JPH08324637A - バッグインカートン - Google Patents

バッグインカートン

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JPH08324637A
JPH08324637A JP13077595A JP13077595A JPH08324637A JP H08324637 A JPH08324637 A JP H08324637A JP 13077595 A JP13077595 A JP 13077595A JP 13077595 A JP13077595 A JP 13077595A JP H08324637 A JPH08324637 A JP H08324637A
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JP
Japan
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carton
inner bag
spout
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bag
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JP13077595A
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English (en)
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Toru Takemura
村 徹 竹
Takeshi Morisako
迫 健 森
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Riso Kagaku Corp
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Riso Kagaku Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内容物の吸い出しの際、カートン内で内袋を
規則的に変形させ、これにより内袋内の略全部の内容物
を定量、安定して吸い出すことができる。 【構成】 バッグインカートン1は、略直方体状のカー
トン2と、内袋3と、カートン2の傾斜面2gに取付け
られた注出口5を有している。内袋3は傾斜面2gおよ
び側面2aの略全域に形成された粘着領域9に粘着され
ている。また、内袋3は傾斜面2gに隣接する一対の対
向側面2b、2dのうち、注出口5と遠端部20とを結
ぶ直線21の略中間部に直線21と直交して設けられた
帯部18を残した領域に粘着されている。注出口5から
内容物を吸い出す場合、一対の側面2b、2dにおい
て、遠端部20から剥離が開始し、帯部18において剥
離が終了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は略直方体状のカートン内
面に、可撓性内袋を貼り付けてなるバッグインカートン
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液体包装容器としてバッグインカ
ートンが使用されている。通常、バッグインカートンの
カートンは、平坦な底面及び頂面と、その間の平坦な4
側面とを有する略直方体形状をなしており、内袋はカー
トンの4側面の内面に貼り付けられている。このバッグ
インカートンは、一般にジュース、酒等の粘度の低い液
体包装用として使用されており、内容物を注出口から取
り出す際には、内容物の排出に伴い、その排出分に相当
する空気が内袋内に入るように取り扱われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】バッグインカートンを
インキ等の高粘度の液体包装用に使用する場合、高粘度
液体の取り出しに当たって液体を注出口から吸引して取
り出す必要があり、その際空気を内袋内に入れることが
困難である。このため、内袋を内容物の取り出しに応じ
て容積が減少するように変形させる必要がある。従って
従来のように内袋をカートンの4側面に貼り付けた形式
のバッグインカートンでは、内容物の取り出し時に内袋
が変形できず、結局、そのままでは高粘度液体の包装に
は用いることができない。
【0004】さらに、バッグインカートンを印刷機用イ
ンキの包装用に使用する場合、該容器の注出口と印刷機
側のコネクタ(図示せず)を接続して、内容物を取り出
す方法が用いられている。
【0005】又、印刷機に一定のインキを供給するとい
う目的を満足する為には、単位時間あたりの供給量が安
定している必要がある。
【0006】これらの機能を満足する為には、従来のバ
ックインカートンでは性能を満足することができず、 インキの吸引に伴い、内袋が変形する必要がある。
【0007】 さらに、インキの供給量を安定化させ
る必要がある。
【0008】このためには、内袋をカートン内で一定の
形状となるよう確実に変形させる必要がある。
【0009】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、インキ等の高粘度液体を、適切に包装する
ことができかつ使用中に内袋をカートン内で一定の形状
まで確実に変形させることができるバッグインカートン
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、略直方体状の
カートンと、このカートン内部に設けられた可撓性の内
袋と、カートンの注出口取付面に前記内袋と前記注出口
取付面を貫通して取付けられた注出口とを備え、前記内
袋はカートンの注出口が取付けられた注出口取付面の略
全域に接着剤により固定されるとともに、さらに内袋は
注出口取付面に隣接する一対の対向する側面のうち、注
出口とこの注出口から最も離れたカートンの遠端部とを
結ぶ直線の略中間部にこの直線と略直交して形成された
帯部を残した領域に粘着され、内袋の内容物の減少とと
もに内袋がカートンから徐々に剥離することを特徴とす
るバッグインカートンである。
【0011】
【作用】本発明によれば、注出口から内容物を吸い出し
た場合、内袋はカートンのうち一対の対向する側面に形
成された粘着領域から剥離する。内容物の吸い出しにつ
れて、剥離した内袋は変形して注出口側へ移動し、内袋
の剥離部分がカートンに粘着された内袋の固定部分の中
にはまり込んで、略全部の内容物が注出口から吸い出さ
れる。この動作の中で、内袋は一対の対向する側面のう
ち遠端部側から剥離が開始し、帯部で剥離が終了する。
このように内袋の変形の仕方が規則的である為、内容物
は安定して供給される。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。
【0013】図1乃至図5は本発明によるバッグインカ
ートンの一実施例を示す図であり、そのうち図1(a)
は内容物を満たした状態を、図1(b)は内容物を吸い
出した状態を示している。また図2はバッグインカート
ンの概略斜視図である。図1、図2において、バッグイ
ンカートンは、外容器を構成する略直方体状の箱状カー
トン2と、その内部に収容された可撓性の内袋3とを備
え、その内袋3内にインキ等の液体からなる内容物4が
収容されている。カートン2は、直方体の隣合う二面間
に傾斜面を形成したものであり、カートン2は、平坦な
四つの側面2a、2b、2c、2dと、端面2e、2f
と、端面2fと側面2aとの間に形成された傾斜面2g
とを有している。
【0014】カートン2の傾斜面2gには、内袋3に連
通する注出口5が取り付けられ、注出口5はキャップ6
で閉じられている。この注出口5は、傾斜面2gおよび
内袋3を貫通して内袋3内に延びる筒状部5aを有して
おり、その筒状部5aの内袋3側端部に液体を通過させ
るための溝状の通路5bが形成されている。この通路5
bを形成したことにより、例え、筒状部5aの先端が内
袋3で塞がれたとしても、内容物4を注出口5に吸い込
むことが可能である。注出口5のカートン2からの突出
高さは、キャップ6を取り付けた状態でそのキャップ6
が、側面2a及び端面2fの各延長面で囲まれた領域内
に入るように定められている。このような構成により、
多数のバックインカートンを並べ且つ積み重ねることが
できる。
【0015】内袋3はカートン2の内面に対して一部が
貼り付けられ、動かないように固定されている。
【0016】すなわち、図1乃至図3に示すように、内
袋3はカートン2の内面のうち、傾斜面(注出口取付
面)2gおよび傾斜面2gの下方に隣接する側面2aの
略全域に粘着されている。なお、内袋3を傾斜面2gお
よび側面2aに接着剤で点付けし、この点付けにより傾
斜面2gおよび側面2aの全域に内袋3を固定してもよ
い。
【0017】また、図2および図3に示すように、内袋
3は傾斜面2gに隣接するとともに互いに対向する一対
の側面2b、2dのうち、帯部18を残した領域にも粘
着されている。一対の側面2b、2dの帯部18は、注
出口5とこの注出口5から最も離れたカートン2の遠端
部20とを結ぶ直線21(図1(a)(b)参照)の略
中間部に、この直線21と略直交して形成された領域で
ある。このように一対の側面2b、2dに帯部18を形
成しておくことにより、後述のように内袋3がカートン
2の内面から剥離する際、一対の側面2b、2dにおい
て内袋3の剥離を遠端部20側から開始させ、帯部18
で終了させることができる。
【0018】また内袋3は傾斜面2gと隣接しない離れ
た面のうち、側面2cにも部分的に粘着されている。図
2において、内袋3の粘着領域9が示されている。ま
た、図3はカートン成形用のカートンブランク2′を示
している。図2および図3において、一対の側面2b、
2dの粘着領域9のうち帯部18を境として注出口5側
の部分は剥離しない非剥離領域9aであり、残りの部分
は剥離領域9bである。また、側面2cの粘着領域は剥
離領域9bとなっている。
【0019】このように、カートン2の内面のうち、内
袋3を傾斜面2gおよび傾斜面2g下方の側面2aの略
全域に粘着するとともに、一対の側面2b、2dの帯部
18を残した領域に粘着し、さらに側面2cにも部分的
に粘着することにより、内袋3をカートン2内において
堅固に固定することができる。また、カートン2と内袋
3との粘着は、剥離自在の接着剤により行われる。この
ため、内容物4の減少とともに、内袋3を収納させて内
袋3をカートン2から容易に剥離させることができる。
【0020】注出口5から内容物4を取出す際、内袋3
は徐々に変形して注出口5方向へ移動するが、この場
合、内袋3はまず注出口5から離れた側面2cから剥離
し始めるので、側面2cに内袋3を点付けすることによ
り、内袋3を側面2cから容易に剥離させることができ
る。側面2cにおける内袋3の粘着領域9は、図3に示
すように正方形でもよく、また長方形でもよい。
【0021】次に、上記構成のバッグインカートン1の
製造方法を説明する。まず、図3において、板紙を所定
形状に打ち抜いて、カートンを成形するためのカートン
ブランク2′を準備する。なお、このカートンブランク
2′のパネル2a′、2b′、2c′、2d′、2g′
(カートン2の側面2a、2b、2c、2d、および傾
斜面2gとなる領域)の内面に粘着領域9が形成されて
いる。図4に示すように、カートンブランク2′の製造
と並行して、フィルムを筒状に折曲げてその端縁を筒貼
りし(背シールし)、この背シールにより背シール部1
6を形成するとともに、所定の長さに切断して筒状フィ
ルム3′(後工程でその上下端をシールして内袋とな
る)を準備する。
【0022】次にカートンブランク2′のパネル2
a′、2b′、2d′、およびパネル2g′の各々の略
全域に形成された粘着領域9に接着剤、例えば、酢酸ビ
ニル系、アクリル共重合体系、酢酸ビニル・アクリル共
重合体系、変性アクリル酸エステル共重合体系等のエマ
ルジョン型接着剤を塗布する。また、パネル2c′およ
び糊代2h′の各々に部分的形成された粘着領域9に接
着剤を塗布する。このうち糊代2h′はカートン2の側
面2bを形成する部分であり、糊代2h′の粘着領域9
は上述のように帯部18を境として形成された非剥離領
域9aと、剥離領域9bとからなっている。また、糊代
2h′の背面にもエマルジョン型接着剤が塗布される。
【0023】なお、カートンブランク2′の糊代2i′
はカートンを組み立てる際、内側に折り込まれる部分で
あり、この糊代2i′にも接着剤、例えば、エチレン・
酢酸ビニル共重合体系、ポリ酢酸ビニル系、ポリアミド
系、ポリエチレン系、スチレン・ブタジェン共重合体
系、スチレン・イソブレン共重合体系、ポリイソブチレ
ン系、ポリエステル系等のホットメルト型接着剤が塗布
される。
【0024】次に、図3に示すように、そのカートンブ
ランク2′のパネル2a′、2d′、2g′に、接着剤
を利用して筒状フィルム3′を貼り付ける。この場合、
筒状フィルム3′は、その背シール部16がカートンブ
ランク2′を組立てた際に側面2cに当接するとともに
注出口5に対向する位置にくるよう配置される。次に、
カートンブランク2′のパネル2b′、2c′を、筒状
フィルム3′上に折り重ねて胴貼りし、且つパネル2
b′、2c′及び糊代2h′を筒状フィルム3′に貼り
付けるとともにパネル2b′とパネル2h′を貼り付け
る。以上により、組み立て前の偏平なバッグインカート
ンが形成される。
【0025】次に、偏平なバッグインカートン1は、組
み立て及び充填工程に送られ、そこで角柱状に起こして
組立てられる。その後カートンブランク2′の注出口取
り付け部分15(図3)が打ち抜かれた後、注出口5が
取り付けられる。その後、筒状フィルム3′の上端がシ
ールして閉じられる。
【0026】この閉じ動作は図5に示すように行われる
(なお、図5では図面を分かりやすくするためのカート
ンの図示を省略している)。すなわち、図5(a)に示
すように筒状フィルム3′の角筒状に開いた端部を、図
5(b)に示すように閉じ、その端部を水平にシールし
て第1シール部10を形成する。次いで、この部分を図
5(c)に示すように、平担に押えて両側に三角フラッ
プ11を形成し、その底辺部分をシールして第2シール
部12を形成する。その後、その三角フラップ11を図
5(d)に示すように、内側に折り込む。これにより、
筒状フィルム3′の端部がシールされ箱状に組み立てら
れる。ここで、三角フラップ11の底辺部分に第2シー
ル部12を形成したことにより、その三角フラップ11
に内容物が入って閉じ込められ、残量が多くなるという
ことが無くなる。また第2シール部12は補強効果を有
しているので、内袋3をほぼ直方体状に保つ役目も果た
し、内容物の吸い出し時に内袋全体をきれいに変形させ
ることが可能となる。
【0027】筒状フィルム3′の上端をシールして組み
立てた後、カートンブランク2′の頂部が組み立てられ
る。
【0028】その後、筒状フィルム3′の下端が、上端
と同様の手順でシールされた後、カートンブランク2′
の底部が組み立てられ、カートン2内に内袋3を収容し
たバッグインカートン1が組み立てられる。なお、これ
らの工程は、従来行われているバッグインカートン製造
技術を適用して実施できるので、製造設備等についての
説明は省略する。最後に、インキ等の内容物4が充填さ
れ、図1(a)に示す状態となる。
【0029】内容物4を満たしたバッグインカートンの
使用に際しては、図1(a)、(b)に示すように、バ
ッグインカートンを、その注出口5が下になる状態で印
刷機等の使用機械にセットし、その注出口5に、使用機
械側に設けている吸引装置のコネクタ(図示せず)を接
続し、注出口5から内容物4を吸引して取り出す。この
際、内袋3は、側面2cの点付けされた粘着領域9から
剥離し始め、次に一対の側面2b、2dから剥離する。
内容物4の吸い出しに連れて、内袋2の剥離部分が図1
(b)に二点鎖線21a、21bで示すように変形し
て、注出口5と遠端部20とを結ぶ直線21に沿って注
出口5側へ移動し、内袋3内に空気を入れることなく、
吸引量が安定した状態で内容物4が取り出される。そし
て、最終的には、内袋3の剥離部分がカートン2内面に
固定された残り約半分の固定部分の中にはまり込む状態
となり、ほぼ全部の内容物が取り出される。
【0030】この場合、一対の側面2b,2dについて
は、注出口5から最も離れたカートン2の遠端部20側
から内袋3の剥離が開始し、内袋3の剥離は直線21の
略中間部に直線21と略直交して形成された帯部18に
より明確に定めることができ、内袋3を規則的に変形さ
せることができる。このため、内袋3内の内容物を定量
だけ安定して供給することができる。
【0031】次に内袋3の剥離部分の接着強度について
説明する。
【0032】剥離開始部分と非剥離部分の接着強度は、
略以下のとおりである。
【0033】接着強度(15mm幅に切断した試験片を
常温で引張試験した際の剥離に要した力(gf))は、 剥離開始部分 約470gf 剥離部分 約210gf となる。
【0034】非剥離部分の接着強度については、剥離部
分約210gfより大きくなっていることが好ましい。
【0035】以上のように本実施例によれば、注出口5
から内容物4を吸い出す際、内袋3はカートン2の側面
2cの点付けされた粘着領域9から剥離し始め、その後
一対の側面2b、2dから剥離して徐々に変形し、注出
口5側へ移動する。その後、内袋3の剥離部分がカート
ン2内に固定された固定部分の中にはまり込む状態とな
って、内袋3内の略全体の内容物4を注出口5から吸い
出すことができる。この場合、一対の側面2b、2dに
ついては、内袋3の剥離を帯部18において終了させる
ことができるので、内袋3を規則的に変形させることが
でき、内容物4を定量だけ安定して供給することができ
る。
【0036】また、内袋3に形成された背シール部16
は、側面2cに当接するとともに、注出口5に対向する
位置に配置されているので、内容物4の吸い出しにつれ
て内袋3が変形して注出口5側へ移動する際、内袋3内
の内容物4を確実に注出口5側へ送り出すことができ
る。
【0037】すなわち、内袋3の背シール部16は内袋
3の他の部分に比較して比較的硬質となっているため、
内袋3が変形する場合、変形の障害となり易い。このよ
うな背シール部16が、例えば傾斜面(注出口取付面)
2gに隣接する側面2bに当接して設けられている場
合、背シール部16が内袋3の変形に対して障害とな
り、内袋3が注出口5を中心として左右非対称で変形す
ることも考えられる。
【0038】本実施例によれば、背シール部16が注出
口5に対向する位置に配置されているので、内袋3を注
出口5を中心として左右対称に変形させることができ、
内袋3の形をくずすことなく内袋3内の内容物4をスム
ースに注出口側へ送り出すことができる。
【0039】なお、上記各実施例では注出口5として、
内袋3内に延びる筒状部5aを備えたものを示したが、
注出口5はこの構成に限らず、筒状部を備えていない通
常のものを用いてもよい。また、内袋3の底部には、内
袋3の可動部分がはまり込んだ時にも内容物の流れる通
路を確実に形成しうるよう適当な通路部材(例えば断面
がH形の棒状部材等)を挿入しておいてもよい。
【0040】また内容物取り出しの際に、バッグインカ
ートン1を注出口5が下側になるように機械にセットし
た場合を説明したが、バッグインカートン1からの内容
物取り出しはこの状態で行う場合に限らず、バッグイン
カートン1をセットする機械に応じて、注出口5を上側
や側方にする等、適宜変更可能である。バッグインカー
トン1を注出口5が上側になるように機械にセットした
場合には、注出口5からの内容物の液ダレが防止でき
る。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、内容物の
吸い出し前において、内袋をカートン内において堅固に
固定することができるとともに、内容物の吸い出しにつ
れて内袋をカートン内面から剥離させ、内袋を変形させ
て注出口側へ移動させることができる。注出口側へ移動
した内袋の剥離部は、内袋の固定部分の中にはまり込
み、このようにして略全部の内容物を注出口から確実に
吸い出すことができる。この場合、内袋は一対の側面の
うち遠端部側から剥離が開始して、帯部で剥離が終了す
るので、内袋の剥離終了位置を明確に定めて内袋を規則
的に変形させることができる。これにより、内袋内の内
容物を定量、安定して供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるバッグインカートンの一実施例を
示す側断面図。
【図2】バッグインカートンの概略斜視図。
【図3】バッグインカートンを製造するためのカートン
ブランク及び筒貼りしたフィルムを示す概略平面図。
【図4】カートンブランクに貼着される筒状フィルムを
示す概略平面図。
【図5】筒状フィルムをシールする状態を示す図。
【符号の説明】
1 バッグインカートン 2 カートン 2a、2b、2c、2d 側面 2e、2f 端面 2g 傾斜面 3 内袋 4 内容物 5 注出口 9 粘着領域 16 背シール部 18 帯部 20 遠端部 21 直線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略直方体状のカートンと、 このカートン内部に設けられた可撓性の内袋と、 カートンの注出口取付面に前記内袋と前記注出口取付面
    を貫通して取付けられた注出口とを備え、 前記内袋はカートンの注出口が取付けられた注出口取付
    面の略全域に接着剤により固定されるとともに、さらに
    内袋は注出口取付面に隣接する一対の対向する側面のう
    ち、注出口とこの注出口から最も離れたカートンの遠端
    部とを結ぶ直線の略中間部にこの直線と略直交して形成
    された帯部を残した領域に粘着され、内袋の内容物の減
    少とともに内袋がカートンから徐々に剥離することを特
    徴とするバッグインカートン。
JP13077595A 1995-02-15 1995-05-29 バッグインカートン Pending JPH08324637A (ja)

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