JPH08330863A - サンプルホールド回路 - Google Patents

サンプルホールド回路

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JPH08330863A
JPH08330863A JP7133050A JP13305095A JPH08330863A JP H08330863 A JPH08330863 A JP H08330863A JP 7133050 A JP7133050 A JP 7133050A JP 13305095 A JP13305095 A JP 13305095A JP H08330863 A JPH08330863 A JP H08330863A
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capacitor
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Masaharu Takahashi
正晴 高橋
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Kansai Nippon Electric Co Ltd
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Renesas Semiconductor Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 立ち上がりも立ち下がりも高速で、低消費電
力のサンプルホールド回路を提供する。 【構成】 入力端子INに入力された電圧を第1スイッ
チS1 を介してサンプリングして保持する第1コンデン
サC1 の出力側に第1演算増幅器A1 と第2演算増幅器
A2 とを並列に配置する。第2スイッチS2 を介して第
2コンデンサC2 に出力端子OUTの電圧を保持し、今
回第1コンデンサC1 に与えられた電圧と第2コンデン
サC2 に保持した前回の出力電圧とを比較器A3 で比較
し、第3スイッチS3 及び第4スイッチS4 の一方を選
択して第1演算増幅器A1 及び第2演算増幅器A2 の一
方を選ぶ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はサンプルホールド回路
に関し、特に小さな消費電力で高速動作させるに好適な
改良されたサンプルホールド回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のサンプルホールド回路
は、図5に示すブロック図のように、演算増幅器Aの正
相入力端子+には接地ラインとの間に入力電圧をサンプ
リングして保持するコンデンサC1 が接続され、出力端
子OUTは逆相入力端子−と接続されている。そして入
力端子INはコントロール端子TSに与えられた信号に
より駆動するスイッチS1 を介して正相入力端子+に接
続されている。また出力端子OUTには負荷が接続され
それを等価的に負荷容量Cで図示している。
【0003】ところで演算増幅器Aは例えば図6に示す
回路の様なものである。PチャンネルMOSトランジス
タQ1 ,Q2 ,NチャンネルMOSトランジスタQ3 ,
Q4,Q5 により差動アンプを構成し、トランジスタQ3
,Q4 のそれぞれのゲートを逆相入力端子−,正相入
力端子+とする。電源ラインVccと接地ラインGnd
の間にPチャンネルMOSトランジスタQ6 とNチャン
ネルMOSトランジスタQ7 をドレインどうしで直列接
続して配置し、そのドレインを演算増幅器A1の出力端
子OUTとする。NチャンネルMOSトランジスタQ5
,Q7 のゲートは共通接続されて、一定の電圧Vr1が
与えられ、トランジスタQ5 ,Q7 にはそれぞれのドレ
インに所定以上の電圧が印加されるとき一定の電流I1
,I2 が流れている。そして、差動アンプの正相出力
でPチャンネルMOSトランジスタQ6 を駆動し両入力
端子+,−の電圧に応じた電圧を出力端子OUTに出力
する。
【0004】サンプルホールド回路の動作について説明
する。入力端子INに入力され、時間と共に変動する電
圧はコントロール端子TSに入力されるコントロール信
号により制御されるスイッチS1 により瞬時導通されて
コンデンサC1 をその時の瞬時値電圧に充電する。コン
デンサC1 はその電圧を保持する。演算増幅器Aはその
電圧と同じ電圧を出力する。そして所定の周期でこの動
作を繰り返す。
【0005】ところで負荷容量Cが例えば100PF程
度と比較的大きい場合はその充放電(すなわち出力電圧
VOUT の立ち上がり、立ち下がり)に時間を要し、その
周期を速くしにくいところがある。演算増幅器Aが上記
の回路A1 の場合の立ち上がり時および立ち下がり時の
動作について説明する。
【0006】図6の回路においてまず演算増幅器入力端
子+の電圧VC1が低い時、トランジスタQ4 の抵抗は大
きく、したがってそのドレイン電圧は高く、したがって
トランジスタQ6 の抵抗が大きくなっている。一方トラ
ンジスタQ7 のゲートには一定の電圧が与えられて、一
定の抵抗に保持されて、トランジスタQ6 −Q7 の接続
点、すなわち出力端子OUTの出力電圧VOUT は低くな
っている。この状態で演算増幅器の入力端子+の電圧
(すなわちコンデンサC1 の電圧)VC1が高く変わった
際には、トランジスタQ4 の抵抗は小さくなり、そのド
レイン電圧が低くなり、トランジスタQ6 の抵抗が低く
なり、トランジスタQ7 に流れる電流I2に加え負荷容
量C(図5参照)を充電する電流が流れ出力電圧VOUT
を比較的急速に高める。この状態で演算増幅器の入力端
子+の電圧VC1が低くなると、前記の通りトランジスタ
Q6 の抵抗が高くなり電流は少なくなり、負荷容量Cに
貯えられた電荷はトランジスタQ7 の電流I2 により放
電し、出力電圧VOUT は低くなる。しかしながらトラン
ジスタQ7 はゲート電圧が一定に保たれているので抵抗
が低く成り得ず、出力電圧VOUT の立ち下がりは時間が
かかる。そこで出力電圧VOPT の立ち下がりを急速にし
ようとするとトランジスタQ7の電流I2 を大きく(ゲ
ート電圧Vr1を大きく)する必要がある。しかしながら
この電流I2 は常時流れているので回路の消費電流が大
きくなる。
【0007】また出力電圧VOUT の立ち下がりを速くす
る方法として図7に示す回路による演算増幅器A2 があ
る。この回路は前記の図6に示す演算増幅器A1 におけ
るPチャンネルMOSトランジスタQ1 ,Q2 ,Q6 に
かえてNチャンネルMOSトランジスタQ11,Q12,Q
16とし、NチャンネルMOSトランジスタQ3 ,Q4,
Q5 ,Q7 にかえてPチャンネルMOSトランジスタQ
13,Q14,Q15,Q17として同様な回路を構成したもの
である。この回路によれば前記の演算増幅器A1 におい
て説明したと同様な理由により出力電圧VOUT の立ち下
がりは速くなるが立ち上がりは遅い。以下演算増幅器A
1 のように立ち上がりが速くて立ち下がりの遅い動作特
性を有する演算増幅器を第1演算増幅器、また演算増幅
器A2 のように立ち上がりが遅くて立ち下がりの速い動
作特性を有する演算増幅器を第2演算増幅器と称する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来のサ
ンプルホールド回路は演算増幅器を1つで構成している
ので出力電圧の立ち上がりも立ち下がりも速いものを消
費電流を大きくすることなく得ることは容易でなかっ
た。そこで、本発明者は消費電流が少なく出力電圧の立
ち上がりも立ち下がりも速いサンプルホールド回路を含
む半導体集積回路を実願平2−112568号で出願し
ている。
【0009】このサンプルホールド回路は、図8に示す
ように、入力端子INにコントロール端子TS2 に与え
られる信号により駆動するスイッチS11の一端が接続さ
れ、第1演算増幅器A1 の正相入力端子+にスイッチS
11の他端が接続されると共に接地ラインとの間にコンデ
ンサC11が接続され、演算増幅器A1 の出力がコントロ
ール端子TS1 に与えられる信号により駆動するスイッ
チS3 の一端と逆相端子−に接続され、出力端子OUT
にスイッチS3 の他端が接続されている。更に、入力端
子INと出力端子OUTとの間に上記の接続と並列に、
コントロール端子TS1 に与えらる信号により駆動する
スイッチS12,コンデンサC12,第2演算増幅器A2 ,
コントロール端子TS2 に与えられる信号により駆動す
るスイッチS4 が同様に接続されている。
【0010】つぎに図9に示すタイミングチャートも併
用して動作を説明する。入力端子INには入力電圧VIN
が時間により変化する電圧として与えられる。コントロ
ール端子TS1 にはスイッチS12,S3 をコントロール
する電圧VTS1 が所定の周期信号として与えられ、ハイ
の時スイッチS12,S3 をONさせる。また、コントロ
ール端子TS2 にはスイッチS11,S4 をコントロール
する電圧VTS2 が電圧VTS1 と反対の周期信号として与
えられ、ハイの時スイッチS11,S4 をONさせる。時
刻T41前においてスイッチS11はON状態,スイッチS
12はOFF状態で、コンデンサC11はその電圧VC11 と
して入力電圧VIN(=V1 )を保持している。この時ス
イッチS3 はOFF状態である。時刻T41においてスイ
ッチS11はOFF状態,スイッチS12はON状態,スイ
ッチS3 はON状態,スイッチS4 はOFF状態とな
り、コンデンサC11の電圧VC11 (=V1 )を演算増幅
器A1 から出力電圧VOUT として出力する。
【0011】次に時刻T42前においてスイッチS11はO
FF状態,スイッチS12はON状態で、コンデンサC12
はその電圧VC12としてV1 より低い入力電圧VIN(=
V2)を保持している。この時スイッチS4 はOFF状
態である。時刻T42においてスイッチS11はON状態,
スイッチS12はOFF状態,スイッチS3 はOFF状
態,スイッチS4 はON状態となり、コンデンサC12の
電圧VC12 (=V2 )を演算増幅器A2 から出力電圧VO
UT として出力する。
【0012】同様に時刻T43前においてコンデンサC11
はその電圧VC11としてV2 より高い入力電圧VIN(=
V3 )を保持しており、時刻T43においてサンプルホー
ルドコンデンサC11の電圧VC11 (=V3 )を第1演算
増幅器A1 から出力電圧として出力し、時刻T44前にお
いてコンデンサC12はその電圧VC12 としてV3 より低
い入力電圧VIN(=V4 )を保持しており、時刻T44に
おいてコンデンサC12の電圧VC12(=V4 )を第2演
算増幅器A2 から出力電圧として出力する。
【0013】このようにV1 ↓V2 ↑V3 ↓V4 と交互
に上昇,降下を繰り返す入力電圧VINを、上昇する際に
は第1演算増幅器A1 が担当し、降下する際には第2演
算増幅器A2 が担当して交互に出力電圧として出力す
る。ところが、上昇,降下が交互ではなく、上昇,上昇
または降下,降下が連続する場合、図8に示す回路では
第1演算増幅器A1及び第2演算増幅器A2 が交互にし
か担当しないため、上昇する際には第1演算増幅器A1
,降下する際には第2演算増幅器A2 と区分けして使
用できないという問題があった。そこで、この発明は上
昇,上昇または降下,降下が連続する入力電圧にでも対
応でき、しかも消費電流が少なく出力電圧の立ち上が
り,立ち下がりも速いサンプルホールド回路を提供す
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は入力電圧
を保持する第1コンデンサと、この第1コンデンサの出
力側に並置した相異なる動作特性を有する一組の演算増
幅器と、この一組の演算増幅器の出力電圧を保持する第
2コンデンサと、第1コンデンサの電圧を第2コンデン
サの電圧と比較して一組の演算増幅器の内一方を選択す
る比較器とを具備するサンプルホールド回路である。よ
り具体的には、入力端子に接続された第1スイッチを介
して入力電圧を保持する第1コンデンサと、出力端子に
接続された第2スイッチを介して出力電圧を保持する第
2コンデンサと、第1コンデンサの出力側と前記出力端
子との間に並列接続された第3スイッチを含む第1演算
増幅器及び第4スイッチを含む第2演算増幅器と、第1
コンデンサの保持電圧を第2コンデンサの保持電圧と比
較する比較器と、この比較出力に基づいて第3スイッチ
及び第4スイッチのいずれか一方を選択動作させる論理
回路とを具備し、第1演算増幅器を立ち上がりが速く立
ち下がりの遅い動作特性に且つ第2演算増幅器を立ち上
がりが遅く立ち下がりの速い動作特性にしたサンプルホ
ールド回路であることが望ましい。また、第1スイッチ
を制御する信号の立ち下がりエッジに同期して比較出力
を保持するシフトレジスタを付加してもよい。
【0015】
【作用】上記の手段によれば出力電圧が上昇,降下を交
互に繰り返さないで、上昇,上昇または降下,降下が連
続する波形の場合でも、上昇する際は第1演算増幅器が
担当し、出力電圧が降下する際は第2演算増幅器が担当
するので立ち上がりも立ち下がりも高速なサンプルホー
ルド回路となる。さらに個々の演算増幅器はどちらかの
み高速であればよいので簡単な回路で消費電流の少ない
回路とすることが出来、双方の消費電流を合わせても、
1つの演算増幅器で双方向速い演算増幅器に比較し消費
電流を小さくできる。
【0016】
【実施例】以下本発明について、図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例の回路図である。図におい
て、図5,図8に示す従来のサンプルホールド回路と同
じ部分は同じ符号を付して説明を略す。図5とは第1コ
ンデンサC1 ,第1スイッチS1 の構成が同一であり、
図8とは並置した相異なる動作特性を有する第1演算増
幅器A1 ,第2演算増幅器A2,第3スイッチS3 ,第
4スイッチS4 の構成が同一であり、図5,図8と異な
る点は出力電圧VOUT をサンプリングし保持する第2ス
イッチS2 と第2コンデンサC2 とを設けた点と、入力
側ホールド電圧VC1と出力側ホールド電圧VC2とを比較
する比較器A3 とその出力信号により第3スイッチS3
,第4スイッチS4 の選択を行なう論理回路G1 ,G2
,G3 を設けた点である。ここで、両演算増幅回路と
しては、第1演算増幅器A1 として前記した図6の回路
においてトランジスタQ7 に流れる電流I2 を小さく設
定したものが使用でき、同様に第2演算増幅器A2 とし
て図7の回路が使用できる。また、比較器A3 の負荷は
軽いので消費電流の小さいもので充分高速となる。論理
回路G1 ,G2 ,G3 はCMOS構成とすればほとんど
電流を消費しない。
【0017】つぎに図2に示すタイミングチャートも併
用して動作を説明する。入力端子INには入力電圧VIN
が時間により変化する電圧として与えられる。コントロ
ール端子TSには第1スイッチS1 をコントロールする
電圧VTSが所定の周期信号として与えられ、ハイの時ス
イッチS1 をONさせる。したがってこの時(時刻T1
において)第1コンデンサC1 はその保持電圧VC1とし
て入力電圧VINの瞬時値を保持する。コントロール端子
TOには第3スイッチS3 または第4スイッチS4 を選
択的に導通させるタイミング信号が与えられ、その電圧
VTOがハイの時、前の出力電圧の状態により第3スイッ
チS3 か第4スイッチS4 が選択されて導通(後述)し
て時刻T2 において出力電圧VOUT が第1コンデンサC
1 の保持電圧VC1と同じ電圧となる。コントロール端子
TCには第2スイッチS2をコントロールする電圧VTC
が与えられ、それがハイの時第2スイッチS2 を導通さ
せ、出力電圧VOUT を第2コンデンサC2 の保持電圧V
C2として保持させる。したがって時刻T3 において第2
コンデンサC2 の保持電圧VC2は時刻T1 の第1コンデ
ンサC1 の保持電圧VC1に等しい。
【0018】同様に時刻T4 において第1コンデンサC
1 にその時点の入力電圧VINが取り込まれるが、この時
は入力電圧VINが前回より高くなっているので第1コン
デンサC1 の保持電圧VC1の方が第2コンデンサC2 の
保持電圧VC2より高い。そこで比較器A3 の出力電圧
(図示せず)はハイとなる。したがって時刻T5 におい
てコントロール電圧VTOがハイになれば論理回路G1 ,
G2 ,G3 により選択されて第3スイッチS3 が導通さ
れて第1演算増幅器A1 が選択される。そこで負荷容量
Cは急速に充電されて出力電圧VOUT は第1コンデンサ
C1 の保持電圧VC1と同じ電圧となる。次にコントロー
ル電圧VTCがハイになる時刻T6 において出力電圧VOU
T が前と同様に第2コンデンサC2 に取り込まれる。
【0019】次に時刻T7 において入力電圧VINを第1
コンデンサC1 に取り込むと今回も入力電圧VINが前回
より高くなっているので、第1コンデンサC1 の保持電
圧VC1のほうが高く、比較器A3 の出力電圧(図示せ
ず)はハイとなっている。したがって時刻T8 において
コントロール電圧VTOがハイとなった時、今回も第3ス
イッチS3 が導通して第1演算増幅器A1 が選択されて
出力電圧VOUT は急速に第1コンデンサC1 の保持電圧
VC1となる。次にコントロール電圧VTCがハイになる時
刻T9 において出力電圧VOUT が前と同様に第2コンデ
ンサC2 に取り込まれる。
【0020】次に時刻T10において入力電圧VINを第1
コンデンサC1 に取り込むと今回は入力電圧VINが前回
より低くなっているので、第2コンデンサC2 の保持電
圧VC2のほうが高く、比較器A3 の出力電圧(図示せ
ず)はロウとなっている。したがって時刻T11において
コントロール電圧VTOがハイとなった時、第4スイッチ
S4 が導通して第2演算増幅器A2 が選択されて出力電
圧VOUT は急速に第1コンデンサC1 の保持電圧VC1と
なる。
【0021】この実施例によれば出力電圧が上昇,降下
を交互に繰り返さないで、上昇,上昇または降下,降下
が連続する波形の場合でも、上昇する際は第1演算増幅
器が担当し、出力電圧が降下する際は第2演算増幅器が
担当するのでそれぞれの消費電流が少なく簡単な回路と
することができ、全体として立ち上がりも立ち下がりも
速く、消費電流も少ないサンプルホールド回路とするこ
とができる。
【0022】図3はこの発明の第2実施例の回路図で、
前記第1実施例のコントロール端子TCを削除し、シフ
トレジスタSRを追加した点を除いて図1に示す第1の
実施例と同様であるため、同一部分には同一参照符号を
付してその説明を省略する。この回路では第1スイッチ
S1 のコントロール信号VTSの立ち下がりエッジに同期
してシフトレジスタSRに比較器A3 の出力電圧を保持
することにより第1演算増幅器A1 か第2演算増幅器A
2 のどちらを選択するかの信号を保持する。
【0023】つぎに図4のタイミングチャートも併用し
て動作を説明する。時刻T21において第1コンデンサC
1 はその保持電圧VC1として入力電圧VINの瞬時値を保
持する。時刻T22においてコントロール電圧VTOがハイ
の時、前の出力電圧の状態により第3スイッチS3 か第
4スイッチS4 が選択されて導通(後述)して出力電圧
VOUT が第1コンデンサC1 の保持電圧VC1と同じ電圧
となる。このとき同時に、出力電圧VOUT を第2コンデ
ンサC2 の保持電圧VC2として保持させる。したがって
時刻T22において第2コンデンサC2 の保持電圧VC2は
時刻T21の第1コンデンサC1 の保持電圧VC1に等し
い。
【0024】同様に時刻T23において第1コンデンサC
1 にその時点の入力電圧VINが取り込まれるが、この時
は入力電圧VINが前回より高くなっているので第1コン
デンサC1 の電圧VC1の方が第2コンデンサC2 の保持
電圧VC2より高く、比較器A3 の出力電圧(図示せず)
はハイとなる。そこで時刻T24において比較器A3 の出
力電圧をシフトレジスタSRで保持してシフトレジスタ
SRの出力電圧VSRがハイとなる。したがって時刻T25
においてコントロール電圧VTOがハイとなった時、第3
スイッチS3 が導通して第1演算増幅器A1 が選択さ
れ、負荷容量Cは急速に充電されて出力電圧VOUT は第
1コンデンサC1 の保持電圧VC1と同じ電圧となる。こ
のとき同時に出力電圧VOUT が前と同様に第2コンデン
サC2 に取り込まれる。
【0025】次に時刻T26において入力電圧VINを第1
コンデンサC1 に取り込むと今回も入力電圧VINが前回
より高くなっているので、第1コンデンサC1 の保持電
圧VC1のほうが第2コンデンサC2 の保持電圧VC2より
高く、比較器A3 の出力電圧(図示せず)はハイとなっ
ている。そこで時刻T27において比較器A3 の出力電圧
をシフトレジスタSRで保持してシフトレジスタSRの
出力電圧VSRがハイのままとなる。したがって時刻T28
において第1演算増幅器A1 が選択され、負荷容量Cは
急速に充電されて出力電圧VOUT は第1コンデンサC1
の保持電圧VC1と同じ電圧となる。このとき同時に出力
電圧VOUT が前と同様に第2コンデンサC2 に取り込ま
れる。
【0026】次に時刻T29において入力電圧VINを第1
コンデンサC1 に取り込むと今回は入力電圧VINが前回
より低くなっているので、第2コンデンサC2 の保持電
圧VC2のほうが高く、比較器A3 の出力電圧(図示せ
ず)はロウとなっている。そこで時刻T30において比較
器A3 の出力電圧をシフトレジスタSRで保持してシフ
トレジスタSRの出力電圧VSRが変化しロウとなる。し
たがって時刻T31において第2演算増幅器A2 が選択さ
れ、負荷容量Cは急速に充電されて出力電圧VOUT は第
1コンデンサC1 の保持電圧VC1と同じ電圧となる。
【0027】この実施例によれば第1実施例と同様に出
力電圧が上昇,降下を交互に繰り返さないで、上昇,上
昇または降下,降下が連続する波形の場合でも、上昇す
る際は第1演算増幅器が担当し、出力電圧が降下する際
は第2演算増幅器が担当するのでそれぞれの消費電流が
少なく簡単な回路とすることができ、全体として立ち上
がりも立ち下がりも速く、消費電流も少ないサンプルホ
ールド回路とすることができる。また、この実施例では
コントロール端子1個とそのための信号が不要となる利
点がある。
【0028】尚、ここで第3スイッチS3 ,第4スイッ
チS4 により択一的に演算増幅器を接続するのは例えば
第1演算増幅器A1 が図6の回路であり、第2演算増幅
器A2 が図7の回路であるとき、双方共に出力端子OU
Tに接続すると出力電圧の立ち上がり時に図6のトラン
ジスタQ6 は抵抗が小さくなるが、この時図7のトラン
ジスタQ16が大きな抵抗となるのがおくれると電源ライ
ンVccと接地ラインGndとの間にトランジスタQ6
,Q16を介して過大な電流が流れるおそれがあるため
である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は、出力
電圧が上昇,降下を交互に繰り返さないで、上昇,上昇
または降下,降下が連続する波形の場合でも、立ち上が
りが速くて立ち下がりの遅い動作特性を有する第1演算
増幅器と立ち上がりが遅くて立ち下がりの速い動作特性
を有する第2演算増幅器とを用いることができるので、
消費電流を大きくすることなく立ち上がりも立ち下がり
も速いサンプルホールド回路とすることができる。ま
た、簡単な回路で構成できるので安価な回路を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例を示すサンプルホール
ド回路
【図2】 図1の回路のタイミングチャート
【図3】 本発明の第2の実施例を示すサンプルホール
ド回路
【図4】 図3の回路のタイミングチャート
【図5】 従来のサンプルホールド回路
【図6】 第1演算増幅器の回路図
【図7】 第2演算増幅器の回路図
【図8】 従来の他のサンプルホールド回路
【図9】 図8の回路のタイミングチャート
【符号の説明】
A1 第1演算増幅器 A2 第2演算増幅器 A3 比較器 C1 第1コンデンサ C2 第2コンデンサ G1 ,G2 ,G3 論理回路 SR シフトレジスタ S1 第1スイッチ S2 第2スイッチ S3 第3スイッチ S4 第4スイッチ IN 入力端子 OUT 出力端子 TC,TO,TS コントロール端子 VC1 第1コンデンサ保持電圧 VC2 第2コンデンサ保持電圧 VIN 入力電圧 VOUT 出力電圧 VTC,VTO,VTS コントロール端子電圧

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力電圧を保持する第1コンデンサと、こ
    の第1コンデンサの出力側に並置した相異なる動作特性
    を有する一組の演算増幅器と、この一組の演算増幅器の
    出力電圧を保持する第2コンデンサと、前記第1コンデ
    ンサの電圧を前記第2コンデンサの電圧と比較して前記
    一組の演算増幅器の内いずれか一方を選択する比較器と
    を具備するサンプルホールド回路。
  2. 【請求項2】入力端子に接続された第1スイッチを介し
    て入力電圧を保持する第1コンデンサと、出力端子に接
    続された第2スイッチを介して出力電圧を保持する第2
    コンデンサと、前記第1コンデンサの出力側と前記出力
    端子との間に並列接続された第3スイッチを含む第1演
    算増幅器及び第4スイッチを含む第2演算増幅器と、前
    記第1コンデンサの保持電圧を前記第2コンデンサの保
    持電圧と比較する比較器と、この比較出力に基づいて前
    記第3スイッチ及び第4スイッチのいずれか一方を選択
    動作させる論理回路とを具備し、前記第1演算増幅器を
    立ち上がりが速く立ち下がりの遅い動作特性に且つ前記
    第2演算増幅器を立ち上がりが遅く立ち下がりの速い動
    作特性にしたサンプルホールド回路。
  3. 【請求項3】前記第1スイッチを制御する信号の立ち下
    がりエッジに同期して前記比較出力を保持するシフトレ
    ジスタを付加したことを特徴とする請求項2記載のサン
    プルホールド回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5926388B2 (ja) * 2012-09-07 2016-05-25 旭化成エレクトロニクス株式会社 サンプルホールド回路、a/d変換器およびサンプルホールド回路のキャリブレーション方法

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