部16gは、入力さ
れる符号データCDgについて、ビットプレーン単位
に、第8ビットプレーン符号データ、第7ビットプレー
ンデータ、…を、順次複号化し、それによって得た画像
データをビットプレーンデータ作成部17gに出力す
る。また、符号データCDgの最後のビットプレーンの
ビットプレーン符号データは、1枚分の画像の途中で終
わっていて終了符号Eが付加されている場合があり、か
かる場合には、複号化できた部分まで画像データをビッ
トプレーンデータ作成部17gに出力するとともに、複
号化エラーをあらわす複号化終了信号SSbを、ビット
プレーンデータ作成部17gに出力する。それ以外の場
合には、1つのビットプレーンデータの複号化を終了し
た時点で、複号化正常終了をあらわす複号化終了信号S
Sbをビットプレーンデータ作成部17gに出力する。
【0075】ビットプレーンデータ作成部17gは、ビ
ットプレーン複号化部16gから完全なビットプレーン
の画像データを入力すると、その画像データを当該ビッ
トプレーンの画像データとして画像データ出力部19g
に出力する一方、複号化エラーが通知されたビットプレ
ーンについては、画像データが得られていない部分の画
像データとして、挿入データ発生部18gから発生させ
た挿入データを配置し、1つのビットプレーンの画像デ
ータを完成し、その完成後の画像データを、当該ビット
プレーンの画像データとして画像データ出力部19gに
出力する。さらに、ビットプレーンデータ作成部17g
は、ビットプレーン複号化部16gから出力されないビ
ットプレーンの画像データについては、挿入データ発生
部18gから1枚分の画像データを発生させ、その発生
させた画像データを、それぞれのビットプレーンの画像
データとして、画像データ出力部19gに出力する。
【0076】また、挿入データ発生部18gは、ビット
プレーンデータ作成部17gから指定されたビット数の
ランダムデータ(「1」,「0」ランダムパターンデー
タ)を発生するものであり、その出力データは、ビット
プレーンデータ作成部17gに加えられている。
【0077】画像データ出力部19gは、ビットプレー
ンデータ作成部17gから出力される各ビットプレーン
の画像データに基づいて、G成分多階調画像データを形
成し、その形成したG成分多階調画像データを画像デー
タ変換出力部20に出力する。
【0078】ビットプレーン複号化部16bは、入力さ
れる符号データCDbについて、ビットプレーン単位
に、第8ビットプレーン符号データ、第7ビットプレー
ンデータ、…を、順次複号化し、それによって得た画像
データをビットプレーンデータ作成部17bに出力す
る。また、符号データCDbの最後のビットプレーンの
ビットプレーン符号データは、1枚分の画像の途中で終
わっていて終了符号Eが付加されている場合があり、か
かる場合には、複号化できた部分まで画像データをビッ
トプレーンデータ作成部17bに出力するとともに、複
号化エラーをあらわす複号化終了信号SSbを、ビット
プレーンデータ作成部17bに出力する。それ以外の場
合には、1つのビットプレーンデータの複号化を終了し
た時点で、複号化正常終了をあらわす複号化終了信号S
Sbをビットプレーンデータ作成部17bに出力する。
【0079】ビットプレーンデータ作成部17bは、ビ
ットプレーン複号化部16bから完全なビットプレーン
の画像データを入力すると、その画像データを当該ビッ
トプレーンの画像データとして画像データ出力部19b
に出力する一方、複号化エラーが通知されたビットプレ
ーンについては、画像データが得られていない部分の画
像データとして、挿入データ発生部18bから発生させ
た挿入データを配置し、1つのビットプレーンの画像デ
ータを完成し、その完成後の画像データを、当該ビット
プレーンの画像データとして画像データ出力部19bに
出力する。さらに、ビットプレーンデータ作成部17b
は、ビットプレーン複号化部16bから出力されないビ
ットプレーンの画像データについては、挿入データ発生
部18bから1枚分の画像データを発生させ、その発生
させた画像データを、それぞれのビットプレーンの画像
データとして、画像データ出力部19bに出力する。
【0080】また、挿入データ発生部18bは、ビット
プレーンデータ作成部17bから指定されたビット数の
ランダムデータ(「1」,「0」ランダムパターンデー
タ)を発生するものであり、その出力データは、ビット
プレーンデータ作成部17bに加えられている。
【0081】画像データ出力部19bは、ビットプレー
ンデータ作成部17bから出力される各ビットプレーン
の画像データに基づいて、B成分多階調画像データを形
成し、その形成したB成分多階調画像データを画像デー
タ変換出力部20に出力する。
【0082】画像データ変換出力部20は、画像データ
出力部19rから加えられるR成分多階調画像データ、
画像データ出力部19gから加えられるG成分多階調画
像データ、および、画像データ出力部19bから加えら
れるB成分多階調画像データに基づいて、24ビットの
原画像の画像データCPrを形成するものであり、その
画像データCPrは、次段装置に出力されている。
【0083】図9は、図6に示した符号化装置の符号量
制御部14(14r,14g,14b)の処理例を示し
ている。
【0084】まず、ビットプレーン符号化部13(13
r,13g,13b)からデータを1単位入力し(処理
301)、入力したデータ量を累算する(処理30
2)。そして、累算値が、所定値KA以上になっている
かどうかを調べ(判断303)、判断303の結果がN
Oになるときには、そのときに入力した1単位分のデー
タを符号データとして出力し(処理304)、処理30
1に戻って、残りのデータの入出力を行う。
【0085】また、判断303の結果がYESになると
きには、出力した符号データのデータ量が制限データ量
に達した場合なので、このときには、所定の終了符号E
を出力して(処理305)、1つのカラー多階調画像に
関する処理を終了する。
【0086】このようにして、本実施例では、おのおの
の色成分の符号データのデータ量を、設定値に制限して
いるので、例えば、画像配布時の符号データの取り扱い
が容易になる。
【0087】また、符号データのデータ量の制限は、最
上位ビットのビットプレーンから下位ビットのビットプ
レーンに向けて行われるので、白黒多階調画像にとって
より大きな情報量を運ぶ上位ビットのビットプレーンの
符号データは必ず含まれ、その結果、データ量制限によ
り削除された下位ビットのビットプレーンを、例えば、
ランダムデータとして発生した場合でも、再生画像の画
質はかなり良好である。
【0088】図10は、本発明のさらに他の実施例にか
かるカラー多階調画像の符号化装置の一例を示してい
る。この場合、符号化対象となっているカラー多階調画
像は、RGB3原色の色成分をもち、おのおのの色成分
について1画素あたり8ビットのビット深度をもつもの
である。
【0089】同図において、24ビットのカラー多階調
画像データCPは、色成分分解部21に加えられてい
る。色成分分解部21は、カラー多階調画像データCP
をそれぞれ8ビットのR成分のR多階調画像データ、G
成分のG多階調画像データ、および、B成分のB多階調
画像データに、順次分解するものであり、R多階調画像
データ、G多階調画像データ、および、B多階調画像デ
ータは、順次、ビットプレーン生成部22に加えられて
いる。また、色成分分解部21は、カラー多階調画像デ
ータCPにおける色成分数m、および、各色成分につい
ての1画素あたりのビット深度nをあらわすカラー関連
情報SSaを符号出力部25に出力している。
【0090】ビットプレーン生成部22は、順次加えら
れるR多階調画像データ、G多階調画像データ、およ
び、B多階調画像データについて、それぞれの画像デー
タのおのおのの画素について、第8ビットのデータを抜
き出して第8ビットプレーンデータを形成してその第8
ビットプレーンデータをビットプレーン符号化部23に
出力し、次いで、第7ビットのデータを抜き出して第7
ビットプレーンデータ形成してその第7ビットプレーン
データをビットプレーン符号化部23に出力し、次い
で、第6ビットのデータを抜き出して第6ビットプレー
ンデータを形成してその第6ビットプレーンデータをビ
ットプレーン符号化部23に出力し、次いで、第5ビッ
トのデータを抜き出して第5ビットプレーンデータを形
成してその第5ビットプレーンデータをビットプレーン
符号化部23に出力し、次いで、第4ビットのデータを
抜き出して第4ビットプレーンデータを形成してその第
4ビットプレーンデータをビットプレーン符号化部23
に出力し、次いで、第3ビットのデータを抜き出して第
3ビットプレーンデータを形成してその第3ビットプレ
ーンデータをビットプレーン符号化部23に出力し、次
いで、第2ビットのデータを抜き出して第2ビットプレ
ーンデータを形成してその第2ビットプレーンデータを
ビットプレーン符号化部2に出力し、次いで、第1ビッ
トのデータを抜き出して第1ビットプレーンデータを形
成してその第1ビットプレーンデータをビットプレーン
符号化部23に出力する。
【0091】ビットプレーン符号化部23は、第8ビッ
トプレーンデータを入力すると、第8ビットプレーンデ
ータについて所定の二値画像符号化方式を適用し、それ
によって形成した第8ビットプレーン符号データを符号
量制御部24に出力し、第7ビットプレーンデータを入
力すると、第7ビットプレーンデータについて所定の二
値画像符号化方式を適用し、それによって形成した第7
ビットプレーン符号データを符号量制御部24に出力
し、第6ビットプレーンデータを入力すると、第6ビッ
トプレーンデータについて所定の二値画像符号化方式を
適用し、それによって形成した第6ビットプレーン符号
データを符号量制御部24に出力し、第5ビットプレー
ンデータを入力すると、第5ビットプレーンデータにつ
いて所定の二値画像符号化方式を適用し、それによって
形成した第5ビットプレーン符号データを符号量制御部
24に出力し、第4ビットプレーンデータを入力する
と、第4ビットプレーンデータについて所定の二値画像
符号化方式を適用し、それによって形成した第4ビット
プレーン符号データを符号量制御部24に出力し、第3
ビットプレーンデータを入力すると、第3ビットプレー
ンデータについて所定の二値画像符号化方式を適用し、
それによって形成した第3ビットプレーン符号データを
符号量制御部24に出力し、第2ビットプレーンデータ
を入力すると、第2ビットプレーンデータについて所定
の二値画像符号化方式を適用し、それによって形成した
第2ビットプレーン符号データを符号量制御部24に出
力し、第1ビットプレーンデータを入力すると、第1ビ
ットプレーンデータについて所定の二値画像符号化方式
を適用し、それによって形成した第1ビットプレーン符
号データを符号量制御部24に出力する。
【0092】符号量制御部24は、ビットプレーン符号
化部23から順次入力される第8ビットプレーン符号化
データ〜第1ビットプレーン符号化データを、符号化デ
ータとして順次出力するとともに、その出力した符号化
データが、あらかじめ設定されているデータ量に達する
と、入力されたビットプレーン符号化データの出力を停
止し、符号化データの終了をあらわす所定ビットパター
ンの終了符号Eを付加し、符号化データの出力を終了す
るものであり、その符号データは、符号出力部24に加
えられている。また、符号データの出力を終了すると、
終了信号SEを色成分分解部21に出力する。これによ
り、色成分分解部21は、次の色成分の画像データを出
力する。
【0093】符号出力部25は、図7(a)に示したよ
うに、色成分数mの値とビット深度nの値を先頭に付加
した状態で、符号量制御部24から出力されるR成分の
符号データ、G成分の符号データ、および、B成分の符
号データを順次配置してなるカラー符号データCDを出
力する。また、おのおのの色成分の符号データは、上述
と同様に、同図(b)に示すように、第8ビットプレー
ン符号化データ〜第1ビットプレーン符号化データを順
次配置するとともに、最後に符号化データの終了をあら
わす所定ビットパターンの終了符号Eを付加した形式の
ものである。
【0094】このようにして、この場合には、ビットプ
レーン生成部22、ビットプレーン符号化部23、およ
び、符号量制御部24を1つづつ設けるだけで、符号化
装置を構成できるので、装置コストを低減することがで
きる。
【0095】図11は、カラー符号データCDに基づい
て元の画像データを形成する複号化装置の他の例を示し
ている。
【0096】同図において、符号分配部26は、カラー
符号データCDから、R成分の符号データCDr、G成
分の符号データCDg、および、B成分の符号データC
Dbを、順次抽出するものであり、符号データCDr,
CDg,CDbは、ビットプレーン複号化部27に順次
加えられている。また、符号分配部26は、入力される
カラー符号データCDの先頭に付加されている値nを取
り出して、ビット深度データSSnとしてビットプレー
ンデータ作成部28に出力するとともに、値mを取り出
して、色成分数データSSmとして画像データ変換出力
部29に出力している。
【0097】ビットプレーン複号化部27は、順次入力
される符号データCDr,CDg,CDbについて、ビ
ットプレーン単位に、第8ビットプレーン符号データ、
第7ビットプレーンデータ、…を、順次複号化し、それ
によって得た画像データをビットプレーンデータ作成部
28に出力する。また、符号データCDr,CDg,C
Dbの最後のビットプレーンのビットプレーン符号デー
タは、1枚分の画像の途中で終わっていて終了符号Eが
付加されている場合があり、かかる場合には、複号化で
きた部分まで画像データをビットプレーンデータ作成部
28に出力するとともに、複号化エラーをあらわす複号
化終了信号SSbを、ビットプレーンデータ作成部28
に出力する。それ以外の場合には、1つのビットプレー
ンデータの複号化を終了した時点で、複号化正常終了を
あらわす複号化終了信号SSbをビットプレーンデータ
作成部28に出力する。
【0098】ビットプレーンデータ作成部28は、ビッ
トプレーン複号化部27から完全なビットプレーンの画
像データを入力すると、その画像データを当該ビットプ
レーンの画像データとして画像データ出力部31に出力
する一方、複号化エラーが通知されたビットプレーンに
ついては、画像データが得られていない部分の画像デー
タとして、挿入データ発生部30から発生させた挿入デ
ータを配置し、1つのビットプレーンの画像データを完
成し、その完成後の画像データを、当該ビットプレーン
の画像データとして画像データ出力部31に出力する。
さらに、ビットプレーンデータ作成部28は、ビットプ
レーン複号化部27から出力されないビットプレーンの
画像データについては、挿入データ発生部30から1枚
分の画像データを発生させ、その発生させた画像データ
を、それぞれのビットプレーンの画像データとして、画
像データ出力部31に出力する。
【0099】また、挿入データ発生部30は、ビットプ
レーンデータ作成部28から指定されたビット数のラン
ダムデータ(「1」,「0」ランダムパターンデータ)
を発生するものであり、その出力データは、ビットプレ
ーンデータ作成部28に加えられている。
【0100】画像データ出力部31は、おのおのの色成
分について、ビットプレーンデータ作成部28から出力
される各ビットプレーンの画像データに基づいて、当該
色成分の多階調画像データを形成し、その形成した多階
調画像データを画像データ変換出力部29に出力する。
【0101】画像データ変換出力部29は、画像データ
出力部31から加えられる各色成分の多階調画像データ
に基づいて、24ビットの原画像の画像データCPrを
形成するものであり、その画像データCPrは、次段装
置に出力されている。
【0102】したがって、この倍には、ビットプレーン
複号化部27、ビットプレーンデータ作成部28、挿入
データ発生部30、および、画像データ出力部31をそ
れぞれ1つ設けるだけで済み、それにより、装置コスト
を大幅に低減することができる。
【0103】図12は、本発明の別な実施例にかかる白
黒多階調画像の符号化装置の一例を示している。この場
合、符号化対象となっている白黒多階調画像は、1画素
あたり8ビットのものである。なお、同図において、図
1と同一部分および相当する部分には、同一符号を付し
ている。
【0104】同図において、白黒多階調画像データPX
は、ビットプレーン生成部1に加えられている。ビット
プレーン生成部1は、白黒多階調画像データPXのおの
おのの画素について、第8ビットのデータを抜き出して
第8ビットプレーンデータを形成してその第8ビットプ
レーンデータをビットプレーン符号化部2に出力し、次
いで、第7ビットのデータを抜き出して第7ビットプレ
ーンデータを形成してその第7ビットプレーンデータを
ビットプレーン符号化部2に出力し、次いで、第6ビッ
トのデータを抜き出して第6ビットプレーンデータを形
成してその第6ビットプレーンデータをビットプレーン
符号化部2に出力し、次いで、第5ビットのデータを抜
き出して第5ビットプレーンデータを形成してその第5
ビットプレーンデータをビットプレーン符号化部2に出
力し、次いで、第4ビットのデータを抜き出して第4ビ
ットプレーンデータを形成してその第4ビットプレーン
データをビットプレーン符号化部2に出力し、次いで、
第3ビットのデータを抜き出して第3ビットプレーンデ
ータを形成してその第3ビットプレーンデータをビット
プレーン符号化部2に出力し、次いで、第2ビットのデ
ータを抜き出して第2ビットプレーンデータを形成して
その第2ビットプレーンデータをビットプレーン符号化
部2に出力し、次いで、第1ビットのデータを抜き出し
て第1ビットプレーンデータを形成してその第1ビット
プレーンデータをビットプレーン符号化部2に出力す
る。それとともに、白黒多階調画像データPXにおける
1ビットあたりのビット数をあらわすビット深度データ
Snを符号量制御部3aに出力している。
【0105】ビットプレーン符号化部2は、第8ビット
プレーンデータを入力すると、第8ビットプレーンデー
タについて所定の二値画像符号化方式を適用し、それに
よって形成した第8ビットプレーン符号データを符号量
制御部3aに出力し、第7ビットプレーンデータを入力
すると、第7ビットプレーンデータについて所定の二値
画像符号化方式を適用し、それによって形成した第7ビ
ットプレーン符号データを符号量制御部3aに出力し、
第6ビットプレーンデータを入力すると、第6ビットプ
レーンデータについて所定の二値画像符号化方式を適用
し、それによって形成した第6ビットプレーン符号デー
タを符号量制御部3aに出力し、第5ビットプレーンデ
ータを入力すると、第5ビットプレーンデータについて
所定の二値画像符号化方式を適用し、それによって形成
した第5ビットプレーン符号データを符号量制御部3a
に出力し、第4ビットプレーンデータを入力すると、第
4ビットプレーンデータについて所定の二値画像符号化
方式を適用し、それによって形成した第4ビットプレー
ン符号データを符号量制御部3aに出力し、第3ビット
プレーンデータを入力すると、第3ビットプレーンデー
タについて所定の二値画像符号化方式を適用し、それに
よって形成した第3ビットプレーン符号データを符号量
制御部3aに出力し、第2ビットプレーンデータを入力
すると、第2ビットプレーンデータについて所定の二値
画像符号化方式を適用し、それによって形成した第2ビ
ットプレーン符号データを符号量制御部3aに出力し、
第1ビットプレーンデータを入力すると、第1ビットプ
レーンデータについて所定の二値画像符号化方式を適用
し、それによって形成した第1ビットプレーン符号デー
タを符号量制御部3aに出力する。
【0106】符号量制御部3aは、図2に示すように、
ビット深度データSnの値nを先頭に付加した状態で、
ビットプレーン符号化部2から順次入力される第8ビッ
トプレーン符号化データ〜第1ビットプレーン符号化デ
ータを、符号化データPDとして順次出力するととも
に、その出力した符号化データPDが、外部装置から加
えられている制限データ量信号DVに対応したデータ量
に達すると、入力されたビットプレーン符号化データの
出力を停止し、符号化データPDの終了をあらわす所定
ビットパターンの終了符号Eを付加し、符号化データP
Dの出力を終了する。
【0107】ここで、この制限データ量信号DVは、例
えば、この符号化装置がファクシミリ装置に組み込まれ
ているときには、ファクシミリ装置の制御部から出力さ
れるものである。
【0108】図13は、図12に示した符号化装置の符
号量制御部3aの処理例を示している。
【0109】まず、制限データ量信号DVの値を入力し
て、変数KBにセットし(処理401)、データ深度デ
ータSnの値nを符号データPDの先頭に付加する態様
で出力した後(処理402)、ビットプレーン符号化部
2からデータを1単位入力し(処理403)、入力した
データ量を累算する(処理404)。
【0110】そして、累算値が、変数KBの値以上にな
っているかどうかを調べ(判断405)、判断405の
結果がNOになるときには、そのときに入力した1単位
分のデータを符号データPDとして出力し(処理40
6)、処理403に戻って、残りのデータの入出力を行
う。
【0111】また、判断405の結果がYESになると
きには、出力した符号データPDのデータ量が制限デー
タ量に達した場合なので、このときには、所定の終了符
号Eを出力して(処理407)、1つの白黒多階調画像
に関する処理を終了する。
【0112】このようにして、本実施例では、符号デー
タのデータ量を外部装置から適宜に設定することができ
るので、例えば、ユーザが所望するデータ量に符号デー
タのデータ量を設定することができ、使い勝手が向上す
る。
【0113】図14は、本発明の別な実施例にかかるカ
ラー多階調画像の符号化装置の一例を示している。この
場合、符号化対象となっているカラー多階調画像は、R
GB3原色の色成分をもち、おのおのの色成分について
1画素あたり8ビットのビット深度をもつものである。
また、同図において、図6と同一部分および相当する部
分には、同一符号を付している。
【0114】同図において、24ビットのカラー多階調
画像データCPは、色成分分解部10に加えられてい
る。色成分分解部10は、カラー多階調画像データCP
を8ビットのR成分のR多階調画像データCPr、8ビ
ットのG成分のG多階調画像データCPg、および、8
ビットのB成分のB多階調画像データCPbに分解する
ものであり、R多階調画像データCPr、G多階調画像
データCPg、および、B多階調画像データCPbは、
それぞれビットプレーン生成部12r,12g,12b
に加えられている。また、色成分分解部10は、カラー
多階調画像データCPにおける色成分数m、および、各
色成分についての1画素あたりのビット深度nをあらわ
すカラー関連情報SSaを符号出力部11に出力してい
る。
【0115】ビットプレーン生成部12rは、R多階調
画像データCPrのおのおのの画素について、第8ビッ
トのデータを抜き出して第8ビットプレーンデータを形
成してその第8ビットプレーンデータをビットプレーン
符号化部13rに出力し、次いで、第7ビットのデータ
を抜き出して第7ビットプレーンデータ形成してその第
7ビットプレーンデータをビットプレーン符号化部13
rに出力し、次いで、第6ビットのデータを抜き出して
第6ビットプレーンデータを形成してその第6ビットプ
レーンデータをビットプレーン符号化部13rに出力
し、次いで、第5ビットのデータを抜き出して第5ビッ
トプレーンデータを形成してその第5ビットプレーンデ
ータをビットプレーン符号化部13rに出力し、次い
で、第4ビットのデータを抜き出して第4ビットプレー
ンデータを形成してその第4ビットプレーンデータをビ
ットプレーン符号化部13rに出力し、次いで、第3ビ
ットのデータを抜き出して第3ビットプレーンデータを
形成してその第3ビットプレーンデータをビットプレー
ン符号化部13rに出力し、次いで、第2ビットのデー
タを抜き出して第2ビットプレーンデータを形成してそ
の第2ビットプレーンデータをビットプレーン符号化部
2に出力し、次いで、第1ビットのデータを抜き出して
第1ビットプレーンデータを形成してその第1ビットプ
レーンデータをビットプレーン符号化部13rに出力す
る。
【0116】ビットプレーン符号化部13rは、第8ビ
ットプレーンデータを入力すると、第8ビットプレーン
データについて所定の二値画像符号化方式を適用し、そ
れによって形成した第8ビットプレーン符号データを符
号量制御部14raに出力し、第7ビットプレーンデー
タを入力すると、第7ビットプレーンデータについて所
定の二値画像符号化方式を適用し、それによって形成し
た第7ビットプレーン符号データを符号量制御部14r
aに出力し、第6ビットプレーンデータを入力すると、
第6ビットプレーンデータについて所定の二値画像符号
化方式を適用し、それによって形成した第6ビットプレ
ーン符号データを符号量制御部14raに出力し、第5
ビットプレーンデータを入力すると、第5ビットプレー
ンデータについて所定の二値画像符号化方式を適用し、
それによって形成した第5ビットプレーン符号データを
符号量制御部14raに出力し、第4ビットプレーンデ
ータを入力すると、第4ビットプレーンデータについて
所定の二値画像符号化方式を適用し、それによって形成
した第4ビットプレーン符号データを符号量制御部14
raに出力し、第3ビットプレーンデータを入力する
と、第3ビットプレーンデータについて所定の二値画像
符号化方式を適用し、それによって形成した第3ビット
プレーン符号データを符号量制御部14raに出力し、
第2ビットプレーンデータを入力すると、第2ビットプ
レーンデータについて所定の二値画像符号化方式を適用
し、それによって形成した第2ビットプレーン符号デー
タを符号量制御部14raに出力し、第1ビットプレー
ンデータを入力すると、第1ビットプレーンデータにつ
いて所定の二値画像符号化方式を適用し、それによって
形成した第1ビットプレーン符号データを符号量制御部
14raに出力する。
【0117】符号量制御部14raは、ビットプレーン
符号化部13rから順次入力される第8ビットプレーン
符号化データ〜第1ビットプレーン符号化データを、符
号化データとして順次出力するとともに、その出力した
符号化データが、外部装置から加えられる制限データ量
信号DVに対応したデータ量に達すると、入力されたビ
ットプレーン符号化データの出力を停止し、符号化デー
タの終了をあらわす所定ビットパターンの終了符号Eを
付加し、符号化データの出力を終了するものであり、そ
の符号データは、符号出力部11に加えられている。
【0118】ビットプレーン生成部12gは、G多階調
画像データCPgのおのおのの画素について、第8ビッ
トのデータを抜き出して第8ビットプレーンデータを形
成してその第8ビットプレーンデータをビットプレーン
符号化部13gに出力し、次いで、第7ビットのデータ
を抜き出して第7ビットプレーンデータ形成してその第
7ビットプレーンデータをビットプレーン符号化部13
gに出力し、次いで、第6ビットのデータを抜き出して
第6ビットプレーンデータを形成してその第6ビットプ
レーンデータをビットプレーン符号化部13gに出力
し、次いで、第5ビットのデータを抜き出して第5ビッ
トプレーンデータを形成してその第5ビットプレーンデ
ータをビットプレーン符号化部13gに出力し、次い
で、第4ビットのデータを抜き出して第4ビットプレー
ンデータを形成してその第4ビットプレーンデータをビ
ットプレーン符号化部13gに出力し、次いで、第3ビ
ットのデータを抜き出して第3ビットプレーンデータを
形成してその第3ビットプレーンデータをビットプレー
ン符号化部13gに出力し、次いで、第2ビットのデー
タを抜き出して第2ビットプレーンデータを形成してそ
の第2ビットプレーンデータをビットプレーン符号化部
2に出力し、次いで、第1ビットのデータを抜き出して
第1ビットプレーンデータを形成してその第1ビットプ
レーンデータをビットプレーン符号化部13gに出力す
る。
【0119】ビットプレーン符号化部13gは、第8ビ
ットプレーンデータを入力すると、第8ビットプレーン
データについて所定の二値画像符号化方式を適用し、そ
れによって形成した第8ビットプレーン符号データを符
号量制御部14gaに出力し、第7ビットプレーンデー
タを入力すると、第7ビットプレーンデータについて所
定の二値画像符号化方式を適用し、それによって形成し
た第7ビットプレーン符号データを符号量制御部14g
aに出力し、第6ビットプレーンデータを入力すると、
第6ビットプレーンデータについて所定の二値画像符号
化方式を適用し、それによって形成した第6ビットプレ
ーン符号データを符号量制御部14gaに出力し、第5
ビットプレーンデータを入力すると、第5ビットプレー
ンデータについて所定の二値画像符号化方式を適用し、
それによって形成した第5ビットプレーン符号データを
符号量制御部14gaに出力し、第4ビットプレーンデ
ータを入力すると、第4ビットプレーンデータについて
所定の二値画像符号化方式を適用し、それによって形成
した第4ビットプレーン符号データを符号量制御部14
gaに出力し、第3ビットプレーンデータを入力する
と、第3ビットプレーンデータについて所定の二値画像
符号化方式を適用し、それによって形成した第3ビット
プレーン符号データを符号量制御部14gaに出力し、
第2ビットプレーンデータを入力すると、第2ビットプ
レーンデータについて所定の二値画像符号化方式を適用
し、それによって形成した第2ビットプレーン符号デー
タを符号量制御部14gaに出力し、第1ビットプレー
ンデータを入力すると、第1ビットプレーンデータにつ
いて所定の二値画像符号化方式を適用し、それによって
形成した第1ビットプレーン符号データを符号量制御部
14gaに出力する。
【0120】符号量制御部14gaは、ビットプレーン
符号化部13gから順次入力される第8ビットプレーン
符号化データ〜第1ビットプレーン符号化データを、符
号化データとして順次出力するとともに、その出力した
符号化データが、外部装置から加えられている制限デー
タ量信号DVに対応したデータ量に達すると、入力され
たビットプレーン符号化データの出力を停止し、符号化
データの終了をあらわす所定ビットパターンの終了符号
Eを付加し、符号化データの出力を終了するものであ
り、その符号データは、符号出力部11に加えられてい
る。
【0121】ビットプレーン生成部12bは、B多階調
画像データCPbのおのおのの画素について、第8ビッ
トのデータを抜き出して第8ビットプレーンデータを形
成してその第8ビットプレーンデータをビットプレーン
符号化部13bに出力し、次いで、第7ビットのデータ
を抜き出して第7ビットプレーンデータ形成してその第
7ビットプレーンデータをビットプレーン符号化部13
bに出力し、次いで、第6ビットのデータを抜き出して
第6ビットプレーンデータを形成してその第6ビットプ
レーンデータをビットプレーン符号化部13bに出力
し、次いで、第5ビットのデータを抜き出して第5ビッ
トプレーンデータを形成してその第5ビットプレーンデ
ータをビットプレーン符号化部13bに出力し、次い
で、第4ビットのデータを抜き出して第4ビットプレー
ンデータを形成してその第4ビットプレーンデータをビ
ットプレーン符号化部13bに出力し、次いで、第3ビ
ットのデータを抜き出して第3ビットプレーンデータを
形成してその第3ビットプレーンデータをビットプレー
ン符号化部13bに出力し、次いで、第2ビットのデー
タを抜き出して第2ビットプレーンデータを形成してそ
の第2ビットプレーンデータをビットプレーン符号化部
2に出力し、次いで、第1ビットのデータを抜き出して
第1ビットプレーンデータを形成してその第1ビットプ
レーンデータをビットプレーン符号化部13bに出力す
る。
【0122】ビットプレーン符号化部13bは、第8ビ
ットプレーンデータを入力すると、第8ビットプレーン
データについて所定の二値画像符号化方式を適用し、そ
れによって形成した第8ビットプレーン符号データを符
号量制御部14baに出力し、第7ビットプレーンデー
タを入力すると、第7ビットプレーンデータについて所
定の二値画像符号化方式を適用し、それによって形成し
た第7ビットプレーン符号データを符号量制御部14b
aに出力し、第6ビットプレーンデータを入力すると、
第6ビットプレーンデータについて所定の二値画像符号
化方式を適用し、それによって形成した第6ビットプレ
ーン符号データを符号量制御部14baに出力し、第5
ビットプレーンデータを入力すると、第5ビットプレー
ンデータについて所定の二値画像符号化方式を適用し、
それによって形成した第5ビットプレーン符号データを
符号量制御部14baに出力し、第4ビットプレーンデ
ータを入力すると、第4ビットプレーンデータについて
所定の二値画像符号化方式を適用し、それによって形成
した第4ビットプレーン符号データを符号量制御部14
baに出力し、第3ビットプレーンデータを入力する
と、第3ビットプレーンデータについて所定の二値画像
符号化方式を適用し、それによって形成した第3ビット
プレーン符号データを符号量制御部14baに出力し、
第2ビットプレーンデータを入力すると、第2ビットプ
レーンデータについて所定の二値画像符号化方式を適用
し、それによって形成した第2ビットプレーン符号デー
タを符号量制御部14baに出力し、第1ビットプレー
ンデータを入力すると、第1ビットプレーンデータにつ
いて所定の二値画像符号化方式を適用し、それによって
形成した第1ビットプレーン符号データを符号量制御部
14baに出力する。
【0123】符号量制御部14baは、ビットプレーン
符号化部13bから順次入力される第8ビットプレーン
符号化データ〜第1ビットプレーン符号化データを、符
号化データとして順次出力するとともに、その出力した
符号化データが、外部装置から加えられている制限デー
タ量信号DVに対応したデータ量に達すると、入力され
たビットプレーン符号化データの出力を停止し、符号化
データの終了をあらわす所定ビットパターンの終了符号
Eを付加し、符号化データの出力を終了するものであ
り、その符号データは、符号出力部11に加えられてい
る。
【0124】符号出力部11は、図7(a)に示したよ
うに、色成分数mの値とビット深度nの値を先頭に付加
した状態で、符号量制御部14raから出力されるR成
分の符号データ、符号量制御部14gaから出力される
G成分の符号データ、および、符号量制御部14baか
ら出力されるB成分の符号データを順次配置してなるカ
ラー符号データCDを出力する。また、おのおのの色成
分の符号データは、同図(b)に示すように、第8ビッ
トプレーン符号化データ〜第1ビットプレーン符号化デ
ータを順次配置するとともに、最後に符号化データの終
了をあらわす所定ビットパターンの終了符号Eを付加し
た形式のものである。
【0125】図15は、図14に示した符号化装置の符
号量制御部14ra,14ga,14baの処理例を示
している。
【0126】まず、制限データ量信号DVの値を入力し
て、変数KBにセットし(処理501)、ビットプレー
ン符号化部13r,13g,13bからデータを1単位
入力し(処理502)、入力したデータ量を累算する
(処理503)。
【0127】そして、累算値が、変数KBの値以上にな
っているかどうかを調べ(判断504)、判断504の
結果がNOになるときには、そのときに入力した1単位
分のデータを符号データとして出力し(処理505)、
処理502に戻って、残りのデータの入出力を行う。
【0128】また、判断504の結果がYESになると
きには、出力した符号データのデータ量が制限データ量
に達した場合なので、このときには、所定の終了符号E
を出力して(処理506)、1つのカラー多階調画像に
関する処理を終了する。
【0129】このようにして、本実施例では、各色成分
の符号データのデータ量を外部装置から適宜に設定する
ことができるので、例えば、ユーザが所望するデータ量
に符号データのデータ量を設定することができ、使い勝
手が向上する。
【0130】図16は、本発明のさらに他の実施例にか
かるカラー多階調画像の符号化装置の一例を示してい
る。この場合、符号化対象となっているカラー多階調画
像は、RGB3原色の色成分をもち、おのおのの色成分
について1画素あたり8ビットのビット深度をもつもの
である。なお、同図において、図10と同一部分および
相当する部分には、同一符号を付している。
【0131】同図において、24ビットのカラー多階調
画像データCPは、色成分分解部21に加えられてい
る。色成分分解部21は、カラー多階調画像データCP
をそれぞれ8ビットのR成分のR多階調画像データ、G
成分のG多階調画像データ、および、B成分のB多階調
画像データに、順次分解するものであり、R多階調画像
データ、G多階調画像データ、および、B多階調画像デ
ータは、順次、ビットプレーン生成部22に加えられて
いる。また、色成分分解部21は、カラー多階調画像デ
ータCPにおける色成分数m、および、各色成分につい
ての1画素あたりのビット深度nをあらわすカラー関連
情報SSaを符号出力部25に出力している。
【0132】ビットプレーン生成部22は、順次加えら
れるR多階調画像データ、G多階調画像データ、およ
び、B多階調画像データについて、それぞれの画像デー
タのおのおのの画素について、第8ビットのデータを抜
き出して第8ビットプレーンデータを形成してその第8
ビットプレーンデータをビットプレーン符号化部23に
出力し、次いで、第7ビットのデータを抜き出して第7
ビットプレーンデータ形成してその第7ビットプレーン
データをビットプレーン符号化部23に出力し、次い
で、第6ビットのデータを抜き出して第6ビットプレー
ンデータを形成してその第6ビットプレーンデータをビ
ットプレーン符号化部23に出力し、次いで、第5ビッ
トのデータを抜き出して第5ビットプレーンデータを形
成してその第5ビットプレーンデータをビットプレーン
符号化部23に出力し、次いで、第4ビットのデータを
抜き出して第4ビットプレーンデータを形成してその第
4ビットプレーンデータをビットプレーン符号化部23
に出力し、次いで、第3ビットのデータを抜き出して第
3ビットプレーンデータを形成してその第3ビットプレ
ーンデータをビットプレーン符号化部23に出力し、次
いで、第2ビットのデータを抜き出して第2ビットプレ
ーンデータを形成してその第2ビットプレーンデータを
ビットプレーン符号化部2に出力し、次いで、第1ビッ
トのデータを抜き出して第1ビットプレーンデータを形
成してその第1ビットプレーンデータをビットプレーン
符号化部23に出力する。
【0133】ビットプレーン符号化部23は、第8ビッ
トプレーンデータを入力すると、第8ビットプレーンデ
ータについて所定の二値画像符号化方式を適用し、それ
によって形成した第8ビットプレーン符号データを符号
量制御部24aに出力し、第7ビットプレーンデータを
入力すると、第7ビットプレーンデータについて所定の
二値画像符号化方式を適用し、それによって形成した第
7ビットプレーン符号データを符号量制御部24aに出
力し、第6ビットプレーンデータを入力すると、第6ビ
ットプレーンデータについて所定の二値画像符号化方式
を適用し、それによって形成した第6ビットプレーン符
号データを符号量制御部24aに出力し、第5ビットプ
レーンデータを入力すると、第5ビットプレーンデータ
について所定の二値画像符号化方式を適用し、それによ
って形成した第5ビットプレーン符号データを符号量制
御部24aに出力し、第4ビットプレーンデータを入力
すると、第4ビットプレーンデータについて所定の二値
画像符号化方式を適用し、それによって形成した第4ビ
ットプレーン符号データを符号量制御部24aに出力
し、第3ビットプレーンデータを入力すると、第3ビッ
トプレーンデータについて所定の二値画像符号化方式を
適用し、それによって形成した第3ビットプレーン符号
データを符号量制御部24aに出力し、第2ビットプレ
ーンデータを入力すると、第2ビットプレーンデータに
ついて所定の二値画像符号化方式を適用し、それによっ
て形成した第2ビットプレーン符号データを符号量制御
部24aに出力し、第1ビットプレーンデータを入力す
ると、第1ビットプレーンデータについて所定の二値画
像符号化方式を適用し、それによって形成した第1ビッ
トプレーン符号データを符号量制御部24aに出力す
る。
【0134】符号量制御部24aは、ビットプレーン符
号化部23から順次入力される第8ビットプレーン符号
化データ〜第1ビットプレーン符号化データを、符号化
データとして順次出力するとともに、その出力した符号
化データが、外部装置から加えられている制限データ量
信号DVに対応したデータ量に達すると、入力されたビ
ットプレーン符号化データの出力を停止し、符号化デー
タの終了をあらわす所定ビットパターンの終了符号Eを
付加し、符号化データの出力を終了するものであり、そ
の符号データは、符号出力部25に加えられている。ま
た、符号データの出力を終了すると、終了信号SEを色
成分分解部21に出力する。これにより、色成分分解部
21は、次の色成分の画像データを出力する。
【0135】符号出力部25は、図7(a)に示したよ
うに、色成分数mの値とビット深度nの値を先頭に付加
した状態で、符号量制御部24aから出力されるR成分
の符号データ、G成分の符号データ、および、B成分の
符号データを順次配置してなるカラー符号データCDを
出力する。
【0136】また、おのおのの色成分の符号データは、
上述と同様に、同図(b)に示すように、第8ビットプ
レーン符号化データ〜第1ビットプレーン符号化データ
を順次配置するとともに、最後に符号化データの終了を
あらわす所定ビットパターンの終了符号Eを付加した形
式のものである。
【0137】このようにして、この場合には、ビットプ
レーン生成部22、ビットプレーン符号化部23、およ
び、符号量制御部24aを1つづつ設けるだけで、符号
化装置を構成できるので、装置コストを低減することが
できる。また、外部装置から色成分毎のデータ量を制御
することができるので、符号化装置の使い勝手が向上す
る。
【0138】図17は、本発明のさらに別な実施例にか
かるグループ3ファクシミリ装置を示している。なお、
このグループ3ファクシミリ装置は、送信原稿を白黒多
値画像(多階調画像)として読み取りができるととも
に、受信原稿を白黒多値画像として記録出力することが
できる。
【0139】同図において、制御部31は、このグルー
プ3ファクシミリ装置の各部の制御処理、および、ファ
クシミリ伝送制御手順処理を行うものであり、システム
メモリ32は、制御部31が実行する制御処理プログラ
ム、および、処理プログラムを実行するときに必要な各
種データなどを記憶するとともに、制御部31のワーク
エリアを構成するものであり、パラメータメモリ33
は、このグループ3ファクシミリ装置に固有な各種の情
報を記憶するためのものである。
【0140】多値スキャナ34は、所定の解像度、か
つ、所定の階調度で、原稿画像を読み取るためのもので
あり、多値プロッタ35は、所定の解像度、かつ、所定
の階調度で、画像を記録出力するためのものであり、操
作表示部36は、このファクシミリ装置を操作するため
のもので、各種の操作キー、および、各種の表示器から
なる。
【0141】符号化復号化部37は、画信号を符号化圧
縮するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画
信号に復号化するためのものであり、符号化機能として
は、図12に示した符号化装置を備え、複号化機能とし
ては、図3に示した複号化装置を備えている。画像蓄積
装置38は、符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶
するためのものである。
【0142】グループ3ファクシミリモデム39は、グ
ループ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのも
のであり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデ
ム機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をや
りとりするための高速モデム機能(V.17モデム、
V.33モデム、V.29モデム、V.27terモデ
ムなど)を備えている。
【0143】網制御装置40は、このファクシミリ装置
を公衆電話回線網に接続するためのものであり、自動発
着信機能を備えている。
【0144】これらの、制御部31、システムメモリ3
2、パラメータメモリ33、多値スキャナ34、多値プ
ロッタ35、操作表示部36、符号化復号化部37、画
像蓄積装置38、グループ3ファクシミリモデム39、
および、網制御装置40は、内部バス41に接続されて
おり、これらの各要素間でのデータのやりとりは、主と
してこの内部バス41を介して行われている。
【0145】また、網制御装置40とグループ3ファク
シミリモデム39との間のデータのやりとりは、直接行
なわれている。
【0146】図18は、図17に示したファクシミリ装
置の画情報送信処理の一例を示している。
【0147】まず、指定された宛先へ発呼して(処理6
01)、所定の伝送前手順を実行して、相手端末との間
で画情報伝送のための種々の条件を設定する(処理60
2)。このとき、相手端末からは、装置機能として、受
信可能なデータ量が通知されるので、このときに通知さ
れたデータ量の値を、符号化複号化部37の符号化装置
の符号量制御部3aに加える制限データ量信号DVにセ
ットする(処理603)。これにより、これ以降、符号
化複号化部37では、出力される符号データのデータ量
が、この制限データ量信号DVの値に制限される。
【0148】次いで、多値スキャナ34によって1ペー
ジ分の送信原稿の画像を読み取り(処理604)、それ
によって得た白黒多階調画像データを符号化複号化部3
7で符号化圧縮し、それによって得た画情報(符号デー
タPD)を相手端末に送信し(処理606)、そのとき
に対応したメッセージ後信号を送出し(処理607)、
相手端末より応答信号を受信する(処理608)。
【0149】ここで、多値スキャナ34に他の送信原稿
がセットされているかどうかを調べ(判断609)、判
断609の結果がYESになるときには、処理604に
戻り、次のページの送信原稿の画像の送信動作を行う。
【0150】また、全ての送信原稿の画像送信動作が終
了した場合で、判断609の結果がNOになるときに
は、切断命令信号DCNを送出し(処理610)、回線
を復旧して(処理611)、一連の送信動作を終了す
る。
【0151】このようにして、本実施例では、相手端末
が受信可能なデータ量に、送信画情報のデータ量を抑制
しているので、適切な多値画情報(多階調画情報)送信
を行うことができる。
【0152】なお、上述した実施例では、挿入データ発
生部は、疑似ランダム発生処理により挿入する画像デー
タを発生しているが、それ以外のデータ発生処理、例え
ば、周知の予測処理などにより、挿入する画像データを
発生することもできる。
【0153】また、上述した実施例では、白黒多階調画
像データの1画素あたりのビット数が8ビットの場合、
および、カラー多階調画像データの1画素あたりのビッ
ト数が24ビット(各色成分毎8ビット)について説明
したが、それ以外のビット数の場合にも本発明を同様に
して適用することができる。
【0154】また、上述した実施例では、カラー多階調
画像データの色成分としてRGBの3原色を用いた場合
について説明したが、それ以外の色成分に分割する場合
でも、本発明を同様にして適用することができる。
【0155】また、上述した実施例では、通信機能とし
てグループ3ファクシミリ通信機能を備えたものについ
て説明したが、他の通信機能、例えば、グループ4ファ
クシミリ通信機能や汎用のデータ伝送機能を備えたもの
についても、本発明を同様にして適用することができ
る。
【0156】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
白黒多階調画像あるいはカラー多階調画像を符号化圧縮
したときの符号データのデータ量をあらかじめ定められ
ている値、あるいは、外部から指定された値に制限する
ことができるので、例えば、画像配布時の符号データの
取り扱いが容易になるという効果を得る。
【0157】また、データ量が制限された符号データか
ら、元の白黒多階調画像あるいはカラー多階調画像を復
元することができるので、そのような符号データを適切
に取り扱うことができるという効果を得る。
【0158】また、画像通信において、相手端末が扱え
るデータ量が制限されているとき、その制限データ量
に、白黒多階調画像あるいはカラー多階調画像の送信画
情報のデータ量を制限できるので、白黒多階調画像ある
いはカラー多階調画像の画像通信を効率よく行うことが
できるという効果を得る。
【0159】また、データ量の制限は、最上位ビットの
ビットプレーンから下位ビットのビットプレーンに向け
て行われるので、白黒多階調画像あるいはカラー多階調
画像にとってより大きな情報量を運ぶ上位ビットのビッ
トプレーンの符号データは必ず含まれ、その結果、デー
タ量制限により削除された下位ビットのビットプレーン
を、例えば、ランダムデータとして発生した場合でも、
再生画像の画質はかなり良好であるという効果も得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる白黒多階調画像の符
号化装置の一例を示したブロック図。
【図2】符号データPDの一例を示した概略図。
【図3】符号データPDに基づいて元の画像データを形
成する複号化装置の一例を示したブロック図。
【図4】符号化装置の符号量制御部の処理例を示したフ
ローチャート。
【図5】複号化装置のビットパターンデータ作成部の処
理の一例を示したフローチャート。
【図6】本発明の他の実施例にかかるカラー多階調画像
の符号化装置の一例を示したブロック図。
【図7】カラー符号データの一例を示した概略図。
【図8】カラー符号データCDに基づいて元の画像デー
タを形成する複号化装置の一例を示したブロック図。
【図9】図6に示した符号化装置の符号量制御部の処理
例を示したフローチャート。
【図10】本発明のさらに他の実施例にかかるカラー多
階調画像の符号化装置の一例を示したブロック図。
【図11】カラー符号データCDに基づいて元の画像デ
ータを形成する複号化装置の他の例を示したブロック
図。
【図12】本発明の別な実施例にかかる白黒多階調画像
の符号化装置の一例を示したブロック図。
【図13】図12に示した符号化装置の符号量制御部の
処理の一例を示したフローチャート。
【図14】本発明の別な実施例にかかるカラー多階調画
像の符号化装置の一例を示したブロック図。
【図15】図14に示した符号化装置の符号量制御部の
処理例を示し
【図16】本発明のさらに他の実施例にかかるカラー多
階調画像の符号化装置の一例を示したブロック図。
【図17】本発明のさらに別な実施例にかかるグループ
3ファクシミリ装置を示したブロック図。
【図18】図17の装置の送信時の処理例を示したフロ
ーチャート。
【符号の説明】
1,12r,12g,12b,22 ビットプレーン生
成部 2,13r,13g,13b,23 ビットプレーン符
号化部 3,3a,14r,14ra,14g,14ga,14
b,14ba,24,24a 符号量制御部 4,16r,16g,16b,27 ビットプレーン複
号化部 5,17r,17g,17b,28 ビットプレーンデ
ータ作成部 6,18r,18g,18b,30 挿入データ発生部 7,19r,19g,19b,31 画像データ出力部 10,21 色成分分解部 11,25 符号出力部 15,26 符号分配部 20,29 画像データ出力変換部 31 制御部 32 システムメモリ 33 パラメータメモリ 34 多値スキャナ 35 多値プロッタ 37 符号化複号化部

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1画素あたり複数ビットからなる白黒多
    階調画像から、同一ビット順位のビットデータを画素毎
    に取り出してなるビットプレーンを形成し、おのおのの
    ビットプレーン毎に二値符号化処理して、原画像を符号
    化圧縮する画像処理装置において、 上記ビットプレーンのデータを最上位ビットのビットプ
    レーンから下位ビットのビットプレーンに向けて、ビッ
    トプレーン単位に二値符号化して二値符号化データを出
    力するビットプレーン符号化手段と、 上記ビットプレーン符号化手段から出力される二値符号
    化データのデータ量を、あらかじめ定められた値に制限
    する符号量制御手段を備えたことを特徴とする画像処理
    装置。
  2. 【請求項2】 1画素あたり複数ビットからなる白黒多
    階調画像から、同一ビット順位のビットデータを画素毎
    に取り出してなるビットプレーンを形成し、おのおのの
    ビットプレーン毎に二値符号化処理して、原画像を符号
    化圧縮する画像処理装置において、 上記ビットプレーンのデータを最上位ビットのビットプ
    レーンから下位ビットのビットプレーンに向けて、ビッ
    トプレーン単位に二値符号化して二値符号化データを出
    力するビットプレーン符号化手段と、 上記ビットプレーン符号化手段から出力される二値符号
    化データのデータ量を、あらかじめ定められた値に制限
    するとともに、二値符号化データの先頭に上記原画像の
    1画素あたりのビット数をあらわす情報を付加する符号
    量制御手段を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 1画素あたり複数ビットからなる白黒多
    階調画像から、同一ビット順位のビットデータを画素毎
    に取り出してなるビットプレーンを形成し、おのおのの
    ビットプレーン毎に二値符号化処理して、原画像を符号
    化圧縮する画像処理装置において、 上記ビットプレーンのデータを最上位ビットのビットプ
    レーンから下位ビットのビットプレーンに向けて、ビッ
    トプレーン単位に二値符号化して二値符号化データを出
    力するビットプレーン符号化手段と、 上記二値符号化データのデータ量の制限値を入力するデ
    ータ量制限値入力手段と、 上記ビットプレーン符号化手段から出力される二値符号
    化データのデータ量を、上記データ量制限値入力手段よ
    り入力された制限値に制限する符号量制御手段を備えた
    ことを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 1画素あたり複数ビットからなる白黒多
    階調画像から、同一ビット順位のビットデータを画素毎
    に取り出してなるビットプレーンを形成し、おのおのの
    ビットプレーン毎に二値符号化処理して、原画像を符号
    化圧縮する画像処理装置において、 上記ビットプレーンのデータを最上位ビットのビットプ
    レーンから下位ビットのビットプレーンに向けて、ビッ
    トプレーン単位に二値符号化して二値符号化データを出
    力するビットプレーン符号化手段と、 上記二値符号化データのデータ量の制限値を入力するデ
    ータ量制限値入力手段と、 上記ビットプレーン符号化手段から出力される二値符号
    化データのデータ量を、上記データ量制限値入力手段よ
    り入力された制限値に制限するとともに、二値符号化デ
    ータの先頭に上記原画像の1画素あたりのビット数をあ
    らわす情報を付加する符号量制御手段を備えたことを特
    徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 1画素あたり複数ビットからなる白黒多
    階調画像から、同一ビット順位のビットデータを画素毎
    に取り出してなるビットプレーンを形成し、おのおのの
    ビットプレーン毎に二値符号化処理して得られた符号化
    データに基づいて、原画像の画像データを複号化する画
    像処理装置において、 上記ビットプレーン毎の二値符号化データを複号化して
    ビットプレーン単位の画像データを形成するビットプレ
    ーン複号化手段と、 上記ビットプレーン複号化手段から出力されるビットプ
    レーン単位の複号化画像データのうち、正常に複号化で
    きなかったビットプレーンの残りの画像データを補間す
    る補間画像データを発生する挿入画像データ発生手段
    と、 上記ビットプレーン複号化手段から出力される複号化画
    像データと、上記挿入画像データ発生手段から出力され
    る補間画像データに基づいて、原画像の画像データを形
    成するビットプレーンデータ作成手段を備えたことを特
    徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】 1画素あたり複数ビットからなる白黒多
    階調画像から、同一ビット順位のビットデータを画素毎
    に取り出してなるビットプレーンを形成し、おのおのの
    ビットプレーン毎に二値符号化処理して得られた符号化
    データに基づいて、原画像の画像データを複号化する画
    像処理装置において、 上記ビットプレーン毎の二値符号化データを複号化して
    ビットプレーン単位の画像データを形成するビットプレ
    ーン複号化手段と、 上記ビットプレーン複号化手段から出力されるビットプ
    レーン単位の複号化画像データのうち、正常に複号化で
    きなかったビットプレーンの残りの画像データ、およ
    び、上記二値符号化データの先頭に付加されている原画
    像の1画素あたりのビット数をあらわす情報に対応した
    ビットプレーン数と実際に上記ビットプレーン複号化手
    段が複号化したビットプレーン数との差のビットプレー
    ン数分の画像データを発生する挿入画像データ発生手段
    と、 上記ビットプレーン複号化手段から出力される複号化画
    像データと、上記挿入画像データ発生手段から出力され
    る画像データに基づいて、原画像の画像データを形成す
    るビットプレーンデータ作成手段を備えたことを特徴と
    する画像処理装置。
  7. 【請求項7】 複数の色成分からなるとともに、1つの
    色成分が1画素あたり複数ビットからなるカラー多階調
    画像から、おのおのの色成分について、同一ビット順位
    のビットデータを画素毎に取り出してなるビットプレー
    ンを形成し、おのおののビットプレーン毎に二値符号化
    処理して、原画像を符号化圧縮する画像処理装置におい
    て、 おのおのの色成分について、上記ビットプレーンのデー
    タを最上位ビットのビットプレーンから下位ビットのビ
    ットプレーンに向けて、ビットプレーン単位に二値符号
    化して二値符号化データを出力するビットプレーン符号
    化手段と、 おのおのの色成分について、上記ビットプレーン符号化
    手段から出力される二値符号化データのデータ量を、あ
    らかじめ定められた値に制限する符号量制御手段を備え
    たことを特徴とする画像処理装置。
  8. 【請求項8】 複数の色成分からなるとともに、1つの
    色成分が1画素あたり複数ビットからなるカラー多階調
    画像から、おのおのの色成分について、同一ビット順位
    のビットデータを画素毎に取り出してなるビットプレー
    ンを形成し、おのおののビットプレーン毎に二値符号化
    処理して、原画像を符号化圧縮する画像処理装置におい
    て、 おのおのの色成分について、上記ビットプレーンのデー
    タを最上位ビットのビットプレーンから下位ビットのビ
    ットプレーンに向けて、ビットプレーン単位に二値符号
    化して二値符号化データを出力する複数のビットプレー
    ン符号化手段と、 おのおのの色成分について、上記複数のビットプレーン
    符号化手段から出力される二値符号化データのデータ量
    を、あらかじめ定められた値にそれぞれ制限する複数の
    符号量制御手段を備えたことを特徴とする画像処理装
    置。
  9. 【請求項9】 複数の色成分からなるとともに、1つの
    色成分が1画素あたり複数ビットからなるカラー多階調
    画像から、おのおのの色成分について、同一ビット順位
    のビットデータを画素毎に取り出してなるビットプレー
    ンを形成し、おのおののビットプレーン毎に二値符号化
    処理して、原画像を符号化圧縮する画像処理装置におい
    て、 おのおのの色成分について、上記ビットプレーンのデー
    タを最上位ビットのビットプレーンから下位ビットのビ
    ットプレーンに向けて、ビットプレーン単位に二値符号
    化して二値符号化データを出力するビットプレーン符号
    化手段と、 おのおのの色成分について、上記ビットプレーン符号化
    手段から出力される二値符号化データのデータ量を、あ
    らかじめ定められた値に制限するとともに、上記二値符
    号化データの先頭に、色成分の数および1画素あたりの
    ビット数をあわらす情報を付加する符号量制御手段を備
    えたことを特徴とする画像処理装置。
  10. 【請求項10】 複数の色成分からなるとともに、1つ
    の色成分が1画素あたり複数ビットからなるカラー多階
    調画像から、おのおのの色成分について、同一ビット順
    位のビットデータを画素毎に取り出してなるビットプレ
    ーンを形成し、おのおののビットプレーン毎に二値符号
    化処理して、原画像を符号化圧縮する画像処理装置にお
    いて、 おのおのの色成分について、上記ビットプレーンのデー
    タを最上位ビットのビットプレーンから下位ビットのビ
    ットプレーンに向けて、ビットプレーン単位に二値符号
    化して二値符号化データを出力する複数のビットプレー
    ン符号化手段と、 おのおのの色成分について、上記複数のビットプレーン
    符号化手段から出力される二値符号化データのデータ量
    をあらかじめ定められた値にそれぞれ制限するととも
    に、上記二値符号化データの先頭に、色成分の数および
    1画素あたりのビット数をあわらす情報を付加する複数
    の符号量制御手段を備えたことを特徴とする画像処理装
    置。
  11. 【請求項11】 複数の色成分からなるとともに、1つ
    の色成分が1画素あたり複数ビットからなるカラー多階
    調画像から、おのおのの色成分について、同一ビット順
    位のビットデータを画素毎に取り出してなるビットプレ
    ーンを形成し、おのおののビットプレーン毎に二値符号
    化処理して、原画像を符号化圧縮する画像処理装置にお
    いて、 おのおのの色成分について、上記ビットプレーンのデー
    タを最上位ビットのビットプレーンから下位ビットのビ
    ットプレーンに向けて、ビットプレーン単位に二値符号
    化して二値符号化データを出力するビットプレーン符号
    化手段と、 上記二値符号化データのデータ量の制限値を入力するデ
    ータ量制限値入力手段と、 おのおのの色成分について、上記ビットプレーン符号化
    手段から出力される二値符号化データのデータ量を、上
    記データ量制限値入力手段より入力された制限値に制限
    する符号量制御手段を備えたことを特徴とする画像処理
    装置。
  12. 【請求項12】 複数の色成分からなるとともに、1つ
    の色成分が1画素あたり複数ビットからなるカラー多階
    調画像から、おのおのの色成分について、同一ビット順
    位のビットデータを画素毎に取り出してなるビットプレ
    ーンを形成し、おのおののビットプレーン毎に二値符号
    化処理して、原画像を符号化圧縮する画像処理装置にお
    いて、 おのおのの色成分について、上記ビットプレーンのデー
    タを最上位ビットのビットプレーンから下位ビットのビ
    ットプレーンに向けて、ビットプレーン単位に二値符号
    化して二値符号化データを出力するビットプレーン符号
    化手段と、 上記二値符号化データのデータ量の制限値を入力するデ
    ータ量制限値入力手段と、 おのおのの色成分について、上記ビットプレーン符号化
    手段から出力される二値符号化データのデータ量を、上
    記データ量制限値入力手段より入力された制限値に制限
    するとともに、上記二値符号化データの先頭に、色成分
    の数および1画素あたりのビット数をあわらす情報を付
    加する符号量制御手段を備えたことを特徴とする画像処
    理装置。
  13. 【請求項13】 複数の色成分からなるとともに、1つ
    の色成分が1画素あたり複数ビットからなるカラー多階
    調画像から、おのおのの色成分について、おのおののビ
    ットプレーン毎に二値符号化処理して得られた符号化デ
    ータに基づいて、原画像の画像データを複号化する画像
    処理装置において、 上記ビットプレーン毎の二値符号化データを複号化して
    ビットプレーン単位の画像データを形成するビットプレ
    ーン複号化手段と、 上記ビットプレーン複号化手段から出力されるビットプ
    レーン単位の複号化画像データのうち、正常に複号化で
    きなかったビットプレーンの残りの画像データを補間す
    る補間画像データを発生する挿入画像データ発生手段
    と、 上記ビットプレーン複号化手段から出力される複号化画
    像データと、上記挿入画像データ発生手段から出力され
    る補間画像データに基づいて、おのおのの色成分の画像
    データを形成するビットプレーンデータ作成手段と、 上記ビットプレーンデータ作成手段から出力されるおの
    おのの色成分の画像データに基づいて、原画像の画像デ
    ータを形成する画像データ変換出力手段を備えたことを
    特徴とする画像処理装置。
  14. 【請求項14】 複数の色成分からなるとともに、1つ
    の色成分が1画素あたり複数ビットからなるカラー多階
    調画像から、おのおのの色成分について、おのおののビ
    ットプレーン毎に二値符号化処理して得られた符号化デ
    ータに基づいて、原画像の画像データを複号化する画像
    処理装置において、 上記ビットプレーン毎の二値符号化データを複号化して
    ビットプレーン単位の画像データを形成するビットプレ
    ーン複号化手段と、 上記ビットプレーン複号化手段から出力されるビットプ
    レーン単位の複号化画像データのうち、正常に複号化で
    きなかったビットプレーンの残りの画像データ、およ
    び、上記二値符号化データの先頭に付加されている原画
    像の1画素あたりのビット数をあらわす情報に対応した
    ビットプレーン数と実際に上記ビットプレーン複号化手
    段が複号化したビットプレーン数との差のビットプレー
    ン数分の画像データを発生する挿入画像データ発生手段
    と、 上記ビットプレーン複号化手段から出力される複号化画
    像データと、上記挿入画像データ発生手段から出力され
    る画像データに基づいて、おのおのの色成分の画像デー
    タを形成するビットプレーンデータ作成手段と、 上記ビットプレーンデータ作成手段から出力されるおの
    おのの色成分の画像データに基づいて、上記二値符号化
    データの先頭に付加されている色成分の数に対応した原
    画像の画像データを形成する画像データ変換出力手段を
    備えたことを特徴とする画像処理装置。
  15. 【請求項15】 前記挿入画像データ発生手段は、疑似
    ランダムデータからなる画像データを発生するものであ
    ることを特徴とする請求項5または請求項6または請求
    項13または請求項14記載の画像処理装置。
  16. 【請求項16】 1画素あたり複数ビットからなる白黒
    多階調画像から、同一ビット順位のビットデータを画素
    毎に取り出してなるビットプレーンを形成し、おのおの
    のビットプレーン毎に二値符号化処理して、原画像を符
    号化圧縮するとともに、所定の伝送手順により、その二
    値符号化データを相手端末に送信する送信機能を備えた
    画像処理装置において、 上記ビットプレーンのデータを最上位ビットのビットプ
    レーンから下位ビットのビットプレーンに向けて、ビッ
    トプレーン単位に二値符号化して二値符号化データを出
    力するビットプレーン符号化手段と、 上記ビットプレーン符号化手段から出力される二値符号
    化データのデータ量を、所定の伝送前手順により相手端
    末から通知される制限値に制限する符号量制御手段を備
    えたことを特徴とする画像処理装置。
  17. 【請求項17】 複数の色成分からなるとともに、1つ
    の色成分が1画素あたり複数ビットからなるカラー多階
    調画像から、おのおのの色成分について、同一ビット順
    位のビットデータを画素毎に取り出してなるビットプレ
    ーンを形成し、おのおののビットプレーン毎に二値符号
    化処理して、原画像を符号化圧縮するとともに、所定の
    伝送手順により、その二値符号化データを相手端末に送
    信する送信機能を備えた画像処理装置において、 おのおのの色成分について、上記ビットプレーンのデー
    タを最上位ビットのビットプレーンから下位ビットのビ
    ットプレーンに向けて、ビットプレーン単位に二値符号
    化して二値符号化データを出力するビットプレーン符号
    化手段と、 おのおのの色成分について、上記ビットプレーン符号化
    手段から出力される二値符号化データのデータ量を、所
    定の伝送前手順により相手端末から通知される制限値に
    制限する符号量制御手段を備えたことを特徴とする画像
    処理装置。
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