JPH08330394A - 位置合わせ方法 - Google Patents

位置合わせ方法

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JPH08330394A
JPH08330394A JP8152259A JP15225996A JPH08330394A JP H08330394 A JPH08330394 A JP H08330394A JP 8152259 A JP8152259 A JP 8152259A JP 15225996 A JP15225996 A JP 15225996A JP H08330394 A JPH08330394 A JP H08330394A
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shot
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wafer
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Abstract

(57)【要約】 【課題】グローバル・アライメント方式を用いた場合
に、被加工基板上に存在する局所的な配列の歪みの影響
を小さくする。 【解決手段】被加工基板上の複数の加工領域(S1 ,S
2 ,S3 )夫々の位置に応じて、被加工基板(W)上の
複数の加工領域の中から選択したサンプルショット(A
1 ,A2 ,A3 ,A4 ,A5 ,A6 ,A7 ,A8 )のア
ライメントデータに重み付けを行い、重み付けされたア
ライメントデータに基づいて、複数の加工領域夫々の加
工基準位置との相対的な位置関係を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体素子製造に使われ
る被加工基板(ウェハ等)の位置合わせ方法に関し、特
に被加工基板上に形成された複数の加工領域を所定の基
準位置に対して順次位置合わせする方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より半導体素子製造用のウェハは数
多くのプロセスの中で、必要に応じて高精度の位置合わ
せ(アライメント)作業を受ける。特にフォトリソグラ
フィー工程におけるレチクルパターン(マスクパター
ン)とウェハ上のパターンとのアライメントは半導体素
子の性能を左右する重要な作業の1つである。またウェ
ハ上に作り込まれた回路の一部に欠陥がある場合、その
部分を予備の回路部分とつなぎ代えるために、ウェハ上
の回路中に予め設けられたフューズをレーザ光によって
切断したり、配線の接続を行ったりするリペア工程にお
いては、レーザ光照射位置へのウェハのアライメントが
重要な作業である。
【0003】近年のフォトリソグラフィー工程では、縮
小投影型露光装置を用いたステップ・アンド・リピート
方式の露光が主流となっている。この方式におけるウェ
ハのアライメントは現存の装置では、グローバル・アラ
イメント方式とイーチ・ダイ・アライメント方式との2
つに大別される。グローバル・アライメント方式はウェ
ハ上に予め形成されたマークの位置を、レチクルのパタ
ーンの投影点を基準にして検出した後、その検出結果に
基づいてウェハを設計上予め定められた配列で順次ステ
ッピングさせて露光を行なうものである。一方、イーチ
・ダイ・アライメント方式はウェハ上の各露光ショット
領域毎に形成されたマークとレチクル上のパターンに付
随して形成されたマークとを相対的にアライメントした
後に露光するものであり、このアライメントは各露光シ
ョット毎に行なわれる。
【0004】上記2つの方式で、グローバル・アライメ
ント方式はウェハの露光の前に全てのアライメント動作
が完了してしまうため、スループットが高く、量産向き
である。さらにウェハ上に離散的に位置した複数のマー
クに関して位置検出を行ない、その結果の平均値に基づ
いて全露光ショット位置の設計値からの補正を行なうの
で、アライメントマークの位置検出の誤差にバラつきが
大きい場合でも、平均化できるといった利点がある。イ
ーチ・ダイ・アライメント方式は各ショット毎にアライ
メント(マーク位置検出)を行なうため、スループット
が低く、各ショットでのマークの位置検出の誤差が直接
そのショットでの重ね合わせ精度を左右するといった弱
点がある。
【0005】現在、半導体製造には主にグローバル・ア
ライメント方式が使用されているが、ウェハの大口径化
に伴ない、ウェハの伸縮等による局所的なショット(チ
ップ)配列誤差が無視できなくなりつつある。このた
め、スループットの低下を極力押えつつ、高い重ね合わ
せ精度を得る位置合わせ法の開発が必須となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする問題点】ところが従来のよう
なグローバル・アライメント方式では、ウェハ上の数点
でのアライメント結果に基づいて、ウェハ上のショット
配列を規定してしまうため、ウェハ上に局所的な配列誤
差が存在すると、その部分で重ね合わせ精度が低下する
といった問題があった。このことはグローバル・アライ
メント方式の変形であるブロック・アライメント方式で
も同様に起り得る問題である。すなわち、ブロック・ア
ライメント方式はウェハ面をいくつかの大きなブロック
領域に分割し、各ブロック内について数点のアライメン
トを行ない、その結果に基づいてブロック内でのショッ
ト配列を規定するという方法である。従って局所的な配
列誤差が存在すると、ブロックとブロックとの境界付近
に位置するショットについては重ね合わせ誤差が大きく
なる可能性があった。
【0007】以上のウェハのアライメントに関してはリ
ペア装置でも全く同じであり、同じ問題が生じ得る。特
にリペア装置の場合は、露光装置のような面と面のアラ
イメントではなく、点と点(レーザスポットとフューズ
切断点)のアライメントになるため、グローバル・アラ
イメント方式、又はブロック・アライメント方式ともか
なりの高精度を要求される。さらにリペア装置で扱うウ
ェハは多数回の熱処理を受けてきているため、ウェハ自
体の伸縮(歪み)もかなり大きなものとなっている。
【0008】
【問題点を解決する為の手段】本発明は被加工基板(半
導体ウェハ等)上の複数の加工領域(露光領域、又はチ
ップ領域)の夫々に所望の加工(露光又はリペア)を施
す際、加工領域と加工基準位置(パターンの投影像位
置、又はレーザスポット照射点)とを相対的に位置合わ
せする方法である。この位置合わせにあたって、本発明
は基本的に以下の3つのステップ(工程)を含んでい
る。 (1)被加工基板上の複数の加工領域のうちのいくつか
をサンプル領域として選択し、該サンプル領域の夫々の
アライメントデータとして前記座標系内での座標位置を
求める第1ステップ。 (2)被加工基板上の各加工領域毎に第1ステップで得
られたアライメントデータの夫々に重み付けを行い、該
重み付けされたアライメントデータに基づいて、被加工
基板上の複数の加工領域の夫々の加工基準位置との相対
的な位置関係を決定する第2ステップ。 (3)該第2ステップで決定された位置関係に基づいて
被加工基板を位置決めする第3ステップ。
【0009】
【作用】以上のような各ステップを実行することによっ
て、ステップ・アンド・リピート方式の露光装置におい
てはウェハ上の露光すべきショット位置の変化に応じ
て、そのショット位置を決定するために予備的にアライ
メント(以下サンプルアライメントと呼ぶ)したショッ
ト領域(複数)のアライメントデータに重み付けするこ
とになり、被加工基板上に局所的な配列誤差があって
も、その局所的な誤差に合わせてショット位置が決定さ
れることになる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の方法を実施するのに好適な縮
小投影型露光装置の概略的な構成を示す図である。原版
となるレチクルRは露光照明系1からの露光光によって
照明され、レチクルRに形成されたパターン、又はアラ
イメント用のマークAMの像は、投影レンズ2によって
所定の結像面に形成される。2次元移動するステージ3
上にはウェハWが結像面と一致するように載置されてい
る。ステージ3の位置はレーザ光波干渉式測長器(以下
干渉計とする)4によって常時検出される。ステージ制
御系6はモータを含み、コンピュータ5から出力された
目標位置情報(ショットアドレス値)と干渉計4から出
力された現在位置情報とを入力してステージ3のサーボ
制御を行なう。
【0011】さて、本実施例では3つの異なる方式のア
ライメント系が用意されている。1つはレチクルR上の
マークAMとウェハW上に形成されたマークBMとを同
時に観察し、マークAMとBMとの相対的なずれ量を検
出するTTL方式のアライメントセンサー10である。
他の1つはウェハWのフォトレジストを感光させない波
長のレーザ光をレチクルRを介することなく、ミラー1
1a、11bで反射させて投影レンズ2に入射させ、投
影視野内(結像面)の所定位置にスポット光を形成し、
このスポット光に対してウェハWをスキャンしたときに
生じるマークBMからの光情報を検出することによりウ
ェハWの位置検出を行なうTTL方式のアライメントセ
ンサー12である。さらにもう1つのアライメント系
は、投影レンズ2の光路外に固定された顕微鏡13によ
ってマークBMが検出されるようにウェハWを位置決め
したとき、顕微鏡13の内部に設けられた指標マークと
マークBMとのアライメント状態を検出するオフ・アク
シス方式のアライメントセンサー14である。尚、上記
3つのアライメントセンサー10、12、14はともに
マークBMを検出するとしたが、実際のウェハW上には
各センサーに適した形状、配置のマークが多数設けられ
ている。
【0012】さて、各センサー10、12、14からの
検出信号はセンサーセレクター部16を介していずれか
1つのモードが選択され、選択されたセンサーからの検
出信号と干渉計4からの位置情報とが、コンピュータ5
内のサンプルアライメント位置の記憶メモリ50に格納
される。セレクター部51はメモリ50から所定のサン
プルアライメント位置情報を選択して、ウェハW上のシ
ョット配列を特定するのに必要な演算に使われる補正パ
ラメータの決定部52に送る。またセレクター部51
は、ショット配列の設計位置情報を格納したメモリ53
から出力される1つの露光ショット設計位置に応答し
て、予め定められた選択基準に従って複数のサンプルア
ライメント位置情報をメモリ50から呼び出すように機
能する。ショット露光位置の決定部54は、決定された
補正パラメータと設計位置情報とに基づいて、ステージ
3がステッピング(アドレッシング)すべき実際の位置
を決定する。ここで決定されたショット露光位置情報は
ショットアドレス値としてステージ制御系6に送られ
る。
【0013】さて図2は図1に示した2つのTTL方式
のアライメントセンサー10、12の投影視野内での検
出中心位置を示す平面図である。直交座標系XYは干渉
計4によって規定されるステージ3の送り座標系を表わ
し、その原点O1 は円形の視野領域IFの中心と一致し
ており、この原点O1 に投影レンズ2の光軸が通る。レ
チクルRの中心が光軸と一致していると、ウェハW上に
露光すべきパターン領域の像はPAであり、領域PAの
外側でX軸上とY軸上との夫々には、レチクルR上のマ
ークAMの像AMx’、AMy’が形成される。マーク
像AMx’はX方向のアライメント用、マーク像AM
y’はY方向のアライメント用である。また像PAと同
一形状の露光ショット領域CPはウェハW上にマトリッ
クス状に複数形成されているが、ここでは代表して1つ
の領域のみを示す。領域CPには、その中心O2 が中心
1 と一致させるようにウェハを位置決めしたとき、マ
ーク像AMx’と重ね合わせ観察できるマークBMx
と、マーク像AMy’と重ね合わせ観察できるマークB
Myとが予め形成されている。
【0014】一方、TTL方式のアライメントセンサー
12により、視野領域IFのX軸上とY軸上との夫々に
はスポット光(シートビーム)LSx、LSyが形成さ
れている。そして領域CPに付随して、スポット光LS
xによって検出されるマークBMx’と、スポット光L
Syによって検出されるマークBMy’とが予め形成さ
れている。尚領域CPに付随したマークBMx、BM
y、BMx’、BMy’はウェハW上の全てのショット
領域毎に設けられている。
【0015】次に図3、図4を参照して本発明の第1実
施例を説明する。図4はコンピュータ5によって制御さ
れる露光シーケンスの概略的なフローチャート図であ
り、図3はウェハW上のショット配列の一例を示す平面
図である。コンピュータ5は特定のサンプル・ショット
として図3に示すショット領域A1 、A2 、A3
4、A5 、A6 、A7 、A8 (図2中のCPと同等)
の8つを予め選んでいるものとする。この数は8つに限
られるものではなく、またその配置もウェハ上でできる
だけ分散させておくようにすれば、どのようにしてもか
まわない。また8インチ等の大口径ウェハで、一回の露
光で重ね合わせを行なうショット領域が比較的小さな場
合、ウェハ上の全ショット数は数10〜100ショット
程度になるため、サンプル・ショットの数もそれに合わ
せて多くする必要がある。
【0016】以上図4の各ステップを順に説明する。 〔ステップ100〕ここでは図2に示した8つのサンプ
ル・ショットA1 〜A8 の夫々について、アライメント
位置の計測を行なう。この計測には、アライメントセン
サー10とアライメントセンサー12のどちらを用いて
もよいが、まず初めにアライメントセンサー12を用い
た計測動作を説明する。まずサンプル・ショットA1
付随したマークBMx’、BMy’とスポット光LS
x、LSyとの夫々が相対的に走査されるように、ステ
ージ3を移動させ、センサーセレクター部16を介して
アライメントセンサー12の検出信号と干渉計4からの
位置情報をメモリ50に読み込む。そして順次、サンプ
ル・ショットA2 、A3 …A8 のアライメント位置(マ
ークBMx’、BMy’の座標系XY内での位置)をメ
モリ50に読み込む。
【0017】以上の動作が予備的なアライメント動作で
ある。 〔ステップ101〕ここからウェハWへの露光動作に入
る。まず、露光しようとするショット位置の設計値をメ
モリ53から読み出し、その情報をセレクター部51に
送る。セレクター部51は本実施例では露光ショット位
置の周辺に位置するサンプルショットのうち、距離的に
近い順にn個のアライメント位置情報をメモリ50から
選び出し、それを決定部52に送る。
【0018】例えばn=3に設定した場合、図3中に示
した露光ショットS1 に対して露光(位置決め)を行な
うときは、サンプルショットA1 、A3 、A4 のアライ
メントデータが選ばれ、ショットS2 の露光(位置決
め)に対してはサンプルショットA4 、A5 、A7 のア
ライメントデータが選ばれ、さらにショットS3 の露光
に対してはサンプルショットA4 、A6 、A5 のアライ
メントデータが選ばれる。
【0019】〔ステップ102〕さて、決定部52はn
個のサンプルショットの設計上のアライメント位置情報
(メモリ53に格納)とサンプルショットの計測アライ
メント位置情報とに基づいて、補正パラメータ(補正
値)の演算を行なう。ここで設計アライメント位置を
(Xp1 、Yp1 )、(Xp2 、Yp2 )…(Xpn 、
Ypn )とし、計測アライメント位置を(Xm1 、Ym
1 )、(Xm2 、Ym2 )、…(Xmn 、Ymn )とす
ると、補正値(ΔX、ΔY)の算出は一例として単純な
平均化処理を行なう式(1)、(2)により実行され
る。
【0020】
【数1】
【0021】
【数2】
【0022】この補正値(ΔX、ΔY)は露光すべきシ
ョットの設計上の位置を補正する決定部54に送られ、
露光ショットに対するステージ3のステッピング位置が
決定される。決定部54はこれによりステージ3をステ
ッピングさせ、レチクルRのパターンの投影像PAとシ
ョット領域(CP)とを重ね合わせる。 〔ステップ103〕ステージ3のステッピングが終了し
た時点で露光照明系からの光を所定時間だけレチクルR
に照射する。これによりレチクルRのパターンはウェハ
W上のレジスト層に露光される。
【0023】〔ステップ104〕次にウェハW上の全シ
ョットについての露光が終了したか否かが判断され、全
て終了していれば一枚のウェハの処理を完了とし、終了
していないときは、次の露光ショットに対して露光を行
なうように再びステップ101からの動作を繰り返す。
【0024】尚、ステップ101、102は前の露光シ
ョットを露光している間、例えば0.2〜1秒間に実行し
ておくことが可能である。このためスループットは従来
のグローバル・アライメント方式の露光にくらべて、ほ
とんど低下しない。またステップ102における補正値
の演算、もしくは露光ショットの最適位置決定の演算
は、本出願人が先に出願した特開昭62−44429号
公報に開示されているような高度な統計的手法によって
も同様の効果が得られる。この手法は、設計上のショッ
ト配列とサンプルアライメントによって求められたウェ
ハ上の実際のショット配列との写像関係において、その
重ね合わせ誤差がどのショットに関しても平均的に小さ
くなるように、最小二乗法を用いて設計上のショット配
列を補正して、実際のショット位置(ステッピング位
置)を求めるものである。写像関係を規定するパラメー
タは、ウェハ上のショット配列の座標系XY内での回転
誤差量、ウェハ上のショット配列の直交度、設計上のシ
ョット配列と実際のショット配列とのXY方向のシフト
量、及びウェハの線形な伸縮量の4つである。この方法
を適用する場合はなるべく多くのサンプルショットを設
定し、サンプルアライメントを行なった方が精度上好ま
しい。
【0025】次に本発明の第2実施例について図5のフ
ローチャート図を参照して説明する。 〔ステップ110〕まずウェハWへの第1ショット露光
に必要な数、及び位置のサンプルショットについてアラ
イメント位置の計測を行なう。例えば図3においてウェ
ハW上の最下段左のショット領域から露光を始めるとす
ると、このステップでは少なくともショットA7
8 、A5 の3つについてサンプルアライメントを行な
い、位置情報を記憶しておけば十分である。他のサンプ
ルショットについてはここではアライメントを行なわな
い。
【0026】〔ステップ111〕このステップ111は
図4に示したステップ101と全く同じである。ただ
し、少なくとも第1ショット露光の場合は選択すべきア
ライメント位置情報が最低3つしかないから、データサ
ーチに時間がかかることはない。 〔ステップ112〕ここでは露光しようとするショット
領域の周辺で、参照すべきサンプルショットについてア
ライメント位置情報が得られているか否か、すなわちサ
ンプルアライメントの追加が必要か否かを判断する。こ
こで追加のサンプルアライメントが必要な場合はステッ
プ113に進み、そうでないときはステップ114に進
む。
【0027】〔ステップ113〕ここでは、不足分のサ
ンプルショットについてのアライメントを行なう。例え
ば図3中で最下段左のショット領域から露光が進み、シ
ョット領域S3 について露光を行なう場合、ショット領
域S3 の位置決めにあたっては、サンプルショット
8 、A4 、A6 のアライメントデータを使うものとす
ると、不足分はサンプルショットA4 、A6 である。従
ってサンプルショットA4 、A6 についてサンプルアラ
イメントを行ない、アライメントデータを記憶する。
【0028】以下のステップ114、115、116に
ついては図3中のステップ102、103、104と全
く同じであり、ステップ116で全ショットの露光が終
了していないと判断されると、ステップ111に戻って
繰り返し同様の動作をする。本実施例では一枚のウェハ
の露光動作中に、サンプルアライメント動作が必要に応
じて割り込んでくるが、スループット的には第1実施例
の場合と実質的にほとんど変化しない。
【0029】また実施例では第1ショットの露光に必要
な最低限のサンプルショットのみについて予備的なアラ
イメントを行なったが、第1実施例と組み合わせるよう
にしてもよい。すなわち図3中の8つのサンプルショッ
トA1 〜A8 については露光動作開始前にアライメント
しておき、その8つのサンプルショット以外に別に予め
定めておいたサンプルショットについては、露光動作が
開始された後、必要に応じてアライメント動作を割り込
ませるようにしてもよい。
【0030】以上本発明の第1、第2実施例を説明した
が、サンプルアライメントの手段は図1のアライメント
センサー10によっても全く同様に利用することができ
る。さらに、レチクルRのパターン投影像PAの座標系
XY上での位置とオフ・アクシス方式のアライメント系
14の検出中心(視標マーク)位置との距離(ベースラ
イン)が正確に管理されている場合は、アライメント系
14を用いてサンプルアライメントを行なってもよい。
また、第1、第2実施例とも、ウェハW上でのサンプル
ショットの配置、及び数は予め適当に定められ、全露光
ショットの夫々に対しては参照すべきサンプルショット
が予め割りあてられているものとしたが、これは露光動
作中に参照すべきサンプルショットをサーチするための
時間を極力短くするためである。さらに参照すべきサン
プルショットは1つの露光ショットに対して3つとした
が、この数は固定的なものではなくサンプルショットの
選択基準に応じて露光ショット位置毎に変動するような
ものであってもよい。またあるサンプルショット自体の
露光にあたっては、そのサンプルショットのアライメン
トデータとともに、それ以外の最低1つのサンプルショ
ットのアライメントデータとの平均を参照すればよい。
【0031】尚、サンプルショットの選択にあたって、
着目する露光ショットの周りに隣接した最大8つのショ
ット領域のなかに参照すべきサンプルショットがある場
合は、このサンプルショットのアライメントデータに関
しては大きな重み付けをし、さらにその周辺に隣接した
最大16のショット領域のなかに参照すべきサンプルシ
ョットがある場合は、そのサンプルショットのアライメ
ントデータに関しては小さな重み付けをするような操作
を行なってもよい。すなわち、露光ショットから参照す
べきサンプルショットまでの距離に対応した重み付け平
均により補正量を求めることによって、露光ショットか
ら離れた部分で生じた局所的な配列誤差が、その露光シ
ョットの位置決定の誤差に現われにくくなるといった利
点がある。
【0032】以上本発明はステップ・アンド・リピート
方式の露光装置(投影型露光装置、X線露光装置等)以
外に、リペア装置、ウェハプローバ等のアライメント方
法にも同様に応用できるものである。
【0033】
【発明の効果】以上本発明によれば、ウェハ等の加工基
板の大型化により、基板上の加工領域の配列に局所的な
歪みが生じたとしても、着目する加工領域の位置に合わ
せてサンプル領域のアライメントデータに重み付けをし
ていくので、グローバル・アライメント法の利点(高速
化)を保ちつつ、配列の局所的な歪みの影響を抑えるこ
とができ、従来のグローバル・アライメント法よりも高
精度なアライメントが実現できる。
【0034】また今後増々多様化する半導体製造プロセ
スにおいて、半導体基板は様々な熱処理を受け、基板自
体の伸縮も非線形な成分が大きくなってくるが、これに
対しても本発明は十分な精度をもってアライメントがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施するのに好適な縮小投影型
露光装置の概略的な構成を示すブロック図。
【図2】投影視野内でのアライメントセンサーの検出中
心、アライメントマーク、及びウェハ上のショット(チ
ップ)の配置を示す平面図。
【図3】ウェハ上のサンプルショットの配置の一例を示
す平面図。
【図4】本発明の第1実施例によるアライメントシーケ
ンスを示すフローチャート図。
【図5】第2実施例によるアライメントシーケンスを示
すフローチャート図。
【主要部分の符号の説明】
R レチクル W ウェハ 2 投影レンズ 3 ステップ 4 干渉計 5 コンピュータ 10、12 TTL方式のアライメントセンサー 14 オフ・アクシス方式のアライメント系 50、53 メモリ部 51 アライメントデータのセレクター部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工基板上の複数の加工領域の夫々を
    所定の座標系内の加工基準位置と相対的に位置合わせす
    る方法において、 前記被加工基板上の複数の加工領域のうちのいくつかを
    サンプル領域として選択し、該サンプル領域の夫々のア
    ライメントデータとして前記座標系内での座標位置を求
    める第1工程と;前記被加工基板上の各加工領域毎に該
    第1工程で得られたアライメントデータの夫々に重み付
    けを行い、該重み付けされたアライメントデータに基づ
    いて前記被加工基板上の複数の加工領域夫々の前記加工
    基準位置との相対的な位置関係を決定する第2工程と;
    該第2工程で決定された位置関係に基づいて前記被加工
    基板を位置決めする第3工程と;を含むことを特徴とす
    る位置合わせ方法。
  2. 【請求項2】 被加工基板上の複数の加工領域の夫々を
    所定の座標系内の加工基準位置と相対的に位置合わせす
    る方法において、 前記被加工基板上の複数の加工領域のうちのいくつかを
    サンプル領域として選択し、該サンプル領域の夫々のア
    ライメントデータとして前記座標系内での座標位置を求
    める第1工程と;前記複数の加工領域のうちの位置合わ
    せすべき1つの加工領域と前記いくつかのサンプル領域
    夫々との位置関係に基づいて、前記第1工程で得られた
    サンプル領域のアライメントデータの夫々に重み付けを
    行い、該重み付けされたアライメントデータに基づいて
    前記位置合わせすべき加工領域の前記加工基準位置との
    相対的な位置関係を決定する第2工程と;該第2工程で
    決定された位置関係に基づいて前記被加工基板を位置決
    めする第3工程と;を含むことを特徴とする位置合わせ
    方法。
  3. 【請求項3】 前記第2工程において、前記サンプル領
    域のアライメントデータ夫々の重み付けは、前記位置合
    わせすべき加工領域との距離に応じて行うことを特徴と
    する請求項2に記載の方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5541739A (en) * 1978-09-20 1980-03-24 Hitachi Ltd Micro-projection type mask alignment device
JPS6144429A (ja) * 1984-08-09 1986-03-04 Nippon Kogaku Kk <Nikon> 位置合わせ方法、及び位置合せ装置

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