JPH1019512A - 位置合わせ方法 - Google Patents
位置合わせ方法Info
- Publication number
- JPH1019512A JPH1019512A JP8178864A JP17886496A JPH1019512A JP H1019512 A JPH1019512 A JP H1019512A JP 8178864 A JP8178864 A JP 8178864A JP 17886496 A JP17886496 A JP 17886496A JP H1019512 A JPH1019512 A JP H1019512A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- area
- shot
- wafer
- sample
- processing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 EGA方式によるアライメントを行う際に、
サンプルショットの選択を容易に短時間に行うと共に、
跳びショットを予め除外する。 【解決手段】 ウエハ4上の中心25から半径Rの円周
22に内接する正N角形23を設定し、その正N角形2
3の頂点を含むN個のショット領域をサンプルショット
の第1候補とする。それら第1候補のX軸及びY軸のウ
エハマーク18X,18Yが半径Rの円周22内にある
かどうかを判定し、両方共に円周22内にあれば第1候
補がフォーカス可能且つウエハマークのフォーカスが可
能であることを前提として当該第1候補をサンプルショ
ットとして選択する。例えば第1候補24Aのようにウ
エハマークが円周22内にない場合は、その第1候補2
4Aの1つ内側のショット領域21Aをサンプルショッ
トの第2候補とする。
サンプルショットの選択を容易に短時間に行うと共に、
跳びショットを予め除外する。 【解決手段】 ウエハ4上の中心25から半径Rの円周
22に内接する正N角形23を設定し、その正N角形2
3の頂点を含むN個のショット領域をサンプルショット
の第1候補とする。それら第1候補のX軸及びY軸のウ
エハマーク18X,18Yが半径Rの円周22内にある
かどうかを判定し、両方共に円周22内にあれば第1候
補がフォーカス可能且つウエハマークのフォーカスが可
能であることを前提として当該第1候補をサンプルショ
ットとして選択する。例えば第1候補24Aのようにウ
エハマークが円周22内にない場合は、その第1候補2
4Aの1つ内側のショット領域21Aをサンプルショッ
トの第2候補とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばウエハ等の
基板を露光位置等の所定位置に位置合わせするための位
置合わせ方法に関し、特にエンハンスト・グローバル・
アライメント方式のような統計処理を用いた位置合わせ
方法に関する。
基板を露光位置等の所定位置に位置合わせするための位
置合わせ方法に関し、特にエンハンスト・グローバル・
アライメント方式のような統計処理を用いた位置合わせ
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば半導体素子、液晶表示素子、撮像
素子(CCD等)、又は薄膜磁気ヘッド等を製造するた
めのフォトリソグラフィ工程では、マスクとしてのレチ
クル(又はフォトマスク等)に形成されたパターンの像
を、投影光学系を介して感光性の基板としてのウエハ
(又はガラスプレート等)上の各ショット領域に転写露
光する投影露光装置が使用されている。この種の投影露
光装置としては、ウエハを2次元的に移動自在なウエハ
ステージ上に載置し、このウエハステージによりウエハ
を歩進(ステッピング)させて、レチクルのパターンの
像をウエハ上の各ショット領域に順次露光する動作を繰
り返す、所謂ステップ・アンド・リピート方式の投影露
光装置(ステッパー等)が多用されている。最近は、レ
チクルとウエハとを投影光学系に対して同期走査して露
光を行うステップ・アンド・スキャン方式の投影露光装
置も使用されつつある。
素子(CCD等)、又は薄膜磁気ヘッド等を製造するた
めのフォトリソグラフィ工程では、マスクとしてのレチ
クル(又はフォトマスク等)に形成されたパターンの像
を、投影光学系を介して感光性の基板としてのウエハ
(又はガラスプレート等)上の各ショット領域に転写露
光する投影露光装置が使用されている。この種の投影露
光装置としては、ウエハを2次元的に移動自在なウエハ
ステージ上に載置し、このウエハステージによりウエハ
を歩進(ステッピング)させて、レチクルのパターンの
像をウエハ上の各ショット領域に順次露光する動作を繰
り返す、所謂ステップ・アンド・リピート方式の投影露
光装置(ステッパー等)が多用されている。最近は、レ
チクルとウエハとを投影光学系に対して同期走査して露
光を行うステップ・アンド・スキャン方式の投影露光装
置も使用されつつある。
【0003】例えば、半導体素子はウエハ上に多数層の
回路パターンを所定の位置関係で重ねて転写することに
より形成されるので、このような投影露光装置において
2層目以降の回路パターンをウエハ上に投影露光する際
には、レチクルのパターンの像とウエハ上の既に回路パ
ターンが形成された各ショット領域とを高精度に位置合
わせ(アライメント)する必要がある。この場合、ウエ
ハステージ上にロードされるウエハ上の各ショット領域
の設計上の位置はそのウエハ自体の座標系(試料座標
系)により規定されている。一方、投影露光装置におけ
るウエハの移動位置はウエハステージの座標系(ステー
ジ座標系)により規定されるため、ウエハの試料座標系
における各ショット領域の座標を既にレチクルに対して
位置関係が所定の状態に設定されているステージ座標系
上の座標に変換する、所謂「ウエハアライメント」を正
確に行う必要がある。
回路パターンを所定の位置関係で重ねて転写することに
より形成されるので、このような投影露光装置において
2層目以降の回路パターンをウエハ上に投影露光する際
には、レチクルのパターンの像とウエハ上の既に回路パ
ターンが形成された各ショット領域とを高精度に位置合
わせ(アライメント)する必要がある。この場合、ウエ
ハステージ上にロードされるウエハ上の各ショット領域
の設計上の位置はそのウエハ自体の座標系(試料座標
系)により規定されている。一方、投影露光装置におけ
るウエハの移動位置はウエハステージの座標系(ステー
ジ座標系)により規定されるため、ウエハの試料座標系
における各ショット領域の座標を既にレチクルに対して
位置関係が所定の状態に設定されているステージ座標系
上の座標に変換する、所謂「ウエハアライメント」を正
確に行う必要がある。
【0004】従来のウエハアライメント方法として、次
に説明する2つの方法が使用されている。その1つはサ
ーチアライメントと呼ばれるものである。図7は、ウエ
ハ上のサーチアライメントマークの一例を示し、この図
7において、X軸及びY軸はステージ座標系であり、x
軸及びy軸は試料座標系である。この図7に示すよう
に、ウエハ4A上のX方向の両端近傍及びY方向の端部
付近に、それぞれY軸用のサーチアライメントマーク1
6Y、回転角検出用のサーチアライメントマーク16
θ、及びX軸用のサーチアライメントマーク16Xが形
成されている。これらのサーチアライメントマーク16
X,16Y,16θのステージ座標系(X,Y)での位
置を所定のアライメントセンサにより検出する。サーチ
アライメントマーク16YのY座標、及びサーチアライ
メントマーク16XのX座標より試料座標系のステージ
座標系に対する原点のオフセットが求められる。また、
試料座標系上において、サーチアライメントマーク16
Y,16θはx軸に平行な線上に形成されており、2つ
のサーチアライメントマーク16Y,16θのY座標の
差分から試料座標系のステージ座標系に対する回転角が
検出される。例えば、サーチアライメントマーク16
Y,16θのステージ座標系における2つのY座標の測
定値が同じならば、試料座標系(ウエハ4A)の回転角
は0である。
に説明する2つの方法が使用されている。その1つはサ
ーチアライメントと呼ばれるものである。図7は、ウエ
ハ上のサーチアライメントマークの一例を示し、この図
7において、X軸及びY軸はステージ座標系であり、x
軸及びy軸は試料座標系である。この図7に示すよう
に、ウエハ4A上のX方向の両端近傍及びY方向の端部
付近に、それぞれY軸用のサーチアライメントマーク1
6Y、回転角検出用のサーチアライメントマーク16
θ、及びX軸用のサーチアライメントマーク16Xが形
成されている。これらのサーチアライメントマーク16
X,16Y,16θのステージ座標系(X,Y)での位
置を所定のアライメントセンサにより検出する。サーチ
アライメントマーク16YのY座標、及びサーチアライ
メントマーク16XのX座標より試料座標系のステージ
座標系に対する原点のオフセットが求められる。また、
試料座標系上において、サーチアライメントマーク16
Y,16θはx軸に平行な線上に形成されており、2つ
のサーチアライメントマーク16Y,16θのY座標の
差分から試料座標系のステージ座標系に対する回転角が
検出される。例えば、サーチアライメントマーク16
Y,16θのステージ座標系における2つのY座標の測
定値が同じならば、試料座標系(ウエハ4A)の回転角
は0である。
【0005】ウエハ4Aに形成された各ショット領域の
試料座標系上の設計上の配列座標は、ウエハ4Aの露光
データファイルに記憶されており、上述のサーチアライ
メントによって求められる試料座標系のオフセット及び
回転角と、それら配列座標とに基づいて、ウエハ4Aの
各ショット領域のステージ座標系における大まかな計算
上の配列座標が求められる。あまり高い位置合わせ精度
を必要としないときは、以上のサーチアライメントだけ
の結果に基づいてウエハ4A上の各ショット領域を露光
位置に位置決めすることによって、重ね合わせ露光が実
施される。しかし、ウエハはいろいろの工程処理により
形状が変化することがあり、またウエハ上のレイヤに応
じて複数の投影露光装置を使い分けた場合には装置の違
い等により、サーチアライメントだけでは十分な重ね合
わせ精度が得られないことがある。そこで、高い重ね合
わせ精度が要求される場合には、第2の方法であるエン
ハンスト・グローバル・アライメント(以下、「EG
A」と呼ぶ)方式のアライメント方法を用いる。
試料座標系上の設計上の配列座標は、ウエハ4Aの露光
データファイルに記憶されており、上述のサーチアライ
メントによって求められる試料座標系のオフセット及び
回転角と、それら配列座標とに基づいて、ウエハ4Aの
各ショット領域のステージ座標系における大まかな計算
上の配列座標が求められる。あまり高い位置合わせ精度
を必要としないときは、以上のサーチアライメントだけ
の結果に基づいてウエハ4A上の各ショット領域を露光
位置に位置決めすることによって、重ね合わせ露光が実
施される。しかし、ウエハはいろいろの工程処理により
形状が変化することがあり、またウエハ上のレイヤに応
じて複数の投影露光装置を使い分けた場合には装置の違
い等により、サーチアライメントだけでは十分な重ね合
わせ精度が得られないことがある。そこで、高い重ね合
わせ精度が要求される場合には、第2の方法であるエン
ハンスト・グローバル・アライメント(以下、「EG
A」と呼ぶ)方式のアライメント方法を用いる。
【0006】ここで、EGA方式のアライメント方法を
用いた場合のウエハのロードから露光に至るシーケンス
について図6を参照して簡単に説明する。先ず、図6の
ステップ201において図7のウエハ4Aがウエハステ
ージ上にロードされ、外形基準でプリアライメントが行
われる。次に、ステップ202において、上述のように
ウエハ4Aのサーチアライメントが行われ、ステップ2
03のEGA方式のアライメントによりウエハ4A上の
全部のショット領域中から選択された所定個数のサンプ
ルショットに付設されたウエハマークのステージ座標系
上の配列座標が計測され、この計測結果及び全部のショ
ット領域の設計上の配列座標を統計処理して、全部のシ
ョット領域のステージ座標系上の配列座標が算出され
る。そして、その配列座標に基づいてステップ204に
おいてウエハ4Aを順次位置決めして露光が行われる。
用いた場合のウエハのロードから露光に至るシーケンス
について図6を参照して簡単に説明する。先ず、図6の
ステップ201において図7のウエハ4Aがウエハステ
ージ上にロードされ、外形基準でプリアライメントが行
われる。次に、ステップ202において、上述のように
ウエハ4Aのサーチアライメントが行われ、ステップ2
03のEGA方式のアライメントによりウエハ4A上の
全部のショット領域中から選択された所定個数のサンプ
ルショットに付設されたウエハマークのステージ座標系
上の配列座標が計測され、この計測結果及び全部のショ
ット領域の設計上の配列座標を統計処理して、全部のシ
ョット領域のステージ座標系上の配列座標が算出され
る。そして、その配列座標に基づいてステップ204に
おいてウエハ4Aを順次位置決めして露光が行われる。
【0007】図8(a)は、ウエハ4A上のショット配
列の一部を示し、図8(b)はその内の1つのショット
領域17Kの拡大図を示し、ショット領域17Kにはフ
ァインアライメント用のX軸のウエハマーク18X及び
Y軸のウエハマーク18Yが形成されている。簡単のた
め、ウエハマーク18X,18Yがショット領域17K
の中心を示すものとする。図8(b)の点線の領域17
Rの中心PKは、ショット領域17Kの試料座標系
(x,y)上での設計上での配列座標をサーチアライメ
ントの結果を用いてステージ座標系上の配列座標に変換
した位置を示す。実際のショット領域17Kの中心は、
ウエハ4Aの伸縮等によってその中心PKからX方向及
びY方向にそれぞれ距離xK、yKだけずれている。そ
のずれ量を正確に求めるためにファインアライメント
(ここではEGA方式のアライメント)が行われる。
列の一部を示し、図8(b)はその内の1つのショット
領域17Kの拡大図を示し、ショット領域17Kにはフ
ァインアライメント用のX軸のウエハマーク18X及び
Y軸のウエハマーク18Yが形成されている。簡単のた
め、ウエハマーク18X,18Yがショット領域17K
の中心を示すものとする。図8(b)の点線の領域17
Rの中心PKは、ショット領域17Kの試料座標系
(x,y)上での設計上での配列座標をサーチアライメ
ントの結果を用いてステージ座標系上の配列座標に変換
した位置を示す。実際のショット領域17Kの中心は、
ウエハ4Aの伸縮等によってその中心PKからX方向及
びY方向にそれぞれ距離xK、yKだけずれている。そ
のずれ量を正確に求めるためにファインアライメント
(ここではEGA方式のアライメント)が行われる。
【0008】EGA方式によるアライメント方法では、
3個以上のサンプルショットのウエハマークの座標位置
及びそれらサンプルショットの試料座標系上の設計上の
座標位置を統計処理することにより、ウエハ4A全体の
X方向、Y方向のシフト量、X方向、Y方向の伸縮量、
回転角(ローテーション)、及び試料座標系の直交度を
示す6個の変換パラメータを算出する。そして、これら
6個の変換パラメータ及びウエハ4A上の各ショット領
域の試料座標系(x,y)上の設計上の配列座標に基づ
いて、全てのショット領域のステージ座標系(X,Y)
上の配列座標が計算される。なお、このEGA方式のア
ライメント方法については、特開昭61−44429号
公報に開示されている。
3個以上のサンプルショットのウエハマークの座標位置
及びそれらサンプルショットの試料座標系上の設計上の
座標位置を統計処理することにより、ウエハ4A全体の
X方向、Y方向のシフト量、X方向、Y方向の伸縮量、
回転角(ローテーション)、及び試料座標系の直交度を
示す6個の変換パラメータを算出する。そして、これら
6個の変換パラメータ及びウエハ4A上の各ショット領
域の試料座標系(x,y)上の設計上の配列座標に基づ
いて、全てのショット領域のステージ座標系(X,Y)
上の配列座標が計算される。なお、このEGA方式のア
ライメント方法については、特開昭61−44429号
公報に開示されている。
【0009】従来のEGA方式のアライメント方法にお
いて予め選択されるサンプルショットの数及び位置(配
列)は、オペレータの経験、ウエハのロット毎のアライ
メントデータ、あるいはテスト露光の結果等により定め
られていた。サンプルショットの位置は例えば、ピッチ
が縦横一様なマトリックスの交点付近や、ランダムな配
列等に基づいて決定されていた。この場合、サンプルシ
ョットとして選択されるショット領域は、ウエハのフォ
ーカス位置を検出するオートフォーカスセンサによりそ
のショット領域内の所定の計測点でのフォーカス位置を
計測したときに、安定したフォーカス信号が得られるシ
ョット領域であることが前提となる。この条件を前提と
して、従来はマニュアルによりサンプルショットの位置
の設定が行われていた。そして、その後はサーチアライ
メントの結果を用いて、サンプルショットのウエハマー
クが順次アライメントセンサの測定位置に最短距離で移
動され、自動的にそのウエハマークの位置が検出されて
いた。
いて予め選択されるサンプルショットの数及び位置(配
列)は、オペレータの経験、ウエハのロット毎のアライ
メントデータ、あるいはテスト露光の結果等により定め
られていた。サンプルショットの位置は例えば、ピッチ
が縦横一様なマトリックスの交点付近や、ランダムな配
列等に基づいて決定されていた。この場合、サンプルシ
ョットとして選択されるショット領域は、ウエハのフォ
ーカス位置を検出するオートフォーカスセンサによりそ
のショット領域内の所定の計測点でのフォーカス位置を
計測したときに、安定したフォーカス信号が得られるシ
ョット領域であることが前提となる。この条件を前提と
して、従来はマニュアルによりサンプルショットの位置
の設定が行われていた。そして、その後はサーチアライ
メントの結果を用いて、サンプルショットのウエハマー
クが順次アライメントセンサの測定位置に最短距離で移
動され、自動的にそのウエハマークの位置が検出されて
いた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の技
術において、位置合わせ精度を高めるためにEGA方式
のアライメント方法を使用する場合、サンプルショット
の位置をマニュアルで選択していたため、経験と時間と
を要する煩わしい作業を伴うという不都合があった。ま
た、そのようにして定められたサンプルショットの計測
値の中には、ショット領域の設計上の配列座標に対して
定められているアライメント誤差が所定の基準値以上と
なるショット領域である所謂「跳びショット」を含む場
合もあった。このような跳びショットは、ウエハ上のそ
のサンプルショットに属するウエハマークの崩れ等に起
因する計測エラー、ウエハ上の局所的な歪み、あるいは
第1層目のレチクルパターンをウエハに転写するときの
ウエハステージの位置決め誤差等により生ずる。サンプ
ルショットの計測された配列座標に基づいてウエハ上の
全てのショット領域の配列座標を算出する場合には、そ
のような跳びショットをサンプルショットに選択すると
アライメント誤差が増加する恐れがあるため、そのよう
な跳びショットをサンプルショットから排除するための
対策が求められていた。
術において、位置合わせ精度を高めるためにEGA方式
のアライメント方法を使用する場合、サンプルショット
の位置をマニュアルで選択していたため、経験と時間と
を要する煩わしい作業を伴うという不都合があった。ま
た、そのようにして定められたサンプルショットの計測
値の中には、ショット領域の設計上の配列座標に対して
定められているアライメント誤差が所定の基準値以上と
なるショット領域である所謂「跳びショット」を含む場
合もあった。このような跳びショットは、ウエハ上のそ
のサンプルショットに属するウエハマークの崩れ等に起
因する計測エラー、ウエハ上の局所的な歪み、あるいは
第1層目のレチクルパターンをウエハに転写するときの
ウエハステージの位置決め誤差等により生ずる。サンプ
ルショットの計測された配列座標に基づいてウエハ上の
全てのショット領域の配列座標を算出する場合には、そ
のような跳びショットをサンプルショットに選択すると
アライメント誤差が増加する恐れがあるため、そのよう
な跳びショットをサンプルショットから排除するための
対策が求められていた。
【0011】本発明は斯かる点に鑑み、EGA方式でア
ライメント方法を行う場合に、特に経験を要することな
くサンプルショットを容易に短時間で選択できる位置合
わせ方法を提供することを目的とする。更に本発明は、
跳びショットをできるだけサンプルショットから排除し
て高精度に位置合わせできる位置合わせ方法を提供する
ことをも目的とする。
ライメント方法を行う場合に、特に経験を要することな
くサンプルショットを容易に短時間で選択できる位置合
わせ方法を提供することを目的とする。更に本発明は、
跳びショットをできるだけサンプルショットから排除し
て高精度に位置合わせできる位置合わせ方法を提供する
ことをも目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による位置合わせ
方法は、基板(4)上に配列された複数個の被加工領域
より選択された所定個数の計測対象領域(サンプルショ
ット)の所定の座標系(X,Y)内での座標位置を計測
し、この計測された座標位置、及びその計測対象領域の
設計上の座標位置を統計処理してその基板(4)上の複
数個の被加工領域のそれぞれの配列座標を算出し、この
算出された配列座標に基づいてその被加工領域を順次所
定位置(露光位置等)に位置合わせする位置合わせ方法
において、その基板(4)上に所定の基準点(25)を
中心とする所定の半径Rの円周(22)を設定すると共
に、所定の個数N(Nは3以上の整数)を指定し(ステ
ップ101)、その複数個の被加工領域中で、その基板
(4)上のその半径Rの円周(22)の近傍にあるN個
の被加工領域(21A〜21H)をその計測対象領域と
して自動的に選択するものである(ステップ103〜1
10)。
方法は、基板(4)上に配列された複数個の被加工領域
より選択された所定個数の計測対象領域(サンプルショ
ット)の所定の座標系(X,Y)内での座標位置を計測
し、この計測された座標位置、及びその計測対象領域の
設計上の座標位置を統計処理してその基板(4)上の複
数個の被加工領域のそれぞれの配列座標を算出し、この
算出された配列座標に基づいてその被加工領域を順次所
定位置(露光位置等)に位置合わせする位置合わせ方法
において、その基板(4)上に所定の基準点(25)を
中心とする所定の半径Rの円周(22)を設定すると共
に、所定の個数N(Nは3以上の整数)を指定し(ステ
ップ101)、その複数個の被加工領域中で、その基板
(4)上のその半径Rの円周(22)の近傍にあるN個
の被加工領域(21A〜21H)をその計測対象領域と
して自動的に選択するものである(ステップ103〜1
10)。
【0013】斯かる本発明の位置合わせ方法によれば、
所定の半径R及び所定の個数Nを設定又は指定するだけ
で基板(4)上にN個の計測対象領域(21A〜21
H)が自動的に選択されるため、計測対象領域を選択す
るための時間と経験を必要とする煩雑な作業が軽減さ
れ、EGA方式のアライメントに適用すると容易に、且
つ迅速にサンプルショットが設定される。
所定の半径R及び所定の個数Nを設定又は指定するだけ
で基板(4)上にN個の計測対象領域(21A〜21
H)が自動的に選択されるため、計測対象領域を選択す
るための時間と経験を必要とする煩雑な作業が軽減さ
れ、EGA方式のアライメントに適用すると容易に、且
つ迅速にサンプルショットが設定される。
【0014】この場合、その複数個の被加工領域中で、
その基板(4)上のその半径Rの円周(22)に内接す
る正N角形(23)のN個の頂点をそれぞれ含む被加工
領域をその計測対象領域の第1候補とすることが好まし
い(ステップ102〜104)。これにより、N個の計
測対象領域(21A〜21H)が基板(4)上に均一な
分布で選択されるので、統計処理上の精度が向上する。
その基板(4)上のその半径Rの円周(22)に内接す
る正N角形(23)のN個の頂点をそれぞれ含む被加工
領域をその計測対象領域の第1候補とすることが好まし
い(ステップ102〜104)。これにより、N個の計
測対象領域(21A〜21H)が基板(4)上に均一な
分布で選択されるので、統計処理上の精度が向上する。
【0015】また、その基板(4)上のその複数個の被
加工領域にそれぞれ位置合わせ用マーク(18X)が付
設されている場合に、その第1候補の被加工領域中で、
付設されている位置合わせ用マーク(18X)がその半
径Rの円周内に無い被加工領域(24A)については、
この被加工領域の内側に隣接する被加工領域(21A)
をその計測対象領域として選択することが好ましい(ス
テップ105,106)。これにより、基板(4)周辺
の一部の領域が欠けた被加工領域や位置合わせ用マーク
の欠落した被加工領域、即ち計測エラーの発生する可能
性の高い被加工領域を計測対象領域として選択すること
がない。また、その内側に隣接する被加工領域(21
A)が自動的に選択されるため、所定の個数Nの計測対
象領域が確保される。これをEGA方式のアライメント
に適用したときには跳びショットをサンプルショットか
ら排除できる確率が高まり、統計処理上の精度を高める
ことができ、結果的に位置合わせ精度を高めることがで
きる。
加工領域にそれぞれ位置合わせ用マーク(18X)が付
設されている場合に、その第1候補の被加工領域中で、
付設されている位置合わせ用マーク(18X)がその半
径Rの円周内に無い被加工領域(24A)については、
この被加工領域の内側に隣接する被加工領域(21A)
をその計測対象領域として選択することが好ましい(ス
テップ105,106)。これにより、基板(4)周辺
の一部の領域が欠けた被加工領域や位置合わせ用マーク
の欠落した被加工領域、即ち計測エラーの発生する可能
性の高い被加工領域を計測対象領域として選択すること
がない。また、その内側に隣接する被加工領域(21
A)が自動的に選択されるため、所定の個数Nの計測対
象領域が確保される。これをEGA方式のアライメント
に適用したときには跳びショットをサンプルショットか
ら排除できる確率が高まり、統計処理上の精度を高める
ことができ、結果的に位置合わせ精度を高めることがで
きる。
【0016】また、その第1候補の被加工領域中で、外
側に隣接する被加工領域(24D,24E)の焦点位置
の計測点がその基板(4)の有効露光領域内に収まって
いない被加工領域(21G)については、この被加工領
域の内側に隣接する被加工領域(21K)をその計測対
象領域として選択するようにしてもよい。これにより、
同様に基板(4)周辺の計測エラーの発生する可能性の
高い被加工領域が計測対象領域として選択されることが
ない。また、この場合も、当該被加工領域の内側に隣接
する被加工領域が計測対象領域として選択されるため、
所定の個数Nの計測対象領域が確保される。
側に隣接する被加工領域(24D,24E)の焦点位置
の計測点がその基板(4)の有効露光領域内に収まって
いない被加工領域(21G)については、この被加工領
域の内側に隣接する被加工領域(21K)をその計測対
象領域として選択するようにしてもよい。これにより、
同様に基板(4)周辺の計測エラーの発生する可能性の
高い被加工領域が計測対象領域として選択されることが
ない。また、この場合も、当該被加工領域の内側に隣接
する被加工領域が計測対象領域として選択されるため、
所定の個数Nの計測対象領域が確保される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明による位置合わせ方
法の実施の形態の一例につき図1〜図3を参照して説明
する。本例は、ステッパー型の投影露光装置でEGA方
式のアライメントを行う場合に本発明を適用したもので
ある。図2は、本例の投影露光装置の概略構成を示し、
この図2において、光源、フライアイレンズ、視野絞
り、及びコンデンサレンズ等を含む照明光学系1から射
出された照明光ILにより、均一な照度分布でレチクル
2のパターン領域が照明され、その照明光ILのもと
で、レチクル2のパターンの像が投影光学系3を介して
ウエハ4上の各ショット領域に投影倍率β(βは例えば
1/4又は1/5等)で転写される。この場合、照明光
ILとしては、水銀ランプの紫外域の輝線(g線、i線
等)、ArFエキシマレーザ光やKrFエキシマレーザ
光、あるいは銅蒸気レーザやYAGレーザの高調波等が
使用される。以下、投影光学系3の光軸AXに平行にZ
軸を取り、Z軸に垂直な2次元平面内で図2の紙面に平
行にX軸、図2の紙面に垂直にY軸を取って説明する。
法の実施の形態の一例につき図1〜図3を参照して説明
する。本例は、ステッパー型の投影露光装置でEGA方
式のアライメントを行う場合に本発明を適用したもので
ある。図2は、本例の投影露光装置の概略構成を示し、
この図2において、光源、フライアイレンズ、視野絞
り、及びコンデンサレンズ等を含む照明光学系1から射
出された照明光ILにより、均一な照度分布でレチクル
2のパターン領域が照明され、その照明光ILのもと
で、レチクル2のパターンの像が投影光学系3を介して
ウエハ4上の各ショット領域に投影倍率β(βは例えば
1/4又は1/5等)で転写される。この場合、照明光
ILとしては、水銀ランプの紫外域の輝線(g線、i線
等)、ArFエキシマレーザ光やKrFエキシマレーザ
光、あるいは銅蒸気レーザやYAGレーザの高調波等が
使用される。以下、投影光学系3の光軸AXに平行にZ
軸を取り、Z軸に垂直な2次元平面内で図2の紙面に平
行にX軸、図2の紙面に垂直にY軸を取って説明する。
【0018】レチクル2はX方向及びY方向に微動でき
るレチクルステージ2A上に載置されている。レチクル
ステージ2Aは回転方向にも微動可能である。レチクル
ステージ2の位置は不図示のレーザ干渉計により計測さ
れており、装置全体を統轄制御する主制御系7はそのレ
ーザ干渉計の計測値に基づいてレチクルステージ駆動系
8を介してレチクルステージ2Aの位置を制御する。
るレチクルステージ2A上に載置されている。レチクル
ステージ2Aは回転方向にも微動可能である。レチクル
ステージ2の位置は不図示のレーザ干渉計により計測さ
れており、装置全体を統轄制御する主制御系7はそのレ
ーザ干渉計の計測値に基づいてレチクルステージ駆動系
8を介してレチクルステージ2Aの位置を制御する。
【0019】一方、ウエハ4は不図示のウエハホルダを
介してウエハステージ5上に載置されている。ウエハス
テージ5はウエハ4のZ方向の位置(フォーカス位置)
を制御すると共にX方向及びY方向にウエハ4の位置決
めを行う。ウエハ4上の1つのショット領域への露光が
終わると、ウエハステージ5によってステップ・アンド
・リピート方式でウエハ4の次のショット領域が露光位
置に移動してレチクル2のパターンの像が転写される。
ウエハステージ5の端部には外部のレーザ干渉計14か
らのレーザビームを反射する移動鏡14mが固定されて
おり、レーザ干渉計14及び移動鏡14mによりウエハ
ステージ5(ウエハ4)のX方向及びY方向の座標位置
が計測される。レーザ干渉計14の計測値は主制御系7
に供給され、主制御系7はその計測値に基づいてウエハ
ステージ駆動系6を介してウエハステージ5の位置を制
御する。主制御系7には各種データやコマンドを入力す
るためのキーボード30が接続されている。レーザ干渉
計14によって計測されるウエハステージ5のX座標、
Y座標よりなる座標系をステージ座標系(X,Y)と呼
ぶ。また、ウエハ4上の各ショット領域には例えばライ
ン・アンド・スペースパターン状のX軸のウエハマーク
18Xが付設されている。また、各ショット領域には、
図3(b)に示すように、Y軸のウエハマーク18Yも
付設されている。但し、図3(b)では簡単のためライ
ン・アンド・スペースパターンを1本のラインで表して
いる。
介してウエハステージ5上に載置されている。ウエハス
テージ5はウエハ4のZ方向の位置(フォーカス位置)
を制御すると共にX方向及びY方向にウエハ4の位置決
めを行う。ウエハ4上の1つのショット領域への露光が
終わると、ウエハステージ5によってステップ・アンド
・リピート方式でウエハ4の次のショット領域が露光位
置に移動してレチクル2のパターンの像が転写される。
ウエハステージ5の端部には外部のレーザ干渉計14か
らのレーザビームを反射する移動鏡14mが固定されて
おり、レーザ干渉計14及び移動鏡14mによりウエハ
ステージ5(ウエハ4)のX方向及びY方向の座標位置
が計測される。レーザ干渉計14の計測値は主制御系7
に供給され、主制御系7はその計測値に基づいてウエハ
ステージ駆動系6を介してウエハステージ5の位置を制
御する。主制御系7には各種データやコマンドを入力す
るためのキーボード30が接続されている。レーザ干渉
計14によって計測されるウエハステージ5のX座標、
Y座標よりなる座標系をステージ座標系(X,Y)と呼
ぶ。また、ウエハ4上の各ショット領域には例えばライ
ン・アンド・スペースパターン状のX軸のウエハマーク
18Xが付設されている。また、各ショット領域には、
図3(b)に示すように、Y軸のウエハマーク18Yも
付設されている。但し、図3(b)では簡単のためライ
ン・アンド・スペースパターンを1本のラインで表して
いる。
【0020】図2において、投影光学系3の側面には、
ウエハ4の表面の所定の計測点でのZ方向の位置(フォ
ーカス位置)を検出するための検出光をウエハ4上に斜
めに照射する照射光学系15Aと、ウエハ4からの検出
光を受光する受光光学系15Bとからなるオートフォー
カスセンサ(以下、「AFセンサ15A,15B」とい
う)が設置されている。AFセンサ15A,15Bから
は、その計測点のフォーカス位置の結像面からのずれ量
(デフォーカス量)に対応するフォーカス信号が主制御
系7に供給され、主制御系7はそのフォーカス信号が0
になるようにウエハステージ5の内部の駆動系を介して
オートフォーカス方式でウエハ4のZ方向の位置を制御
する。
ウエハ4の表面の所定の計測点でのZ方向の位置(フォ
ーカス位置)を検出するための検出光をウエハ4上に斜
めに照射する照射光学系15Aと、ウエハ4からの検出
光を受光する受光光学系15Bとからなるオートフォー
カスセンサ(以下、「AFセンサ15A,15B」とい
う)が設置されている。AFセンサ15A,15Bから
は、その計測点のフォーカス位置の結像面からのずれ量
(デフォーカス量)に対応するフォーカス信号が主制御
系7に供給され、主制御系7はそのフォーカス信号が0
になるようにウエハステージ5の内部の駆動系を介して
オートフォーカス方式でウエハ4のZ方向の位置を制御
する。
【0021】また、図2の装置にはレチクル2とウエハ
4との位置合わせを行うためのオフ・アクシス方式、且
つFIA(Field Image Alignment)方式のアライメント
センサASが設置されている。アライメントセンサAS
のハロゲンランプ等を含む光源系9から射出された検出
光ALは、ビームスプリッタ12を透過して対物レンズ
11に入射し、偏向プリズム10により下方に曲げられ
てウエハ4上に形成されたウエハマーク18Xに照射さ
れる。ウエハマーク18Xからの検出光LBは元の光路
を戻り、ビームスプリッタ12により反射されて、指標
板、リレー光学系、2次元CCD等の撮像素子、及び信
号処理系等を内蔵するアライメント検出系13に入射す
る。アライメント検出系13内の指標板の指標マークの
間にウエハマーク18Xの像が結像され、指標マークの
像とウエハマーク18Xの像とがその撮像素子上にリレ
ーされる。撮像素子から出力される撮像信号に基づいて
信号処理系は指標マークとウエハマーク18Xとの位置
ずれ量を検出する。その信号処理系にはレーザ干渉計1
4の計測値も供給され、その信号処理系は両マークの位
置ずれ量、及びレーザ干渉計14の計測値よりウエハマ
ーク18Xのステージ座標系(X,Y)でのX座標を求
める。
4との位置合わせを行うためのオフ・アクシス方式、且
つFIA(Field Image Alignment)方式のアライメント
センサASが設置されている。アライメントセンサAS
のハロゲンランプ等を含む光源系9から射出された検出
光ALは、ビームスプリッタ12を透過して対物レンズ
11に入射し、偏向プリズム10により下方に曲げられ
てウエハ4上に形成されたウエハマーク18Xに照射さ
れる。ウエハマーク18Xからの検出光LBは元の光路
を戻り、ビームスプリッタ12により反射されて、指標
板、リレー光学系、2次元CCD等の撮像素子、及び信
号処理系等を内蔵するアライメント検出系13に入射す
る。アライメント検出系13内の指標板の指標マークの
間にウエハマーク18Xの像が結像され、指標マークの
像とウエハマーク18Xの像とがその撮像素子上にリレ
ーされる。撮像素子から出力される撮像信号に基づいて
信号処理系は指標マークとウエハマーク18Xとの位置
ずれ量を検出する。その信号処理系にはレーザ干渉計1
4の計測値も供給され、その信号処理系は両マークの位
置ずれ量、及びレーザ干渉計14の計測値よりウエハマ
ーク18Xのステージ座標系(X,Y)でのX座標を求
める。
【0022】また、アライメントセンサASの測定中心
と露光中心との間隔(ベースライン量)は予め求められ
て主制御系7に記憶されている。このウエハマーク18
XのX座標の計測値(アライメントデータ)はアライメ
ント検出系13から主制御系7に供給される。主制御系
7はそのアライメントデータを統計処理して得られる配
列座標をベースライン量で補正した座標に基づいてウエ
ハステージ5の移動位置を制御する。なお、アライメン
トセンサAS内にはY軸用の撮像素子も組み込まれY軸
のウエハマークのY座標も同様に検出される。なお、ア
ライメントセンサとしてはドット列状のウエハマークと
スリット状のレーザビームとを相対走査するレーザ・ス
テップ・アライメント(LSA)方式のアライメントセ
ンサ等を使用してもよい。
と露光中心との間隔(ベースライン量)は予め求められ
て主制御系7に記憶されている。このウエハマーク18
XのX座標の計測値(アライメントデータ)はアライメ
ント検出系13から主制御系7に供給される。主制御系
7はそのアライメントデータを統計処理して得られる配
列座標をベースライン量で補正した座標に基づいてウエ
ハステージ5の移動位置を制御する。なお、アライメン
トセンサAS内にはY軸用の撮像素子も組み込まれY軸
のウエハマークのY座標も同様に検出される。なお、ア
ライメントセンサとしてはドット列状のウエハマークと
スリット状のレーザビームとを相対走査するレーザ・ス
テップ・アライメント(LSA)方式のアライメントセ
ンサ等を使用してもよい。
【0023】次に、本例のアライメント方法について説
明する。ウエハのプリアライメント、サーチアライメン
ト、及びサンプルショットが定まってからのEGA方式
のアライメントは図6の従来例と同様である。以下で
は、本例のEGA方式のアライメントにおけるサンプル
ショットの選択方法につき図1のフローチャートを参照
して具体的に説明する。このようなサンプルショットの
選択は例えば1ロットのウエハの露光を行う場合の、先
頭のウエハについて実行されるものである。
明する。ウエハのプリアライメント、サーチアライメン
ト、及びサンプルショットが定まってからのEGA方式
のアライメントは図6の従来例と同様である。以下で
は、本例のEGA方式のアライメントにおけるサンプル
ショットの選択方法につき図1のフローチャートを参照
して具体的に説明する。このようなサンプルショットの
選択は例えば1ロットのウエハの露光を行う場合の、先
頭のウエハについて実行されるものである。
【0024】図1は、本例におけるサンプルショットの
選択方法を示すフローチャートを示し、この図1のステ
ップ101において、円形で外周の一部が平坦に切り欠
かれたウエハ4の中心から半径Rの円に内接する正N角
形(Nは3以上の整数)の頂点に位置するショット領域
をサンプルショットの第1候補として自動的に選択する
ため、その円の中心、その円の半径R及びサンプルショ
ット数Nをオペレータがキーボード30を介して主制御
系7に入力する。その円の中心としては、ウエハ4の中
心が指定される。この場合、半径Rはウエハ4の半径よ
りも小さい所定の値に設定される。また、サンプルショ
ット数Nの値は、少なくとも3以上であればよいが、統
計精度及びスループットの面から5〜20程度の値が好
ましい。
選択方法を示すフローチャートを示し、この図1のステ
ップ101において、円形で外周の一部が平坦に切り欠
かれたウエハ4の中心から半径Rの円に内接する正N角
形(Nは3以上の整数)の頂点に位置するショット領域
をサンプルショットの第1候補として自動的に選択する
ため、その円の中心、その円の半径R及びサンプルショ
ット数Nをオペレータがキーボード30を介して主制御
系7に入力する。その円の中心としては、ウエハ4の中
心が指定される。この場合、半径Rはウエハ4の半径よ
りも小さい所定の値に設定される。また、サンプルショ
ット数Nの値は、少なくとも3以上であればよいが、統
計精度及びスループットの面から5〜20程度の値が好
ましい。
【0025】図3(a)は、ウエハ4のショット配列の
一例を示し、この例はウエハ4上の約90個のショット
領域から8個(N=8)のショット領域をサンプルショ
ットとして選択する例を示している。この図3におい
て、ウエハ4上の試料座標系はx軸及びy軸より構成さ
れ、サーチアライメントによってステージ座標系(X,
Y)に対する試料座標系(x,y)のオフセット及び回
転角が求められているとする。ステージ座標系(X,
Y)の数値の単位は例えばinchである。また、ウエ
ハ4上にはサーチアライメントマーク16Y,16θ,
16Xが形成され、これらのサーチアライメントマーク
よりウエハ4の中心25が求められる。そして、試料座
標系(x,y)の原点はその中心25に位置するものと
する。また、図3(a)において、星状のマーク20は
ウエハ4上で、AFセンサ15A,15Bによるフォー
カス位置の計測点がウエハ4の外周から所定幅(例えば
数mm)以上離れた領域(以下、「有効計測領域」と呼
ぶ)内にあり、且つウエハマークの位置もその有効計測
領域内にあるショット領域の中心を示し、十字状のマー
ク19はAFセンサの計測点及びウエハマークの少なく
とも一方がその有効計測領域から外れてウエハ4の外周
付近にあるショット領域の中心を示す。
一例を示し、この例はウエハ4上の約90個のショット
領域から8個(N=8)のショット領域をサンプルショ
ットとして選択する例を示している。この図3におい
て、ウエハ4上の試料座標系はx軸及びy軸より構成さ
れ、サーチアライメントによってステージ座標系(X,
Y)に対する試料座標系(x,y)のオフセット及び回
転角が求められているとする。ステージ座標系(X,
Y)の数値の単位は例えばinchである。また、ウエ
ハ4上にはサーチアライメントマーク16Y,16θ,
16Xが形成され、これらのサーチアライメントマーク
よりウエハ4の中心25が求められる。そして、試料座
標系(x,y)の原点はその中心25に位置するものと
する。また、図3(a)において、星状のマーク20は
ウエハ4上で、AFセンサ15A,15Bによるフォー
カス位置の計測点がウエハ4の外周から所定幅(例えば
数mm)以上離れた領域(以下、「有効計測領域」と呼
ぶ)内にあり、且つウエハマークの位置もその有効計測
領域内にあるショット領域の中心を示し、十字状のマー
ク19はAFセンサの計測点及びウエハマークの少なく
とも一方がその有効計測領域から外れてウエハ4の外周
付近にあるショット領域の中心を示す。
【0026】図1のステップ101において、円の中
心、円の半径R及びサンプルショットの数Nが主制御系
7に入力されると、ステップ102において、図3
(a)に示すように、ウエハ4の中心25を中心とする
半径Rの円周22に内接する正N角形23のN個の頂点
の試料座標系(x,y)上の配列座標(xi ,yi )
(i=1〜N)が求められる。
心、円の半径R及びサンプルショットの数Nが主制御系
7に入力されると、ステップ102において、図3
(a)に示すように、ウエハ4の中心25を中心とする
半径Rの円周22に内接する正N角形23のN個の頂点
の試料座標系(x,y)上の配列座標(xi ,yi )
(i=1〜N)が求められる。
【0027】次に、ステップ103において、N個の頂
点の番号を表す変数iが1に設定され、ステップ104
において、N個の頂点の内のi番目(ここでは1番目)
の頂点を含むショット領域が何れのショット領域かを探
すため、ウエハ4上の各ショット領域の設計上の配列座
標に基づいてサーチが行われる。この場合、正N角形の
i番目の頂点が複数のショット領域の境界部にあるとき
は、その複数のショット領域の内の何れのショット領域
を選択しても構わない。例えばショット領域の順序の小
さいほうを選択するようにしてもよい。該当するショッ
ト領域が見つけられると、そのショット領域をi番目の
サンプルショットの第1候補として記憶する。次に、ス
テップ105において、そのi番目のサンプルショット
の第1候補に付設されたX軸のウエハマーク18X及び
Y軸のウエハマーク18Yが半径Rの円周22の内側に
あるか否かを判定する。半径Rの円周22の外部にある
ウエハマークは欠けている確率が比較的高いため、これ
によって跳びショットをサンプルショットに選択する可
能性が小さくなる。X軸及びY軸のウエハマーク18
X,18Yが共に円周22の内側にある場合は、ステッ
プ107に進み、そうでない場合はステップ106に移
行し、ステップ106において、そのi番目のサンプル
ショットの第1候補に内側、即ち中心25に向かって隣
接するショット領域(以下、「1つ内側のショット領
域」という)を探し、そのショット領域をi番目のサン
プルショットの第2候補として記憶した後、ステップ1
07に進む。
点の番号を表す変数iが1に設定され、ステップ104
において、N個の頂点の内のi番目(ここでは1番目)
の頂点を含むショット領域が何れのショット領域かを探
すため、ウエハ4上の各ショット領域の設計上の配列座
標に基づいてサーチが行われる。この場合、正N角形の
i番目の頂点が複数のショット領域の境界部にあるとき
は、その複数のショット領域の内の何れのショット領域
を選択しても構わない。例えばショット領域の順序の小
さいほうを選択するようにしてもよい。該当するショッ
ト領域が見つけられると、そのショット領域をi番目の
サンプルショットの第1候補として記憶する。次に、ス
テップ105において、そのi番目のサンプルショット
の第1候補に付設されたX軸のウエハマーク18X及び
Y軸のウエハマーク18Yが半径Rの円周22の内側に
あるか否かを判定する。半径Rの円周22の外部にある
ウエハマークは欠けている確率が比較的高いため、これ
によって跳びショットをサンプルショットに選択する可
能性が小さくなる。X軸及びY軸のウエハマーク18
X,18Yが共に円周22の内側にある場合は、ステッ
プ107に進み、そうでない場合はステップ106に移
行し、ステップ106において、そのi番目のサンプル
ショットの第1候補に内側、即ち中心25に向かって隣
接するショット領域(以下、「1つ内側のショット領
域」という)を探し、そのショット領域をi番目のサン
プルショットの第2候補として記憶した後、ステップ1
07に進む。
【0028】そして、ステップ107では、i番目のサ
ンプルショットの第1候補又は第2候補(サンプルショ
ット候補)がフォーカス可能かどうか、即ちそのサンプ
ルショット候補のフォーカス位置の計測点が上述のウエ
ハ4上の有効計測領域内にあるかどうかを判定する。そ
のサンプルショット候補がフォーカス可能である場合に
は、更にそのサンプルショット候補のX軸のウエハマー
ク18X及びY軸のウエハマーク18Yがフォーカス可
能かどうか、即ちそのウエハ4上の有効計測領域内にあ
るかどうかを判定する。これも跳びショットをサンプル
ショットから排除するために実行される。
ンプルショットの第1候補又は第2候補(サンプルショ
ット候補)がフォーカス可能かどうか、即ちそのサンプ
ルショット候補のフォーカス位置の計測点が上述のウエ
ハ4上の有効計測領域内にあるかどうかを判定する。そ
のサンプルショット候補がフォーカス可能である場合に
は、更にそのサンプルショット候補のX軸のウエハマー
ク18X及びY軸のウエハマーク18Yがフォーカス可
能かどうか、即ちそのウエハ4上の有効計測領域内にあ
るかどうかを判定する。これも跳びショットをサンプル
ショットから排除するために実行される。
【0029】ウエハマーク18X,18Y及びフォーカ
ス位置の計測点の少なくとも1つがその有効計測領域か
ら外れている場合は、ステップ106に戻り、サンプル
ショット候補の1つ内側のショット領域を探して新たに
サンプルショットの第2候補として記憶する。そして、
フォーカス可能で、且つウエハマーク18X,18Yも
フォーカス可能なサンプルショット候補が得られるまで
ステップ106,107を繰り返す。最終的に、ステッ
プ107において、サンプルショット候補がフォーカス
可能で、且つウエハマーク18X,18Yもフォーカス
可能である場合は、ステップ108でサンプルショット
候補をサンプルショットに選択する。
ス位置の計測点の少なくとも1つがその有効計測領域か
ら外れている場合は、ステップ106に戻り、サンプル
ショット候補の1つ内側のショット領域を探して新たに
サンプルショットの第2候補として記憶する。そして、
フォーカス可能で、且つウエハマーク18X,18Yも
フォーカス可能なサンプルショット候補が得られるまで
ステップ106,107を繰り返す。最終的に、ステッ
プ107において、サンプルショット候補がフォーカス
可能で、且つウエハマーク18X,18Yもフォーカス
可能である場合は、ステップ108でサンプルショット
候補をサンプルショットに選択する。
【0030】具体的に本例のウエハ4上の各ショット領
域には、図3(b)のショット領域21で表すように、
+X方向にY軸のウエハマーク18Yが、−Y方向にX
軸のウエハマーク18Xが付設されている。そのため、
図3(a)の正N角形23の1番目の頂点23Aを含む
ショット領域24Aがサンプルショットの第1候補とな
っても、このショット領域24Aのウエハマーク18
X,18Yは半径Rの円周22の外部にはみ出してしま
う。そのため、最終的にショット領域24Aの1つ内側
のショット領域21Aが1番目のサンプルショットとな
る。
域には、図3(b)のショット領域21で表すように、
+X方向にY軸のウエハマーク18Yが、−Y方向にX
軸のウエハマーク18Xが付設されている。そのため、
図3(a)の正N角形23の1番目の頂点23Aを含む
ショット領域24Aがサンプルショットの第1候補とな
っても、このショット領域24Aのウエハマーク18
X,18Yは半径Rの円周22の外部にはみ出してしま
う。そのため、最終的にショット領域24Aの1つ内側
のショット領域21Aが1番目のサンプルショットとな
る。
【0031】次に、図1のステップ109において、半
径Rの円周22に内接する正N角形23の頂点の番号を
示す変数iに1が加えられた後、ステップ110におい
て変数iがその頂点の個数Nを越えたかどうかが判定さ
れ、越えていない場合はステップ104にもどる。そし
て、変数iが個数Nを越えるまでステップ104〜11
0が繰り返され、変数iが個数Nを越えた時点でN個の
サンプルショットの自動選択が終了する。図3(a)に
は、以上のステップ101〜110により選択された8
個のサンプルショット21A〜21Hを示している。こ
の場合、選択された8個のサンプルショットの中で、サ
ンプルショット21Gだけは、正8角形の頂点を含むシ
ョット領域である。残りのサンプルショットは全て正8
角形の頂点を含むショット領域の1つ内側のショット領
域である。
径Rの円周22に内接する正N角形23の頂点の番号を
示す変数iに1が加えられた後、ステップ110におい
て変数iがその頂点の個数Nを越えたかどうかが判定さ
れ、越えていない場合はステップ104にもどる。そし
て、変数iが個数Nを越えるまでステップ104〜11
0が繰り返され、変数iが個数Nを越えた時点でN個の
サンプルショットの自動選択が終了する。図3(a)に
は、以上のステップ101〜110により選択された8
個のサンプルショット21A〜21Hを示している。こ
の場合、選択された8個のサンプルショットの中で、サ
ンプルショット21Gだけは、正8角形の頂点を含むシ
ョット領域である。残りのサンプルショットは全て正8
角形の頂点を含むショット領域の1つ内側のショット領
域である。
【0032】また、本例では8個のサンプルショット2
1A〜21Hのウエハマークの試料座標系(x,y)上
の設計上の配列座標は、サーチアライメントの結果に基
づいてステージ座標系(X,Y)上の配列座標に変換さ
れて、ウエハのショット・マップ・データとして主制御
系7内に記憶される。従って、その後のEGA方式のア
ライメントでは、サンプルショットのウエハマークを最
短距離で順次アライメントセンサASの検出領域内に設
定できる。
1A〜21Hのウエハマークの試料座標系(x,y)上
の設計上の配列座標は、サーチアライメントの結果に基
づいてステージ座標系(X,Y)上の配列座標に変換さ
れて、ウエハのショット・マップ・データとして主制御
系7内に記憶される。従って、その後のEGA方式のア
ライメントでは、サンプルショットのウエハマークを最
短距離で順次アライメントセンサASの検出領域内に設
定できる。
【0033】以上、本例によれば、ウエハ4上に設定さ
れる円周の中心及び半径R、並びにその円周に内接する
正多角形の頂点の数Nを設定するだけで、ステップ10
4で先ずサンプルショットの第1候補が選択される。次
に、その第1候補がサンプルショットとして適当かどう
かが判定される。即ち、ステップ105において、X軸
及びY軸のウエハマーク共に半径Rの円周22内にある
かどうかが判定される。更に、ステップ107ではフォ
ーカス可能かどうかの観点からサンプルショット候補が
サンプルショットとして適当かどうかが判定され、適当
でない場合はその1つ内側のショット領域がサンプルシ
ョットの第2候補となる。これらのステップ105,1
07において跳びショットとなる可能性の高いショット
領域はサンプルショット候補から除外されることにな
る。この一連のステップは全て自動的に行われる。この
ため、サンプルショットを選択するためのオペレータの
経験や一連のマニュアル動作を必要としない。また、テ
スト露光等の煩雑な作業が不要となり、サンプルショッ
トを選択するための時間が短縮され、露光工程における
スループットが向上する。また、予め跳びショットとな
る可能性の高いショット領域がサンプルショットから排
除され、それに代わる正常なショット領域がサンプルシ
ョットとして選択されるため、EGA方式のアライメン
トにおける統計処理上のサンプルショット数の減少が抑
えられ、正常で且つ適正な数のサンプルショットの実測
座標に基づいてウエハ4上の全てのショット領域の配列
座標が高精度に求められる。従って、その高い精度の配
列座標に基づいてレチクル2とウエハ4とを高い重ね合
わせ精度で位置合わせできる。
れる円周の中心及び半径R、並びにその円周に内接する
正多角形の頂点の数Nを設定するだけで、ステップ10
4で先ずサンプルショットの第1候補が選択される。次
に、その第1候補がサンプルショットとして適当かどう
かが判定される。即ち、ステップ105において、X軸
及びY軸のウエハマーク共に半径Rの円周22内にある
かどうかが判定される。更に、ステップ107ではフォ
ーカス可能かどうかの観点からサンプルショット候補が
サンプルショットとして適当かどうかが判定され、適当
でない場合はその1つ内側のショット領域がサンプルシ
ョットの第2候補となる。これらのステップ105,1
07において跳びショットとなる可能性の高いショット
領域はサンプルショット候補から除外されることにな
る。この一連のステップは全て自動的に行われる。この
ため、サンプルショットを選択するためのオペレータの
経験や一連のマニュアル動作を必要としない。また、テ
スト露光等の煩雑な作業が不要となり、サンプルショッ
トを選択するための時間が短縮され、露光工程における
スループットが向上する。また、予め跳びショットとな
る可能性の高いショット領域がサンプルショットから排
除され、それに代わる正常なショット領域がサンプルシ
ョットとして選択されるため、EGA方式のアライメン
トにおける統計処理上のサンプルショット数の減少が抑
えられ、正常で且つ適正な数のサンプルショットの実測
座標に基づいてウエハ4上の全てのショット領域の配列
座標が高精度に求められる。従って、その高い精度の配
列座標に基づいてレチクル2とウエハ4とを高い重ね合
わせ精度で位置合わせできる。
【0034】なお、本例ではウエハ4上の半径Rの円周
22に内接する正N角形の各頂点を含むN個のショット
領域をサンプルショットの第1候補として選択したが、
半径Rの円周22の近傍に位置するショット領域であれ
ば、何れのショット領域をサンプルショットの第1候補
としてもよい。例えば半径Rの円周に外接する正N角形
の各頂点を含むN個のショット領域をサンプルショット
の第1候補としてもよい。
22に内接する正N角形の各頂点を含むN個のショット
領域をサンプルショットの第1候補として選択したが、
半径Rの円周22の近傍に位置するショット領域であれ
ば、何れのショット領域をサンプルショットの第1候補
としてもよい。例えば半径Rの円周に外接する正N角形
の各頂点を含むN個のショット領域をサンプルショット
の第1候補としてもよい。
【0035】次に、図1の実施の形態の変形例について
説明する。図1のステップ105においては、サンプル
ショットの第1候補であるショット領域のX軸及びY軸
のウエハマーク18X,18Yが共に半径Rの円周内に
あるかどうかを判定しているが、本変形例はそのサンプ
ルショットの第1候補の外側のショット領域がフォーカ
ス可能かどうかに基づいてその第1候補がサンプルショ
ットとして適当か否かを判定するようにしたものであ
る。
説明する。図1のステップ105においては、サンプル
ショットの第1候補であるショット領域のX軸及びY軸
のウエハマーク18X,18Yが共に半径Rの円周内に
あるかどうかを判定しているが、本変形例はそのサンプ
ルショットの第1候補の外側のショット領域がフォーカ
ス可能かどうかに基づいてその第1候補がサンプルショ
ットとして適当か否かを判定するようにしたものであ
る。
【0036】図5は、本変形例でサンプルショットを選
択するための動作の一部のフローチャートを示し、この
図5において、図1に対応するステップには同一符号を
付し、その詳細説明を省略する。この図5に示すよう
に、ステップ104において、ウエハ上の半径Rの円周
に内接する正N角形のi番目の頂点を含むショット領域
をi番目のサンプルショットの第1候補とする。次にス
テップ105Aにおいて、i番目のショットの第1候補
の1つ外側のショット領域を探す。この場合、「1つ外
側のショット領域」とはi番目のサンプルショットの第
1候補のショット領域に対してウエハ4の中心から遠避
かる方向に隣接するショット領域をいう。
択するための動作の一部のフローチャートを示し、この
図5において、図1に対応するステップには同一符号を
付し、その詳細説明を省略する。この図5に示すよう
に、ステップ104において、ウエハ上の半径Rの円周
に内接する正N角形のi番目の頂点を含むショット領域
をi番目のサンプルショットの第1候補とする。次にス
テップ105Aにおいて、i番目のショットの第1候補
の1つ外側のショット領域を探す。この場合、「1つ外
側のショット領域」とはi番目のサンプルショットの第
1候補のショット領域に対してウエハ4の中心から遠避
かる方向に隣接するショット領域をいう。
【0037】図4は、図3と同じウエハ4のショット配
列を示し、この図4において、ウエハ4の中心25を中
心とする半径Rの円周22が設定されている。この円周
22に内接する正N角形の頂点を含むショット領域がサ
ンプルショットの第1候補として選択される。図5のス
テップ105Aでは、その1つ外側のショット領域がフ
ォーカス可能かどうか、即ち、そのショット領域のフォ
ーカス位置の測定点がウエハ4上の有効測定領域内に収
まっているかどうかを判定する。これは、1つ外側のシ
ョット領域がフォーカス可能でないときには、そのサン
プルショットの第1候補は跳びショットである確率が高
いため、このようなショット領域をサンプルショットか
ら排除するためである。このステップ105Aにおい
て、1つ外側のショット領域がフォーカス可能である場
合は、ステップ107に進み、フォーカス可能でない場
合はステップ106に移行して、1つ内側のショット領
域を探してサンプルショットの第2候補とする。以下の
ステップは図1の実施の形態と同様であり、以下の説明
を省略する。
列を示し、この図4において、ウエハ4の中心25を中
心とする半径Rの円周22が設定されている。この円周
22に内接する正N角形の頂点を含むショット領域がサ
ンプルショットの第1候補として選択される。図5のス
テップ105Aでは、その1つ外側のショット領域がフ
ォーカス可能かどうか、即ち、そのショット領域のフォ
ーカス位置の測定点がウエハ4上の有効測定領域内に収
まっているかどうかを判定する。これは、1つ外側のシ
ョット領域がフォーカス可能でないときには、そのサン
プルショットの第1候補は跳びショットである確率が高
いため、このようなショット領域をサンプルショットか
ら排除するためである。このステップ105Aにおい
て、1つ外側のショット領域がフォーカス可能である場
合は、ステップ107に進み、フォーカス可能でない場
合はステップ106に移行して、1つ内側のショット領
域を探してサンプルショットの第2候補とする。以下の
ステップは図1の実施の形態と同様であり、以下の説明
を省略する。
【0038】図4には、以上の方法により本変形例で選
択されたサンプルショット21A〜21F,21K,2
1Hが示されている。この場合、半径Rの円周22に内
接する正8角形の1番目の頂点を含むのはショット領域
24Aであるが、この1つ外側のショット領域24B,
24Cは共にフォーカス可能ではない。また、ショット
領域24Aに内側に隣接するのは円周22B上に中心の
あるショット領域であるが、中心25に向かって隣接す
るのは円周22A上に中心のあるショット領域21Aで
あるため、ショット領域21Aが1番目のサンプルショ
ットとなる。同様に正8角形の7番目の頂点を含むのは
ショット領域21G’であるが、この1つ外側のショッ
ト領域24D,24Eは共にフォーカス可能ではないた
め、ショット領域21G’に対して中心25に向かって
1つ内側のショット領域21Kが7番目のサンプルショ
ットとなる。その結果、サンプルショット21A〜21
F,21K,21Hは、円周22A上にほぼその中心が
位置するショット領域となる。図3の例では7番目のサ
ンプルショット21Gは、他の7個のサンプルショット
と異なり、ウエハ4の外周に近いショット領域である
が、図4の変形例では7番目のサンプルショット21K
は、他の7個のサンプルショットと同様に同じ円周22
A上にほぼ中心を有するショット領域である点が異なっ
ている。即ち、図4の変形例では、ステップ105Aの
条件がほぼ等方的であるため、最終的に得られる8個の
サンプルショットの分布のバランスが改善されている。
択されたサンプルショット21A〜21F,21K,2
1Hが示されている。この場合、半径Rの円周22に内
接する正8角形の1番目の頂点を含むのはショット領域
24Aであるが、この1つ外側のショット領域24B,
24Cは共にフォーカス可能ではない。また、ショット
領域24Aに内側に隣接するのは円周22B上に中心の
あるショット領域であるが、中心25に向かって隣接す
るのは円周22A上に中心のあるショット領域21Aで
あるため、ショット領域21Aが1番目のサンプルショ
ットとなる。同様に正8角形の7番目の頂点を含むのは
ショット領域21G’であるが、この1つ外側のショッ
ト領域24D,24Eは共にフォーカス可能ではないた
め、ショット領域21G’に対して中心25に向かって
1つ内側のショット領域21Kが7番目のサンプルショ
ットとなる。その結果、サンプルショット21A〜21
F,21K,21Hは、円周22A上にほぼその中心が
位置するショット領域となる。図3の例では7番目のサ
ンプルショット21Gは、他の7個のサンプルショット
と異なり、ウエハ4の外周に近いショット領域である
が、図4の変形例では7番目のサンプルショット21K
は、他の7個のサンプルショットと同様に同じ円周22
A上にほぼ中心を有するショット領域である点が異なっ
ている。即ち、図4の変形例では、ステップ105Aの
条件がほぼ等方的であるため、最終的に得られる8個の
サンプルショットの分布のバランスが改善されている。
【0039】なお、以上の例ではオフ・アクシス方式の
アライメントセンサを使用したが、TTL方式やTTR
方式のアライメントセンサを使用してもよい。また、本
発明はステッパー等の一括露光型の投影露光装置に限ら
ず、ステップ・アンド・スキャン方式等の走査型露光装
置でEGA方式のアライメントを行う場合にも同様に適
用できる。
アライメントセンサを使用したが、TTL方式やTTR
方式のアライメントセンサを使用してもよい。また、本
発明はステッパー等の一括露光型の投影露光装置に限ら
ず、ステップ・アンド・スキャン方式等の走査型露光装
置でEGA方式のアライメントを行う場合にも同様に適
用できる。
【0040】このように、本発明は上述実施の形態に限
定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の構成
を取り得る。
定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の構成
を取り得る。
【0041】
【発明の効果】本発明の位置合わせ方法によれば、所定
の半径R及び所定の個数Nを設定又は指定するだけで基
板上にN個の計測対象領域が自動的に選択されるため、
例えばオペレータの経験に基づく作業等が不要となる。
従って、本発明をEGA方式のアライメントに適用した
場合には、サンプルショットを容易に、且つ短時間に選
択できる利点がある。
の半径R及び所定の個数Nを設定又は指定するだけで基
板上にN個の計測対象領域が自動的に選択されるため、
例えばオペレータの経験に基づく作業等が不要となる。
従って、本発明をEGA方式のアライメントに適用した
場合には、サンプルショットを容易に、且つ短時間に選
択できる利点がある。
【0042】また、複数個の被加工領域中で、基板上の
半径Rの円周に内接する正N角形のN個の頂点をそれぞ
れ含む被加工領域を計測対象領域の第1候補とする場合
には、N個の計測対象領域が基板上に均一な分布で選択
されるので、統計処理上の精度が向上する利点がある。
また、基板上の複数個の被加工領域にはそれぞれ位置合
わせ用マークが付設され、それらの第1候補の被加工領
域中で、付設されている位置合わせ用マークが半径Rの
円周内にない被加工領域については、この被加工領域の
内側に隣接する被加工領域を計測対象領域として選択す
る場合には、基板周辺の一部の領域が欠けた被加工領域
や位置合わせ用マークの欠落した被加工領域を計測対象
領域として選択する確率が小さくなる。また、内側に隣
接する被加工領域が自動的に選択されるため、常に所定
の個数Nの計測対象領域が確保される利点がある。従っ
て、EGA方式のアライメントに適用した場合には、跳
びショットをサンプルショットに選ぶ確率が小さくなっ
て位置合わせ精度が向上する利点がある。
半径Rの円周に内接する正N角形のN個の頂点をそれぞ
れ含む被加工領域を計測対象領域の第1候補とする場合
には、N個の計測対象領域が基板上に均一な分布で選択
されるので、統計処理上の精度が向上する利点がある。
また、基板上の複数個の被加工領域にはそれぞれ位置合
わせ用マークが付設され、それらの第1候補の被加工領
域中で、付設されている位置合わせ用マークが半径Rの
円周内にない被加工領域については、この被加工領域の
内側に隣接する被加工領域を計測対象領域として選択す
る場合には、基板周辺の一部の領域が欠けた被加工領域
や位置合わせ用マークの欠落した被加工領域を計測対象
領域として選択する確率が小さくなる。また、内側に隣
接する被加工領域が自動的に選択されるため、常に所定
の個数Nの計測対象領域が確保される利点がある。従っ
て、EGA方式のアライメントに適用した場合には、跳
びショットをサンプルショットに選ぶ確率が小さくなっ
て位置合わせ精度が向上する利点がある。
【0043】また、第1候補の被加工領域中で、外側に
隣接する被加工領域の焦点位置の計測点が基板の有効露
光領域内に収まっていない被加工領域については、この
被加工領域の内側に隣接する被加工領域を計測対象領域
として選択する場合には、同様に基板周辺の計測対象領
域として不適当である確率の高い被加工領域が計測対象
領域として選択されることがない。また、この場合も、
当該被加工領域の内側に隣接する被加工領域が計測対象
領域として選択されるため、所定の個数Nの計測対象領
域が確保される利点がある。従って、EGA方式のアラ
イメントに適用した場合には、跳びショットをサンプル
ショットに選ぶ確率が小さくなって位置合わせ精度が向
上する利点がある。
隣接する被加工領域の焦点位置の計測点が基板の有効露
光領域内に収まっていない被加工領域については、この
被加工領域の内側に隣接する被加工領域を計測対象領域
として選択する場合には、同様に基板周辺の計測対象領
域として不適当である確率の高い被加工領域が計測対象
領域として選択されることがない。また、この場合も、
当該被加工領域の内側に隣接する被加工領域が計測対象
領域として選択されるため、所定の個数Nの計測対象領
域が確保される利点がある。従って、EGA方式のアラ
イメントに適用した場合には、跳びショットをサンプル
ショットに選ぶ確率が小さくなって位置合わせ精度が向
上する利点がある。
【図1】本発明による位置合わせ方法の実施の形態の一
例を示すフローチャートである。
例を示すフローチャートである。
【図2】本発明の実施の形態の一例で使用される投影露
光装置を示す概略構成図である。
光装置を示す概略構成図である。
【図3】(a)は図1の方法でウエハ上に選択されたサ
ンプルショットの配置を示す図、(b)はウエハ上の各
ショット領域のウエハマークの配置を示す拡大図であ
る。
ンプルショットの配置を示す図、(b)はウエハ上の各
ショット領域のウエハマークの配置を示す拡大図であ
る。
【図4】図5の方法でウエハ上に選択されたサンプルシ
ョットの配置を示す図である。
ョットの配置を示す図である。
【図5】図1の変形例を示す主要部のフローチャートで
ある。
ある。
【図6】従来のEGA方式でアライメントを行う場合の
大まかな露光シーケンスを示すフローチャートである。
大まかな露光シーケンスを示すフローチャートである。
【図7】従来のサーチアライメント用のサーチアライメ
ントマークを示す平面図である。
ントマークを示す平面図である。
【図8】(a)は従来のウエハ上のショット配列の一部
を示す平面図、(b)は図8(a)の1つのショット領
域の位置ずれの状態を示す拡大平面図である。
を示す平面図、(b)は図8(a)の1つのショット領
域の位置ずれの状態を示す拡大平面図である。
1 照明光学系 2 レチクル 3 投影光学系 4 ウエハ 5 ウエハステージ 7 主制御系 AS FIA方式のアライメントセンサ 9 光源系(アライメントセンサAS用) 13 アライメント検出系 14 レーザ干渉計 18X,18Y ウエハマーク 22 半径Rの円周 23 正8角形 21A〜21H,21K サンプルショット
Claims (4)
- 【請求項1】 基板上に配列された複数個の被加工領域
より選択された所定個数の計測対象領域の所定の座標系
内での座標位置を計測し、該計測された座標位置、及び
前記計測対象領域の設計上の座標位置を統計処理して前
記基板上の複数個の被加工領域のそれぞれの配列座標を
算出し、該算出された配列座標に基づいて前記被加工領
域を順次所定位置に位置合わせする位置合わせ方法にお
いて、 前記基板上に所定の基準点を中心とする所定の半径Rの
円周を設定すると共に、所定の個数N(Nは3以上の整
数)を指定し、 前記複数個の被加工領域中で、前記基板上の前記半径R
の円周の近傍にあるN個の被加工領域を前記計測対象領
域として自動的に選択することを特徴とする位置合わせ
方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の位置合わせ方法であっ
て、 前記複数個の被加工領域中で、前記基板上の前記半径R
の円周に内接する正N角形のN個の頂点をそれぞれ含む
被加工領域を前記計測対象領域の第1候補とすることを
特徴とする位置合わせ方法。 - 【請求項3】 請求項2記載の位置合わせ方法であっ
て、 前記基板上の前記複数個の被加工領域にはそれぞれ位置
合わせ用マークが付設され、 前記第1候補の被加工領域中で、付設されている位置合
わせ用マークが前記半径Rの円周内に無い被加工領域に
ついては、該被加工領域の内側に隣接する被加工領域を
前記計測対象領域として選択することを特徴とする位置
合わせ方法。 - 【請求項4】 請求項2記載の位置合わせ方法であっ
て、 前記第1候補の被加工領域中で、外側に隣接する被加工
領域の焦点位置の計測点が前記基板の有効露光領域内に
収まっていない被加工領域については、該被加工領域の
内側に隣接する被加工領域を前記計測対象領域として選
択することを特徴とする位置合わせ方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8178864A JPH1019512A (ja) | 1996-07-09 | 1996-07-09 | 位置合わせ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8178864A JPH1019512A (ja) | 1996-07-09 | 1996-07-09 | 位置合わせ方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1019512A true JPH1019512A (ja) | 1998-01-23 |
Family
ID=16056025
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8178864A Pending JPH1019512A (ja) | 1996-07-09 | 1996-07-09 | 位置合わせ方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1019512A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008140991A (ja) * | 2006-12-01 | 2008-06-19 | Canon Inc | 情報処理装置及び露光装置 |
CN113625527A (zh) * | 2021-07-19 | 2021-11-09 | 华虹半导体(无锡)有限公司 | 翘曲晶圆对位标记设置方法 |
CN114415484A (zh) * | 2021-12-31 | 2022-04-29 | 上海大溥实业有限公司 | 一种光刻提高对准精度的异向多点同步错位对准法 |
-
1996
- 1996-07-09 JP JP8178864A patent/JPH1019512A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008140991A (ja) * | 2006-12-01 | 2008-06-19 | Canon Inc | 情報処理装置及び露光装置 |
CN113625527A (zh) * | 2021-07-19 | 2021-11-09 | 华虹半导体(无锡)有限公司 | 翘曲晶圆对位标记设置方法 |
CN113625527B (zh) * | 2021-07-19 | 2023-11-07 | 华虹半导体(无锡)有限公司 | 翘曲晶圆对位标记设置方法 |
CN114415484A (zh) * | 2021-12-31 | 2022-04-29 | 上海大溥实业有限公司 | 一种光刻提高对准精度的异向多点同步错位对准法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3376179B2 (ja) | 面位置検出方法 | |
KR100365602B1 (ko) | 노광방법및장치와반도체디바이스제조방법 | |
US6057908A (en) | Exposure condition measurement method | |
EP1091256A1 (en) | Alignment method and semiconductor exposure method | |
JPS6028137B2 (ja) | 工作物上にマスクをコピ−する方法 | |
US6245585B1 (en) | Method of providing levelling and focusing adjustments on a semiconductor wafer | |
KR20040002468A (ko) | 노광장치 및 방법 | |
JP2003151884A (ja) | 合焦方法、位置計測方法および露光方法並びにデバイス製造方法 | |
JP2007250947A (ja) | 露光装置および像面検出方法 | |
KR0171453B1 (ko) | 노광장치 및 노광방법 | |
JPH0927445A (ja) | ショットマップ作成方法 | |
JP2016206654A (ja) | 露光装置および露光方法、ならびに物品の製造方法 | |
JPH1019512A (ja) | 位置合わせ方法 | |
US20060215140A1 (en) | Method of measuring the performance of an illumination system | |
JPH10177950A (ja) | ステージ装置及び投影光学装置 | |
JP2002198278A (ja) | 位置計測装置及びアライメント方法 | |
JPH11168050A (ja) | 露光方法及び装置 | |
JP2011035333A (ja) | 走査型露光装置、走査型露光方法、半導体装置の製造方法およびプログラム | |
JP2008270441A (ja) | 露光装置及びデバイス製造方法 | |
KR0163838B1 (ko) | 주사형노광장치 및 이것을 사용한 노광방법 | |
JP2004259815A (ja) | 露光方法 | |
JP2023077924A (ja) | 露光装置、露光方法、および物品製造方法 | |
JPH09293660A (ja) | 投影露光装置 | |
JPH11340137A (ja) | 露光装置、露光方泡及び集積回路の製造方法 | |
JP3149869B2 (ja) | 露光装置及び露光方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050201 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050510 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050913 |