JPH08325471A - インクジェット捺染用インク及びインクジェット捺染方法 - Google Patents
インクジェット捺染用インク及びインクジェット捺染方法Info
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- JPH08325471A JPH08325471A JP13138795A JP13138795A JPH08325471A JP H08325471 A JPH08325471 A JP H08325471A JP 13138795 A JP13138795 A JP 13138795A JP 13138795 A JP13138795 A JP 13138795A JP H08325471 A JPH08325471 A JP H08325471A
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Abstract
成し、目詰まり・異物の沈着・ヒーター破壊等がなく優
れた吐出特性を有し、かつ長期にわたって安定した分散
性及び吐出特性を有するインクジェット捺染用インク、
及びこのインクを用いたインクジェット捺染方法を提供
する。 【構成】 分散染料、この分散染料を分散する分散剤、
及び水性液媒体を少なくとも含有するインクジェット捺
染用インクにおいて、前記分散染料をインク全重量に対
して0.1〜12重量%含有し、前記分散剤がスルホン
基を有する化合物であって、このスルホン基の対イオン
の一部が水素イオンであり、且つ、この分散剤を前記分
散染料の重量に対して2〜5倍重量含有することを特徴
とするインクジェット捺染用インク。
Description
インク及びインクジェット捺染方法に関する。特に、分
散染料で染色可能な繊維から構成される織布若しくは不
織布、又はこれらの繊維と他の繊維とからなる混紡織布
若しくは混紡不織布の捺染に適したインクジェット捺染
用インク及びインクジェット捺染方法に関する。
ーラー捺染である。しかしながら、これらの方式は、多
品種少量生産に不向きであり、流行への迅速な対応も困
難であることから、最近では無製版の電子捺染システム
の確立が要望されている。
染方法が数多く提案されており各方面からの期待も大き
くなっている。
に以下のような性能が求められている。 (1)十分な発色濃度を与えること。 (2)記録ヘッド(インクジェットヘッド)のノズルを
目詰まりさせないこと。 (3)布帛上で不規則なにじみがなく且つ均染性に優れ
ていること。 (4)長期にわたる耐久においても吐出特性に変化のな
いこと。特に特開昭54−59936号公報に記載され
ている熱エネルギーによる体積変化を利用してインクを
吐出させる方式の場合には、熱エネルギーを与えるヒー
ター上に異物の沈着がなく、また消泡時のキャビテーシ
ョンによるヒーター破壊を起こさないこと。さらに、分
散染料を用いるインクジェット捺染用インクでは上述の
問題に加えて、 (5)高温時、及び、長期における分散安定性が良好で
あること、が求められる。
来は以下のような手段がとられていた。
料の濃度を高くすることで十分な濃度を与えていた。特
に、200pl以下の小液滴を用いたり、吸収力の強い
布帛に対して使用したりする場合は、必須技術である。
しかしこうしたインクは、ノズル先端からのインクの蒸
発によって、増粘したり、固形分である染料が析出した
りして記録ヘッドのノズルを目詰まりさせる問題を引き
起こす。
(2)については、グリセリン等の多価アルコールを添
加する等の手段がとられてきた。しかし、分散染料のよ
うな水不溶性又は水難溶性の色素を用いる場合は、特に
完全といえるような解決策はなく、染料と溶剤の極めて
特異的な組み合わせを行う方法以外は、満足な結果は得
られない。
提案がされており、例えば特開昭62−283174公
報ではカルボン酸基含有ポリマーがインクへ添加されて
いる。しかし、このような従来のいずれの方法も要求性
能(2)や(5)を満足するものではない。
の構造に起因する場合があるが、詳しい検討がなされて
おらず十分な問題解決に至っていない。
うな水不溶性又は水難溶性の色素をインクジェット捺染
に用いる際、特に重要である。この理由として、インク
ジェットインクで使用するような低粘度で、しかも従来
のインクジェットインクよりも高濃度な捺染用インクに
分散染料を使用すると、従来の分散染料の液状品よりも
分散安定性が低下し、染料が沈降してしまうからであ
る。
−93376号公報には、反応染料とチオジグリコール
を含有させたインクを用いて、セルロース系の布帛を染
色することが開示されている。しかし、この反応性染料
は水溶性染料であり、分散染料のような水不溶性又は水
難溶性の色素を分散して用いる際の問題等については全
く言及されていない。
術では個々の性能を単独で満足させる手段は見出せて
も、これらの性能を同時に満足させ、係る一連の問題を
解決する捺染用インク及びインクジェット捺染方法は、
今までのところ知られていないのが現状である。
同時に満足する、すなわち高濃度で鮮明かつ均染性に優
れた捺染物を形成し、目詰まり・異物の沈着・ヒーター
破壊等がなく優れた吐出特性を有し、かつ長期にわたっ
て安定した分散性及び吐出特性を有するインクジェット
捺染用インク、及びこのインクを用いたインクジェット
捺染方法を提供することである。
的を達成するために種々の検討を重ねた結果、本発明を
完成した。すなわち本発明は、分散染料、この分散染料
を分散する分散剤、及び水性液媒体を少なくとも含有す
るインクジェット捺染用インクにおいて、前記分散染料
をインク全重量に対して0.1〜12重量%含有し、前
記分散剤がスルホン基を有する化合物であって、このス
ルホン基の対イオンの一部が水素イオンであり、且つ、
この分散剤を前記分散染料の重量に対して2〜5倍重量
含有することを特徴とするインクジェット捺染用インク
に関する。
て布帛上に付与し、次いで熱処理を行うインクジェット
捺染方法において、前記布帛が分散染料で染色可能な繊
維を含有する布帛であり、且つ、前記インクが上記のイ
ンクジェット捺染用インクであることを特徴とするイン
クジェット捺染方法に関する。
分散染料、この分散染料を分散する分散剤、及び水性液
媒体を少なくとも含有する。
いる分散剤は、スルホン基を有する化合物である。その
具体例としては、βナフタレンスルホン酸ホルムアルデ
ヒド縮合物、メチルナフタレンスルホン酸ホルムアルデ
ヒド縮合物、クレゾールとナフタレンスルホン酸のホル
ムアルデヒド縮合物、ドデシルベンゼンスルホン酸、ア
ルキルジフェニルエーテルジスルホン酸、ラウリル硫
酸、アルキルナフタレンスルホン酸、ジアルキルスルホ
コハク酸、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル
硫酸、ポリエチレンオキサイドジスルホン酸、リグニン
スルホン酸、ポリスチレンスルホン酸、スルホン基を有
するスチレン=アクリル酸共重合体、スルホン基を有す
るスチレン=マレイン酸共重合体等が挙げられる。
は、スルホン基の対イオンの一部が水素イオンであるこ
とが必要である。すなわち、スルホン基を有する化合物
(分散剤)が、塩型(アルカリ金属塩や有機アンモニウ
ム塩等)のものと酸型(スルホン基の対イオンが水素イ
オン)のものとの混合物であることが必要である。
る化合物の全量のうち1.0重量%以上の化合物が、酸
型(スルホン基の対イオンが水素イオン)であることが
望ましい。好ましくは1.0〜50重量%、より好まし
くは2.0〜30重量%の範囲である。1.0重量%未
満の場合は、本発明の効果が顕著に現れない。一方、5
0重量%を超えた場合は、分散剤の溶解性が低下して分
散性が悪くなり望ましくない。
合物(分散剤)を一部含有するために低くなる。好まし
いpHの範囲は2〜7であり、この範囲にコントロール
されることが望ましい。
オンとしては、ナトリウム、カリウム、リチウム等が挙
げられる。有機アンモニウムイオンとしては、アンモニ
ウム、トリエチルアンモニウム、トリエタノールアンモ
ニウム、ジエタノールアンモニウム等が挙げられる。
効率よく吸着して分散性を高めると考えられる。また、
酸型のスルホン基は、有機性が塩型のスルホン基よりも
大きいと考えられるので、インク中の有機溶剤に対する
分散剤の溶解性が増大し、その結果、水分の蒸発により
有機溶剤濃度がリッチとなるインクジェットノズル先端
での分散染料の分散安定性を向上させる。これによりノ
ズル先端の目詰まりによる不吐出が防止される。
一部が水素イオンであることにより、過剰のアルカリ金
属イオンがインク中に存在することがなくなったため
に、熱エネルギーを用いてインクを吐出させるインクジ
ェット方式に適用した場合、ヒーターの断線という問題
を解消できる。さらに、ヒーター上のコゲの発生も抑制
される。
染料の重量に対して2〜5倍重量であることが必要であ
る。好ましくは2〜4倍重量である。含有量が2倍重量
より少ない場合は、発色特性の改善効果が不十分である
ことはもちろん、分散安定性の低下や熱的分散安定性の
低下によるノズルの目詰まりや、コゲ等によってインク
の吐出不良が生じる。含有量が5倍重量を越える場合
は、発色特性が阻害されたり、インク粘度が上昇しすぎ
て吐出周波数応答性が低下したり、場合によっては全く
インクが吐出しなくなったりする。
いる分散染料は特に限定されないが、以下のものが好ま
しい。例えば、C.I.ディスパーズイエロー5・42
・54・64・79・82・83・93・99・100
・119・122・124・126・160・184:
1・186・199・204・224・237、C.
I.ディスパーズオレンジ13・29・31:1・33
・49・54・55・66・73・118・119・1
63、C.I.ディスパーズレッド54・72・73・
86・88・91・92・93・111・126・12
7・134・135・143・145・152・153
・154・159・164・167:1・177・18
1・204・206・207・221・239・240
・258・277・278・283・288・311・
323・343・348・356・362、C.I.デ
ィスパーズバイオレット33、C.I.ディスパーズブ
ルー56・60・73・79:1・87・113・12
8・143・148・154・158・165・16
5:1・165:2・176・183・185・197
・198・201・214・224・225・257・
266・267・287・354・358・365・3
68、C.I.ディスパーズグリーン6:1・9等が挙
げられる。
し、あるいは2種以上を併用してもよい。
する場合は総含有量)は、インク全重量に対して0.1
〜12重量%である。好ましくは0.2〜10重量%で
あり、より好ましくは0.3〜8重量%である。分散染
料の含有量が0.1重量%未満の場合は、発色の濃度が
不十分である。12重量%を超えて含有すると、インク
の保存安定性(分散安定性等)が低下したり、ノズル先
端付近におけるインクの蒸発によって増粘や固体成分の
析出が生じ、吐出不良が起こりやすくなったりする。
00nm以下、好ましくは200nm以下であって、1
μm以上の粒子が存在しないことが望ましい。なお、こ
れらの分散染料は、サンドミル等の分離機を用いて微粒
子状に分散される。
水性液媒体を含有し、この水性媒体として少なくとも水
を含有する。必須成分である水の含有量は、インク全重
量に対して10〜90重量%、好ましくは25〜87重
量%、より好ましくは30〜82重量%である。
般的な水溶性の有機溶剤を使用してもよい。例えば、ア
セトン・ジアセトンアルコール等のケトン又はケトアル
コール類、テトラヒドロフラン・ジオキサン等のエーテ
ル類、ジエチレングリコール・トリエチレングリコール
・テトラエチレングリコール・ジプロピレングリコール
・トリプロピレングリコール・ポリエチレングリコール
・ポリプロピレングリコール等のオキシエチレン又はオ
キシプロピレン付加重合体、エチレングリコール・プロ
ピレングリコール・トリメチレングリコール・ブチレン
グリコール・1,2,6−ヘキサントリオール・チオジ
グリコール・ヘキシレングリコール等の炭素原子を2〜
6個含むアルキレン基を有するアルキレングリコール
類、エチレングリコールモノメチル(又はエチル)エー
テル・ジエチレングリコールモノメチル(又はエチル)
エーテル・トリエチレングリコールモノメチル(又はエ
チル)エーテル等の多価アルコールの低級アルキルエー
テル類、トリエチレングリコールジメチル(又はエチ
ル)エーテル・テトラエチレングリコールジメチル(又
はエチル)エーテル等の多価アルコールの低級ジアルキ
ルエーテル類、グリセリン、スルホラン、N−メチル−
2−ピロリドン、2−ピロリドン、1,3−ジメチル−
2−イミダゾリジノン、ビスヒドロキシエチルスルホン
等が挙げられる。これらの水溶性有機溶剤は1種単独で
も2種以上の混合物としても使用できる。最も好ましい
液媒体組成は、水溶性有機溶剤として少なくとも1種の
多価アルコール又はその誘導体を含有するものである。
中でもチオジグリコール、ジエチレングリコール、トリ
エチレングリコール、トリエチレングリコールモノメチ
ルエーテル、テトラエチレングリコールジメチルエーテ
ル、ビスヒドロキシエチルスルホンは特に良好なもので
ある。
は、インクの全重量に対して5〜50重量%、好ましく
は10〜45重量%である。
要成分は上記の通りであるが、その他、各種の公知の粘
度調整剤、表面張力調整剤、蛍光増白剤、消泡剤を必要
に応じて添加してもよい。例えば、ポリビニルアルコー
ル・セルロース類・水溶性樹脂等の粘度調整剤、ジエタ
ノールアミン・トリエタノールアミン等の表面張力調整
剤、緩衝液によるpH調整剤、防カビ剤、尿素等のヒド
ロトロピー剤などが挙げられる。
ために、インク成分として各種の分散剤や界面活性剤等
を必要に応じて添加してもよい。
上記分散染料、この分散染料を分散する分散剤、水性液
媒体(水、必要により水溶性有機溶剤)及びその他の添
加物を、従来公知の分散方法や混合方法等を用いて製造
することができる。
クをインクジェット方式によって布帛上に付与し、次い
で熱処理を行うインクジェット捺染方法において、前記
布帛が分散染料で染色可能な繊維を含有する布帛であ
り、且つ、前記インクが本発明のインクジェット捺染用
インクであることを特徴とするインクジェット捺染方法
である。
構成する素材としては、分散染料で染色可能な繊維を含
有するものである。中でも、ポリエステル、アセテー
ト、トリアセテート等を含有するものが好ましい。さら
にその中でもポリエステルを含有するものが特に好まし
い。上記繊維は、織物、編物、不織布等いずれの形態で
あってもよい。
染色可能な繊維の混紡率が100%のものが好適である
が、混紡率が30%以上、好ましくは50%以上であれ
ば、分散染料で染色可能な繊維と他の素材との混紡織布
又は混紡不織布等を使用することができる。他の素材と
しては、例えば、レーヨン、綿、ポリウレタン、アクリ
ル、ナイロン、羊毛、絹等が挙げられる。
要に応じて従来公知の前処理を行う。特に、尿素、水溶
性高分子、水溶性金属塩等を、0.01〜20重量%含
有した処理液(例えば水溶液)を用いること好ましい。
布帛はこの処理液に浸し、脱水後、乾燥する。
・小麦等のデンプン物質、カルボキシメチルセルロース
・メチルセルロース・ヒドロキシエチルセルロース等の
セルロース系物質、アルギン酸ナトリウム・アラビヤゴ
ム・ローカストビーンガム・トラントガム・グアーガム
・タマリンド種子等の多糖類、ゼラチン・カゼイン等の
蛋白質物質、タンニン系物質、リグニン系物質等の公知
の天然水溶性高分子が挙げられる。また、合成高分子の
例としては、例えば、公知のポリビニルアルコール系化
合物、ポリエチレンオキサイド系化合物、アクリル酸系
水溶性高分子、無水マレイン酸系水溶性高分子等が挙げ
られる。これらの中でも多糖類系高分子やセルロース系
高分子が好ましい。
属やアルカリ土類金属のハロゲン化物のように、典型的
なイオン結晶を形成するものであって、pH4〜10に
調整可能な化合物が挙げられる。このような化合物の代
表的な例としては、例えば、アルカリ金属では、NaC
l、Na2SO4、KCl、CH3COONa等が挙げら
れ、アルカリ土類金属としてはCaCl2、MgCl2等
が挙げられる。なかでも、Na、K、Caの塩類が好ま
しい。
は、従来公知のいずれのインクジェット方式でもよい
が、インクに熱エネルギー与えて急激な体積変化を生じ
させ、この状態変化による作用力によってインクをノズ
ルから吐出させる方式、すなわちバブルジェット方式が
最も有効である(特開昭54−59936号公報等に記
載)。
ッドを用いる場合、各ノズル間のインクの吐出速度のバ
ラツキが小さく、インクの吐出速度が5〜20m/se
cの範囲に集約される。この速度でインクを布帛に衝突
させると、着滴時の液滴の繊維に対する浸透の具合が最
適となると考えられる。
て、特に高い効果が得られる条件としては、吐出液滴が
20〜200pl、インク打込量が4〜40nl/mm
2、駆動周波数1.5KHz以上、及び記録ヘッド温度
35〜60℃の条件が好ましい。
に付与されるが、この状態では単に付着しているに過ぎ
ないので、引き続き、繊維への色素の染着(熱処理によ
る定着)、及び未染着の色素の除去を行う必要がある。
の除去方法は、従来公知の方法でよい。染着の方法は、
HTスチーミング法またはサーモゾル法を用いることが
好ましい。HTスチーミング法の場合、140〜180
℃で2〜30分間の処理条件が適当であり、好ましくは
160〜180℃で6〜8分間である。サーモゾル法の
場合は、160〜210℃で10秒〜5分の処理条件が
適当であり、好ましくは180〜210℃で20秒〜2
分である。
て所望の大きさに切り離され、この切り離された片には
逢着・接着・溶着等の最終的な加工品を得るための工程
が施され、ネクタイ・ハンカチ等の加工品が得られる。
の一例としては、記録ヘッドの室内のインクに記録信号
に対応した熱エネルギーを与え、この熱エネルギーによ
り液滴を発生させる装置が挙げられる。以下、この装置
について図面を用いて説明する。
構成例を図1〜3に示す。図1は記録ヘッドの外観斜視
図、図2は記録ヘッドのA−A線縦断面図、図3は記録
ヘッドのB−B線横断面図である。
フィス(1)を有し、インクを通す溝(4)を有する板
部(2)(ガラス、セラミックス、プラスチック等から
なる)と乾熱記録に用いられる発熱ヘッド(3)とを接
着して得られる。発熱ヘッド(3)は、酸化シリコン等
で形成される保護膜(5)、アルミニウム電極(6a、
6b)、ニクロム等で形成される発熱抵抗体層(7)、
蓄熱層(8)、アルミナ等の放熱性のよい基板(9)か
らなっている。
圧力Pによりメニスカスを形成している。アルミニウム
電極(6a、6b)に電気信号が加わると、発熱ヘッド
(3)のnで示される領域が急激に発熱し、ここに接し
ているインクに気泡が発生する。この気泡の圧力によっ
てメニスカスが突出し、インクがオリフィス(1)から
吐出される。吐出したインクはオリフィス(1)より記
録小滴を形成し、布帛に向かって飛翔する。
ンクジェット記録装置の一例を示す。図4において、4
01はワイピング部材としてのブレードであり、その一
端はブレード保持部材によって保持されて固定端とな
り、カンチレバーの形態をなす。ブレード(401)は
記録ヘッドによる記録領域に隣接した位置に配設され、
また、本例の場合、記録ヘッドの移動経路中に突出した
形態で保持される。402はキャップであり、ブレード
(401)に隣接するホームポジションに配設され、記
録ヘッドの移動方向と垂直な方向に移動して吐出口面と
当接し、キャッピングを行う構成を備える。さらに40
3は、ブレード(401)に隣接して設けられる回復用
吸収体であり、ブレード(401)と同様、記録ヘッド
の移動経路中に突出した形態で保持される。上記ブレー
ド(401)、キャップ(402)、回復用吸収体(4
03)によって吐出回復部(404)が構成され、ブレ
ード(401)及び回復用吸収体(403)によってイ
ンク吐出口面の水分や塵埃等の除去が行われる。
ド(405)は吐出エネルギー発生手段を有し、吐出口
を配した吐出口面は布帛に対向する位置に配置される。
406は記録ヘッド(405)を搭載してこの記録ヘッ
ドの移動を行うためのキャリッジである。キャリッジ
(406)は、ガイド軸(407)と摺動可能に係合
し、キャリッジ(406)の一部はモータ(408)に
よって駆動されるベルト(409)と接続(不図示)し
ている。これによりキャリッジ(406)はガイド軸
(407)に沿った移動が可能となり、記録ヘッド(4
05)による記録領域及びその隣接した領域の移動が可
能となる。
11は不図示のモータにより駆動される布送りローラで
ある。これらの構成によって記録ヘッド(405)の吐
出口面と対向する位置へ布帛が給付され、記録が進行す
るにつれて排布ローラ(412)を配した排布部(不図
示)へ排布される。
5)が記録終了等でホームポジションに戻る際、吐出回
復部(404)のキャップ(402)は記録ヘッド(4
05)の移動経路から退避しているが、ブレード(40
1)は移動経路中に突出している。この結果、記録ヘッ
ド(405)の吐出口面がワイピングされる。なお、キ
ャップ(402)が記録ヘッド(405)の吐出面に当
接してキャッピングを行う場合、キャップ(402)は
記録ヘッドの移動経路中に突出するように移動する。
から記録開始位置へ移動する場合、キャップ(402)
及びブレード(401)は上述したワイピング時の位置
と同一の位置にある。この結果、この移動においても記
録ヘッド(405)の吐出口面はワイピングされる。
移動は、記録終了時や吐出回復時ばかりでなく、記録ヘ
ッドが記録のために記録領域を移動する間に所定の間隔
で記録領域に隣接したホームポジション移動し、この移
動に伴って上記ワイピングが行われる。
す。インクカートリッジは、記録ヘッドにインク供給部
材(例えばチューブ等)を介してインクを供給する。こ
こで501は供給用インクを収容したインク収容部(例
えばインク袋等)であり、その先端にはゴム製の栓(5
02)が設けられている。この栓(502)に針(不図
示)を挿入することにより、インク収容部(501)中
のインクを記録ヘッドに供給可能にできる。503は廃
インクを受容する廃インク吸収体である。インク収容部
(501)としては、インクと接液面がポリオレフィ
ン、特にポリエチレンで形成されているものが本発明に
とって好ましい。
記録装置としては、上記のごとき記録ヘッドとインクカ
ートリッジとが別体となったものに限らず、図6に示す
ような一体型のもの(以下「記録ユニット」という。)
も好適に用いられる。
用インクを収容したインク収容部(例えばインク吸収体
等)が収納されており、このインク収容部中のインクが
複数のオリフィスを有する記録ヘッド(601)からイ
ンク滴として吐出される構成になっている。インク吸収
体の材料としては、ポリウレタンを用いることが本発明
にとって好ましい。602は記録ユニット内部を大気に
連通させるための大気連通口である。この記録ユニット
は、図4に示す記録ヘッド(405)に代えて用いられ
るものであって、キャリッジ(406)に対し脱着自在
になっている。
インクジェット捺染方法は、オフィスユースにも適用可
能であるが、特に、オフィスユース以外のインダストリ
アルユースに好適である。
らに説明するが、本発明はこれらに限定するものではな
い。なお、文中の「部」及び「%」の記載は特に断りの
ない限り重量基準である。
ために、まず、分散染料液(I)を作製した。下記の成
分(i)を混合し、この混合溶液に分散染料(C.I.
ディスパーズイエロー93)15部を加え、30分間プ
レミキシングを行った後、下記の条件で分散処理を行っ
た。次いで、フロロポアフィルターFP−250(住友
電工社製)にて濾過を行い粗大粒子を除去して分散染料
液(I)を得た。
エーテル硫酸:15部、ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル硫酸ナトリウム:15部、イオン交換水:50
部、ジエチレングリコール:5部。
ー(五十嵐機械製)、粉砕メディア:ジルコニウムビー
ズ(1mm径)、粉砕メディアの充填率:50%(体積
%)、粉砕時間:3時間。
レングリコール25部、イオン交換水35部を混合して
インク(A)を完成した。
た以外は実施例1と同様にして分散染料液(II)を作製
し、この分散染料(II)を用いた以外は実施例1と同様
にしてインク(B)を得た。
た以外は実施例1と同様にして分散染料液(III)を作
製した。
チレングリコール25部、イオン交換水45部を混合し
てインク(C)を得た。
ために、まず、分散染料液(IV)を作製した。下記の成
分(iv)を混合し、この混合溶液に分散染料(C.I.
ディスパーズイエロー224)10部を加え、30分間
プレミキシングを行った後、下記の条件で分散処理を行
った。次いで、フロロポアフィルターFP−250(住
友電工社製)にて濾過を行い粗大粒子を除去して分散染
料液(IV)を得た。
部、リグニンスルホン酸ナトリウム:30部、イオン交
換水:35部、ジエチレングリコール:15部。
ー(五十嵐機械製)、粉砕メディア:ガラスビーズ
(0.5mm径)、粉砕メディアの充填率 :70%
(体積%)、粉砕時間:3時間。
レングリコール25部、トリエチレングリコールモノメ
チルエーテル5部、イオン交換水40部を混合してイン
ク(D)を完成した。
いた以外は実施例4と同様にして分散染料液(V)を作
製した。
レングリコール25部、トリエチレングリコールモノメ
チルエーテル5部、イオン交換水50部を混合してイン
ク(E)を得た。
いた以外は実施例4と同様にして分散染料液(VI)を作
製し、この分散染料液(VI)を用いた以外は実施例4と
同様にしてインク(F)を得た。
ために、まず、分散染料液(VII)を作製した。下記の
成分(vii)を混合し、この混合溶液に分散染料(C.
I.ディスパーズイエロー99)20部を加え、30分
間プレミキシングを行った後、下記の条件で分散処理を
行った。次いで、フロロポアフィルターFP−250
(住友電工社製)にて濾過を行い粗大粒子を除去して分
散染料液(VII)を得た。
ルムアルデヒド縮合物のNa塩:40部、イオン交換
水:30部、ジエチレングリコール:10部。
ザワ製)、粉砕メディア:ガラスビーズ(1mm径)、
粉砕メディアの充填率 :50%(体積%)、吐出速
度:100ml/min。
セリン15部、βナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒ
ド縮合物の遊離酸0.5部、イソプロピルアルコール
2.5部、イオン交換水22部を混合してインク(G)
を完成した。
いた以外は実施例7と同様にして分散染料液(VIII)を
作製した。
セリン15部、βナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒ
ド縮合物の遊離酸0.3部、イソプロピルアルコール
2.5部、イオン交換水32.2部を混合してインク
(H)を得た。
いた以外は実施例7と同様にして分散染料液(IX)を作
製した。
リン15部、βナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド
縮合物の遊離酸1.0部、イソプロピルアルコール2.
5部、イオン交換水51.5部を混合してインク(I)
を得た。
ために、まず、分散染料液(X)を作製した。下記の成
分(x)を混合し、この混合溶液に分散染料(C.I.
ディスパーズイエロー126)12部を加え、30分間
プレミキシングを行った後、下記の条件で分散処理を行
った。次いで、フロロポアフィルターFP−250(住
友電工社製)にて濾過を行い粗大粒子を除去して分散染
料液(X)を得た。
ムアルデヒド縮合物のNa塩:48部、イオン交換水:
30部、ジエチレングリコール:10部。
ザワ製)、粉砕メディア:ガラスビーズ(1mm径)、
粉砕メディアの充填率:50%(体積%)、吐出速度:
100ml/min。
レングリコール15部、トリエチレングリコール5部、
βナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物の遊離
酸4.8部、イオン交換水35.2部を混合してインク
(J)を完成した。
を用いた以外は実施例10と同様にして分散染料液(X
I)を作製した。
ドロキシエチルスルホン15部、ジエチレングリコール
5部、βナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物
の遊離酸1.0部、イオン交換水34部を混合してイン
ク(K)を得た。
いた以外は実施例10と同様にして分散染料液(XII)
を作製した。
ヒドロキシエチルスルホン15部、トリエチレングリコ
ール5部、βナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド縮
合物の遊離酸1.6部、イオン交換水48.4部を混合
してインク(L)を得た。
0%、アルギン酸ソーダ:2%、水:88%)に浸し、
次いで絞り率30%で脱水後乾燥した。
ンクジェット捺染用インク(A〜C)を用いて、カラー
バブルジェットプリンターBJC820(商品名、キャ
ノン製)により各色10個の1×1cm2のベタパター
ンの印字を行った。次いで、170℃で8分間の蒸熱処
理(HTスチーミング法)による定着を行った。
したインク(D〜F)を用い、定着処理として200℃
で50秒間のサーモゾル処理を行った以外は、実施例1
3と同様にしてインクジェット捺染を行った。
液(NaCl:10%、カルボキシメチルセルロース:
2%、水:88%)に浸し、次いで絞り率30%で脱水
後乾燥した。
クジェット捺染用インク(G〜I)を用いて、実施例1
3と同様にしてインクジェット捺染を行った。
作製したインク(J〜L)を用いた以外は、実施例13
と同様にしてインクジェット捺染を行った。
ために、まず、分散染料液(XIII)を作製した。下記の
成分(xiii)を混合し、この混合溶液に分散染料(C.
I.ディスパーズイエロー99)20部を加え、30分
間プレミキシングを行った後、下記の条件で分散処理を
行った。次いで、フロロポアフィルターFP−250
(住友電工社製)にて濾過を行い粗大粒子を除去して分
散染料液(XIII)を得た。
ルムアルデヒド縮合物Na塩:30部、イオン交換水:
40部、ジエチレングリコール:10部。
ザワ製)、粉砕メディア:ガラスビーズ(1mm径)、
粉砕メディアの充填率:50%(体積%)、吐出速度:
100ml/min。
セリン15部、イソプロピルアルコール2.5部、イオ
ン交換水22.5部を混合してインク(M)を完成し
た。
いた以外は比較例1と同様にして分散染料液(XIV)を
作製した。
セリン15部、βナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒ
ド縮合物Na塩15部、イソプロピルアルコール2.5
部、イオン交換水17.5部を混合してインク(N)を
得た。
いた以外は比較例1と同様にして分散染料液(XV)を作
製した。
リン15部、βナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド
縮合物Na塩21部、イソプロピルアルコール2.5
部、イオン交換水31.5部を混合してインク(O)を
得た。
部、βナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物の
Na塩10部、イオン交換水35部を混合してインク
(P)を得た。
タレンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物の遊離酸0.
5部、イソプロピルアルコール2.5部、イオン交換水
22部を混合してインク(Q)を得た。
ルムアルデヒド縮合物の遊離酸6.5部、グリセリン1
5部、イソプロピルアルコール2.5部、イオン交換水
11部を混合してインク(R)を得た。
したインク(M〜O)を用いた以外は、実施例13と同
様にしてインクジェット捺染を行った。
したインク(P〜R)を用いた以外は、実施例13と同
様にしてインクジェット捺染を行った。
均染性及びニジミ性について評価した。結果を表1に示
した。実施例13の捺染物はいずれも、K/S値の相対
評価によって判定したベタ部の均染性が格段に良好で、
しかも不規則なニジミもなかった。
性、ニジミ性は、以下の通りである。 K/S平均値:10個のベタ部のK/S値の平均値 K/S値=(1−R)2/2R (Rは最大吸収波長の反射率) 測定装置:ミノルタ製分光測色計CM−200L 均染性:10個のベタ部のK/S値をそれぞれ測定し、
その差を判定 ○:均染性がよい(K/S値の差が0.5以下) △:均染性がやや悪い(K/S値の差が0.5〜1) ×:均染性が悪い(K/S値の差が1以上) ニジミ性:エッジの直線部分の不規則な乱れを肉眼で観
察して判定 ○:乱れが全くない △:乱れが少しある ×:乱れが多い
ェット捺染用インク(A〜R)100ccをガラス容器
に入れ、50℃で1カ月間、及び80℃で4日間保存
し、インクの保存安定性を調べた。ガラス容器内の沈殿
物の発生の有無を肉眼で判定した(○:沈殿物なし、
△:少し沈殿物が発生、×:多量の沈殿物が発生)。そ
の結果を表2に示す。
ェット捺染用インク(A〜R)を、特開昭54−599
36号公報に記載されている熱エネルギーの作用を利用
したインクジェットヘッド(キャノン製カラーバブルジ
ェット複写機「Pixel pro」用、ノズル数25
6、飛翔液滴20〜40pl)を用いて、10本のノズ
ルで6×108パルスの連続印字を行わせた。このとき
のヒーター断線の有無、及び吐出液滴量と吐出速度の減
少の有無(吐出安定性)を調べた。10本のノズル中、
ヒーター断線や吐出液滴量・吐出速度の減少が起こらな
かったノズルの数で判定した(○:10本、△:6〜9
本、×:5本以下)。結果を表3に示す。なお、インク
ジェットヘッドは35〜60℃の範囲で使用した。
た後、印字を停止し、キャップをしない状態で3分間放
置した。次いで、再び英数文字を印字して、文字のカス
レ・カケ等の印字不良の有無(吐出応答性)を調べた
(○:1文字目から不良個所なし、△:1文字目の一部
がカスレ又はカケている、×:1文字目から全く印字で
きない)。結果を表3に示す。なお、インクジェットヘ
ッドは35〜60℃の範囲で使用した。
した後、印字を停止し、キャップをしない状態で3日
間、10℃、30%RHの環境下で放置した。放置後の
ノズル先端付近での固形物の付着による目詰まりを調べ
た(○:目詰まり無し、△:目詰まりはあるが、吸引に
より回復、×:吸引しても目詰まりは回復しない)。結
果を表3に示す。なお、インクジェットヘッドは35〜
60℃の範囲で使用した。
以下の効果を有する。 (1)本発明のインクジェット捺染用インクは分散安定
性に優れるため、分散染料の粒子が凝集しにくくなり、
その結果、均染性が向上し、ニジミも防止される。 (2)本発明のインクジェット捺染用インクは分散性に
優れるため、分散染料を高濃度にすることができ、また
沈殿物が発生しにくい。その結果、インクジェットヘッ
ドのノズルの目詰まりを起こすことなく、高濃度で鮮明
な捺染物を形成する。 (3)本発明のインクジェット捺染用インクは分散性に
優れるため、より微粒子の分散染料を用いることがで
き、その結果、発色特性が向上する。 (4)本発明のインクジェット捺染用インクによれば、
インクジェット捺染方法で長時間連続的に記録を行って
も、インクジェットヘッドのヒーター上に異物が沈着し
たり、ヒーターが断線したりせず、安定した印捺が可能
となる。 (5)上記の分散性や吐出特性は、長期間にわたって変
化せず、比較的高温においても安定である。
の記録ヘッドの外観斜視図である。
の記録ヘッドのA−A線縦断面図である。
の記録ヘッドのB−B線横断面図である。
の説明図である。
のインクカートリッジの断面図である。
の記録ユニットの斜視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 分散染料、この分散染料を分散する分散
剤、及び水性液媒体を少なくとも含有するインクジェッ
ト捺染用インクにおいて、前記分散染料をインク全重量
に対して0.1〜12重量%含有し、前記分散剤がスル
ホン基を有する化合物であって、このスルホン基の対イ
オンの一部が水素イオンであり、且つ、この分散剤を前
記分散染料の重量に対して2〜5倍重量含有することを
特徴とするインクジェット捺染用インク。 - 【請求項2】 スルホン基を有する化合物の全量のうち
1.0重量%以上の化合物が、スルホン基の対イオンが
水素イオンであり、且つ、インクのpHが2〜7である
請求項1記載のインクジェット捺染用インク。 - 【請求項3】 インクをインクジェット方式によって布
帛上に付与し、次いで熱処理を行うインクジェット捺染
方法において、前記布帛が分散染料で染色可能な繊維を
含有する布帛であり、且つ、前記インクが請求項1又は
2記載のインクジェット捺染用インクであることを特徴
とするインクジェット捺染方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13138795A JP3604769B2 (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | インクジェット捺染用インク及びインクジェット捺染方法 |
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JP13138795A JP3604769B2 (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | インクジェット捺染用インク及びインクジェット捺染方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08325471A true JPH08325471A (ja) | 1996-12-10 |
JP3604769B2 JP3604769B2 (ja) | 2004-12-22 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3604769B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110785288A (zh) * | 2017-06-28 | 2020-02-11 | 科思创德国股份有限公司 | 用于对塑料部件部分着色的改进方法 |
-
1995
- 1995-05-30 JP JP13138795A patent/JP3604769B2/ja not_active Expired - Fee Related
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