JPH0832829A - 画面位置調整回路 - Google Patents
画面位置調整回路Info
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- JPH0832829A JPH0832829A JP16557194A JP16557194A JPH0832829A JP H0832829 A JPH0832829 A JP H0832829A JP 16557194 A JP16557194 A JP 16557194A JP 16557194 A JP16557194 A JP 16557194A JP H0832829 A JPH0832829 A JP H0832829A
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- signal
- voltage
- capacitor
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- Details Of Television Scanning (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 水平同期信号の周期が変化しても正確に水平
走査の中心位置すなわち画面の水平方向の中心位置でパ
ルスが得られる画面位置調整回路を提供すること。 【構成】 入力端子3より入力される種々の水平周波数
を有する水平同期信号をF−V変換回路10Aへ供給
し、周波数に対し一次関数的に変化する直流電圧をこの
F−V変換回路10Aで得る。ここで得られた直流電圧
を鋸歯状波発生回路20から出力される鋸歯状波へ重畳
し、この直流電圧が重畳された鋸歯状波を比較回路2の
比較端子COMPへ供給する。比較回路2の基準端子REF を
基準電位に接続し、基準電位を境に、比較回路2の出力
端子4からパルス状の出力波形を得る。このパルス波形
を用いて画面の中心位置を正確に検出する。
走査の中心位置すなわち画面の水平方向の中心位置でパ
ルスが得られる画面位置調整回路を提供すること。 【構成】 入力端子3より入力される種々の水平周波数
を有する水平同期信号をF−V変換回路10Aへ供給
し、周波数に対し一次関数的に変化する直流電圧をこの
F−V変換回路10Aで得る。ここで得られた直流電圧
を鋸歯状波発生回路20から出力される鋸歯状波へ重畳
し、この直流電圧が重畳された鋸歯状波を比較回路2の
比較端子COMPへ供給する。比較回路2の基準端子REF を
基準電位に接続し、基準電位を境に、比較回路2の出力
端子4からパルス状の出力波形を得る。このパルス波形
を用いて画面の中心位置を正確に検出する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マルチスキャンタイプ
のモニタ等に使用される画面位置調整回路に係り、特に
水平走査周波数が変化した場合においても、ラスタスキ
ャンに対し、タイミングが一定のパルスを供給する画面
位置調整回路に関する。
のモニタ等に使用される画面位置調整回路に係り、特に
水平走査周波数が変化した場合においても、ラスタスキ
ャンに対し、タイミングが一定のパルスを供給する画面
位置調整回路に関する。
【0002】
【従来の技術】水平偏向周波数が入力信号源の任意の水
平同期周波数に自動的に追従するテレビジョン受像機
(通称、マルチスキャンモニター、マルチシンクモニタ
ー等と呼ばれる受像機で、直視形のみならず投写形のも
のもある)における水平偏向回路では、水平発振回路の
自由発振周波数を、入力される水平同期信号周波数に追
従させるために、周波数−電圧変換回路(以下、F−V
変換回路という)に水平同期信号を入力して同期信号周
波数に比例する直流電圧を得、該電圧で水平発振回路の
自由発振周波数を制御することが行われる。
平同期周波数に自動的に追従するテレビジョン受像機
(通称、マルチスキャンモニター、マルチシンクモニタ
ー等と呼ばれる受像機で、直視形のみならず投写形のも
のもある)における水平偏向回路では、水平発振回路の
自由発振周波数を、入力される水平同期信号周波数に追
従させるために、周波数−電圧変換回路(以下、F−V
変換回路という)に水平同期信号を入力して同期信号周
波数に比例する直流電圧を得、該電圧で水平発振回路の
自由発振周波数を制御することが行われる。
【0003】また、このようなテレビジョン受像機で
は、水平同期信号周波数の変化に対応するため、入力信
号源の水平同期信号を利用して、画面の水平方向の中心
位置などを検出する画面位置調整回路がよく用いられ
る。これは、水平走査線と画面の位置関係を水平同期信
号周波数が変化しても維持するためのものであり、図5
に示すような回路が通常用いられる。
は、水平同期信号周波数の変化に対応するため、入力信
号源の水平同期信号を利用して、画面の水平方向の中心
位置などを検出する画面位置調整回路がよく用いられ
る。これは、水平走査線と画面の位置関係を水平同期信
号周波数が変化しても維持するためのものであり、図5
に示すような回路が通常用いられる。
【0004】図5において、定電流源I1より一定の充
電電流がコンデンサC1へ供給され、このコンデンサC
1から鋸歯状波を得る。このコンデンサC1は、定電流
源I1と並列に接続され、一端が基準電位へ、他端が前
記定電流源I1へ接続されている。
電電流がコンデンサC1へ供給され、このコンデンサC
1から鋸歯状波を得る。このコンデンサC1は、定電流
源I1と並列に接続され、一端が基準電位へ、他端が前
記定電流源I1へ接続されている。
【0005】このコンデンサC1の出力信号は、バッフ
ァたとえばボルテージフォロワ1と直流阻止用のコンデ
ンサC2を介して比較回路2の比較端子COMPへ供給され
る。一方、比較回路2の基準端子REF は、基準電位に接
続されており、先の比較端子COMPへ供給された鋸歯状の
信号と基準電位との間で比較が行われる。
ァたとえばボルテージフォロワ1と直流阻止用のコンデ
ンサC2を介して比較回路2の比較端子COMPへ供給され
る。一方、比較回路2の基準端子REF は、基準電位に接
続されており、先の比較端子COMPへ供給された鋸歯状の
信号と基準電位との間で比較が行われる。
【0006】この比較結果に基づいて、比較回路2から
パルス状の波形が出力端子4を介して出力される。
パルス状の波形が出力端子4を介して出力される。
【0007】また、コンデンサC1には並列にスイッチ
回路21が接続されており、このスイッチ回路21は水
平同期信号の帰線期間のみ閉じる様になっている。な
お、スイッチ回路21には、たとえば同期分離回路(図
示せず)などから入力端子3を介して水平同期信号が供
給されており、この同期信号によりスイッチ回路の接点
S1、S2間の接続および断が行われている。このスイ
ッチ回路21は、たとえばリレーなどにより構成され
る。
回路21が接続されており、このスイッチ回路21は水
平同期信号の帰線期間のみ閉じる様になっている。な
お、スイッチ回路21には、たとえば同期分離回路(図
示せず)などから入力端子3を介して水平同期信号が供
給されており、この同期信号によりスイッチ回路の接点
S1、S2間の接続および断が行われている。このスイ
ッチ回路21は、たとえばリレーなどにより構成され
る。
【0008】上述の定電流源I1と、コンデンサC1
と、スイッチ回路21とで鋸歯状波発生手段20を構成
している。
と、スイッチ回路21とで鋸歯状波発生手段20を構成
している。
【0009】以下、図6を参照して説明する。縦軸に電
圧Vを、横軸に時間tを示してあり、図5の画面位置調
整回路の各点L,M,Nで観測される波形をそれぞれ図
6(a)〜(c)に対応させている。
圧Vを、横軸に時間tを示してあり、図5の画面位置調
整回路の各点L,M,Nで観測される波形をそれぞれ図
6(a)〜(c)に対応させている。
【0010】コンデンサC1の一端(点L)には、図6
(a)に示すような鋸歯状波が発生する。この鋸歯状波
は、水平同期信号の周波数(fh)を持ち、充電開始時
から徐々に帰線期間Trでスイッチ回路21が閉じるま
で立ち上がり、帰線期間Tr中にスイッチ回路21が閉
じ、すばやく放電される。スイッチ回路21の開閉は水
平同期信号と同期して行われ、図6中、A〜Bが帰線期
間Trに、B〜Cが水平走査期間Tsに相当する。ま
た、水平同期信号の周期には、符号Thを付してある。
この水平同期信号の周期Thは、水平同期信号の周波数
fhと逆数の関係があることは周知の通りである。
(a)に示すような鋸歯状波が発生する。この鋸歯状波
は、水平同期信号の周波数(fh)を持ち、充電開始時
から徐々に帰線期間Trでスイッチ回路21が閉じるま
で立ち上がり、帰線期間Tr中にスイッチ回路21が閉
じ、すばやく放電される。スイッチ回路21の開閉は水
平同期信号と同期して行われ、図6中、A〜Bが帰線期
間Trに、B〜Cが水平走査期間Tsに相当する。ま
た、水平同期信号の周期には、符号Thを付してある。
この水平同期信号の周期Thは、水平同期信号の周波数
fhと逆数の関係があることは周知の通りである。
【0011】図6(b)は、直流阻止コンデンサC2を
介して比較回路2の比較端子COMPへ供給される信号(点
M)の波形図であり、基準電位が水平走査の中心位置X
に相当している。また、図6(c)は、比較回路2の出
力波形(点N)であり、鋸歯状波が基準電位(0V)を
通過する点Xで水平走査の中心に位置するタイミングパ
ルスを得ている。このように、水平走査の中心位置を検
出することにより、画面の位置調整などをこの信号を用
いて行うことができる。
介して比較回路2の比較端子COMPへ供給される信号(点
M)の波形図であり、基準電位が水平走査の中心位置X
に相当している。また、図6(c)は、比較回路2の出
力波形(点N)であり、鋸歯状波が基準電位(0V)を
通過する点Xで水平走査の中心に位置するタイミングパ
ルスを得ている。このように、水平走査の中心位置を検
出することにより、画面の位置調整などをこの信号を用
いて行うことができる。
【0012】しかしながら、水平同期信号の周波数(周
期Th)が変化するマルチスキャンモニタの場合、帰線
期間Trは一定であるが、水平走査期間Tsが入力信号
により変化するため、図6に示すA〜Cの期間ThとA
〜Bの期間Trの比が異なり、水平走査の中心位置すな
わち画面の中心位置で正確な位置情報を有するパルスが
得られないという問題があった。
期Th)が変化するマルチスキャンモニタの場合、帰線
期間Trは一定であるが、水平走査期間Tsが入力信号
により変化するため、図6に示すA〜Cの期間ThとA
〜Bの期間Trの比が異なり、水平走査の中心位置すな
わち画面の中心位置で正確な位置情報を有するパルスが
得られないという問題があった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、水平走査
期間が変化するマルチスキャンモニタでは、水平走査期
間が変化した場合、比較するための基準用の電圧が固定
されているため、水平走査の変化に対応し、画面の正確
な中心位置を検出することができないという問題があっ
た。
期間が変化するマルチスキャンモニタでは、水平走査期
間が変化した場合、比較するための基準用の電圧が固定
されているため、水平走査の変化に対応し、画面の正確
な中心位置を検出することができないという問題があっ
た。
【0014】そこで本発明は、上記問題に鑑みて為され
たものであり、水平走査期間が変化しても正確に水平走
査の中心位置すなわち画面の水平方向の中心位置でパル
スが得られる画面位置調整回路を提供する事を目的とし
ている。
たものであり、水平走査期間が変化しても正確に水平走
査の中心位置すなわち画面の水平方向の中心位置でパル
スが得られる画面位置調整回路を提供する事を目的とし
ている。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
よる画面位置調整回路は、水平同期信号を入力信号源と
して水平同期周波数に対し、一次関数的に変化する直流
電圧を得るためのF−V変換手段と、定電流源と、該定
電流源と並列に接続され、該定電流源から供給される電
流により充電されるコンデンサと、該コンデンサと並列
に接続され、前記水平同期信号の帰線期間のみ基準電位
と接続され、前記コンデンサの電荷を放電するスイッチ
回路とを備え、前記定電流源によるコンデンサへの充電
動作と前記スイッチ回路による放電動作を交互に行うこ
とにより鋸歯状波を得る鋸歯状波発生手段と、所定の電
圧が供給される基準用の端子と該電圧と比較される信号
が供給される比較用の端子とを備え、前記鋸歯状波発生
回路から供給される鋸歯状の信号と前記水平F−V回路
から供給される直流電圧とが前記比較用の端子へ供給さ
れ、この信号と基準用の端子へ供給される所定の電圧と
を比較し、この比較結果に基づいて画面の位置を調整す
るパルス状の信号を得る比較手段と、を具備したことを
特徴とするものである。
よる画面位置調整回路は、水平同期信号を入力信号源と
して水平同期周波数に対し、一次関数的に変化する直流
電圧を得るためのF−V変換手段と、定電流源と、該定
電流源と並列に接続され、該定電流源から供給される電
流により充電されるコンデンサと、該コンデンサと並列
に接続され、前記水平同期信号の帰線期間のみ基準電位
と接続され、前記コンデンサの電荷を放電するスイッチ
回路とを備え、前記定電流源によるコンデンサへの充電
動作と前記スイッチ回路による放電動作を交互に行うこ
とにより鋸歯状波を得る鋸歯状波発生手段と、所定の電
圧が供給される基準用の端子と該電圧と比較される信号
が供給される比較用の端子とを備え、前記鋸歯状波発生
回路から供給される鋸歯状の信号と前記水平F−V回路
から供給される直流電圧とが前記比較用の端子へ供給さ
れ、この信号と基準用の端子へ供給される所定の電圧と
を比較し、この比較結果に基づいて画面の位置を調整す
るパルス状の信号を得る比較手段と、を具備したことを
特徴とするものである。
【0016】請求項2記載の本発明の画面位置調整回路
は、水平同期信号を入力信号源として水平同期周波数に
対し、一次関数的に変化する直流電圧を得るための水平
F−V変換手段、定電流源と、該定電流源と並列に接続
され、該定電流源から供給される電流により充電される
コンデンサと、該コンデンサと並列に接続され、前記水
平同期信号の帰線期間のみ基準電位と接続され、前記コ
ンデンサの電荷を放電するスイッチ回路とを備え、前記
定電流源によるコンデンサへの充電動作と前記スイッチ
回路による放電動作を交互に行うことにより鋸歯状波を
発生する鋸歯状波発生手段と所定の電圧が供給される基
準端子と該電圧と比較される信号が供給される比較端子
とを備え、前記鋸歯状波発生手段から比較用の端子へ供
給される鋸歯状の信号と、前記F−V変換手段から基準
端子へ供給される直流電圧とを比較し、この比較結果に
基づいて画面の位置を調整するパルス状の信号を得る比
較手段と、を具備したことを特徴とするものである。
は、水平同期信号を入力信号源として水平同期周波数に
対し、一次関数的に変化する直流電圧を得るための水平
F−V変換手段、定電流源と、該定電流源と並列に接続
され、該定電流源から供給される電流により充電される
コンデンサと、該コンデンサと並列に接続され、前記水
平同期信号の帰線期間のみ基準電位と接続され、前記コ
ンデンサの電荷を放電するスイッチ回路とを備え、前記
定電流源によるコンデンサへの充電動作と前記スイッチ
回路による放電動作を交互に行うことにより鋸歯状波を
発生する鋸歯状波発生手段と所定の電圧が供給される基
準端子と該電圧と比較される信号が供給される比較端子
とを備え、前記鋸歯状波発生手段から比較用の端子へ供
給される鋸歯状の信号と、前記F−V変換手段から基準
端子へ供給される直流電圧とを比較し、この比較結果に
基づいて画面の位置を調整するパルス状の信号を得る比
較手段と、を具備したことを特徴とするものである。
【0017】
【作用】請求項1による本発明によれば、水平同期周波
数に対し、一次関数的に変化する直流電圧を鋸歯状波に
重畳することにより、水平走査期間の中心点で正確な画
面位置調整用のパルスを得ることができる。
数に対し、一次関数的に変化する直流電圧を鋸歯状波に
重畳することにより、水平走査期間の中心点で正確な画
面位置調整用のパルスを得ることができる。
【0018】請求項2による本発明によれば、水平同期
周波数に対し、一次関数的に変化する直流電圧を、比較
手段の基準用の電圧として用いることにより、水平走査
期間の中心点で正確な画面位置調整用のパルスを得るこ
とができる。
周波数に対し、一次関数的に変化する直流電圧を、比較
手段の基準用の電圧として用いることにより、水平走査
期間の中心点で正確な画面位置調整用のパルスを得るこ
とができる。
【0019】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1は本発明の一実施例の画面位置調整回路を示すブロッ
ク図である。図1において、図5と同一部分には同一符
号を付して説明する。図1において、定電流源I1より
一定の充電電流がコンデンサC1へ供給され、このコン
デンサC1から鋸歯状波を得る。このコンデンサC1
は、一端が基準電位へ接続され、他端が定電流源I1へ
接続される。コンデンサC1の一端から出力される鋸歯
状波は信号線を介してバッファ1へ供給される。
1は本発明の一実施例の画面位置調整回路を示すブロッ
ク図である。図1において、図5と同一部分には同一符
号を付して説明する。図1において、定電流源I1より
一定の充電電流がコンデンサC1へ供給され、このコン
デンサC1から鋸歯状波を得る。このコンデンサC1
は、一端が基準電位へ接続され、他端が定電流源I1へ
接続される。コンデンサC1の一端から出力される鋸歯
状波は信号線を介してバッファ1へ供給される。
【0020】さらに、直流阻止コンデンサC2を介して
比較回路2の比較端子COMPへ供給される。
比較回路2の比較端子COMPへ供給される。
【0021】また、コンデンサC1には並列にスイッチ
回路21が接続されており、このスイッチ回路21は水
平同期信号の帰線期間のみ閉じる様になっている。この
スイッチ回路21は、一端がコンデンサC1へ、一端が
基準電位に接続され、スイッチ回路21が閉じる事によ
り、コンデンサC1の一端すなわち信号線側を強制的に
基準電位と同電位としている。このことにより、コンデ
ンサC1に蓄えられた電荷は、すばやく放電される。な
お、スイッチ回路21は、接点S1、S2を備え、入力
端子3を介して供給される水平同期信号によりスイッチ
回路21の各接点S1、S2間の接続および断が行われ
ており、たとえば当業者周知のリレーなどにより構成さ
れる。
回路21が接続されており、このスイッチ回路21は水
平同期信号の帰線期間のみ閉じる様になっている。この
スイッチ回路21は、一端がコンデンサC1へ、一端が
基準電位に接続され、スイッチ回路21が閉じる事によ
り、コンデンサC1の一端すなわち信号線側を強制的に
基準電位と同電位としている。このことにより、コンデ
ンサC1に蓄えられた電荷は、すばやく放電される。な
お、スイッチ回路21は、接点S1、S2を備え、入力
端子3を介して供給される水平同期信号によりスイッチ
回路21の各接点S1、S2間の接続および断が行われ
ており、たとえば当業者周知のリレーなどにより構成さ
れる。
【0022】一方、スイッチ回路21に供給される水平
同期信号がF−V変換回路10Aへも供給されており、
このF−V変換回路10Aで水平同期信号の周波数に対
し、一次関数的に変化する直流電圧が得られる。
同期信号がF−V変換回路10Aへも供給されており、
このF−V変換回路10Aで水平同期信号の周波数に対
し、一次関数的に変化する直流電圧が得られる。
【0023】ここで、F−V変換回路10Aは、たとえ
ばマルチバイブレータと平滑回路とインピーダンス変換
回路とから成る。このF−V変換回路10Aの動作は周
知の通りであり、まず、水平同期信号がマルチバイブレ
ータへ供給される。この水平同期信号の前縁のタイミン
グをトリガとして用い、得られる出力パルスを平滑回路
で平滑し、さらに平滑回路の出力をインピーダンス変換
回路たとえば演算増幅回路へ供給することにより安定し
た直流電圧を得ている。
ばマルチバイブレータと平滑回路とインピーダンス変換
回路とから成る。このF−V変換回路10Aの動作は周
知の通りであり、まず、水平同期信号がマルチバイブレ
ータへ供給される。この水平同期信号の前縁のタイミン
グをトリガとして用い、得られる出力パルスを平滑回路
で平滑し、さらに平滑回路の出力をインピーダンス変換
回路たとえば演算増幅回路へ供給することにより安定し
た直流電圧を得ている。
【0024】そして、F−V変換回路10Aは、抵抗R
1を介して、直流阻止コンデンサC2の出力端で直流コ
ンデンサC2の出力線と結線され、比較回路2の比較端
子COMPへ接続される。
1を介して、直流阻止コンデンサC2の出力端で直流コ
ンデンサC2の出力線と結線され、比較回路2の比較端
子COMPへ接続される。
【0025】また、抵抗R1は、抵抗R2を介して基準
電位へも接続されており、F−V変換回路10Aの出力
電圧が抵抗R1、R2の比で分圧され、比較回路2へ供
給される。すなわち、鋸歯状波発生回路20からの信号
とF−V変換回路10Aからの信号とが重畳され、比較
回路2の比較端子COMPへ供給される。
電位へも接続されており、F−V変換回路10Aの出力
電圧が抵抗R1、R2の比で分圧され、比較回路2へ供
給される。すなわち、鋸歯状波発生回路20からの信号
とF−V変換回路10Aからの信号とが重畳され、比較
回路2の比較端子COMPへ供給される。
【0026】一方、比較回路2の基準端子REF は、基準
電位に接続されており、先の比較端子COMPへ供給された
信号と基準電位との間で比較が行われる。この比較結果
に基づいて、比較回路2からパルス状の波形が出力端子
4を介して出力される。
電位に接続されており、先の比較端子COMPへ供給された
信号と基準電位との間で比較が行われる。この比較結果
に基づいて、比較回路2からパルス状の波形が出力端子
4を介して出力される。
【0027】次に、図1の動作を図2を用いて説明す
る。図2(a)〜(d)において、縦軸は電圧Vを、横
軸は時間tをそれぞれ示しており、図1の画面位置調整
回路の各部E,F,G,Hで観測される波形をそれぞれ
図2(a)〜(d)に対応させている。
る。図2(a)〜(d)において、縦軸は電圧Vを、横
軸は時間tをそれぞれ示しており、図1の画面位置調整
回路の各部E,F,G,Hで観測される波形をそれぞれ
図2(a)〜(d)に対応させている。
【0028】図2(a)は、水平同期信号源たとえば同
期分離回路(図示せず)から供給される信号の波形を示
す。この信号は、F−V変換回路10Aとスイッチ回路
21へそれぞれ供給されている。(図1;点E参照) また、コンデンサC1の一端(図1;点F)には、図2
(b)のような鋸歯状波が発生する。この鋸歯状波は、
水平同期信号の周波数fhを持ち、充電開始時から徐々
に帰線期間Trでスイッチ回路21が閉じるまで立ち上
がり、帰線期間Tr中にスイッチ回路21が閉じ、すば
やく放電される。スイッチ回路21の開閉は、図2
(a)の水平同期信号と同期して行われる。なお、図2
(a)〜(d)中、A〜Bが帰線期間Trに、B〜Cが
水平走査期間Tsに相当している。また、水平走査期間
Tsは入力信号源から供給される同期信号の周波数Fh
(周期Th)の変化に対応して変化するが、帰線期間T
rは一定である。
期分離回路(図示せず)から供給される信号の波形を示
す。この信号は、F−V変換回路10Aとスイッチ回路
21へそれぞれ供給されている。(図1;点E参照) また、コンデンサC1の一端(図1;点F)には、図2
(b)のような鋸歯状波が発生する。この鋸歯状波は、
水平同期信号の周波数fhを持ち、充電開始時から徐々
に帰線期間Trでスイッチ回路21が閉じるまで立ち上
がり、帰線期間Tr中にスイッチ回路21が閉じ、すば
やく放電される。スイッチ回路21の開閉は、図2
(a)の水平同期信号と同期して行われる。なお、図2
(a)〜(d)中、A〜Bが帰線期間Trに、B〜Cが
水平走査期間Tsに相当している。また、水平走査期間
Tsは入力信号源から供給される同期信号の周波数Fh
(周期Th)の変化に対応して変化するが、帰線期間T
rは一定である。
【0029】図2(c)は、直流阻止コンデンサC2
(図1;点G)から出力される信号の波形図である。直
流阻止コンデンサC2により電圧Vfix だけ負側へレベ
ルシフトし、この電圧値Vfix から時間に対し一次関数
的に変化する電圧が得られている。
(図1;点G)から出力される信号の波形図である。直
流阻止コンデンサC2により電圧Vfix だけ負側へレベ
ルシフトし、この電圧値Vfix から時間に対し一次関数
的に変化する電圧が得られている。
【0030】従来の回路では、水平走査期間Tsの変化
に対応して、時間に対し一次関数的に変化する電圧と基
準用の所定の電圧(ここでは、基準電位0V)との間で
比較が行われる為、水平走査期間の中心点X1とこの中
心点の判定基準AGとが水平走査期間の変化により異な
り、必ずしも一致しない。
に対応して、時間に対し一次関数的に変化する電圧と基
準用の所定の電圧(ここでは、基準電位0V)との間で
比較が行われる為、水平走査期間の中心点X1とこの中
心点の判定基準AGとが水平走査期間の変化により異な
り、必ずしも一致しない。
【0031】すなわち、定電流源I1で充電されるコン
デンサC1から出力される鋸歯状波は、電圧に対応する
変数をV、傾きをkとして
デンサC1から出力される鋸歯状波は、電圧に対応する
変数をV、傾きをkとして
【0032】
【式1】V=kt−Vfix で表されるため、水平走査周波数が変化した場合、逆数
関係にある周期Tsにより上限値Vmax が次式の示すよ
うに決定される。
関係にある周期Tsにより上限値Vmax が次式の示すよ
うに決定される。
【0033】
【式2】Vmax =kTs−Vfix したがって、所定の周波数で中心点X1と基準電位点A
Gが一致したとしても、変化するすべての周波数で水平
走査期間の中心点X1と基準電位点AGとは一致しな
い。
Gが一致したとしても、変化するすべての周波数で水平
走査期間の中心点X1と基準電位点AGとは一致しな
い。
【0034】この中心点X1の基準電位からのずれ△V
は、次式で示される。なお、V1は上限値Vmax と下限
値Vfix との差を2等分した値であり、上限値からこの
電圧値V1を差し引いた点と下限値にこの電圧値V1を
加えた点は、水平走査期間の中心点X1と一致する。
は、次式で示される。なお、V1は上限値Vmax と下限
値Vfix との差を2等分した値であり、上限値からこの
電圧値V1を差し引いた点と下限値にこの電圧値V1を
加えた点は、水平走査期間の中心点X1と一致する。
【0035】
【式3】 式3では、ずれる電圧を△Vとし、負の電圧が供給され
る期間中のY1部分の面積と正の電圧が供給されるZ1
部分の面積とが等しいとして、一周期分Thの平均的な
誤差電圧(△V)を算出している。すなわち、水平走査
期間Tsの点X2を中心とするY2部分とZ2部分の点
対称性が帰線期間Trの負の電圧部分J2(V1×T
r)が有るため得られず、これが、一周期分Thの平均
的な誤差△Vと対応することに本出願人は着目してい
る。したがって、式3による誤差電圧(△V)を相殺す
るよう、鋸歯状波へ補正を加えることにより、当初の目
的が達成される。
る期間中のY1部分の面積と正の電圧が供給されるZ1
部分の面積とが等しいとして、一周期分Thの平均的な
誤差電圧(△V)を算出している。すなわち、水平走査
期間Tsの点X2を中心とするY2部分とZ2部分の点
対称性が帰線期間Trの負の電圧部分J2(V1×T
r)が有るため得られず、これが、一周期分Thの平均
的な誤差△Vと対応することに本出願人は着目してい
る。したがって、式3による誤差電圧(△V)を相殺す
るよう、鋸歯状波へ補正を加えることにより、当初の目
的が達成される。
【0036】この補正は、本実施例では、誤差電圧(△
V)を相殺する電圧をF−V変換回路10Aから得、こ
のF−V変換回路10Aより得られる補正電圧(ここで
は負値;−△V)と鋸歯状波発生回路20からの鋸歯状
波とが重畳され、鋸歯状波が誤差電圧△V分、負側へオ
フセットされることにより為される。なお、このF−V
変換回路10Aの周波数に対する傾き特性は、式3に示
す周波数に対する傾き特性に対して符号が反転する特性
を構成できることが望ましく、たとえば、反転回路を構
成するには、当業者に周知の演算増幅回路などを用いる
ことできる。またF−V変換回路10Aの出力電圧値
は、好ましくは抵抗R1と抵抗R2の分圧比などを調整
することにより、調整可能に構成されることが望まし
い。
V)を相殺する電圧をF−V変換回路10Aから得、こ
のF−V変換回路10Aより得られる補正電圧(ここで
は負値;−△V)と鋸歯状波発生回路20からの鋸歯状
波とが重畳され、鋸歯状波が誤差電圧△V分、負側へオ
フセットされることにより為される。なお、このF−V
変換回路10Aの周波数に対する傾き特性は、式3に示
す周波数に対する傾き特性に対して符号が反転する特性
を構成できることが望ましく、たとえば、反転回路を構
成するには、当業者に周知の演算増幅回路などを用いる
ことできる。またF−V変換回路10Aの出力電圧値
は、好ましくは抵抗R1と抵抗R2の分圧比などを調整
することにより、調整可能に構成されることが望まし
い。
【0037】従って、図2(d)の波形が得られ、この
信号が比較回路2へ供給されることになる。(図1、点
H参照) 図2(d)の信号が比較回路2で基準電位(0V)と比
較されるため、水平走査期間の中心点X1に必ず、基準
電位AGが対応する。
信号が比較回路2へ供給されることになる。(図1、点
H参照) 図2(d)の信号が比較回路2で基準電位(0V)と比
較されるため、水平走査期間の中心点X1に必ず、基準
電位AGが対応する。
【0038】このような構成にすることにより、水平走
査時間が変化しても正確に水平走査の中心位置すなわち
画面の水平方向の中心位置で常に一定のパルスが得られ
る。図3に本発明による他の実施例を示す。図3におい
て、比較回路2の基準端子REF へF−V変換回路10B
からの信号が供給され、比較が行われる以外、図1の回
路構成と同様である。
査時間が変化しても正確に水平走査の中心位置すなわち
画面の水平方向の中心位置で常に一定のパルスが得られ
る。図3に本発明による他の実施例を示す。図3におい
て、比較回路2の基準端子REF へF−V変換回路10B
からの信号が供給され、比較が行われる以外、図1の回
路構成と同様である。
【0039】F−V変換回路10Bは、抵抗R1を介し
て、比較回路2の基準端子REF へ接続される。ここで、
F−V変換回路10Bは、たとえばマルチバイブレータ
と平滑回路とインピーダンス変換回路とで構成される。
このF−V変換回路10Bの動作は周知の通りであり、
まず、水平同期信号がマルチバイブレータへ供給され
る。この水平同期信号の前縁のタイミングをトリガとし
て用い、得られる出力パルスを平滑回路で平滑し、さら
に平滑回路の出力をインピーダンス変換回路たとえば演
算増幅回路へ供給することにより安定した直流電圧を得
ている。ただし、図1の実施例に用いたF−V変換回路
10Aとは、出力段の構成が異なり、正負の符号を異に
した出力電圧が得られるように構成されている。
て、比較回路2の基準端子REF へ接続される。ここで、
F−V変換回路10Bは、たとえばマルチバイブレータ
と平滑回路とインピーダンス変換回路とで構成される。
このF−V変換回路10Bの動作は周知の通りであり、
まず、水平同期信号がマルチバイブレータへ供給され
る。この水平同期信号の前縁のタイミングをトリガとし
て用い、得られる出力パルスを平滑回路で平滑し、さら
に平滑回路の出力をインピーダンス変換回路たとえば演
算増幅回路へ供給することにより安定した直流電圧を得
ている。ただし、図1の実施例に用いたF−V変換回路
10Aとは、出力段の構成が異なり、正負の符号を異に
した出力電圧が得られるように構成されている。
【0040】また、抵抗R1は、抵抗R2を介して基準
電位へも接続されており、F−V変換回路20の出力電
圧が抵抗R1、R2の比で分圧され、比較回路2の基準
端子REF へ供給される。
電位へも接続されており、F−V変換回路20の出力電
圧が抵抗R1、R2の比で分圧され、比較回路2の基準
端子REF へ供給される。
【0041】一方、比較回路2の比較端子COMPへ、鋸歯
状波発生回路20からの信号がバッファ1と直流阻止コ
ンデンサC1を介して供給されており、先の基準端子RE
F へ供給されたF−V変換回路10Bからの信号との間
で比較が行われる。この比較結果に基づいて、比較回路
2からパルス状の波形が出力端子4を介して出力され
る。
状波発生回路20からの信号がバッファ1と直流阻止コ
ンデンサC1を介して供給されており、先の基準端子RE
F へ供給されたF−V変換回路10Bからの信号との間
で比較が行われる。この比較結果に基づいて、比較回路
2からパルス状の波形が出力端子4を介して出力され
る。
【0042】次に、図3の動作を図4を用いて説明す
る。図4において、縦軸は電圧Vを示し、横軸に時間t
を示しており、図3の画面位置調整回路の各部E,F,
G,Iで観測される波形をそれぞれ図4(a)〜(d)
に対応させている。
る。図4において、縦軸は電圧Vを示し、横軸に時間t
を示しており、図3の画面位置調整回路の各部E,F,
G,Iで観測される波形をそれぞれ図4(a)〜(d)
に対応させている。
【0043】図4(a)は、水平同期信号源たとえば同
期分離回路から供給される信号の波形を示す。この信号
は、F−V変換回路10Bとスイッチ回路21へそれぞ
れ供給されている。(図3;点E参照) また、コンデンサC1の一端(図3;点F)には、図4
(b)のような鋸歯状波が発生する。この鋸歯状波は、
水平同期信号の周波数を持ち、充電開始時から徐々に帰
線期間Trでスイッチ回路21が閉じるまで立ち上が
り、帰線期間Tr中にスイッチ回路21が閉じ、すばや
く放電される。スイッチ21の開閉は、図4(a)の水
平同期信号と同期して行われ、図4(a)中、A〜Bが
帰線期間Trに、B〜Cが水平走査期間Tsに相当す
る。
期分離回路から供給される信号の波形を示す。この信号
は、F−V変換回路10Bとスイッチ回路21へそれぞ
れ供給されている。(図3;点E参照) また、コンデンサC1の一端(図3;点F)には、図4
(b)のような鋸歯状波が発生する。この鋸歯状波は、
水平同期信号の周波数を持ち、充電開始時から徐々に帰
線期間Trでスイッチ回路21が閉じるまで立ち上が
り、帰線期間Tr中にスイッチ回路21が閉じ、すばや
く放電される。スイッチ21の開閉は、図4(a)の水
平同期信号と同期して行われ、図4(a)中、A〜Bが
帰線期間Trに、B〜Cが水平走査期間Tsに相当す
る。
【0044】図4(c)は、直流阻止コンデンサC2を
介して比較回路2の比較端子COMP(図3;点G)へ供給
される信号の波形図である。直流阻止コンデンサC2に
より電圧Vfix だけ負側へレベルシフトし、この電圧値
Vfix から時間に対し一次関数的に変化する電圧が得ら
れている。
介して比較回路2の比較端子COMP(図3;点G)へ供給
される信号の波形図である。直流阻止コンデンサC2に
より電圧Vfix だけ負側へレベルシフトし、この電圧値
Vfix から時間に対し一次関数的に変化する電圧が得ら
れている。
【0045】前述の如く、式3による誤差電圧△Vを相
殺するよう、鋸歯状波へ補正を加えることにより、当初
の目的が達成される訳であるが、図3の実施例では、こ
の補正をF−V変換回路10Bから得られる補正電圧
(ここでは正値;△V)を比較回路2の基準用の端子RE
F へ供給することにより実現している。(図3;点I参
照) すなわち、鋸歯状波発生手段20からの供給される誤差
電圧△V分シフトした鋸歯状の信号(図4(c))と基準
用の端子REF へ供給される直流電圧△V(図4(d))と
が比較回路2で比較され、鋸歯状の信号がスレッショル
ド△Vと等しくまたはそれ以上になった時点でパルス状
の波形が比較回路2から出力される。
殺するよう、鋸歯状波へ補正を加えることにより、当初
の目的が達成される訳であるが、図3の実施例では、こ
の補正をF−V変換回路10Bから得られる補正電圧
(ここでは正値;△V)を比較回路2の基準用の端子RE
F へ供給することにより実現している。(図3;点I参
照) すなわち、鋸歯状波発生手段20からの供給される誤差
電圧△V分シフトした鋸歯状の信号(図4(c))と基準
用の端子REF へ供給される直流電圧△V(図4(d))と
が比較回路2で比較され、鋸歯状の信号がスレッショル
ド△Vと等しくまたはそれ以上になった時点でパルス状
の波形が比較回路2から出力される。
【0046】なお、F−V変換回路10Bの出力電圧の
周波数に対する特性は、式3で示される一次関数と同等
の特性を有しており、水平同期信号の周波数が変化し
て、水平走査期間Tsの中心点X1がずれてもこの誤差
電圧分(△V)に対応する補正電圧が常に比較回路2の
基準端子REF へ供給される。
周波数に対する特性は、式3で示される一次関数と同等
の特性を有しており、水平同期信号の周波数が変化し
て、水平走査期間Tsの中心点X1がずれてもこの誤差
電圧分(△V)に対応する補正電圧が常に比較回路2の
基準端子REF へ供給される。
【0047】したがって、水平走査期間Tsが変化して
も正確に水平走査の中心位置X1すなわち画面の水平方
向の中心位置で常に一定のパルスが得られる。このよう
な構成にすることにより、前述の図1の実施例と同様の
効果が得られる。
も正確に水平走査の中心位置X1すなわち画面の水平方
向の中心位置で常に一定のパルスが得られる。このよう
な構成にすることにより、前述の図1の実施例と同様の
効果が得られる。
【0048】なお、本実施例では、水平走査の中心位置
で画面位置調整用のパルスを得たが、本発明はこれに限
定されず、F−V変換回路10A,10Bの出力電圧を
調整することにより、所望の画面位置でパルスを得るこ
とが可能である。
で画面位置調整用のパルスを得たが、本発明はこれに限
定されず、F−V変換回路10A,10Bの出力電圧を
調整することにより、所望の画面位置でパルスを得るこ
とが可能である。
【0049】また、上記実施例では、水平周期について
画面の位置調整用のパルスを得たが、本発明はこれに限
定されず垂直周期に同期したパルスを得る回路へ適用す
ることも可能である。
画面の位置調整用のパルスを得たが、本発明はこれに限
定されず垂直周期に同期したパルスを得る回路へ適用す
ることも可能である。
【0050】さらに、本発明による画面位置調整回路
は、ラスタスキャンとの相対位置が走査周波数に依らず
一定となるため、テスト信号発生回路やダイナミックフ
ォーカス補正信号の基準信号用として応用することも可
能である。
は、ラスタスキャンとの相対位置が走査周波数に依らず
一定となるため、テスト信号発生回路やダイナミックフ
ォーカス補正信号の基準信号用として応用することも可
能である。
【0051】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、水平
走査周波数が変化した場合でも正確に水平走査信号の中
心位置すなわち画面の中心位置でパルスを得ることがで
きるという効果がある。
走査周波数が変化した場合でも正確に水平走査信号の中
心位置すなわち画面の中心位置でパルスを得ることがで
きるという効果がある。
【図1】本発明の一実施例の画面位置調整回路を示す
図。
図。
【図2】図1の各部の波形を示す波形図。
【図3】本発明の他の実施例の画面位置調整回路を示す
図。
図。
【図4】図3の各部の波形を示す波形図。
【図5】従来の画面位置調整回路を示す図。
【図6】図5の各部の波形を示す波形図。
1…バッファ 2…コンパレータ 3…入力端子 4…出力端子 10A,10B…F−V変換回路 20…鋸歯状波発生回路 21…スイッチ回路 R1,R2…抵抗 C1,C2…コンデンサ I1…定電流源
Claims (2)
- 【請求項1】水平同期信号を入力信号源として水平同期
周波数に対し、一次関数的に変化する直流電圧を得るた
めのF−V変換手段と、 定電流源と、該定電流源と並列に接続され、該定電流源
から供給される電流により充電されるコンデンサと、該
コンデンサと並列に接続され、前記水平同期信号の帰線
期間のみ基準電位と接続され、前記コンデンサの電荷を
放電するスイッチ回路とを備え、前記定電流源によるコ
ンデンサへの充電動作と前記スイッチ回路による放電動
作を交互に行うことにより鋸歯状波を得る鋸歯状波発生
手段と、 所定の電圧が供給される基準用の端子と、該電圧と比較
される信号が供給される比較用の端子とを備え、前記鋸
歯状波発生手段から供給される鋸歯状の信号と前記F−
V変換手段から供給される直流電圧とが前記比較用の端
子へ供給され、この信号と基準用の端子へ供給される所
定の電圧とを比較し、この比較結果に基づいて画面の位
置を調整するパルス状の信号を得る比較手段と、 を具備したことを特徴とする画面位置調整回路。 - 【請求項2】水平同期信号を入力信号源として水平同期
周波数に対し、一次関数的に変化する直流電圧を得るた
めのF−V変換手段と、 定電流源と、該定電流源と並列に接続され、該定電流源
から供給される電流により充電されるコンデンサと、該
コンデンサと並列に接続され、前記水平同期信号の帰線
期間のみ基準電位と接続され、前記コンデンサの電荷を
放電するスイッチ回路とを備え、前記定電流源によるコ
ンデンサへの充電動作と前記スイッチ回路による放電動
作を交互に行うことにより鋸歯状波を得る鋸歯状波発生
手段と、 所定の電圧が供給される基準端子と、該電圧と比較され
る信号が供給される比較端子とを備え、前記鋸歯状波発
生手段から比較用の端子へ供給される鋸歯状の信号と、
前記F−V変換手段から基準端子へ供給される直流電圧
とを比較し、この比較結果に基づいて画面の位置を調整
するパルス状の信号を得る比較手段と、 を具備したことを特徴とする画面位置調整回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16557194A JPH0832829A (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | 画面位置調整回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16557194A JPH0832829A (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | 画面位置調整回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0832829A true JPH0832829A (ja) | 1996-02-02 |
Family
ID=15814898
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16557194A Pending JPH0832829A (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | 画面位置調整回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0832829A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4865836A (en) * | 1986-01-14 | 1989-09-12 | Fluoromed Pharmaceutical, Inc. | Brominated perfluorocarbon emulsions for internal animal use for contrast enhancement and oxygen transport |
US5080885A (en) * | 1986-01-14 | 1992-01-14 | Alliance Pharmaceutical Corp. | Brominated perfluorocarbon emulsions for internal animal use for contrast enhancement and oxygen transport |
-
1994
- 1994-07-18 JP JP16557194A patent/JPH0832829A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4865836A (en) * | 1986-01-14 | 1989-09-12 | Fluoromed Pharmaceutical, Inc. | Brominated perfluorocarbon emulsions for internal animal use for contrast enhancement and oxygen transport |
US5080885A (en) * | 1986-01-14 | 1992-01-14 | Alliance Pharmaceutical Corp. | Brominated perfluorocarbon emulsions for internal animal use for contrast enhancement and oxygen transport |
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