JP2003194047A - 軸受情報通信システム - Google Patents

軸受情報通信システム

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JP2003194047A
JP2003194047A JP2001391139A JP2001391139A JP2003194047A JP 2003194047 A JP2003194047 A JP 2003194047A JP 2001391139 A JP2001391139 A JP 2001391139A JP 2001391139 A JP2001391139 A JP 2001391139A JP 2003194047 A JP2003194047 A JP 2003194047A
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Japan
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bearing
communication system
sensor
information communication
sensors
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JP2001391139A
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Yasuhiro Yukitake
康博 行竹
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Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のセンサー付き転がり軸受ユニットに対
して1つの通信装置を用いてリアルタイムにこれらのユ
ニットからのデータの受信を行うことを可能とする軸受
情報通信システムを提供する。 【解決手段】 複数の軸受5と、各軸受5の端部にそれぞ
れ取り付けられた少なくとも1つのセンサー6およびこ
の情報を送信する無線送信部7と、複数の軸受5の各無線
送信部7とスペクトラム拡散方式により通信を行う1つ
の受信部3とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、センサーを含む
センサー装置が転がり軸受に一体に取り付けられたセン
サー付き転がり軸受ユニットを車両あるいは工場の搬送
装置などに設ける際に好適な軸受情報通信システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】鉄道車両や自動車などにおいては、車軸
あるいは車軸に回転を伝達する回転軸を支持するととも
に、軸の回転速度や軸受の温度、荷重などを検出するた
めに、外輪、内輪およびこれらの間に配置された転動体
を有する転がり軸受と、外輪および内輪のいずれか一方
に固定されて軸受に関する情報を抽出するセンサー装置
とを備えているセンサー付き転がり軸受ユニットが使用
されている。
【0003】特開平10−217964号公報には、こ
のような軸受ユニットを車両に設けた軸受情報通信シス
テムとして、各車両の車軸の軸受ごとに各々対応させて
設けられた軸受異常検出送信手段と、各軸受異常検出送
信手段に対応して設けられた受信手段とを備え、軸受異
常検出手段が、軸受の異常を検出する温度センサと、温
度センサの検出信号を無線信号として送信する送信器
と、電源とを有しているものが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の軸受情報通信シ
ステムでは、ワイヤレスでデータを伝送するセンサー付
き軸受を同一区域内で複数運用する場合、混信を防ぐた
め、各センサー付き軸受に対応して通信装置をそれぞれ
用意し、これらの通信装置と監視装置、コントローラ等
とを接続することが必要であった。これを1つの通信装
置で行おうとすると、あるセンサー付き軸受が通信して
いる時間中は他のセンサー付き軸受の通信を止める必要
があるため、迅速な情報を必要とするシステムには適さ
なかった。
【0005】この発明の目的は、複数のセンサー付き転
がり軸受ユニットに対して1つの通信装置を用いてリア
ルタイムにこれらのユニットからのデータの受信を行う
ことを可能とする軸受情報通信システムを提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段および発明の効果】この発
明による軸受情報通信システムは、複数の軸受と、各軸
受の端部にそれぞれ取り付けられた少なくとも1つのセ
ンサーおよびこの情報を送信する無線送信部と、複数の
軸受の各無線送信部とスペクトラム拡散方式により通信
を行う1つの受信部とを備えているものである。
【0007】スペクトラム拡散方式の直接拡散方式によ
ると、被変調信号(情報信号)に対し、1次変調を行
い、その信号に対し拡散信号を掛け合わせる2次変調を
行った後、これを電波として送信する。そして、軸受毎
に個別のパターンの拡散信号で2次変調を行うことで、
各軸受の識別が可能となり、複数の軸受からの情報で
も、1つの通信装置の受信部で受け取ることができる。
【0008】この発明の軸受情報通信システムによる
と、1つの監視装置、コントローラ等に接続された1つ
の通信装置を使用し、ほとんどリアルタイムに複数のセ
ンサー付き軸受のデータを受信することができ、したが
って、システムに必要な通信装置を大幅に削減すること
ができ、システムの簡素化および低コスト化を達成する
ことができる。
【0009】また、スペクトラム拡散方式であることか
ら、テレメータなどに従来からよく使用されている無線
通信方式に比べ、高速な通信ができるとともに、複数の
センサーの情報も効率的に伝送することができ、さら
に、耐ノイズ性、耐干渉性に対しても優れているため、
工場などのノイズが多い場所でも支障なく使用すること
ができる。
【0010】軸受を車両に設ける場合、軸受は、車両の
各車輪にそれぞれ1つずつ配置され、受信部は、車両本
体に配置されていることが好ましい。
【0011】この明細書において、「車両本体」は、鉄
道車両のように複数の車両が連結されたものの場合に
は、連結された車両の全てを含む概念とする。
【0012】このようにすると、車両側では、1つの監
視装置、コントローラ等に接続された1つの通信装置に
よって必要な情報が入手でき、また、各車輪側では、こ
れに設けられるセンサー装置を含んだ軸受ユニットの小
形化を図ることができる。
【0013】このシステムにおいては、1つの軸受に複
数のセンサーおよび各センサーに対応する無線送信部が
配置されていることがある。この場合でも、通信装置
は、1つの車輪に1つのセンサーおよび無線送信部が配
置されているシステムと同じく、1つだけでよく、1つ
の車輪に複数のセンサーおよび無線送信部が配置された
システムを極めて容易に構築することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施形態について説明する。
【0015】図1は、この発明による軸受情報通信シス
テムの第1実施形態を示している。同図に示すように、
軸受情報通信システム(1)は、複数のセンサー付き転が
り軸受ユニット(2)と、1つの外部通信装置(3)および1
つの監視装置(4)とを備えている。
【0016】各転がり軸受ユニット(2)は、転がり軸受
(5)と、各軸受(5)の外輪および内輪のいずれか一方の端
部に取り付けられた少なくとも1つのセンサー(6)およ
びこの情報を送信する無線送信部(7)とを備えている。
【0017】外部通信装置(3)は、複数の軸受ユニット
(2)の各無線送信部(7)とスペクトラム拡散方式により通
信を行う1つの受信部を備えている。
【0018】監視装置(4)は、外部通信装置(3)から得ら
れる情報に基づいて、車両側に設けられた各種機器を制
御する。監視装置(4)に代えて、これと同様の機能を有
しているコントローラ等を使用することもできる。
【0019】軸受(5)は、任意の構成をとりうるもの
で、ハウジングなどに固定される外輪、回転軸などに固
定される内輪、これらの間に配置された複数の転動体な
どを有するものとされる。また、センサー(6)として
は、温度センサー、振動センサー、歪みゲージなどの荷
重センサー、ホール素子センサー、磁気抵抗素子センサ
ーなどの回転センサーが適宜使用され、センサー(6)、
無線送信部(7)および電源部などは、支持部材を介して
軸受(5)に取り付けられる。
【0020】図2に示すように、軸受情報通信システム
(1)は、軸受側の部分(1a)と車両側の部分(1b)とからな
り、軸受側の部分(1a)と車両側の部分(1b)とで直接方式
のスペクトラム拡散方式を利用して通信を行っている。
軸受側の部分(1a)では、まず、各種センサー(6)からの
信号を変換し、制御部(8)において、符号化、ID付加
などのデータ伝送信号変換および各種制御を行い、スペ
クトラム拡散方式無線通信部の送信部(7)に情報が送ら
れる。車両側の部分(1b)では、この情報をスペクトラム
拡散方式無線通信部(3)で受信し、制御部(9)において、
復調などのデータ伝送信号変換および各種制御を行い、
監視装置またはコントローラへ送られる。
【0021】図3は、この発明による軸受情報通信シス
テムの第2実施形態を示している。同図に示すように、
この実施形態の軸受情報通信システム(11)では、1つの
軸受(15)に、温度センサー(16)、振動センサー(17)およ
び回転センサー(18)の3種類のセンサーが設けられてお
り、転がり軸受ユニット(12)は、3つのセンサー(16)(1
7)(18)と、各センサー(16)(17)(18)に対応するスペクト
ラム拡散方式無線送信部(19)(20)(21)とを含んだ構成と
されている。そして、3つのセンサー(16)(17)(18)に対
応する車両側のシステムとしては、第1実施形態のもの
と同様、1つの外部通信装置(3)および1つの監視装置
(4)とによって構成されている。
【0022】なお、図示省略したが、この第2実施形態
の転がり軸受ユニット(12)が複数ある場合でも、複数の
センサー(16)(17)(18)を有する複数の転がり軸受ユニッ
ト(12)に対応する受信側の通信装置(3)は1つでよく、
センサー付き転がり軸受ユニットが小型化されるととも
に、システム全体の簡素化および低コスト化がより一層
促進される。
【0023】上記においては、本発明の軸受情報通信シ
ステムを車両に設ける例を示したが、第1および第2実
施形態は、例えば、軸受を工場の搬送体に、受信部を工
場の建屋にそれぞれ設けることにより、工場の搬送装置
などに適用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の第1実施形態を示す軸受情
報通信システムの模式図である。
【図2】図2は、同システムのブロック図である。
【図3】図3は、この発明の第2実施形態を示す軸受情
報通信システムの模式図である。
【符号の説明】
(1) 軸受情報通信システム (2) 転がり軸受ユニット (3) 外部通信装置 (4) 監視装置またはコントローラ (5) 転がり軸受 (6) センサー (7) 無線送信部 (11) 軸受情報通信システム (12) 転がり軸受ユニット (15) 転がり軸受 (16) 温度センサー (17) 振動センサー (18) 回転センサー (19)(20)(21)無線送信部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の軸受と、各軸受の端部にそれぞれ
    取り付けられた少なくとも1つのセンサーおよびこの情
    報を送信する無線送信部と、複数の軸受の各無線送信部
    とスペクトラム拡散方式により通信を行う1つの受信部
    とを備えている軸受情報通信システム。
  2. 【請求項2】 軸受は、車両の各車輪にそれぞれ1つず
    つ配置され、受信部は、車両本体に配置されている請求
    項1の軸受情報通信システム。
  3. 【請求項3】 1つの軸受に複数のセンサーおよび各セ
    ンサーに対応する無線送信部が配置されている請求項1
    または2の軸受情報通信システム。
JP2001391139A 2001-12-25 2001-12-25 軸受情報通信システム Pending JP2003194047A (ja)

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