JPH08327440A - 騒音測定装置 - Google Patents

騒音測定装置

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JPH08327440A
JPH08327440A JP15267295A JP15267295A JPH08327440A JP H08327440 A JPH08327440 A JP H08327440A JP 15267295 A JP15267295 A JP 15267295A JP 15267295 A JP15267295 A JP 15267295A JP H08327440 A JPH08327440 A JP H08327440A
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JP
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noise
data
connector
measurement
storage unit
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Application number
JP15267295A
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English (en)
Inventor
Akira Taguchi
彰 田口
Kousuke Sugiyama
幸佑 杉山
Yoshinori Takanashi
義規 高梨
Tomoyuki Arai
智之 荒井
Masaru Kubota
賢 久保田
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Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 騒音測定結果の記録および所定形式での表示
を自動的に行う。 【構成】 騒音測定時には記憶ユニット6は騒音測定器
4に接続される。この状態で、マイク4aからの騒音信
号は増幅器4eにより所定水準に増幅され、A/D変換
器4eに供給される。A/D変換器4eは供給された信
号をデジタル信号に変換し、周波数分析器4gはこのデ
ジタル信号を受け取り、周波数分析して、各周波数にお
ける騒音の大きさを表すデータを生成する。このデータ
は測定データとして書き込み制御部4hを通じて記憶ユ
ニット6に書き込まれる。測定終了後、ユニット6はパ
ーソナル・コンピュータ8に接続される。CPU8aは
ROM8bに格納されたプログラムにもとづいて動作
し、ユニット6から測定データを読み出して、そのデー
タにより測定結果を表すグラフをモニタ8Bに表示し、
また、プリンタ8Eに印刷させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、騒音を測定する装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、完成したオフィスビルや住居ビ
ル等においては、種々の設備機器を稼動させて騒音測定
が行われ、執務環境に適しているか否か、あるいは生活
環境に適しているか否かが試験される。この騒音の大き
さは法令によって基準が定められており、騒音が許容で
きる大きさを越えている場合には何らかの対策が講じら
れる。この種の騒音測定は、従来、騒音計によって騒音
源から発する音の大きさを測定し、定められた基準値以
下かどうかを調べたり、あるいは設備機器などが稼働し
ていない状態の暗騒音の水準と比較するなどして、設備
機器などによる騒音が許容レベルを越えているか否かを
チェックしていた。
【0003】騒音測定のための従来の騒音計は、集音マ
イクで音を検出し、検出結果を周波数分析して各周波数
ごとの音の大きさを、液晶表示装置などで構成されたイ
ンジケータに棒グラフの形で表示するようになってい
る。そして、測定結果の記録は、測定者が上記インジケ
ータにトレーシング・ペーパを重ね、棒グラフの各棒の
上端位置を写し取ることにより行っていた。測定者はこ
のような作業を各測定点ごとに行い、その後、例えば事
務所などに戻ってから、上記トレーシング・ペーパの記
録をもとに、例えば横軸を周波数、縦軸を音圧などとし
て各測定点ごとのグラフを描き、最終結果としていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来は、測
定結果の記録および所定形式のグラフの作成をすべて手
作業により行っていたので、これらの作業に非常に時間
がかかり、また手間を要していた。そこで本発明の目的
は、騒音測定結果の記録および所定形式での表示を自動
的に行えるようにした騒音測定装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、騒音を測定する装置において、音を電気信号
に変換するトランスジューサと、このトランスジューサ
からの信号を増幅する増幅器と、この増幅器の出力信号
にもとづく周波数分析により、予め決められた複数の周
波数における音の大きさを求め、そのデータを生成する
周波数分析装置と、この周波数分析装置が生成した前記
データが供給される第1のコネクタと、この第1のコネ
クタに接続される第2のコネクタと、この第2のコネク
タが接続され、前記第1のコネクタに接続された前記第
2のコネクタを通じて、前記周波数分析装置が生成した
前記データを受け取って記憶する記憶装置と、前記第2
のコネクタに接続される第3のコネクタと、この第3の
コネクタが接続され、前記第2のコネクタに接続された
前記第3のコネクタを通じて、前記記憶装置から前記デ
ータを読み出し、そのデータにもとづいて騒音の測定結
果を所定の形式で出力する出力装置とを備えたことを特
徴とする。
【0006】本発明はまた、前記トランスジューサがマ
イクロホンであることを特徴とする。本発明はまた、前
記出力装置が、プリンタを備えたパーソナル・コンピュ
ータであり、このパーソナル・コンピュータは前記記憶
装置から前記データを読み出して騒音の測定結果を前記
プリンタに印刷することを特徴とする。本発明はまた、
前記パーソナル・コンピュータが前記騒音の測定結果を
前記プリンタにグラフとして印刷することを特徴とす
る。
【0007】
【作用】騒音の測定時には、第2のコネクタは第1のコ
ネクタに接続され、記憶装置は周波数分析装置に接続さ
れる。そして、トランスジューサは音を電気信号に変換
し、増幅器はトランスジューサの出力信号を増幅して周
波数分析装置に供給する。周波数分析装置はこの供給さ
れた信号にもとづき周波数分析により、予め決められた
複数の周波数における音の大きさを求めてそのデータを
生成する。記憶装置はこのデータを第1および第2のコ
ネクタを通じて受け取り、記憶する。測定結果を出力す
る場合には、第2のコネクタは第3のコネクタに接続さ
れ、記憶装置は出力装置に接続される。この状態で、出
力装置は記憶装置が記憶しているデータを読み出し、そ
のデータにもとづいて騒音の測定結果を所定の形式で出
力する。
【0008】
【実施例】次に本発明の実施例について説明する。図2
は本発明によるに騒音測定装置の一例を示す構成図であ
る。この騒音測定装置2は、騒音測定器4と、記憶ユニ
ット6と、パーソナル・コンピュータ8とにより構成さ
れている。騒音測定器4は、その前面に、音を電気信号
に変換する集音マイク4a、測定結果を表示するため
の、液晶表示装置によるインジケータ4b、測定レンジ
を切り換えるロータリスイッチ4c、押しボタンスイッ
チ4j、テンキー4kなどを備えている。騒音測定器4
はまた、記憶ユニット6を収納するための記憶ユニット
収納部4dを有し、その奥には、図示しないコネクタが
装備されている。
【0009】記憶ユニット6は、図3の側面図に示すよ
うに、その背面にコネクタ6aを有し、このコネクタ6
aは、騒音測定器4の収納部4dの上記コネクタに適合
するものであり、記憶ユニット6が収納部4d内に収納
されたとき、両コネクタは機械的かつ電気的に接続され
る。記憶ユニット6は複数のICメモリ素子によって構
成され、各メモリ素子は電池によってバックアップされ
ている。従って、記憶ユニット6を測定器4あるいはパ
ーソナル・コンピュータ8に接続しない状態でも、記憶
ユニット6は記憶装置としての機能を果たす。
【0010】パーソナル・コンピュータ8は本体8A、
CRTモニタ8B、キーボード8C、ならびにプリンタ
8Eにより構成されている。また、本体8Aには、接続
コネクタ8Dが接続されており、記憶ユニット6をパー
ソナル・コンピュータ8に接続する場合には、このコネ
クタ8Dが記憶ユニット6のコネクタ6aに接続され
る。
【0011】次に、図1のブロック図を参照してこの騒
音測定装置2の機能的な構成について説明する。騒音測
定器4は、上記した集音マイク4aやインジケータ4b
などの他に、集音マイク4aの出力信号を所定の水準に
まで増幅する増幅器4e、ロータリスイッチ4cの操作
にもとづいて増幅器4eの増幅度を切り換える増幅器制
御部4i、増幅器4eの出力信号をデジタル信号に変換
するA/D変換器4f、A/D変換器4fの出力信号を
周波数分析し、予め決められた複数の周波数における音
の大きさを表すデータを生成する周波数分析器4g、な
らびに記憶ユニット6にデータを書き込むための書き込
み制御部4hを備えている。
【0012】インジケータ4bは周波数分析器4gから
上記データを受け取り、そのデータにもとづいて測定結
果を棒グラフの形で表示する。また、テンキー4kは、
書き込み制御部4hに接続されており、測定結果のデー
タを識別するための番号の入力に用いられる。そして、
押しボタンスイッチ4jも書き込み制御部4hに接続さ
れており、スイッチ4jが押されたとき、制御部4hは
周波数分析器4gが出力するデータを記憶ユニット6に
書き込む。
【0013】記憶ユニット6が騒音測定器4の収納部4
d内に収納された場合、記憶ユニット6は上記コネクタ
を通じて書き込み制御部4hに接続され、周波数分析器
4gが出力する音の大きさを表すデータを制御部4hよ
り受け取って記憶する。
【0014】一方、パーソナル・コンピュータ8は、C
PU8a、ROM8b、RAM8cならびにインターフ
ェース8dを備えている。ROM8bにはプログラムが
格納されており、CPU8aはこのプログラムにもとづ
いて動作する。このプログラムには少なくとも、記憶ユ
ニット6からデータを読み出すためのプログラムと、そ
のデータにもとづいて騒音の測定結果を示すグラフを表
示するためのプログラムとが含まれている。
【0015】RAM8cは、CPU8aが種々の機能を
果たすとき、必要に応じてデータなどを一時的に格納す
るためのものである。記憶ユニット6をパーソナル・コ
ンピュータ8に接続するためのコネクタ8Dはインター
フェース8dを通じてCPU8aに接続され、またプリ
ンタ8E、モニタ8B、ならびにキーボード8Cもイン
ターフェース8dを通じてCPU8aに接続されてい
る。
【0016】次に、このように構成された本実施例の騒
音測定装置の動作を説明する。測定者はまず、記憶ユニ
ット6を騒音測定器4の収納部4d内に収納し、ユニッ
ト6のコネクタ6aを収納部4dの奥に設けられたコネ
クタに接続する。これにより記憶ユニット6は騒音測定
器4に機械的に装着され、そして電気的に接続される。
その後、測定者は、記憶ユニット6が装着された騒音測
定器4を、例えば建設現場の測定地点に配置し、集音マ
イク4aを騒音源の方向に向け、そして、測定器4の電
源をオンする。これにより騒音測定器は動作を開始す
る。
【0017】次に、測定者はテンキー4kを操作して測
定地点を識別するための番号を入力する。この操作が行
われると書き込み制御部4hはテンキー4kから、入力
された番号のデータを受け取り、それを記憶ユニット6
の所定の記憶領域に書き込む。
【0018】一方、集音マイク4aは電源がオンされた
ことにより動作を開始し、騒音を検出して、電気信号に
変換し、増幅器4eに出力する。増幅器4eはこの集音
マイク4aからの信号を所定の水準にまで増幅してA/
D変換器4fに出力する。A/D変換器4fは増幅器4
eからの信号をデジタル信号に変換して周波数分析器4
gに供給し、周波数分析器4gは供給された信号に対し
て周波数分析を行い、予め決められた複数の周波数にお
ける騒音の大きさを求め、そのデータを測定データとし
て出力する。
【0019】インジケータ4bはこのデータを周波数分
析器4gから受け取り、受け取ったデータにもとづいて
騒音の測定結果を、各周波数ごとの騒音の大きさを表す
棒グラフの形式で表示する。測定者はこの表示を見るこ
とにより、現在の騒音レベルを知ることができる。ここ
で、測定レンジの設定が不適切であると、増幅器4eの
増幅率が大きすぎて棒グラフの各棒がすべて最高レベル
に表示されたり、あるいは逆に増幅率が小さすぎて棒グ
ラフが表示されなかったりする。そこで、このような場
合には測定者はロータリスイッチ4cを回し、棒グラフ
の表示が適正となるように測定レンジを切り換える。ロ
ータリスイッチ4cが切り換えられると増幅器制御部4
iは、その切り換えに応じて増幅器4eの増幅率を増減
する。
【0020】測定者は、このようにして測定レンジを適
切に設定し、棒グラフがインジケータ4bに正しく表示
されていることを確認して、スイッチ4jを押す。書き
込み制御部4hはこのスイッチ4jが押されると、その
とき周波数分析器4gが出力しているデータを取り込
み、それを記憶ユニット6に、上記測定地点の識別番号
と対応させて書き込む。
【0021】これにより1つの測定地点での騒音測定が
終了したことになり、測定者は騒音測定器4を次の測定
地点に移動し、その場所で上記手順を繰り返して騒音の
測定を行う。その結果、第2の測定地点での測定データ
が、その地点の識別番号と共に記憶ユニット6に書き込
まれ、記憶される。そして、測定者はこのような測定を
必要な測定地点すべてにおいて行い、すべての測定デー
タを記憶ユニット6に記憶させる。
【0022】全測定地点での騒音測定を終了すると、測
定者は騒音測定器4を例えば事務所に持帰り、そして、
記憶ユニット6を騒音測定器4の収納部4dから取り外
す。測定者は取り外したユニット6を、今度はパーソナ
ル・コンピュータ8のコネクタ8Dに接続する。これに
よりパーソナル・コンピュータ8は記憶ユニット6から
騒音の測定データを取り込める状態となり、ここで測定
者がキーボード8Cから所定のコマンドを入力すると、
CPU8aはROM8bに格納されているプログラムに
もとづいて、測定結果を表示するための動作を開始す
る。
【0023】CPU8aはまず、キーボード8Cからの
入力待ちの状態となり、ここで測定者が、測定者の氏
名、測定現場名、測定年月日、測定日当日の天候、なら
びに温度を入力すると、CPU8aはそれらを順次取り
込み、データとしてRAM8cに一旦格納する。
【0024】CPU8aは次に、インターフェース8d
を通じて、各測定地点の測定データを記憶ユニット6か
ら、測定値点の識別番号と共にすべて読み出し、読み出
したデータをRAM8cに一時的に格納する。そして、
CPU8aは、騒音の測定結果を表示することを示す所
定のタイトルをモニタ8Bに表示し、またプリンタ8E
に印刷させる。CPU8aはこれにつづいて、測定者が
入力した上記測定者の氏名、測定現場名、測定年月日、
測定日当日の天候、ならびに温度の各データをRAM8
cから読み出し、それらを文字情報として所定の形式で
モニタ8Bに表示し、またプリンタ8Eに印刷させる。
【0025】その後、CPU8aは、RAM8cに格納
されている各測定地点の測定データを、測定地点の識別
番号と共に順次読み出し、測定データにもとづいて、横
軸が周波数、縦軸が騒音の大きさを表す棒グラフのデー
タを生成し、そのデータにより、各測定地点ごとに、そ
の識別番号と共に、図4に示すような棒グラフをモニタ
8Bに表示し、またプリンタ8Eに印刷させる。測定者
はモニタ8Bの表示を見て測定結果を確認し、そしてプ
リンタ8Eによる印刷結果を騒音測定の記録として保存
する。
【0026】このように本実施例では、騒音測定器4に
よる騒音の測定結果は、記憶ユニット6に記憶され、そ
して、記憶ユニット6に記憶された測定結果は、パーソ
ナル・コンピュータ8により棒グラフの形で印刷され
る。従って、測定者は従来のように測定結果をインジケ
ータからトレーシング・ペーパに写し取る必要がなく、
また、グラフを自身で描く必要もない。その結果、これ
らの作業に手間がかからず、極めて短時間で終了するこ
とができる。この測定結果の記録およびグラフ作成に要
する時間は、従来、騒音測定作業全体に要する時間のか
なりの部分を占めていたので、測定作業全体にかかる時
間は大幅に短縮されることになる。また、測定結果の記
録からグラフなどの作成まですべて機械により行うの
で、人為的なミスが発生せず、例えば記入ミスや記入漏
れは完全になくなる。
【0027】このような効果以外にも、コンピュータを
用いて測定データを処理するようにしたことによって様
々な効果が得られる。例えば、グラフはプリンタによっ
て印刷されるので手書きのグラフに比べ非常に見やすい
ものとなる。また、上記測定者の氏名、測定現場名、測
定年月日、測定日当日の天候、ならびに温度なども文字
や数字の活字で印刷されるので、見やすくなる。また、
どの測定結果も同一の形式で印刷されるので、すべての
グラフは同じ形式となり、様式の統一に伴い、グラフに
もとづく騒音レベルの判断を容易に、かつ誤りなく行え
るようになる。
【0028】そして、プログラムを作成することによ
り、測定結果をパーソナル・コンピュータによって解析
し、騒音に関してより高度な情報を提供できるようにす
ることも可能である。また、測定データはフロッピーデ
ィスクなどに保存できるので管理が容易となり、さらに
書類保存のためのスペースを削減できる。フロッピーデ
ィスクに格納された測定データは、後に取り出して種々
の分析に用いたりすることも可能であり、その際、測定
結果の取り出しは瞬時に行える。さらに、パーソナル・
コンピュータを通信回線に接続した場合には、遠隔地に
おいても測定結果を直ちに取得することができる。
【0029】なお、本実施例では、増幅器4eの出力信
号をデジタル信号に変換して周波数分析するとしたが、
アナログ信号のままで周波数分析を行うことも可能であ
り、その場合にはA/D変換器は削除し、また周波数分
析器としてはアナログ式のものを用いる。また、記憶ユ
ニット6はその背面にコネクタ6aが設けられていると
したが、コネクタをユニット6本体から分離し、ケーブ
ルで接続するという構成にしてもよい。
【0030】本実施例では、測定レンジは測定者がロー
タリスイッチ4cを操作して手動で設定するとしたが、
電圧によって抵抗値が変化する素子などを用いれば、周
波数分析器4gの出力レベルによって増幅器4eの増幅
率を適切な値に自動的に変化させることも可能である。
そのような構成とすることにより、騒音測定に要する時
間をさらに短縮することができる。
【0031】また、書き込み制御部4hにタイマ機能を
持たせ、所定の時間(数秒から数時間)ごとに、周波数
分析器4gが出力する測定データを記憶ユニット6に書
き込むようにすることも可能である。これにより、ある
測定地点における騒音レベルを経時的に測定するような
場合、測定者は所定の時間ごとにスイッチ4jを押下す
る必要がなく、騒音測定に要する手間をさらに省くこと
ができる。
【0032】また、測定の前に記憶ユニット6をパーソ
ナル・コンピュータ8に接続し、パーソナル・コンピュ
ータ8のキーボード8Cから、測定地点の識別番号など
を入力して記憶ユニット6に予め格納しておくといった
構成にすることも可能である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明の騒音測定装
置では、騒音の測定時には、第2のコネクタは第1のコ
ネクタに接続され、記憶装置は周波数分析装置に接続さ
れる。そして、トランスジューサは音を電気信号に変換
し、増幅器はトランスジューサの出力信号を増幅して周
波数分析装置に供給する。周波数分析装置はこの供給さ
れた信号にもとづき周波数分析により、予め決められた
複数の周波数における音の大きさを求めてそのデータを
生成する。記憶装置はこのデータを第1および第2のコ
ネクタを通じて受け取り、記憶する。測定結果を出力す
る場合には、第2のコネクタは第3のコネクタに接続さ
れ、記憶装置は出力装置に接続される。この状態で、出
力装置は記憶装置が記憶しているデータを読み出し、そ
のデータにもとづいて騒音の測定結果を所定の形式で出
力する。
【0034】従って、本発明の騒音測定装置を用いた場
合には、測定者は従来のように測定結果をインジケータ
からトレーシング・ペーパに写し取る必要がなく、ま
た、グラフを自身で描く必要もない。その結果、騒音測
定結果の記録およびグラフ作成に手間がかからず、極め
て短時間で終了することができる。これらの作業は、従
来、騒音測定作業全体に要する時間のかなりの部分を占
めていたので、この騒音測定装置を用いることにより、
測定作業全体にかかる時間を大幅に短縮することが可能
となる。また、人手を介さずに測定結果の記録およびグ
ラフ作成を行うため、記入間違いや記入漏れを完全にな
くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の騒音測定装置の一例を示すブロック図
である。
【図2】図1の騒音測定装置の構成図である。
【図3】図2の騒音測定装置を構成する記憶ユニットを
示す側面図である。
【図4】図1の騒音測定装置による測定結果の出力例を
示す説明図である。
【符号の説明】
2 騒音測定装置 4 騒音測定器 4a 集音マイク 4b インジケータ 4c ロータリ・スイッチ 4d 記憶ユニット収納部 4e 増幅器 4f A/D変換器 4g 周波数分析器 4h 書き込み制御部 4i 増幅器制御部 4j 押しボタンスイッチ 4k テンキー 6 記憶ユニット 6a コネクタ 8 パーソナル・コンピュータ 8A 本体 8B CRTモニタ 8C キーボード 8D 接続コネクタ 8E プリンタ 8a CPU 8b ROM 8c RAM 8d インターフェース 8g 制御部
フロントページの続き (72)発明者 荒井 智之 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株 式会社フジタ内 (72)発明者 久保田 賢 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株 式会社フジタ内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 騒音を測定する装置において、 音を電気信号に変換するトランスジューサと、 このトランスジューサからの信号を増幅する増幅器と、 この増幅器の出力信号にもとづく周波数分析により、予
    め決められた複数の周波数における音の大きさを求め、
    そのデータを生成する周波数分析装置と、 この周波数分析装置が生成した前記データが供給される
    第1のコネクタと、 この第1のコネクタに接続される第2のコネクタと、 この第2のコネクタが接続され、前記第1のコネクタに
    接続された前記第2のコネクタを通じて、前記周波数分
    析装置が生成した前記データを受け取って記憶する記憶
    装置と、 前記第2のコネクタに接続される第3のコネクタと、 この第3のコネクタが接続され、前記第2のコネクタに
    接続された前記第3のコネクタを通じて、前記記憶装置
    から前記データを読み出し、そのデータにもとづいて騒
    音の測定結果を所定の形式で出力する出力装置と、 を備えたことを特徴とする騒音測定装置。
  2. 【請求項2】 前記トランスジューサはマイクロホンで
    ある請求項1記載の騒音測定装置。
  3. 【請求項3】 前記出力装置は、プリンタを備えたパー
    ソナル・コンピュータであり、このパーソナル・コンピ
    ュータは前記記憶装置から前記データを読み出して騒音
    の測定結果を前記プリンタに印刷する請求項1記載の騒
    音測定装置。
  4. 【請求項4】 前記パーソナル・コンピュータは前記騒
    音の測定結果を前記プリンタにグラフとして印刷する請
    求項3記載の騒音測定装置。
JP15267295A 1995-05-26 1995-05-26 騒音測定装置 Pending JPH08327440A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009128034A (ja) * 2007-11-20 2009-06-11 Sekisui House Ltd 建物の異音探査システム
JP2010078369A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Fuji Densetsu Kk 環境データ収集解析装置

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JP2009128034A (ja) * 2007-11-20 2009-06-11 Sekisui House Ltd 建物の異音探査システム
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