JPH0823294A - 交通車輛内ラジオ再放送システム - Google Patents

交通車輛内ラジオ再放送システム

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JPH0823294A
JPH0823294A JP6179802A JP17980294A JPH0823294A JP H0823294 A JPH0823294 A JP H0823294A JP 6179802 A JP6179802 A JP 6179802A JP 17980294 A JP17980294 A JP 17980294A JP H0823294 A JPH0823294 A JP H0823294A
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JP
Japan
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wave
tunnel
receiver
transmitter
frequency
Prior art date
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Pending
Application number
JP6179802A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Niihori
良 新堀
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】トンネル内を走行する交通車輛内にAM/FM
空間放送波を再放送するラジオ再放送システムとして、
既設の通信設備を利用し、異常発振,周辺民家への漏洩
などの欠点を改善する。 【構成】トンネル側固定設備として、空間放送波Cを受
信復調し、既設のトンネル内通信周波数と同じ周波数の
変換波Aを変調する受信器2,送信器3を設け、トンネ
ル内に展張された既設の伝送路5から変換波Aを放射す
る。移動体側の設備として、変換波Aを受信復調する受
信器12と、受信器12の受信オン/オフによって起動
/停止し空間放送波と同じ周波数の搬送波を復調信号で
変調して車内に送出する送信器13を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放送波(AM/FM)
を受信機で復調した音声信号を変調波として送信機で再
放送するラジオ再放送システムに関し、特に、交通車輛
内ラジオ再放送システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車や電車などの移動体、例えば列車
やバスなど不特定多数の一般の人が利用する公共交通車
輛の中で、AM/FM受信機を携帯して公共放送を聞く
場合がある。しかし、受信中に車輛がトンネルや地下道
に入ったとき空間放送波が届かないためラジオが聞こえ
なくなる。このような状況を回避するため、長いトンネ
ルや地下鉄などでは、空間放送波を受信して、トンネル
内の再放送設備によって空間放送波をトンネル内に再送
出する方法や、更に移動車輛がその電波を受信して車輛
内に再送出する方法などが一部実用化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
では以下の欠点、問題点がある。 (1)従来の再放送方式では、受信機が受信した周波数
と同一周波数の搬送波で送信しているため、受信電界と
送信電界のレベル差が大きい場合発振現象を起こす。 (2)既設通信設備の伝送路を共用する場合、伝送路の
伝送特性の補正、既設通信設備のサービスエリア縮小に
よる設備増設等の改造が余儀なくされる。 (3)伝送路からの漏洩電界による近傍民家への混信が
発生する。 (4)AM,FM等、異なる周波数帯の共用ができな
い。
【0004】本発明の目的は、(1)送受信電界レベル
差による発振を防止し、(2)既設通信設備及びサービ
スエリアを大幅変更することなく共用できるようにし、
(3)漏洩電界による近傍民家への混信をなくし、
(4)1種類の伝送路で異なる周波数帯(AM,FM
等)の共用ができるラジオ再放送システムを提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のラジオ再放送シ
ステムは、交通車両が走行するトンネル側に設けられ空
間放送波を受信してトンネル内に展張された第1の伝送
路から電波を放射する固定送受信設備と、交通車両側に
設けられトンネル内に放射された前記電波を受信して交
通車両内に展張された第2の伝送路から前記空間放送波
を再放送する移動側送受信設備とを備えた交通車両内ラ
ジオ再放送システムにおいて、前記固定送受信設備は、
受信した空間放送波を復調する第1の受信器と、該第1
の受信器の復調信号を変調波として既設の通信設備が使
用している周波数帯の搬送波を変調した変換波をトンネ
ル内に展張された前記伝送路に送出する第1の送信器と
を備え、前記移動側送受信設備は、前記変換波を受ける
車外受信アンテナと、該車外受信アンテナで受信した前
記変換波を復調するとともに受信の有無を示す起動/停
止信号を出力する第2の受信器と、該第2の受信器の復
調信号を変調波として前記空間放送波と同じ周波数の搬
送波を変調した再放送波を前記第2の伝送路に送出する
とともに該第2の受信器からの前記起動/停止信号に従
って起動/停止を行う第2の送信器とを備えたことを特
徴とするものである。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図によって説明す
る。図1は本発明の実施例を示すシステム全体系統図で
ある。図1において、1〜6はトンネルの近傍及びトン
ネル内の固定送受信設備であり、1は空間放送波(C)
の受信アンテナ、2は受信放送波を復調する受信器(R
x)、3は復調信号を変調波として周波数変換器3’で
発生させた搬送波を変調して変換波(A)を送出する送
信器(Tx)、4は結合器、5はトンネル内に展張され
変換波(A)を放射する伝送路、6は終端器である。変
換波(A)は、LF帯〜UHF帯の周波数である。11
〜16は移動体車輛10に装備された移動送受信設備で
あり、11は車外受信アンテナ、12はトンネル内変換
波(A)を復調する受信器(Rx)、13は復調信号を
変調波として周波数変換器13’で発生させた搬送波を
変調して空間放送波(C)または任意波を送出する送信
器(Tx)、14は結合器、15は車輛内に展張され空
間放送波(C)または任意波を放射する伝送路、16は
終端器である。(B)はトンネル内の変換波(A)の漏
洩波である。
【0007】図2は、トンネルの固定送受信設備の詳細
ブロック図であり、受信器2と送信器3の内部構成を詳
細に示している。受信アンテナ1で受けた空間放送波
(C)は、分配器21によってAM放送波帯とFM放送
波帯に分波され、それぞれAM放送受信器22とFM放
送受信器23で復調される。この2つの受信器は破線で
囲って示したようにAM/FM兼用の受信器24でもよ
い。送信器3は、上記受信器の復調出力を変調波として
周波数変換された搬送波を励振し、混合回路31で混合
し、広帯域増幅器32で増幅し、結合器4を介して伝送
路5へ変換波(A)を送出する。伝送路5は、例えば、
誘導線,LCX(漏洩同軸ケーブル),開放同軸ケーブ
ルなどの既設伝送路である。
【0008】図3は、移動体車輛に装備される送受信設
備の詳細ブロック図であり、受信器12と送信器13の
内部構成を詳細に示している。車外受信アンテナ11で
受けたトンネル内の変換波(A)は、分配器12−1に
よってAM放送波帯とFM放送波帯に分波され、それぞ
れAM放送受信器12−2とFM放送受信器12−3で
復調される。この2つの受信器は破線で囲って示したよ
うにAM/FM兼用の受信器12−4でもよい。AM放
送受信器12−2,FM放送受信器12−3は、共に送
信器13に対して起動/停止信号を出力し、列車がトン
ネルに入って受信開始と同時に送信器13を起動し、ト
ンネルから出て受信信号がなくなると送信器13を停止
させる。送信器13は、上記受信器の復調出力を変調波
として空間放送波(C)と同じ周波数に周波数変換され
た搬送波を励振し、AM/FM波を広帯域増幅器13−
1でそれぞれ増幅し、それぞれの結合器14,14’を
介して空間放送波(C)と同一の周波数の送信波を伝送
路15,15’へ送出する。FM波はLCXや開放同軸
ケーブルなどの伝送線15で放射され、AM波は誘導線
15’で放射される。
【0009】このように、トンネルの外に配置された受
信アンテナ1で受信した空間放送波(C)は、受信器2
で復調され、送信器3と周波数変換器3’で変換波
(A)となりトンネル内の伝送路に送出される。トンネ
ル内を走行する移動体側は、受信アンテナ11で受信し
た変換波(A)を受信器2で復調し、送信器13と周波
数変換器13’で元の空間放送波(C)に戻して車内に
放射する。よって移動体内のラジオ聴取者は、地上での
空間放送のチャネルと同一チャネルで放送を聴取するこ
とができる。
【0010】
【発明の効果】本発明を実施することにより、以下の利
点がある。 (1)地上の受信アンテナから入力する空間放送波の周
波数と、送信器からトンネル内に放射する周波数が異な
るため発振防止ができる。 (2)鉄道の既設通信設備で使用している周波数に変換
してトンネル内に送信するため、既設の設備、サービス
エリアをほとんど変更せずに共用できる。 (3)トンネル内の送信波は、周波数変換された周波数
であるので、空間放送を受信している近傍民家には混信
しない。 (4)AM波,FM波も1種類の伝送路で送出できる周
波数に変換することにより、複数種の伝送路を設置する
必要がない。 (5)移動体がサービスエリア(トンネル)に入ったと
き移動体送信器が自動的に起動し、トンネルを離脱した
時点で、移動体送信器は自動的に停止するため、聴取者
はチャネルを変更することなく、続けて空間放送波を受
信することができる。 (6)移動体内部に放射する送信波の周波数を意識的に
変更することにより、独自放送も可能である。 (7)復調,変調に分離してあるので独自放送,割り込
み放送も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すシステム系統図である。
【図2】本発明の一部である固定設備の系統図である。
【図3】本発明の一部である移動設備の系統図である。
【符号の説明】
1,11 受信アンテナ 2,12 受信器 3,13 送信器 3’,13’ 周波数変換器 4,14 結合器 5,15 伝送路 6,16 終端器 10 移動体 A 変換波 B 変換波Aの漏洩波 C 空間放送波

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交通車両が走行するトンネル側に設けら
    れ空間放送波を受信してトンネル内に展張された第1の
    伝送路から電波を放射する固定送受信設備と、交通車両
    側に設けられトンネル内に放射された前記電波を受信し
    て交通車両内に展張された第2の伝送路から前記空間放
    送波を再放送する移動側送受信設備とを備えた交通車両
    内ラジオ再放送システムにおいて、 前記固定送受信設備は、受信した空間放送波を復調する
    第1の受信器と、該第1の受信器の復調信号を変調波と
    して既設の通信設備が使用している周波数帯の搬送波を
    変調した変換波をトンネル内に展張された前記伝送路に
    送出する第1の送信器とを備え、 前記移動側送受信設備は、前記変換波を受ける車外受信
    アンテナと、該車外受信アンテナで受信した前記変換波
    を復調するとともに受信の有無を示す起動/停止信号を
    出力する第2の受信器と、該第2の受信器の復調信号を
    変調波として前記空間放送波と同じ周波数の搬送波を変
    調した再放送波を前記第2の伝送路に送出するとともに
    該第2の受信器からの前記起動/停止信号に従って起動
    /停止を行う第2の送信器とを備えたことを特徴とする
    交通車両内ラジオ再放送システム。
JP6179802A 1994-07-08 1994-07-08 交通車輛内ラジオ再放送システム Pending JPH0823294A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007258940A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Japan Radio Co Ltd 中継装置および放送システム
JP2008187594A (ja) * 2007-01-31 2008-08-14 Japan Radio Co Ltd ディジタルテレビ放送信号中継装置

Cited By (3)

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JP2007258940A (ja) * 2006-03-22 2007-10-04 Japan Radio Co Ltd 中継装置および放送システム
JP4755512B2 (ja) * 2006-03-22 2011-08-24 日本無線株式会社 中継装置および放送システム
JP2008187594A (ja) * 2007-01-31 2008-08-14 Japan Radio Co Ltd ディジタルテレビ放送信号中継装置

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