JPH08326137A - 排水性舗装の排水構造及び排水方法 - Google Patents

排水性舗装の排水構造及び排水方法

Info

Publication number
JPH08326137A
JPH08326137A JP13438695A JP13438695A JPH08326137A JP H08326137 A JPH08326137 A JP H08326137A JP 13438695 A JP13438695 A JP 13438695A JP 13438695 A JP13438695 A JP 13438695A JP H08326137 A JPH08326137 A JP H08326137A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drainage
layer
pavement
rainwater
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13438695A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Mori
了 毛利
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chichibu Industry Co Ltd
Original Assignee
Chichibu Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chichibu Industry Co Ltd filed Critical Chichibu Industry Co Ltd
Priority to JP13438695A priority Critical patent/JPH08326137A/ja
Publication of JPH08326137A publication Critical patent/JPH08326137A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Road Paving Structures (AREA)
  • Sewage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 排水性舗装の空隙内に浸入するダストなどを
雨水と共に積極的にその排水性舗装の側法の排水桝へ導
出させ、空隙内の目詰まりを防止できる排水性舗装の排
水構造及び排水方法を提供する。 【構成】 排水性舗装からなる排水層3と、その下方の
遮水層2の間に、雨水を排水桝4へ導出する導水路10
を所定の間隔で配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として車道などにお
いて、雨水などをその舗装体の空隙内に一時浸透させ、
その側方の排水桝から排水する排水性舗装の排水構造及
び排水方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の普及により、それら車両
の走行の安全性や快適性をはかるため、ポーラスなアス
ファルト混合物等からなる排水性舗装を、比較的固くし
て水を通さない遮水層の上面に舗設することが行なわれ
てきている。この排水性舗装は、無数の空隙内を雨水が
底部の遮水層上面まで浸透し、遮水層上面の側方から排
水する機能をもつものであり、雨水が浸透するので車両
の雨天走行時の雨水のはね上がりも少なくなると共に、
車両の走行騒音を低減することから、本邦のみならず欧
米においても低騒音舗装として広く使用されている。
【0003】しかしながら、従来使用されている排水性
舗装では、地盤上に敷設された水を通さない遮水層の上
面に直接排水性舗装を設けたものであり、その排水性舗
装の無数の空隙内に細かいダストなどが浸入し、空隙が
目詰りしたままで雨水が排水されない状態が長時間続く
と、排水性舗装が水漬け状態となり、その舗装材のアス
ファルト等が劣化し、強度が低下し、損壊するという問
題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来の
問題点を解決するためになされたものであり、排水性舗
装の空隙内に浸入するダストなどを雨水と共に積極的に
その排水性舗装の側方の排水桝へ導出させ、空隙内の目
詰まりを防止できる排水性舗装の排水構造及び排水方法
を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の排水性舗装の排水構造は、排水性舗装から
なる排水層と、その下方の遮水層の間に、雨水を排水桝
へ導出する導水路を所定の間隔で配設することにより構
成され、その排水構造を使用した排水方法は、排水性舗
装の空隙内を浸透した雨水を、遮水層上面に配設した導
水路経由排水桝へ導出することを特徴としており、排水
性舗装の各空隙内に浸入する細かいダスト等は、それら
各空隙内に浸透してくる雨水と共に排水性舗装の底部か
ら遮水層上面に設けられた導水路経由側方の排水桝へ導
出され、各空隙内の目詰まりが発生することを防止でき
る。さらに、上記導水路に遮水層に対向する面に所定の
間隔で突起を設けた導水体を設けることにより、構造が
簡単で、かつ安価なコストで導水路を形成する。
【0006】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
るが、図1はその一実施例に係る排水性舗装の排水構造
を示す要部正断面図であり、この実施例は、土などの路
盤1上に設けられる一般の車道の例であり、この場合、
突き固めた路盤1の上面にこの車道の強度を持たせるた
め、水を通さない遮水層2を敷設し、その上面にポーラ
スなアスファルト混合物などからなる排水性舗装である
排水層3を設け、遮水層2と排水層3との間に導水路1
0を形成したものである。つまり、排水層3内の底部の
遮水層2の上面に、この車道の排水層3の側方に設けた
排水桝4へ雨水を導出する導水路10を所定の間隔で配
設している。
【0007】この排水性舗装の左右両側方部及び中央部
の遮水層2の上面にそれぞれスリットドレーン5を設け
ると共に、左右両側方部のスリットドレーン5には所定
間隔、例えば20mまたは50mごとに排水桝4を設け
ることで、所定の間隔で配設された導水路10からの雨
水は、上記スリットドレーン5を介して排水桝4へ導出
され、下水道などに排水される。
【0008】次に、この導水路10には図2、図3及び
図4で示すごとく、遮水層2に対向する面に所定の間
隔、例えば図2のX=10mmから17.5mmで、所
定の幅、例えば図2のY=10mmの突起12を設けた
非透水性材料からなる導水体11を設けている。なお、
この非透水性材料の導水体11としては種々の材料のも
のを使用できるが、安価に製作するためには合成樹脂材
料を用いるとよく、また、排水性舗装のアスファルトの
舗設時には160℃程度に加熱されるので、耐熱性も強
度と共に必要であり、例えばこの実施例ではナイロン6
6材を使用している。
【0009】以上の構成からなる排水性舗装の排水構造
を使用して排水性舗装からなる排水層3の排水を行なう
方法としては、その排水層3のポーラスな空隙内を浸透
している雨水を、図1のごとく遮水層2上面に配設した
導水体11からなる導水路10を経由して排水桝4へ導
出することにより、排水層3内の空隙内に雨水の流れを
形成し、それら空隙間に浸入する細かいダストなどを雨
水と一緒に導水体11経由外部に流し出すことができ
る。
【0010】次に、図5の平面図及び図6の正断面図
は、橋梁上の車道に本発明を適用する例を示す他の実施
例であり、図1と同じ部品は同じ符号で示しており、橋
梁のスパンの長さをLで、全幅をWで示しており、車道
の左右両端部には歩道工8と壁高欄9とが設けられてい
る。上記のごとき橋梁上の車道の場合には、遮水層2の
アスファルト舗装の厚さが薄くなるので、その遮水層2
の面上に防水用のタール状乳剤などを塗布するため図2
と同様な導水体11の場合、その突起12が上記の防水
用塗布材に埋ってしまい導水路10として使用した場
合、その機能が失われてしまう。
【0011】そこで、本実施例では導水体11として図
7及び図8に示すごとく、図2と同様な導水体11の全
突起12の上面を覆うごとく膜材、例えば不織布13を
接着剤で張り付けることにより導水路10が充分確保さ
れるようにしている。
【0012】
【発明の効果】以上に説明したごとく、本発明の排水性
舗装の排水構造及び排水方法によれば、排水性舗装の排
水層内の空隙内に浸入するダストなどが、空隙内に浸入
する雨水と共に導水路経由排水桝へ確実に、かつスムー
スに流出されるので、排水性舗装内の空隙の目詰りを防
止できる。
【0013】その結果、上記排水層が水漬け状態となっ
て、その舗装材等がぼろぼろな状態になって損壊するい
う恐れがなくなる。すなわち、この排水性舗装を長期間
使用してもその強度を維持できて、その寿命を延長する
ことができる。以上の特徴に基づき、雨天での車両走行
時に雨水のはね上りがなく、しかも一般に低騒音舗装と
して評価されている排水性舗装の更なる普及をはかるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る排水性舗装の排水構造
を示す要部正断面図である。
【図2】図1の導水路に使用される導水体の正面図であ
る。
【図3】図2のA−A方向の要部平面図である。
【図4】図3のB−B方向の要部側面図である。
【図5】本発明を橋梁に適用した他の実施例に係る排水
性舗装の要部平面図である。
【図6】図5の要部正断面図である。
【図7】図5に適用される導水体の要部側面図である。
【図8】図7のC−C方向の要部平面図である。
【符号の説明】
2 遮水層 3 排水層 4 排水桝 10 導水路 11 導水体 12 突起

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排水性舗装からなる排水層と、その下方
    の遮水層との間に、雨水を排水桝へ導出する導水路を所
    定の間隔で配設した排水性舗装の排水構造。
  2. 【請求項2】 排水性舗装の空隙内を浸透した雨水を、
    遮水層上面に配設した導水路経由排水桝へ導出する排水
    性舗装の排水方法。
  3. 【請求項3】 遮水層に対向する面に所定の間隔で突起
    を設けた導水体で導水路を形成した請求項1記載の排水
    性舗装の排水構造。
JP13438695A 1995-05-31 1995-05-31 排水性舗装の排水構造及び排水方法 Pending JPH08326137A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13438695A JPH08326137A (ja) 1995-05-31 1995-05-31 排水性舗装の排水構造及び排水方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13438695A JPH08326137A (ja) 1995-05-31 1995-05-31 排水性舗装の排水構造及び排水方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08326137A true JPH08326137A (ja) 1996-12-10

Family

ID=15127190

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13438695A Pending JPH08326137A (ja) 1995-05-31 1995-05-31 排水性舗装の排水構造及び排水方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08326137A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111005313A (zh) * 2020-01-16 2020-04-14 张成瑞 快速排除桥梁伸缩缝处沥青铺装层内积水结构及施工方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111005313A (zh) * 2020-01-16 2020-04-14 张成瑞 快速排除桥梁伸缩缝处沥青铺装层内积水结构及施工方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4818239B2 (ja) 舗装道路の構造
CN207176440U (zh) 一种用于人行道半透水性路面的排水结构
JP2000104206A (ja) 舗装用平板並びにこれを用いた舗装及び歩道の構造
JP4331744B2 (ja) 道路の排水構造とこれに用いる埋設側溝
CZ313095A3 (en) Multilayer combined cube
JP3909112B2 (ja) 道路構造
JPH08326137A (ja) 排水性舗装の排水構造及び排水方法
JP4080269B2 (ja) 歩道巻き込み部の排水構造
JP3897615B2 (ja) 排水性舗装の側溝構造
JP2849347B2 (ja) 透水性舗装用排水溝
JP2764544B2 (ja) 透水性舗装路面用街渠蓋
JP2000303546A (ja) 舗装道路用の排水用構造物
JP3127277B2 (ja) 排水性舗装道路及びその洗浄方法
CN208748465U (zh) 一种无障碍坡道透水式排水沟
JPH10114993A (ja) 集水用ブロックとこのブロックを用いた排水構造
JPH07224456A (ja) 透水ブロック
JP2004244911A (ja) 透水舗装の排水構造及び縁石ブロック
JPH02183001A (ja) 防水層を具備した橋面舗装体の排水構造
CN213507893U (zh) 一种骑行道透水路面
JP2000104215A (ja) 舗 装
JP4587430B2 (ja) 道路用側溝の設置構造
JP2005307706A (ja) 湿潤道路工法
JP4142949B2 (ja) ドレンブロックを用いた舗装道路の排水構造
JPH0881993A (ja) 道路舗装体の排水装置
JPH1054005A (ja) 舗装路面端部の排水処理工法及びその排水導出樋