JPH08324678A - キャリアテープ - Google Patents

キャリアテープ

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JPH08324678A
JPH08324678A JP7161442A JP16144295A JPH08324678A JP H08324678 A JPH08324678 A JP H08324678A JP 7161442 A JP7161442 A JP 7161442A JP 16144295 A JP16144295 A JP 16144295A JP H08324678 A JPH08324678 A JP H08324678A
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JP
Japan
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carrier tape
tape
cover tape
cavity
ridges
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JP7161442A
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English (en)
Inventor
Susumu Osakabe
進 越阪部
Satoshi Iida
智 飯田
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Hitachi Ltd
Renesas Eastern Japan Semiconductor Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Tohbu Semiconductor Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 梱包解梱が容易で、再利用可能なキャリアテ
ープを提供する。 【構成】 キャリアテープ本体11のキャビティー14
両脇には凹条13が敷設され、カバーテープ21の両端
辺部には凹条13に嵌合自在な凸条22が敷設されてい
る。キャリアテープ本体11のキャビティー14にQF
P・IC1が収容された後に、凸条22を凹条13に整
合させて押し込むと、キャビティー14がカバーテープ
21で被覆されてQFP・IC1がキャリアテープ10
で梱包される。カバーテープ21をキャリアテープ本体
11から持ち上げて凹条13から凸条22を離脱させる
ことで、キャビティー14のQFP・IC1を取り出せ
る。 【効果】 梱包は凹条に凸条を嵌入させれば済み、解梱
は凹条から凸条を引き抜けば済む。解梱後のカバーテー
プやキャリアテープ本体は破損しないため、再利用でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キャリアテープ、特
に、キャリアテープ本体に形成されているキャビティー
に物品を収納するとともに、キャリアテープ本体にカバ
ーテープを被着することにより、収納物品の脱落や汚染
を防止するように梱包する形式のものに関し、例えば、
半導体装置、コンデンサ、抵抗器等のような小型の電子
装置を梱包するのに利用して有効なものに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置、コンデンサ、抵抗器等のよ
うな小型の電子装置を梱包するのに使用されるキャリア
テープとして、例えば、特開平2−127256号公報
に記載されているように、被梱包物を収納するキャビテ
ィーが複数個、長手方向に配列されているキャリアテー
プ本体と、このキャリアテープ本体のキャビティー開口
を閉塞するようにキャリアテープ本体のキャビティー開
口側主面に被着されるカバーテープとを備えており、キ
ャリアテープ本体のキャビティーに電子装置を収納する
とともに、カバーテープの被着により収納物品を密封し
て梱包するように構成されているものがある。
【0003】そして、従来のキャリアテープは、カバー
テープがキャリアテープ本体に被せられた後に、カバー
テープの両端辺部が熱圧着によってキャリアテープ本体
に溶着されることにより梱包されるようになっている。
そして、物品を収納したキャリアテープ梱包体は保管や
輸送の容易化のため、リール形状に巻き取られているの
が一般的である。解梱する場合には、キャリアテープ梱
包体をリールから繰り出しながら、カバーテープが熱圧
着部を強制的に剥離されてキャリアテープ本体から引き
剥がされて行く。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、外観検査作
業等において、キャリアテープから不良品を取り出して
良品と入れ替える場合には、不良品が収納されたキャビ
ティーの部分のカバーテープが局所的に切り取られ、不
良品と良品とが取り替えられた後に、別の接着テープが
貼り付けられる作業が実施されている。しかし、不良品
の数が多いいと、カバーテープを局所的に剥がしてから
別の接着テープを貼るのに手間が多く浪費されてしまう
という問題点がある。
【0005】また、解梱に際して、剥離されたカバーテ
ープは破損してしまったり、カバーテープやキャリアテ
ープ本体に被着痕が残っていたりするため、カバーテー
プおよびキャリアテープ本体は再利用することができな
い。そのため、従来は、解梱した後のカバーテープとキ
ャリアテープ本体はシュレッダー等によって裁断して廃
棄している。
【0006】本発明の目的は、梱包作業および解梱作業
を容易化することができるとともに、再利用可能なキャ
リアテープを提供することにある。
【0007】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、次の通り
である。
【0009】すなわち、キャリアテープは、被梱包物収
納用キャビティーが複数個長手方向に配列されているキ
ャリアテープ本体と、キャビティー開口を閉塞するよう
にキャリアテープ本体のキャビティー開口側主面に被着
されるカバーテープとの幅方向におけるキャビティーの
両脇に互いに着脱自在に嵌合する凹部と凸部とがそれぞ
れ敷設されており、これら凹部と凸部とが嵌合されてカ
バーテープがキャリアテープ本体に被着されるようにな
っている。
【0010】
【作用】前記した手段によれば、キャリアテープ本体の
キャビティーに被梱包物を収容した後に、キャリアテー
プ本体に形成された凹部または凸部にカバーテープに形
成された凸部または凹部を嵌合させることにより、キャ
リアテープ本体にカバーテープが被着されて梱包体が製
造される。このため、キャリアテープの梱包作業は容易
である。また、解梱する場合には、キャリアテープ本体
およびカバーテープの凹部と凸部の嵌合を解除すれば済
むため、解梱作業も容易である。しかも、解梱後のカバ
ーテープやキャリアテープ本体には破損等を生じないた
め、カバーテープやキャリアテープ本体を再利用するこ
とができる。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例であるキャリアテー
プの一部分を示し、(a)は梱包前の斜視図、(b)は
梱包後の正面断面図である。
【0012】本実施例において、キャリアテープ10は
図1に示されているように、クワッド・フラット・パッ
ケージを備えている半導体集積回路装置(以下、QFP
・ICという。)1を梱包するものとして構成されてい
る。被梱包物品としてのQFP・IC1は略正方形の平
盤形状に形成されている樹脂封止体2を備えており、こ
の樹脂封止体2における各側面から複数本のアウタリー
ド3がそれぞれ突出されている。そして、アウタリード
3は樹脂封止体2の下面から若干突出するように整列さ
れてガル・ウイング形状に形成されており、平面から見
て各先端は略面一に位置されている。
【0013】キャリアテープ10はキャリアテープ本体
11とカバーテープ21とを備えている。キャリアテー
プ本体11は塩化ビニール、ポリスチレン、アモルファ
ス−ポリエチレンテレフタレート(A−PET)等のよ
うな樹脂が用いられて、カレンダロール成形等のような
適当な手段により、例えば、厚さが0.2mm程度で、
寸法がQFP・IC1の幅よりも大きい一定幅のテープ
形状に形成されている。キャリアテープ本体11の両端
辺部には小孔12がそれぞれ長手方向に規則的に配列さ
れて、厚さ方向に貫通するように開設されており、これ
ら小孔12はキャリアテープ10についての搬送装置に
おける送り爪に係合されるようになっている。
【0014】キャリアテープ本体11の幅方向の両端辺
部における小孔12の内側には凹部としての凹条13が
一対、それぞれ全長にわたって互いに平行に敷設されて
いる。凹条13の断面形状は一部が切り欠かれた円形
(C字形状)に形成されており、切欠部がキャリアテー
プ本体11の上面で開口された状態で全長にわたって一
定の大きさに、かつ、下向きに膨出形成されている。す
なわち、凹条13はキャリアテープ本体11の上面にお
いて上向きに開口したキャリアテープ本体11の長さ方
向に延在する溝形状に形成されており、溝の入口は奥の
空間よりも狭くなっている。ちなみに、この全長にわた
って一連の凹条13はキャリアテープ本体11のカレン
ダロール成形法等による成形に際して、成形型に凹条成
形部を配設しておくことによって、キャリアテープ本体
11に一体的に膨出成形することができる。
【0015】キャリアテープ本体11における両凹条1
3、13の間である幅方向の中央部にはQFP・IC1
を収納するためのキャビティー14が多数個、長手方向
に連結部15を挟んで一列縦隊に配されて、両凹条1
3、13の膨出方向と同一方向に没設されている。各キ
ャビティー14は被梱包物としてのQFP・IC1を適
度な余裕をもって収容し得る正方形で一定深さの穴形状
に、キャリアテープ本体11の一部を厚さ一方向にエン
ボス加工法によって膨出成形されることによりそれぞれ
形成されている。また、キャビティー14群の長手方向
の配置間隔(ピッチ)は全長にわたって一定になるよう
に設定されている。
【0016】キャビティー14の底面には支持部16が
中央部に配されて、QFP・IC1の樹脂封止体2の大
きさと略等しい大きさの正方形で一定高さの平盤形状に
隆起されて形成されている。この支持部16の中央には
円形の挿通孔17が開設されており、この挿通孔17は
QFP・IC1をキャビティー14から取り出す際にQ
FP・IC1を突き上げるためのピンを挿通するように
形成されている。
【0017】カバーテープ21はキャリアテープ本体1
1の幅よりも両小孔12、12の分だけ狭い幅のテープ
形状に形成されており、このカバーテープ21はポリプ
ロピレン等の材料が用いられて、カレンダロール成形等
のような適当な手段によって一体成形されている。この
カバーテープ21はその厚さが60〜70μm程度に設
定されている。
【0018】カバーテープ21の幅方向における両端辺
部には凹条13に嵌合自在な凸部としての弾性を有する
凸条22が一対、それぞれ全長にわたって互いに平行に
敷設されている。凸条22の断面形状は一部が切り欠か
れた円形(C字形状)に形成され、切欠部がカバーテー
プ21の上面で開口された状態で全長にわたって一定の
大きさに、かつ、下向きに膨出形成されている。すなわ
ち、凸条22はカバーテープ21の下面において下向き
に突出してカバーテープ21の長さ方向に延在するパイ
プ形状に形成されており、パイプの外径は凹条13の入
口よりも大きく凹条13の内径と略等しく設定されてい
る。ちなみに、全長にわたって一連のパイプ形状の凸条
22はカバーテープ21のカレンダロール成形法等によ
る成形に際して、成形型に凸条成形部を配設しておくこ
とによって、カバーテープ21に一体的に膨出成形する
ことができる。
【0019】次に作用を説明する。まず、前記構成に係
るキャリアテープ10にQFP・IC1が梱包されるに
際し、キャリアテープ本体11およびカバーテープ21
はそれぞれリールに巻かれた状態で梱包装置(図示せ
ず)に装着される。キャリアテープ本体11はリールか
ら繰り出されながら、収容ステージにおいて各キャビテ
ィー14にQFP・IC1をコレットによって順次自動
的に収容されて行く。
【0020】カバーテープ21はリールから繰り出され
て、収容ステージの下流側に配置された梱包ステージに
おいてキャリアテープ本体11のQFP・IC収容済キ
ャビティー14の開口面に対向され、両凸条22、22
がキャリアテープ本体11の両凹条13、13の嵌入口
にそれぞれ整合される。凸条22と凹条13とが整合さ
れた状態で、カバーテープ21とキャリアテープ本体1
1とが互いに同期されて送られて行く際に、カバーテー
プ21がキャリアテープ本体11に押し付けられると、
凸条22が凹条13の溝内に押し込められるため、凸条
22と凹条13とは互いに嵌合した状態になる。この凸
条22と凹条13との嵌合に際して、凹条13は嵌入口
が狭い断面C字形状に形成されていることにより外側両
方向に開口するため、凹条13は凸条22をスムースに
迎え入れることができる。また、凸条22は断面C字形
のパイプ(中空体)形状に形成されていることにより内
側に収縮することができるため、凸条22は凹条13内
にスムースに嵌入することができる。
【0021】以上のようにしてカバーテープ21とキャ
リアテープ本体11との送り作動に同期して凸条22と
凹条13とが順次自動的に嵌合されて行くことにより、
カバーテープ21はキャリアテープ本体11に凸条22
と凹条13との嵌合によって固定されて行くため、キャ
リアテープ本体11のキャビティー14に収容されたQ
FP・IC1がカバーテープ21によって被覆されて順
次自動的に梱包されて行く。すなわち、カバーテープ2
1の両側の凸条22、22がキャリアテープ本体11の
キャビティー14の両側の凹条13、13にそれぞれ嵌
入されて係止されることにより、キャリアテープ10は
閉じられてキャリアテープ梱包体が自動的に形成され
る。この梱包状態において、カバーテープ21の下面は
キャリアテープ本体11の上面に密着し、凸条22は凹
条13内に緊密に嵌入しているため、キャビティー14
の開口は密封された状態になる。
【0022】次に、以上のようにして形成されたキャリ
アテープ梱包体の解梱方法を説明する。梱包を解かれる
に際して、QFP・IC1を梱包したキャリアテープ梱
包体はリールに巻かれた状態で解梱装置(図示せず)に
装着される。そして、キャリアテープ梱包体はリールか
ら繰り出されながら先端部のカバーテープ21をキャリ
アテープ本体11から引き上げられて、カバーテープ2
1の凸条22がキャリアテープ本体11の凹条13から
引き抜かれることにより、カバーテープ21をキャリア
テープ本体11から順次自動的に剥離されて行く。次い
で、キャリアテープ本体11から剥離されたカバーテー
プ21はカバーテープ巻き取りリールに自動的に巻き取
られるとともに、カバーテープ21が剥離されたキャリ
アテープ本体11はキャリアテープ本体巻き取りリール
に自動的に巻き取られる。
【0023】そして、キャリアテープ本体11のキャビ
ティー14内に収納されているQFP・IC1は、取り
出しステージにおいてキャリアテープ本体11が空リー
ルに巻き取られる前にコレットによりピックアップされ
てキャビティー14内から自動的に取り出される。
【0024】以上の動作が繰り返されることによって、
QFP・IC1を梱包したキャリアテープ梱包体はカバ
ーテープ21をキャリアテープ本体11から順次自動的
に剥離されて行き、剥離されたカバーテープ21はカバ
ーテープ巻き取りリール自動的に巻き取られ、QFP・
IC1はキャビティー14から自動的にピックアップさ
れ、キャリアテープ本体11が空リールに自動的に巻き
取られる。
【0025】外観検査作業等において、梱包体における
キャリアテープ本体11のキャビティー14から不良品
のQFP・IC1を取り出して良品のQFP・IC1と
入れ替える場合には、不良品が収納されたキャビティー
14を被覆した箇所のカバーテープ21が局所的に持ち
上げられて、その場所の凸条22が凹条13から局所的
に引き抜かれる。そして、不良品と良品とが取り替えら
れた後に、その場所のカバーテープ21の凸条22がキ
ャリアテープ本体11の凹条13に嵌入されることによ
り、元の梱包状態に戻される。したがって、不良品の数
が多くても手間はかからない。
【0026】前記実施例によれば次の効果が得られる。 (1) キャリアテープ本体の両端辺部に一対の凹条を
それぞれ没設し、カバーテープの両端辺部に凹条に嵌合
自在な凸条を一対それぞれ突設することにより、凹条と
凸条とを嵌合させることでカバーテープをキャリアテー
プ本体に被着させることができるため、キャリアテープ
によるQFP・ICの梱包作業を簡単化することがで
き、反対に、凸条を凹条から引き抜くことにより、カバ
ーテープをキャリアテープ本体から剥離することができ
るため、解梱作業を簡単化することができる。
【0027】(2) 凸条を凹条から引き抜くことでカ
バーテープをキャリアテープ本体から剥離することがで
きるように構成することにより、解梱後のカバーテープ
およびキャリアテープ本体に破損等が生じないため、カ
バーテープおよびキャリアテープ本体を再利用すること
ができる。そのため、省資源化に対応することができ、
環境に対してやさしい。
【0028】(3) 前記(2)により、解梱後のカバ
ーテープとキャリアテープ本体の粉砕工程を省略するこ
とができる。
【0029】(4) 前記(2)により、カバーテープ
やキャリアテープ本体に耐久性等の優れた高品質の材料
を使用しても、コスト増にならない。
【0030】(5) また、凸条と凹条との嵌合によっ
てカバーテープをキャリアテープ本体に固定するように
構成することにより、従来のキャリアテープに必要とさ
れていた熱圧着条件の設定並びに維持管理を省略するこ
とができるため、梱包作業および解梱作業の費用を低減
することができる。
【0031】(6) 凸条と凹条との嵌合を解除可能に
構成することにより、カバーテープの開封および再封緘
を自由に実行することができるため、外観検査後の不良
品と良品との交換作業等の手間を低減することができ
る。
【0032】図2は本発明の他の実施例であるキャリア
テープの一部分を示し、(a)は梱包前の斜視図、
(b)は梱包後の一部省略正面断面図である。
【0033】本実施例2に係るキャリアテープ10Aが
前記実施例1に係るキャリアテープ10と異なる点は、
キャリアテープ本体11およびカバーテープ21におけ
る互いに嵌合自在な凹条13Aおよび凸条22Aの構成
にある。すなわち、キャリアテープ本体11の幅方向に
おけるキャビティー14の両脇には段差部18が一対、
キャビティー14の開口を構成する上面よりも下げられ
て互いに平行にそれぞれ全長にわたって形成されてお
り、この両段差部18、18の上には略丸棒形状の凸条
19、19が一対づつ、一対同士が隣合わせで間隙を若
干だけ明けられて互いに平行に並べられてそれぞれ突設
されている。隣合わせで互いに平行に並べられた一対の
凸条19、19同士の外周面が構成する間隙によって、
両段差部18、18の上にはキャリアテープ本体11の
長さ方向に延在する凹条13Aが一対、それぞれ全長に
わたって敷設された状態になっている。そして、両段差
部18、18の両凹条13A、13A同士は、開口面が
キャリアテープ本体11のキャビティー14の開口を構
成する上面と略一致した状態で、互いに平行に敷設され
た状態になっている。
【0034】他方、カバーテープ21の幅方向における
キャビティー14の両脇に対向する各位置には、両凹条
13A、13Aに嵌合する凸部としての凸条22Aが一
対、それぞれ全長にわたって互いに平行に敷設されてい
る。凸条22Aはキャリアテープ本体11に突設された
各凸条19と同一の略丸棒形状に形成されており、一対
の凸条19、19の外周面で構成された凹条13Aに嵌
合することにより互いに係止する状態になるように構成
されている。すなわち、それぞれ略丸棒形状に形成され
た一対の凸条19、19によって構成された凹条13A
と、凸条19と同一の略丸棒形状に形成された凸条22
Aとによる構成は、薬袋等の開口部を開閉自在に密封す
るのに使用される線ファスナーと同様に構成されてい
る。ちなみに、一対の凸条19、19によって構成され
る凹条13Aと凸条22Aとは、線ファスナーをキャリ
アテープ本体11およびカバーテープ21にそれぞれ溶
着することによって構成することができる。
【0035】本実施例2に係るキャリアテープ10Aに
よるQFP・ICの梱包方法および解梱方法は前記実施
例1に係るキャリアテープ10の場合と同様にして実施
することができるので、その説明は前記実施例1に準じ
て省略する。
【0036】また、本実施例2によれば、前記実施例1
と同様の作用および効果が奏されるので、その説明は同
様に省略する。
【0037】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。
【0038】例えば、凹条および凸条は断面略円形に形
成するに限らず、断面多角形に形成してもよい。要する
に、凹条は入口側が奥側よりも狭く、凸条は先端側が基
端側よりも広く、凹条に凸条が嵌入した状態で係合した
状態になる形態であればよい。
【0039】また、互いに嵌合自在な凹部および凸部は
キャリアテープ本体およびカバーテープの全長にわたっ
て一連に形成するに限らず、断続する凹部および凸部を
キャリアテープ本体およびカバーテープの全長にわたっ
て敷設してもよい。例えば、円形の小孔をキャリアテー
プ本体に一列または複数列に並べて全長にわたって敷設
し、この小孔に嵌合する球形状の突起をカバーテープに
一列または複数列に並べて全長にわたって敷設してもよ
い。
【0040】さらに、凹部をキャリアテープ本体に、凸
部をカバーテープにそれぞれ敷設するに限らず、凸部を
キャリアテープ本体に、凹部をカバーテープにそれぞれ
敷設してもよい。
【0041】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるQFP
・ICを梱包するキャリアテープに適用した場合につい
て説明したが、それに限定されるものではなく、その他
のICやコンデンサ、抵抗器等のような小型電子装置、
さらには、他の小型物品を梱包するキャリアテープ全般
に適用することができる。
【0042】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、次
の通りである。
【0043】キャリアテープ本体およびカバーテープの
キャビティーの両脇に互いに嵌合自在の凹部および凸部
をそれぞれ敷設することにより、凹部と凸部とを嵌合さ
せることでカバーテープをキャリアテープ本体に被着さ
せることができるため、キャリアテープによる被梱包物
の梱包作業および解梱作業を簡単化することができ、ま
た、解梱後のカバーテープおよびキャリアテープ本体に
破損等が発生するのを回避することができるため、カバ
ーテープおよびキャリアテープ本体を再利用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるキャリアテープの一部
分を示し、(a)は梱包前の斜視図、(b)は梱包後の
正面断面図である。
【図2】本発明の他の実施例であるキャリアテープの一
部分を示し、(a)は梱包前の斜視図、(b)は梱包後
の一部省略正面断面図である。
【符号の説明】
1…QFP・IC(被梱包物)、2…樹脂封止体、3…
アウタリード、10、10A…キャリアテープ、11…
キャリアテープ本体、12…小孔、13、13A…凹条
(凹部)、14…キャビティー、15…連結部、16…
支持部、17…突き上げピン挿通孔、19…凹条形成用
凸条、21…カバーテープ、22、22A…凸条(凸
部)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被梱包物が収納されるキャビティーが複
    数個、長手方向に配列されているキャリアテープ本体
    と、キャビティー開口を閉塞するようにキャリアテープ
    本体のキャビティー開口側主面に被着されるカバーテー
    プとを備えているキャリアテープにおいて、 前記キャリアテープ本体および前記カバーテープの幅方
    向におけるキャビティーの両脇に互いに着脱自在に嵌合
    する凹部と凸部とがそれぞれ敷設されており、これら凹
    部と凸部とが嵌合されてカバーテープがキャリアテープ
    本体に被着されることを特徴とするキャリアテープ。
  2. 【請求項2】 前記キャリアテープ本体の幅方向におけ
    るキャビティーの両脇に断面略円形で前記キャビティー
    の陥没と同じ向きに陥没された凹条がそれぞれ全長にわ
    たって敷設されており、前記カバーテープの幅方向にお
    けるキャビティーの両脇に対向する位置に断面略円形で
    キャリアテープ本体側に敷設された凹条に嵌合自在な凸
    条がそれぞれ全長にわたって敷設されており、凸条が凹
    条に嵌入されることによりカバーテープがキャリアテー
    プ本体に被着されることを特徴とする請求項1に記載の
    キャリアテープ。
  3. 【請求項3】 前記キャリアテープ本体の幅方向におけ
    るキャビティーの両脇にキャビティー開口よりも下がる
    段差部がそれぞれ全長にわたって形成されているととも
    に、両段差部上に断面略円形の凸条が一対互いに平行に
    敷設されることによって凹条がそれぞれ全長にわたって
    敷設されており、他方、カバーテープの幅方向における
    キャビティーの両脇に対向する位置に断面円形でキャリ
    アテープ本体側に敷設された凹条に嵌合自在な凸条がそ
    れぞれ全長にわたって敷設されており、カバーテープ側
    凸条が両キャリアテープ本体側凸条によって形成された
    凹条に嵌入されることによりカバーテープがキャリアテ
    ープ本体に被着されることを特徴とする請求項1に記載
    のキャリアテープ。
JP7161442A 1995-06-05 1995-06-05 キャリアテープ Pending JPH08324678A (ja)

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Cited By (4)

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