JPH08330597A - 半導体基板、半導体装置、及び画像表示装置 - Google Patents

半導体基板、半導体装置、及び画像表示装置

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JPH08330597A
JPH08330597A JP13786195A JP13786195A JPH08330597A JP H08330597 A JPH08330597 A JP H08330597A JP 13786195 A JP13786195 A JP 13786195A JP 13786195 A JP13786195 A JP 13786195A JP H08330597 A JPH08330597 A JP H08330597A
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JP
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substrate
film
gas
layer
semiconductor
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JP13786195A
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Takeshi Ichikawa
武史 市川
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トランジスタにしたとき、オフリーク特性や
S係数(立上り特性)など電気的特性が良い半導体基
板、及びそれを用いた半導体装置、画像表示装置を提供
する。 【構成】 半導体基板中の炭素(C;(b))、水素
(H)、希ガス(X;(a))の含有量をそれぞれC≦
1×1018cm-3,1×1015cm-3≦H≦1×1020
cm-3,1×1016cm-3≦Xにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高品質な半導体Si基
板に関し、特にその上に形成し薄膜半導体トランジスタ
を含む半導体装置や画像表示装置。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体デバイスの形成に不可欠で
ある高品質半導体薄膜は、単結晶基板からエピタキシャ
ル成長させることによって形成されてきた。ところがこ
の方法によると、非晶質基板上に単結晶を成長させるこ
とや、格子定数や熱膨張係数が基板と異なる結晶を成長
させることは非常に難しく、使用できる基板材料及び成
長膜の種類が限定されてしまっていた。一方近年の研究
開発では、半導体デバイスを基板上に積層形成し高業績
化及び多機能化を図る三次元集積回路や、安価なガラス
基板上に半導体材料を堆積して、太陽電池やデバイスを
アレー状に配列する液晶画素のスイッチングトランジス
タなどの開発が盛んであり、これらのデバイスに共通す
る構造である非晶質基板上に高品質な半導体薄膜層を形
成する技術が重要となってきている。近年この構造を実
現するためのTFT用薄膜形成技術の向上は顕著であ
り、非晶質基板上の多結晶半導体薄膜もしくは非晶質半
導体薄膜にイオン注入を行い完全非晶質化したのちに熱
処理を施すことによって数μmという大粒径の多結晶半
導体薄膜を得たり(T.Noguchi at al.
J.Electrochem.Soc. vol.13
4.No.7,p1771.1987)。非晶質基板上
にスパッタリング法によって堆積した非晶質半導体薄膜
にレーザ照射を施すことにより、400Å程度の粒径を
示す多結晶半導体薄膜を得るなどして(1989年春季
応用物理学会3p−Z11−15.16)、どちらもか
なり電気的特性の良い高移動度を示すMOSデバイスを
作製している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記のようなイ
オン注入法やレーザー溶融法は、いずれも高温プロセス
が必須であるので三次元集積回路への応用も難しいうえ
に、さらに最近要求の強まっている大面積基板対応や低
コスト化のための大面積均一薄膜形成、低温化プロセ
ス、簡易プロセスに対しては大きな障害をもち、イオン
注入やレーザーを用いない簡易低温プロセスで非晶質基
板上に高品質デバイスを形成できる高品質薄膜を形成す
る技術が望まれている。一方イオン注入法やレーザー用
溶融法を用いない低温大面積非晶質基板上への半導体薄
膜の形成法としてはスパッタリング法や通常のGD法な
どがあるが、これらの方法で堆積させた半導体薄膜のデ
バイス特性は上記の方法と比べるとモビリティ等の電気
的特性の面でまだ十分満足のいくものが得られていない
のが実状である。
【0004】そこで、本発明の課題は上記問題点を解決
し、電気的特性の優れた高品質な半導体Si層を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体基板は、
炭素、水素、希ガスの含有量がそれぞれ、C≦1×10
18/cm3 ,1×1015/cm3 ≦H≦1×1020/c
3 ,1×1016/cm3 ≦希ガスであり、かつ表面凹
凸の最大値と最小値の差が15nm以下であるSi層を
備えたことを特徴とする。また本発明の半導体基板は、
前記Si層が非晶質基板上の多結晶Si層、微結晶もし
くは非晶質Si層であってもよい。
【0006】また、本発明の半導体装置は、前記半導体
基板のSi層上に形成した薄膜トランジスタを備えたこ
とを特徴とする。さらに、本発明の画像表示装置は、前
記半導体装置を画素部のスイッチングトランジスタとし
て使用することを特徴とする。
【0007】半導体Si層、特に多結晶や微結晶、非晶
質Si層の電気的特性においては、単なる結晶構造のみ
ならず、含まれる不純物や表面形状等に大きく左右され
る。まず不純物量であるが、特に炭素量、水素量はダン
グリングボンドとの相関が強く重要である一方で、不対
電子対を持たず直接には電気的特性については影響を及
ぼさないが、膜中に含有されることで結晶構造に影響を
与え、その結果電気的特性に関連する希ガス類の量も重
要である。先ず炭素についてであるが、炭素がSi膜中
に取り込まれると結晶は歪みダングリングボンドも多く
なり、結晶性、ひいては電気的特性が劣化する。特にオ
フリーク、移動度等のキャリアに関連する特性が劣化す
る。図1(b)に横軸に炭素量、縦軸にオフリーク量を
プロットしたグラフを示す。Si層中の炭素量が1×1
18/cm3 以上を超えると急激にオフリーク量が増加
する。Si膜中に取り込まれる炭素は少ない方がよく、
後述する方法により、スパッタ法で作製したSi膜で他
の条件も合わせて、このような炭素が少ないSi膜が初
めて実現した。
【0008】次いで水素について示す。水素は多結晶や
微結晶、非晶質Si層に対してはダングリングボンドを
ターミネートするため電気的特性を良好なものにするこ
とが知られている。通常のプロセスではプラズマCVD
プロセス等で水素処理を行い水素を含有させるが、特に
方法については限定しない。後述の方法では例えばスパ
ッタ法でSi膜を形成しているためSi膜には最初のS
i膜形成から水素を含有させることができるため水素処
理工程を省略することができる。更に堆積時に含有させ
るため、効率よいターミネートが実現できるため、オフ
リーク特性やS係数(立上り特性)特性自体も良好なも
のになる。また堆積時に水素を導入することで炭素を除
去できる利点もある。実際、Si層中に取り込まれる水
素量は1×1015/cm3 ≦H≦1×1020/cm3
範囲が好ましく、効率良くダングリングボンドをターミ
ネートできる。これよりも水素含有量が少ないと効率良
くダングリングボンドをターミネートできない。一方こ
れよりも水素含有量が多いとダングリングボンドが増
え、電気的特性が劣化し良好な特性が得られないことが
実験で確認された。
【0009】Ar等の希ガスであるスパッタガスは、電
気的には不活性であり、電気的特性の劣化には関連しな
い。但しあまり多く混入すると結晶自体の歪みが大きく
なり、結果としてダングリングボンドが増え電気的特性
が劣化する。しかしながら適度に含有されると、電気的
特性自体の劣化は伴わず、且つ緻密な膜が形成され(1
11)に配向しやすくなる。図1(a)に一例として希
ガスとしてのAr濃度を横軸に、縦軸に(111)配向
の相対値を示す。1×1016/cm3 以上の濃度で(1
11)配向が強くなる。(111)面はSiとしての最
稠密構造であり、緻密な膜となり、電気的特性も良好に
なる。
【0010】最後に表面凹凸についてであるが、表面凹
凸が激しくpV値として20nmを越えると形状から電
界集中が起こり易くなり、ゲート酸化膜の耐圧劣化が起
こる。更にゲート酸化膜界面も凹凸が激しいため移動度
も劣化する等の問題点が生じる。
【0011】これらのことをすべて満足するSi膜は電
気的特性において非常に良好な特性を示す。単結晶Si
層の場合はC≦5×1017/cm3 ,1×1016/cm
3 ≦H≦1×1019/cm3 ,1×1016/cm3 ≦希
ガス≦1×1018/cm3 の範囲がより好ましく、最適
には、C≦1×1017/cm-3,1×1016/cm-3
H≦1×1017/cm-3,1×1016/cm-3≦希ガス
≦1×1019/cm-3である。多結晶Si層、微結晶S
i層においてはC≦5×1017/cm3 ,1×1017
cm3 ≦H≦1×1019/cm3 ,1×1016/cm3
≦希ガス≦1×1019/cm3 の範囲がより好ましく、
最適には、C≦1×1017/cm-3,1×1018/cm
-3≦H≦1×1019/cm-3,1×1017/cm-3≦希
ガス≦1×1019/cm-3である。非晶質Si層におい
てはC≦5×1017/cm3 ,1×1017/cm3 ≦H
≦1×1020/cm3 ,1×1017/cm3 ≦希ガス≦
1×1020/cm3 の範囲がより好ましく、最適には、
C≦1×1017/cm-3,1×1019/cm-3≦H≦1
×1020/cm-3,1×1018/cm-3≦希ガス≦1×
1019/cm-3である。
【0012】炭素に関しては各々大きな違いはなくいず
れも混入量が少ないほうが好ましい。水素に関してはダ
ングリングボンドが多くなるにしたがい、ターミネータ
ーとして働く水素量は多く必要となる。希ガスについて
は単結晶は結晶構造が緻密なため微量の量で効果が高く
緻密な膜が形成される。あまり多いと結晶構造の乱れに
つながる。多結晶、微結晶、非晶質Si層においてはS
i原子としては全体的に緻密でなく層の中での自由度が
高いため上記に示したような量の希ガスを入れないと緻
密な膜が形成されない。本発明の画像表示装置は、スイ
ッチングトランジスタを液晶ディスプレイ用に使用して
も良いし、エレクトロルミネッセンス用に使用しても良
い。
【0013】
【実施例】まず本発明の半導体基板を形成するための作
成方法及び装置について説明する。これは1例であり、
上記半導体基板が形成できれば他の方法でも構わないの
はいうまでもない。
【0014】(実施例1)図2に本発明を具現化するの
に好適な二周波励起型バイアススパッタ装置を示す。図
中、11は真空チャンバー、12はターゲット、13は
ターゲット支持具、14は基板支持具、15は永久磁
石、16は基板、17は100MHz高周波電源、18
は190MHz高周波電源、19、20はマッチング回
路、21はターゲットのローパスフィルター、22は基
板のローパスフィルター、23、24はバンドパスフィ
ルター、25は磁気浮上型タンデムターボ分子ポンプ、
26はドライブポンプ、27はターゲットの直流電位を
決定するための直流電源、28は基板の直流電位を決定
するための直流電源、29派基板過熱用のキセノンラン
プである。
【0015】真空チャンバー11は脱ガスの少ない材料
で構成されており、例えば、構造材としてSUS316
を使用し、チャンバー内面は次のように表面処理されて
いる。即ち、電解複合研磨及び電解研磨を施された後、
最大高さ粗さRmax <0.1μmの平滑度まで鏡面加工
され、更に高純度酸素により不動態酸化膜が形成されて
いる。基板温度が上昇したときに不純物汚染が殆ど発生
しないものであれば高純度酸素に限定しない。
【0016】ガス排気系は、磁気浮上型のターボ分子ポ
ンプを直列に結合したタンデム型ターボ分子ポンプ25
と、補助ポンプとしてのドライポンプ26とからなる。
この排気系は、不純物汚染の発生が極めて少ないオイル
フイリーシステムである。2段目のターボ分子ポンプは
大流量型のポンプであり、プラズマ発生中の10-3To
rrオーダーの真空度においても排気速度を維持でき
る。ガス排気系はマスフローコントローラーやフィルタ
ーも含めて、真空チャンバーと同様にSUS316で構
成し、内面もまた同様に研磨及び不動態酸化膜による表
面処理を施し、プロセスガス導入時の不純物の混入を極
力抑えるようにする。
【0017】真空チャンバー11への基板16の導入
は、該チャンバーに接して設けられたロードロック室
(不図示)を介して行われ、該チャンバー内への不純物
の混入を防いでいる。
【0018】ガス供給系は、エピタキシャル膜形成時に
膜構成原子以外のプラズマ構成原子等が膜中に混入する
のを防止するために、ウルトラクリーンガス供給システ
ム及び/又はオイルフリー超高真空排気システムを採用
する。
【0019】より安定したプラズマを形成するために基
板に高周波エネルギーを印加することが好ましい。特に
基板が絶縁性材料で構成されている場合は、基板に印加
する高周波エネルギーの周波数等を調整することによ
り、基板表面の電位を調整することが可能である。基板
に印加する高周波エネルギーの周波数は、ターゲットに
印加する高周波エネルギーよりも高いことが好ましい。
【0020】プラズマを発生させるためのプロセスガス
としては、アルゴン、ヘリウム等の不活性ガス単体もし
くは該不活性ガス数種の混合ガスに、水素ガスを混合し
た高純度ガスを使用する。このとき該プロセスガス中に
含まれるH2 O、CO、CO2 の各々の含有率は1pp
m以下であることが好ましい。
【0021】成膜時の真空チャンバー内の圧力について
は、放電が起こる範囲内に保たれていればよく、特に1
〜50mTorrの範囲が好ましい。
【0022】基板表面は、清浄な表面が露出されている
ことが好ましく、例えば、前記真空チャンバー内に配し
た基板について、その表面にイオン照射ダメージが残ら
ないように高周波電力、DC電圧、ガス圧等を制御し
て、イオン照射による表面クリーニングを施す。クリー
ニングガス種は、アルゴンやヘリウム等の不活性ガス単
体もしくは2種以上の不活性ガスの混合ガスに水素ガス
を混合したもので、高純度であることが望ましい。
【0023】成膜の際には、チャンバー内のガス圧、タ
ーゲットの投入する高周波電力、ターゲットに印加する
DC電圧、必要に応じて基板に印加する高周波電力を制
御して基板に入射するイオン1個の持つエネルギーを制
御することができる。
【0024】基板の加熱手段としては、不純物の発生の
少ないキセノンランプ、ハロゲンランプ等のランプ光照
射手段、または、抵抗加熱手段等を用いるのが望ましい
が特に限定されない。
【0025】この装置を用いると、水素との化学的な反
応により炭素原子の膜中への混入を著しく減少させるこ
とができ、高品質のSi膜の形成が可能となる。
【0026】上記示したような図3に示す2周波励起型
バイアススパッタ装置を用い、Si(100)基板上2
00nmの熱酸化膜を形成した基板にpoly−Si膜
を450℃で形成した。ターゲットは1.5Ωcmボロ
ンドープp型FZ120mmφSiを使用した。酸化膜
はSi基板上にH2:O2ガス=21/min:41/m
inの雰囲気中で抵抗加熱法により、1000C、54
分間の熱酸化を実施して形成した。
【0027】次に、この基板を公知のウエット法により
洗浄処理した後、図1に示されるバイアススパッタ装置
のチャンバー11内の基板支持具14である静電チャッ
ク上に設置し、基板温度450℃まで加熱した。続い
て、アルゴンガスと水素ガスとを一定の割合でウルトラ
ガス供給クリーンシステムからなるガス供給系から導入
し、真空チャンバー内の圧力を15mTorrとした。
基板16側DC電圧、ターゲット12側DC電圧を下記
所定値に設定し、高周波電力をチャンバー11内に投入
することにより、プラズマによるイオン照射表面クリー
ニングを行い、基板表面の吸着分子を除去した。続い
て、直ちに基板16側DC電圧、ターゲット12側DC
電圧、高周波電力を下記所定値に設定し基板温度450
℃で膜厚約100nmのpoly−Si膜を成膜した。
基板のクリーニング条件、成膜条件は次の通りである。
但し、ターゲット側から導入される高周波電力の周波数
は、100MHzで一定とした。
【0028】〈基板表面のクリーニング条件〉 ターゲット側高周波電力:5W ターゲット側DC電圧:−5V Arガス圧:15mTorr H2 ガス/(Ar+H2 )ガス容積比:20% 基板側rf周波数:190MHZ,基板側高周波電力5
W 基板温度:450℃ 処理時間:5分
【0029】〈Siエピタキシャル膜成膜条件〉 ターゲット側高周波電力:100W ターゲット側DC電圧:−150V Arガス圧:15mTorr H2 ガス/(Ar+H2 )ガス容積比:0〜50% 基板側高周波周波数:190MHZ,基板側高周波電力
20W 基板温度:450℃ 処理時間:10分
【0030】表面クリーニング時及びSi膜成膜時のプ
ラズマポテンシャル(以下、V略記する)を、通常のラ
ングミュアプローブ法により測定した結果、基板に照射
されるイオンのエネルギーは表面クリーニング時に8e
V,poly−Si堆積時には、30eVであった。堆
積膜の厚さは約80nmで主に(111)に配向してい
るpoly−Si膜が形成できた。平均粒径は800オ
ングストロームで表面凹凸はpeak to vall
ey値(PV値)で10nmであった。配向はイオン照
射を行いながら堆積を行うことでさらに(111)の最
密充填面が配向しやすくなる。イオンエネルギーや基板
温度等により条件は異なるが、特に表面に照射されるイ
オンエネルギーに対する依存性が強く、イオン照射エネ
ルギーとして25eV−40eVが最も(111)配向
しやすい。表面凹凸に関してはイオンエネルギー値と照
射密度の積が大きいと平坦性が向上するが、イオンエネ
ルギー値が大きくなりすぎるとスパッタリング現象によ
るダメージが強くなり、表面凹凸は劣化する。照射密度
を大きくすることが最も効果的で、且つイオンエネルギ
ー値を小さくして表面近傍のみのSi原子に与えるエネ
ルギーを大きくすることで表面マイグレーションが促進
され、表面エネルギーを小さく、即ち表面平坦性が向上
する方向に作用する。堆積したSi膜中の炭素原子、水
素原子、Ar原子の含有量は各々5×1017/cm3
9×1018/cm3 ,1×1019/cm3 であった。こ
のpoly−Si膜上に薄膜トランジスタ(TFT)を
形成した。
【0031】以下に、TFT形成方法について述べる。
ここは1実施例であり、この実施例にとらわれないこと
は言うまでもない。まず上記方法により形成したpol
y−Si膜をパターニングし、その上にゲート酸化膜を
形成した。低温プロセスが必要な基板(例えばガラス基
板)を考え、やや特性は落ちるが、ゲート酸化膜をCV
D(Chemical Vapor Depositi
on)法で堆積膜で形成した。ゲート酸化膜としては界
面準位の少ない熱酸化膜を用いても構わないが、高温プ
ロセスとなり、基板の制約や水素がこの工程で抜けてし
まうと言ったdisadvantageもある。特に限
定する必要はない。ここではスタガ型のTFTについて
説明するが、ゲート酸化膜をpoly−Si膜の下地に
用いる逆スタガ型の構造を用いても一向に構わないのは
言うまでもない。次いでゲート電極としてのpoly−
Si膜を堆積させる。本発明で示してきたSi膜を用い
てもよいし、一般に使用されるLPCVD(Low P
ressure Chemical Vapor De
position)法等で形成してもよい。本発明で示
したSi膜の場合、ターゲットとしての高濃度のドーパ
ントを含有しているものを使用すれば、その後の工程で
行われるイオン注入工程を省略することも可能となる。
poly−Si電極をパターニングした後、ソース、ド
レインイオン注入を行う。必要とあらばLDD構造やオ
フセット構造を用いても構わない。本実施例では1μm
のオフセット構造とした。次いで層間膜である酸化膜を
形成し、パターニング後Al/Si電極を形成しパター
ニングした。本発明ではpoly−Si堆積時に既に水
素がSi膜中に含有されており、プラズマCVDによる
水素化工程は行っていない。以上のようにして形成した
TFT特性は非常に良好で、移動度として〜50cm2
/Vsecであり、オフリークとして3×10-12 /μ
mの値が得られた。S係数は212mV/decad
e,更にゲート酸化膜耐圧は8MV/cm以上でTFT
動作としては良好な特性を示した。このようにレーザー
アニール法や、固相成長法等の複雑なプロセスを用い
ず、poly−Siを堆積し、且つプロセスを簡略化
し、低温プロセスで良好な特性のTFTが形成できるた
め、基板に対する自由度が高く安く形成できるという非
常に大きな効果がある。またこのTFTはチャネル部に
対して効果が大きく特性上非常に有効であり、スタガ
型、逆スタガ型等特にこだわることがないのはいうまで
もない。更にソース、ドレイン領域も本発明のSi層を
用いin−situでドーピングを行えばイオン注入工
程の工程を簡略化できる。上記に述べたpoly−Si
電極やソース、ドレイン領域と合わせてイオン注入プロ
セスを全くなくしてTFTを形成することもできる等、
自由度が高い。またこれらの工程を同一チャンバーで行
えば真空を破らずに多くのプロセスを行うことも可能で
あり、特性上は更に良好なTFTが得られる。
【0032】(実施例2)図2に示す2周波励起型バイ
アススパッタ装置を用い、Si(100)基板上200
nmの熱酸化膜を形成した基板に350℃で微結晶−S
i膜を形成した。ターゲットは1.5Ωcmボロンドー
プp型FZ120mmφSiを使用した。酸化膜はSi
基板上にH2:O2ガス=21/min:41/minの
雰囲気中で抵抗加熱法により、1000C、54分間の
熱酸化を実施した形成した。基板に照射されるイオンの
エネルギーは表面クリーニング時に8eV,poly−
Si堆積時には、60eVであった。堆積膜の厚さは約
50nmで平均粒径は100オングストローム以下であ
る。表面凹凸はpeak to valley値(PV
値)で10nmであった。表面凹凸に関してはイオンエ
ネルギー値と照射密度の積が大きいと平坦性が向上する
が、イオンエネルギー値が大きくなりすぎるとスパッタ
リング現象によるダメージが強くなり、表面凹凸は劣化
する。照射密度を大きくすることが最も効果的で、且つ
イオンエネルギー値を小さくして表面近傍のみのSi原
子に与えるエネルギーを大きくすることで表面マイグレ
ーションが促進され、表面エネルギーを小さく、即ち表
面平坦性が向上する方向に作用する。堆積したSi膜中
の炭素原子、水素原子、Ar原子の含有量は各々7×1
17/cm3 ,8×1018/cm3 ,3×1019/cm
3 であった。この微結晶−Si膜上に薄膜トランジスタ
(TFT)を形成した。
【0033】以下に、TFT形成方法について述べる。
ここは1実施例であり、この実施例にとらわれないこと
は言うまでもない。まず上記方法により形成した微結晶
−Si膜をパターニングし、その上にゲート酸化膜をC
VD(Chemical Vapor Deposit
ion)法で堆積膜で形成した。ここではスタガ型のT
FTについて説明するが、ゲート酸化膜をpoly−S
i膜の下地に用いる逆スタガ型の構造を用いても一向に
構わないのは言うまでもない。次いでゲート電極として
のpoly−Si膜を堆積させる。本発明で示してきた
poly−Si膜を用いた。poly−Si電極をパタ
ーニングした後、ソース、ドレインイオン注入を行う。
本実施例では1μmのオフセット構造とした。次いで層
間膜である酸化膜を形成し、パターニング後Al/Si
電極を形成しパターニングした。本発明ではpoly−
Si堆積時に既に水素がSi膜中に含有されており、プ
ラズマCVDによる水素化工程は行っていない。以上の
ようにして形成したTFT特性は非常に良好で、移動度
として〜30cm2 /Vsecであり、オフリークとし
て5×10-12 /μmの値が得られた。S係数は400
mV/decade,更にゲート酸化膜耐圧は8MV/
cm以上でTFT動作としては良好な特性を示した。こ
のようにレーザーアニール法や、固相成長法等の複雑な
プロセスを用いず、微結晶−Siを堆積し、且つプロセ
スを簡略化し、低温プロセスで良好な特性のTFTが形
成できるため、基板に対する自由度が高く安く形成でき
るという非常に大きな効果がある。
【0034】またこのTFTはチャネル部に対して効果
が大きく特性上非常に有効であり、スタガ型、逆スタガ
型等特にこだわることがないのはいうまでもない。また
これらの工程を同一チャンバーで行えば真空を破らずに
多くのプロセスを行うことも可能であり、特性上は更に
良好なTFTが得られる。
【0035】(実施例3)図2に示す2周波励起型バイ
アススパッタ装置を用い、ガラス基板上に100℃で非
晶質−Si膜を形成した。ターゲットは1.5Ωcmボ
ロンドープp型FZ120mmφSiを使用した。酸化
膜はSi基板上にH2:O2ガス=21/min:41/
minの雰囲気中で抵抗加熱法により、1000℃、5
4分間の熱酸化を実施して形成した。基板に照射される
イオンのエネルギーは表面クリーニング時に8eV,非
晶質−Si堆積時には、60eVであった。堆積膜の厚
さは約70nmである。表面凹凸はpeak to v
alley値(PV値)で5nmであった。表面凹凸に
関してはイオンエネルギー値と照射密度の積が大きいと
平坦性が向上するが、イオンエネルギー値が大きくなり
すぎるとスパッタリング現象によるダメージが強くな
り、表面凹凸は劣化する。照射密度を大きくすることが
最も効果的で、且つイオンエネルギー値を小さくして表
面近傍のみのSi原子に与えるエネルギーを大きくする
ことで表面マイグレーションが促進され、表面エネルギ
ーを小さく、即ち表面平坦性が向上する方向に作用す
る。堆積したSi膜中の炭素原子、水素原子、Ar原子
の含有量は各々7×1017/cm3 ,2×1019/cm
3 ,3×1019/cm3 であった。この非晶質−Si膜
上に薄型トランジスタ(TFT)を形成した。
【0036】以下に、TFT形成方法について述べる。
ここは1実施例であり、この実施例にとらわれないこと
は言うまでもない。まず多結晶Siゲート電極を図2に
示す2周波数励起型バイアススパッタ装置を用い、ガラ
ス基板上に300℃で形成した。ターゲットは1×10
20/cm3 ひ素ドープn型FZ120mmφSiを使用
した。基板に照射されるイオンのエネルギーは表面クリ
ーニング時に8eV,非晶質−Si堆積時には、100
eVであった。堆積膜の厚さは約200nmである。上
記方法により形成した多結晶−Si膜をパターニング
し、その上にゲート酸化膜を2周波励起型バイアススパ
ッタ装置を用い、300℃で形成した。ターゲットは1
20mmφSiO2を使用した。基板に照射されるイオ
ンのエネルギーは表面クリーニング時に8eV,SiO
2i堆積時には、40eVであった。スパッタガスとし
てArとO2の混合ガスを用いた。次いでターゲットを
1.5Ωcmボロンドープp型FZ120mmφSiに
交換し連続して、非晶質−Siを堆積した。条件は上で
述べた通りである。さらにターゲットを1×1020/c
3 ひ素ドープn型FZ120mmφSiに交換し連続
して、ソース/ドレイン領域である多結晶−Siを堆積
した。この工程も連続工程であり、ゲート酸化膜形成か
ら1度も真空を破らずに形成できる。次いでソース/ド
レイン領域をパターニングする。次いで層間膜である酸
化膜を形成し、パターニング後Al/Si電極を形成し
パターニングした。本発明では非晶質−Si堆積時に既
に水素がSi膜中に含有されており、プラズマCVDに
よる水素化工程は行っていない。以上のようにして形成
したTFT特性は非常に良好で、移動度として〜1cm
2/Vsecであり、オフリークとして5×10-12
μmの値が得られた。S係数は600mV/decad
e,更にゲート酸化膜耐圧は6MV/cm以上でTFT
動作としては良好な特性を示した。このように簡単な低
温プロセスで、非晶質−Siを堆積し、低温プロセスで
良好な特性のTFTが形成できるため、基板に対する自
由度が高く安く形成できるという非常に大きな効果があ
る。またこのTFTはチャネル部に対して効果が大きく
特性上非常に有効であり、スタガ型、逆スタガ型等特に
こだわることがないのはいうまでもない。
【0037】(実施例4)上記TFTを用いてアクティ
ブマトリクス型画像表示装置を作製した。図3にアクテ
ィブマトリクス型画像表示装置の概略図を示す。図3は
アクティブマトリクス型ディスプレイの駆動回路を表
す。
【0038】図3に示す駆動回路は、共通電極(電位;
COM とする)と各画素電極の間に液晶材料を封入した
液晶セル1401と画素TFT1402とからなる画素
部、映像信号配線部(以下、信号配線)1403、ライ
ンバッファ部1404、シフトパルススイッチ140
8、出力スイッチ1410、水平シフトレジスタ140
5、ゲート信号配線(以下、ゲート配線)、及び垂直シ
フトレジスタ1406から構成されており、記録信号
は、信号入力端1407から、タイミングをずらして順
次各画素あるいは、各ラインに転送されていく。
【0039】図4に、この従来のアクティブマトリクス
液晶表示素子の駆動パルスタイミングを示す。図では、
線順次駆動方法について示してある。すなわち、液晶に
記録されるべき映像信号は、その映像信号の周波数に同
期した出力を行う水平シフトレジスタ1405によって
駆動するシフトパルススイッチ1408を介して、バッ
ファ部1404に1ライン分の映像信号が記録される
(図4(a))。あるラインの全画素の映像信号がライ
ンバッファ部1404に記録された後、ラインバッファ
部1404の出力スイッチ1410と垂直シフトレジス
タ1406によってオンされた画素スイッチを通して各
液晶セルに映像信号が記録される。各液晶セルへの信号
転送は、一般には、水平走査期間中のブランキング期間
中に、あるラインに対して一括に信号転送がなされる。
上述のタイミングにより、各ラインに順次映像信号が転
送されていく(図4(b))。
【0040】このように転送された信号電圧に対して、
セルを構成する液晶分子が動くことで、別にクロスポラ
ライザの関係で設けた偏向板の方向により、液晶セルの
透過率が変化する。この透過率の違いを各画素の濃淡と
することで、表示体として動作する。
【0041】このスイッチングトランジスタ1402に
本発明のTFTである半導体装置を用いた。駆動力があ
り、オフ時のリークカレントが少なく、且つ立上り特性
がよいTFTが低温プロセスで容易に形成できるため、
図3で示したアクティブマトリクス型画像表示装置の特
性もよく、安く形成できた。また水平シフトレジスタや
垂直シフトレジスタ等も本発明の半導体装置を用いるこ
ともできるし、更に高性能が要求される場合には別の方
法例えばレーザーアニール等を用いても構わない。特に
限定されることではない。
【0042】(実施例5)図5は本発明の実施例5を表
す図面であり、実施例4とは構造が異なる画像表示装置
の断面構造の模式図である。同図において、401はゲ
ート電極、402は多結晶シリコン、非結晶シリコンな
どからなる半導体層でトランジスタのチャネル領域とな
る。403はソース電極、404はドレイン電極であ
る。405は層間絶縁層、406は単結晶シリコン基
板、407は配向膜、408は液晶材、409は対向透
明電極、410は層間膜、411は遮光層、412はカ
ラーフィルタ層である。モノクロ表示パネルの場合には
このカラーフィルタ層は存在しない。413は対向透明
基板である。414は単結晶シリコン基板中に形成した
基板と逆導電型の半導体拡散層でトランジスタのチャネ
ル領域となる。415はゲート電極で本実施例では薄膜
トランジスタゲート電極401と同一工程で形成してい
るがこれに限るものではない。ゲート電極415とチャ
ネル領域414の間とは絶縁層を介して対向している。
416、417は単結晶基板中に形成したトランジスタ
のソース、ドレイン電極である。418は半導体拡散層
414の電極である。419は透明画素電極でありドレ
イン電極404に接続する。420は画素電極部の電荷
を保持するための蓄積容量を形成する蓄積容量共通電極
であり、画素電極419との間に蓄積容量を構成する。
【0043】本実施例では単結晶シリコン基板中に形成
した単結晶トランジスタのゲート電極415とチャネル
領域414の反転層との間に形成される容量を保持容量
として使用するものである。映像信号はゲート電極41
5に保持された所望のタイミングで画素電極に記録され
る。また画素領域は層間絶縁層405上に形成した薄膜
トランジスタとそのドレイン電極と接続する透明画素電
極419とからなる。画素領域下部の単結晶シリコン基
板は図5に示したようにエッチング除去され可視光に対
して透明化される。
【0044】以上のように、保持容量を単結晶基板上に
形成した絶縁膜を誘電体層として用いて構成し、画素領
域部は層間絶縁層上に薄膜トランジスタと透明電極を形
成し、その下部のシリコン基板層をエッチング除去する
ことで透明化する構造を取ることで、信頼性の高い保持
容量を有する透過型の液晶表示装置を実現することがで
きる。
【0045】402で示したトランジスタのチャネル領
域のSi層を上記実施例1〜3で示したSi層を用いた
オフリーク電流も少なく、且つ光リーク電流も少ない良
好な特性の薄膜トランジスタが形成できるため、高解像
度の画像表示装置が実現できた。
【0046】図6から図13は、この構造を実現するた
めの製法の模式説明図である。
【0047】図6(a)は、n型のSi基板にp型のウ
ェルを作製する図である。基板上の形成した酸化膜にレ
ジストを使ってマスクし、ボロンイオンを注入してp型
ウェルを作製する。図6(b)は、LOCOS(素子間
分離のための酸化膜)形成用のレジストを貼りつける工
程を示す。SiN(酸化窒化膜)を表面に堆積させて、
パターニングする。
【0048】図7(a)は、LOCOSを形成した図を
示す。400nm〜1500nmの熱さの酸化膜ができ
るように1000〜1100℃でWet酸化する。図7
(b)は、表面にSiNを形成する工程を示す。熱CV
DでSiN膜を50nm〜100nm堆積させる。図7
(c)〜図8(a)は、表面に画素TFTとなるポリシ
リコンを形成する図を示す。多結晶Siを50nm〜4
00nm堆積させて、パターンニングし、さらに20n
m〜200nm多結晶Si層を堆積する。この多結晶S
iは、本発明の条件内のpoly−Siになる。
【0049】図8(a)は、p型イオンを注入すること
により、n型のTFTのしきい値を調整する工程を示
す。1012〜1014cm-3のイオン密度で、イオン注入
を行う。図8(b)は、TFTの上面以外の多結晶Si
を取り除く工程を示す。図8(c)は、TFTの上面以
外の窒化膜を除去し、周辺回路のみを露出させる工程を
示す。
【0050】図9(a)は、ゲート電極用の多結晶Si
を形成する工程を示す。図9(b)は、ゲート電極をパ
ターニングする工程を示す。
【0051】図10(a)は、TFTと周辺回路部にイ
オン注入をし、ソース領域と、ドレイン領域を形成させ
る工程を示す。図10(b)は、層間膜の形成を示す。
【0052】図11(a)は、引き出し電極をなるAl
−Siを堆積させる工程を示す。図27(b)は、層間
絶縁膜を形成する工程を示す。図11(c)は、表面保
護用レジストを塗布する工程を示す。
【0053】図12(a)は、TFTの遮光用のTiN
をTFTの上面に堆積させる工程を示す。図12(b)
は、透明画素電極を形成する図を示す。
【0054】図13は、以上の基板を共通電極を持つ対
向基板と組み合わせて完成した液晶表示装置の断面図を
示す。
【0055】このような製法で、画像表示部のスイッチ
ング素子として、TFT(薄膜トランジスタ)を使用し
ながら、周辺駆動回路のトランジスタなどを単結晶シリ
コンで形成することができる。
【0056】以上の実施例では透過型のものについて説
明したが、透明電極を反射する金属電極に置きかえ、透
明化のためのSiエッチングを行わなければ、反射パネ
ルとしても有効なものであることは言うまでもない。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明の半導体基板
は、高性能な電気的特性を示す。また、本発明の半導体
基板を利用すれば、高性能な薄膜トランジスタが作製で
きる。またこれを用いて高解像度の画像表示装置が容易
に簡単なプロセスで形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体基板のAr(a)とC(b)の
含有量を表すグラフ。
【図2】2周波励起型バイアススパッタ装置を示す図。
【図3】TFT型アクティブマトリックス液晶表示装置
を示す図。
【図4】TFT型アクティブマトリックス液晶表示装置
のタイミングチャート。
【図5】実施例5の液晶表示装置の断面図。
【図6】実施例5の液晶表示装置の製造工程図。
【図7】実施例5の液晶表示装置の製造工程図。
【図8】実施例5の液晶表示装置の製造工程図。
【図9】実施例5の液晶表示装置の製造工程図。
【図10】実施例5の液晶表示装置の製造工程図。
【図11】実施例5の液晶表示装置の製造工程図。
【図12】実施例5の液晶表示装置の製造工程図。
【図13】実施例5の液晶表示装置の製造工程図。
【符号の説明】
11 真空チャンバー 12 ターゲット 13 ターゲット支持具 14 基板支持具 15 永久磁石 16 基板 17、18 rf電源 19、20 マッチング回路 21、22 ローパスフィルター 23、24 ハンドパスフィルター 25 ターボ分子ポンプ 26 ドライポンプ 27、28 DC電源 29 Xeランプ 1401 液晶セル 1402 画素TFT 1403 信号配線 1404 ラインバッファ部 1405 水平シフトレジスタ 1406 垂直シフトレジスタ 1407 信号入力端 1408 シフトパルススイッチ 1410 出力スイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭素、水素、ガスの含有量がそれぞれ、
    C≦1×1018/cm3 ,1×1015/cm3 ≦H≦1
    ×1020/cm3 ,1×1016/cm3 ≦希ガスであ
    り、かつ表面凹凸の最大値と最小値の差が15nm以下
    であるSi層を備えたことを特徴とする半導体基板。
  2. 【請求項2】 前記Si層が非晶質基板上の多結晶Si
    層、微結晶Si層、もしくは非晶質Si層である請求項
    1に記載の半導体基板。
  3. 【請求項3】 前記半導体基板のSi層上に形成した薄
    膜トランジスタを備えた請求項1または2に記載の半導
    体装置。
  4. 【請求項4】 前記半導体基板上の薄膜トランジスタを
    画素部のスイッチングトランジスタとして使用する請求
    項3に記載の画像表示装置に関する。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6200837B1 (en) 1998-06-30 2001-03-13 Hyundai Electronics Industries Co., Ltd. Method of manufacturing thin film transistor
WO2009011220A1 (ja) * 2007-07-13 2009-01-22 Sony Corporation 半導体装置およびその製造方法、ならびに表示装置およびその製造方法
JP2015062231A (ja) * 2000-08-25 2015-04-02 株式会社半導体エネルギー研究所 発光装置

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