JPH08327668A - 電気量測定器 - Google Patents
電気量測定器Info
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- JPH08327668A JPH08327668A JP7137076A JP13707695A JPH08327668A JP H08327668 A JPH08327668 A JP H08327668A JP 7137076 A JP7137076 A JP 7137076A JP 13707695 A JP13707695 A JP 13707695A JP H08327668 A JPH08327668 A JP H08327668A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】各種形状コアに最適な固定手段をもつ電気量測
定器を提供すること。 【構成】被測定系電流量を磁気に変換し、その磁気をセ
ンサで検出する電気量測定器において、凹形断面のパー
マロイ材の環状コアと、環状コア用のシールドと、その
一辺に形成され磁電変換素子を取り付けた第１凹部と，
第１凹部の外側に形成された第２凹部を設けたＰＣ板
と、ＰＣ板挿入溝とシールド・コア挿入穴を設けた端子
台とを備え、第１凹部に環状コアを，第２凹部にシール
ドを組み込んで固定してなるＰＣ板をＰＣ板挿入溝に挿
入して環状コア及びＰＣ板を端子台に一体に固定するこ
とで、曲げコアを容易に固定できる。
定器を提供すること。 【構成】被測定系電流量を磁気に変換し、その磁気をセ
ンサで検出する電気量測定器において、凹形断面のパー
マロイ材の環状コアと、環状コア用のシールドと、その
一辺に形成され磁電変換素子を取り付けた第１凹部と，
第１凹部の外側に形成された第２凹部を設けたＰＣ板
と、ＰＣ板挿入溝とシールド・コア挿入穴を設けた端子
台とを備え、第１凹部に環状コアを，第２凹部にシール
ドを組み込んで固定してなるＰＣ板をＰＣ板挿入溝に挿
入して環状コア及びＰＣ板を端子台に一体に固定するこ
とで、曲げコアを容易に固定できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は電流を磁気に変換する電
気量測定器に係り、特に、パーマロイのコアの磁電変換
素子を用いた電気量測定器に関する。
気量測定器に係り、特に、パーマロイのコアの磁電変換
素子を用いた電気量測定器に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の電気量測定器は、図１０に示すよ
うに磁電変換素子４に磁界を印加するコア５は、束線バ
ンド６でＰＣ板２に固定され、ＰＣ板２は固定ネジ３に
より筐体１に固定されている。また一次導線７はコア５
を貫通して端子台８へ配線されている。
うに磁電変換素子４に磁界を印加するコア５は、束線バ
ンド６でＰＣ板２に固定され、ＰＣ板２は固定ネジ３に
より筐体１に固定されている。また一次導線７はコア５
を貫通して端子台８へ配線されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の電気
量測定器には、磁界を印加するコアの材質は価格の面か
ら主にフェライト材を使用したものが多く、そのためＣ
型コアが使用されており、ケースあるいは束縛バンドに
よる固定方法が用いられていた。しかし、Ｃ型コアでは
各種電気量測定器の大きさ、形状、容量により適合でき
なくなってきたので、各種形状のコアが使用されるよう
になってきた。それに伴って、各種形状のコアを簡単か
つ容易に固定できる固定手段を備えた電気量測定器の開
発が望まれていた。本発明は上記事情に鑑みてなされた
もので、その目的は各種形状のコアに最適な固定手段を
備えた電気量測定器を提供することにある。
量測定器には、磁界を印加するコアの材質は価格の面か
ら主にフェライト材を使用したものが多く、そのためＣ
型コアが使用されており、ケースあるいは束縛バンドに
よる固定方法が用いられていた。しかし、Ｃ型コアでは
各種電気量測定器の大きさ、形状、容量により適合でき
なくなってきたので、各種形状のコアが使用されるよう
になってきた。それに伴って、各種形状のコアを簡単か
つ容易に固定できる固定手段を備えた電気量測定器の開
発が望まれていた。本発明は上記事情に鑑みてなされた
もので、その目的は各種形状のコアに最適な固定手段を
備えた電気量測定器を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項１は、被測定系電流量を磁気に変換
し、その磁気をセンサで検出する電気量測定器におい
て、凹形断面のパーマロイ材の環状コアと、前記環状コ
ア用のシールドと、その一辺に形成され磁電変換素子を
取り付けた第１凹部と，この第１凹部の外側に形成され
た第２凹部を設けたＰＣ板と、ＰＣ板挿入溝とシールド
・コア挿入穴を設けた端子台とを備え、前記第１凹部に
前記環状コアを，前記第２凹部に前記シールドを組み込
んで固定してなるＰＣ板を前記ＰＣ板挿入溝に挿入して
前記環状コア及び前記ＰＣ板を前記端子台に一体に固定
することを特徴とする。
に、本発明の請求項１は、被測定系電流量を磁気に変換
し、その磁気をセンサで検出する電気量測定器におい
て、凹形断面のパーマロイ材の環状コアと、前記環状コ
ア用のシールドと、その一辺に形成され磁電変換素子を
取り付けた第１凹部と，この第１凹部の外側に形成され
た第２凹部を設けたＰＣ板と、ＰＣ板挿入溝とシールド
・コア挿入穴を設けた端子台とを備え、前記第１凹部に
前記環状コアを，前記第２凹部に前記シールドを組み込
んで固定してなるＰＣ板を前記ＰＣ板挿入溝に挿入して
前記環状コア及び前記ＰＣ板を前記端子台に一体に固定
することを特徴とする。
【０００５】本発明の請求項２は、被測定系電流量を磁
気に変換し、その磁気をセンサで検出する電気量測定器
において、凹形断面のパーマロイ材の環状コアと、それ
ぞれに磁電変換素子を取り付けた凹部を２ケ所設けたＰ
Ｃ板と、ＰＣ板挿入溝を設けた端子台一体構造の筐体と
を備え、前記それぞれの凹部に前記環状コアを組み込ん
で固定してなるＰＣ板を前記ＰＣ板挿入溝に挿入して前
記環状コア及びＰＣ板を前記端子台に一体に固定するこ
とを特徴とする。
気に変換し、その磁気をセンサで検出する電気量測定器
において、凹形断面のパーマロイ材の環状コアと、それ
ぞれに磁電変換素子を取り付けた凹部を２ケ所設けたＰ
Ｃ板と、ＰＣ板挿入溝を設けた端子台一体構造の筐体と
を備え、前記それぞれの凹部に前記環状コアを組み込ん
で固定してなるＰＣ板を前記ＰＣ板挿入溝に挿入して前
記環状コア及びＰＣ板を前記端子台に一体に固定するこ
とを特徴とする。
【０００６】本発明の請求項３は、被測定系電流量を磁
気に変換し、その磁気をセンサで検出する電気量測定器
において、ほぼコ字形断面構造をもつパーマロイ材のコ
アと、磁電変換素子を取り付けた凹部とその凹部の近傍
に溝を設けたＰＣ板と、前記ＰＣ板を支持する筐体とを
備え、前記コアの端部の開口部を前記ＰＣ板凹部に組み
込み、さらにこのコアの折り返し部分を前記ＰＣ板の溝
に挿入して前記コアと前記ＰＣ板を前記筐体に一体に固
定することを特徴とする。
気に変換し、その磁気をセンサで検出する電気量測定器
において、ほぼコ字形断面構造をもつパーマロイ材のコ
アと、磁電変換素子を取り付けた凹部とその凹部の近傍
に溝を設けたＰＣ板と、前記ＰＣ板を支持する筐体とを
備え、前記コアの端部の開口部を前記ＰＣ板凹部に組み
込み、さらにこのコアの折り返し部分を前記ＰＣ板の溝
に挿入して前記コアと前記ＰＣ板を前記筐体に一体に固
定することを特徴とする。
【０００７】本発明の請求項４は、被測定系電流量を磁
気に変換し、その磁気をセンサで検出する電気量測定器
において、ほぼコ字形断面構造をもつパーマロイ材のコ
アと、その端面に凹部とこの凹部に続く溝を設けたＰＣ
板と、前記ＰＣ板を支持する筐体とを備え、前記コアの
端部の開口部を前記ＰＣ板端面の凹部に組み込み、さら
にこのコアの折り返し部分を前記ＰＣ板端面の溝に組み
込み、前記コアとＰＣ板を前記筐体に一体に固定される
ことを特徴とする。
気に変換し、その磁気をセンサで検出する電気量測定器
において、ほぼコ字形断面構造をもつパーマロイ材のコ
アと、その端面に凹部とこの凹部に続く溝を設けたＰＣ
板と、前記ＰＣ板を支持する筐体とを備え、前記コアの
端部の開口部を前記ＰＣ板端面の凹部に組み込み、さら
にこのコアの折り返し部分を前記ＰＣ板端面の溝に組み
込み、前記コアとＰＣ板を前記筐体に一体に固定される
ことを特徴とする。
【０００８】本発明の請求項５は、請求項１乃至請求項
４記載の電気量測定器において、電流供給用電線は一端
に端子台取付用孔，他端に固定ネジ用孔を設けたＬ型、
変形Ｌ型、Ｉ型、変形Ｉ型と、両端に固定ネジ用孔を設
けたコ型、変形コ型とを少なくとも１個づつ用いて構成
したことを特徴とする。
４記載の電気量測定器において、電流供給用電線は一端
に端子台取付用孔，他端に固定ネジ用孔を設けたＬ型、
変形Ｌ型、Ｉ型、変形Ｉ型と、両端に固定ネジ用孔を設
けたコ型、変形コ型とを少なくとも１個づつ用いて構成
したことを特徴とする。
【０００９】
【作用】本発明の請求項１によると、曲げコアを用い、
端子台にシールド、曲げコアが収納されるシールド・コ
ア挿入穴及びＰＣ板挿入溝を持たせ、磁電変換素子を実
装したＰＣ板を、曲げコアの中央部に磁電変換素子が挿
入される形をとりながら端子台と組立てることで曲げコ
アを固定する。
端子台にシールド、曲げコアが収納されるシールド・コ
ア挿入穴及びＰＣ板挿入溝を持たせ、磁電変換素子を実
装したＰＣ板を、曲げコアの中央部に磁電変換素子が挿
入される形をとりながら端子台と組立てることで曲げコ
アを固定する。
【００１０】本発明の請求項２によると、ＰＣ板に２ケ
所凹凸部を設け、この凹凸部にそれぞれ磁電変換素子を
実装し、曲げコアをこのＰＣ板に嵌め込んで磁電変換素
子を固定し、さらにこのＰＣ板を端子台一体構造の筐体
のＰＣ板挿入溝に挿入することで曲げコアを固定する。
所凹凸部を設け、この凹凸部にそれぞれ磁電変換素子を
実装し、曲げコアをこのＰＣ板に嵌め込んで磁電変換素
子を固定し、さらにこのＰＣ板を端子台一体構造の筐体
のＰＣ板挿入溝に挿入することで曲げコアを固定する。
【００１１】本発明の請求項３によると、曲げコアの端
部の開口部をＰＣ板凹部に組み込み、この曲げコアの折
り返し部分をＰＣ板の溝に挿入したＰＣ板を筐体に組み
込むことで容易に曲げコアを固定する。
部の開口部をＰＣ板凹部に組み込み、この曲げコアの折
り返し部分をＰＣ板の溝に挿入したＰＣ板を筐体に組み
込むことで容易に曲げコアを固定する。
【００１２】本発明の請求項４によると、曲げコアの端
部の開口部をＰＣ板端面の凹部、またこの曲げコアの折
り返し部分をＰＣ板端面の溝に組み込んだＰＣ板を筐体
に一体に固定することで容易に曲げコアを固定する。
部の開口部をＰＣ板端面の凹部、またこの曲げコアの折
り返し部分をＰＣ板端面の溝に組み込んだＰＣ板を筐体
に一体に固定することで容易に曲げコアを固定する。
【００１３】本発明の請求項５によると、電流供給用電
線として、Ｌ型、変形Ｌ型、Ｉ型、変形Ｉ型、コ型、変
形コ型等を用いることで各種形状の電気量測定器に適用
できる。
線として、Ｌ型、変形Ｌ型、Ｉ型、変形Ｉ型、コ型、変
形コ型等を用いることで各種形状の電気量測定器に適用
できる。
【００１４】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照して説明す
る。図１は本発明の第１実施例（請求項１対応）である
電気量測定器の組立手順を示す構成図であり、同図
（ａ）はその組立手順の構成図、同図（ｂ）はＰＣ板、
曲げコア及びシールド部分の平面図である。
る。図１は本発明の第１実施例（請求項１対応）である
電気量測定器の組立手順を示す構成図であり、同図
（ａ）はその組立手順の構成図、同図（ｂ）はＰＣ板、
曲げコア及びシールド部分の平面図である。
【００１５】同図に示すように、パーマロイ材の凹状の
曲げコア９を、磁電変換素子４を実装したＰＣ板２の凹
凸部に取り付け、さらにこの曲げコア９を覆うようにシ
ールド１０をＰＣ板２の凹凸部に取り付ける。このよう
に曲げコア９及びシールド１０を取り付けたＰＣ板２
を、端子台８に形成されたＰＣ板挿入溝１２に挿入する
と、これと同時に曲げコア９及びシールド１０も端子台
８に形成されたシールド・コア挿入穴１１に挿入される
ので、端子台８と曲げコア９を取付けたＰＣ板２とは一
体に固定される。
曲げコア９を、磁電変換素子４を実装したＰＣ板２の凹
凸部に取り付け、さらにこの曲げコア９を覆うようにシ
ールド１０をＰＣ板２の凹凸部に取り付ける。このよう
に曲げコア９及びシールド１０を取り付けたＰＣ板２
を、端子台８に形成されたＰＣ板挿入溝１２に挿入する
と、これと同時に曲げコア９及びシールド１０も端子台
８に形成されたシールド・コア挿入穴１１に挿入される
ので、端子台８と曲げコア９を取付けたＰＣ板２とは一
体に固定される。
【００１６】図２（ａ）〜（ｃ）（請求項５対応）は、
上記第１実施例に使用される各種電流供給用電線（以下
ＣＴ線という）１３〜１５の組立手順の構成図である。
同図（ａ）に示すように、ＣＴ線１３とＣＴ線１５はＬ
型で，その端部にはＣＴ線相互を結合するネジ孔１６Ａ
と端子台８に取り付けるネジ孔８Ａが形成されており、
またＣＴ線１４はコ型で，その端部にはＣＴ線相互を結
合するネジ孔１６Ａが形成されている。
上記第１実施例に使用される各種電流供給用電線（以下
ＣＴ線という）１３〜１５の組立手順の構成図である。
同図（ａ）に示すように、ＣＴ線１３とＣＴ線１５はＬ
型で，その端部にはＣＴ線相互を結合するネジ孔１６Ａ
と端子台８に取り付けるネジ孔８Ａが形成されており、
またＣＴ線１４はコ型で，その端部にはＣＴ線相互を結
合するネジ孔１６Ａが形成されている。
【００１７】次に、ＣＴ線１３〜１５の組立手順を説明
すると、まず、図２（ｂ）に示すようにＵ字状ＣＴ線１
４に曲げコア９を取付け、次にＣＴ線１３とＣＴ線１４
の端部のネジ孔１６Ａを合わせ、このネジ孔１６Ａに固
定ネジ１６を挿入して捩じ込みＣＴ線１３とＣＴ線１４
を固定する。さらにＣＴ線１４とＣＴ線１５の端部のネ
ジ孔１６Ａを合わせ、このネジ孔１６Ａに固定ネジ１６
を挿入して捩じ込んでＣＴ線１４とＣＴ線１５を固定す
ると、ＣＴ線１３〜１５と曲げコア９とは一体となる。
次に、図２（ｃ）に示すように磁電変換素子４を曲げコ
ア９の中央の隙間に挿入される形で、ＰＣ板２をＰＣ板
挿入溝１２に挿入する。さらに曲げコア９とシールド１
０を端子台８のシールド・コア挿入穴１１に挿入して、
ＰＣ板２と曲げコア９とシールド１０全体を固定した
後、ネジ孔８Ａを端子台８に取り付ける。
すると、まず、図２（ｂ）に示すようにＵ字状ＣＴ線１
４に曲げコア９を取付け、次にＣＴ線１３とＣＴ線１４
の端部のネジ孔１６Ａを合わせ、このネジ孔１６Ａに固
定ネジ１６を挿入して捩じ込みＣＴ線１３とＣＴ線１４
を固定する。さらにＣＴ線１４とＣＴ線１５の端部のネ
ジ孔１６Ａを合わせ、このネジ孔１６Ａに固定ネジ１６
を挿入して捩じ込んでＣＴ線１４とＣＴ線１５を固定す
ると、ＣＴ線１３〜１５と曲げコア９とは一体となる。
次に、図２（ｃ）に示すように磁電変換素子４を曲げコ
ア９の中央の隙間に挿入される形で、ＰＣ板２をＰＣ板
挿入溝１２に挿入する。さらに曲げコア９とシールド１
０を端子台８のシールド・コア挿入穴１１に挿入して、
ＰＣ板２と曲げコア９とシールド１０全体を固定した
後、ネジ孔８Ａを端子台８に取り付ける。
【００１８】また、磁電変換素子４を実装したＰＣ板２
の磁電変換素子４を取り付けるＰＣ板２の周辺部に、曲
げコア９及びシールド１０がＰＣ板２と噛み合うように
凹凸形状を設けると、端子台８にコア９とシールド１０
とＰＣ板２を挿入して組み込んだ時に全体が一体に固定
される。したがって、従来のようなネジ、コアケース等
を使用せずに、コア９を固定することができるので、組
立時間の短縮及び部品削減等の効果が得られる。また、
曲げコア９はＨｉμ材のコアを低コストで実現してお
り、このコア９を電気量測定器に使用することが可能と
なり、電気量測定器の電流特性向上の効果がある。
の磁電変換素子４を取り付けるＰＣ板２の周辺部に、曲
げコア９及びシールド１０がＰＣ板２と噛み合うように
凹凸形状を設けると、端子台８にコア９とシールド１０
とＰＣ板２を挿入して組み込んだ時に全体が一体に固定
される。したがって、従来のようなネジ、コアケース等
を使用せずに、コア９を固定することができるので、組
立時間の短縮及び部品削減等の効果が得られる。また、
曲げコア９はＨｉμ材のコアを低コストで実現してお
り、このコア９を電気量測定器に使用することが可能と
なり、電気量測定器の電流特性向上の効果がある。
【００１９】図３は本発明の第２実施例（請求項２対
応）の組立手順を示す構成図である。本実施例は磁電変
換素子４を２素子持った電気量測定器の場合であり、同
図（ａ）に示すように、ＰＣ板２の縦方向の両側部分に
パーマロイ材の曲げコア９が組み込める凹凸を持たせ、
この凹凸部分に曲げコア９を横方向から噛み合せた後、
同図（ｂ）に示すように、端子台一体構造の筐体１７の
ＰＣ板挿入溝１８にＰＣ板２を挿入することで一体に固
定される。
応）の組立手順を示す構成図である。本実施例は磁電変
換素子４を２素子持った電気量測定器の場合であり、同
図（ａ）に示すように、ＰＣ板２の縦方向の両側部分に
パーマロイ材の曲げコア９が組み込める凹凸を持たせ、
この凹凸部分に曲げコア９を横方向から噛み合せた後、
同図（ｂ）に示すように、端子台一体構造の筐体１７の
ＰＣ板挿入溝１８にＰＣ板２を挿入することで一体に固
定される。
【００２０】このように、曲げコア９を横方向からＰＣ
板２に組み込み、このＰＣ板２をそのまま端子台一体構
造の筐体１７のＰＣ板挿入固定溝１８に挿入するだけで
ＰＣ板２及び曲げコア９は筐体１７に一体に固定され
る。従って、組立作業の能率が向上し、部品点数も削減
できるという効果がある。
板２に組み込み、このＰＣ板２をそのまま端子台一体構
造の筐体１７のＰＣ板挿入固定溝１８に挿入するだけで
ＰＣ板２及び曲げコア９は筐体１７に一体に固定され
る。従って、組立作業の能率が向上し、部品点数も削減
できるという効果がある。
【００２１】図４は本発明で使用される供給電流を流す
ＣＴ線（請求項５対応）の各種形状図である。すなわ
ち、１９は棒状（Ｉ型）の一端に固定ネジ用孔１６Ａ，
他端に端子台取付用孔８Ａを設けたＣＴ線、２０は一方
が長い変形コ型で両端に固定ネジ用孔１６Ａを設けたＣ
Ｔ線、２１はＬ字状の一辺に直角方向の端子台取付部を
設けた変形Ｌ型のＣＴ線、２２はＬ字状の一辺とほぼ平
行方向に少しずれた端子台取付用孔８Ａ、他端に固定ネ
ジ用孔１６Ａを設けた変形Ｌ型のＣＴ線である。
ＣＴ線（請求項５対応）の各種形状図である。すなわ
ち、１９は棒状（Ｉ型）の一端に固定ネジ用孔１６Ａ，
他端に端子台取付用孔８Ａを設けたＣＴ線、２０は一方
が長い変形コ型で両端に固定ネジ用孔１６Ａを設けたＣ
Ｔ線、２１はＬ字状の一辺に直角方向の端子台取付部を
設けた変形Ｌ型のＣＴ線、２２はＬ字状の一辺とほぼ平
行方向に少しずれた端子台取付用孔８Ａ、他端に固定ネ
ジ用孔１６Ａを設けた変形Ｌ型のＣＴ線である。
【００２２】図５は上記図３の第２実施例（請求項５対
応）に係るＣＴ線配線図である。同図に示すように、磁
電変換素子を実装したＰＣ板２の一方の縦方向の側部に
凹凸を持たせ、その凹凸部分にパーマロイ材の曲げコア
９がかみ合う様に組み込まれている。供給電流を流すＣ
Ｔ線は、図４に示すＣＴ線１９，２０，２１を用いてお
り、これらＣＴ線は固定ネジ１６によって固定されてい
る。このＰＣ板２を端子台一体構造の筐体１７のＰＣ板
挿入固定溝１８に挿入するのみで、曲げコア９も筐体１
７に一体に固定される。従って、組立作業の能率が向上
し、部品点数も削減できるという効果がある。
応）に係るＣＴ線配線図である。同図に示すように、磁
電変換素子を実装したＰＣ板２の一方の縦方向の側部に
凹凸を持たせ、その凹凸部分にパーマロイ材の曲げコア
９がかみ合う様に組み込まれている。供給電流を流すＣ
Ｔ線は、図４に示すＣＴ線１９，２０，２１を用いてお
り、これらＣＴ線は固定ネジ１６によって固定されてい
る。このＰＣ板２を端子台一体構造の筐体１７のＰＣ板
挿入固定溝１８に挿入するのみで、曲げコア９も筐体１
７に一体に固定される。従って、組立作業の能率が向上
し、部品点数も削減できるという効果がある。
【００２３】図６は本発明の第３実施例（請求項３対
応）に係るＰＣ板と曲げコアを示す図、図８はそのＣＴ
線配線図（請求項５対応）である。同図（ａ）に示すよ
うに、本実施例では、磁電変換素子４を実装したＰＣ板
２の一辺に凹部とその凹部の近傍に溝のある凹凸部分を
設けてある。次に、同図（ｃ）に示すようにパーマロイ
材の薄い板状のものを曲げて曲げコア２３を構成し、こ
の曲げコア２３を同図（ｂ）に示すように、その曲げコ
ア２３端部の開口部で磁電変換素子４を固定し、同時に
このコア２３の折り返し部分をＰＣ板２の溝に挿入す
る。また、供給電流を流すＣＴ線は、図８に示すように
ＣＴ線１９，２２を用いており、これらＣＴ線は固定ネ
ジ１６によって固定されている。ＰＣ板２と端子台一体
構造の筐体１７が組立てられると、曲げコア２３も筐体
１７に一体に固定される。従って、電流供給用ＣＴ線の
配線組立てに使用するＣＴ線固定ネジ１６が１つです
み、組立作業の能率が向上し、部品点数も削減できると
いう効果がある。
応）に係るＰＣ板と曲げコアを示す図、図８はそのＣＴ
線配線図（請求項５対応）である。同図（ａ）に示すよ
うに、本実施例では、磁電変換素子４を実装したＰＣ板
２の一辺に凹部とその凹部の近傍に溝のある凹凸部分を
設けてある。次に、同図（ｃ）に示すようにパーマロイ
材の薄い板状のものを曲げて曲げコア２３を構成し、こ
の曲げコア２３を同図（ｂ）に示すように、その曲げコ
ア２３端部の開口部で磁電変換素子４を固定し、同時に
このコア２３の折り返し部分をＰＣ板２の溝に挿入す
る。また、供給電流を流すＣＴ線は、図８に示すように
ＣＴ線１９，２２を用いており、これらＣＴ線は固定ネ
ジ１６によって固定されている。ＰＣ板２と端子台一体
構造の筐体１７が組立てられると、曲げコア２３も筐体
１７に一体に固定される。従って、電流供給用ＣＴ線の
配線組立てに使用するＣＴ線固定ネジ１６が１つです
み、組立作業の能率が向上し、部品点数も削減できると
いう効果がある。
【００２４】図７は本発明の第４実施例（請求項４対
応）に係るＰＣ板と曲げコアを示す図、図９はそのＣＴ
線配線図（請求項５対応）である。同図（ａ）に示すよ
うに、本実施例はパーマロイ材の曲げコア２３を用い、
磁電変換素子４を実装したＰＣ板２にその端面に凹部と
この凹部に続く溝を設けておく。次に同図（ｂ）に示す
ように、曲げコア２３の端部の開口部をＰＣ板２の端面
の凹部に組み込んで磁電変換素子４を固定し、同時にこ
のコア２３の折り返し部分をＰＣ板２の端面の溝に組み
込む。また、供給電流を流すＣＴ線は、図８に示すよう
にＣＴ線１９，２２を用いており、これらＣＴ線は固定
ネジ１６によって固定されている。ＰＣ板２と端子台一
体構造の筐体１７が組立てられると、曲げコア２３も筐
体１７に一体に固定される。従って、電流供給用ＣＴ線
の配線組立てに使用するＣＴ線固定ネジ１６が１つです
み、組立作業の能率が向上し、部品点数も削減できると
いう効果がある。
応）に係るＰＣ板と曲げコアを示す図、図９はそのＣＴ
線配線図（請求項５対応）である。同図（ａ）に示すよ
うに、本実施例はパーマロイ材の曲げコア２３を用い、
磁電変換素子４を実装したＰＣ板２にその端面に凹部と
この凹部に続く溝を設けておく。次に同図（ｂ）に示す
ように、曲げコア２３の端部の開口部をＰＣ板２の端面
の凹部に組み込んで磁電変換素子４を固定し、同時にこ
のコア２３の折り返し部分をＰＣ板２の端面の溝に組み
込む。また、供給電流を流すＣＴ線は、図８に示すよう
にＣＴ線１９，２２を用いており、これらＣＴ線は固定
ネジ１６によって固定されている。ＰＣ板２と端子台一
体構造の筐体１７が組立てられると、曲げコア２３も筐
体１７に一体に固定される。従って、電流供給用ＣＴ線
の配線組立てに使用するＣＴ線固定ネジ１６が１つです
み、組立作業の能率が向上し、部品点数も削減できると
いう効果がある。
【００２５】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
磁界印加コアはパーマロイ材の薄い板状のものを曲げた
だけで構成しているため、低コストで磁気特性の良好な
コアを提供することができ、またコア固定手段も簡単
で、かつ電流特性が良好、低コストの電気量測定器を提
供することができる。
磁界印加コアはパーマロイ材の薄い板状のものを曲げた
だけで構成しているため、低コストで磁気特性の良好な
コアを提供することができ、またコア固定手段も簡単
で、かつ電流特性が良好、低コストの電気量測定器を提
供することができる。
【図１】本発明の第１実施例である電気量測定器の組立
構成図。
構成図。
【図２】図１のＣＴ線の組立構成図。
【図３】本発明の第２実施例の組立構成図。
【図４】本発明で使用されるＣＴ線の各種形状図。
【図５】図２のＣＴ線の配線図。
【図６】本発明の第３実施例に係るコア組立図。
【図７】本発明の第４実施例に係るコア組立図。
【図８】図６のＣＴ線の配線図。
【図９】図７のＣＴ線の配線図。
【図１０】従来の電気量測定器の斜視図。
１…筐体、２…ＰＣ板、３，１６…固定ネジ、４…磁電
変換素子、５…コア、６…束線バンド、７…１次導体、
８…端子台、８Ａ，１６Ａ…ネジ孔、９，２３…曲げコ
ア、１０…シールド、１１…挿入穴、１２，１８…挿入
溝、１７…筐体、１３，１４，１５，１９，２０，２
１，２２…ＣＴ線。
変換素子、５…コア、６…束線バンド、７…１次導体、
８…端子台、８Ａ，１６Ａ…ネジ孔、９，２３…曲げコ
ア、１０…シールド、１１…挿入穴、１２，１８…挿入
溝、１７…筐体、１３，１４，１５，１９，２０，２
１，２２…ＣＴ線。
Claims (5)
- 【請求項１】 被測定系電流量を磁気に変換し、その磁
気をセンサで検出する電気量測定器において、凹形断面
のパーマロイ材の環状コアと、前記環状コア用のシール
ドと、その一辺に形成され磁電変換素子を取り付けた第
１凹部と，この第１凹部の外側に形成された第２凹部を
設けたＰＣ板と、ＰＣ板挿入溝とシールド・コア挿入穴
を設けた端子台とを備え、前記第１凹部に前記環状コア
を，前記第２凹部に前記シールドを組み込んで固定して
なるＰＣ板を前記ＰＣ板挿入溝に挿入して前記環状コア
及び前記ＰＣ板を前記端子台に一体に固定することを特
徴とする電気量測定器。 - 【請求項２】 被測定系電流量を磁気に変換し、その磁
気をセンサで検出する電気量測定器において、凹形断面
のパーマロイ材の環状コアと、それぞれに磁電変換素子
を取り付けた凹部を２ケ所設けたＰＣ板と、ＰＣ板挿入
溝を設けた端子台一体構造の筐体とを備え、前記それぞ
れの凹部に前記環状コアを組み込んで固定してなるＰＣ
板を前記ＰＣ板挿入溝に挿入して前記環状コア及びＰＣ
板を前記端子台に一体に固定することを特徴とする電気
量測定器。 - 【請求項３】 被測定系電流量を磁気に変換し、その磁
気をセンサで検出する電気量測定器において、ほぼコ字
形断面構造をもつパーマロイ材のコアと、磁電変換素子
を取り付けた凹部とその凹部の近傍に溝を設けたＰＣ板
と、前記ＰＣ板を支持する筐体とを備え、前記コアの端
部の開口部を前記ＰＣ板凹部に組み込み、さらにこのコ
アの折り返し部分を前記ＰＣ板の溝に挿入して前記コア
と前記ＰＣ板を前記筐体に一体に固定することを特徴と
する電気量測定器。 - 【請求項４】 被測定系電流量を磁気に変換し、その磁
気をセンサで検出する電気量測定器において、ほぼコ字
形断面構造をもつパーマロイ材のコアと、その端面に凹
部とこの凹部に続く溝を設けたＰＣ板と、前記ＰＣ板を
支持する筐体とを備え、前記コアの端部の開口部を前記
ＰＣ板端面の凹部に組み込み、さらにこのコアの折り返
し部分を前記ＰＣ板端面の溝に組み込み、前記コアとＰ
Ｃ板を前記筐体に一体に固定されることを特徴とする電
気量測定器。 - 【請求項５】 請求項１乃至請求項４記載の電気量測定
器において、電流供給用電線は一端に端子台取付用孔，
他端に固定ネジ用孔を設けたＬ型、変形Ｌ型、Ｉ型、変
形Ｉ型と、両端に固定ネジ用孔を設けたコ型、変形コ型
とを少なくとも１個づつ用いて構成したことを特徴とす
る電気量測定器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7137076A JPH08327668A (ja) | 1995-06-05 | 1995-06-05 | 電気量測定器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7137076A JPH08327668A (ja) | 1995-06-05 | 1995-06-05 | 電気量測定器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08327668A true JPH08327668A (ja) | 1996-12-13 |
Family
ID=15190345
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7137076A Pending JPH08327668A (ja) | 1995-06-05 | 1995-06-05 | 電気量測定器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08327668A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998040754A1 (fr) * | 1997-03-12 | 1998-09-17 | Nippon Lem Co., Ltd. | Structure de montage de parties electriques d'une carte de circuit imprime |
-
1995
- 1995-06-05 JP JP7137076A patent/JPH08327668A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998040754A1 (fr) * | 1997-03-12 | 1998-09-17 | Nippon Lem Co., Ltd. | Structure de montage de parties electriques d'une carte de circuit imprime |
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