JPH08331097A - 車両間空間伝送システム - Google Patents

車両間空間伝送システム

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JPH08331097A
JPH08331097A JP7138051A JP13805195A JPH08331097A JP H08331097 A JPH08331097 A JP H08331097A JP 7138051 A JP7138051 A JP 7138051A JP 13805195 A JP13805195 A JP 13805195A JP H08331097 A JPH08331097 A JP H08331097A
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JP
Japan
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signal
information
spread spectrum
vehicles
information signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP7138051A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeya Kamito
健也 上戸
Kazuo Nakatani
一夫 中谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kokusai Electric Corp filed Critical Kokusai Electric Corp
Priority to JP7138051A priority Critical patent/JPH08331097A/ja
Publication of JPH08331097A publication Critical patent/JPH08331097A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 列車の連結車両間の情報伝送に当り、情報信
号の増設が容易であり、また、車両の連結作業効率を向
上でき、さらに、送信信号の品質を高めることのできる
伝送システムの提供にある。 【構成】 連結器で接続された列車の車両10の一方
に、複数の情報源発生器50からの情報信号をそれぞれ
A/D変換器60で変換した情報信号をそれぞれ対応し
たPN符号によりSS変調し合成して送信するスペクト
ラム拡散送信部70を設け、他方に、受信信号を分配し
上記各情報信号に対応したPN符号によりSS復調し、
それぞれをD/A変換器90で変換した情報信号を複数
の情報信号再生器110に供給するスペクトラム拡散受
信部を設ける。また上記受信信号を増幅器100で増幅
して他に送信する中継装置を設ける。これにより車両1
0間に無線で情報伝送し、SS信号で送受信できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空間伝送システムに関
し、特に、複数の車両が連結された鉄道等列車に搭載さ
れ、車両間の情報伝送を行う車両間空間伝送システムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉄道列車において、車両間の伝送が必要
な信号として、車内放送の信号、運転士と車掌の打合せ
のための業務用の音声信号、車両制御信号等がある。さ
らに、近年では乗客へのサービス向上のため、映像や音
楽などのAV機器のビデオ信号や音声信号を伝送してい
る列車もある。例えば、長距離特急列車あるいは観光地
への特急列車などには、各車両毎または各座席毎に小型
テレビ(受像機)が備えられ、イヤホンを差し込んでチ
ャンネルダイヤルを回すとテレビの音声や複数種類の音
楽を任意に選択して聴くことができる。
【0003】これらの信号は車両の連結部において、車
両間に設けられた接続コネクタを介して、ジャンパ線と
呼ばれるキャプタイヤケーブルによって接続されてい
る。上記のテレビ画像用のビデオ信号はCATV(ケー
ブルテレビジョン)と同じ伝送方式である高周波周波数
多重方式によって伝送され、多チャネルを1本のジャン
パ線で伝送している。
【0004】一般に鉄道車両の場合は、列車編成の変更
や車両検査、車両洗浄などの目的で頻繁に接続、切り離
しが行われている。車両自身の接続、切り離しは自動連
結機によって行われるが、上述したジャンパ線は作業員
の手作業に依っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の車両間信号
伝送では、車両接続、切り離し時の作業が煩らわしく効
率が低いという欠点の他に、下記のような問題点があ
る。
【0006】先づ第1に、AV機器等の情報発生装置か
らの情報信号を伝送するためにジャンパ線の増設が必要
となる。ジャンパ線を増設すれば、その分車両接続、切
り離し作業が増えて連結作業の効率は増々下がる。また
これを避けるため、従来のジャンパ線を利用しようとす
ると、心線の余裕が少なく、音楽、映像の伝送チャネル
数が制限される。
【0007】また、ジャンパ線は、接続部やジャンパ線
自身が雑音をひろうため、送信信号の品質劣化をきた
し、画像品質、音声品質が乱れて十分なサービスが果た
せない欠点がある。
【0008】本発明の目的は、鉄道に代表される列車の
連結車両間の情報伝送を、上記従来技術の問題点を解決
した無線手段で伝送するようにした車両間空間伝送シス
テムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、列車の連
結車両の一方に、複数種類の情報信号を各情報信号に対
応した擬似雑音符号(PN符号)によりスペクトラム拡
散変調(SS変調)を行ない且つ合成して送信する送信
手段を設け、他方に受信信号を分配し且つ上記各情報信
号に対応した擬似雑音符号によりスペクトラム拡散復調
(SS復調)する受信手段を設けたことによって達成さ
れる。
【0010】また、上記の目的は、列車の連結車両中、
所定車両に複数種類の情報信号を各情報信号に対応した
擬似雑音符号によりスペクトラム拡散変調を行ない且つ
合成して送信する送信手段を設け、他の車両に受信信号
を分配し且つ上記各情報信号に対応した擬似雑音符号よ
りスペクトラム拡散復調する受信手段と、受信信号を増
幅して送信する中継手段とを設けたことによって達成さ
れる。
【0011】
【作用】上記の構成手段により、ある車両に設置された
情報信号発生器からの複数種類の情報信号を、各情報信
号に対応した異なったPN符号によりSS変調し、且つ
合成して他の車両に送信する。他の車両においては受信
した受信信号を、周波数変換して複数の信号に分配して
から、複数の時間反転参照用PN符号によりSS復調
し、それぞれの情報信号に復調し再生することができ
る。
【0012】また、上記SS復調した情報信号を、情報
信号発生器へ入力した情報信号発生器の信号を再び他の
車両に送信することができる。
【0013】また、所定車両に設置した情報信号発生器
からの情報信号をSS変調して送信し、他の車両では、
これを受信したSS復調するとともに、受信信号をその
まま中継手段により増幅してまた他の車両に順次送信す
ることができる。
【0014】以上の手段を用いることにより、所定の情
報源からの情報信号を無線伝送により列車の全車両に容
易に高品質に伝送できる。
【0015】
【実施例】以下本発明を実施例によって説明する。図1
は、本発明の鉄道列車へ応用した一実施例の概念図であ
る。図に示すように、車両10間はそれぞれ連結器20
で接続されている。車両10間の連結部分の対向車両端
面にそれぞれスペクトラム拡散送受信機40を搭載す
る。なお、30は従来から用いられているジャンパ線で
ある。
【0016】図2は、上記スペクトラム拡散送受信機4
0を含む本発明の一実施例伝送システムの構成ブロック
図で、複数の情報信号発生器50から情報信号を発生
し、スペクトラム拡散通信システムにより車両10間を
伝送させる。
【0017】例えば、乗客サービスなどのための音楽、
テレビからの映像、および車両間での業務用の音声信号
等の情報信号をA/D変換器60でディジタル信号に変
換し、スペクトラム拡散送信部70によりSS変調及び
多重化して連結車両10の相手に対して送信する。連結
車両10の相手側においては、送信されたSS信号をス
ペクトラム拡散受信部80で受信して、分配しSS復調
し、D/A変換器90でアナログ信号に変換して各情報
信号を得る。得られた情報信号を情報信号再生器110
に供給して再生を行なう。
【0018】さらに、上記受信したSS信号を、中継装
置の増幅器100で増幅して後続車両10に対してその
まま送信する。
【0019】スペクトラム拡散通信方式では、スペクト
ラム拡散変調にPN符号を用いてSS変調し、変調信号
を送信するが、受信側では送信時に使用したPN符号に
対応したPN符号でないとSS復調することができな
い。したがって、複数の情報信号に対応して複数のPN
符号をそれぞれ設定することにより、複数の情報信号を
それぞれ各PN符号によりSS変調して同時に同一周波
数帯域で送信することを可能とし、また、受信側では対
応した複数のPN符号でそれぞれの情報信号を復調する
ことができる。
【0020】図3は、上記スペクトラム拡散送信部70
の詳細構成図で、複数の情報信号をそれぞれのPN1〜
PN4符号でSS変調する複数のSS変調部71〜74
と、各変調信号を合成する高周波部75で構成される。
【0021】複数の情報信号発生器50から出力する情
報信号を各A/D変換器60で2値化して後、スペクト
ラム拡散送信部70に入力し、複数の各SS変調部71
〜74で各PN1〜PN4符号を用いてSS変調し、変
調信号を高周波部75で合成して電波として送信する。
【0022】図4は、上記スペクトラム拡散受信部80
の詳細構成図で、受信信号を分配する高周波部85と、
分配信号を複数の情報信号に対応した各PN1〜PN4
符号でSS復調する複数のSS復調部81〜84で構成
される。
【0023】受信されたSS信号は高周波部85で分配
され、それぞれSS復調部81〜84に入力する。各S
S復調部81〜84では、それぞれの情報信号に対応し
たPN1〜PN4符号を利用してSS信号を復調する。
これにより復調された各情報信号はD/A変換器90で
アナログ変換処理され、それぞれ複数の情報信号発生器
50に入力される。また、この情報信号発生器50は情
報信号をスペクトラム拡散送信部70に供給し、SS変
調信号を他に送信することができる。
【0024】図5は、図3のスペクトラム拡散送信部7
0における高周波部75の詳細構成を示し、加算器75
a、掛け算器75b、平衝変調器75c、バンドパスフ
ィルタ(BPF)75d、及び増幅器75eにより構成
される。
【0025】各情報信号発生器からの情報信号は各SS
変調部71〜74で変調され、その複数のSS変調信号
が加算器75aに入力して加算され、加算出力は掛算器
75bによって平衝変調器75cからのキャリアと掛け
算されることにより多重化される。この多重化SS信号
を所定の送信出力とするためにBPF75dによって帯
域制限してから増幅器75eで増幅し、アンテナから送
信する。
【0026】図6は、図4のスペクトラム拡散受信部8
0における高周波部85の詳細構成を示し、バンドパス
フィルタ(BPF)85a、増幅器85b,掛算器85
c,平衝変調器85d,及び分配器85eにより構成さ
れる。
【0027】アンテナから受信されたSS信号は、先づ
BPF85aで不要信号が除去され、増幅器85bで増
幅されてから掛算器85cに入力する。掛算器85cで
は平衝変調器85dからのキャリアと掛算され、中間周
波数信号に変換されてから、分配器85eにより各SS
復調部81〜84に分配入力する。各復調部81〜84
ではPN1〜PN4符号によりそれぞれSS復調して情
報信号を各情報信号発生器に出力する。
【0028】
【発明の効果】以上本発明によれば、同一周波数帯域で
複数の情報信号を伝送することができ、情報信号の増設
が容易であり、また、無線化できるため、列車の車両な
どの連結作業の効率が向上する。
【0029】また、情報信号はスペクトラム拡散されて
送信される通信方式であるため、その特性により他の電
波による無線通信に比べて車両間の信号伝送過程で混入
する雑音に対して格段に強いという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一応用例を示す説明図である。
【図2】本発明の一実施例構成ブロック図である。
【図3】本発明の一実施例のスペクトラム拡散送信部構
成ブロック図である。
【図4】本発明の一実施例のスペクトラム拡散受信部構
成ブロック図である。
【図5】本発明の一実施例の送信側高周波部構成ブロッ
ク図である。
【図6】本発明の一実施例の受信側高周波部構成ブロッ
ク図である。
【符号の説明】
10…車両、20…連結器、30…ジャンパ線、40…
スペクトラム拡散送受信機、50…情報信号発生器、6
0…A/D変換器、70…スペクトラム拡散送信部、8
0…スペクトラム拡散受信部、90…D/A変換器、1
00…中継装置、110…情報信号再生器。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の車両が連結された列車の車両間に
    情報伝送を行なう車両間空間伝送システムにおいて、上
    記車両の一方に、複数種類の情報信号を各情報信号に対
    応した擬似雑音符号によりスペクトラム拡散変調を行な
    い且つ合成して送信する送信手段を設け、他方に、受信
    信号を分配し且つ上記各情報信号に対応した擬似雑音符
    号によりスペクトラム拡散復調する受信手段を設け、車
    両間に無線で情報伝送するようにしたことを特徴とする
    車両間空間伝送システム。
  2. 【請求項2】 複数の車両が連結された列車の車両間に
    情報伝送を行なう車両間空間伝送システムにおいて、上
    記車両の所定車両に、複数種類の情報信号を各情報信号
    に対応した擬似雑音符号によりスペクトラム拡散変調を
    行ない且つ合成して送信する送信手段を設け、他の車両
    に、受信信号を分配し且つ上記各情報信号に対応した擬
    似雑音符号によりスペクトラム拡散変調する受信手段
    と、受信信号を増幅して送信する中継手段とを設け、車
    両間に無線で情報伝送するようにしたことを特徴とする
    車両間空間伝送システム。
JP7138051A 1995-06-05 1995-06-05 車両間空間伝送システム Pending JPH08331097A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003194047A (ja) * 2001-12-25 2003-07-09 Koyo Seiko Co Ltd 軸受情報通信システム
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Effective date: 20031216