JPH0832716B2 - アミノ酸からペプチドを合成する方法 - Google Patents
アミノ酸からペプチドを合成する方法Info
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- JPH0832716B2 JPH0832716B2 JP60263624A JP26362485A JPH0832716B2 JP H0832716 B2 JPH0832716 B2 JP H0832716B2 JP 60263624 A JP60263624 A JP 60263624A JP 26362485 A JP26362485 A JP 26362485A JP H0832716 B2 JPH0832716 B2 JP H0832716B2
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、トリアルキルシアノシラン類の関与のもと
にアミノ酸からペプチド類を合成する方法に関する。
にアミノ酸からペプチド類を合成する方法に関する。
その-NH2官能基がブロツクされそしてその−COOH官能
基が活性化されたアミノ酸と、トリメチルクロロシラン
の如きシリル化剤の関与でシリル化されている他のもう
一つのアミノ酸との反応によるペプチドを調製するため
のアミノ酸のシリル化は、クリヘルドルフ・エーチ・ア
ール、リービツヒス・アヌ、1972年、763巻、17−38頁
(Kricheldorf H.R.,Liebigs Ann.,1972,763,P17−38)
に記述されている。
基が活性化されたアミノ酸と、トリメチルクロロシラン
の如きシリル化剤の関与でシリル化されている他のもう
一つのアミノ酸との反応によるペプチドを調製するため
のアミノ酸のシリル化は、クリヘルドルフ・エーチ・ア
ール、リービツヒス・アヌ、1972年、763巻、17−38頁
(Kricheldorf H.R.,Liebigs Ann.,1972,763,P17−38)
に記述されている。
更に、ヘキサメチルシラザン〔ビルコフエル・エル、
コンコールダブリユー及びリツター・エー、ヘム・ベ
ル、1961年94巻1263〜1267頁(Birkofer L.,Konkol W.a
nd Ritter A.,Chem.Ber.1961,94,P.1263〜1267)及びビ
ルコフエル・エル、リツター・エー、及びノイハウゼン
・ピー、リービツヒス・アヌ・ヘム、1962年659巻、190
〜199頁(Birkofer L.,Ritter A.and Neuhausen P.,Lie
bigs Ann.Chem.,1962,659,P.190〜199)〕及びN−(ト
リメチルシリル)ジエチルアミン及びN,O−ビス(トリ
メチルシリル)アセトアミド〔エス・ヴイ・ロゴツヒ
ン、ユー・エー・ダヴイドウイツチ、エー・アイ・ユル
タノフ、セリヤ・キミヘスカヤ、3号、657−660頁、3
月1977年−初版文献10月27日、1976年(S.V.Rogozhin,Y
u.A.Davidovich,A.I.Yurtanov,Seriya Khimicheskaya,
N.3,P.657〜660,March 1977−Original article Octobe
r 27,1976)〕の如き他のシリル化剤が同様にこの同じ
反応について知られている。
コンコールダブリユー及びリツター・エー、ヘム・ベ
ル、1961年94巻1263〜1267頁(Birkofer L.,Konkol W.a
nd Ritter A.,Chem.Ber.1961,94,P.1263〜1267)及びビ
ルコフエル・エル、リツター・エー、及びノイハウゼン
・ピー、リービツヒス・アヌ・ヘム、1962年659巻、190
〜199頁(Birkofer L.,Ritter A.and Neuhausen P.,Lie
bigs Ann.Chem.,1962,659,P.190〜199)〕及びN−(ト
リメチルシリル)ジエチルアミン及びN,O−ビス(トリ
メチルシリル)アセトアミド〔エス・ヴイ・ロゴツヒ
ン、ユー・エー・ダヴイドウイツチ、エー・アイ・ユル
タノフ、セリヤ・キミヘスカヤ、3号、657−660頁、3
月1977年−初版文献10月27日、1976年(S.V.Rogozhin,Y
u.A.Davidovich,A.I.Yurtanov,Seriya Khimicheskaya,
N.3,P.657〜660,March 1977−Original article Octobe
r 27,1976)〕の如き他のシリル化剤が同様にこの同じ
反応について知られている。
従来用いられている種々のシリル化剤は、しかし種々
の欠点を有する。事実、これらの反応剤は、続いて除去
しなければならずそしてしばしばカツプリング段階中ア
ミノ酸のラセミ化又はジペプチド段階で内部環化を生起
させる塩基を一般に必要とする。更に、シリル化中副生
物が形成されそして反応が一般に不完全であり、そして
このことはしばしば50%未満の劣つた収率をもたらす。
の欠点を有する。事実、これらの反応剤は、続いて除去
しなければならずそしてしばしばカツプリング段階中ア
ミノ酸のラセミ化又はジペプチド段階で内部環化を生起
させる塩基を一般に必要とする。更に、シリル化中副生
物が形成されそして反応が一般に不完全であり、そして
このことはしばしば50%未満の劣つた収率をもたらす。
従来技術のシリル化剤の他のもう一つの欠点は、水の
存在でもたらされ、これはアルキルシリル反応剤を分解
し対応するヘキサアルキルジシロキサンを形成する。
存在でもたらされ、これはアルキルシリル反応剤を分解
し対応するヘキサアルキルジシロキサンを形成する。
更に、このシリル化誘導体は分離段階で形成され、そ
してカツプリング段階前に分離されなければならない。
してカツプリング段階前に分離されなければならない。
従来技術の方法では、ペプチド合成は更にそれらの分
子量が増大するとき形成されるペプチドの溶解性の問題
で大きく制限される。この合成は、従つてしばしばカツ
プリング反応の間中間生成物の低溶解度によつて、そし
て最終生成物を精製する困難によつて制限される。ペプ
チド鎖が長ければ、ますますこの問題は複雑になる。
子量が増大するとき形成されるペプチドの溶解性の問題
で大きく制限される。この合成は、従つてしばしばカツ
プリング反応の間中間生成物の低溶解度によつて、そし
て最終生成物を精製する困難によつて制限される。ペプ
チド鎖が長ければ、ますますこの問題は複雑になる。
更に、従来のいくつかの特定のシリル化剤は、特定の
問題を示す。かくして、望ましいシリル化アミノ化合物
より更に求核性反応剤であるヘキサメチルジシラザンの
使用は、工程の収率を影響を与える副反応を生起する。
トリメチルクロロシランの使用は、アミノ酸の-NH2基の
ベンジルオキシカルボニル型基での保護と非相溶性であ
る。
問題を示す。かくして、望ましいシリル化アミノ化合物
より更に求核性反応剤であるヘキサメチルジシラザンの
使用は、工程の収率を影響を与える副反応を生起する。
トリメチルクロロシランの使用は、アミノ酸の-NH2基の
ベンジルオキシカルボニル型基での保護と非相溶性であ
る。
本発明の方法は、公知方法の不利益をもたないシリル
化剤によつてアミノ酸からペプチド合成を実施すること
に関する。
化剤によつてアミノ酸からペプチド合成を実施すること
に関する。
更に特に、本方法は迅速なカツプリング反応を連続的
に行なうことを可能にし、この反応はラセミ化なしに起
りそして塩基性共反応剤の存在下に、任意に水の存在下
にそして公知の保護剤の存在下に行なうことができる。
更に、これは公知のシリル化剤で得られるものより高い
収率で高分子量のペプチドを製造することを可能にす
る。更に、本発明方法は、水を化学的に消費しそして揮
発性シリル誘導体を得ることを可能ならしめ、このこと
は後者の除去を促進する。
に行なうことを可能にし、この反応はラセミ化なしに起
りそして塩基性共反応剤の存在下に、任意に水の存在下
にそして公知の保護剤の存在下に行なうことができる。
更に、これは公知のシリル化剤で得られるものより高い
収率で高分子量のペプチドを製造することを可能にす
る。更に、本発明方法は、水を化学的に消費しそして揮
発性シリル誘導体を得ることを可能ならしめ、このこと
は後者の除去を促進する。
この目的のために、本発明は、トリアルキルシラン類
として一般式(A) (式中、R1、R2及びR3は、それぞれ個々に同じであるか
又は異なつていてもよいそして1〜3炭素原子を含有す
るアルキル基を示す。)のトリアルキルシアノシラン類
が用いられる、トリアルキルシラン誘導体を用いる任意
に組合された及び/又は置換されたアミノ酸からペプチ
ド類を合成する方法に関する。最終的には、R1、R2及び
R3は好ましくは同じアルキル基を示す。トリメチルシア
ノシランが最も好ましい。
として一般式(A) (式中、R1、R2及びR3は、それぞれ個々に同じであるか
又は異なつていてもよいそして1〜3炭素原子を含有す
るアルキル基を示す。)のトリアルキルシアノシラン類
が用いられる、トリアルキルシラン誘導体を用いる任意
に組合された及び/又は置換されたアミノ酸からペプチ
ド類を合成する方法に関する。最終的には、R1、R2及び
R3は好ましくは同じアルキル基を示す。トリメチルシア
ノシランが最も好ましい。
本発明に従う方法において用いられるトリアルキルシ
アノシラン類は、好ましくは容易に除去することができ
る揮発性物質である。これらのシリル化剤は、普通のシ
リル化剤より優れた溶解性を有し、そしてこのことはア
ミノ酸間のペプチド結合を形成させる反応剤として及び
アミノ酸とペプチド類の溶剤としてこれを同時に用いる
ことを可能にする。
アノシラン類は、好ましくは容易に除去することができ
る揮発性物質である。これらのシリル化剤は、普通のシ
リル化剤より優れた溶解性を有し、そしてこのことはア
ミノ酸間のペプチド結合を形成させる反応剤として及び
アミノ酸とペプチド類の溶剤としてこれを同時に用いる
ことを可能にする。
トリアルキルシアノシラン類は、単独で又は介在溶媒
の存在下に用いることができる。そしてこの後者のもの
は、例えば活性化段階から生成するか又はカツプリング
段階に一緒に加えることができる。しかし、カツプリン
グ段階を介在溶媒を加えることなしに行うことが好まし
い。
の存在下に用いることができる。そしてこの後者のもの
は、例えば活性化段階から生成するか又はカツプリング
段階に一緒に加えることができる。しかし、カツプリン
グ段階を介在溶媒を加えることなしに行うことが好まし
い。
トリメチルシアノシランと一緒に用いられるとき良好
な結果を与える溶媒媒介物は、特にジクロロメタン及び
テトラヒドロフランである。
な結果を与える溶媒媒介物は、特にジクロロメタン及び
テトラヒドロフランである。
本発明に従う方法に於いて用いられるトリアルキルシ
アノシラン類の量は、広範に変えることができる。一般
に、アミノ酸ミリモル当り20〜0.01mlのトリアルキルシ
アノシランが用いられる。トリメチルシアノシランの場
合には、用いられるアミノ酸ミリモル当り5〜0.1mlの
トリメチルシアノシランが好ましく用いられる。
アノシラン類の量は、広範に変えることができる。一般
に、アミノ酸ミリモル当り20〜0.01mlのトリアルキルシ
アノシランが用いられる。トリメチルシアノシランの場
合には、用いられるアミノ酸ミリモル当り5〜0.1mlの
トリメチルシアノシランが好ましく用いられる。
アミノ酸としては、知られた天然アミノ酸類又は天然
産でない合成アミノ酸類の如き、少なくとも一つのカル
ボキシル官能基及び少なくとも一つの一級又は二級アミ
ノ官能基を有する組合わされた及び/又は置換されたア
ミノ酸のいずれをも用いることができる。天然アミノ酸
としては、一般に炭化水素鎖を有するアミノ酸、ヒドロ
キシル化又は硫黄含有アミノ酸、ジカルボキシル系アミ
ノ酸、塩基性アミノ酸及び芳香族又は複素環式アミノ酸
の如き、線状、分枝状又は環状アミノ酸が用いられる。
産でない合成アミノ酸類の如き、少なくとも一つのカル
ボキシル官能基及び少なくとも一つの一級又は二級アミ
ノ官能基を有する組合わされた及び/又は置換されたア
ミノ酸のいずれをも用いることができる。天然アミノ酸
としては、一般に炭化水素鎖を有するアミノ酸、ヒドロ
キシル化又は硫黄含有アミノ酸、ジカルボキシル系アミ
ノ酸、塩基性アミノ酸及び芳香族又は複素環式アミノ酸
の如き、線状、分枝状又は環状アミノ酸が用いられる。
組合わされたアミノ酸とは、官能基がそれと反応性で
ある成分と、上記の少なくとも一つのカルボキシル官能
基及び/又はアミノ基を介したアミノ酸との反応から得
られる化合物のいずれかである。そのうち好ましい組合
せアミノ酸として、化学的に同じか又は異なる2、3又
はそれ以上のアミノ酸の連鎖を有する小さいペプチドの
如き分子である。
ある成分と、上記の少なくとも一つのカルボキシル官能
基及び/又はアミノ基を介したアミノ酸との反応から得
られる化合物のいずれかである。そのうち好ましい組合
せアミノ酸として、化学的に同じか又は異なる2、3又
はそれ以上のアミノ酸の連鎖を有する小さいペプチドの
如き分子である。
置換されたアミノ酸とは、炭素原子に結合した一つ又
はそれ以上の水素原子の代りに有機又は無機置換基を含
有する、上記の如きアミノ酸又は組合せアミノ酸型の化
合物のいずれかである。これらの有機又は無機置換基
は、単純でも又は複雑でも、そして置換又は非置換であ
つてもよく、そして特に塩素及び弗素原子、同様にアル
キル、アルケニル、シクロアルキル、ベンジル、フエニ
ル、ナフチル及びピリジル基及び類似のものの如き脂肪
族及び芳香族基を含む。
はそれ以上の水素原子の代りに有機又は無機置換基を含
有する、上記の如きアミノ酸又は組合せアミノ酸型の化
合物のいずれかである。これらの有機又は無機置換基
は、単純でも又は複雑でも、そして置換又は非置換であ
つてもよく、そして特に塩素及び弗素原子、同様にアル
キル、アルケニル、シクロアルキル、ベンジル、フエニ
ル、ナフチル及びピリジル基及び類似のものの如き脂肪
族及び芳香族基を含む。
本発明方法に用いられる他の操作条件は臨界的でな
く、かくして、本方法が実施される圧力は一般に0.1〜1
0バールである。大気圧で良好な結果が得られる。本方
法が実施される温度は、用いられるシリル化剤が問題の
圧力で液体を保つ如き温度である。これは普通100℃以
下である。大気圧で、トリメチルシアノシランがシリル
化剤として用いられるときは、カツプリング段階の温度
は40℃以下であり、そして室温で良好な結果が得られ
る。
く、かくして、本方法が実施される圧力は一般に0.1〜1
0バールである。大気圧で良好な結果が得られる。本方
法が実施される温度は、用いられるシリル化剤が問題の
圧力で液体を保つ如き温度である。これは普通100℃以
下である。大気圧で、トリメチルシアノシランがシリル
化剤として用いられるときは、カツプリング段階の温度
は40℃以下であり、そして室温で良好な結果が得られ
る。
本方法は、この目的に設計されたいかなる設備でも行
うことができる。
うことができる。
本発明方法のための合成機構を以下に示す。
この機構では、A1、A′1及びA2は天然又は合成のい
ずれもの種類のアミノ酸残基を表わす。この機構の原理
は一級アミン官能基を有するアミノ酸に確立されている
が、同様に二級アミン官能基を含有するアミノ酸、例え
ばプロリン及びヒドロキシプロリンの場合にも適用さ
れ、この場合には、以下の計画で官能基-NH2を官能基
NHによつて置き換えることで充分であることに留意すべ
きである。
ずれもの種類のアミノ酸残基を表わす。この機構の原理
は一級アミン官能基を有するアミノ酸に確立されている
が、同様に二級アミン官能基を含有するアミノ酸、例え
ばプロリン及びヒドロキシプロリンの場合にも適用さ
れ、この場合には、以下の計画で官能基-NH2を官能基
NHによつて置き換えることで充分であることに留意すべ
きである。
合成経路 1.以下の機構に従う、例えばベンゾイルオキシカルボニ
ル(以下Zと命名する)又は三級ブチルオキシカルボニ
ル(t−Boc)型基による保護の如き古典的保護剤によ
る第一アミノ酸のアミン基の保護。
ル(以下Zと命名する)又は三級ブチルオキシカルボニ
ル(t−Boc)型基による保護の如き古典的保護剤によ
る第一アミノ酸のアミン基の保護。
2.以下の機構に従う、例えば酸塩化物又は無水物(Ac
t)への転化による活性化の如き古典的活性化剤による
カルボキル官能基の活性化。
t)への転化による活性化の如き古典的活性化剤による
カルボキル官能基の活性化。
保護化アミノ酸→保護化及び活性化アミノ酸 Z−NH−A1−COOH→Z−NH−A1−COOAct (I) t−Boc−NH−A1−COOH→t−Boc−NH−A1−COOAct
(I)′ しかし、ある場合には、カルボキシル官能基が置換さ
れている保護化アミノ酸で開始しても活性化を行うこと
ができることに留意すべきである。この型の例は、機
構: t−Boc−NH−A1−COOTMS→t−Boc−NH−A1−COOAct
(I)″ に従つて、トリメチルシアノシラン(TMSCN)による先
行シリル化によつて得られるシリル化N−保護アミノ酸
である。
(I)′ しかし、ある場合には、カルボキシル官能基が置換さ
れている保護化アミノ酸で開始しても活性化を行うこと
ができることに留意すべきである。この型の例は、機
構: t−Boc−NH−A1−COOTMS→t−Boc−NH−A1−COOAct
(I)″ に従つて、トリメチルシアノシラン(TMSCN)による先
行シリル化によつて得られるシリル化N−保護アミノ酸
である。
3.以下の機構に従う、トリメチルシアノシラン(TMSC
N)の如きトリアルキルシアノシランとの反応による二
級アミノ酸のシリル化。
N)の如きトリアルキルシアノシランとの反応による二
級アミノ酸のシリル化。
アミノ酸→シリル化アミノ酸 NH2−A2−COOH+TMSCN→TMS−NH−A2−COOTMS+HCN (I
I) しかし、段階1、2及び3の間の区別は純粋に型式的
なものであることは明らかであり、この各段階はそれぞ
れ独立に行うことができるからである。かくして、例え
ば段階3が段階1及び2に続くか又は先行するかはどち
らでもよい。
I) しかし、段階1、2及び3の間の区別は純粋に型式的
なものであることは明らかであり、この各段階はそれぞ
れ独立に行うことができるからである。かくして、例え
ば段階3が段階1及び2に続くか又は先行するかはどち
らでもよい。
4.以下の機構に従う、保護化及び活性化アミノ酸(I)
又は(I)′とシリル化アミノ酸(II)との間の反応に
よるペプチドの形成を伴うカツプリング。
又は(I)′とシリル化アミノ酸(II)との間の反応に
よるペプチドの形成を伴うカツプリング。
Z−NH−A1−COOAct+TMS NH A2 COOTMS→Z−NH−A1−
CO−NH−A2−COOTMS+TMS Act (III) 又は、 t−Boc−NH−A1−COOAct+TMS−NH−A2−COOTMS→t−
Boc−NH−A1−CO−NH−A2−COO−TMS+TMS Act (II
I)′ 5.例えばメタノール系媒体中又は水の存在下の処理によ
る、トリアルキルシラン基の置換及びカルボキシル基
(−COOH)の形成によつて得られるペプチド(III)又
は(III)′の脱シリル化。
CO−NH−A2−COOTMS+TMS Act (III) 又は、 t−Boc−NH−A1−COOAct+TMS−NH−A2−COOTMS→t−
Boc−NH−A1−CO−NH−A2−COO−TMS+TMS Act (II
I)′ 5.例えばメタノール系媒体中又は水の存在下の処理によ
る、トリアルキルシラン基の置換及びカルボキシル基
(−COOH)の形成によつて得られるペプチド(III)又
は(III)′の脱シリル化。
この反応は、次の機構に従つて起る。
Z−NH−A1−CO−NH−A2 COOTMS→Z−NH−A1−CO−NH
−A2−COOH (IV) 又は、 t−Boc−NH−A1−CO−NH−A2−COOTMS→t−Boc−NH−
A1−CO−NH−A2−COOH (IV)′ 段階5及び6は、同時に又は継続的に行うことができ
る。
−A2−COOH (IV) 又は、 t−Boc−NH−A1−CO−NH−A2−COOTMS→t−Boc−NH−
A1−CO−NH−A2−COOH (IV)′ 段階5及び6は、同時に又は継続的に行うことができ
る。
6.得られるペプチド(IV)又は(IV)′の脱保護。この
脱保護は、例えばジクロロメタン及び/又はテトラヒド
ロフラン溶液を通して塩化水素ガスを通泡させるか、又
はジクロロメタン中の三弗化酢酸を続いて塩の形のペプ
チドを酸性イオン交換カラムに通すことによる如き、知
られたいずれの方法によつても、保護剤の置換及びアミ
ン基(-NH2)の形成により行うことができる。この操作
は以下の一般的によつて表わすことができる。
脱保護は、例えばジクロロメタン及び/又はテトラヒド
ロフラン溶液を通して塩化水素ガスを通泡させるか、又
はジクロロメタン中の三弗化酢酸を続いて塩の形のペプ
チドを酸性イオン交換カラムに通すことによる如き、知
られたいずれの方法によつても、保護剤の置換及びアミ
ン基(-NH2)の形成により行うことができる。この操作
は以下の一般的によつて表わすことができる。
又は、 t−Boc−NH−A1−CO−NH−A2−COOH→NH2−A1−CO−NH
−A2−COOH (V)′ アミノ酸の連続的カツプリングを行うことが望まれる
ときは、段階5及び/又は6は常には必要としない。こ
の場合には、二つの経路が可能であり、即ちカルボキシ
ル末端から開始しそしてアミン末端に向かつて進行する
か、又はアミン末端から開始しそしてカルボキシル末端
に向つて進むことによる。
−A2−COOH (V)′ アミノ酸の連続的カツプリングを行うことが望まれる
ときは、段階5及び/又は6は常には必要としない。こ
の場合には、二つの経路が可能であり、即ちカルボキシ
ル末端から開始しそしてアミン末端に向かつて進行する
か、又はアミン末端から開始しそしてカルボキシル末端
に向つて進むことによる。
この第一の経路に従えば、生成物(V)は、機構 NH2−A1−CO−NH−A2−COOH+TMSCN→TMS−NH−A1−CO
−NH−A2−COOTMS (VI) に従つてシリル化され、そしてこの生成物(VI)が型
(I)及び(I)′の保護化及び活性化アミノ酸と次に
結合される。
−NH−A2−COOTMS (VI) に従つてシリル化され、そしてこの生成物(VI)が型
(I)及び(I)′の保護化及び活性化アミノ酸と次に
結合される。
第二の経路に従えば、得られる生成物(V)は上記の
段階1及び2に記述した機構に従つて保護及び活性化さ
れ、そして得られる生成物を式(II)のアミン及びカル
ボキシル官能基についてトリメチルシリル化されている
新しいアミノ酸と反応させる。
段階1及び2に記述した機構に従つて保護及び活性化さ
れ、そして得られる生成物を式(II)のアミン及びカル
ボキシル官能基についてトリメチルシリル化されている
新しいアミノ酸と反応させる。
この第二の場合の機構の例は以下の如くである。
t−Boc−NH−A1−CONH−A′1−COOAct+TMSNH−A2−C
OOTMS→t−Boc−NH−A−CONH−A′1−CONH−A2−COO
TMS 一般式(A)のトリアルキルシアノシラン類を用いる
結果として、上に模式的に示した方法は、天然型のペプ
チド類又は天然には同等のものがない合成ペプチド類を
得ることを可能にする。
OOTMS→t−Boc−NH−A−CONH−A′1−CONH−A2−COO
TMS 一般式(A)のトリアルキルシアノシラン類を用いる
結果として、上に模式的に示した方法は、天然型のペプ
チド類又は天然には同等のものがない合成ペプチド類を
得ることを可能にする。
本発明の方法に従つて得られるこれらの公知の又は新
しいペプチド類は、特に酵素触媒、栄養剤成分、又は獣
医用又はヒト用の医薬品としての如く、種々の用途に用
いることができる。
しいペプチド類は、特に酵素触媒、栄養剤成分、又は獣
医用又はヒト用の医薬品としての如く、種々の用途に用
いることができる。
以下の実施例は、本発明を説明するためのものであ
る。これらの実施例中、以下の略語を用いた。
る。これらの実施例中、以下の略語を用いた。
Ala アラニン Asp アスパルチン酸 Cys システイン Gly グリシン Met メチオニン Phe フエニルアラニン Pro プロリン Ser セリン Thr スレオニン Thz ガンマーチアプロリン Tyr チロシン Val ヴアリン O Piv ピヴアロイルオキシ(トリメチルアセチルオキ
シ) O Succ N−ヒドロキシスクシンイミド 実施例1:活性化アミノ酸及びシリル化アミノ酸でのペプ
チドのカツプリング 1.a:グリシン−システイン 水和システイン1.1ミリモルに、ストツパーを備えた
肉厚試験管中0.5mlのトリメチルシアノシランを加え
る。この混合物を、清澄液が得られるまで超音波(ソニ
ケーター)に曝す。この混合物を、アミノ酸が溶解する
まで60〜80℃に5分間加熱する。
シ) O Succ N−ヒドロキシスクシンイミド 実施例1:活性化アミノ酸及びシリル化アミノ酸でのペプ
チドのカツプリング 1.a:グリシン−システイン 水和システイン1.1ミリモルに、ストツパーを備えた
肉厚試験管中0.5mlのトリメチルシアノシランを加え
る。この混合物を、清澄液が得られるまで超音波(ソニ
ケーター)に曝す。この混合物を、アミノ酸が溶解する
まで60〜80℃に5分間加熱する。
Z(ベンジルオキシカルボニル基)で保護されそして
N,N′−ジシクロヘキシルカルボジイミドの存在下にO S
uccによつて活性化され、そして前の段階で得られるグ
リシン1ミリモルを加える。
N,N′−ジシクロヘキシルカルボジイミドの存在下にO S
uccによつて活性化され、そして前の段階で得られるグ
リシン1ミリモルを加える。
シリル化システイン及び保護化及び活性化グリシンの
間のカツプリングは、40℃に緩かに加熱することによつ
て促進され、そして1時間後に室温で終結される。
間のカツプリングは、40℃に緩かに加熱することによつ
て促進され、そして1時間後に室温で終結される。
この反応は10mlの水を加えることによつて停止され
る。溶液を次に凍結乾燥されそしてこの凍結乾燥物はn
−ヘキサンと混合される。
る。溶液を次に凍結乾燥されそしてこの凍結乾燥物はn
−ヘキサンと混合される。
生成物を再懸濁するために10mlの水の添加後、生成物
を円心分離しそして捕集した沈澱を乾燥する。
を円心分離しそして捕集した沈澱を乾燥する。
保護ペプチド形成の収率は、エピマーの混入なしに実
質的に定量的(Z−Gly−CysOH)であり(核磁気共鳴NM
R<5%)、そして保護剤Zは保護ペプチドを含有する
ジクロロメタン中に塩化水素ガスを泡立たせることによ
つて最終的に遊離され、ジペプチドGly−CysOH・HCl
(ジペプチドの塩化水素塩)を形成する。
質的に定量的(Z−Gly−CysOH)であり(核磁気共鳴NM
R<5%)、そして保護剤Zは保護ペプチドを含有する
ジクロロメタン中に塩化水素ガスを泡立たせることによ
つて最終的に遊離され、ジペプチドGly−CysOH・HCl
(ジペプチドの塩化水素塩)を形成する。
1.b:グリシン−グリシン Z−Gly−GlyOHの形成は、実施例1.aに記載したと同
じ方法によつて得られるが、しかしシステインの代りに
1ミリモルの凍結乾燥水和グリシンが用いられる。
じ方法によつて得られるが、しかしシステインの代りに
1ミリモルの凍結乾燥水和グリシンが用いられる。
1.c:アラニン−セリン Z−Ala−SerOHの形成は実施例1.aに記載したと同じ
方法によつて得られるが、しかしシステインの代りに1.
1ミリモルの凍結乾燥水和セリン、及びグリシンの代り
に1ミリモルの、t−Bocで保護されそして活性化され
たフエニルアラニンが用いられる。
方法によつて得られるが、しかしシステインの代りに1.
1ミリモルの凍結乾燥水和セリン、及びグリシンの代り
に1ミリモルの、t−Bocで保護されそして活性化され
たフエニルアラニンが用いられる。
t−Bocで保護された基は、トリフルオロ酢酸による
処理、続く蒸発によつて遊離される。
処理、続く蒸発によつて遊離される。
1.e:プロリン−フエニルアラニン t−Boc−Pro−PheOHの形成は、同じ方法によつて、し
かしシステインの代りに1.1ミリモルの凍結乾燥水和フ
エニルアラニン及びグリシンの代りにt−Bocによつて
保護されそして活性化されたプロリン1ミリモルを用い
て得られる。
かしシステインの代りに1.1ミリモルの凍結乾燥水和フ
エニルアラニン及びグリシンの代りにt−Bocによつて
保護されそして活性化されたプロリン1ミリモルを用い
て得られる。
実施例2.中間体ペプチドの精製なしの繰返し縮合、 Z−Gly−Phe−SerOHの調製 1.1ミリモル(116mg)の粉末水和セリンを60〜80℃に
5分以内加熱することによつて1mlのトリメチルシアノ
シランに溶解する。
5分以内加熱することによつて1mlのトリメチルシアノ
シランに溶解する。
この混合物に、10mlのジクロロメタン又はテトラヒド
ロフラン中の1ミリモル(362mg)のt−Boc−Phe O Su
cc(t−Boc基によつて保護されそしてN−ヒドロキシ
スクシイミドによつて活性化されたフエニルアラニン)
の溶液を加える。
ロフラン中の1ミリモル(362mg)のt−Boc−Phe O Su
cc(t−Boc基によつて保護されそしてN−ヒドロキシ
スクシイミドによつて活性化されたフエニルアラニン)
の溶液を加える。
30分後、活性エステルは消失した。
この混合物を、5gのシリカゲルを仕込んだガラスシン
ターを通して注入し、これは予め1mlの水で湿潤されそ
して20mlのジクロロメタンで2回洗滌される。
ターを通して注入し、これは予め1mlの水で湿潤されそ
して20mlのジクロロメタンで2回洗滌される。
塩化水素を、濾液を通して30秒間泡立たせ、濾液は次
に蒸発される。
に蒸発される。
捕集されたジペプチド塩を、室温で2mlのトリメチル
シアノシラン中に再溶解する。
シアノシラン中に再溶解する。
0.98ミリモル(275mg)のZ−Gly O Succ(Z基によ
つて保護されそしてN−ヒドロキシスクシイミドによつ
て活性化されたグリシン)を、次に10mlのジクロロメタ
ンに加える。
つて保護されそしてN−ヒドロキシスクシイミドによつ
て活性化されたグリシン)を、次に10mlのジクロロメタ
ンに加える。
室温で30分後、10mlの水を加えることによつて反応を
停止し、そして捕集した沈澱物を乾燥する。
停止し、そして捕集した沈澱物を乾燥する。
Z−Gly−Phe−Ser OHの収率は、88%(Z−Gly O Su
ccについて計算された)(350mg)であり、生成物はNMR
規準のすべてに従つて純粋である。
ccについて計算された)(350mg)であり、生成物はNMR
規準のすべてに従つて純粋である。
実施例3.中間体ペプチドの確認でのPho−Phe−Met−Asp
OHの調製、 第1段階:t−Boc−Met−AspOH 150mg(1.1ミリモル)の水和アスパルチン酸を、80℃
で3分間中に0.5mlのトリメチルシアノシランに溶解す
る。
OHの調製、 第1段階:t−Boc−Met−AspOH 150mg(1.1ミリモル)の水和アスパルチン酸を、80℃
で3分間中に0.5mlのトリメチルシアノシランに溶解す
る。
346mg(1.0ミリモル)のt−Boc−Met O Succを加え
そしてこの混合物を40℃に加熱する。
そしてこの混合物を40℃に加熱する。
1時間後、2mlのアセトニトリル中の250mgの水の混合
物を加える。生成物を、上記実施例2に於ける如く5gの
SiO2上で濾過し、そして得られる生成物を90%のアセト
ニトリル及び10%のメタノールを含有する溶液30mlで溶
出する。
物を加える。生成物を、上記実施例2に於ける如く5gの
SiO2上で濾過し、そして得られる生成物を90%のアセト
ニトリル及び10%のメタノールを含有する溶液30mlで溶
出する。
残渣を蒸発する。
これは、等量のN−ヒドロキシスクシンイミド及びt
−Boc基によつて保護された所望のジペプチドを含有す
る。
−Boc基によつて保護された所望のジペプチドを含有す
る。
得られるジペプチドは、以下の縮合段階に於ける如く
用いられる。
用いられる。
第2段階:t−Boc−Phe−Met−AspOH 第1段階のt−Bocジペプチドの脱保護は、0.5mlのト
リフルオロ酢酸で1時間室温で処理することによつて行
われる。
リフルオロ酢酸で1時間室温で処理することによつて行
われる。
この溶液を次に蒸発させそして残渣を1.0mlのトリメ
チルシアノシラン中にとる。
チルシアノシラン中にとる。
1当量のt−Boc−Phe O Succを加える。
カツプリングは、ジペプチドのための第1段階につい
て上記した如く行われる。
て上記した如く行われる。
t−Bocによつてトリペプチドが95%より高い収率で
得られる。
得られる。
第3段階:t−Boc−Pro−Phe−Met−AspOH 上記の方法を縮合段階でt−Boc−Pro O Succを用い
て繰り返し、そして第1段階について記載した如く操作
を繰り返す。
て繰り返し、そして第1段階について記載した如く操作
を繰り返す。
形成されるN−ヒドロキシスクシンイミドは、0.5ml
のトリメチルシアノシランを加えることによつてトリメ
チルシリル化され、そして次に真空下に蒸発される。
のトリメチルシアノシランを加えることによつてトリメ
チルシリル化され、そして次に真空下に蒸発される。
残渣を水で処理しそして次に真空乾燥する。
純粋な保護テトラペプチドが定量的収率で得られる。
実施例4:t−Boc−Thz−Phe−Met−AspOHの調製 方法は実施例3に記載した如くであり、最初の二つの
段階は同じであり、しかし第三段階ではt−Boc−Thz−
O Succがt−Boc−Pro O Succの代りに用いられる。
段階は同じであり、しかし第三段階ではt−Boc−Thz−
O Succがt−Boc−Pro O Succの代りに用いられる。
テトラペプチドの殆んど定量的収率が得られる。生成
物はNMR分析に従つて純粋である。
物はNMR分析に従つて純粋である。
t−Boc保護剤についてのウレタン異性体の40:60混合
物が0℃で観察される。
物が0℃で観察される。
実施例5:ジZ−Tyr−D−Ala−Gly OHの調製 第1段階:ジZ−Tyr−D−Ala OH 449mgのジZ−Tyr OH(ジZと命名されるジベンジル
オキシカルボニル型基によつて保護された水和チロシ
ン)を5mlのテトラヒドロフランに溶解する。
オキシカルボニル型基によつて保護された水和チロシ
ン)を5mlのテトラヒドロフランに溶解する。
0.096mlのピリジン及び0.173mlのトリエチルアミンを
加え、保護されたそして活性化アミノ酸を得るために、
続いて−10℃で0.144mlのトリメチル酢酸クロライド
(ピバロイルクロライド、Piv−Cl)を加える。
加え、保護されたそして活性化アミノ酸を得るために、
続いて−10℃で0.144mlのトリメチル酢酸クロライド
(ピバロイルクロライド、Piv−Cl)を加える。
1分後、遊離カルボキシル状で乾燥されたイオン交換
体(アンバーライドIR C 50 H)1gを、過剰のピバロイ
ルクロライドを捕収するために加える。
体(アンバーライドIR C 50 H)1gを、過剰のピバロイ
ルクロライドを捕収するために加える。
この混合物は、−10℃で1分間攪拌される。
107mgのD−Alaを、5mlのトリメチルシアノシラン中
加熱しながら溶解し、シリル化アミノ酸を得、そしてこ
れを上記混合物に加える。
加熱しながら溶解し、シリル化アミノ酸を得、そしてこ
れを上記混合物に加える。
得た混合物を、室温にもつて行きそしてこの温度に30
分間保持する。
分間保持する。
イオン交換体を濾別しそして濾液を凍結乾燥する。
2mlのメタノールを加え、そして混合物を蒸発する。d
iZ−Tyr−D−Ala−Gly OHを得、そしてこれはそのまま
用いられる。
iZ−Tyr−D−Ala−Gly OHを得、そしてこれはそのまま
用いられる。
第2段階:ジZ−Tyr−D−Ala−GlyOH これを活性化するために、第1段階で得られる保護化
ジペプチドを、0.096mlのピリジン及び0.173mlのトリエ
チルアミン中に溶解し、続いて0.144mlのピバロイルク
ロライドを添加する。
ジペプチドを、0.096mlのピリジン及び0.173mlのトリエ
チルアミン中に溶解し、続いて0.144mlのピバロイルク
ロライドを添加する。
1分後、遊離カルボキシル状で乾燥されたイオン交換
体1gを加え、そしてこの混合物を−10℃で1分間攪拌す
る。
体1gを加え、そしてこの混合物を−10℃で1分間攪拌す
る。
シリル化を行うために、90mgのグリシンを5mlのトリ
メチルシアノシランに溶解する。得られるこのシリル化
生成物を混合物に加え、これを室温に30分間保持する。
メチルシアノシランに溶解する。得られるこのシリル化
生成物を混合物に加え、これを室温に30分間保持する。
このイオン交換体を濾別し、濾液を凍結乾燥しそして
2mlのメタノールを加える。
2mlのメタノールを加える。
蒸発後、トリペプチドジZ−Tyr−Ala−GlyOHは、エ
チルエーテル/酢酸エチル混合物中で急速に結晶化し、
NMR分析で純粋であるトリペプチドを与える。収率は68
%である。
チルエーテル/酢酸エチル混合物中で急速に結晶化し、
NMR分析で純粋であるトリペプチドを与える。収率は68
%である。
実施例6 実施例6.a:〔Met5〕−エンケフアリンの合成 〔Met5〕−エンケフアリンは、式Tyr−Gly−Gly−Phe
−Metのペンタペプチドである。
−Metのペンタペプチドである。
第1段階:t−Boc−Gly−Gly−Phe−MetOHの合成 1.75g(10ミリモル)のt−Boc−Gly OH(t−Boc基
で保護された水和グリシン)を、1.6g(20ミリモル)の
ピリジン及び1.0g(10ミリモル)のトリエチルアミンと
一緒に20mlの乾燥テトラヒドロフランに溶解する。
で保護された水和グリシン)を、1.6g(20ミリモル)の
ピリジン及び1.0g(10ミリモル)のトリエチルアミンと
一緒に20mlの乾燥テトラヒドロフランに溶解する。
この溶液を−10℃に冷却し、そして活性化段階を実施
するために、1.22ml(10ミリモル)のピバロイルクロラ
イドをこれに加える。
するために、1.22ml(10ミリモル)のピバロイルクロラ
イドをこれに加える。
1分後、グリシンをシリル化するために、6mlのトリ
メチルシアノシラン及び10mlのn−ヘキサン中に予め溶
過した750mg(10ミリモル)のH−GlyOHを加える。
メチルシアノシラン及び10mlのn−ヘキサン中に予め溶
過した750mg(10ミリモル)のH−GlyOHを加える。
この混合物を60℃を越える温度で蒸発する。
20mlのトルエン及び1mlのトリメチルシアノシランを
加え、そしてその混合物を、過剰のピバロイルクロライ
ドを除去するために真空下に再び蒸発させる。
加え、そしてその混合物を、過剰のピバロイルクロライ
ドを除去するために真空下に再び蒸発させる。
残渣を20mlのメタノールに溶解し、そして次に蒸発す
る。
る。
この残渣を20mlのトルエンに溶解しそして次に蒸発す
る。
る。
得られたジペプチドt−Boc−Gly−GlyOHをピバロイ
ルクロライドで直接活性化しそして次に上記の如くシリ
ル化PheOHとカツプリングさせる。
ルクロライドで直接活性化しそして次に上記の如くシリ
ル化PheOHとカツプリングさせる。
得たトリペプチドt−Boc−Gly−Gly−PheOHを活性化
し、そして次に上記と同じ条件下にシリル化MetOHとカ
ツプリングさせる。
し、そして次に上記と同じ条件下にシリル化MetOHとカ
ツプリングさせる。
この最終残渣を100mlの酢酸エチル及び10mlのエタノ
ールに溶解し、そして次に50mlの50%濃度クエン酸水溶
液で洗滌する。
ールに溶解し、そして次に50mlの50%濃度クエン酸水溶
液で洗滌する。
酢酸エチル相を硫酸マグネシウム上で乾燥しそして次
に蒸発する。残渣は酢酸エチル/エチルエーテル混合物
中で再結晶する。
に蒸発する。残渣は酢酸エチル/エチルエーテル混合物
中で再結晶する。
NMRの規準に従つて純粋なテトラペプチドt−Boc−Gl
y−Gly−Phe−MetOHが得られる。
y−Gly−Phe−MetOHが得られる。
収率は63%(3.25g)である。
第2段階:〔▲Met5▼〕−エンケフアリンの合成 第1段階で得られるt−Boc基で保護されたテトラペ
プチド510mg(1ミリモル)を、容量で15%のエタンチ
オールを含有するトリフルオロ酢酸(Tfa)2mlに溶解す
る。
プチド510mg(1ミリモル)を、容量で15%のエタンチ
オールを含有するトリフルオロ酢酸(Tfa)2mlに溶解す
る。
この溶液を室温に2時間保持し、そして次に40℃15分
間加熱する。
間加熱する。
蒸発後、Tfa−H3N −Gly−Gly−Phe−MetOHの定量的
形成が得られる。
形成が得られる。
この生成物に、415mg(1.1ミリモル)のt−Boc−OH
−Tyr−O Succを2mlのトリメチルシアノシラン及び2ml
のテトラヒドロフランと共に加える。
−Tyr−O Succを2mlのトリメチルシアノシラン及び2ml
のテトラヒドロフランと共に加える。
テトラペプチド塩を次第に可溶化され、そして次に0
℃で真空下攪拌しながら超音波に30分間曝し、そしてそ
れによつて清澄な溶液が得られる。室温で2時間後、反
応は完了しそして混合物は固化する。
℃で真空下攪拌しながら超音波に30分間曝し、そしてそ
れによつて清澄な溶液が得られる。室温で2時間後、反
応は完了しそして混合物は固化する。
この固体を5mlのテトラヒドロフランに溶解する。
1gのアミノプロピル−シリカゲル(5.40μ,3m当量NH2
/g)を加えることによつて、過剰のt−Boc−(OTMS)T
yr−O Succを除去する。
/g)を加えることによつて、過剰のt−Boc−(OTMS)T
yr−O Succを除去する。
30分後、生成物を濾過する。
濾液を20mlのメタノールで処理する。
生成物を蒸発する。
この第2段階で得られる収率は、95%である。
t−Bocで保護されたペンタペプチドを、酢酸エチル
/エチルエーテル混合物中で再結晶する。
/エチルエーテル混合物中で再結晶する。
NMRの基準に従つて純粋であるペンタペプチドが得ら
れる。合計収率は60%である。
れる。合計収率は60%である。
ペンタペプチド〔Met5〕−エンケフアリンをトリフル
オロ酢酸で処理することによつて脱保護し、続いて真空
下に蒸発し、対応する塩が得られる。
オロ酢酸で処理することによつて脱保護し、続いて真空
下に蒸発し、対応する塩が得られる。
実施例6.b:〔Leu 5 〕−エンケフアリンの合成 〔Leu5〕−エンケフアリンは、式Tyr−Gly−Gly−Phe
−Leuのペンタペプチドである。
−Leuのペンタペプチドである。
この合成は、上記実施例6.aに記載したと同様にし
て、しかしメチオニンをロイシンで置換して達成され
る。
て、しかしメチオニンをロイシンで置換して達成され
る。
実施例7及び7R:t−Boc−Gly−Gly−Phe−MetOHの合成 実施例7は本発明に従つて実施し、実施例7Rは、トリ
メチルシアノシランの代りにトリメチルクロロシランを
用いる実施例7に対する比較例である。
メチルシアノシランの代りにトリメチルクロロシランを
用いる実施例7に対する比較例である。
実施例7:t−Boc−Gly−Gly−Phe−MetOHの合成 5ミリモルのトリエチルアミン、5ミリモルのピリジ
ン及び20ミリモルのテトラヒドロフラン中に溶解した5
ミリモルのt−Boc−GlyOH(t−Boc基によつて保護さ
れた水和グリシン)を500mlフラスコにいれる。
ン及び20ミリモルのテトラヒドロフラン中に溶解した5
ミリモルのt−Boc−GlyOH(t−Boc基によつて保護さ
れた水和グリシン)を500mlフラスコにいれる。
この溶液を−15℃に冷却し、そしてこれに攪拌しなが
ら5ミリモルのピバロイルクロライドを加え、活性化段
階を行う。
ら5ミリモルのピバロイルクロライドを加え、活性化段
階を行う。
2分後、H−Glyを3mlのトリメチルシアノシラン及び
5mlのn−ヘキサン中に溶解することによつて得られる
5.5ミリモルの過シリル化グリシンを加える。
5mlのn−ヘキサン中に溶解することによつて得られる
5.5ミリモルの過シリル化グリシンを加える。
この溶液を室温に戻し、そして次に揮発性シリル化成
分を分離するために減圧下に蒸発する。
分を分離するために減圧下に蒸発する。
この溶液を30mlのトルエンで処理しそして次に乾燥す
るまで蒸発し、これを更に30mlのトルエンでもう一度繰
り返す。
るまで蒸発し、これを更に30mlのトルエンでもう一度繰
り返す。
残渣をメタノール/トルエン(1:1)混合物に溶解し
そして次に蒸発させる。
そして次に蒸発させる。
この残渣を再び30mlのトルエンで2度処理し、そして
次に過剰メタノールの全痕跡を除去するために乾燥状態
まで蒸発する。
次に過剰メタノールの全痕跡を除去するために乾燥状態
まで蒸発する。
得られるジペプチドt−Boc−Gly−GlyOHをピバロイ
ルクロライドで直接活性化し、そして次に上記の如くシ
リル化PheOHとカツプリングさせる。
ルクロライドで直接活性化し、そして次に上記の如くシ
リル化PheOHとカツプリングさせる。
得られるトリペプチドt−Boc−Gly−Gly−PheOHを活
性化し、そして次に上記と同じ条件下にシリル化MetOH
とカツプリングさせる。
性化し、そして次に上記と同じ条件下にシリル化MetOH
とカツプリングさせる。
蒸発での最終残渣は、t−Boc−Gly−Gly−Phe−MetO
Hを含有する。
Hを含有する。
この後者のものを100ml酢酸エチルと20mlメタノール
に溶解し、そして水及び燐酸(pH約2)で次に連続的に
洗滌する。
に溶解し、そして水及び燐酸(pH約2)で次に連続的に
洗滌する。
蒸発での残渣を、最初ジクロロメタン中、そして次に
酢酸エチル/エチルエーテル混合物中で再結晶する。
酢酸エチル/エチルエーテル混合物中で再結晶する。
NMRの基準に従つて純粋なテトラペプチドが得られ
る。
る。
収率は63%である。
実施例7R:比較例−トリメチルクロロシランを用いるt
−Boc−Gly−Gly−Phe−MetOHの合成 第1段階:各アミノ酸のシリル化 a)メチオニン ツヴイツターイオン状のメチオニン5ミリモルに、2m
lのトリメチルクロロシラン中の10ミリモルのトリエチ
ルアミンを加える。この混合物に、25mlの乾燥トリクロ
ロメタンを加える。この混合物を清澄な溶液が得られる
迄加熱する。
−Boc−Gly−Gly−Phe−MetOHの合成 第1段階:各アミノ酸のシリル化 a)メチオニン ツヴイツターイオン状のメチオニン5ミリモルに、2m
lのトリメチルクロロシラン中の10ミリモルのトリエチ
ルアミンを加える。この混合物に、25mlの乾燥トリクロ
ロメタンを加える。この混合物を清澄な溶液が得られる
迄加熱する。
形成されるトリエチルアミン塩化水素塩を、乾燥トル
エンでの沈澱後窒素下に濾過することによつて除去す
る。
エンでの沈澱後窒素下に濾過することによつて除去す
る。
濾過後、溶液を20mlの容量まで減らしそしてそのまま
用いられる。
用いられる。
メチオニンのシリル化は、この方法によつて室温で3
時間で達成される。
時間で達成される。
b)グリシン グリシンのシリル化は、上記実施例a)に記載したメ
チオニンのそれと同様にして行われるが、しかしこのア
ミノ酸は還流段階を必要とする。
チオニンのそれと同様にして行われるが、しかしこのア
ミノ酸は還流段階を必要とする。
c)フエニルアラニン フエニルアラニンのシリル化は、上記実施例a)に記
載したメチオニンのそれと同様にして行われるが、しか
しこのアミノ酸は還流段階を必要とする。
載したメチオニンのそれと同様にして行われるが、しか
しこのアミノ酸は還流段階を必要とする。
第2段階:活性化 5ミリモルのトリエチルアミンに溶解した5ミリモル
のt−Boc−GlyOH、5ミリモルのピリジン及び20mlのテ
トラヒドロフランを、500mlフラスコにいれる。
のt−Boc−GlyOH、5ミリモルのピリジン及び20mlのテ
トラヒドロフランを、500mlフラスコにいれる。
この溶液を−15℃に冷却し、そして5ミリモルのピパ
ロイルクロライドをそれに攪拌しながら加える。
ロイルクロライドをそれに攪拌しながら加える。
2分後、第1段階で得られる過シリル化グリシン5.5
ミリモルの溶液を加える。
ミリモルの溶液を加える。
この溶液を室温に戻し、そして次に揮発性シリル化成
分を分離するために減圧下に蒸発される。
分を分離するために減圧下に蒸発される。
この溶液を30mlのトルエンで処理し、そして次に乾燥
するまで蒸発し、これは更に30mlのトルエンでもう一度
繰り返す。
するまで蒸発し、これは更に30mlのトルエンでもう一度
繰り返す。
残渣をメタノール/トルエン(1:1)混合物に溶解
し、これを次に蒸発する。
し、これを次に蒸発する。
この残渣を再び30mlのトルエンで2度処理し、そして
次に過剰メタノールの全痕跡を除去するために乾燥状態
まで蒸発する。
次に過剰メタノールの全痕跡を除去するために乾燥状態
まで蒸発する。
蒸発での残渣は、続くカツプリング段階にそのまま用
いられる。
いられる。
同じ方法をグリシンの代りに過シリル化フエニルアラ
ニンの溶液でフオローし、そして次に過シリル化メチオ
ニンの溶液で実施し、この場合の活性化段階は−15℃で
10分間必要とする。
ニンの溶液でフオローし、そして次に過シリル化メチオ
ニンの溶液で実施し、この場合の活性化段階は−15℃で
10分間必要とする。
第3段階:カツプリング 蒸発での最終残渣は、t−Boc−Gly−Gly−Phe−MetO
Hを含有する。
Hを含有する。
この後者のものは100mlの酢酸エチル及び20mlのメタ
ノールに溶解され、そして次に水及び燐酸(pH約2)で
連続的に洗滌される。
ノールに溶解され、そして次に水及び燐酸(pH約2)で
連続的に洗滌される。
蒸発残渣を最初にジクロロメタン中、そして次いで酢
酸エチル/エチルエーテル混合物中で再結晶する。
酸エチル/エチルエーテル混合物中で再結晶する。
NMR規準で純粋であるテトラペプチドが得られる。
収率は28%である。
実施例7と実施例7R(比較例)の比較は、得られる収
率が明らかに異なることを示しており、更に、実施例7R
を行うことは実施例7よりも複雑な操作(加熱、濾過、
蒸発)をつなげる必要があり、更に特に実施例7Rでは、
トリエチルアミン塩化水素(塩)の形成が厄介なことで
あり、この生成物はトルエンの添加後濾過によつて除去
しなければならず、そしてこれらの操作は非常に乾燥し
た雰囲気での操作条件を必要とする。
率が明らかに異なることを示しており、更に、実施例7R
を行うことは実施例7よりも複雑な操作(加熱、濾過、
蒸発)をつなげる必要があり、更に特に実施例7Rでは、
トリエチルアミン塩化水素(塩)の形成が厄介なことで
あり、この生成物はトルエンの添加後濾過によつて除去
しなければならず、そしてこれらの操作は非常に乾燥し
た雰囲気での操作条件を必要とする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07K 5/117 ZNA 14/70
Claims (7)
- 【請求項1】トリアルキルシラン誘導体を用いて、任意
に組み合わされた及び/又は置換されたアミノ酸からペ
プチド類を合成する方法において、 トリアルキルシランとして、一般式(A) (式中、R1、R2及びR3は、互いに独立に、同じか又は異
なってもよいそして炭素原子1〜3を含有するアルキル
基を示す。) のトリアルキルシアノシラン類をシリル化剤として用い
ることを特徴とする、アミノ酸からペプチドを合成する
方法。 - 【請求項2】トリアルキルシアノシランが、アミノ酸間
のペプチド結合を形成するために用いられる、特許請求
の範囲第1項記載の方法。 - 【請求項3】三つのアルキル基R1、R2及びR3が炭素原子
1又は2を含有する、特許請求の範囲第1又は2項記載
の方法。 - 【請求項4】三つのアルキル基R1、R2及びR3が同じであ
る、特許請求の範囲第3項記載の方法。 - 【請求項5】トリアルキルシアノシランがトリメチルシ
アノシランである、特許請求の範囲第4項記載の方法。 - 【請求項6】アミノ酸ミリモル当たり20ml〜0.01mlのト
リアルキルシアノシランを用いる、特許請求の範囲第1
〜4項のいずれかに記載の方法。 - 【請求項7】アミノ酸ミリモル当たり5〜0.1mlのトリ
メチルシアノシランを用いる、特許請求の範囲第5項記
載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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FR8418011 | 1984-11-23 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61155393A JPS61155393A (ja) | 1986-07-15 |
JPH0832716B2 true JPH0832716B2 (ja) | 1996-03-29 |
Family
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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---|---|
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JP (1) | JPH0832716B2 (ja) |
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AU (1) | AU580350B2 (ja) |
CA (1) | CA1250399A (ja) |
DE (1) | DE3568048D1 (ja) |
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FR (1) | FR2573765B1 (ja) |
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BE1005720A3 (fr) * | 1992-03-20 | 1993-12-28 | Solvay | Procede de synthese peptidique et nouveaux intermediaires de synthese. |
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FR2859471B1 (fr) | 2003-09-09 | 2006-02-03 | Solvay | Procede pour la fabrication d'un compose enantiopur |
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US4419299A (en) * | 1981-12-14 | 1983-12-06 | The Dow Chemical Co. | Phosphonopolyester oligomers |
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-
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-
1985
- 1985-11-12 DE DE8585201850T patent/DE3568048D1/de not_active Expired
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- 1985-11-20 AU AU50087/85A patent/AU580350B2/en not_active Expired
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- 1985-11-21 IL IL77116A patent/IL77116A/xx not_active IP Right Cessation
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- 1985-11-22 ES ES549185A patent/ES8704511A1/es not_active Expired
- 1985-11-22 US US06/800,901 patent/US4725645A/en not_active Expired - Lifetime
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EP0184243A1 (fr) | 1986-06-11 |
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ES8704511A1 (es) | 1987-04-01 |
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FR2573765B1 (fr) | 1988-06-10 |
IL77116A0 (en) | 1986-04-29 |
AU580350B2 (en) | 1989-01-12 |
CA1250399A (fr) | 1989-02-21 |
JPS61155393A (ja) | 1986-07-15 |
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PT81528A (fr) | 1985-12-01 |
PT81528B (pt) | 1987-12-30 |
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