JPH08327033A

JPH08327033A - 焼却装置

Info

Publication number: JPH08327033A
Application number: JP15668095A
Authority: JP
Inventors: Shinichi Kurotaki; 新一黒滝
Original assignee: TOWA METSUKUSU KK
Current assignee: TOWA METSUKUSU KK
Priority date: 1995-06-01
Filing date: 1995-06-01
Publication date: 1996-12-10

Abstract

(57)【要約】【目的】煙の処理を簡易に行うことができ、しかも炭化
された被燃焼物の処理に優れた焼却装置の提供を目的と
する。【構成】この焼却装置は全体円管状の容器からなり、上
記の蓋１をあけて内部の処理槽２に被燃焼物３０（ゴ
ミ）を投入可能としている。また処理槽２の周部には燃
焼室３が配設され、この燃焼室３に臨む位置にはバーナ
１０が配設される。バーナ１０はブロワポンプ１２によ
り供給されるエアとともに火炎を燃焼室３に向けて放射
し、処理槽２内の被燃焼物３０を乾留状態で焼却可能と
する。またこの状態で処理槽２から発生するガスについ
てもバーナ１０で燃焼可能としてなる。処理槽２内には
上部温度センサ１５と下部温度センサ１６のそれぞれが
配設され、上部温度センサ１５の感知温度に対して下部
温度センサ１６の感知温度が近接、または同一になった
とき、被燃焼物３０の炭化状態と認識し、バーナ１０の
作動を停止することとしている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は例えば、家庭やレストラ
ン、ホテル、社員食堂、給食設備から出される生ゴミ、
魚介類の加工業者、食品業者等から出される業務用のゴ
ミなどの被燃焼物を乾留状態で燃焼させ、該被燃焼物を
炭化して処理する焼却装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】被燃焼物を乾留状態で燃焼させる焼却装
置としては、従来例えば、特開平５−４４９１３号に示
す焼却装置が提案されている。また、最近では離島やゴ
ミの収集が行われていない僻地向けに、それぞれの家庭
から出される生ゴミを自宅で燃焼・処理することのでき
る小型の乾留式の焼却装置が提案されている。

【０００３】乾留式の焼却装置は家庭から出されるゴミ
を燃焼により２５分の１以下の重量にすることが可能と
され、また、燃焼によりゴミを炭化して、これを再利用
することも可能とされる。

【０００４】

【発明が解決しようとする問題点】ところで、こうした
家庭向けや魚介類の加工業者等に販売される乾留式の焼
却装置にあっては、焼却の段階で当初大量の煙が発生す
るものとされた。一般にこうした煙は大型の焼却装置に
あっては、排気部分に電気集塵機やベンチュリー式の集
塵機が配設されるが、家庭向けに販売される小型の焼却
装置にあっては装置が大がかりになり、またコストがか
かるためこの種の機構が設けられていなかった。

【０００５】また、乾留式の焼却装置は、一般に被燃焼
物の燃焼状態、すなわち炭化状態を外部から視認できる
ように燃焼室の部分に覗き窓を設置するもの多かった
が、被燃焼物を視認により、その炭化状態を確認するに
は、経験とコツが必要とされ、どの時点でバーナの作動
を停止するかは一般人によって容易ではなかった。さら
に、覗き窓は通常数回程度使用しただけですすが付着
し、内部の燃焼室が見えにくくなり、こうしたことから
も被燃焼物の炭化状態を視認することは難しいものとさ
れていた。

【０００６】また、被燃焼物が燃焼室内で燃焼され、こ
れを外部に取り出す場合に、一度消火されたと思い、取
り出された被燃焼物が外気（酸素）にふれることで再び
発火する事例が報告され、取り扱いに注意が必要とされ
ていた。また、炭化された被燃焼物の燃焼室からの取り
出しは、一般にスコップ等で掻きだすようにして行われ
るため、大変面倒とされた。

【０００７】本発明はこうした従来の不具合に着目して
なされたものであり、煙の処理を簡易に行うことがで
き、被燃焼物の炭化状態を容易に確認することができ、
しかも、炭化された被燃焼物の処理に優れた焼却装置の
提供を目的としている。

【０００８】

【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
めに、本発明の第１は被燃焼物を投入する投入口を備
え、該投入口の蓋を閉塞することにより外部に対して密
閉状態となる処理槽と、処理槽をその周部外方より加熱
し、処理槽内の被燃焼物を乾留状態で燃焼し、被燃焼物
を炭化するとともに、処理槽から発生する乾留ガスを案
内し燃焼するバーナと、上記バーナに対し、燃焼用のエ
アを供給するブロワと、を備える焼却装置にあって、処
理槽内における上部位置に配設される上部温度センサ
と、処理槽内における下部位置に配設される下部温度セ
ンサと、処理槽内における被燃焼物の燃焼完了状態を、
下部温度センサの感知温度が上部温度センサの感知温度
に近接し、または、同一になったときに、バーナの作動
を停止する制御手段とを備えるようにしたものである。

【０００９】また本発明の第２は、被燃焼物を投入する
投入口を備え、該投入口の蓋を閉塞することにより外部
に対して密閉状態となる処理槽と、処理槽をその周部外
方より加熱し、処理槽内の被燃焼物を乾留状態で燃焼
し、被燃焼物を炭化するとともに、処理槽から発生する
乾留ガスを案内し燃焼するバーナと、上記バーナに対
し、燃焼用のエアを供給するブロワと、を備える焼却装
置にあって、処理槽から発生し、バーナによって燃焼さ
れた乾留ガスを案内し、大気へと放出・排気する排気路
内に、排気ガスを通過可能とする管状のコンバータを配
設するとともに、該コンバータを加熱し、加熱されたコ
ンバータにより排気ガス中に含まれる塵体を付着し、除
去するための排気部バーナを配設するようにしたもので
ある。

【００１０】また、本発明の第３は、処理槽内の被燃焼
物の燃焼が完了し、炭化した状態において、処理槽内の
不活性ガスを封入するガス供給手段を処理槽に付設する
ようにしたものである。

【００１１】また、本発明の第４は、処理槽の被燃焼物
の燃焼が完了し、炭化した状態において、被燃焼物を粉
砕する粉砕カッターを処理槽内に配設するようにしたも
のである。

【００１２】

【作用】本発明の第１によれば、処理槽内における温度
分布状態を上部並びに下部に配設される２つの温度セン
サにより感知することとし、被燃焼物が燃焼途上にあ
り、上部温度センサの感知温度に対し下部温度センサの
感知温度が低い状態から、被燃焼物が燃焼され、上部温
度センサの感知温度に対し下部温度センサの感知温度が
近接あるいは同一となり燃焼完了状態を連続してモニタ
することで、被燃焼物の燃焼完了に至る過程（すなわ
ち、炭化状態）が確認できる。こうした各センサの比較
値により検知される燃焼完了状態に基づき、制御手段に
よりバーナの作動停止を行うことで、経験やカンに頼ら
ず、また覗き窓から内部を見る必要もなく、被燃焼物の
炭化状態が容易と確認できることとなる。

【００１３】また、本発明の第２によれば、燃焼された
乾留ガスに含まれる煙（塵体）を、排気路内に配設され
る加熱されたコンバータにより付着し、除去することが
でき、集塵装置等大がかりな装置を必要とすることな
く、煙の処理を容易に行うことが可能となる。

【００１４】また、本発明の第３によれば処理槽内の被
燃焼物の燃焼が完了し、炭化した状態において、処理槽
内に不活性ガスを封入するガス供給手段を処理槽に付設
するようにしたため、処理槽内において完全に、しかも
迅速に被燃焼物の消火が行えることとなる。したがっ
て、被燃焼物の処理をスムーズに行うことができ、しか
も、被燃焼物の再発火等の事故を防止することが可能と
なる。

【００１５】さらに本発明の第４によれば、粉砕カッタ
ーにより炭化された被燃焼物を粉砕処理することができ
るため、従来のようにスコップ等で処理槽から燃焼物を
取り出すこともなく、被燃焼物の処理を容易に行うこと
が可能となる。

【００１６】

【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。実
施例の焼却装置の本体は鉄鋼製あるいはステンレス鋼製
の円管容器であり、上方が開放され、中底及び下底を有
している。中底より上側の区域の内側壁と中底内側面に
は断熱材４で囲まれ、その内側は鉄鋼製あるいはステン
レス鋼製で被われている。中底より上側の区域の内部に
は上方開放で底付きの円管容器状の処理槽２が側壁及び
中底から、それぞれ距離を置いて固定的に取り付けられ
ている。処理槽２の材質としては、ＳＵＳ３１６等のス
テンレス鋼とするのが望ましい。処理槽２の底近くの内
部には破砕刃５が垂直軸のまわりに回転可能に配置され
ている。破砕刃５の材質としては、ＳＵＳ３１６などの
ステンレス鋼が望ましい。破砕刃５は垂直下方に伸びる
シャフトに固定、取付けられており、シャフトは、処理
槽２の底の円形孔を通り、さらに、中底に設けたセラミ
ック製軸受けを通り、かさ歯車を介して破砕用モータ６
の駆動軸に接続されている。処理槽２の内部には上部温
度センサ１５及び下部温度センサ１６が垂直方向に所定
の距離を置いて配置されており、検出信号は制御盤９に
入力されるように接続されている。処理槽２の底には取
出口８が取付けられ、取出口８の下端の下方であって本
体の下底上に受皿７が配置されている。なお、取出口８
の上端近くには、外部から開閉可能な開閉ダンパ４０が
配置されており、この開閉ダンパ４０によって、取出口
８を開き、あるいは塞ぐことができる。処理槽２と本体
側壁との間の空間である燃焼室３の上端は、右半分が開
放され、左半分は閉鎖されている。本体右側壁の下部に
は水平に伸びる第１の側管が結合されており、第１の側
管の端部にはバーナ１０が配置され、他端は燃焼室３に
直結されている。第１の側管には、開閉バルブ１４を介
して窒素ガスボンベ１３と結合されている第１の細管が
接続されている。さらに、第１の側管にはブロアポンプ
１２を介して空気を導入する第２の細管が接続されてい
る。

【００１７】燃焼室３の左側壁の上部には第２の側管が
接続されており、第２の側管の垂直部はガス燃焼室１７
となっており、ガス燃焼室内へ炎を吹き出す補助バーナ
１８が取付けられている。ガス燃焼室１７内であって、
補助バーナ１８の炎の上方には消煙コンバータ１９が取
付けられている。消煙コンバータ１９は側面に多数のパ
ンチング孔を有する円筒状の金物である。消煙コンバー
タ１９の側面あるいは上方には、排気部温度センサ２０
が配置されている。第２の側管の上端には排気筒２１が
取付けられている。また、本体の上端には、断熱材４を
金属板ではさんだ構造の蓋１が蝶番によって開閉自在に
本体に取付けられている。

【００１８】次に、実施例の焼却装置を用いてゴミを焼
却する使用例について説明する。まず、図２に示すよう
に蓋１を開け、処理２の中にゴミなどの被燃焼物３０
を入れ、蓋１を密閉する。次に、図１に示すように、開
閉バルブ１４を閉じた状態で、ブロアポンプ１２を作動
して、空気を燃焼室３内に送り込みつつ、バーナ１０を
着火する。これによって、炎あるいは熱風を燃焼室３に
送って、被燃焼物３０を乾留する。被燃焼物３０から生
ずる水蒸気やガスは燃焼室を通って、ガス燃焼室１７へ
入る。補助バーナ１８を着火して消煙コンバータ１９を
高温に加熱しておく。当該水蒸気やガスは高温の消煙コ
ンバータ１９に接触する際に、燃焼し分解する。そのた
め、すすや粉塵をほとんど取り除き、臭いをなくした後
に排気筒２１を通って大気中へ放出するものである（図
４参照）。被燃焼物の種類に応じて、乾留温度を設定す
るのが好ましい。ホタテ貝やカキについては約１０００
℃以下に、紙、木、生ゴミについては約６００℃以下
に、魚介類については約３００℃から４００℃に保つよ
うにバーナ１０の着火、消火を制御する。この制御は制
御盤９に予め設定しておけば、自動的に行うことができ
る。温度測定は、例えば下部温度センサ１６を用いれば
行うことができる。また、消煙コンバータ１９の温度が
約６００℃に保たれるように補助バーナ１８の点火、消
火を行う。排気部温度センサ２０の検出信号を制御盤９
に入力して、予め設定温度を記憶させておけば、自動的
に制御することができる（図７参照）。被燃焼物の乾留
が進むにつれて、水蒸気やガスの発生量が減少し、それ
に伴い、上部温度センサ１５の検出温度と下部温度セン
サ１６の検出温度との差は徐々に小さくなり、被燃焼物
の炭化が進むと、当該温度差は所定の値以下になり、最
終的にはゼロに近づく。そこで、当該温度差をモニタす
ることによって、被燃焼物の炭化の進み具合を推定する
ことができる。実際操業においては、当該温度差が所定
値以下となった場合に、被燃焼物の炭化は完了したと推
定し、燃焼処理を終了する。すなわち、バーナ１０を消
火し、ブロアポンプ１２を停止する（図５参照）。

【００１９】次に、開閉バルブ１４を開いて、窒素ガス
ボンベ１３から燃焼室３や処理槽２へ窒素ガスを導入し
て、被燃焼物３０を完全に消火する。所定時間、窒素ガ
スで封入した後に、再び開閉バルブ１４を閉じて消火処
理を完了する（図７参照）。

【００２０】続いて、図３に示すように、破砕用モータ
を作動し、破砕刃５を回転して、炭化完了した被燃焼物
３０を破砕し、微細化する。同時に、開閉ダンパ４０を
開くと、微細化された炭化被燃焼物３０は取出口８を通
って、自重によって排出され、受皿７の中に収納される
（図７参照）。そして、受皿７を引き出して、中に収納
された炭化被燃焼物を定期的に廃棄すればよいのであ
る。なお、こうして炭化され、微細化された粉体はブラ
ックカーボン、活性炭、セラミックの原料として利用す
ることが可能とされ、さらに肥料、殺菌、吸水、消雪、
農薬吸着等の材料としても用いることが可能とされる。

【００２１】なお、図８に他の実施例の焼却装置を示
す。処理槽２の容量を実質的に増やすために、スペーサ
ー２２を本体と蓋１の間に挿入し、組立てている。スペ
ーサー２２には上部処理槽２３、上部燃焼室２４があ
り、それぞれ、処理槽２、燃焼室３と連通している。

【００２２】

【発明の効果】本発明の焼却装置によれば、一般の者も
確実に、常に一定状態で、しかも容易に被燃焼物の炭化
完了時を知ることができ、操作が楽であり、燃焼装置の
保守はほとんど必要ない。

【００２３】本発明の焼却装置によれば、被燃焼物の乾
留に伴い発生する乾留ガスに含まれる煙（塵体）を常に
一定温度に加熱された消煙コンバータによって、安価に
楽に除去することができる。特に、家庭用の燃焼装置と
して用いるのに適している。

【００２４】本発明の焼却装置によれば、炭化完了後に
蓋を開けることなしに窒素ガスを導入して被燃焼物を完
全に消火するので、その後の操作が安全である。

【００２５】本発明の焼却装置によれば、炭化された被
燃焼物を粉砕カッタによって機械的に粉砕できるので、
炭化された被燃焼物の取出し作業を容易に、かつ、衛生
的に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施例の焼却装置の燃焼作動状態を表す断面図
である。

【図２】実施例の焼却装置の被燃焼物収納を表す断面図
である。

【図３】実施例の焼却装置の燃焼後の処理を表す断面図
である。

【図４】焼却装置の燃焼作動状態を示すフローチャート
である。

【図５】処理槽内の温度測定と制御を示すフローチャー
トである。

【図６】ガス燃焼室内の温度測定と制御を示すフローチ
ャートである。

【図７】炭化した被燃焼物の粉砕プロセスを示すフロー
チャートである。

【図８】他の実施例の焼却装置の断面図である。

【符号の説明】

１蓋２処理槽３燃焼室４断熱材５破砕刃６破砕用モーター７受皿８取出口９制御盤１０バーナ１１オイルタンク１２ブロアポンプ１３窒素ガスボンベ１４開閉バルブ１５上部温度センサ１６下部温度センサ１７ガス燃焼室１８補助バーナ１９消煙コンバータ２０排気部温度センサ２１排気筒２２スペーサ２３上部処理槽２４上部燃焼室３０被燃焼物４０開閉ダンパ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号庁内整理番号ＦＩ技術表示箇所Ｆ２３Ｇ 5/18 ＺＡＢＦ２３Ｇ 5/18 ＺＡＢ 5/50 ＺＡＢ 5/50 ＺＡＢＭＺＡＢＮＺＡＢＪ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】被燃焼物を投入する投入口を備え、該投
入口の蓋を閉塞することにより外部に対して密閉状態と
なる処理槽と、処理槽をその周部外方より加熱し、処理槽内の被燃焼物
を乾留状態で燃焼し、被燃焼物を炭化するとともに、処
理槽から発生する乾留ガスを案内し燃焼するバーナと、上記バーナに対し、燃焼用のエアを供給するブロワと、
を備える焼却装置にあって、処理槽内における上部位置に配設される上部温度センサ
と、処理槽内における下部位置に配設される下部温度センサ
と、処理槽内における被燃焼物の燃焼完了状態を、下部温度
センサの感知温度が上部温度センサの感知温度に近接
し、または、同一になったときに、バーナの作動を停止
する制御手段と、を備えてなる焼却装置。
【請求項２】被燃焼物を投入する投入口を備え、該投
入口の蓋を閉塞することにより外部に対して密閉状態と
なる処理槽と、処理槽をその周部外方より加熱し、処理槽内の被燃焼物
を乾留状態で燃焼し、被燃焼物を炭化するとともに、処
理槽から発生する乾留ガスを案内し燃焼するバーナと、上記バーナに対し、燃焼用のエアを供給するブロワと、
を備える焼却装置にあって、処理槽から発生し、バーナによって燃焼された乾留ガス
を案内し、大気へと放出・排気する排気路内に、排気ガ
スを通過可能とする管状のコンバータを配設するととも
に、該コンバータを加熱し、加熱されたコンバータによ
り排気ガス中に含まれる塵体を付着し、除去するための
排気部バーナを配設してなる焼却装置。
【請求項３】請求項２において、コンバータの近部に
排気部温度センサを配設するとともに、排気部温度セン
サの感知温度が一定値以下になった状態において排気部
バーナを燃焼作動し、一定値以上になった状態において
排気部バーナの燃焼作動を停止する排気部バーナの制御
手段と、を備えてなる焼却装置。
【請求項４】被燃焼物を投入する投入口を備え、該投
入口の蓋を閉塞することにより外部に対して密閉状態と
なる処理槽と、処理槽をその周部外方より加熱し、処理槽内の被燃焼物
を乾留状態で燃焼し、被燃焼物を炭化するとともに、処
理槽から発生する乾留ガスを案内し燃焼するバーナと、上記バーナに対し、燃焼用のエアを供給するブロワと、
を備える焼却装置にあって、処理槽内の被燃焼物の燃焼が完了し、炭化した状態にお
いて、処理槽内に不活性ガスを封入するガス供給手段を
燃焼室に付設してなる焼却装置。
【請求項５】被燃焼物を投入する投入口を備え、該投
入口の蓋を閉塞することにより外部に対して密閉状態と
なる処理槽と、処理槽をその周部外方より加熱し、処理槽内の被燃焼物
を乾留状態で燃焼し、被燃焼物を炭化するとともに、処
理槽から発生する乾留ガスを案内し燃焼するバーナと、上記バーナに対し、燃焼用のエアを供給するブロワと、
を備える焼却装置にあって、処理槽内の被燃焼物の燃焼が完了し、炭化した状態にお
いて、被燃焼物を粉砕する粉砕カッターを処理槽内に配
設してなる焼却装置。