JPH08327974A - 液晶表示素子のバイアス抵抗回路及び駆動装置 - Google Patents

液晶表示素子のバイアス抵抗回路及び駆動装置

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JPH08327974A
JPH08327974A JP13242895A JP13242895A JPH08327974A JP H08327974 A JPH08327974 A JP H08327974A JP 13242895 A JP13242895 A JP 13242895A JP 13242895 A JP13242895 A JP 13242895A JP H08327974 A JPH08327974 A JP H08327974A
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circuit
bias
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JP13242895A
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Taizo Nishida
泰造 西田
Hiroaki Kusuyama
裕章 楠山
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブリーダー抵抗部(バイアス抵抗回路)10
を内蔵したLSIチップ1において、汎用入力ポートI
1,I2の設定、つまり該汎用入力ポートにつながるL
SIチップ外部の配線の構成のみにより、液晶表示素子
の駆動用電圧を発生するためのブリーダー抵抗部10の
抵抗値を、外付け抵抗等を用いることなく、コストアッ
プを抑えて簡単に微調整できるようにする。 【構成】 あらかじめ表示用電圧を発生するためのブリ
ーダー抵抗部10として、その抵抗値を微調整するため
の微調整用抵抗を、該微調整用抵抗を短絡及び短絡解放
するスイッチとともにLSIチップ1の内部に作り込ん
でおき、LSIチップ1の汎用入力ポートI1,I2の
設定電位により、上記スイッチの開閉を行うようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示素子のバイア
ス抵抗回路及び駆動装置に関し、特に液晶表示素子の駆
動用LSIチップ内に構成されたバイアス抵抗回路を、
その抵抗値をチップ外部からの信号等により調整可能に
構成したものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から液晶表示素子のバイアス回路と
して、電源回路の2つの出力端子間に複数の分割抵抗を
直列に接続し、液晶表示素子の駆動に必要な複数の表示
用電圧を発生するようにしたものがある。
【0003】例えば、特開平3−274089号公報や
特開平3−274090号公報には、このような分割抵
抗方式のバイアス回路において、液晶表示素子の駆動に
用いる補正電圧を調整する構成が開示されている。
【0004】また、特開平4−149590号公報に
は、上記のような分割抵抗方式のバイアス回路におい
て、外乱光に応じて液晶表示デバイス(LCD)の輝度
調整を自動的に行うよう構成したものが開示されてい
る。
【0005】また、このような分割抵抗方式のバイアス
回路として、部品点数の削減により液晶表示装置の製造
コストの低減を図るため、分割抵抗を液晶表示素子の駆
動用LSI内に組み込んだものもすでに開発されてい
る。
【0006】ところが、分割抵抗をドライバLSI内に
組み込むと、LSIの製造上の理由から分割抵抗のばら
つきが大きくなるという問題がある。
【0007】また、近年、液晶表示デバイス(LCD)
を搭載した電卓等の小型電子機器では、上記のような表
示用電圧を発生するための分割抵抗を、CPU内に内蔵
したものがあるが、このような分割抵抗内蔵型CPUに
おいても、上記ドライバLSIと同様、分割抵抗の抵抗
値のばらつきが問題となっている。
【0008】そこで、特開平4−361225号公報に
は、ドライバLSIに組み込まれる複数の分割抵抗間で
の抵抗値の比率についてはそのばらつきが非常に小さい
という点に着目し、ドライバLSI内に差動増幅器を組
み込むことにより、分割抵抗の抵抗値に拘らす自動的に
一定の表示コントラスト設定電圧が得られるようにした
ものが開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このようなLSIによ
り構成される分割抵抗内蔵型CPU及びLCDドライバ
についての問題点をまとめると、以下の(1)及び
(2)に示すものとなる。
【0010】(1)LSIチップに内蔵された表示用電
圧を発生するための分割抵抗(以下、ブリーダー抵抗と
いう。)は、LSIチップの製造プロセスにより作成さ
れるため、ウェハの製造ロット、製造プロセスの改良等
により、どうしてもその抵抗値のばらつきが発生するこ
ととなる。
【0011】また、このばらつきを、LSIチップの外
付け回路、例えば外付け抵抗等により、最適値に調整し
ようとすれば、外付け部品分が必要となってコストアッ
プを招くことになってしまう。
【0012】(2)従来のLSIチップ内に構成された
ブリーダー抵抗内蔵型CPU及びLCDドライバにおい
ては、使用するLCDのタイプにより1度ブリーダー抵
抗値を決定すると、LSIのマスクを変更しなければ抵
抗値を変更することができない。このため、抵抗値の変
更のためだけにマスク変更を行うとすれば、1つのマス
クに対するLSI生産個数の減少を招き、マスクにかか
る費用等が増大し、ひいてはLSIのコストアップにつ
ながってしまう。
【0013】また、上記特開平4−361225号公報
に開示の液晶表示素子のバイアス回路においても、表示
コントラスト設定電位が回路構成により所定の値に設定
されてしまうと、その後は、タイプの異なるLCDに対
応させて表示コントラスト設定電位を変更することはで
きない。また、このバイアス回路では、差動増幅器等を
用いているため、回路構成も複雑となり、コストアップ
にもつながる。
【0014】本発明は上記のような問題点を解決するた
めになされたもので、LSIチップの外部入力ポートの
設定のみで、液晶表示素子の駆動用電圧を発生するため
の、LSIチップ内蔵の分割抵抗の抵抗値を微調整する
ことができ、しかもこのような抵抗値調整のための構成
を簡単にコストアップを招くことなく実現できる液晶表
示素子のバイアス抵抗回路及び駆動装置を得ることを目
的とする。
【0015】本発明は、外部入力ポートの設定のみで、
LSIチップ内部にあらかしめ数通り用意された、LC
D駆動用電圧を発生するための分割抵抗を選択すること
ができ、これによりLSIチップ内の分割抵抗の抵抗値
を、コストアップを招くことなく変更可能とすることが
できる液晶表示素子のバイアス抵抗回路及び駆動装置を
得ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明(請求項1)に
係る液晶表示素子のバイアス抵抗回路は、液晶表示素子
を駆動するためのバイアス値設定用の表示用電圧を発生
するものであって、LSIチップ内に組み込まれ、電源
電圧を分割して電位が異なる表示用電圧を複数発生する
複数の分割抵抗を有している。そして、該複数の分割抵
抗のうちの所定のものは、該LSIチップの外部信号入
力ポートに設定された設定電位に基づいて、その抵抗値
が変化する可変抵抗回路から構成されている。そのこと
により上記目的が達成される。
【0017】この発明(請求項2)は、請求項1記載の
液晶表示素子のバイアス抵抗回路において、前記可変抵
抗回路が、前記表示用電圧を規定する分割抵抗を構成す
るものであり、該分割抵抗として要求される抵抗値に近
い抵抗値を持つ主抵抗素子と、該主抵抗素子と直列に接
続された補助抵抗素子と、該補助抵抗素子と並列に接続
され、前記設定電位に基づいて補助抵抗素子の両端を短
絡及び開放するスイッチ素子とから構成され、該スイッ
チ素子の開閉により該分割抵抗の抵抗値を調整するよう
にしたものである。
【0018】ここで、上記補助抵抗素子としては、該可
変抵抗回路において、1種類の抵抗素子を設けても、複
数種類の抵抗素子を設けてもよい。
【0019】この発明(請求項3)は、請求項1記載の
液晶表示素子のバイアス抵抗回路において、前記可変抵
抗回路が、前記表示用電圧を規定する分割抵抗を構成す
るものであり、異なる抵抗値を有する複数の抵抗素子
と、前記設定電位に基づいて、回路内部での電流経路
を、該複数の抵抗素子のうちの所定のものを含む電流経
路に切り換えるスイッチ回路とを有し、該電流経路の切
り換えにより、該分割抵抗の抵抗値を変更するようにし
たものである。
【0020】この発明(請求項4)は、請求項1記載の
液晶表示素子のバイアス抵抗回路において、前記可変抵
抗回路が、前記液晶表示素子における表示濃度を規定す
る分割抵抗を構成するものであり、該分割抵抗として要
求される抵抗値に近い抵抗値を持つ主抵抗素子と、該主
抵抗素子と直列に接続された補助抵抗素子と、該補助抵
抗素子と並列に接続され、前記設定電位に基づいて補助
抵抗素子の両端を短絡及び開放するスイッチ素子とから
構成され、該スイッチ素子の開閉により、該分割抵抗の
抵抗値を調整するようにしたものである。
【0021】ここで、上記補助抵抗素子としては、該可
変抵抗回路において1種類の抵抗素子を設けても、複数
種類の抵抗素子を設けてもよい。
【0022】この発明(請求項5)は、請求項1記載の
液晶表示素子のバイアス抵抗回路において、前記可変抵
抗回路が、前記液晶表示素子における表示濃度を規定す
る分割抵抗を構成するものであり、異なる抵抗値を有す
る複数の抵抗素子と、前記設定電位に基づいて、回路内
部での電流経路を、該複数の抵抗素子のうちの所定のも
のを含む電流経路に切り換えるスイッチ回路とを有し、
該電流経路の切り換えにより、該分割抵抗の抵抗値を変
更するようにしたものである。
【0023】この発明(請求項6)に係る液晶表示素子
のバイアス抵抗回路は、LSIチップ内に組み込まれ
た、液晶表示素子を駆動するためのバイアス値設定用の
表示用電圧を発生するものであって、電源電圧を分割し
て、電位が異なる表示用電圧を複数発生する複数の分割
抵抗を有している。そして、該複数の分割抵抗のうちの
所定のものは、その両端の接続ノードを配線により該L
SIチップの外部に取り出してなる外部端子を有してい
る。そのことにより上記目的が達成される。
【0024】この発明(請求項7)に係る液晶表示素子
の駆動装置は、LSIチップ内に組み込まれた、液晶表
示素子を駆動するものであって、電源電圧を分割する複
数の分割抵抗を有し、該分割抵抗により、電位が異なる
表示用電圧を複数発生するバイアス抵抗回路と、該表示
用電圧を用いて、表示データに基づいて該液晶表示素子
を駆動するダイナミック駆動型LCDドライバとを備え
ている。そして、該複数の分割抵抗のうちの所定のもの
は、該LSIチップの外部信号入力ポートに設定された
設定電位に基づいて、その抵抗値が変化するよう構成し
た可変抵抗回路から構成されている。そのことにより上
記目的が達成される。
【0025】この発明(請求項8)に係る液晶表示素子
の駆動装置は、LSIチップ内に組み込まれた、液晶表
示素子を駆動するものであって、電源電圧を分割する複
数の分割抵抗を有し、該分割抵抗により、電位が異なる
表示用電圧を複数発生するバイアス抵抗回路と、該表示
用電圧を用いて、表示データに基づいて該液晶表示素子
を駆動するダイナミック駆動型LCDドライバとを備え
ている。そして、該複数の分割抵抗のうちの所定のもの
は、その両端の接続ノードを配線により該LSIチップ
の外部に取り出してなる外部端子を有している。そのこ
とにより上記目的が達成される。
【0026】
【作用】この発明(請求項1)においては、LSIチッ
プ内に組み込まれた、表示用電圧を発生するための複数
の分割抵抗のうちの所定のものを、該LSIチップの外
部信号入力ポートに設定された設定電位に基づいて、そ
の抵抗値が変化する可変抵抗回路から構成したから、外
部入力ポートを、これに例えば電源電位や接地電位が印
加されるよう設定することにより、LSIチップ内部の
分割抵抗の抵抗値を変更することができる。このため、
LSIチップに組み込まれた分割抵抗の抵抗値を、外付
けの抵抗等を用いることなくLSIチップの外部信号入
力ポートの設定電位により調整でき、その抵抗値のばら
つきを簡単に修正することができる。
【0027】この発明(請求項2)においては、前記可
変抵抗回路を、前記表示用電圧を規定する分割抵抗を構
成するものとし、該分割抵抗として要求される抵抗値に
近い抵抗値を持つ主抵抗素子と、該主抵抗素子と直列に
接続された補助抵抗素子と、該補助抵抗素子と並列に接
続され、前記設定電位に基づいて補助抵抗素子の両端を
短絡及び開放するスイッチ素子とから構成し、該スイッ
チ素子の開閉により該分割抵抗の抵抗値を調整するよう
にしたので、外部入力ポートに、上記スイッチ素子の開
閉用電圧、例えば電源電位や接地電位が印加されるよう
にすることにより、LSIチップに組み込まれた表示電
圧発生用の分割抵抗の抵抗値を、そのばらつきが吸収さ
れるよう修正することができる。
【0028】この発明(請求項3)においては、前記可
変抵抗回路を、前記表示用電圧を規定する分割抵抗を構
成するものとし、異なる抵抗値を有する複数の抵抗素子
と、前記設定電位に基づいて、回路内部での電流経路
を、該複数の抵抗素子のうちの所定のものを含む電流経
路に切り換えるスイッチ回路とを有し、該電流経路の切
り換えにより、前記表示用電圧を規定する分割抵抗の抵
抗値を変更するようにしたので、外部入力ポートに上記
スイッチ回路の制御信号が印加されるよう設定すること
により、LSIチップ内のスイッチ回路の働きにより、
表示電圧発生用の分割抵抗の抵抗値を、タイプの異なる
LCDに応じた値にできる。
【0029】この発明(請求項4)においては、前記可
変抵抗回路を、前記液晶表示素子における表示濃度を規
定する分割抵抗を構成するものとし、該分割抵抗として
要求される抵抗値に近い抵抗値を持つ主抵抗素子と、該
主抵抗素子と直列に接続された補助抵抗素子と、該補助
抵抗素子と並列に接続され、前記設定電位に基づいて補
助抵抗素子の両端を短絡及び開放するスイッチ素子とか
ら構成し、該スイッチ素子の開閉により、該分割抵抗の
抵抗値を調整するようにしたので、外部入力ポートに、
上記スイッチ素子の開閉用電圧が印加されるようにする
ことにより、LSIチップに組み込まれた表示濃度調整
用の分割抵抗の抵抗値を、そのばらつきが吸収されるよ
う修正することができる。
【0030】この発明(請求項5)においては、前記可
変抵抗回路を、前記液晶表示素子における表示濃度を規
定する分割抵抗を構成するものとし、異なる抵抗値を有
する複数の抵抗素子と、前記設定電位に基づいて、回路
内部での電流経路を、該複数の抵抗素子のうちの所定の
ものを含む電流経路に切り換えるスイッチ回路とを有
し、該電流経路の切り換えにより、該分割抵抗の抵抗値
を変更するようにしたので、外部入力ポートに、上記ス
イッチ素子の開閉用電圧が印加されるようにすることに
より、LSIチップに組み込まれた表示濃度調整用の分
割抵抗の抵抗値を、タイプの異なるLCDに応じた値に
できる。
【0031】この発明(請求項6)においては、電源電
圧を分割して、電位が異なる表示用電圧を複数発生する
複数の分割抵抗のうちの所定のものを、その両端の接続
ノードを配線により該LSIチップの外部に取り出して
なる外部端子を有する構造としたので、該LSIチップ
の外部の配線により、該分割抵抗の両外部端子間を、開
放あるいは短絡することにより、所定の分割抵抗の使
用,不使用を選択できる。
【0032】この発明(請求項7)においては、LSI
チップ内に、電源電圧を分割する複数の分割抵抗を有
し、該分割抵抗により、電位が異なる表示用電圧を複数
発生するバイアス抵抗回路と、該表示用電圧を用いて、
表示データに基づいて該液晶表示素子を駆動するダイナ
ミック駆動型LCDドライバとを備え、該複数の分割抵
抗のうちの所定のものを、該LSIチップの外部信号入
力ポートに設定された設定電位に基づいて、その抵抗値
が変化するよう構成したので、LSIチップに組み込ま
れた分割抵抗の抵抗値を、LSIチップの外部信号入力
ポートの設定電位により調整できるダイナミック駆動型
ドライバ内蔵のLSIチップを得ることができる。
【0033】この発明(請求項8)においては、LSI
チップ内に、電源電圧を分割する複数の分割抵抗を有
し、該分割抵抗により、電位が異なる表示用電圧を複数
発生するバイアス抵抗回路と、該表示用電圧を用いて、
表示データに基づいて該液晶表示素子を駆動するダイナ
ミック駆動型LCDドライバとを備え、該複数の分割抵
抗のうちの所定のものを、その両端の接続ノードを配線
により該LSIチップの外部に取り出してなる外部端子
を有する構造としているため、LSIチップに組み込ま
れた分割抵抗の抵抗値を、LSIチップの外部の配線に
より調整できるダイナミック駆動型ドライバ内蔵のLS
Iチップを得ることができる。
【0034】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0035】(実施例1)図1は本発明の第1の実施例
による液晶表示素子のバイアス抵抗回路を含む駆動装置
を説明するための図である。
【0036】図において、1はダイナミック駆動型LC
Dドライバ内蔵のLSIチップで、このLSIチップ1
には、液晶表示素子を駆動するための表示用電圧を発生
するブリーダー抵抗部(BD)(バイアス抵抗回路)1
0が内蔵されている。ここでは、該LSIチップ1は、
液晶表示デバイス(LCD)を搭載した電卓等の小型電
子機器に用いられるもので、演算用CPUを搭載したL
SIチップに、LCDドライバ及びバイアス抵抗回路を
内蔵したものであるが、本発明のLCDドライバ内蔵の
LSIチップは、単にドライバLSIに上記バイアス抵
抗回路を内蔵したものでもよい。
【0037】上記ブリーダー抵抗部10は、一端が電源
VDDに接続されたコントラスト調整用抵抗RVと、該
抵抗RVの他端と接地GNDとの間に直列接続された第
2,第1のブリーダー抵抗R2,R1とからなり、該両
ブリーダー抵抗の接続ノードには第1の表示用電圧V1
が、また抵抗RVと抵抗R2との接続ノードには、2の
表示用電圧V2が発生するようになっている。ここで、
第1,第2のブリーダー抵抗R1,R2は、それそれL
CDのダイナミック表示を行う際の表示用出力電圧V
1、V2を抵抗分圧により作り出すためのものであり、
上記コントラスト調整用抵抗RVは、液晶表示素子での
表示濃度を規定するものである。
【0038】また、上記LSIチップ1は、2ビットの
汎用入力ポートI1、I2と、該各入力ポートに対応し
て設けられ、それぞれの入力ポートに印加された設定電
位に対応する値を記憶する記憶用レジスタFF1,FF
2とを備えている。
【0039】そして、上記第1,第2のブリーダー抵抗
R1,R2及びコントラスト調整用抵抗RVは、各々汎
用入力ポートI1、I2に対応する設定記憶用レジスタ
FF1、FF2の値II1,II2によってその抵抗値
を変更できるよう構成されている。
【0040】上記設定記憶用レジスタFF1、FF2へ
の入力ポードの設定電位の読み込みは、CPUからの設
定読み込み命令COM1により、電源投入時等に行われ
るようになっている。
【0041】なお、図1に示す構成は、汎用入力ポート
への入力ビットが2ビットであり、LCD表示が1/2
バイアスに設定されている場合のものであるが、これ
は、もちろん他の入力ビット数及びバイアス設定であっ
てもよい。
【0042】図2は、上記ブリーダー抵抗R1、R2の
具体的な回路構成を説明するための図である。図におい
て、R1は第1のブリーダー抵抗で、直列に接続された
第1,第2の補助抵抗素子R−SUB1,R−SUB2
(以下、第1,第2の電圧調整用抵抗11,12とい
う。)と、該各電圧調整用抵抗11,12に並列に接続
された第1,第2のスイッチ素子SW1,SW2と、該
第2の電圧調整用抵抗12の一端に接続された主抵抗素
子R−MAIN(以下、メインブリーダー抵抗15とい
う。)とから構成されている。また、ここでは図示して
いないが、第2のブリーダー抵抗R2も上記第1のブリ
ーダー抵抗R1と同一の回路構成となっている。ここ
で、上記メインブリーダー抵抗15は、その抵抗値が、
それぞれのブリーダー抵抗R1,R2として要求される
抵抗値に近い値に設定されている。
【0043】そして、上記各ブリーダー抵抗R1,R2
は、上記記憶用レジスタFF1、FF2の記憶値II
1、II2(1または0を値として取る)によりスイツ
チSW1、SW2がオン,オフして、第1,第2の電圧
調整用抵抗11,12の両端が短絡,短絡解除されるよ
うになっている。
【0044】図3は、上記記憶用レジスタに記憶されて
いる値(フラグの値)と、該フラグの値に対応する、上
記各電圧調整用抵抗の入力端子IN,出力端子OUT間
での抵抗値を示しており、図3から分かるように、本実
施例では4通りの抵抗値を選択することが可能となって
いる。
【0045】つまり、本実施例では、上記LSIチップ
1の2ビットの汎用入力ポートI1、I2には、チップ
外部のプリント基板上での配線により所定の電位,例え
ば電源電位や接地電位を供給するようにすることによ
り、上記記憶用レジスタFF1,FF2に記憶されるフ
ラグの値の組み合わせを、上記図3に示す4通りの中か
ら選択することができる。
【0046】図4は、上記コントラスト調整用抵抗RV
の具体的な回路構成を示しており、図中、RVはコント
ラスト調整用抵抗で、上記第1,第2のブリーダー抵抗
と同様、直列接続の第1,第2の電圧調整用抵抗11,
12と、該各電圧調整用抵抗11,12に並列に接続さ
れた第1,第2のスイッチ素子SW1,SW2とを有し
ている。そして、このコントラスト調整用抵抗RVで
は、該第2の電圧調整用抵抗12の一端には、主抵抗素
子として、その抵抗値を連続的に変更可変であるメイン
ブリーダー抵抗15cが接続されている。
【0047】次に作用効果について説明する。
【0048】このような構成のバイアス抵抗回路を内蔵
したLSIチップでは、電源が投入されると、汎用入力
ポートI1、I2には、LSIチップ外部の配線により
所定の電位が印加されるとともに、CPUから設定読み
込み命令COM1が出される。これにより上記記憶用レ
ジスタFF1,FF2には、汎用入力ポートI1、I2
に設定されている電位が読み込まれ、各記憶用レジスタ
FF1,FF2からは、該汎用入力ポートの設定電位に
対応したフラグの値II1,II2が上記各ブリーダー
抵抗R1,R2及びコントラスト調整用抵抗RVに印加
される。
【0049】この時、上記各抵抗R1,R2,R3で
は、スイッチSW1,SW2がフラグの値II1,II
2に応じた開閉状態となり、上記各抵抗R1,R2,R
3は、所望の抵抗値に設定される。
【0050】これによって、上記ブリーダー抵抗部(バ
イアス抵抗回路)10からは、LSIチップの製造プロ
セスに起因する抵抗値のばらつきの影響が修正された表
示用電圧V1,V2が出力されることとなる。
【0051】このように本実施例では、あらかじめ表示
用電圧を発生するためのブリーダー抵抗部10として、
その抵抗値を微調整するための微調整用抵抗11,12
を、該各微調整用抵抗11,12を短絡及び短絡解放す
るスイッチSW1,SW2とともにLSIチップ1の内
部に作り込んでおき、LSIチップ1の汎用入力ポート
I1,I2の設定電位により、上記スイッチSW1,S
W2の開閉を行うようにしたので、汎用入力ポートの設
定、つまり該汎用入力ポートにつながるLSIチップ外
部の配線の構成のみにより、液晶表示素子の駆動用電圧
を発生するためのブリーダー抵抗部10の抵抗値を簡単
に微調整できる。このため、該抵抗値を調整するための
LSIチップの外付け抵抗等は不要であり、コストアッ
プを招くこともない。
【0052】なお、上記実施例では、ブリーダー抵抗部
の抵抗値を微調整するための微調整用抵抗として、第1
及び第2のブリーダー抵抗R1,R2の2種類設けてい
るが、微調整用抵抗は、1種類でも、複数種類でもよ
い。
【0053】(実施例2)図5は、本発明の第2の実施
例による液晶表示素子のバイアス抵抗回路の構成を説明
するための図であり、該バイアス抵抗回路を構成する分
割抵抗の具体的な回路構成を示している。
【0054】本実施例においても、上記バイアス抵抗回
路は、上記第1の実施例と同様、液晶表示素子の駆動用
LSIチップに内蔵されたものであるが、この実施例で
は、LSIチップの、4ビット分の汎用入力ポートを、
バイアス抵抗回路の抵抗値調整用として用いており、該
各汎用入力ポートに対応させて、4つの記憶用レジスタ
(図示せず)を設けており、上記バイアス抵抗回路を構
成する第1,第2のブリーダー抵抗,及びコントラスト
調整用抵抗も、該4ビット分の汎用入力ポートにより抵
抗値を調整する構成に対応したものとなっている。その
他の構成は、上記第1の実施例と同一である。
【0055】図において、R12は、本実施例のバイア
ス抵抗回路を構成するブリーダー抵抗であり、これは上
記第1の実施例の第1のブリーダー抵抗R1における電
圧調整用抵抗12とメインブリーダー抵抗15の間に、
第3及び第4のブリーダー抵抗R3,R4を直列に挿入
し、該各ブリーダー抵抗R3,R4と並列に第3,第4
のスイッチSW3,SW4を接続したものである。ま
た、本実施例では、第1実施例の第2のブリーダー抵抗
R2に対応する第2のブリーダー抵抗も、上記第1のブ
リーダー抵抗R12と同一構成となっており、さらに、
コントラスト調整用抵抗は、上記第1のブリーダー抵抗
R12におけるメインブリーダー抵抗15を、その抵抗
値を連続的に変更可能な構成としたものとなっている。
【0056】このような構成の本実施例では、上記第1
の実施例の効果に加えて、上記第1,第2のブリーダー
抵抗、及びコントラスト調整用抵抗の抵抗値を、より細
かく微調整できるという効果がある。
【0057】(実施例3)図6は、本発明の第3の実施
例による液晶表示素子のバイアス抵抗回路の構成を説明
するための図であり、該バイアス抵抗回路を構成する分
割抵抗の具体的な回路構成を示している。
【0058】この実施例は、上記第1の実施例における
第1,第2のブリーダー抵抗及びコントラスト調整用抵
抗の回路構成を変更したものであり、その他の構成は、
上記第1の実施例と同一となっている。
【0059】図において、R13は、本実施例のバイア
ス抵抗回路を構成するブリーダー抵抗で、これは上記第
1の実施例の第1のブリーダー抵抗R1に相当する。こ
のブリーダー抵抗R13は、メインブリーダー抵抗15
と並列に、直列接続の第1の電圧調整用抵抗11及びス
イッチSW1を接続し、さらにこれらと並列に直列接続
の第2の電圧調整用抵抗12及びスイッチSW2を接続
してなるものである。
【0060】また、本実施例では、第1実施例の第2の
ブリーダー抵抗R2に対応する第2のブリーダー抵抗
も、上記第1のブリーダー抵抗R13と同一構成となっ
ており、さらに、コントラスト調整用抵抗は、上記第1
のブリーダー抵抗R13におけるメインブリーダー抵抗
15を、その抵抗値を連続的に変更可能な構成としたも
のとなっている。
【0061】このような構成の第3の実施例においても
上記第1の実施例と同様の効果が得られる。
【0062】なお、上述した第1〜第3の実施例は、ブ
リーダー抵抗やコントラスト調整用抵抗の抵抗値を微調
整する場合に有用なものであるが、上記実施例の構成で
は、抵抗値を変更できる範囲が狭いため、これらの抵抗
の抵抗値を、汎用入力ポートの設定により全く異なった
抵抗値に設定変更したい場合には、あまり有用なものと
は言えない。
【0063】そこで、このようにバイアス抵抗回路を構
成する分割抵抗の抵抗値を、全く異なったものに設定変
更する場合に有効な構成を、以下に第4の実施例として
説明する。
【0064】(実施例4)図7は、本発明の第4の実施
例による液晶表示素子のバイアス抵抗回路の構成を説明
するための図であり、該バイアス抵抗回路を構成する分
割抵抗の具体的な回路構成を示している。
【0065】この実施例は、上記第1の実施例における
第1,第2のブリーダー抵抗及びコントラスト調整用抵
抗の回路構成を変更したものであり、その他の構成は、
上記第1の実施例と同一となっている。
【0066】図において、R14は、本実施例のバイア
ス抵抗回路を構成するブリーダー抵抗で、これは上記第
1の実施例の第1のブリーダー抵抗R1に相当する。こ
のブリーダー抵抗R14は、直列接続の第1の主抵抗素
子R−MAIN1(以下、メインブリーダー抵抗15a
という。)及び第1のスイッチS1aと、直列接続の第
2の主抵抗素子R−MAIN2(以下、メインブリーダ
ー抵抗15bという。)及び第2のスイッチS2aとを
並列に接続してなるものである。
【0067】また、本実施例では、第1実施例の第2の
ブリーダー抵抗R2に対応する第2のブリーダー抵抗
も、上記第1のブリーダー抵抗R14と同一構成となっ
ており、さらに、コントラスト調整用抵抗は、上記第1
のブリーダー抵抗R14におけるメインブリーダー抵抗
15a及び15bをそれぞれ、その抵抗値を連続的に変
更可能な構成としたものとなっている。
【0068】また、この実施例では、上記第1及び第2
のスイッチS1a及びS1bは、1つの記憶用レジスタ
からのフラグ値に基づいて、相補的に開閉動作するよう
になっており、ブリーダー抵抗R14における、メイン
ブリーダー抵抗15aを含む電流経路と、メインブリー
ダー抵抗15bを含む電流経路とを選択するセレクタ部
S1を構成している。また、この実施例では、バイアス
抵抗回路の抵抗値調整用としてLSIチップの1つの汎
用入力ポートが設定されており、またこれに対応する記
憶用レジスタも1つだけ設けられている。
【0069】ちなみに、上記記憶用レジスタの記憶値
(フラグの値)II1’が「1」なら、上記第1のメイ
ンブリーダー抵抗15aが、一方、該フラグの値II
1’が「0」なら、第2のメインブリーダー抵抗15b
がブリーダー抵抗R14として選択されるようになって
いる。
【0070】このような構成の第4の実施例において
は、上記第1の実施例の効果に加えて、LSIチップに
内蔵されたバイアス抵抗回路の抵抗値を、汎用入力ポー
トの設定により全く異なった抵抗値に設定変更したい場
合に有用なダイナミック駆動型LCDドライバ内蔵のL
SIチップを得ることができる。
【0071】このため、同一のバイアス抵抗回路内蔵の
LSIチップにより、異なったタイフのLCDを表示駆
動させることも可能となる。
【0072】なお、この実施例では、ブリーダー抵抗に
おける抵抗値設定用の抵抗として、第1及び第2のメイ
ンブリーダー抵抗を設けているが、該抵抗値設定用の抵
抗は、3つ以上であってもよく、この場合、設定可能な
抵抗値の選択数を増やすことができる。
【0073】(実施例5)図8は、本発明の第5の実施
例による液晶表示素子のバイアス抵抗回路の構成を説明
するための図であり、該バイアス抵抗回路を構成する分
割抵抗の具体的な回路構成を示している。
【0074】図において、1aは本実施例のダイナミッ
ク駆動型LCDドライバ内蔵のLSIチップで、このL
SIチップ1aには、液晶表示素子を駆動するための表
示用電圧を発生するブリーダー抵抗部(バイアス抵抗回
路)(図示せず)が内蔵されている。このブリーダー抵
抗部は、第1の実施例と同様、一端が電源VDDに接続
されたコントラスト調整用抵抗と、該抵抗の他端と接地
GNDとの間に直列接続された第2,第1のブリーダー
抵抗とから構成されている。
【0075】そして、この実施例では、例えば、上記第
1のブリーダー抵抗R1aは、図に示すように、直列に
接続された第1,第2の電圧調整用抵抗11,12と、
該第2の電圧調整用抵抗12の一端に接続されたメイン
ブリーダー抵抗15とから構成されており、第1の電圧
調整用抵抗11の入力側ノード、第1及び第2の電圧調
整用抵抗の接続ノード、及び第2の電圧調整用抵抗12
とメインブリーダー抵抗15の接続ノードがそれぞれ配
線により、LSIチップ外部に引き出されて、該第1及
び第2の電圧調整用抵抗を選択するため抵抗選択端子T
1,T2,T3となっている。
【0076】そして、本実施例では、上記LSIチップ
外部のプリント基板上での配線により、上記抵抗選択端
子T1,T2,T3のうちの所定の端子間を短絡するこ
とにより、上記第1のブリーダー抵抗R1aの抵抗値を
所望の値に設定している。
【0077】つまり、LSIチップ1の外部に出された
抵抗選択端子T1とT2とを短絡すれば、第1の電圧調
整用抵抗11は不使用となり、該両端子間を開放すれば
使用可能な状態となる。また、第2の電圧調整用抵抗1
2についても、抵抗選択端子T2とT3との間の短絡,
開放により、これを不使用状態,使用状態との間で選択
できる。
【0078】また、本実施例では、第1実施例の第2の
ブリーダー抵抗R2に対応する第2のブリーダー抵抗
も、上記第1のブリーダー抵抗R1aと同一構成となっ
ており、さらに、コントラスト調整用抵抗は、上記第1
のブリーダー抵抗R1aにおけるメインブリーダー抵抗
15を、その抵抗値を連続的に変更可能な構成としたも
のとなっている。
【0079】このような構成の第5の実施例において
は、あらかじめ表示用電圧を発生するためのブリーダー
抵抗部として、その抵抗値を微調整するための微調整用
抵抗11,12をLSIチップ1aの内部に作り込んで
おき、該各微調整用抵抗11,12の両端子をLSIチ
ップ外部に引き出して、抵抗選択端子T1,T2,T3
としているため、該抵抗選択端子T1,T2,T3の所
定のものの間を、配線により短絡することにより、LS
Iチップ内に内蔵されたバイアス抵抗回路の抵抗値を調
整できる。
【0080】なお、本発明は、上述した各実施例の構成
の限定されるものではなく、LSIチップの汎用入力ポ
ートの設定や、LSIチップ外部に導出された抵抗選択
端子間の選択により、LSIチップ内に内蔵されたバイ
アス抵抗回路の抵抗値を調整できるものであればよい。
【0081】
【発明の効果】以上のように本発明(請求項1,2,
7)によれば、LCD表示用電圧を発生するバイアス抵
抗回路を内蔵したLSIチップの使用時に、該LSIチ
ップの外部入力ポートを設定することにより、LSI生
産ロットにより規定されたバイアス抵抗回路の抵抗値を
調節できる効果がある。
【0082】本発明(請求項3)によれば、LCD表示
用電圧を発生するバイアス抵抗回路を内蔵したLSIチ
ップの使用時に、該LSIチップの外部入力ポートを設
定することにより、LCDのタイプに応じてバイアス抵
抗回路の抵抗値を設定変更できる効果がある。
【0083】本発明(請求項4)によれば、LCD表示
用電圧を発生するバイアス抵抗回路を内蔵したLSIチ
ップの使用時に、該LSIチップの外部入力ポートを設
定することにより、LSI生産ロットにより規定された
表示濃度調整用抵抗の抵抗値を調節できる効果がある。
【0084】本発明(請求項5)によれば、LCD表示
用電圧を発生するバイアス抵抗回路を内蔵したLSIチ
ップの使用時に、該LSIチップの外部入力ポートを設
定することにより、LCDのタイプに応じて表示濃度調
整用抵抗の抵抗値を設定変更できる効果がある。
【0085】本発明(請求項6,8)によれば、LSI
チップ内のバイアス抵抗回路を構成する分割抵抗の、L
SIチップ外部に引き出した外部端子間を、開放あるい
は短絡することにより、上記バイアス抵抗回路の抵抗値
を変更でき、スイッチ及び入力ポートを必要としないた
め、上記汎用入力ポートを使用するものに比べてコスト
がかからないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による液晶表示素子のバ
イアス抵抗回路を含む駆動装置を説明するための図であ
り、ダイナミック駆動型LCDドライバ内蔵のLSIチ
ップの一部を示している。
【図2】上記バイアス抵抗回路を構成するブリーダー抵
抗R1,R2の詳細な回路構成を示す図である。
【図3】上記LSIチップにおける記憶用レジスタに記
憶されている値(フラグの値)と、該フラグの値に対応
する、上記ブリーダー抵抗R1,R2における抵抗値を
示す図である。
【図4】上記バイアス抵抗回路を構成する濃度調整用抵
抗RVの詳細な回路構成を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施例によるバイアス抵抗回路
を説明するための図であり、ブリーダー抵抗の抵抗値調
整に4ビット分の汎用入力ポートを用いる場合のブリー
ダー抵抗の回路構成を示す図である。
【図6】本発明の第3の実施例によるバイアス抵抗回路
を説明するための図であり、電圧調整用抵抗をメインブ
リーダー抵抗に並列に接続した回路構成を示す図であ
る。
【図7】本発明の第4の実施例によるバイアス抵抗回路
を説明するための図であり、ブリーダー抵抗R14とし
て、セレクタ部S1によりメインブリーダー抵抗15a
及び15bを選択する回路構成を示している。
【図8】本発明の第5の実施例によるバイアス抵抗回路
を説明するための図であり、汎用入力ポートを使用しな
い場合の駆動用LSIチップの構成を示す図である。
【符号の説明】
1,1a 駆動用LSIチップ 10 ブリーダー抵抗部BD(バイアス抵抗回路) 11〜14 第1〜第4の電圧調整用抵抗(補助抵抗素
子R−SUB1〜R−SUB4) 15 メインブリーダー抵抗(主抵抗素子R−MAI
N) 15a,15b 第1,第2のメインブリーダー抵抗
(第1,第2の主抵抗素子R−MAIN1,R−MAI
N2) FF1、FF2 記憶用レジスタ I1、I2 汎用入力ポート II1、II2 フラグの値 RV 濃度調整用抵抗 R1、R2,R12,R13,R14,R1a ブリー
ダー抵抗 SW1〜SW4 第1〜第4のスイッチ S1 抵抗用のセレクタ部 T1、T2、T3 選択用端子 V1、V2 表示用電圧

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶表示素子を駆動するためのバイアス
    値設定用の表示用電圧を発生するバイアス抵抗回路であ
    って、 LSIチップ内に組み込まれ、電源電圧を分割して電位
    が異なる表示用電圧を複数発生する複数の分割抵抗を有
    し、 該複数の分割抵抗のうちの所定のものは、該LSIチッ
    プの外部信号入力ポートに設定された設定電位に基づい
    て、その抵抗値が変化するよう構成した可変抵抗回路か
    らなる液晶表示素子のバイアス抵抗回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の液晶表示素子のバイアス
    抵抗回路において、 前記可変抵抗回路は、前記表示用電圧を規定する分割抵
    抗を構成するものであり、 該分割抵抗として要求される抵抗値に近い抵抗値を持つ
    主抵抗素子と、 該主抵抗素子と直列に接続された補助抵抗素子と、 該補助抵抗素子と並列に接続され、前記設定電位に基づ
    いて補助抵抗素子の両端を短絡及び開放するスイッチ素
    子とからなり、 該スイッチ素子の開閉により、前記分割抵抗の抵抗値を
    調整するものである液晶表示装置のバイアス抵抗回路。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の液晶表示素子のバイアス
    抵抗回路において、 前記可変抵抗回路は、前記表示用電圧を規定する分割抵
    抗を構成するものであり、 異なる抵抗値を有する複数の抵抗素子と、 前記設定電位に基づいて、回路内部での電流経路を、該
    複数の抵抗素子のうちの所定のものを含む電流経路に切
    り換えるスイッチ回路とを有し、 該電流経路の切り換えにより、該分割抵抗の抵抗値を変
    更するものである液晶表示素子のバイアス抵抗回路。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の液晶表示素子のバイアス
    抵抗回路において、 前記可変抵抗回路は、前記液晶表示素子における表示濃
    度を規定する分割抵抗を構成するものであり、 該分割抵抗として要求される抵抗値に近い抵抗値を持つ
    主抵抗素子と、 該主抵抗素子と直列に接続された補助抵抗素子と、 該補助抵抗素子と並列に接続され、前記設定電位に基づ
    いて補助抵抗素子の両端を短絡及び開放するスイッチ素
    子とからなり、 該スイッチ素子の開閉により、該分割抵抗の抵抗値を調
    整するものである液晶表示装置のバイアス抵抗回路。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の液晶表示素子のバイアス
    抵抗回路において、 前記可変抵抗回路は、前記液晶表示素子での表示濃度を
    規定する分割抵抗を構成するものであり、 異なる抵抗値を有する複数の抵抗素子と、 前記設定電位に基づいて、回路内部での電流経路を、該
    複数の抵抗素子のうちの所定のものを含む電流経路に切
    り換えるスイッチ回路とを有し、 該電流経路の切り換えにより、該分割抵抗の抵抗値を変
    更するものである液晶表示素子のバイアス抵抗回路。
  6. 【請求項6】 LSIチップ内に組み込まれた、液晶表
    示素子を駆動するためのバイアス値設定用の表示用電圧
    を発生するバイアス抵抗回路であって、 電源電圧を分割して、電位が異なる表示用電圧を複数発
    生する複数の分割抵抗を有し、 該複数の分割抵抗のうちの所定のものは、その両端の接
    続ノードを配線により該LSIチップの外部に取り出し
    てなる外部端子を有する液晶表示素子のバイアス抵抗回
    路。
  7. 【請求項7】 LSIチップ内に組み込まれた、液晶表
    示素子を駆動する駆動装置であって、 電源電圧を分割する複数の分割抵抗を有し、該分割抵抗
    により、電位が異なる表示用電圧を複数発生するバイア
    ス抵抗回路と、 該表示用電圧を用いて、表示データに基づいて該液晶表
    示素子を駆動するダイナミック駆動型LCDドライバと
    を備え、 該複数の分割抵抗のうちの所定のものは、該LSIチッ
    プの外部信号入力ポートに設定された設定電位に基づい
    て、その抵抗値が変化するよう構成した可変抵抗回路か
    らなる液晶表示素子の駆動装置。
  8. 【請求項8】 LSIチップ内に組み込まれた、液晶表
    示素子を駆動する駆動装置であって、 電源電圧を分割する複数の分割抵抗を有し、該分割抵抗
    により、電位が異なる表示用電圧を複数発生するバイア
    ス抵抗回路と、 該表示用電圧を用いて、表示データに基づいて該液晶表
    示素子を駆動するダイナミック駆動型LCDドライバと
    を備え、 該複数の分割抵抗のうちの所定のものは、その両端の接
    続ノードを配線により該LSIチップの外部に取り出し
    てなる外部端子を有する液晶表示素子の駆動装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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