JPH0345808A - 給湯器付き高周波焼却装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、厨房などにかいて生じる厨芥等を高周波によ
り加熱、乾燥、焼却する高周波焼却装置の廃熱利用を図
る給湯器付き高周波焼却装置に関するものである。

従来の技術 従来、ごみに関する廃棄処理技術の一つとして、家庭ま
たは食品関係業界などに釦いて生じる厨芥などの生ごみ
の処理に対し、その含有水分の多さから焼却炉による補
助燃料を使用した強制燃焼方式と呼ばれるバーナで遊離
炭素を含むものと混合して燃焼させる方法があった。

しかし、その燃料費の増大や燃焼技術の難しさ等の問題
から、近年になって高周波の一部であるマイクロ波によ
る誘電加熱を利用した焼却処理装置が提唱されてきてい
る。この技術は、厨芥などにマイクロ波を照射加熱し、
厨芥中の水分をより短時間に除去し、燃焼させようとす
るものである。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来のマイクロ波を用いた厨芥処理
装置の場合、厨芥などを燃焼させた熱が無駄な熱として
排出されている他、排気ガスの温度が高くその設置場所
の規制を受けたシ、防災面での不安を有する等の問題が
あった。また、マイクロ波照射により厨芥を燃焼させる
迄には相当の電力が必要となっているため、電力エネル
ギーの省力化を図るか、あるいは消費したエネルギーを
効率よく別な形で応用することが望１れている。

本発明は上記従来の課題を解決するもので、燃焼したガ
スの排気熱を有効に利用できる高周波焼却装置を提供す
ることを目的とする。

課題を解決するための手段 この目的を達成するために、本発明の高周波焼却装置は
、厨芥などの廃棄物を収納してマイクロ波により燃焼さ
せる一次燃焼室と、一次燃焼室で発生したガスを燃焼さ
せる二次燃焼室と、二次燃焼室の排気ガスを浄化する触
媒装置と、触媒装置を通過して浄化された高温ガスと冷
水との熱交換手段と、熱交換手段により加熱される給湯
器とを備えている。

また、前記熱交換手段としては、二次燃焼室のガス化燃
焼熱を検知して水電磁弁の開閉を制御して熱交換部に給
水する手段と、前記熱交換部の温度を検知して出湯電磁
弁の開閉を制御して貯水槽に温水を貯蔵する手段を備え
た構成を有している。

作　　用 この構成によって、排気ガスの熱が吸収され、安全温度
に１で降下させることができる。渣た、焼却により消費
される電力等のエネルギーを給湯に利用することができ
る。

実施例 以下本発明の一実施例について図面を参照しながら説明
する。

第１図は本発明の第１の実施例に釦ける給湯器付き高周
波焼却装置の内部構成を示す要部断面図である。図にか
いて、１は一次燃焼室、２は厨芥等の廃棄物を収納する
厨芥収納容器、３はマグネトロン、４はマイクロ波を伝
送する導波管、６は二次燃焼室、６は一次燃焼室１と二
次燃焼室６とを隔てるノズルフィμり、７は燃焼ガスを
浄化する触媒装置、°８は排ガス希釈室である。９は熱
交換装置、１０は排気熱温度検知装置、１１は送水を制
御する電磁弁、１２は温水温度検知装置、１３は出湯を
制御する電磁弁、１４は温水を貯える貯水槽、１６は安
全弁、１６は蛇口である。

以上のように構成された本実施例の高周波焼却装置につ
いて、以下その動作を説明する。

オず、一次燃焼室１内に厨芥１７などの廃棄物を収納し
た厨芥収納容器２を収納し、マグネトロン３を発振させ
ると、マイクロ波が導波管４を伝搬して一次燃焼室１内
の厨芥１了に照射される。

このため厨芥１７は加熱されて乾燥し、乾燥中に発生す
るガスがノズルフィルタ６を通って二次ｆｉ焼室５に移
動し、燃焼用空気と混合されて燃焼させられる。この後
、燃焼ガスは触媒装置７にようガス中の臭いとＣｏｉた
はＮＯ２などが浄化処理されて他に排ガス希釈室８内に
行き、大量の空気と混合され、熱交換装置９を通って排
出される。これによう排出された燃焼ガスは、冷却され
て安全温度に１で下降させられる。ここで、排気筒内に
収納されて水の造塊と排気ガスの吸熱を行う熱交換装置
９の、温水に変換する仕組みについて少し説明を加える
。

二次燃焼室６内のガスが空気送風装置１８によって燃焼
用空気と混合されて燃焼を開始し、安定した燃焼を維持
すると、排ガス希釈室８内の温度上昇によって排気熱温
度検知装置１０が所定温度で作動し、熱交換装置９と連
結されている出湯電磁弁１３のバルブを閉じ、入水電磁
弁１１を開放する。入水電磁弁１１は水道管に直結され
ている。

この状態で厨芥１７の燃焼が続くことにょシ、熱交換装
置９の出口に設けた温水温度検知装置１２が上限設定点
に達すると、出湯電磁弁１３のバルブが開き熱交換装置
９内の温水を貯水槽１４へ送る。この時、温水温度検知
装置１２の検知により温水温度が所定値以下に達すると
、再び出湯電磁弁１３のバルブが閉じられ熱交換装置９
内は水に置換されるようになっている。貯水槽１４内に
貯えられた温水は適時生活温水として給湯蛇口１６よシ
容易に取シ出せる。

発明の効果 本発明は、日常に発生する厨芥等の廃棄物を高周波によ
って燃焼させる装置の排気筒内に熱交換装置を配置する
ことによって、高熱化した排気ガス温度を低下させ、排
気筒外へ排出される温度を安全なものとさせることがで
き、火災等への危険性の防止ともなる。筐た焼却処理に
よって消費される運転電力を、発生する生活給湯に代替
えして経済的効果をも同時に得ることができる。このた
め、厨芥の焼却処理する時間を深夜とした場合でも安全
に運転する事が可能になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例にかける給湯器付き高周波焼
却装置の内部構成を示す要部断面図である。 １・・・・・・一次燃焼室、２・・・・・・厨芥収納容
器、３・・・・・マグネトロン、４・・−・・・導波管
、６・・・・・・二次燃焼室、６・・・・・・ノズルフ
ィルタ、７・・・・・・触媒、８・・・・・・排ガス希
釈室、９−・−・・・熱交換装置、１０・・・・・・排
気熱温度検知装置、１１・・・・・・電磁弁、１２・・
・・・・温水温度検知装置、１３・・・・・・電磁弁、
１４・・・・・・貯水槽、６・・・・・・安全弁、１６
・・・・・・蛇口、８・・・・・・送風装置。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）厨芥などの廃棄物を収納してマイクロ波により燃
   焼させる一次燃焼室と、前記一次燃焼室で発生したガス
   を燃焼させる二次燃焼室と、前記二次燃焼室の排気ガス
   を浄化する触媒装置と、前記触媒装置を通過して浄化さ
   れた高温ガスと冷水との熱交換手段と、前記熱交換手段
   により加温される給湯器とを備えていることを特徴とす
   る給湯器付き高周波焼却装置。
2. （２）熱交換手段として、二次燃焼室のガス化燃焼熱を
   検知して水電磁弁の開閉を制御して熱交換部に給水する
   手段と、前記熱交換部の温度を検知して出湯電磁弁の開
   閉を制御して貯水槽に温水を貯蔵する手段とを備えてい
   ることを特徴とする請求項１記載の給湯器付き高周波焼
   却装置。