JPH0832793A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH0832793A
JPH0832793A JP6166823A JP16682394A JPH0832793A JP H0832793 A JPH0832793 A JP H0832793A JP 6166823 A JP6166823 A JP 6166823A JP 16682394 A JP16682394 A JP 16682394A JP H0832793 A JPH0832793 A JP H0832793A
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Takashi Suzuki
隆史 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ぎざつきのない高品位な画像出力可能な斜体
処理を行なうこと。 【構成】 ライン毎に入力される画像信号を記憶するS
RAM707,708と、SRAM707,708から
画像信号をライン毎に読出すアドレスカウンタ703
と、SRAM707,708から読出された画像信号を
補間処理する補間演算部105と、アドレスカウンタ7
03による画像信号の読出し開始位置及び補間演算部に
よる画像信号の補間率を画像の移動量及び変倍率に応じ
て制御する補間率生成部106とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像信号に対して画像の
移動及び変倍処理を行なう画像処理装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】デジタル複写機の如く、原稿画像を光電
的に読取って得た画像信号を電気的に処理する装置にお
いて、原稿画像を傾けて出力する斜体処理が提案されて
いる。
【0003】本出願人も、特開昭62−232259号
公報,特開昭63−199568号公報に記載の如く、
前述の如くの斜体処理を提案している。
【0004】これら公報に記載の斜体処理は、ライン毎
に入力する画像信号を記憶するメモリからの読出し開始
タイミング或いはアドレスを1又は複数ライン単位に変
化させていくことにより所望の斜体出力を得ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、画像の1ライ
ンの時間間隔が短い高速な複写機では、読出し開始タイ
ミング或いはアドレスを1ライン毎に変えることはでき
ず、2ライン毎あるいは3ライン毎にしか変えられない
ため画像にぎざつきが発生していた。
【0006】このぎざつきは、画像信号に対して拡大処
理を行った場合には、ぎざつきが強調されてしまい、好
ましいものではなかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点に鑑み
てなされたもので、斜体処理による画像のぎざつきを防
止し、良好な斜体処理を可能とするものであり、詳しく
は、ライン毎に入力される画像信号を記憶する記憶手段
と、前記記憶手段から画像信号をライン毎に読出す読出
手段と、前記記憶手段から読出された画像信号を補間処
理する処理手段と、前記読出手段による画像信号の読出
し開始位置及び前記処理手段による画像信号の補間率を
画像の移動量及び変倍率に応じて制御する制御手段とを
有する画像処理装置を提供するものである。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。
【0009】図1はデジタル・フルカラー複写機の画像
処理回路のブロック図である。901は赤(R)、緑
(G)及び青(B)のフィルタを備えた3本のCCDラ
インセンサを有し原稿からの反射光を色分解して電気信
号に変換してアナログRGB信号を出力する3ラインC
CDである。902はCCD901からのアナログRG
B信号を夫々デジタルRGB信号に変換するA/D変換
部である。
【0010】シェーディング補正部903は、CCD9
01の各画素の感度の不均一や光源の光量の傾き等に起
因するシェーディング歪を補正するものである。同図に
おいて、R、G、Bとして示した信号はA/D変換部9
02から出力された各8ビットのデジタル画像信号であ
る。
【0011】CCD901は、R、G、B用のそれぞれ
3つのCCDラインセンサが、ある一定距離をもって配
置されている。従って、このデジタル画像信号は、この
3本のCCDラインセンサの空間的ズレによって発生し
た時間的なズレを持った信号となっている。3ラインつ
なぎ部904においてこの時間的ズレが補正される。
【0012】入力マスキング部905は、CCD901
のRGBの分光特性を標準RGB空間に補正するための
演算を行う。
【0013】LOG変換部906はRAMによって構成
されたルックアップテーブルであり、R、G、Bの輝度
信号がそれぞれC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イ
エロー)の濃度信号に変換される。
【0014】マスキング/UCR部907は、入力され
たC、M、Yの濃度信号からプリント記録用に使われる
トナーの色にごりを除去する演算と、Bk(ブラック)
信号を生成する。
【0015】F値補正部908は、プリントする濃度の
指定に合わせて濃度値(F値)を各色ごとに補正するた
めの補正テーブルであり、変倍部909は画像の大きさ
を変える変倍回路である。912は画像を処理する基本
クロックVCLKを生成するための発振器であり、その
出力を分周回路913で分周したものがVCLKとな
る。
【0016】制御部911は本装置の制御を司るマイク
ロコンピュータ(以下CPU)と、CPUを動作させる
プログラムを格納したROM、各種プログラムを実行す
るワークエリアとして用いるRAMと、CPUに接続さ
れる入出力ポート(以下I/Oポート)からなる。R/
E*信号はこのI/Oポートから出力された信号であ
る。
【0017】同期信号生成部910は、図2に示す各種
同期信号を生成する。LSYNCは1ライン(主走査)
の始めを表す同期信号である。RVEとWVEは主走査
同期信号であり、変倍部909を制御するためのもので
ある。PEは画像の1ページ(副走査)の有効区間を表
す信号である。
【0018】本デジタル・フルカラー複写機において主
走査方向の変倍は、変倍部909に設けられた画像デー
タの変倍用メモリへの書き込みと、メモリからの読み出
しを制御することで行われる。つまり、メモリから同じ
画像データを続けて読み出せば拡大したことになり、メ
モリへ画像データを間引いて書き込めば縮小したことに
なる。本デジタル・フルカラー複写機の機能において、
図3のように原稿画像をななめ出力する斜体機能がある
が、これは上述の変倍機能に用いた、メモリから画像デ
ータを読み出すタイミングをずらすことで実現してい
る。具体的には変倍部909においてメモリからの読み
だしを制御するRVE信号の発生タイミングを制御部9
11で図4のように各ライン毎に変えればいい。
【0019】(変倍部909)図5は本発明を適用した
変倍部909の一実施例のブロック図である。これは、
図1の変倍部909に相当する部分である。
【0020】図5において101、104、108はR
/E*信号に応じて出力を切り換えるセレクタである。
R/E*信号は制御部911のI/Oポートから出力さ
れた信号であり、縮小と等倍時には1になり、拡大時に
は0になる。このセレクタによって画像信号の流れを拡
大時とそれ以外の時とで変えている。つまり、拡大時
(R/E*信号は0)にはセレクタ101、RAM−R
/W部103、セレクタ104、補間演算部105、セ
レクタ108、ゲート109の順で画像信号が流れる。
そして、縮小/等倍時(R/E*信号は1)にはセレク
タ104、補間演算部105、セレクタ101、RAM
−R/W部103、セレクタ108、ゲート109の順
で画像信号が流れる。
【0021】ゲート109は無効画像をカットするため
のゲートであり、無効画像制御部107からのPVGT
信号によって制御される。
【0022】RAM−R/W部103は内蔵のSRAM
110への画像データの読み出しと書込みを行う。リー
ドアドレスロード値生成部102では、RAM−R/W
部103でSRAM110からのデータの読みだしを行
う際のアドレスの、ラインごとの13ビットのロード値
RCLDを生成する。
【0023】補間演算部105は画像データに対して補
間演算を行い、補間率生成部106はその補間演算の際
の4ビットの補間率PRATE<3..0>を生成す
る。
【0024】以下、図5の各部の詳細説明を行なう。
【0025】(RAM−R/W部103)RAM−R/
W部103の詳細な説明を図6を用いて行う。RAM−
R/W部103に内蔵のSRAM110はSRAM−A
708とSRAM−B707の2つのSRAMからな
り、これら2つのSRAMに対して、交互に書込みと読
みだしを行う。即ち、BOE*が1でAOE*が0の時
にはSRAM−B707から画像データが読み出され、
SRAM−A708には画像データが書き込まれてい
る。反対にAOE*が1でBOE*が0の時にはSRA
M−A708から画像データが読み出され、SRAM−
B707には画像データが書き込まれている。BOE
*、AOE*の信号はJKフリップフロップ704で生
成され、1ラインごとの同期信号LSYNCと図7の様
な関係で生成される。つまり、SRAM−A708とS
RAM−B707に対して読み出しと書き込みを1ライ
ンごとに交互に行う。
【0026】JKフリップフロップ704のリセット端
子に入力されているCPU−RESET*信号は電源投
入時に制御部911内のCPUをリセットするために一
旦0になる信号である。JKフリップフロップ704の
リセット端子に0が入力されるとBOE*は1に、AO
E*は0になる。
【0027】SRAM707、708のWE*端子に
は、それぞれAOE*、BOE*信号とWCK信号をゲ
ート710、709で論理演算したものが入力されてい
る。これは、SRAMへの画像データの書込みを制御す
るためである。WCKは図5の補間率生成部106から
入力される。
【0028】SRAM708、707を読み書きする際
のアドレスは13ビットカウンタ702、703で生成
される。702は書込み時のアドレスを生成するアップ
カウンタで、703は読みだし時のアドレスを生成する
ためのアップカウンタである。カウンタ702、703
を動かすクロックはそれぞれWCKとRCKであり、図
5の補間率生成部106で作られる。
【0029】カウンタ702には、LD端子に入力され
たWVE*信号が1の時に、レジスタ701に設定した
値がロード値として設定される。カウンタ703にはL
D端子に入力されたR−LD信号が1の時に、図5のリ
ードアドレスロード値生成部102で後述の如く、生成
された13ビットのRCLD信号がロード値として設定
される。カウンタ702、703はそれぞれE端子に入
力されるWVE信号とRVE信号が1の時に動作し、0
の時にはカウント動作が停止する。従って、カウンタ7
03へのRCLD信号の値を変化させることにより、S
RAM708、707の読みだし開始アドレスを変化さ
せることができ、これにより、図3の如くの斜体機能を
達成できる。
【0030】セレクタ705、706は、SRAM70
8と707がそれぞれ書込み動作時には、アドレスとし
てカウンタ702の出力が入力され、読みだし動作時に
はアドレスとしてカウンタ703の出力が入力されるよ
うに、AOE*信号とBOE*信号に従ってアドレスを
切り換えるためのセレクタである。
【0031】711はセレクタ101からの画像信号V
1が入力されるトライ・ステイト・バッファであり、B
OE*が1の時には出力はハイ・インピーダンスにな
る。これはSRAM−A708の出力とトライ・ステイ
ト・バッファ711の出力がぶつからないようにするた
めのものである。同様に、714もセレクタ101から
の画像信号V1が入力されるトライ・ステイト・バッフ
ァであり、AOE*が1の時には出力はハイ・インピー
ダンスになる。これはSRAM−B707の出力とトラ
イ・ステイト・バッファ714の出力がぶつからないよ
うにするためのものである。
【0032】セレクタ715はSRAM−A708が読
みだし状態にある時にはV2としてSRAM−A708
のデータをバッファ716を介して出力し、SRAM−
B707が読みだし状態にある時にはV2としてSRA
M−B707のデータをバッファ717を介して出力す
るためのものである。
【0033】(無効画像制御部107)無効画像制御部
107の詳細な説明を図8を用いて行う。
【0034】リードアドレス・ロード値生成部102か
ら入力された、V−ENB1信号、V−ENB2信号、
START信号のOR信号がJKフリップ・フロップ5
02に入力され、V−ENB1信号、V−ENB2信
号、START信号のうちどれか1つでも1になるとP
VGT信号は1になり、V−ENB1信号、V−ENB
2信号、START信号の全てが0のときにR−LD信
号が1になるとPVGT信号は0になる。フリップ・フ
ロップ501は回路の遅延を合わせるためのものであ
る。
【0035】(リードアドレス・ロード値生成部10
2)図9はリードアドレス・ロード値生成部102の詳
細図である。206はリードアドレス・ロード値RCL
DとしてY端子から出力するデータを、A、B、Cに入
力されるデータの中から選択するためのセレクタであ
る。a、b、c端子に入力されるセレクト信号に従って
図10のように制御される。そのセレクト信号であるS
TART信号、CMP1信号、CMP2信号はセレクト
信号生成部207で生成される。B、Cに入力されるデ
ータはレジスタ208とレジスタ209に制御部911
内のCPUによって設定されている値である。
【0036】Aに入力されるデータは、画像の1ライン
目はレジスタ203に設定された値であり、それ以降の
ラインでは加算器202の出力である。その切り換えは
P−INT信号によってセレクタ204で行われる。図
11が図1の同期信号生成部910内に設けられている
P−INT信号のの生成回路であり、図2に示すように
画像の最初の1ライン分だけ1になるP−INT信号を
生成する。CPU−RESET*は電源投入直後1回0
になり、フリップ・フロップ804、805を初期化
し、これにより、P−INTは最初0になり、PE信号
が発生するまで0のままである。そして、PE信号の発
生時にフリップ・フロップ804のQ出力及びフリップ
・フロップ805のQ*出力が夫々1となり、次のLS
YNCの入力迄、ゲート806から1出力がなされる。
【0037】加算器202の出力は端子Aと端子Bの加
算結果(26ビット)である。加算器202のB端子に
入力される値はラッチ205に保持されている1ライン
前のセレクタ204の出力データ(26ビット)であ
る。A端子に入力される値はRCAE信号が1の時には
レジスタ201に設定された値であり、RCAE信号が
0の時には0が入力される。つまり、RCAE信号が0
の時には加算器の出力は増加せず、加算されないのと同
様の結果になる。RCAE信号は図5の補間率生成部1
06で作られる。
【0038】図9のSTART信号は後述する図12の
回路でRVE信号の先頭1画素分だけ1になるように生
成され、その時図9のセレクタ206の出力はA端子に
入力されるラッチ205からの26ビットデータのうち
の上位13ビットのデータになる。つまりSTART信
号が画像の頭で1画素分1になって、リードカウンタ7
03に1ラインごとのスタートアドレスがロードされ
る。
【0039】これによって、1ラインごとにRAM−R
/W部103に与える読み出し開始アドレスをずらす事
が可能となり、1ラインごとに読み出される画像位置が
ずれることで斜体画像となる。
【0040】斜体の角度はアドレス加算値であるレジス
タ201に入れる値の大きさで決まる。レジスタ201
に入れた値が小さければ斜体の角度は小さく、レジスタ
201に入れた値が大きければ斜体の角度も大きくな
る。具体的には、斜体角度をθとすると、8192×tanθ
がレジスタ201に入れる値となる。角度がマイナスの
時にはレジスタ201に入れる値を負の数(補数)にす
れば良い。
【0041】図12は図9のセレクト信号生成部207
の詳細図である。R−Adrは図5のRAM−R/W部
103で生成した13ビットのリードアドレス値であ
り、図6のリードアドレスカウンタ703の出力であ
る。R−Adrはコンパレータ305のA端子に入力さ
れ、B端子に入力されるレジスタ301の値と比較さ
れ、等しくなるとHit1信号が発生する。レジスタ3
07のビット0のCMPE1信号はHit1信号による
回路制御を許可するか禁止するかを制御し、CMPE1
信号が0の時は禁止、CMPE1信号が1の時は許可に
なる。CMP1信号が1の時に、図9のセレクタ206
のY端子からの出力はB端子に入力される信号になる。
つまり、リードアドレスカウンタ703のアドレスR−
Adrがレジスタ301に設定したアドレスになると、
レジスタ208(図9)に設定したアドレスにリードア
ドレスカウンタ703のアドレスが飛ぶ。
【0042】レジスタ307のビット1のVENB1信
号は、CMP1信号が1の時になった時に画像を有効に
するか無効にするかの切り換えであり、1の時有効に
し、0の時に無効にする。
【0043】同様に、リードアドレスカウンタ703の
アドレスR−Adrがレジスタ302に設定したアドレ
スと等しくなったことをコンパレータ306が検出する
とHit2信号を発生する。レジスタ308のビット0
のCMPE2信号はHit2信号による回路制御を許可
するか禁止するかを制御し、CMPE2信号が0の時は
禁止、CMPE2信号が1の時は許可になる。レジスタ
308のビット1のVENB2信号は、CMP2信号が
1の時になった時に画像を有効にするか無効にするかの
切り換えであり、1の時有効にし、0の時に無効にす
る。またCMP2信号が1になると、レジスタ209
(図2)に設定したアドレスにリードアドレスカウンタ
703のアドレスが飛ぶ。
【0044】また、セレクト信号生成部207のVEN
B1,VENB2,START,R−LDは図8の無効
画像制御部107に入力され、例えば、CMPE1が
1、VENB1信号が1、レジスタ301の設定値が1
0、CMPE2が1、VENB2信号が0、レジスタ3
02の設定値が3000の時、図13のようにリードア
ドレスが10から3000の間だけ図8の無効画像制御
部107のPVGT信号が1になり、これにより、図5
のゲート109でPVGT信号が0の区間の画像データ
OUTの値を0にする。この時図9のレジスタ208と
209はそれぞれレジスタ301、302の設定値より
1大きい設定値つまり、11と3001にしておく。
【0045】(補間演算部105)図14は補間演算部
105の詳細なブロック図である。補間演算部105は
変倍の倍率に応じた4ビットの補間率PRATE<
3..0>を図5の補間率生成部106から受け取り、
2画素間のデータを線形補間演算を行った値をV4とし
て出力する。603、604、605、606はセレク
タであり、PRATE<3..0>の各ビットによって
各セレクタは制御される。
【0046】607、608、609、610は加算器
であり、加算器607、608、609のA端子の入力
データとB端子の入力データと出力データの関係は、 出力データ=(A入力データ+B入力データ)/2 であり、加算器610のA端子の入力データとB端子の
入力データと出力データ(V4)の関係は、 出力データ=(A入力データ+B入力データ+1)/2 である。
【0047】各セレクタ、加算器に入力されるデータ
X、Yは、図5のセレクタ104からの入力データV3
の1クロック遅れのデータと2クロック遅れのデータで
ある。601、602は図15に示したラッチ付きフリ
ップ・フロップで、それは図16のように通常のフリッ
プ・フロップ1701とセレクタ1702で定義され
る。つまり、図14において、MData−Req信号
が1になると、VCLKの立ち上がりでV3の新しいデ
ータがフリップ・フロップ601、602から出力され
るが、Data−Req信号が0の間は出力されるデー
タは変化しない。
【0048】この回路構成によるV4とX、Y、PRA
TEとの関係は下式のようになる。
【0049】V4=X×(15−PRATE+1)/1
6+Y×(PRATE)/16 (補間率生成部)図17は4ビットの補間率PRATE
<3..0>を生成するための補間率生成部106の詳
細なブロック図である。
【0050】401はセレクタであり、R/E*信号が
1の時(縮小、等倍時)にはVE信号はWVE信号とな
り、0の時(拡大時)にはVE信号はRVE信号にな
る。
【0051】402は4ビットカウンタであり、CLR
端子にはVE信号とVCLK信号によって生成されたL
−INT信号が入力されている。即ち、VE信号の入力
時にフリップ・フロップ801のQ*出力とフリップ・
フロップ802のQ出力が夫々0となり、これにより、
L−INT信号がゲート803より出力される。従っ
て、L−INT信号は1ラインの最初の1画素分1にな
る信号である。4ビットカウンタ402のCLR端子に
1が入力されるとカウント値は初期化され、RC端子か
らの出力は0になり、レジスタ403の値がカウンタ4
02のロード値として設定される。405は13ビット
の加算器であり、加算結果が8191を越えるとCO端
子からの出力(キャリー信号)が1になる。VE信号が
1の区間において、このキャリー信号が1になるとDa
ta−Req信号が1になり、補間演算部105に入力
される。また、このときゲート回路416からRCK信
号がRAM−R/W部103へ出力される。従って、こ
のRCK信号によりRAM−R/W部103のSRAM
708,707より変倍率に応じたタイミングで画像信
号の読出しがなされ、主走査方向に関する変倍処理が実
行される。
【0052】406はセレクタであり、ラインの先頭で
1画素分0になるL−INT*信号によって制御され、
L−INT*信号が0の時にはA端子の入力が出力さ
れ、L−INT*信号が1の時にはB端子の入力が出力
される。
【0053】縮小時と等倍時には、レジスタ403に設
定される値(n)とレジスタ404に設定される値
(X)と倍率(M%)の間の関係は図18のような関係
になっている。尚、拡大時には、 M(%)=819200/X の関係になっており、レジスタ403に設定される値
(n)は0である。
【0054】レジスタ408の値は補間率PRATE<
3..0>のラインごとの初期値であり、セレクタ41
0の制御入力としてP−INTが入力され、1ページ
(副走査)の最初だけレジスタ408の値がセレクタ4
10から出力される。
【0055】レジスタ409の値(OFST)は補間率
PRATE<3..0>のオフセット値であり、OFS
Tと倍率(M)と斜体角度(θ)の間は以下の関係にな
っている。
【0056】 OFST=819200/M(%)×tanθ
【0057】図19はその補間率PRATE<3..0
>の画素ごとの値の変化を図にしたものである。
【0058】拡大倍率(M)が400%で、斜体角度が
45度だとすると上述の通り、レジスタ404に設定さ
れる値(X)と、レジスタ409の値(OFST)の値
はそれぞれ、下記のようになる。レジスタ408の値は
通常0の固定値である。
【0059】X=819200/M(%) 819200/400 2048 OFST=819200/M(%)×tanθ =819200/400×tan45 =2048
【0060】図19の1901は有効画像範囲であり、
左端が1ラインの先頭を表している。□の画素は拡大す
る前の画素を表し、○の画素は拡大の補間演算で得られ
た画素を表している。400%の拡大なので□の画素1
つに対して○の画素が3つ作られ4倍に画素を増やして
いる様子を表している。□と○の中の数字は補間率PR
ATE<3..0>の10進数での値を表している。
【0061】画素Pは画像の1ページ(副走査)の最初
でかつ1ライン(主走査)の最初なので、セレクタ40
6の制御信号L−INT*は0であり、そのA端子の入
力が選択され、また、セレクタ410の制御信号P−I
NTは1でありそのB端子の入力が選択されるので、画
素Pの補間率は初期値であるレジスタ408の値そのも
のとなり0である。
【0062】P1の画素の補間率は初期値0にレジスタ
404の値(X)2048を加算器405で加算した値
2048の上位4ビットの値であり4になる。同様にP
2の画素の補間率はP1のフリップ・フロップ407の出
力値2048とレジスタ404の値(X)2048を加
算器405で加算した値4096の上位4ビットの値で
あり8になる。このようにして補間率は変化していき、
画素Qになると加算器405は1周して0にもどる。各
画素に関するフリップ・フロップ407の出力値と補間
率の関係を図20に示す。
【0063】Pの画素の画像データをV(P)、Qの画
素の画像データをV(Q)とし、P1〜P3の画素の画
像データをそれぞれV(P1)〜V(P3)とすると、以
下のように画像データは補間率PRATE(3..0)
から生成される。この演算は上述の通り図14の補間演
算部105で行われ、その結果生成される画像データは
図14中ではV4に相当する。
【0064】 V(P)=V(P)×1+V(Q)×0=V(P) V(P1)=V(P)×(3/4)+V(Q)×(1/
4) V(P2)=V(P)×(1/2)+V(Q)×(1/
2) V(P3)=V(P)×(1/4)+V(Q)×(3/
4) S1は次のラインの先頭画素でありその補間率は、P−
INTは0であるので、Pの時のフリップ・フロップ4
11の出力値0とレジスタ409の値(OFST)20
48を加算器412で加算した値2048の上位4ビッ
トの値4となる。同様に、S2の画素の補間率は、S1
時のフリップ・フロップ411の出力値2048とレジ
スタ409の値(OFST)2048を加算器412で
加算した値4096の上位4ビットの値8となる。以
下、同様にして、各画素に対する補間率が決定される。
【0065】つまり、412は加算器であり、加算器4
12の出力がラインごとの補間率の初期値となるので、
すなわちラインごとに補間率の初期値がレジスタ409
の値(OFST)ずつ変化することになる。これによっ
て、斜体時に補間率PRATE<3..0>の値も画像
と同様に、ラインごとに斜体角度に応じてずらしていく
事が可能となる。
【0066】加算器412の加算結果が8191を越え
るとCO端子からの出力(キャリー信号)が1になる。
P−INT信号が0の区間において、このキャリー信号
が1になるとRCAE信号が1になり、図5のリードア
ドレス・ロード値生成部102に入力される。
【0067】レジスタ413は加算器412からのキャ
リー信号の極性を制御するためのもので、レジスタ41
3の値が1ならキャリー信号の極性はゲート415で反
転される。この制御は斜体角度の方向に応じて行われ
る。
【0068】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によると、ラ
イン毎に入力される画像信号を記憶する記憶手段と、前
記記憶手段から画像信号をライン毎に読出す読出手段
と、前記記憶手段から読出された画像信号を補間処理す
る処理手段と、前記読出手段による画像信号の読出し開
始位置及び前記処理手段による画像信号の補間率を画像
の移動量及び変倍率に応じて制御する制御手段とを有す
るので、変倍処理を伴う斜体処理においても、画像にぎ
ざつきのない、画像品位の高い画像出力を得ることが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像処理回路のブロック図。
【図2】各種同期信号のタイミングチャート図。
【図3】斜体画像の説明図。
【図4】斜体処理の説明図。
【図5】変倍部のブロック図。
【図6】RAM−R/W部のブロック図。
【図7】AOE*信号及びBOE*信号のタイミングチ
ャート図。
【図8】無効画像制御部のブロック図。
【図9】リードアドレス・ロード値生成部のブロック
図。
【図10】セレクタの説明図。
【図11】信号生成回路のブロック図。
【図12】セレクト信号生成部のブロック図。
【図13】PVGT信号の説明図。
【図14】補間演算部のブロック図。
【図15】フリップ・フロップの説明図。
【図16】フリップ・フロップの構成図。
【図17】補間率生成部のブロック図。
【図18】レジスタにセットされる値の説明図。
【図19】画像処理例の説明図。
【図20】補間率の説明図。
【符号の説明】
102 リードアドレス・ロード値生成部 103 RAM−R/W部 105 補間演算部 106 補間率生成部 107 無効画像制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06T 3/00 G06F 15/66 340

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ライン毎に入力される画像信号を記憶す
    る記憶手段と、 前記記憶手段から画像信号をライン毎に読出す読出手段
    と、 前記記憶手段から読出された画像信号を補間処理する処
    理手段と、 前記読出手段による画像信号の読出し開始位置及び前記
    処理手段による画像信号の補間率を画像の移動量及び変
    倍率に応じて制御する制御手段とを有することを特徴と
    する画像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像処理装置におい
    て、前記制御手段は前記記憶手段からの画像信号の読出
    しタイミングを更に制御することを特徴とする画像処理
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の画像処理装置におい
    て、前記画像の移動量は画像の傾き量であることを特徴
    とする画像処理装置。
JP6166823A 1994-07-19 1994-07-19 画像処理装置 Withdrawn JPH0832793A (ja)

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