JPH08326572A - バルブタイミング調整装置 - Google Patents

バルブタイミング調整装置

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Publication number
JPH08326572A
JPH08326572A JP7137834A JP13783495A JPH08326572A JP H08326572 A JPH08326572 A JP H08326572A JP 7137834 A JP7137834 A JP 7137834A JP 13783495 A JP13783495 A JP 13783495A JP H08326572 A JPH08326572 A JP H08326572A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve timing
signal
engine
adjusting device
valve
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Pending
Application number
JP7137834A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Shinojima
政明 篠島
Michio Adachi
美智雄 安達
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP7137834A priority Critical patent/JPH08326572A/ja
Publication of JPH08326572A publication Critical patent/JPH08326572A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジン低回転時の制御精度を維持しつつエ
ンジン高回転時のバルブタイミング制御の処理オーバフ
ローを防止する。 【構成】 制御装置46は、クランク位置検出センサ4
2から出力されるクランクパルス信号とカム位置検出セ
ンサ44から出力されるカムパルス信号との信号対の位
相差からバルブタイミングを検出し、バルブタイミング
調整機構40を介して、検出されたバルブタイミングを
目標バルブタイミングに一致させる。制御装置46は、
クランクシャフト2の所定回転の間に現れる複数の信号
対のうち、バルブタイミングを検出するのに使用する信
号対を、エンジン回転数の増大に応じて少なく選択す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバルブタイミング調整装
置に関し、特に、バルブタイミング変更制御における処
理オーバフローを効果的に防止できるバルブタイミング
調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンの運転状態に応じて吸気バル
ブ、排気バルブ、あるいはこれら両方のバルプの開閉作
動タイミングを調整するバルブタイミング調整装置(V
VT)が知られている。例えば特開平6−159105
号公報には、エンジンクランク軸とバルブカム軸の連結
回転角度を連続可変とし、上記クランク軸およびバルブ
カム軸に設けた各位置検出センサからのパルス信号の位
相差よりバルブタイミングを検出して、これを所望のバ
ルブタイミングに一致させるべく上記連結回転角度を変
更制御するものが示されている。
【0003】ところで、上記連続可変のVVTにおい
て、エンジン状態に即応した最適なバルブタイング制御
をなすには、制御系の応答時定数は数百ms以内とする
必要があり、さらにこれをマイクロプロセッサで精度良
くフィードバック制御するためには、その制御周期を数
十ms以内にする必要がある。そこで、エンジン低回転
時にも十分短い制御周期を実現するために、前記位置検
出センサからは通常、カムシャフト1回転について複数
のパルス信号が出力される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のV
VTでは、エンジンが高回転になると、各位置検出セン
サからのパルス信号がマイクロプロセッサに頻繁に入力
して、その都度、バルブタイミング制御を行う必要があ
るため、マイクロプロセッサでの処理時間が間に合わな
くなって、オーバフローするおそれがある。
【0005】また、特に、V型エンジンのように複数の
バルブカム軸を有するものでは、エンジン高回転域では
バルブカム軸1回転中の回転速度変動が大きくなって、
バルブカム軸とクランク軸に設けた前記各位置検出セン
サから得られるパルス信号の位相差が大きく変動して、
制御精度が低下するという問題もある。本発明はこのよ
うな課題を解決するもので、エンジン低回転時の制御精
度を維持しつつエンジン高回転時のバルブタイミング制
御の処理オーバフローを確実に防止することが可能なバ
ルブタイミング調整装置を提供することを目的とする。
【0006】また、エンジン高回転時の位置検出センサ
から得られる、信号間位相差の変動の影響を受けず、高
精度なバルブタイミング制御を行うことが可能なバルブ
タイミング調整装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、請求項1に記載の発明においては、エンジン
の吸気バルブないし排気バルブの作動タイミングを調整
するバルブタイミング調整装置であって、エンジンクラ
ンク軸(2)の回転に同期してクランクパルス信号を出
力する第1のパルス発生手段(42)と、前記エンジン
クランク軸に連結されたバルブカム軸(5)の回転に同
期してカムパルス信号を出力する第2のパルス発生手段
(44)と、前記クランクパルス信号とこれに対応する
カムパルス信号の信号対の位相差からバルブタイミング
を検出するタイミング検出手段(130)と、エンジン
回転数を検出する回転数検出手段(46)と、車両の運
転状態に応じて目標バルブタイミングを設定するタイミ
ング設定手段(120)と、前記エンジンクランク軸と
前記バルブカム軸の連結回転角度を変更することにより
前記検出されるバルブタイミングを目標バルブタイミン
グに一致させる制御手段(40、140、150)と、
前記エンジンクランク軸の所定回転の間に現れる複数の
前記信号対のうち、前記バルブタイミングを検出するの
に使用する信号対を、前記エンジン回転数の増大に応じ
て少なく選択する信号選択手段(210〜300)とを
備えている。
【0008】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載のバルブタイミング調整装置において、前記信号選択
手段は、前記バルブタイミングを検出するのに使用する
信号対の選択数を、前記エンジン回転数の増大に応じて
階段的に少なくするものである。請求項3に記載の発明
では、請求項2に記載のバルブタイミング調整装置にお
いて、前記信号選択手段は、前記バルブタイミングを検
出するのに使用する信号対の選択数を前記エンジン回転
数に応じて変化させる部分でヒステリシスを有するもの
である。
【0009】請求項4に記載の発明では、請求項1ない
し3のいずれか1つに記載のバルブタイミング調整装置
において、前記信号選択手段は、前記エンジンクランク
軸の所定回転の間に現れる複数の前記信号対のうち、前
記バルブタイミングを検出するのに使用する信号対の選
択間隔を、前記エンジン回転数の増大に応じて長くする
ものである。
【0010】請求項5に記載の発明では、請求項1ない
し4のいずれか1つに記載のバルブタイミング調整装置
において、前記信号選択手段(410〜490)は、前
記エンジンクランク軸の所定回転の間に現れる複数の前
記信号対のうち、前記バルブタイミングを検出するのに
使用する信号対を、前記エンジン回転数に応じて予め定
められたエンジンクランク軸の回転位置で得られる信号
対から選択するものである。
【0011】請求項6に記載の発明では、請求項5に記
載のバルブタイミング調整装置において、前記予め定め
られたエンジンクランク軸の回転位置は、これら回転位
置で得られる信号対の位相差の変動が、当該エンジン回
転数において十分小さくなる回転位置である。なお、上
記各手段のカッコ内の符号は、後述する実施例記載の具
体的手段との対応関係を示すものである。
【0012】
【発明の作用効果】請求項1、4又は5に記載の発明に
よれば、エンジン回転数の増大に応じてバルブタイミン
グを検出するのに使用する信号対が少なくなるから、エ
ンジン高回転時のバルブタイミングの制御間隔が適正に
確保されて、処理オーバフローを生じることが避けられ
る。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、信号対の
選択数が階段的に減らされるから、選択処理の負担が軽
減され、即応性を有する。請求項3に記載の発明によれ
ば、選択数を変化させる部分でヒステリシスを有するこ
とにより、エンジン回転数の変動に対して安定した選択
処理を行うことができる。
【0014】請求項6に記載の発明によれば、位相差変
動の小さいエンジンクランク軸回転位置で信号対が選択
されるから、精度の良いバルブタイミング制御が可能と
なる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を図に示す実施例について説明
する。 (第1実施例)図1は、ダブルオーバーヘッドカム式内
燃機関に本発明を適用した実施例を示す概略図であり、
図2はバルブタイミング調整装置の構成図を示す断面図
である。
【0016】エンジン1のクランク軸2からの動力は、
タイミングチェーン3によって一対のスプロケット13
a、13bに伝達される。そして、スプロケット13
a、13bにより排気用および吸気用の2本のバルブカ
ム軸(カムシャフト)4、5が回転駆動される。そし
て、スプロケット13aと吸気用カムシャフト5との間
にはバルブタイミング調整機構40が設けられている。
【0017】ここで、バルブタイミング調整機構の構造
を説明する。図2においてカムシャフト5端部には、カ
ムシャフト5と一体に回転するようにピン12とボルト
10によって固定された略円筒形のカムシャフトスリー
ブ11が設けられている。また、このカムシャフトスリ
ーブ11の外周面の一部には、外歯ヘリカルスプライン
11aが形成されている。さらにカムシャフトスリーブ
11には、シリンダヘッド25にボルト24で取り付け
られたハウジング23内へ突出する円筒部11bが設け
られている。
【0018】スプロケット13aは、カムシャフト5と
カムシャフトスリーブ11との間に挟まれて支持され、
軸方向の移動は阻止されているが、カムシャフト5に対
して相対回転可能となっている。そして、スプロケット
13aの図2左側には、略円筒形のクランク軸側部材で
あるスプロケットスリーブ15がピン14とボルト16
とによってスプロケット13aと一体に回転するよう固
定されている。
【0019】スプロケットスリーブ15には、ハウジン
グ23の内部に上記カムシャフトスリーブ11を覆うよ
うに突出した円筒部15bが設けられている。そして、
この突出した円筒部15bの内周面の一部に内歯ヘリカ
ルスプライン15aが形成されている。この内歯ヘリカ
ルスプライン15aは、上記外歯ヘリカルスプライン1
1aとは逆方向のねじれ角を有するように形成されてい
る。なお、外歯ヘリカルスプライン11aまたは内歯ヘ
リカルスプライン15aのいずれか一方は、ねじれ角を
ゼロとして、軸方向に平行な直線歯を有するスプライン
としても良い。
【0020】カムシャフトスリーブ11の円筒部11b
と、スプロケットスリーブ15の円筒部15bとの隙間
の一部には、軸方向に略一様な断面を有する環状の空間
が形成され、その空間90内で軸方向に液密状態を保っ
て摺動することができるように、略円筒形状の油圧ピス
トン17が挿入される。この油圧ピストン17の内面の
一部には、カムシャフトスリーブ11の外歯ヘリカルス
プライン11aに噛み合う、内歯ヘリカルスプライン1
7aが形成されているとともに、外面の一部にはスプロ
ケットスリーブ15の内歯ヘリカルスプライン15aに
噛み合う、外歯ヘリカルスプライン17bが形成されて
いる。
【0021】上記スプライン同士の噛み合いにより、図
1に示すタイミングチェーン3を介してスプロケット1
3aに伝達されるクランクシャフト2の回転は、スプロ
ケットスリーブ15、油圧ピストン17、カムシャフト
スリーブ11を経てカムシャフト5に伝達される。ま
た、油圧ピストン17の左側端部に形成されるつば部の
外周には、オイルシール70が備えられている。このオ
イルシール70は、スプロケットスリーブ15の円筒部
15bの内周面と接触するように設けられる。
【0022】空間90内に、油圧ピストン17が設けら
れることによって、空間90は2つの室に分割される。
これによって、油圧ピストン17の図2左側に進角側油
圧室22が形成され、右側には遅角側油圧室32が形成
される.そして上記オイルシール70によって、油圧室
22と32との間のシール性が確保される。また、スプ
ロケットスリーブ15の図中左側開口部には、エンドプ
レート50が取り付けられている。このエンドプレート
50には、円筒部と、その円筒部の図中右側端部に形成
され、スプロケットスリーブ15の上記開口端に取り付
けられるつば部とが備えられる。また、エンドプレート
50の円筒部の外周には溝が設けられ、この溝にオイル
シール71が保持される。
【0023】エンドプレート50とカムシャフトスリー
ブ11との左側端部には、ノックピン53によってハウ
ジング23に固定される環状のリングプレート51が設
けられている。このリングプレート51はコの字状断面
に形成され、エンドプレート50の円筒部と、カムシャ
フトスリーブ11の円筒部11bとを内部に回転可能に
収容する。
【0024】また、リングプレート51の内側円筒部の
外周には溝が設けられ、この溝にオイルシール72が保
持される。このオイルシール72はリングプレート51
とカムシャフトスリーブ11との間のシール性を確保す
る。一方、上記オイルシール71は、エンドプレート5
0とリングプレート51との間のシール性を確保する。
これによって、進角側油圧室22内のシール性は確保さ
れる。
【0025】リングプレート51の中心の開口と、ハウ
ジング23の開口とには、ボルト52が取り付けられて
いる。このボルト52が取り付けられると、カムシャフ
トスリーブ11の内周と、カムシャフト5aとの間に空
間91が形成される。また、ボルト52の内部には、こ
の空間91に連通する断面T字型の油圧通路61bが形
成される。
【0026】さらに、ボルト52の外周には環状溝が形
成されており、この油圧通路61bの半径方向の両端が
連通する。また、ハウジング23には、上記ボルト52
の環状溝と連通する油圧通路61aが形成されている。
この油圧通路61aは、断面T字型の油圧通路61bを
介して、空間91に連通し、この空間91からカムシャ
フトスリーブ11に形成される油圧通路61cを通じて
上記遅角側油圧室32に連通する。
【0027】ハウジング23には、上記進角側油圧室2
2に連通する油圧通路60が形成されている。上記油圧
通路61aおよび60は、ハウジング23に形成され、
後述のスプール弁30を収容する空間部95に開口して
いる。また、この空間部95には、内燃機関1のオイル
パン28(図1)からオイルポンプ29によって圧送さ
れるオイルを供給する油圧供給路65が開口し、オイル
パン28にオイルを戻す油圧解放路66が開口する。
【0028】次に、スプール弁30による油圧通路切り
替え動作を説明する。スプール弁30に所定以下の電流
を通電した場合、油圧通路60と66、および油圧通路
61aと65それぞれが連通する。このため、オイルポ
ンプ29からの油圧は遅角側油圧室32に供給され、か
つ進角側油圧室22の油圧は解放される。これによっ
て、油圧ピストン17は左側に移動するため、スプロケ
ット13aすなわちクランクシャフト2(図1)に対し
カムシャフト5が相対的に遅角する。
【0029】スプール弁30に所定の電流を通電した場
合、油圧通路60および61aが共にとじる。これによ
って、油圧ピストン17の位置が保持され、スプロケッ
ト13aとカムシャフト5との相対位相は変化しない。
スプール弁30に所定以上の電流を通電した場合、油圧
通路60と65、および油圧通路61aと66それぞれ
が連通する。このため、オイルポンプ29からの油圧は
進角側油圧室22に供給され、かつ遅角側油圧室32の
油圧は解放される。これによって、油圧ピストン17は
右側に移動するため、スプロケット13aに対しカムシ
ャフト5が相対的に進角する。
【0030】図1において、クランクシャフト2の近傍
には、クランク位置検出センサ42が取り付けられてい
る。このクランク位置検出センサ42は、クランクシャ
フト2上に等間隔に形成された3個の突起の通過を検出
するマグネットピックアップである。一方、カムシャフ
ト5近傍には、カム位置検出センサ44が取付けられて
いる。このカム位置検出センサ44は、カムシャフト5
上に等間隔に形成された6個の突起の通過を検出するマ
グネットピックアップである。
【0031】以上に説明したクランク位置検出センサ4
2からの検出パルス信号SC 、カム位置検出センサ44
からの検出パルス信号SA は、図1に示されるように制
御装置46に入力される。これらの信号の他に内燃機関
の冷却水温信号、スロットル開度信号等が制御装置46
には入力される。制御装置46のマイクロプロセッサ
は、これらの信号をもとに、各カム軸5の相対回転角を
所望の値とするようにフィードバック制御を行う。ま
た、クランク位置検出センサ42からの検出パルス信号
SC の周期よりエンジン回転数の算出を行う。
【0032】以下、制御装置の作動を説明する。図3は
制御装置46の作動の概要を示すフローチャートであ
る。制御装置46は、ステップ110において各種信号
を入力する。続くステップ120では、エンジンの運転
状態を示す冷却水温などの信号に応じて目標相対回転角
rを設定する。この目標相対回転角rは、排気側カム軸
のクランク軸に対する回転位相差を示す。なお、この目
標相対回転角rは、冷却水温、エンジン回転数、吸気量
などに基づくマップとしてあらかじめ設定され、制御装
置に記憶される。そして、ステップ120ではマップを
検索することにより、内燃機関運転状態、負荷状態など
に応じた最適な目標相対回転角rが設定される。
【0033】次に、ステップ130において制御装置4
6は、クランク位置検出センサ42、カム位置検出セン
サ44からの各パルス信号に基づいてカムシャフト5の
検出相対回転角yを演算する。この処理については、後
にさらに詳しく説明する。そして、制御装置46は、ス
テップ140において、バルブタイミング調整装置40
の制御量uを計算する。uは、検出相対回転角yと目標
相対回転角rとの差に応じてPID制御式に基づいて演
算される。
【0034】そして、ステップ150では、各制御量u
を電磁アクチュエータであるリニアソレノイド64(図
1)へ出力する。これによりリニアソレノイド64は、
各制御量uに応じてスプール弁30を駆動する。そし
て、このスプール弁30によって、オイルパン28から
オイルポンプ29によって圧送されたオイルのバルブタ
イミング調整装置40への供給量が調整される。
【0035】これにより、各カム軸5の相対回転角は、
内燃機関の運転状態に応じて最適とされる目標相対回転
角rにフィードバック制御される。しかも、この実施例
では、検出相対回転角yは、カムシャフト5の1回転、
すなわち720(℃A)の間に6回演算することができ
るため、高い精度を持って高速にカムシャフト5の相対
回転角をフィードバック制御することができる。
【0036】次に、上記ステップ130における検出相
対回転角yの演算について説明する。クランク位置検出
センサ42およびカム位置検出センサ44からの検出パ
ルス信号SC 、SA は、制御装置46にて波形整形さ
れ、図4に示されるようなパルス信号(位置信号)θ
1、θ2にそれぞれ変換される。これら位置信号の立ち
下がり時刻を測定することで、検出相対回転角yを次式
より算出することができる。
【0037】y=DT/TT×120℃A ここで、DTは位置信号θ1とθ2との時間差、TTは
位置信号θ2間の時間差である。図5は、制御装置46
による相対回転角制御の様子を表す試験結果である。目
標相対回転角がステップ変化したときの、検出相対回転
角が目標相対回転角に達するまでの時間変化を制御量と
共に表したものである。制御量は、スプール弁電流に比
例したものであり、ある所定値のとき相対回転角が一定
となり、前記所定値以上のとき相対回転角が進角し、前
記所定値以下のとき相対回転角が遅角する。
【0038】本実施例のバルブタイミング調整装置で
は、検出相対回転角が目標相対回転角に達するまでの応
答時間は400ms程度であり、バルブタイミング調整
装置のエンジン性能における効果を十分に発揮するため
には、これくらいの応答速度が要求される。更に、連続
的に可変なバルブタイミング調整装置においてエンジン
性能における効果を十分に発揮するためには、目標相対
回転角に対する検出相対回転角の制御精度に対しても、
高い性能が要求される。この応答速度に対して常に高い
精度で制御するためには、応答時間の1/10以下の制
御周期が望まれる。そのため、本実施例では、エンジン
低回転でも十分に短い制御周期が得られるように、クラ
ンク位置信号θ2、カム位置信号θ1の数を、カムシャ
フト1回転で6つに設定してある。
【0039】一方、エンジン高回転においては、低回転
に比較して、クランク位置信号、カム位置信号の入力間
隔が短くなり、制御周期に対して問題はなくなるが、制
御周期が短くなりすぎると制御装置46の処理能力によ
っては、制御周期内で制御演算処理を終了できなくなる
場合が発生する。この現象は、特に制御装置46がバル
ブタイミング調整装置の制御以外に、エンジンの燃料噴
射や点火等、他の装置の制御も受け持っているような場
合に顕著である。
【0040】図6は、本実施例のようなバルブタイミン
グ制御装置において、クランク位置信号、カム位置信号
の数に対する、制御可能なエンジン回転数範囲を表した
ものである。エンジン回転数範囲の下限は、制御周期が
40msとなる点、上限は制御周期が10msとなる点
で、これらはそれぞれ制御精度を保証するための制御周
期の上限、および、制御演算処理に要する時間より決め
た値である。
【0041】本実施例では、クランク位置信号、カム位
置信号の数が、カムシャフト1回転当たり6パルスであ
るので、これをそのまま制御した場合、エンジン回転数
≧500rpmで制御可能となるが、エンジン回転数≧
2000rpmで制御演算処理時間が不足し、制御不能
となってしまう。本実施例は、このような信号の数によ
って制御可能なエンジン回転数範囲が制限されるという
問題点を解決するものである。
【0042】すなわち、エンジン低回転のときは、全て
のクランク位置信号、カム位置信号を使うことにより十
分に短い制御周期を確保し、エンジン高回転のときは、
制御に使うクランク位置信号、カム位置信号を選択する
ことにより制御周期を延ばし、制御演算処理時間が不足
を解決する。以下、これを詳述する。図7は、本実施例
における、エンジン回転数に対する使用信号数(使用信
号対の数)の切り替えタイミングを表す特性図である。
エンジン回転数が上昇する場合は、エンジン回転数が1
750rpm以上となった時に使用信号数をカムシャフ
ト1回転当たり6パルス(6P/R)から3パルス(3
P/R)に減らし、エンジン回転数が3750rpm以
上となった時に使用信号数をカムシャフト1回転当たり
3パルス(3P/R)から1パルス(1P/R)に減ら
す。
【0043】逆に、エンジン回転数が下降する場合に
は、エンジン回転数が3250rpm以下となった時に
使用信号数をカムシャフト1回転当たり1パルス(1P
/R)から3パルス(3P/R)に増やし、エンジン回
転数が1250rpm以下となった時に使用信号数をカ
ムシャフト1回転当たり3パルス(3P/R)から6パ
ルス(6P/R)に増やす。
【0044】使用信号数を切り替える際、エンジン回転
数に500rpmのヒステリシスを持たせているが、こ
れは、信号数切り替え回転数付近でエンジン回転数が変
動するとき、制御に使用する信号数が頻繁に切り替わる
ことで制御が不安定になるのを避けるためである。図8
は、使用信号数のエンジン回転数による切り替えを実現
する処理を示すフローチャートである。なお、図中の記
号NEは、エンジン回転数を表す変数、FLAGはバル
ブタイミング制御装置で使用するカムシャフト1回転当
たりのパルス数を表す変数、COUNTは使用するパル
スを選択するためのカウンタである。
【0045】ステップ210において、クランク位置信
号が入力されたかを判定し、入力された場合はステップ
220へ進み、入力されなかった場合は、何も処理せず
に終了する。ステップ220において、NE≧3750
rpmまたは、FALG=1かつNE≧3250rpm
が成立しているかを判定し、成立している場合は、ステ
ップ290へ進み、成立していない場合は、ステップ2
30へ進む。
【0046】ステップ230では、NE≧1750rp
mまたは、FALG=3かつNE≧1250rpmが成
立しているかを判定し、成立している場合は、ステップ
260へ進み、成立していない場合は、ステップ240
へ進む。ステップ240では、FLAG=6とし、全て
のクランク位置信号、カム位置信号を使ってバルブタイ
ミング制御を実行するよう、ステップ250へ進む。ス
テップ250では、図3に示されるようなバルブタイミ
ング制御を実行し、その後、COUNTを0にリセット
して処理を終了する。
【0047】ステップ260では、FLAG=3とし、
ステップ270へ進む。ステップ270では、COUN
T≧1かを判定し、成立した場合は、ステップ250へ
進む。これにより、クランク位置信号、カム位置信号を
1つ置き(すなわち3P/R)に使ってバルブタイミン
グ制御が実行される。ステップ270が不成立のとき
は、ステップ280へ進みCOUNTを1つ増やし、処
理を終了する。
【0048】ステップ290では、FLAG=1とし、
ステップ300へ進む。ステップ300では、COUN
T≧5かを判定し、成立した場合は、ステップ250へ
進む。これにより、クランク位置信号、カム位置信号を
5つ置き(すなわち1P/R)に使ってバルブタイミン
グ制御が実行される。ステップ300が不成立のとき
は、ステップ280へ進みCOUNTを1つ増やし、処
理を終了する。
【0049】以上に説明した処理を、随時繰り返すこと
により、図7の如くエンジン回転数に応じてバルブタイ
ミング制御に使う信号数を変更することが実現される。 (第2実施例)次に、第2実施例を図面に基づいて説明
する。図9は、V型8気筒ダブルオーバーヘッドカム式
エンジンに本発明を適用した実施例を示す概略図であ
る。V型エンジンの場合は、左右の各バンクにそれぞれ
カムシャフト5A、5Bが設けられており、各カムシャ
フト5A、5Bに設けられるバルブタイミング調整装置
の基本構造は既に説明した第1実施例と同一で、図中の
各符号は、左右の各バンクを「A」、「B」で区別する
以外は、同一機器について図1と同一としてある。
【0050】図10は、あるバルブタイミングにおけ
る、左バンクのカム山、カム軸位置信号とクランク位置
信号の位置関係を表すタイムチャートである。なお、図
10(a)の実線はカムシャフト5Aのカムプロフィル
のリフト、図10(b)はカム位置検出センサ44Aか
らのカム位置信号SA 、図10(c)はクランク位置検
出センサ42からのクランク位置信号SC 、図10
(d)は基準位置センサ47からの基準位置信号SG を
示している。
【0051】V型8気筒エンジンでは、各バンクのカム
シャフト上のカム山が不等間隔となる。カム山の登り側
がバルブタペットに作用すると、カムシャフトはバルブ
タペットより受ける反作用により、回転が減速する。そ
れに伴い、カムシャフトがクランク側部材より中間部材
を通して受ける駆動力は強まり、この力は、カムシャフ
トと中間部材およびスプロケットの間の噛み合い構造の
ガタを無くすよう作用する。
【0052】逆に、カム山の下り側がバルブタペットに
作用すると、バルブタペットからの力は、バルブスプリ
ングによって、カムシャフトの回転を加速させる方向に
作用する。それに伴い、カムシャフトがクランク側部材
より中間部材を通して受ける駆動力は弱まり、更には、
カムシャフトと中間部材およびスプロケットの間の噛み
合い部が乖離し、がたが発生する。
【0053】V型エンジンでは、このようなカムシャフ
トの加速、減速が不等間隔で発生するため、図10のよ
うにパルスを等間隔(90°CA)に配置しても、各信
号発生時のカムシャフトと中間部材およびスプロケット
の間の噛み合い部のガタが一定とならず、検出相対回転
角が信号毎にばらつくことになる。図11は、エンジン
回転数毎でのカム位置信号間のバルブタイミング検出バ
ラツキをPAアの信号を基準に測定した試験結果であ
る。前記説明のごとく、信号毎に検出相対回転角がばら
つき、この現象は、回転数が高くなるほど顕著になって
いる。本実施例は、第1実施例で解決した問題に加え、
このような信号毎の検出相対回転角バラツキの問題の解
決をも目指すものである。
【0054】本実施例では、エンジン低回転の時は、信
号毎の検出相対回転角バラツキが小さいため、全てのク
ランク位置信号、カム位置信号を使うことにより十分に
短い制御周期を確保する。一方、エンジン高回転の時
は、制御に使うクランク位置信号、カム位置信号を検出
相対回転角バラツキが小さくなるような組み合わせ(本
実施例ではPAア、PAウ、PAカ)で選択することに
より制御周期を延ばし、制御演算処理時間の不足を解決
するとともに、信号バラツキによる制御精度の低下を防
止する。
【0055】図12は、本第2実施例における、エンジ
ン回転数に対する使用パルス数の切り替えタイミングを
表す特性図である。エンジン回転数が上昇する場合、エ
ンジン回転数が1750rpm以上となったとき使用パ
ルスを全パルスから図10(b)におけるPAア、PA
ウ、PAカに減らし、エンジン回転数が3750rpm
以上となったとき使用するパルス信号をPAア、PA
ウ、PAカからPAアに減らす。
【0056】逆に、エンジン回転数が下降する場合、エ
ンジン回転数が3250rpm以下となったとき使用パ
ルスをPAアからPAア、PAウ、PAカに増やし、エ
ンジン回転数が1250rpm以下となったとき使用パ
ルスをPAア、PAウ、PAカから全パルスに増やす。
カム位置信号のパルスの判別は、図10(d)における
基準位置センサ47からのパルス信号Gを基準にパルス
数をカウントすることで実現できる。
【0057】なお、使用信号数切り替えの際、エンジン
回転数に500rpmのヒステリシスを持たせている
が、これは、信号数切り替え回転数付近でエンジン回転
数が変動するとき、制御に使用する信号数が頻繁に切り
替わることで制御が不安定になるのを避けるためであ
る。図13は、使用パルスのエンジン回転数による切り
替えを実現する処理を示すフローチャートである。な
お、図中の記号NEは、エンジン回転数を表す変数、F
LAGはバルブタイミング制御装置で使用するカムシャ
フト1回転当たりのパルス数を表す変数である。
【0058】ステップ410において、クランク位置信
号が入力されたかを判定し、入力された場合はステップ
420へ進み、入力されなかった場合は、何も処理せず
に終了する。ステップ420において、NE≧3750
rpmまたは、FALG=1かつNE≧3250rpm
が成立しているかを判定し、成立している場合は、ステ
ップ480へ進み、成立していない場合は、ステップ4
30へ進む。
【0059】ステップ430では、NE≧1750rp
mまたは、FALG=3かつNE≧1250rpmが成
立しているかを判定し、成立している場合はステップ4
60へ進み、成立していない場合はステップ440へ進
む。ステップ440では、FLAG=8とし、全てのク
ランク位置信号、カム位置信号を使ってバルブタイミン
グ制御を実行すべくステップ450へ進む。ステップ4
50では、図3に示されるようなバルブタイミング制御
を実行し、処理を終了する。
【0060】ステップ460ではFLAG=3とし、ス
テップ470へ進む。ステップ470では、入力された
クランク位置信号がPAア、PAウ、PAカかを判定
し、成立した場合は、ステップ450へ進む。これによ
り、信号間での検出相対回転角ばらつきが少ないパルス
を使った、バルブタイミング制御が実行される。ステッ
プ470が不成立のときは、そのまま処理を終了する。
【0061】ステップ480ではFLAG=1とし、ス
テップ490へ進む。ステップ490では、入力された
クランク位置信号がPAアであるか判定し、成立した場
合はステップ450へ進む。これにより、クランク位置
信号、カム位置信号を1パルスのみ使ったバルブタイミ
ング制御が実行される。ステップ490が不成立のとき
は、そのまま処理を終了する。
【0062】以上に説明した処理を、随時繰り返すこと
により、図12の如くエンジン回転数に応じてバルブタ
イミング制御に使うパルスを選択することが実現され
る。なお、以上に述べた実施例では、直列6気筒およ
び、V型8気筒の内燃機関に本発明を適用したが、本発
明は直列4気筒等の種々の気筒配置の内燃機関に適用可
能である。
【0063】また、発生させるパルス数、制御に使用す
るパルス数、使用するパルス数の切り換えタイミングに
ついては、バルブタイミング調整装置による位相変換範
囲、要求される制御精度、要求される応答性、制御装置
の構成・能力などに応じて適宜設定されるべきものであ
る。上記実施例では吸気用カムにバルブタイミング調整
装置を設けたが、これは排気用カムに設けられても良
く、その場合には、排気用カムシャフトにカム位置検出
センサが設けられる。
【0064】クランク位置検出センサ、カム位置検出セ
ンサの取り付け位置は、上記実施例の位置に限らず、そ
れぞれバルブタイミング調整装置の入力側と出力側とに
対応して設けられれば良い。上記各実施例では、検出相
対回転角yが演算される度に制御量を演算するフィード
バック制御を採用したが、複数個の検出相対回転角の平
均値に基づいてフィードバック制御を行っても良い。こ
の場合にも本発明を適用することで、検出相対回転角の
精度を高め、制御性を高めることができる。
【0065】また、クランク位置検出センサ、カムシャ
フト位置検出センサなどは、パルサと電磁ピックアップ
とを用いたものに限らず、ホール素子、電気抵抗素子等
を用いた種々の形式のセンサを利用することができる。
上記実施例の各フローチャートにおける各ステップは、
それぞれ、機能実行手段としてハードロジック構成によ
り実現するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る、バルブタイミング
調整装置の概略構成図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る、カムシャフト端部
に設けたバルブタイミング調整機構の詳細断面図であ
る。
【図3】本発明の第1実施例に係る、制御装置における
バルブタイミング制御の概略フローチャートである。
【図4】本発明の第1実施例に係る、パルス信号のタイ
ムチャートである。
【図5】本発明の第1実施例に係る、相対回転角制御の
タイムチャートである。
【図6】本発明の第1実施例に係る、制御装置における
バルブタイミング制御の処理限界を示す図である。
【図7】本発明の第1実施例に係る、バルス信号対の選
択数の変更状態を説明する図である。
【図8】本発明の第1実施例に係る、パルス信号対の選
択数の変更手順を示す詳細フローチャートである。
【図9】本発明の第2実施例に係る、バルブタイミング
調整装置の概略構成図である。
【図10】本発明の第2実施例に係る、パルス信号のタ
イムチャートである。
【図11】本発明の第2実施例に係る、各パルス位置で
のパルス間位相差のバラツキを示すグラフである。
【図12】本発明の第2実施例に係る、パルス信号対の
選択数の変更状態を説明する図である。
【図13】本発明の第2実施例に係る、パルス信号対の
選択数の変更手順を示す詳細フローチャートである。
【符号の説明】
2…クランクシャフト、3…タイミングチェーン、5…
カムシャフト、40…バルブタイミング調整機構、42
…クランク位置検出センサ、44…カム位置検出セン
サ、46…制御装置。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02D 45/00 362 F02D 45/00 362A

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの吸気バルブないし排気バルブ
    の作動タイミングを調整するバルブタイミング調整装置
    であって、 エンジンクランク軸の回転に同期してクランクパルス信
    号を出力する第1のパルス発生手段と、 前記エンジンクランク軸に連結されたバルブカム軸の回
    転に同期してカムパルス信号を出力する第2のパルス発
    生手段と、 前記クランクパルス信号とこれに対応するカムパルス信
    号の信号対の位相差からバルブタイミングを検出するタ
    イミング検出手段と、 エンジン回転数を検出する回転数検出手段と、 車両の運転状態に応じて目標バルブタイミングを設定す
    るタイミング設定手段と、 前記エンジンクランク軸と前記バルブカム軸の連結回転
    角度を変更することにより前記検出されるバルブタイミ
    ングを目標バルブタイミングに一致させる制御手段と、 前記エンジンクランク軸の所定回転の間に現れる複数の
    前記信号対のうち、前記バルブタイミングを検出するの
    に使用する信号対を、前記エンジン回転数の増大に応じ
    て少なく選択する信号選択手段とを備えたことを特徴と
    するバルブタイミング調整装置。
  2. 【請求項2】 前記信号選択手段は、前記バルブタイミ
    ングを検出するのに使用する信号対の選択数を、前記エ
    ンジン回転数の増大に応じて階段的に少なくするもので
    あることを特徴とする請求項1に記載のバルブタイミン
    グ調整装置。
  3. 【請求項3】 前記信号選択手段は、前記バルブタイミ
    ングを検出するのに使用する信号対の選択数を前記エン
    ジン回転数に応じて変化させる部分でヒステリシスを有
    するものであることを特徴とする請求項2に記載のバル
    ブタイミング調整装置。
  4. 【請求項4】 前記信号選択手段は、前記エンジンクラ
    ンク軸の所定回転の間に現れる複数の前記信号対のう
    ち、前記バルブタイミングを検出するのに使用する信号
    対の選択間隔を、前記エンジン回転数の増大に応じて長
    くするものであることを特徴とする請求項1ないし3の
    いずれか1つに記載のバルブタイミング調整装置。
  5. 【請求項5】 前記信号選択手段は、前記エンジンクラ
    ンク軸の所定回転の間に現れる複数の前記信号対のう
    ち、前記バルブタイミングを検出するのに使用する信号
    対を、前記エンジン回転数に応じて予め定められたエン
    ジンクランク軸の回転位置で得られる信号対から選択す
    るものであることを特徴とする請求項1ないし4のいず
    れか1つに記載のバルブタイミング調整装置。
  6. 【請求項6】 前記予め定められたエンジンクランク軸
    の回転位置は、これら回転位置で得られる信号対の位相
    差の変動が、当該エンジン回転数において十分小さくな
    る回転位置であることを特徴とする請求項5に記載のバ
    ルブタイミング調整装置。
JP7137834A 1995-06-05 1995-06-05 バルブタイミング調整装置 Pending JPH08326572A (ja)

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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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